JP2005170466A - 缶の仕切板、その取付け方法及び仕切板付き缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、摺り切りスコアを有する仕切板を缶口部へ固定し、プルタブを引張ることにより、開口と共に摺り切り縁を設けることを目的としたものである。
【解決手段】 この発明は、アルミ箔の下面へ下から熱着性樹脂フィルムとクッション性樹脂フィルムを順次層着し、アルミ箔の上部へ補強フィルムを層着すると共に、缶口内側へ嵌る直径の円板に打抜き、前記円板の円周へプルタブを連設し、前記円板の下面にプルタブの取付け部から、摺り切りスコアを弦状に設けたことを特徴とする缶の仕切板により目的を達成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、開口仕切板付き食品缶であって、自動多量製造が容易にできると共に、開口後はスプーン等の摺り切り開口縁を有し、内容物の取り出し時に、定量化を容易にすることを目的とした缶の仕切板、その取付け方法及び仕切板付き缶に関するものである。
従来食品缶等を密封する為に、合成樹脂又はアルミ箔などによる仕切板を設ける技術は知られており、実用化されている。
また内容物取り出し時に、簡単な定量化を図る為に、スプーンの摺り切り手段を設けることも知られており、多種多様の構造が提案され、実用に供せられている。
前記摺り切り手段としては、前記仕切板の開口時に、摺り切り縁を形成する手段と、摺り切り具を缶口部に取付ける手段があり、夫々実用に供せられている。
また缶口部へ仕切板を固定する製造手段としては、各缶毎に夫々仕切板を供給して固定する手段が専ら採用されていた。
特開2001−192046 特開平11−216528 特公昭61−7938
前記従来技術においては、仕切板を別製の切断刃で切断するもので、切断精度、開口縁の形状、その他意に反する開口縁を生じる問題点があった。
また別製の摺り切り具を取付ける場合には、摺り切り具を仕切板上へ収容したり、殺菌したり、包装するなど、缶以外に余分の労力費用を要するのみならず、往々管理不十分の為に、問題を生じるおそれもあった。
更に仕切板を缶へ固定する際に、個々の仕切板を正確にかつ高速で供給することが難しく、缶の製造上能率向上に支障を来たすおそれもあった。
また、合成樹脂を使用すると、非通気性、剛性、その他の実用面で、厚いフィルム(例えば0.5mm以上)を必要とする問題点もあった。
この発明は、アルミ箔の上下に合成樹脂フィルムを層着すると共に、取付け工程においては連続テープ状に供給する為に、仕切板供給の位置精度、スピード、供給手段の簡易化などを大幅に改善することに成功したのである。
即ちこの発明によれば、アルミ箔の下面へ下から熱着性樹脂フィルムとクッション性樹脂フィルムを順次層着し、アルミ箔の上部へ補強フィルムを層着すると共に、缶口内側へ嵌る直径の円板に打抜き、前記円板の円周へプルタブを連設し、前記円板の下面にプルタブの取付け部から、摺り切りスコアを弦状に設けたことを特徴とする缶の仕切板であり、熱着性樹脂フィルムを無延伸ポリプロピレンフィルムとし、クッション性樹脂フィルムをポリエチレンフィルムとし、補強フィルムをポリエステルフィルムとしたものである。
また他の発明は、アルミ箔テープの上下面へ合成樹脂テープを層着したアルミシールテープ材にプルタブ付きの仕切板を仮着状に打抜き形成すると共に、下面に摺り切りスコアを設け、前記アルミシールテープ材を、複数の直列缶上に移動して、各仕切板を夫々缶上へ対向させた後、夫々の缶に上方から上型を下降させて、前記アルミシールテープ材から仕切板を分離し、該仕切板の周縁部を加熱して、缶口内側の支持鍔上に接着することを特徴とした缶の仕切板の取付け方法であり、缶口内側の支持鍔上へ、請求項1記載の仕切板の周縁部を加熱接着したことを特徴とする仕切板付き缶である。
前記仕切板の発明によれば、外周縁にプルタブを有すると共に、プルタブの基部から、摺り切りスコアを弦状に設けたので、開口時に、プルタブを引張ることにより、正確な摺り切り縁を容易に設けることができる。然して、摺り切りスコアは、仕切板の下面に設けてあるので、缶の外蓋を外すことがあっても、摺り切りスコアに異物が付着したり、汚れたりするおそれはない。
