JP2005170281A - 車両用映像表示装置 - Google Patents

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Seiji Hayashi
誠治 林
Junichi Fujita
淳一 藤田
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Abstract

【課題】複数個のスイッチを必要とする点が課題である。
【解決手段】切替スイッチ21の切替操作により、第1撮像装置11、第2撮像装置12、第3撮像装置13、外部映像装置14からの映像信号を選択して切り替えて出力する制御装置3を備える。この結果、制御装置3の作用により、1個の切替スイッチ21の切替操作で、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替えることができる。これにより、1個の切替スイッチ21で済むので、部品点数が少なくてすみ、その分、コストが安価となる。また、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替える際には1個の切替スイッチ21の切替操作で済むので、1個の切替スイッチ21の切替操作が簡便である。さらに、1個の切替スイッチ21の切替操作の簡便さから、1個の切替スイッチ21の切替操作の誤操作の可能性がほとんどない。
【選択図】 図1

Description

この発明は、映像を車内のモニタ装置に表示させる車両用映像表示装置に関するものである。
この種の車両用映像表示装置は、従来からある(たとえば、特許文献1)。この車両用映像表示装置(車両安全確認装置)は、複数台のカメラ(C1、C2、C3、C4)と、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)と、モニターテレビ(3)とを備えるものである。
以下、前記の従来の車両用映像表示装置の作用について説明する。第1スイッチ(P1)をオンすると、第1カメラ(C1)の画像がモニターテレビ(3)に表示される。また、第2スイッチ(P2)をオンすると、第2カメラ(C2)の画像がモニターテレビ(3)に表示される。さらに、第3スイッチ(P3)をオンすると、第3カメラ(C3)の画像がモニターテレビ(3)に表示される。さらにまた、第4スイッチ(P4)をオンすると、第4カメラ(C4)の画像がモニターテレビ(3)に表示される。
ところが、前記の従来の車両用映像表示装置は、複数台のカメラ(C1、C2、C3、C4)にそれぞれ別個に対応する複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)を必要とするために、部品点数が多く、コストが高いという問題点がある。また、前記の従来の車両用映像表示装置においては、複数台のカメラ(C1、C2、C3、C4)の画像をモニターテレビ(3)に表示切替する際には複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)をそれぞれ別個にオンオフ操作を行う必要があるので、画像の表示切替すなわちスイッチのオンオフ操作が面倒であるという問題点がある。さらに、前記の従来の車両用映像表示装置においては、スイッチのオンオフ操作の面倒から、スイッチのオンオフ操作の誤操作の可能性があるという問題点がある。
特開平5−310078号公報
この発明が解決しようとする問題点は、部品点数が多く、コストが高い、スイッチ操作が面倒であり、スイッチ操作の誤操作の可能性がある、という点にある。
この発明は、切替スイッチの切替操作により、複数台の映像信号出力装置からの映像信号を選択して切り替えて出力する制御装置を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用映像表示装置は、前記の制御装置の作用により、1個の切替スイッチの切替操作で、モニタ装置に表示される映像を切り替えることができる。この結果、この発明の車両用映像表示装置は、1個の切替スイッチで済むので、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)を必要とする前記の従来の車両用映像表示装置と比較して、部品点数が少なくてすみ、その分、コストが安価となる。また、この発明の車両用映像表示装置は、モニタ装置に表示される映像を切り替える際には1個の切替スイッチの切替操作で済むので、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)のオンオフ操作を行う必要がある前記の従来の車両用映像表示装置と比較して、1個の切替スイッチの切替操作が簡便である。さらに、この発明の車両用映像表示装置は、1個の切替スイッチの切替操作の簡便さから、1個の切替スイッチの切替操作の誤操作の可能性がほとんどない。
以下に、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例のうちの9例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(実施例1の構成の説明)
図1〜図8は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例1を示す。以下、この実施例1における車両用映像表示装置の構成について説明する。
図2〜図4において、符号Cは、この実施例1における車両用映像表示装置を搭載した車両である。前記車両Cは、この例では、保冷車などであって、荷室1がパネルで覆われている。前記車両Cにおいては、前記荷室1により、車両Cの後方のエリアA1(図2参照)と、車両Cの運転席側と反対側の後側方、たとえば、後左側方のエリアA2(図3参照)と、車両Cの後方真下のエリアA3(図4参照)とが、ドライバーからの死角のエリアとなる。
この実施例1における車両用映像表示装置は、図1に示すように、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14と、起動スイッチ20と、1個の切替スイッチ21と、制御装置3(制御回路部やECU・電子制御ユニット)と、モニタ装置4と、を備えるものである。
前記複数台の映像信号出力装置は、車両Cの周囲の情報を撮像して映像信号として出力する3台の撮像装置、すなわち、第1撮像装置11、第2撮像装置12、第3撮像装置13と、外部の情報を映像信号として出力する1台の外部映像装置14と、を組み合わせて構成されている。
前記第1撮像装置11、前記第2撮像装置12、前記第3撮像装置13は、たとえば、CCDカメラと、画像処理装置とから構成されている。前記第1撮像装置11、前記第2撮像装置12、前記第3撮像装置13は、車両Cの周囲の情報を前記CCDカメラで撮像し、前記CCDカメラで撮像した映像を画像処理装置で処理し、前記画像処理装置で画像処理された映像信号を前記制御装置3に出力するものである。
前記第1撮像装置11は、図2に示すように、車両Cの荷台の後部のほぼ中央に配置されており、前記車両Cの後方のエリアA1の情報を撮像して、映像信号として出力する撮像装置である。前記第1撮像装置11は、前記車両Cの後方のエリアA1の視界を確保する、いわゆる、後方カメラである。
また、前記第2撮像装置12は、図3に示すように、車両Cの左側のアウトサイドミラーのステーに配置されており、前記車両Cの後左側方のエリアA2の情報を撮像して、映像信号を出力する撮像装置である。前記第2撮像装置12は、前記車両Cの後左側方のエリアA2の視界を確保する、いわゆる、側方カメラ(サイドカメラ)である。
さらに、前記第3撮像装置13は、図4に示すように、車両Cの荷室1の後部上方のほぼ中央に配置されており、前記車両Cの後方直下のエリアA3の情報を撮像して、映像信号を出力する撮像装置である。前記第3撮像装置13は、前記車両Cの後方直下のエリアA3の視界を確保する、いわゆる、直下カメラである。
前記第1撮像装置11と、前記第2撮像装置12と、前記第3撮像装置13とにより、撮像された情報は、左右反転された映像として、前記モニタ装置4の画面にそれぞれ表示される。
前記第1撮像装置11は、図2に示すように、車両Cの荷台の後部のほぼ中央に配置されており、前記車両Cの後方のエリアA1の情報を撮像して、前記車両Cの後方のエリアA1の視界を確保する、いわゆる、後方カメラである。また、前記第2撮像装置12は、図3に示すように、車両Cの左側のアウトサイドミラーのステーに配置されており、前記車両Cの後左側方のエリアA2の情報を撮像して、前記車両Cの後左側方のエリアA2の視界を確保する、いわゆる、側方カメラ(サイドカメラ)である。さらに、前記第3撮像装置13は、図4に示すように、車両Cの荷室1の後部上方のほぼ中央に配置されており、前記車両Cの後方直下のエリアA3の情報を撮像して、前記車両Cの後方直下のエリアA3の視界を確保する、いわゆる、直下カメラである。
前記外部映像装置14は、ナビゲーションシステム装置(カーナビゲーション装置)、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などである。前記外部映像装置14は、前記装置のうち、少なくとも1つでも良いし、複数組み合わせても良い。また、前記外部映像装置14は、車両Cに既に搭載されている装置をそのまま使用しても良いし、新たに搭載する装置を使用しても良い。
前記起動スイッチ20は、この実施例1における車両用映像表示装置を起動させるための電源投入用のスイッチであって、たとえば、イグニションスイッチ、アクセサリスイッチなどである。
前記切替スイッチ21は、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像の切替操作を行うための外部スイッチ(前記制御スイッチ3に内蔵されていないスイッチ)であって、手動式でかつ機械式のスイッチである。前記切替スイッチ21は、図5に示すように、ON操作(たとえば、押し操作)すると、LOレベル(ローレベル)の信号に対してHIレベル(ハイレベル)のパルス信号が出力されるものである。
前記制御装置3は、前記切替スイッチ21の切替操作により、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を選択して切り替えて出力するものである。前記制御装置3は、図1に示すように、選択手段30と、切替手段31とから構成されている。前記制御装置3は、車両に搭載されているコンピュータ、たとえば、カーナビゲーション(ナビゲーションシステム)のコンピュータや専用のECU(電子制御ユニット)を使用する。
前記選択手段30には、前記起動スイッチ20、前記切替スイッチ21がそれぞれ接続されている。前記選択手段30は、図5および図6に示すように、前記切替スイッチ21のON操作に応じて、選択信号、この例では、選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」を出力するものである。
すなわち、前記選択手段30は、前記切替スイッチ21のON操作のカウント数(総ON操作回数、すなわち、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19……)のうち、(0、5、10、15…)のときに選択信号「1」を出力し、(1、6、11、16…)のときに選択信号「2」を出力し、(2、7、12、17…)のときに選択信号「3」を出力し、(3、8、13、18…)のときに選択信号「4」を出力し、(4、9、14、19…)のときに選択信号「5」を出力するものである。
前記切替手段31には、前記第1撮像装置11、前記第2撮像装置12、前記第3撮像装置13、前記外部映像装置14が、第1接続端子51、第2接続端子52、第3接続端子53、第4接続端子54を介して着脱可能にそれぞれ接続されている。また、前記切替手段31には、前記選択手段30と前記モニタ装置4とがそれぞれ接続されている。
前記切替手段31は、図5および図6に示すように、前記選択手段30からの選択信号に基づいて、前記第1撮像装置11、前記第2撮像装置12、前記第3撮像装置13、前記外部映像装置14、前記モニタ装置4のバックライト(図示せず)の切替を行うものである。
すなわち、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「1」により、前記第1撮像装置11の電源をONに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第1撮像装置11の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
また、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「2」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をONに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第2撮像装置12の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
さらに、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「3」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をONに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第3撮像装置13の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
それから、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「4」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をONに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記外部映像装置14の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
そして、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「5」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をOFFに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を前記モニタ装置4に出力しない。一方、前記制御装置3は、バックライトの電源のOFF信号を前記モニタ装置4に出力する。
前記モニタ装置4は、前記制御装置3から出力された映像信号を映像として表示させるものである。前記モニタ装置4は、バックライトを備える液晶モニタ装置である。前記モニタ装置4は、図5〜図7に示すように、前記制御装置3からの前記第1撮像装置11の映像信号により「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」を表示し、また、前記制御装置3からの前記第2撮像装置12の映像信号により「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」を表示し、さらに、前記制御装置3からの前記第3撮像装置13の映像信号により「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」を表示し、それから、前記制御装置3からの前記外部映像装置14の映像信号により「(符号丸4)外部映像装置14の映像」を表示し、そして、前記制御装置3からの前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像信号の無出力と、前記制御装置3からのバックライトの電源のOFF信号により「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」を表示する。なお、この実施例1において、前記「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、必ずしも表示する必要はない。
