JP2005169820A - クリップ部材を有するノック式筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記体の筆記先端部が突出した状態でポケット等の衣類にクリップ部材を挟持することができず、仮にクリップ部材が破損した場合でも、筆記先端部の出没作動が可能なクリップ部材を有するノック式筆記具を提供する。
【解決手段】後端側に延出した押圧部を押圧することにより、先端側の係止部を軸筒から離間可能に配設したクリップ部材を付設してなる軸筒内に、筆記体をコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記軸筒の後端部から突出したノック体を押圧作動し、待機位置から軸筒先端側に移動することにより、前記筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から突出可能としたノック式筆記具において、前記ノック体の外壁面に、前記ノック体が待機位置の時にはクリップ部材の後端より軸筒後端側に位置し、前記ノック体の軸筒先端側への移動によって前記クリップ部材の押圧部の底壁に対面する位置に、凸部を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、クリップ部材を有するノック式筆記具に関し、さらに詳しくは、後端側に延出した押圧部を押圧することにより、先端側の係止部を軸筒から離間可能に配設したクリップ部材を有するノック式筆記具に関する。
従来から、クリップ部材を有するノック式筆記具は、よく知られている。こうしたクリップ部材を有するノック式筆記具において、実開昭63−51788号公報「筆記クランプ用具」や特開2001−146094号公報「筆記具のクリップ取付装置」に開示されているように、クリップ部材の後端側に延出した押圧部を押圧することにより、先端側の係止部を軸筒から離間可能に配設した構造はよく知られている。
ところで、筆記体の筆記先端部が突出した状態でポケット等の布地に挟着した時、特に筆記体が、水性インキや剪断減粘性を付与したインキ、低粘度の油性インキを収容したボールペンレフィルである場合には、前記インキがポケットの布地に染み込み汚してしまうという問題があり、ポケット等に装着した場合には筆記先端部が没入する、いわゆるセーフティ機構を設けることが切望されている。
セーフティ機構を有するノック式筆記具としては、実開平4−45789号公報「水性ボールペン等ノック式筆記具」や特開平10−278482号公報「ノック式筆記具」のように、クリップ部材の玉部に係止することで、筆記体の筆記先端部の突出状態を維持し、クリップ部材の玉部を止め部に係止が解除されると、筆記体の筆記先端部が没入する構造が開示されている。
「 実開昭63−51788号公報」
「 特開2001−146094号公報」
「 実開平4−45789号公報」
「 特開平10−278482号公報」
しかしながら、クリップ部材の玉部に係止する構造は、落下等、何らかの理由によりクリップ部材が破損した場合に、筆記先端部の突出状態を維持できないため、新しい軸筒に交換しない限り筆記具として使用することができなかった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、筆記体の筆記先端部が突出した状態ではポケット等の衣類にクリップ部材を挟持することができないようにして、仮にクリップ部材が破損した場合でも、筆記先端部の出没作動が可能なクリップ部材を有するノック式筆記具を提供することである。
本発明は、後端側に延出した押圧部を押圧することにより、先端側の係止部を軸筒から離間可能に配設したクリップ部材を付設してなる軸筒内に、筆記体をコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記軸筒の後端部から突出したノック体を押圧作動し、待機位置から軸筒先端側に移動することにより、前記筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から突出可能としたノック式筆記具において、前記ノック体の外壁面に、前記ノック体が待機位置の時にはクリップ部材の後端より軸筒後端側に位置し、前記ノック体の軸筒先端側への移動によって前記クリップ部材の押圧部の底壁に対面する位置に、凸部を形成する。
前記ノック体が、軸心方向に移動可能で回転不能に配設したことを特徴とする。
本発明のノック式筆記具は、筆記体の筆記先端部が突出した状態では、クリップ部材の押圧部の底壁に対向する位置に凸部があるため、クリップ部材の係止部を軸筒から離間することができず、ポケット等の衣類をクリップ部材に挟持することができない。また、仮にクリップ部材が破損した場合でも、筆記先端部の出没作動とクリップ部材は連動していないので、使用が可能なノック式筆記具を提供することができた。
ノック式筆記具において、筆記体の筆記先端部が突出した状態でポケット等の衣類にクリップ部材を挟持することができず、仮にクリップ部材が破損した場合でも、筆記先端部の出没作動を可能するという目的を、最小の部品点数及び簡単な構造で実現した。
図1から図4に示す クリップ部材を有するノック式筆記具1は、前軸2と後軸3を螺合した軸筒内に筆記体H(ボールペンレフィル)がコイルスプリング8によって後軸後端3a方向に付勢された状態で収納されている。
筆記体Hの構造は、従来から知られているもので、インキ収容管6内に筆記具用インキ(図示せず)を直に収容し、インキ収容管6の先端部には、ボールを回転自在に抱持した筆記先端部7(ボールペンチップ)を装着してある。
また、後軸3にはクリップ部材4を付設してある。クリップ部材4は、クリップ部材4と後軸3間にバネ材5を配設することにより、クリップ部材4の軸筒後端側に延出した押圧部4cを押圧することにより、軸筒先端側の係止部4bを、クリップ部材4と後軸3の連結部を支点4aとし、軸筒から離間可能に配設してある。