前記発明は、テープ状に連続した仕切板を供給するので、複数の缶の位置が正確に規制されておれば、1つの仕切板の位置を当該仕切板を固定する缶の位置に合わせることにより、一度に取付ける複数の仕切板の位置を容易かつ正確に設定することができる。
また各仕切板は、素材テープから不完全打抜状にしてあるので、素材テープから離れるおそれはない。
この発明の摺り切りスコアは、仕切板の厚さ(例えば0.1mm)の50%程度切り込まれているが、アルミ箔は切断してないので、ガスシールは確実であり、かつ合成樹脂フィルムとアルミ箔との積層材であるから、取付けも十分の強さを保有し、輸送などの振動があっても、仕切板が自動切断され又は穿孔されるおそれはない。
即ち摺り切りスコアに沿った平行な力の剪断力に対しては容易に切断されるが、平行以外の方向の剪断力に対しては抗力が大きく、容易には切断されない。
この発明によれば、仕切板をアルミ箔の上下に合成樹脂フィルムをラミネートしたので、ガスバリアが確実であると共に、切断強度と剛性を有し、確実な摺り切り縁を提供する効果がある。
また仕切板素材は、素材フィルムに仕切板を仮着状に打抜いたので、複数板の仕切板は素材テープとして供給され、移動及び位置の設定が容易かつ正確になる効果がある。
またこの発明の缶によれば、他の器具を用いることなく、摺り切り具を容易、かつ正確に設定できる効果がある。
この発明の仕切板は、下から熱着性樹脂フィルム(無延伸ポリプロピレン、以下CPPとする)、接着性樹脂(ポリエチレン、以下PEとする)、アルミ箔補強樹脂(ポリエステル、以下PETとする)を順次積層して一体的に層着したフィルム(例えば厚さ0.1mm)であって、これを缶口内径に合せて打抜き、外縁の一部にプルタブを連設すると共に、前記プルタブの基部を起点とする摺り切りスコアを前記仕切板の下面へ弦状に設けたものである。
前記摺り切りスコアの深さは、CPP及びPEを切断する程度とする。
この発明の仕切板の実施例を図1に基づいて説明すると、下面から熱着性樹脂のCPPテープ1の上に、クッション性のある合成樹脂のPEテープ2を重ね、その上にバリア性のあるAL箔テープ3(アルミ箔)を重ね、最上部へ強度の強い合成樹脂のPETテープ4を一体的に重ねてアルミシールテープ材5を構成した(例えば、厚さ0.1mm)(図2(b))。前記AL箔テープ3の上面へ、PEテープ4aを重ね、その上へPEテープ4をラミネートする場合もある。
前記アルミシールテープ材5を缶6の上部に設けた環状の支持鍔7の外径(缶の内径)に合せて打ち抜くと共に、プルタブ8と下面にAL箔3に達する摺り切りスコア9を設けて、この発明の仕切板10を形成した。
前記仕切板10の外周は、缶6の内径Dに等しい直径Dの部分10a、10aを4箇所設け、他部は前記直径Dより小さい直径Dとしてある。
前記直径D10a、10aは、仕切板10を支持鍔7上へ正しく載置する為の芯出しを兼ねるものであり、直径D1の部分は、缶6の口径など直径Dより小さいことを考慮し、収容し易くする為であって、缶の口径より小さいことが望ましい。
前記プルタブ8には滑り止めとして突部8aが設けてあって、プルタブ8の基部近辺が摺り切りスコア9の起点となっている。要はプルタブ8を矢示11(図2(b))の方向へ引張ることによって仕切板10が正しく切断できるようになっている。
前記実施例の仕切板10を缶6の支持鍔7上に収容し、重なり部12を熱シールすれば、図2(a)のように缶1の口部を封鎖することができる。この場合にプルタブ8は、図2(a)のように缶6の内側へ倒してある。
前記実施例において、プルタブ8を矢示11の方向に引張れば(図(b))、仕切板10は、摺り切りスコア9の部分より切断され、摺り切り縁9aを形成するので、内容物を出す際にスプーン等を摺り切り、一回の取り出し量を計量することができる。
前記実施例のように、この発明の仕切板を使用すれば、簡単に熱シールできるのみならず、開口手段によって自動的に摺り切り縁を形成できる効果がある。