以上のように、この実施例1における車両用映像表示装置において、前記選択手段30からの選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」は、図5に示すように、前記切替スイッチ21のON操作により、前記モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替える切替の1サイクルである。また、前記モニタ装置4に表示される「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、図7に示すように、前記切替スイッチ21のON操作により前記制御装置3を介して切り替えされる映像の切替の1サイクルである。
そして、この実施例1の車両用映像表示装置においては、前記制御装置3の前記選択手段30および前記切替手段31がブラック画面表示手段を構成する。前記ブラック画面表示手段(前記制御装置3の前記選択手段30および前記切替手段31)は、前記切替スイッチ21の切替操作により、前記制御装置3を介して、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を無出力とし、かつ、バックライトの電源をOFFとする「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」を、前記モニタ装置4に、前記切替スイッチ21の切替操作により切り替わる前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像と映像との間(この例では、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」と「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」との間)において表示させる。なお、前記「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、必ずしも表示する必要はない。
(実施例1の作用の説明)
この実施例1における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成からなり、以下、この実施例1における車両用映像表示装置の作用について説明する。
まず、起動スイッチ20をONにする。すると、制御装置3に電源回路(図示せず)を介して電源が投入され、制御装置3は、作動する。すなわち、制御装置3は、図8に示すフローチャートの工程(ステップ)を順次処理する。以下、制御装置3の工程処理の手順(作用)を図8を参照して説明する。
まず、制御装置3の作用をスタートさせる。この実施例1における車両用映像表示装置のスタート当初は、切替スイッチ21のON操作が行われていない。すなわち、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」である。このために、制御装置3は、(切替スイッチ21のON操作 S1)の工程を飛ばして、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「0、5、10、…」か? S2)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「1」を出力 S3)に進む。
選択手段30が選択信号「1」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がON、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S4)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第1撮像装置11の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第1撮像装置11で撮像された車両Cの後方のエリアA1の情報が映像として表示される(映像(符号丸1)がモニタ装置4に表示 S5)。これにより、車両Cの後方のエリアA1の視界が確保されることとなる(図2を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。
つぎに、切替スイッチ21を1度ON操作(たとえば、スイッチボタンの押し操作)する(S1)。すると、制御装置3は、次の工程の(S2)を判断する。ところが、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「1、6、11、…」か? S6)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「2」を出力 S7)に進む。
選択手段30が選択信号「2」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がON、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S8)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第2撮像装置12の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第2撮像装置12の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第2撮像装置12で撮像された車両Cの後左側方のエリアA2の情報が映像として表示される(映像(符号丸2)がモニタ装置4に表示 S9)。これにより、車両Cの後左側方のエリアA2の視界が確保されることとなる(図3を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。
それから、切替スイッチ21をもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「2」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断を経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「2、7、12、…」か? S10)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「2」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「3」を出力 S11)に進む。
選択手段30が選択信号「3」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がON、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S12)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第3撮像装置13の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第3撮像装置13の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第3撮像装置13で撮像された車両Cの後方直下のエリアA3の情報が映像として表示される(映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示 S13)。これにより、車両Cの後方直下のエリアA3の視界が確保されることとなる(図4を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。
つづいて、切替スイッチ21をさらにもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断と次の工程(S10)の判断とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「3、8、13、…」か? S14)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「4」を出力 S15)に進む。
選択手段30が選択信号「4」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がON、モニタ装置4のバックライトがON S16)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、外部映像装置14の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、外部映像装置14の映像が表示される(映像(符号丸4)がモニタ装置4に表示 S17)。これにより、ドライバーや同乗者は、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの情報映像を楽しむことができる。なお、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などを楽しむときは、車両Cの運転を停止する休息時に楽しむものとする。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。
さらに、切替スイッチ21をつづいてもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「4」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断と次の工程(S10)の判断と次の工程(S14)とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「4、9、14、…」か? S18)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「4」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「5」を出力 S19)に進む。
選択手段30が選択信号「5」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがOFF S20)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがすべてOFFとなる。
この結果、制御装置3は、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像信号をモニタ装置4に出力しない。また、モニタ装置4のバックライトが消灯される。このために、モニタ装置4の画面には、何も映らない、いわゆる、ブラック画面が表示される(映像(符号丸5)がモニタ装置4に表示 S21)。これにより、モニタ装置4の映像や光を消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができる。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。これで、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。
さらにまた、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S3)→工程(S4)→工程(S5)と進む。また、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S7)→工程(S8)→工程(S9)と進む。さらに、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S11)→工程(S12)→工程(S13)と進む。それから、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S14)→工程(S15)→工程(S16)→工程(S17)と進む。つづいて、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S14)→工程(S18)→工程(S19)→工程(S20)→工程(S21)と進む。そして、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。以下、同様に、切替スイッチ21のON操作を行うことにより、制御装置3の作用で、前記の工程が順次処理される。
(実施例1の効果の説明)
この実施例1における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、この実施例1における車両用映像表示装置の効果について説明する。
この実施例1における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように、制御装置3の作用により、1個の切替スイッチ21の切替操作で、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替えることができる。この結果、この実施例1における車両用映像表示装置は、1個の切替スイッチ21で済むので、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)を必要とする従来の車両用映像表示装置と比較して、部品点数が少なくてすみ、その分、コストが安価となる。また、この実施例1における車両用映像表示装置は、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替える際には1個の切替スイッチ21の切替操作で済むので、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)のオンオフ操作を行う必要がある従来の車両用映像表示装置と比較して、1個の切替スイッチ21の切替操作が簡便である。さらに、この実施例1における車両用映像表示装置は、1個の切替スイッチ21の切替操作の簡便さから、1個の切替スイッチ21の切替操作の誤操作の可能性がほとんどない。
特に、この実施例1における車両用映像表示装置は、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの外部映像装置14を制御装置3の接続端子51、52、53、54に接続することにより、切替スイッチ21の切替操作で、モニタ装置4にナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの外部映像装置14の映像を表示することができる。この結果、この実施例1における車両用映像表示装置は、撮像装置11、12、13用のモニタ装置4を、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの外部映像装置14用のモニタ装置として兼用することができる。逆に、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの外部映像装置14用のモニタ装置を、この実施例1における車両用映像表示装置の撮像装置11、12、13用のモニタ装置4として兼用することができる。これにより、この実施例1における車両用映像表示装置は、モニタ装置4の兼用で、部品点数の軽減と、コストの安価とを図ることができる。
また、この実施例1における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、切替スイッチ21の切替操作でモニタ装置4に映像(符号丸5)、すなわち、ブラック画面を簡単に表示させることができる。これにより、この実施例1における車両用映像表示装置は、モニタ装置4の映像や光を簡単な操作で消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができる。
(実施例1の変形例の説明)
変形例の車両用映像表示装置は、前記の実施例1における車両用映像表示装置にブラック画面表示位置変更手段を設けたものである。前記ブラック画面表示位置変更手段は、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」の表示位置を、「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」と「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」との間に、または、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」と「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」との間に、または、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」と「(符号丸4)外部映像装置14の映像」との間に、または、前記の実施例1に示す「(符号丸4)外部映像装置14の映像」と「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」との間に、任意に変更することができるものである。