筆記先端部7を前軸2の先端開口部2aから出没させる機構は、従来から知られているもので、簡単に説明すると、後軸3の内壁面に回転カム9を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を形成し、このカム溝に、回転カム9に形成した突起を係合して配設してある。回転カム9の後端には、前記回転カム9を摺動し回転を付与するためのカム部を先端に有したノック体10を、ノック体10に形成した突起10bをカム溝(図示せず)に係合し、ノック体10の後端部が後軸後端3aより外方に突出した状態に配設した構造である。
ノック体10は、ノック体10に形成した突起10bをカム溝(図示せず)に係合させることで、軸心方向にのみ移動可能に配設することにより、凸部10aを形成する部分も特定されるので好ましい。また、ノック体10の外壁には径方向に延びる凸部10aを形成してある。この凸部10aは、ノック体10が待機位置の時(図1に示す状態)では、クリップ部材4の後端4eより後軸後端3a側に位置し、ノック体10を押圧(図1の矢印P方向)して前軸2の先端開口部2a側へ移動した時(図2に示す状態)に、クリップ部材4の押圧部4cの底壁4dと対面する位置に形成する。
図1、図3に示す状態(筆記体Hの筆記先端部7が没入した状態)では、クリップ部材4の後端4eより後軸後端3a側にノック体10に形成した凸部10aが位置するので、クリップ部材4の押圧部4cを押圧(図3矢印M方向)することができ、係止部4bを後軸3から離間可能なため、クリップ部材4によって衣服などの挟持が可能となる。また、図2、図4に示す状態(筆記体Hの筆記先端部7が突出した状態)では、クリップ部材4の押圧部4cの底壁4dと対面する位置に凸部10aがあるため、押圧部4cを押圧することができず、係止部4bを後軸3から離間できないため、クリップ部材4によって衣服などの挟持が不可能となる。
本実施例では、ノック体に凸部を一体に形成してあるが、ノック体の外壁面に、ノック体が待機位置の時にはクリップ部材の後端より軸筒後端側に位置し、ノック体の軸筒先端側への移動によって前記クリップ部材の押圧部の底壁に対面する位置に、凸部を形成してあれば、別部材を付設してあってよい。また凸部の形状も特に限定されるものでなく、クリップ部材の後端部を覆うように略コ字状等、筆記体の筆記先端部が突出した状態で、クリップ部材の押圧部の底壁に対向する位置に凸部が位置形状であればよい。
低粘度油性インキ、剪断減粘性インキ、水性インキ等、インキの種類に限定されることなく実施でき、筆記先端部の形状や材質に特定されることなく実施可能である。
1 ノック式筆記具
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
3a 後軸後端部
3b 溝部
4 クリップ部材
4a 支点
4c 押圧部
4d 底壁
4e 後端
5 バネ部材
6 インキ収容管
7 筆記先端部
8 コイルスプリング
9 回転カム
10 ノック体
10a 凸部
10b 突起
H 筆記体
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
3a 後軸後端部
3b 溝部
4 クリップ部材
4a 支点
4c 押圧部
4d 底壁
4e 後端
5 バネ部材
6 インキ収容管
7 筆記先端部
8 コイルスプリング
9 回転カム
10 ノック体
10a 凸部
10b 突起
H 筆記体
Claims (2)
- 後端側に延出した押圧部を押圧することにより、先端側の係止部を軸筒から離間可能に配設したクリップ部材を付設してなる軸筒内に、筆記体をコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記軸筒の後端部から突出したノック体を押圧作動し、待機位置から軸筒先端側に移動することにより、前記筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から突出可能としたノック式筆記具において、前記ノック体の外壁面に、前記ノック体が待機位置の時にはクリップ部材の後端より軸筒後端側に位置し、前記ノック体の軸筒先端側への移動によって前記クリップ部材の押圧部の底壁に対面する位置に、凸部を形成したことを特徴とするクリップ部材を有するノック式筆記具。
- 前記ノック体が、軸心方向に移動可能で回転不能に配設したことを特徴とする請求項1に記載のクリップ部材を有するノック式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003412654A JP2005169820A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | クリップ部材を有するノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003412654A JP2005169820A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | クリップ部材を有するノック式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005169820A true JP2005169820A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34732995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003412654A Pending JP2005169820A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | クリップ部材を有するノック式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005169820A (ja) |
-
2003
- 2003-12-11 JP JP2003412654A patent/JP2005169820A/ja active Pending
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