この発明の方法の実施例を図2、4、5に基づいて説明する。AL箔テープ3の下部に熱着性樹脂テープ1と、クッションテープ2を順次重ね、AL泊テープ3の上部へ補強用の合成樹脂テープ4を重ねてラミネートし、アルミシールテープ材5を構成した。
ついで、このアルミシールテープ材5に、プルタブ8の突部8aを設けると共に、缶6の口部へ張設する仕切板10を打抜く(図4(a))。この打抜きは、図5(b)に示すように、缶6の内径Dとほぼ等しい大径部10aと、若干小径の部分10bを適宜打抜くと共に、周縁各所に、幅2mm程度の半抜部10cを設け、仕切板10がアルミシール材5に付着し、同一関係位置を保って移動できるようにしてある。
図4に示すように、アルミシール材5はダイロール14、15により仕切板10を打抜いた後、シート送りロール16により矢示13のように缶6、6の上部へ送られ、シール型17を矢示18のように下降して、各仕切板10を夫々の缶6、6内へ下降させると共に、熱シールする。前記アルミシール材5の残余5aは矢示19のように取り除かれる。図中20はアルミシートコイル、21はピンチロールである。
前記におけるダイロール14はプルタブ滑り止め突起8aと、摺り切りスコアを加工し、ダイロール15は仕切板10を打抜き加工する。
この発明によれば、ダイロール14、15による加工と、缶6の支持部への加熱加圧接着とにより、連続自動製造することができる。
この発明の缶は、缶6の環状の支持鍔7へ仕切板10の周縁部下面を加熱接着してあり、前記仕切板10はアルミ箔の上下面に合成樹脂ラミネートしてあるので、ガスバリア性が良好であるのみならず、仕切板10の接着も容易である。
またプルタブを引張ることにより仕切板10を開口すると共に、摺り切り縁を設けることができるので、内容物(例えば粉ミルク)をスプーンなどで取り出す際の定量化が確実である。
(a)この発明の仕切板の実施例の平面図、(b)同じく一部断面拡大図、(c)同じく他の実施例の一部断面拡大図。 (a)同じく缶の実施例の一部を破切した斜視図、(b)同じく仕切板を一部開口した実施例の斜視図、(c)同じく摺り切り板を設けた実施例の斜視図。 同じく仕切板の固着を示す拡大断面斜視図。 (a)同じくアルミシール材の平面図、(b)同じくアルミシール材の打抜き説明図。 (a)同じくアルミシール材の一部拡大平面図、(b)同じく仕切板の拡大平面図。
符号の説明
1 CPPテープ
2 PEテープ
3 AL箔テープ
4 PETテープ
5 アルミシール材
6 缶
7 支持鍔
8 プルタブ
9 摺り切りスコア
10 仕切板
14、15 ダイロール
16 シート送りロール
17 シール型
20 アルミコートコイル

Claims (4)

  1. アルミ箔の下面へ下から熱着性樹脂フィルムとクッション性樹脂フィルムを順次層着し、アルミ箔の上部へ補強フィルムを層着すると共に、缶口内側へ嵌る直径の円板に打抜き、前記円板の円周へプルタブを連設し、前記円板の下面にプルタブの取付け部から、摺り切りスコアを弦状に設けたことを特徴とする缶の仕切板。
  2. 熱着性樹脂フィルムを無延伸ポリプロピレンフィルムとし、クッション性樹脂フィルムをポリエチレンフィルムとし、補強フィルムをポリエステルフィルムとしたことを特徴とする請求項1記載の缶の仕切板。
  3. アルミ箔テープの上下面へ合成樹脂テープを層着したアルミシールテープ材にプルタブ付きの仕切板を仮着状に打抜き形成すると共に、下面に摺り切りスコアを設け、前記アルミシールテープ材を、複数の直列缶上に移動して、各仕切板を夫々缶上へ対向させた後、夫々の缶に上方から上型を下降させて、前記アルミシールテープ材から仕切板を分離し、該仕切板の周縁部を加熱して、缶口内側の支持鍔上に接着することを特徴とした缶の仕切板の取付け方法。
  4. 缶口内側の支持鍔上へ、請求項1記載の仕切板の周縁部を加熱接着したことを特徴とする仕切板付き缶。
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JP2012126461A (ja) * 2012-02-21 2012-07-05 Toppan Printing Co Ltd バリア性を有する蓋

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