前記ブラック画面表示位置変更手段は、たとえば、専用のスイッチから構成されているものであっても良いし、または、変更モード移行用のスイッチ操作が可能な起動スイッチ20と切替スイッチ21とから構成されているものであっても良い。以下、起動スイッチ20と切替スイッチ21とによるブラック画面の表示位置の変更操作について説明する。
まず、変更モードに移行する場合は、通常ありえないスイッチ操作、たとえば、操作者は、切替スイッチ21をON操作の状態で起動スイッチ20をONにして制御装置3に電源を投入する。この変更モード移行用のスイッチ操作により、制御装置3は、変更モードに移行して、変更モードをスタートさせる。
つぎに、操作者が切替スイッチ21をON操作することにより、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」の表示位置を、「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」と「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」との間に、または、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」と「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」との間に、または、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」と「(符号丸4)外部映像装置14の映像」との間に、または、前記の実施例1に示す「(符号丸4)外部映像装置14の映像」と「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」との間に、任意に変更することができる。
すなわち、前記ブラック画面表示位置変更手段は、選択信号「5」の位置を、選択信号「1」と選択信号「2」との間に、または、選択信号「2」と選択信号「3」との間に、または、選択信号「3」と選択信号「4」との間に、または、選択信号「4」と選択信号「1」との間に、任意に変更することにより、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」の表示位置を任意に変更することができる。
(実施例2の説明)
図9および図10は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例2を示す。以下、この実施例2における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。
この実施例2における車両用映像表示装置は、前記の実施例1における車両用映像表示装置の制御装置3の改良にかかるものである。すなわち、この実施例2における車両用映像表示装置は、制御装置3において、切替スイッチ21と選択手段30との間にチャタリング防止手段32を設けたものである。
前記チャタリング防止手段32は、手動式かつ機械式の切替スイッチ21のチャタリングによる誤操作を防止する手段である。手動式かつ機械式の切替スイッチ21は、1度ON操作すると、図10の切替スイッチ21の信号に示すように、チャタリング(バウンド)を起こす。すなわち、切替スイッチ21のスイッチボタンを押した時T1からHIレベルの信号が安定した時T2までの間、および、切替スイッチ21のスイッチボタンを放した時T3からLOレベルの信号が安定した時T4までの間において、切替スイッチ21の信号は、HIレベルとLOレベルとの間でチャタリングする。このために、このままでは、切替スイッチ21のONのカウント数に誤差が生じることとなる。
そこで、この実施例2における車両用映像表示装置は、制御装置3にチャタリング防止手段32を設ける。前記チャタリング防止手段32は、図10に示すように、切替スイッチ21のスイッチボタンを押した時T1からHIレベルの信号が安定した時T2までの間における切替スイッチ21の信号のHIレベルとLOレベルとのチャタリングをキャンセルし、HIレベルの信号が安定した時T2のHIレベルの信号をそのままHIレベル信号とする。また、切替スイッチ21のスイッチボタンを放した時T3からLOレベルの信号が安定した時T4までの間における切替スイッチ21の信号のHIレベルとLOレベルとのチャタリングをキャンセルし、LOレベルの信号が安定した時T4のLOレベルの信号をそのままLOレベル信号とする。
この結果、切替スイッチ21から出力される切替スイッチ21の信号は、チャタリングしているが、チャタリング防止手段32から出力されるチャタリング防止手段32の信号は、チャタリングしていない。このために、この実施例2における車両用映像表示装置は、手動式かつ機械式の切替スイッチ21のチャタリングによる誤操作を防止することができ、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を正確に切り替えることができる。
(実施例3の説明)
図11〜図13は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例3を示す。以下、この実施例3における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図10と同符号は、同一のものを示す。この実施例3における車両用映像表示装置は、ウインカスイッチ22と、リバーススイッチ23とを有する。
前記ウインカスイッチ22は、車両の状況に応じて車両信号を出力する車両信号出力装置であって、この例では、左側のウインカスイッチである。すなわち、前記ウインカスイッチ22は、車両Cが交差点などを左折するときや車両Cが左側に車線変更するときにドライバーがON操作し、また、車両Cが交差点などを左折した後や車両Cが左側に車線変更した後にステアリングハンドル(図示せず)が所定角度以上戻った時点で自動的にOFFするスイッチである。また、前記ウインカスイッチ22は、ONのとき車両信号としてのON信号(たとえば、HIレベル信号)を、また、OFFのとき車両信号の出力停止としてのOFF信号(たとえば、LOレベル信号)を前記制御装置3にそれぞれ出力するものである。さらに、前記ウインカスイッチ22がONのときには、左側のターンシグナルランプ(図示せず)が点滅点灯し、前記ウインカスイッチ22がOFFのときには、左側のターンシグナルランプ(図示せず)が消灯する。
前記リバーススイッチ23は、車両の状況に応じて車両信号を出力する車両信号出力装置である。すなわち、前記リバーススイッチ23は、車両Cが後退するときにドライバーがシフトレバー(図示せず)をシフト位置のうちリバース位置に位置させたときにONとなり、また、車両Cが後退を終了したときにドライバーがシフトレバーをリバース位置以外のシフト位置に位置させたときにOFFとなるスイッチである。また、前記リバーススイッチ23は、ONのとき車両信号としてのON信号(たとえば、HIレベル信号)を、また、OFFのとき車両信号の出力停止としてのOFF信号(たとえば、LOレベル信号)を前記制御装置3にそれぞれ出力するものである。さらに、前記リバーススイッチ23がONのときには、車両Cが後退できる状態となるとともにバックアップランプ(図示せず)が点灯し、前記リバーススイッチ23がOFFのときには、車両Cの後退が停止するとともにバックアップランプ(図示せず)が消灯する。
この実施例3における制御装置3の選択手段30は、図11に示すように、メインルーチン部33と、割り込みルーチン部34とから構成されている。前記メインルーチン部33には、前記起動スイッチ20と前記切替スイッチ21とがそれぞれ接続されている。一方、前記割り込みルーチン部34には、前記ウインカスイッチ22と前記リバーススイッチ23とがそれぞれ接続されている。
前記メインルーチン部33は、前記の実施例1における図5および図6に示すように、前記切替スイッチ21のON操作に応じて、選択信号、この例では、選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」を出力するものである。すなわち、前記メインルーチン部33は、前記切替スイッチ21のON操作のカウント数(総ON操作回数、すなわち、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19……)のうち、(0、5、10、15…)のときに選択信号「1」を出力し、(1、6、11、16…)のときに選択信号「2」を出力し、(2、7、12、17…)のときに選択信号「3」を出力し、(3、8、13、18…)のときに選択信号「4」を出力し、(4、9、14、19…)のときに選択信号「5」を出力するものである。
一方、前記割り込みルーチン部34は、図12に示すように、前記ウインカスイッチ22からのON信号により、前記第2撮像装置12の映像信号を選択して前記メインルーチン部33の映像信号よりも優先的に割り込んで出力し、かつ、前記ウインカスイッチ22からのOFF信号により、前記第2撮像装置12の映像信号の出力を停止して、割り込む前の前記メインルーチン部33の映像信号に戻す。
また、前記割り込みルーチン部34は、図13に示すように、前記リバーススイッチ23からのON信号により、前記第3撮像装置13の映像信号を選択して前記メインルーチン部の映像信号、または、前記割り込みルーチン部34の作用により割り込んだ前記第2撮像装置12の映像信号よりも優先的に割り込んで出力し、かつ、前記リバーススイッチ23からのOFF信号により、前記第3撮像装置の映像信号の出力を停止して、割り込む前の前記メインルーチン部34の映像信号、または、前記割り込みルーチン部34の作用により割り込んだ前記第2撮像装置12の映像信号に戻す。
以下、この実施例3における車両用映像表示装置の作用について説明する。まず、選択手段30のメインルーチン部33の作用は、前記の実施例1の作用とほぼ同様作用を行う。
制御装置3のメインルーチン部33の作用で、前記の実施例1の工程が順次処理される。ここで、切替スイッチ21の切替操作により、選択手段30のメインルーチン部33の作用を経て、ドライバーが選択した映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)がモニタ装置4に表示されている状態において、ウインカスイッチ22がON操作される。すると、図12に示すウインカスイッチ22による割り込みルーチンの工程が処理される。
すなわち、制御装置3は、割り込みルーチンの工程(ウインカスイッチ22がONか? S101)を判断する。ここで、ウインカスイッチ22がON操作されていると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「2」を出力 S102)に進む。選択手段30の割り込みルーチン部34が選択信号「2」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がON、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S103)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第2撮像装置12の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第2撮像装置12の映像信号であって、ウインカスイッチ22がON操作されているときの車両Cの状況に最適な映像信号を、メインルーチンの工程よりも優先させてメインルーチンの映像信号に割り込ませてモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第2撮像装置12で撮像された車両Cの後左側方のエリアA2の情報が映像として表示される(映像(符号丸2)がモニタ装置4に表示 S104)。これにより、車両Cの後左側方のエリアA2の視界が確保されることとなる(図3を参照)。そして、制御装置3は、(S101)に戻る。
そして、ウインカスイッチ22がOFFすると、制御装置3は、工程(S101)を経てメインルーチンの工程に戻る。この結果、モニタ装置4の画面には、前記映像(符号丸2)が割り込む前の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)が表示されることとなる。
また、同じく切替スイッチ21の切替操作により、選択手段30のメインルーチン部33の作用を経て、ドライバーが選択した映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)がモニタ装置4に表示されている状態において、リバーススイッチ23がON操作される。すると、図13に示すリバーススイッチ23による割り込みルーチンの工程が処理される。
すなわち、制御装置3は、割り込みルーチンの工程(リバーススイッチ23がONか? S201)を判断する。ここで、リバーススイッチ23がON操作されていると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「3」を出力 S202)に進む。選択手段30の割り込みルーチン部34が選択信号「3」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がON、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S203)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第3撮像装置13の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第3撮像装置13の映像信号であって、リバーススイッチ23がON操作されているときの車両Cの状況に最適な映像信号を、メインルーチンの工程よりも優先させてメインルーチンの映像信号に割り込ませてモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第3撮像装置13で撮像された車両Cの後方直下のエリアA3の情報が映像として表示される(映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示 S204)。これにより、車両Cの後方直下のエリアA3の視界が確保されることとなる(図4を参照)。そして、制御装置3は、(S201)に戻る。
そして、リバーススイッ23がOFFすると、制御装置3は、工程(S201)を経てメインルーチンの工程に戻る。この結果、モニタ装置4の画面には、前記映像(符号丸2)が割り込む前の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)が表示されることとなる。
そして、割り込みルーチン部34において、ウインカスイッチ22からのON信号による割り込みルーチン(図12参照)とリバーススイッチ23からのON信号による割り込みルーチン(図13参照)との優先度は、リバーススイッチ23の割り込みルーチンのほうがウインカスイッチ22の割り込みルーチンよりも高い。このために、ウインカスイッチ22のON信号による割り込みルーチンの映像(符号丸2)がモニタ装置4に表示されているときに、リバーススイッチ23がON操作されると、リバーススイッチ23のON信号による割り込みルーチンの映像(符号丸3)が映像(符号丸2)に切り替わってモニタ装置4に表示される。また、リバーススイッチ23のON信号による割り込みルーチンの映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示されているときに、ウインカスイッチ22がON操作されたとしても、映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示された状態が維持される。
以下、この実施例3における車両用映像表示装置の効果について説明する。この実施例3における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、制御装置3のメインルーチン部33の作用により、切替スイッチ21の切替操作でモニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替えることができる。また、ウインカスイッチ22からのON信号、および、リバーススイッチ23からのON信号が入力されると、制御装置3の割り込みルーチン部34の作用により、ウインカスイッチ22がON操作されたときの車両Cの状況に最適な映像(符号丸2)、または、リバーススイッチ23がON操作されたときの車両Cの状況に最適な映像(符号丸3)が、他の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)よりも優先的に割り込んで表示される。この結果、この実施例における車両用映像表示装置は、切替スイッチ21の切替操作で好みの映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を得ることができることと、ウインカスイッチ22からのON信号、および、リバーススイッチ23からのON信号で最適な映像信号(符号丸2)、(符号丸3)が他の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)よりも優先的に得られることとが両立することができる。これにより、この実施例における車両用映像表示装置は、交通安全の向上に貢献することができる。
特に、この実施例3における車両用映像表示装置は、ウインカスイッチ22からのON信号による割り込みルーチンの映像(符号丸2)が他の映像(符号丸1)、(符号丸4)、(符号丸5)よりも優先度が高く、しかも、リバーススイッチ23からのON信号による割り込みルーチンの映像(符号丸3)がさらに他の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸4)、(符号丸5)よりも優先度が高い。このために、この実施例における車両用映像表示装置は、車両Cの後方真下のエリアA3の視界が最も優先的に得られ、ついで、車両Cの後左側方のエリアA2の視界が二次優先的に得られることとなる。この結果、この実施例における車両用映像表示装置は、保冷車などであって荷室1がパネルで覆われているこの実施例に使用される車両Cにおいて、交通安全の向上を貢献する上で、最適である。
(実施例4の説明)
図14および図15は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例4を示す。以下、この実施例4における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図13と同符号は、同一のものを示す。
この実施例4の選択手段30は、図14に示すように、優先順位決定手段35と、優先順位変更手段36とから構成されている。前記優先順位決定手段35および前記優先順位変更手段36には、前記起動スイッチ20および前記切替スイッチ21がそれぞれ接続されている。前記優先順位決定手段35には、前記優先順位変更手段36が接続されている。
前記優先順位決定手段35は、前記の実施例1の図5および図6に示すように、前記切替スイッチ21のON操作に応じて、選択信号、この例では、選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」を出力するものである。すなわち、前記優先順位決定手段35は、前記切替スイッチ21のON操作のカウント数(総ON操作回数、すなわち、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19……)のうち、(0、5、10、15…)のときに選択信号「1」を出力し、(1、6、11、16…)のときに選択信号「2」を出力し、(2、7、12、17…)のときに選択信号「3」を出力し、(3、8、13、18…)のときに選択信号「4」を出力し、(4、9、14、19…)のときに選択信号「5」を出力するものである。
また、前記優先順位決定手段35は、前記モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位を決定する手段である。この結果、前記優先順位決定手段35の作用により、前記切替スイッチ21の切替操作で前記モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位を決定することができる。すなわち、前記優先順位決定手段35は、前記切替スイッチ21の切替操作により、選択信号を、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」の優先順位で出力するものである。ここで、この実施例4において、選択信号「1」は、優先順位1番であり、選択信号「2」は、優先順位2番であり、選択信号「3」は、優先順位3番であり、選択信号「4」は、優先順位4番であり、選択信号「5」は、優先順位5番である。
そして、この実施例4において、映像は、前記の実施例1の作用とほぼ同様作用により、(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位でモニタ装置4に表示されることとなる。すなわち、この実施例4において、映像(符号丸1)は、優先順位1番であり、映像(符号丸2)は、優先順位2番であり、映像(符号丸3)は、優先順位3番であり、映像(符号丸4)は、優先順位4番であり、映像(符号丸5)は、優先順位5番である。
一方、前記優先順位変更手段36は、前記優先順位決定手段35により決定された前記モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位を変更する手段である。すなわち、前記優先順位変更手段36は、選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」の出力の優先順位を任意変更することができるものである。
以下、優先順位変更手段36により、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位の変更操作について図15の説明図を参照して説明する。この例では、映像を、(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位から、(符号丸4)、(符号丸2)、(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸5)の優先順位に変更する例について説明する。
まず、変更モードに移行する場合は、通常ありえないスイッチ操作、たとえば、操作者は、切替スイッチ21をON操作の状態で起動スイッチ20をONにして制御装置3に電源を投入する。この変更モード移行用のスイッチ操作により、制御装置3は、変更モードに移行して、変更モードをスタートさせる(変更モードスタート S100)。
つぎに、操作者は、切替スイッチ21をON操作して、優先順位1番の映像(符号丸4)をモニタ装置3に表示させる。この状態で、操作者は、切替スイッチ21を長くON操作する。すると、モニタ装置4の映像(符号丸4)が消える。そして、制御装置3の優先順位変更手段36は、映像(符号丸4)を優先順位1番に変更する(映像(符号丸4)が優先順位1番に変更 S101)。
さらに、操作者は、切替スイッチ21をON操作して、優先順位2番の映像(符号丸2)をモニタ装置3に表示させる。この状態で、操作者は、切替スイッチ21を長くON操作する。すると、モニタ装置4の映像(符号丸2)が消える。そして、制御装置3の優先順位変更手段36は、映像(符号丸2)を優先順位2番に変更する(映像(符号丸2)が優先順位2番に変更 S102)。
さらにまた、操作者は、切替スイッチ21をON操作して、優先順位3番の映像(符号丸1)をモニタ装置3に表示させる。この状態で、操作者は、切替スイッチ21を長くON操作する。すると、モニタ装置4の映像(符号丸1)が消える。そして、制御装置3の優先順位変更手段36は、映像(符号丸1)を優先順位3番に変更する(映像(符号丸1)が優先順位3番に変更 S103)。
つづいて、操作者は、切替スイッチ21をON操作して、優先順位4番の映像(符号丸3)をモニタ装置3に表示させる。この状態で、操作者は、切替スイッチ21を長くON操作する。すると、モニタ装置4の映像(符号丸3)が消える。そして、制御装置3の優先順位変更手段36は、映像(符号丸3)を優先順位4番に変更する(映像(符号丸3)が優先順位4番に変更 S104)。
それから、操作者は、切替スイッチ21をON操作して、優先順位5番の映像(符号丸5)をモニタ装置3に表示させる。この状態で、操作者は、切替スイッチ21を長くON操作する。すると、モニタ装置4には映像(符号丸1)、または、(符号丸2)、または、(符号丸3)、または、(符号丸4)が表示される。そして、制御装置3の優先順位変更手段36は、映像(符号丸5)を優先順位5番に変更する(映像(符号丸5)が優先順位5番に変更 S105)。
これにより、映像の優先順位の変更入力が完了するので、操作者は、起動スイッチ20をOFFにして、制御装置3への電源を落とす。すると、制御装置3は、通常モードに戻して、変更モードを完了させる(変更モード完了 S106)。これで、映像の優先順位は、(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位から、(符号丸4)、(符号丸2)、(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸5)の優先順位に変更されることとなる。
そして、再度、起動スイッチ20をONにすると、制御装置3の選択手段30の優先順位決定手段35は、優先順位1番の選択信号「4」を出力する。この結果、モニタ装置4には、優先順位1番の映像(符号丸4)が表示される。つぎに、切替スイッチ21をON操作すると、制御装置3の選択手段30の優先順位決定手段35は、優先順位2番の選択信号「2」を出力する。この結果、モニタ装置4には、優先順位2番の映像(符号丸2)が表示される。さらに、切替スイッチ21をON操作すると、制御装置3の選択手段30の優先順位決定手段35は、優先順位3番の選択信号「1」を出力する。この結果、モニタ装置4には、優先順位3番の映像(符号丸1)が表示される。さらにまた、切替スイッチ21をON操作すると、制御装置3の選択手段30の優先順位決定手段35は、優先順位4番の選択信号「3」を出力する。この結果、モニタ装置4には、優先順位4番の映像(符号丸3)が表示される。つづいて、切替スイッチ21をON操作すると、制御装置3の選択手段30の優先順位決定手段35は、優先順位5番の選択信号「5」を出力する。この結果、モニタ装置4には、優先順位5番の映像(符号丸5)が表示される。
この実施例3における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、制御装置3の優先順位決定手段35の作用により、切替スイッチ21の切替操作でモニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位を決定することができる。この結果、この実施例における車両用映像表示装置は、切替スイッチ21の切替操作を行うことにより、複数台の撮像装置11、12、13、14の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)のうちドライバーなどが見たい映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)をモニタ装置4にスムーズにかつ正確に表示させることができる。
特に、この実施例4における車両用映像表示装置は、車両Cの走行上や安全上から、モニタ装置4に表示される映像の優先順位を、第1撮像装置11の映像(符号丸1)、第2撮像装置12の映像(符号丸2)、第3撮像装置13の映像(符号丸3)、外部映像装置14の映像(符号丸4)の優先順位に決定されている。
すなわち、車両Cがエンジン停止状態から走行状態に移行する場合には、後続車を確認する必要があるが、トラックなどの大きい車両Cの場合には、積載やコンテナなどの荷室1で車両Cの後方のエリアA1の視界が確認し難い。このために、この場合を優先順位1番として、第1撮像装置11の映像(符号丸1)により、車両Cの後方のエリアA1の視界が確保されることとなる。
つぎに、走行中の車両Cが左折または左側に車線変更する場合には、左折時の巻き込み防止を確認し、または、後左側方からの接近車を確認する必要があるが、トラックなどの大きい車両Cの場合には、車両Cに近い路面付近の視界が確認し難い。このために、この場合を優先順位2番として、第2撮像装置12の映像(符号丸2)により、車両Cの後左側方のエリアA2の視界が確保されることとなる。
それから、車両Cが後退する場合には、後方の障害物を確認する必要があるが、トラックなどの大きい車両Cの場合には、車両Cに近い路面付近の視界が確認し難い。このために、この場合を優先順位3番として、第3撮像装置13の映像(符号丸3)により、車両Cの後方真下のエリアA3の視界が確保されることとなる。
そして、外部映像装置14の映像(符号丸4)の優先度は、視界(死角)を確保する前記の第1撮像装置11の映像(符号丸1)、第2撮像装置12の映像(符号丸2)、第3撮像装置13の映像(符号丸3)の優先度と比較すると、交通安全上から若干低い。このために、外部映像装置14の映像(符号丸4)を優先順位4番とする。この結果、この実施例における車両用映像表示装置は、保冷車などであって荷室1がパネルで覆われているこの実施例に使用される車両Cにおいて、交通安全の向上を貢献する上で、最適である。
また、この実施例4における車両用映像表示装置は、優先順位決定手段35により決定されたモニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の優先順位を、優先順位変更手段36により、変更することができる。このために、この実施例における車両用映像表示装置は、ドライバー(ユーザー)好みの映像の優先順位を変更することができるので、ドライバー(ユーザー)が見たい情報や欲しい情報が素早く得られ、交通安全上好ましい。
さらに、前記の実施例4において、優先順位変更手段36は、変更モード移行用のスイッチ操作が可能な起動スイッチ20と切替スイッチ21とから構成されているものである。ところが、この発明においては、優先順位変更手段16専用のスイッチなどを設けても良い。
(実施例5の説明)
図16および図17は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例5を示す。以下、この実施例5における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図15と同符号は、同一のものを示す。
この実施例5における車両用映像表示装置は、前記の実施例1の変形例における車両用映像表示装置の制御装置3の改良にかかるものである。すなわち、この実施例5における車両用映像表示装置は、図16に示すように、制御装置3の選択手段30に、メインルーチン部37および割り込みルーチン部38を、設けたものである。前記メインルーチン部37には、前記起動スイッチ20と前記切替スイッチ21とがそれぞれ接続されている。一方、前記割り込みルーチン部38には、前記ウインカスイッチ22と前記リバーススイッチ23とがそれぞれ接続されている。
前記メインルーチン部37は、前記の実施例1における車両用映像表示装置の選択手段30の構成、作用、機能をそのまま有するものである。一方、前記割り込みルーチン部38は、切替スイッチ21からの長いON信号により、選択信号「5」を出力する。すなわち、前記割り込みルーチン部38は、図17に示すように、前記切替スイッチ21からの長いON信号により、選択信号「5」を選択して前記メインルーチン部37の選択信号「1」、「2」、「3」、「4」よりも優先的に割り込んで出力し、かつ、前記切替スイッチ21からの2度目の長いON信号により、選択信号「5」の出力を停止して、割り込む前の前記メインルーチン部37の選択信号「1」、「2」、「3」、「4」に戻すものである。
以下、この実施例5における車両用映像表示装置の作用を図17のフローチャートを参照して説明する。
まず、切替スイッチ21の切替操作により、モニタ装置4に映像(符号丸1)、または、(符号丸2)、または、(符号丸3)、または、(符号丸4)のいずれか1つの映像が表示されている状態において、切替スイッチ21が長くON操作(たとえば、約1秒間の長押しのON操作)される。すると、図17に示す割り込みルーチンの工程が処理される。
すなわち、制御装置3は、割り込みルーチンの工程(切替スイッチ21が長いON操作か? S101)を判断する。ここで、切替スイッチ21が長くON操作されていると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「5」を出力 S102)に進む。選択手段30の割り込みルーチン部38が選択信号「5」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがOFF S103)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源と、第2撮像装置12の電源と、第3撮像装置13の電源と、外部映像装置14の電源と、モニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」を、メインルーチンの工程よりも優先させてメインルーチンの映像信号に割り込ませてモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」が表示される(映像(符号丸5)がモニタ装置4に表示 S104)。
これにより、この実施例5における車両用映像表示装置は、モニタ装置4の映像や光を好きなときいつでも簡単な操作で消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができる。
そして、制御装置3は、次の工程の(切替スイッチ21が長いON操作か? S105)を判断する。ここで、切替スイッチ21がON操作されてない場合には、制御装置3は、(S102)に戻る。一方、切替スイッチ21が再度長くON操作されていると、制御装置3は、工程(S105)からメインルーチンの工程に戻る。この結果、モニタ装置4の画面には、前記「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」が割り込む前の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)が表示されることとなる。
この実施例5の車両用映像表示装置においては、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)であって、切替の1サイクルである「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」のうち、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」を省略しても、ブラック画面表示手段(割り込みルーチンを処理させることができる切替スイッチ21など)の作用により、好きなときにいつでも簡単に「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」をモニタ装置4に表示させることができる。
なお、この実施例5および前記の実施例1の変形例においては、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14を使用した例について説明するものである。ところが、この発明においては、1台の映像信号出力装置を使用するものであっても良い。この場合、ブラック画面表示手段としての切替スイッチの切替操作により、制御装置を介して、1台の映像信号出力装置からの映像信号を無出力とし、かつ、バックライトの電源をOFFとする無映像のブラック画面を、モニタ装置に、切替スイッチの切替操作により出力される1台の映像信号出力装置の映像に代えて表示させるものである。また、ブラック画面表示手段としての切替スイッチの切替操作により、モニタ装置に表示されているブラック画面から1台の映像信号出力装置の映像に代えることができる。
(実施例6の説明)
図18〜図20は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例6を示す。以下、この実施例6における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図17と同符号は、同一のものを示す。
この実施例6における制御装置3の選択手段30は、前記の実施例1の図6および図18に示すように、前記切替スイッチ21のON操作に応じて、選択信号、この例では、選択信号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」を出力するものである。
すなわち、前記選択手段30は、前記切替スイッチ21のON操作のカウント数(総ON操作回数、すなわち、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19……)のうち、(0、5、10、15…)のときに選択信号「1」を出力し、(1、6、11、16…)のときに選択信号「2」を出力し、(2、7、12、17…)のときに選択信号「3」を出力し、(3、8、13、18…)のときに選択信号「4」を出力し、(4、9、14、19…)のときに選択信号「5」を出力するものである。また、前記選択手段30は、前記モニタ装置4に表示されている映像が切り替わるときに、この例では、映像(符号丸1)から映像(符号丸2)に切り替わるときに、また、映像(符号丸2)から映像(符号丸3)に切り替わるときに、また、映像(符号丸3)から映像(符号丸4)に切り替わるときに、選択信号「6」をそれぞれ出力するものである。
また、この実施例6における制御装置3の切替手段31は、前記の実施例1における制御装置3の切替手段31とほぼ同様に、前記の実施例1の図6および図18に示すように、前記選択手段30からの選択信号に基づいて、前記第1撮像装置11、前記第2撮像装置12、前記第3撮像装置13、前記外部映像装置14、前記モニタ装置4のバックライト(図示せず)の切替を行うものである。
すなわち、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「1」により、前記第1撮像装置11の電源をONに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第1撮像装置11の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
また、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「2」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をONに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第2撮像装置12の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
さらに、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「3」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をONに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記第3撮像装置13の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
それから、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「4」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をONに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記外部映像装置14の映像信号を前記モニタ装置4に出力する。
そして、前記切替手段31は、前記選択手段30からの選択信号「5」、選択信号「6」により、前記第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、前記第2撮像装置12の電源をOFFに切り替え、前記第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、前記外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、前記モニタ装置4のバックライトの電源をOFFに切り替える。この結果、前記制御装置3は、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を前記モニタ装置4に出力しない。一方、前記制御装置3は、バックライトの電源のOFF信号を前記モニタ装置4に出力する。
また、この実施例6におけるモニタ装置4は、前記の実施例1の図6および図18および図19に示すように、前記制御装置3からの前記第1撮像装置11の映像信号により「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」を表示し、また、前記制御装置3からの前記第2撮像装置12の映像信号により「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」を表示し、さらに、前記制御装置3からの前記第3撮像装置13の映像信号により「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」を表示し、それから、前記制御装置3からの前記外部映像装置14の映像信号により「(符号丸4)外部映像装置14の映像」を表示し、そして、前記制御装置3からの前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像信号の無出力と、前記制御装置3からのバックライトの電源のOFF信号により「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」、「(符号丸6)ブランク画面」を表示する。
以上のように、この実施例6の車両用映像表示装置において、前記選択手段30からの選択信号「1」、「6」、「2」、「6」、「3」、「6」、「4」、「5」は、図18に示すように、前記切替スイッチ21のON操作により、前記モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸6)、(符号丸2)、(符号丸6)、(符号丸3)、(符号丸6)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替える切替の1サイクルである。また、前記モニタ装置4に表示される「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」、「(符号丸6)ブランク画面」、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」、「(符号丸6)ブランク画面」、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」、「(符号丸6)ブランク画面」、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、図19に示すように、前記切替スイッチ21のON操作により前記制御装置3を介して切り替えされる映像の切替の1サイクルである。
そして、この実施例6の車両用映像表示装置においては、前記制御装置3の前記選択手段30および前記切替手段31がブランク画面表示手段を構成する。前記ブランク画面表示手段(前記制御装置3の前記選択手段30および前記切替手段31)は、前記切替スイッチ21の切替操作により、前記制御装置3を介して、前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を無出力とし、かつ、バックライトの電源をOFFとする「(符号丸6)ブランク画面」を、前記モニタ装置4に、前記切替スイッチ21の切替操作により切り替わる前記複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像と映像との間(この例では、「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」と「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」との間、また、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」と「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」との間、また、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」と「(符号丸4)外部映像装置14の映像」との間)において表示させる。なお、前記映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)が切り替わる間の前記「(符号丸6)ブランク画面」の時間は、この例では、約0.5秒〜約1秒である。
この実施例6における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成からなり、以下、この実施例における車両用映像表示装置の作用について説明する。まず、起動スイッチ20をONにする。すると、制御装置3に電源回路(図示せず)を介して電源が投入され、制御装置3は、作動する。すなわち、制御装置3は、図20に示すフローチャートの工程(ステップ)を順次処理する。以下、制御装置3の工程処理の手順(作用)を図20を参照して説明する。
まず、制御装置3の作用をスタートさせる。この実施例における車両用映像表示装置のスタート当初は、切替スイッチ21のON操作が行われていない。すなわち、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」である。このために、制御装置3は、(切替スイッチ21のON操作 S1)の工程を飛ばして、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「0、5、10、…」か? S2)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「1」を出力 S3)に進む。
選択手段30が選択信号「1」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がON、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S4)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第1撮像装置11の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第1撮像装置11で撮像された車両Cの後方のエリアA1の情報が映像として表示される(映像(符号丸1)がモニタ装置4に表示 S5)。これにより、車両Cの後方のエリアA1の視界が確保されることとなる(図2を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。
つぎに、切替スイッチ21を1度ON操作(たとえば、スイッチボタンの押し操作)する(S1)。すると、制御装置3は、次の工程の(S2)を判断する。ところが、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「1、6、11、…」か? S6)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「6」を出力 S22)に進む。選択手段30が選択信号「6」を出力すると、第1撮像装置11と、第2撮像装置12と、第3撮像装置13と、外部映像装置14と、モニタ装置4のバックライトとがそれぞれOFFとなり、「(符号丸6)ブランク画面」がモニタ装置4に表示される。この「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間(この例では、約0.5秒〜約1秒)表示されると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「2」を出力 S7)に進む。
選択手段30が選択信号「2」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がON、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S8)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第2撮像装置12の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第2撮像装置12の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第2撮像装置12で撮像された車両Cの後左側方のエリアA2の情報が映像として表示される(映像(符号丸2)がモニタ装置4に表示 S9)。これにより、車両Cの後左側方のエリアA2の視界が確保されることとなる(図3を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。このように、モニタ装置4に表示されている映像が「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」から「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」に切り替わる際に、「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間(この例では、約0.5秒〜約1秒)表示されることとなる。
それから、切替スイッチ21をもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「2」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断を経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「2、7、12、…」か? S10)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「2」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「6」を出力 S23)に進む。選択手段30が選択信号「6」を出力すると、「(符号丸6)ブランク画面」がモニタ装置4に表示される。この「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間表示されると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「3」を出力 S11)に進む。
選択手段30が選択信号「3」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がON、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S12)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第3撮像装置13の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第3撮像装置13の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第3撮像装置13で撮像された車両Cの後方直下のエリアA3の情報が映像として表示される(映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示 S13)。これにより、車両Cの後方直下のエリアA3の視界が確保されることとなる(図4を参照)。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。このように、モニタ装置4に表示されている映像が「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」に切り替わる際に、「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間表示されることとなる。
つづいて、切替スイッチ21をさらにもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断と次の工程(S10)の判断とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「3、8、13、…」か? S14)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「6」を出力 S24)に進む。選択手段30が選択信号「6」を出力すると、「(符号丸6)ブランク画面」がモニタ装置4に表示される。この「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間表示されると、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「4」を出力 S15)に進む。
選択手段30が選択信号「4」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がON、モニタ装置4のバックライトがON S16)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、外部映像装置14の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、外部映像装置14の映像が表示される(映像(符号丸4)がモニタ装置4に表示 S17)。これにより、ドライバーや同乗者は、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの情報映像を楽しむことができる。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。このように、モニタ装置4に表示されている映像が「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」から「(符号丸4)外部映像装置14の映像」に切り替わる際に、「(符号丸6)ブランク画面」が所定時間表示されることとなる。
さらに、切替スイッチ21をつづいてもう1度ON操作する(S1)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「4」であるから、制御装置3は、次の工程(S2)の判断と次の工程(S6)の判断と次の工程(S10)の判断と次の工程(S14)とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「4、9、14、…」か? S18)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「4」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「5」を出力 S19)に進む。
選択手段30が選択信号「5」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第2撮像装置12がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがOFF S20)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源と第2撮像装置12の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがすべてOFFとなる。
この結果、制御装置3は、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像信号をモニタ装置4に出力しない。また、モニタ装置4のバックライトが消灯される。このために、モニタ装置4の画面には、何も映らない、いわゆる、ブラック画面が表示される(映像(符号丸5)がモニタ装置4に表示 S21)。これにより、モニタ装置4の映像や光を消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができる。そして、制御装置3は、(S1)に戻る。これで、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸6)、(符号丸2)、(符号丸6)、(符号丸3)、(符号丸6)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。
さらにまた、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S3)→工程(S4)→工程(S5)と進む。また、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S22)→工程(S7)→工程(S8)→工程(S9)と進む。さらに、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S23)→工程(S11)→工程(S12)→工程(S13)と進む。それから、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S14)→工程(S24)→工程(S15)→工程(S16)→工程(S17)と進む。つづいて、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S1)→工程(S2)→工程(S6)→工程(S10)→工程(S14)→工程(S18)→工程(S19)→工程(S20)→工程(S21)と進む。そして、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸6)、(符号丸2)、(符号丸6)、(符号丸3)、(符号丸6)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。以下、同様に、切替スイッチ21のON操作を行うことにより、制御装置3の作用で、前記の工程が順次処理される。
この実施例6における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、切替スイッチ21の切替操作でモニタ装置4の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)が切り替わる際に、ブランク画面表示手段(制御装置3の選択手段30および切替手段31)の作用により、切り替わる映像と映像との間(この例では、映像(符号丸1)と映像(符号丸2)との間、また、映像(符号丸2)と映像(符号丸3)との間、また、映像(符号丸3)と映像(符号丸4)との間)に「(符号丸6)ブランク画面」が表示されることとなる。これにより、この実施例1における車両用映像表示装置は、モニタ装置4の映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)が切り替わる際に、映像(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)の切り替わりの節度感が得られ、ドライバーなどが画面の切り替わりを簡単に視認することができ、交通安全の向上に貢献することができる。
なお、前記の実施例6においては、「(符号丸6)ブランク画面」が複数台の映像信号出力装置11、12、13、14の映像信号の無出力と、モニタ装置4のバックライトの電源のOFF信号とにより形成されているものである。ところが、この発明においては、「(符号丸6)ブランク画面」として、モニタ装置4のバックライトの電源をOFFできない場合には、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14からの映像信号を無出力とするとともに、ブランク画面表示用の映像信号(たとえば、ブラックやブルーなどの暗い画面の映像信号)を出力することにより形成されるものであっても良い。
(実施例7の説明)
図21および図22は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例7を示す。以下、この実施例7における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図20と同符号は、同一のものを示す。
この実施例7の車両用映像表示装置においては、前記制御装置3の前記切替手段31が映像表示タイミング手段を構成する。前記映像表示タイミング手段(前記制御装置3の前記切替手段31)は、図21に示すように、前記モニタ装置4に映像を表示させる際に、前記映像信号出力装置11、12、13、14の電源をONしてから所定時間T5経過後に前記モニタ装置4のバックライトの電源をONするものである。前記所定時間T5は、前記映像信号出力装置11、12、13、14の電源がONされてから映像信号出力装置11、12、13、14から出力される映像信号が安定するまでの時間とほぼ同じ時間か、もしくは、その時間よりも若干長い時間とする。
さらに、この実施例7の車両用映像表示装置においては、前記制御装置3の前記切替手段31が映像消去タイミング手段を構成する。前記映像消去タイミング手段(前記制御装置3の前記切替手段31)は、図22に示すように、前記モニタ装置4から映像を消去する際に、前記モニタ装置4のバックライトの電源をOFFしてから所定時間T6経過後に前記映像信号出力装置11、12、13、14の電源をOFFするものである。前記所定時間T6は、前記モニタ装置4のバックライトの電源がOFFされてからバックライトの残像が消えるまでの時間とほぼ同じ時間か、もしくは、その時間よりも若干長い時間とする。
以下、この実施例7の車両用映像表示装置における映像表示タイミング手段の作用および映像消去タイミング手段作用について図21および図22を参照して説明する。
さきに、映像表示タイミング手段(制御装置3の切替手段31)の作用について、「(符号丸6)ブランク画面」から「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」が表示される例で説明する。すなわち、図9に示すように、まず、映像表示タイミング手段が第2撮像装置12の電源をONにする。この第2撮像装置12の電源がONされてから所定時間T5が経過する。すると、映像表示タイミング手段がモニタ装置4のバックライトの電源をONにする。このとき、モニタ装置4の画面に表示される映像は、「(符号丸6)ブランク画面」から「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」に切り替わって表示される。
つぎに、映像消去タイミング手段(制御装置3の切替手段31)の作用について、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸6)ブランク画面」が表示される例で説明する。すなわち、図10に示すように、まず、操作者がモニタ装置4の映像を「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」に切り替えるために、切替スイッチ21をON操作する。すると、映像消去タイミング手段がモニタ装置4のバックライトの電源をOFFにする。このバックライトの電源がOFFされてから所定時間T6が経過する。すると、映像消去タイミング手段が第2撮像装置12の電源をOFFにする。このとき、モニタ装置4の画面に表示される映像は、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸6)ブランク画面」に切り替わって表示される。
この実施例7における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、映像表示タイミング手段(制御装置3の切替手段31)の作用により、映像信号出力装置11、12、13、14の電源がONされて映像信号出力装置11、12、13、14から出力される映像信号が安定してから、モニタ装置4のバックライトの電源がONされてモニタ装置4に映像が表示される。これにより、この実施例における車両用映像表示装置は、表示される際の映像の品質を向上させることができるので、正確な画像情報が得られ、交通安全の向上に貢献することができる。また、高品質の映像により、映像中のノイズが極めて少なく、綺麗で鮮明な映像が得られるので、映像が見易く、目に優しく疲れ難い。
また、この実施例7における車両用映像表示装置は、映像消去タイミング手段(制御装置3の切替手段31)の作用により、モニタ装置4のバックライトの電源がOFFされてバックライトの残像が消えてから、映像信号出力装置11、12、13、14の電源がOFFされてモニタ装置4から映像が消去される。これにより、この実施例における車両用映像表示装置は、映像が消去される際のモニタ装置4の画面にはバックライトの残像がないので、目障り感や不快感などがなく、ドライバーにとっては運転に集中することができ、交通安全の向上に貢献することができる。
なお、この実施例7においては、複数台の映像信号出力装置11、12、13、14を使用した例について説明するものである。ところが、この発明においては、1台の映像信号出力装置を使用するものであっても良い。この場合、映像表示タイミング手段は、この発明の車両用映像表示装置の起動時(電源投入時)に1台の映像信号出力装置の映像が表示されるときに作用する。また、映像消去タイミング手段は、この発明の車両用映像表示装置の終了時(電源落とし時)に1台の映像信号出力装置の映像が消去されるときに作用する。
(実施例8の説明)
図23〜図27は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例8を示す。以下、この実施例8における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図22と同符号は、同一のものを示す。
この実施例8の制御装置3は、接続されている前記映像信号出力装置11、12、13、14の台数に対応する前記切替スイッチ21の切替操作のサイクルで映像の切替を制御する。この実施例8の車両用映像表示装置においては、4台の映像信号出力装置11、12、13、14が接続端子51、52、53、54を介して制御装置3に接続されている。このために、この実施例8の車両用映像表示装置における切替スイッチ21の切替操作のサイクルは、接続されている前記映像信号出力装置11、12、13、14の台数、すなわち、4台に対応する前記のようなサイクル(すなわち、「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」。なお、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、モニタ装置4の映像や光を消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができるので、サイクルの1つの映像として含めてある。しかしながら、この「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、省略しても良い)となる。
ここで、この実施例8の車両用映像表示装置において、ユーザーの好みで、制御装置3に接続されている4台の映像信号出力装置11、12、13、14のうち、たとえば、図23に示すように、第2撮像装置(サイドカメラ)12の接続を取り止める。すると、制御装置3は、接続されている前記映像信号出力装置11、13、14の台数、すなわち、3台に対応する切替スイッチ21の切替操作のサイクルで映像の切替を制御する。
以下、3台の映像信号出力装置11、13、14が接続端子51、53、54を介して制御装置3に接続されている場合において、この場合における映像の切替を制御する切替スイッチ21の切替操作のサイクルについて、図24〜図27を参照して説明する。
まず、制御装置3は、3台の映像信号出力装置11、13、14が接続されている3個の接続端子51、53、54により、制御装置3に接続されている映像信号出力装置11、13、14の台数を3台と判断する。すると、制御装置3は、5個の選択信号のうち1個の選択信号の出力をスキップする。この例では、第2撮像装置12が第2接続端子52に接続されていないので、この第2撮像装置12に対応する選択信号「2」の出力をスキップする。
この結果、制御装置3の選択手段30は、図24および図25に示すように、切替スイッチ21のON操作に応じて、選択信号「1」、「3」、「4」、「5」を出力する。すなわち、前記選択手段30は、前記切替スイッチ21のON操作のカウント数(総ON操作回数、すなわち、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15……)のうち、(0、4、8、12…)のときに選択信号「1」を出力し、(1、5、9、13…)のときに選択信号「3」を出力し、(2、6、10、14…)のときに選択信号「4」を出力し、(3、7、11、15…)のときに選択信号「5」を出力するものである。
切替手段31には、第1撮像装置11、第3撮像装置13、外部映像装置14が、第1接続端子51、第3接続端子53、第4接続端子54を介して着脱可能にそれぞれ接続されている。この切替手段31は、図24および図25に示すように、選択手段30からの選択信号に基づいて、第1撮像装置11、第3撮像装置13、外部映像装置14、モニタ装置4のバックライト(図示せず)の切替を行うものである。
すなわち、切替手段31は、選択手段30からの選択信号「1」により、第1撮像装置11の電源をONに切り替え、第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、制御装置3は、第1撮像装置11の映像信号をモニタ装置4に出力する。
また、切替手段31は、選択手段30からの選択信号「3」により、第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、第3撮像装置13の電源をONに切り替え、外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、制御装置3は、第3撮像装置13の映像信号をモニタ装置4に出力する。
さらに、切替手段31は、選択手段30からの選択信号「4」により、第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、外部映像装置14の電源をONに切り替え、モニタ装置4のバックライトの電源をONに切り替える。この結果、制御装置3は、外部映像装置14の映像信号をモニタ装置4に出力する。
そして、切替手段31は、選択手段30からの選択信号「5」により、第1撮像装置11の電源をOFFに切り替え、第3撮像装置13の電源をOFFに切り替え、外部映像装置14の電源をOFFに切り替え、モニタ装置4のバックライトの電源をOFFに切り替える。この結果、制御装置3は、3台の映像信号出力装置11、13、14からの映像信号をモニタ装置4に出力しない。一方、制御装置3は、バックライトの電源のOFF信号をモニタ装置4に出力する。
モニタ装置4は、図24〜図26に示すように、制御装置3からの第1撮像装置11の映像信号により「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」を表示し、また、制御装置3からの第3撮像装置13の映像信号により「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」を表示し、さらに、制御装置3からの外部映像装置14の映像信号により「(符号丸4)外部映像装置14の映像」を表示し、そして、制御装置3からの3台の映像信号出力装置11、13、14の映像信号の無出力と、制御装置3からのバックライトの電源のOFF信号により「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」を表示する。
以上のように、この例において、選択手段30からの選択信号「1」、「3」、「4」、「5」は、図10に示すように、切替スイッチ21のON操作により、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)を切り替える切替の1サイクルである。また、モニタ装置4に表示される「(符号丸1)第1撮像装置11の映像」、「(符号丸3)第3撮像装置13の映像」、「(符号丸4)外部映像装置14の映像」、「(符号丸5)無映像(ブラック画面)」は、図12に示すように、前記切替スイッチ21のON操作により制御装置3を介して切り替えされる映像の切替の1サイクルである。このように、この例においては、選択信号「2」およびそれに対応する「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」がスキップされる。
以下、第2接続端子52の第2撮像装置12の接続を取り止めた場合の制御装置3の工程処理の手順(作用)を図13を参照して説明する。まず、起動スイッチ20をONにする。すると、制御装置3に電源回路(図示せず)を介して電源が投入され、制御装置3は、作動する。すなわち、制御装置3は、図27に示すフローチャートの工程(ステップ)を順次処理する。
まず、制御装置3の作用をスタートさせる。この制御装置3のスタート当初は、切替スイッチ21のON操作が行われていない。すなわち、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」である。このために、制御装置3は、(切替スイッチ21のON操作 S101)の工程を飛ばして、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「0、4、8、…」か? S102)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「0」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「1」を出力 S103)に進む。
選択手段30が選択信号「1」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がON、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S104)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第1撮像装置11の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第1撮像装置11で撮像された車両Cの後方のエリアA1の情報が映像として表示される(映像(符号丸1)がモニタ装置4に表示 S105)。これにより、車両Cの後方のエリアA1の視界が確保されることとなる(図2を参照)。そして、制御装置3は、(S101)に戻る。
つぎに、切替スイッチ21を1度ON操作(たとえば、スイッチボタンの押し操作)する(S101)。すると、制御装置3は、次の工程の(S102)を判断する。ところが、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「1、5、9、…」か? S106)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「1」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「3」を出力 S107)に進む。
選択手段30が選択信号「3」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第3撮像装置13がON、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがON S108)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第3撮像装置13の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と外部映像装置14の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、第3撮像装置13の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、第3撮像装置13で撮像された車両Cの後方直下のエリアA3の情報が映像として表示される(映像(符号丸3)がモニタ装置4に表示 S109)。これにより、車両Cの後方直下のエリアA3の視界が確保されることとなる(図4を参照)。そして、制御装置3は、(S101)に戻る。
つづいて、切替スイッチ21をもう1度ON操作する(S101)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(S102)の判断と次の工程(S106)の判断とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「2、6、10、…」か? S110)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「2」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「4」を出力 S111)に進む。
選択手段30が選択信号「4」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がON、モニタ装置4のバックライトがON S112)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがそれぞれONとなり、一方、第1撮像装置11の電源と第3撮像装置13の電源とがそれぞれOFFとなる。
この結果、制御装置3は、外部映像装置14の映像信号をモニタ装置4に出力する。このために、モニタ装置4の画面には、外部映像装置14の映像が表示される(映像(符号丸4)がモニタ装置4に表示 S113)。これにより、ドライバーや同乗者は、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などの情報映像を楽しむことができる。なお、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などを楽しむときは、車両Cの運転を停止する休息時に楽しむものとする。そして、制御装置3は、(S101)に戻る。
さらに、切替スイッチ21をもう1度ON操作する(S101)。すると、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(S102)の判断と次の工程(S106)の判断と次の工程(S110)の判断とを経て、次の工程の(切替スイッチ21のカウント数は「3、7、11、…」か? S114)を判断する。ここで、切替スイッチ21のONのカウント数は、「3」であるから、制御装置3は、次の工程(選択手段30が選択信号「5」を出力 S115)に進む。
選択手段30が選択信号「5」を出力すると、制御装置3は、次の工程(第1撮像装置11がOFF、第3撮像装置13がOFF、外部映像装置14がOFF、モニタ装置4のバックライトがOFF S116)に進む。ここで、切替手段31の切替作動により、第1撮像装置11の電源と第3撮像装置13の電源と外部映像装置14の電源とモニタ装置4のバックライトの電源とがすべてOFFとなる。
この結果、制御装置3は、3台の映像信号出力装置11、13、14の映像信号をモニタ装置4に出力しない。また、モニタ装置4のバックライトが消灯される。このために、モニタ装置4の画面には、何も映らない、いわゆる、ブラック画面が表示される(映像(符号丸5)がモニタ装置4に表示 S117)。これにより、モニタ装置4の映像や光を消すことができ、また、ドライバーや同乗者の目を休めることができる。そして、制御装置3は、(S101)に戻る。これで、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。
さらにまた、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S101)→工程(S102)→工程(S103)→工程(S104)→工程(S105)と進む。また、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S101)→工程(S102)→工程(S106)→工程(S107)→工程(S108)→工程(S109)と進む。さらに、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S101)→工程(S102)→工程(S106)→工程(S110)→工程(S111)→工程(S112)→工程(S113)と進む。それから、切替スイッチ21をもう1度ON操作すると、制御装置3は、工程(S101)→工程(S102)→工程(S106)→工程(S110)→工程(S114)→工程(S115)→工程(S116)→工程(S117)と進む。そして、モニタ装置4に表示される映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)の切替の1サイクルが終了することとなる。以下、同様に、切替スイッチ21のON操作を行うことにより、制御装置3の作用で、前記の工程が順次処理される。
このように、この例の場合において、ユーザーの好みで、第2撮像装置12が制御装置3に接続されていないので、この第2撮像装置12の映像(符号丸2)がスキップされることとなる。
この実施例8における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように、制御装置3の制御作用により、接続されている映像信号出力装置11、13、14の台数(3台)に対応する切替スイッチ21の切替操作のサイクルが得られるので、接続されている映像信号出力装置11、13、14の映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)が切替スイッチ21の切替操作でモニタ装置4に表示されるが、接続されていない映像信号出力装置12の映像(符号丸2)がスキップされてモニタ装置4に表示されない。このために、この実施例8における車両用映像表示装置は、カメラが接続されているスイッチとカメラが接続されていないスイッチとを区別して、複数個のスイッチ(P1、P2、P3、P4)のオン、オフの操作を行う必要があり、スイッチ操作が面倒であるという前記の従来の車両用映像表示装置と比較して、切替スイッチ21の切替操作が簡単である。
また、この実施例8における車両用映像表示装置は、接続されていない映像信号出力装置12の映像(符号丸2)がスキップされてモニタ装置4に表示されないので、モニターテレビ(3)に無映像の光のみが表示される場合がある前記の従来の車両用映像表示装置と比較して、装置の故障か否かの紛らわしさがない。
さらに、この実施例8における車両用映像表示装置は、制御装置3の制御作用により、切替スイッチ21の切替操作のサイクルが接続する映像信号出力装置11、13、14の台数(3台)の変化に対応することができるので、制御装置3を共通化することができ、汎用性のある制御装置3としてコストを安価にすることができる。
(実施例9の説明)
図28は、この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例9を示す。以下、この実施例9における車両用映像表示装置について説明する。図中、図1〜図27と同符号は、同一のものを示す。
この実施例9における車両用映像表示装置は、前記の実施例3における車両用映像表示装置の変形例である。すなわち、この実施例9の制御装置3の割り込むルーチン部34(前記の実施例3の図11を参照)は、図29に示すように、前記ウインカスイッチ22がOFFになってから、所定時間T7経過後に、前記第2撮像装置12からの映像信号の出力を停止させ、前記モニタ装置4に表示される映像を、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸6)ブランク画面」に切り替えるものである。なお、前記の所定時間T7は、車両Cが左折右折また車線変更の途中でウインカスイッチ22が自動的にOFFになってから、車両Cがほぼ完全に左折右折また車線変更を完了するまで、の間の時間とほぼ等しい時間とする。
そして、ウインカスイッチ22がOFFすると、制御装置3は、工程(S101)からメインルーチンの工程に戻る。この結果、モニタ装置4の画面には、前記映像(符号丸2)が割り込む前の映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)、(符号丸6)が表示されることとなる。
このとき、制御装置3の作用により、図28に示すように、ウインカスイッチ22がOFFになってから、所定時間T7経過後に、第2撮像装置12からの映像信号の出力が停止しるので、モニタ装置4に表示される映像が「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸6)ブランク画面」に切り替わる。
この実施例9における車両用映像表示装置は、以上のごとき構成および作用から明らかなように下記の効果を達成することができる。すなわち、制御装置3の作用により、ウインカスイッチ22がOFFされてから所定時間T7経過後にモニタ装置4の映像が消去されるので、車両Cが左折右折また車線変更の途中で、ウインカスイッチ22が自動的にOFFとなっても、モニタ装置4には映像(符号丸2)が所定時間T7の間表示されることとなる。このために、この実施例における車両用映像表示装置は、車両Cがほぼ完全に左折右折また車線変更を完了するまでの間にはモニタ装置4の映像(符号丸2)で車両Cの周囲の状況を確認することができるので、交通安全の向上に貢献することができる。
前記の実施例9において、複数台の映像信号出力装置は、車両Cの周囲の情報を撮像して映像信号として出力する複数台(3台)の撮像装置、すなわち、第1撮像装置11、第2撮像装置12、第3撮像装置13と、外部の情報を映像信号として出力する1台の外部映像装置14と、を組み合わせて構成されている。ところが、この発明においては、ウインカスイッチ22と連動する第2撮像装置12のみを映像信号出力装置としても良い。
また、前記の実施例9において、ウインカスイッチ22と連動する映像信号出力装置は、第2撮像装置12(サイドカメラ)1台である。ところが、この発明においては、第2撮像装置12(サイドカメラ)以外の映像信号出力装置であっても良いし、複数台であっても良い。すなわち、ウインカスイッチ22と連動してモニタ装置4に表示される映像としては、車両Cの後左側方のエリアA2の情報以外に、車両Cの後方のエリアA1の情報や車両Cの後方直下のエリアA3の情報でも良いし、その情報の組み合わせでも良い。
さらに、前記の実施例9において、ウインカスイッチ22がOFFしてから所定時間T7経過後に、モニタ装置4に表示されている映像が「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」から「(符号丸6)ブランク画面」に切り替わるものである。ところが、この発明においては、「(符号丸2)第2撮像装置12の映像」からその他の映像(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)に切り替わっても良い。
(実施例以外の例の説明)
前記の実施例において、複数台の映像信号出力装置は、車両Cの周囲の情報を撮像して映像信号として出力する複数台(3台)の撮像装置、すなわち、第1撮像装置11、第2撮像装置12、第3撮像装置13と、外部の情報を映像信号として出力する1台の外部映像装置14と、を組み合わせて構成されている。ところが、この発明においては、複数台の撮像装置の組み合わせ、複数台の外部映像装置の組み合わせ、1台の撮像装置と1台の外部映像装置との組み合わせ、1台の撮像装置と複数台の外部映像装置との組み合わせ、複数台の撮像装置と複数台の外部映像装置との組み合わせ、であっても良い。
また、前記の実施例において、3台の撮像装置は、車両Cの後方のエリアA1の情報を撮像する第1撮像装置11(いわゆる、後方カメラ)と、車両Cの後左側方のエリアA2の情報を撮像する第2撮像装置12(いわゆる、側方カメラ、または、サイドカメラ)と、車両Cの後方直下のエリアA3の情報を撮像する第3撮像装置13(いわゆる、直下カメラ)と、から構成されている。ところが、この発明においては、撮像装置として、前記の撮像装置以外に、荷室1内の情報を撮像する撮像装置(いわゆる、荷室カメラ)、タクシーなどの後部座席の情報を撮像する撮像装置(いわゆる、客室カメラ)などを使用しても良い。
さらに、映像の優先順位は、前記の変更前の優先順位(符号丸1)、(符号丸2)、(符号丸3)、(符号丸4)、(符号丸5)、または、前記の変更後の優先順位(符号丸4)、(符号丸2)、(符号丸1)、(符号丸3)、(符号丸5)以外の優先順位であっても良い。また、優先順位の変更も任意である。
この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例1を示す構成ブロック図である。 同じく、第1撮像装置(いわゆる、後方カメラ)の車両への設置位置と情報を撮像するエリアとの説明図である。 同じく、第2撮像装置(いわゆる、側方カメラ、または、サイドカメラ)の車両への設置位置と情報を撮像するエリアとの説明図である。 同じく、第3撮像装置(いわゆる、直下カメラ)の車両への設置位置と情報を撮像するエリアとの説明図である。 同じく、切替スイッチのON操作と、切替スイッチの信号と、切替スイッチのONのカウント数と、選択手段の選択信号と、切替手段の切替動作(第1撮像装置の切替、第2撮像装置の切替、第3撮像装置の切替、外部映像装置の切替、モニタ装置のバックライトの切替)と、モニタ装置に表示される映像との相対関係のタイムチャートを示す説明図である。 同じく、切替スイッチのONのカウント数と、選択手段の選択信号と、第1撮像装置の切替と、第2撮像装置の切替と、第3撮像装置の切替と、外部映像装置の切替と、モニタ装置のバックライトの切替と、モニタ装置に表示される映像との相対関係の対比を示す説明図である。 同じく、モニタ装置に表示される映像の切替の1サイクルを示す説明図である。 同じく、制御装置の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例2を示す構成ブロック図である。 同じく、切替スイッチの信号と、チャタリング防止手段の信号との相対関係のタイムチャートを示す説明図である。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例3を示す構成ブロック図である。 同じく、制御装置のウインカスイッチによる割り込みルーチン部の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 同じく、制御装置のリバーススイッチによる割り込みルーチン部の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例4を示す構成ブロック図である。 同じく、モニタ装置に表示される映像の優先順位の変更操作を示す説明図(フローチャート)である。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例5を示す構成ブロック図である。 同じく、制御装置の割り込みルーチン部の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例6を示す、切替スイッチのON操作と、切替スイッチの信号と、切替スイッチのONのカウント数と、選択手段の選択信号と、切替手段の切替動作(第1撮像装置の切替、第2撮像装置の切替、第3撮像装置の切替、外部映像装置の切替、モニタ装置のバックライトの切替)と、モニタ装置に表示される映像との相対関係のタイムチャートの説明図である。 同じく、モニタ装置に表示される映像の切替の1サイクルを示す説明図である。 同じく、制御装置のメインルーチン部の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例7を示す、映像表示タイミング手段の作用のタイミングチャートの説明図である。 同じく、映像消去タイミング手段の作用を示すタイミングチャートの説明図である。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例8を示す、第2撮像装置の接続を取り止めた状態の例の構成ブロック図である。 同じく、第2撮像装置の接続を取り止めた状態の例であって、切替スイッチのON操作と、切替スイッチの信号と、切替スイッチのONのカウント数と、選択手段の選択信号と、切替手段の切替動作(第1撮像装置の切替、第3撮像装置の切替、外部映像装置の切替、モニタ装置のバックライトの切替)と、モニタ装置に表示される映像との相対関係のタイムチャートを示す説明図である。 同じく、第2撮像装置の接続を取り止めた状態の例であって、切替スイッチのONのカウント数と、選択手段の選択信号と、第1撮像装置の切替と、第3撮像装置の切替と、外部映像装置の切替と、モニタ装置のバックライトの切替と、モニタ装置に表示される映像との相対関係の対比を示す説明図である。 同じく、第2撮像装置の接続を取り止めた状態の例であって、モニタ装置に表示される映像の切替の1サイクルを示す説明図である。 同じく、第2撮像装置の接続を取り止めた状態の例であって、制御装置の作用(工程処理の手順)を示すフローチャートである。 この発明にかかる車両用映像表示装置の実施例9を示す、制御装置のウインカスイッチのOFFの時とモニタ装置の映像が切り替わる時とのタイミングチャートの説明図である。
符号の説明
1 荷室
11 第1撮像装置
12 第2撮像装置
13 第3撮像装置
14 外部映像装置
20 起動スイッチ
21 切替スイッチ
22 ウインカスイッチ
23 リバーススイッチ
3 制御装置
30 選択手段
31 切替手段
32 チャタリング防止手段
33 メインルーチン部
34 割り込みルーチン部
35 優先順位決定手段
36 優先順位変更手段
37 メインルーチン部
38 割り込みルーチン部
4 モニタ装置
51 第1接続端子
52 第2接続端子
53 第3接続端子
54 第4接続端子
C 車両
A1 車両の後方のエリア
A2 車両の後左側方のエリア
A3 車両の後方直下のエリア
T1 切替スイッチのスイッチボタンを押した時
T2 切替スイッチのスイッチボタンを押した時からHIレベルの信号が安定した時
T3 切替スイッチのスイッチボタンを放した時
T4 切替スイッチのスイッチボタンを放した時からLOレベルの信号が安定した時
T5 映像信号出力装置の電源をONしてからモニタ装置のバックライトの電源をONするまでの時間
T6 モニタ装置のバックライトの電源をOFFしてから映像信号出力装置の電源をOFFするまでの時間
T7 ウインカスイッチがOFFしてからも似た装置の映像が切り替わるまでの時間
(符号丸1) 第1撮像装置の映像
(符号丸2) 第2撮像装置の映像
(符号丸3) 第3撮像装置の映像
(符号丸4) 外部映像装置の映像
(符号丸5) 無映像(ブラック画面)
(符号丸6) ブランク画面

Claims (4)

  1. 映像を車内のモニタ装置に表示させる車両用映像表示装置において、
    それぞれ映像信号を出力する複数台の映像信号出力装置と、
    前記複数台の映像信号出力装置の映像の切替操作を行う切替スイッチと、
    前記切替スイッチの切替操作により、前記複数台の映像信号出力装置からの映像信号を選択して切り替えて出力する制御装置と、
    前記制御装置から出力された映像信号を映像として表示させる前記モニタ装置と、
    を備える、ことを特徴とする車両用映像表示装置。
  2. 前記複数台の映像信号出力装置は、車両の周囲の情報を撮像して映像信号として出力する1台または複数台の撮像装置と、外部の情報を映像信号として出力する1台または複数台の外部映像装置と、を組み合わせて構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  3. 前記外部映像装置は、ナビゲーションシステム装置、テレビ装置、ビデオ装置、ゲーム装置などのうち、少なくとも1つである、ことを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  4. 前記切替スイッチは、手動式かつ機械式の切替スイッチであり、
    前記制御装置は、前記切替スイッチのチャタリング防止手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
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