JP2005169435A - 絶縁スリーブ、ローラー及び誘導加熱装置 - Google Patents

絶縁スリーブ、ローラー及び誘導加熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 誘導電流値や圧延材料の加熱温度が高くなっても破損せず、ローラーと被加熱圧延材料との間に従来発生していたスパークを、圧延材料の全長全幅にわたり防止可能な熱間圧延ライン用ローラーの絶縁スリーブ、及び、これを用いたローラー、誘導加熱装置を提供する。
【解決手段】 誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーに嵌合する絶縁スリーブであって、該絶縁スリーブが、耐酸化性、耐熱衝撃性に優れたセラミックスからなり、該スリーブ外径が、上記ローラーの金属製芯金の胴長方向中央部直径よりも大径であることを特徴とする絶縁スリーブ、及び、これを用いたローラー、誘導加熱装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱間圧延ラインに使用される絶縁スリーブ、ローラー及び誘導加熱装置に関するものである。
鋼材等の圧延材料を製造する熱間圧延ラインでは、連続鋳造あるいは分塊により製造された鋳片やスラブを、加熱炉にて圧延可能温度まで昇温するか、あるいは熱片のままで、金属製のローラーで搬送、粗圧延機及び仕上げ圧延機にて熱間圧延処理して、所定の厚さの圧延製品としている。
鋳片やスラブは、熱間圧延工程において、ロールによって順次肉薄になっていくが、熱間圧延工程中の自己放熱や、高圧冷却水(デスケ水)によって温度が低下する。特に、両端部の温度低下は大きく、端部の材質不良や割れの発生、圧延が板幅方向に不均等になる等の、圧延製品としての問題を生じる。
このような問題に対して、多くの熱間圧延ラインで、特許文献1や特許文献2等によって開示されているように、圧延工程中の圧延材料の中央部と両端部の温度差を小さくするために、両端部を昇温する誘導加熱装置が設置されている。この装置においては、ローラーで搬送される被加熱圧延材料の両端部に対応した箇所に、一対の誘導加熱装置が、一定の間隔毎に設置されている。
誘導加熱装置は、コイルに電流を流して、その誘導電流によって被加熱圧延材料の両端を加熱するもので、優れた加熱方法である。
誘導加熱装置は、誘導加熱を作用させる主鉄芯の形状によって、C型鉄芯式とU型鉄芯式に大別される。U型鉄芯式の場合、1基の誘導加熱装置の主鉄芯は2極あり、磁束φを各極反対方向に発生させることによって、漏れ磁束を打ち消す作用を兼ね備える。
一方、C型鉄芯式の場合には、1基の誘導加熱装置の主鉄芯は1極であって、磁束φも一方向に発生する。そのために、漏れ磁束が発生し、被加熱圧延材料との鎖交によって、被加熱圧延材料の圧延方向又は幅方向に、誘起起電力を発生して、その誘起起電力がローラー及びローラー上の被加熱圧延材料を介して、ループ電流を発生させる。
ループ電流は、ローラー及び被加熱圧延材料との間の接触抵抗の変化によって、スパークを生じる。漏れ磁束から誘起された起電力によって、ローラーの胴長方向、及び、被加熱圧延材料の圧延方向のループ電流が形成される。
C型鉄芯式は、U型鉄芯式に比べて加熱効率に優れるため、C型鉄芯式の誘導加熱装置を導入する熱間圧延ラインが大半を占めており、スパークのもたらす問題が顕在化してきている。 スパークによる被加熱圧延材料への直接の疵は、当然問題となるが、それに加えて、ローラーについたスパーク痕も被加熱圧延材料の表面に転写されるので、被加熱圧延材料の品質低下を招き、問題となる。
従って、ローラーに、こうしたスパーク痕が発生すると、これを直すためにグライダー等による研磨作業が必要になり、熱間圧延工程を停止せざるを得なくなるので生産性が低下する。
圧延効率向上のために、益々誘導電流を高くしたり、被加熱圧延材料の通過性向上のために、ローラーの設置間隔をさらに短くしたりすること等により、スパーク痕の発生が多くなり、スパーク痕への対策は一層重要になってきている。
この問題を解決するために、特許文献3によれば、搬送ロールと圧延材間で発生するスパークを防止できる端部加熱装置が提案されている。この装置は、段付搬送ロールを用いた装置であり、スパークが被加熱圧延材料の限定された端部に集中していることに着目し、被加熱圧延材料の端部と搬送ロールが接触しないように、搬送ロールに溝部を設けた段付搬送ロールとし、且つ、アルミナやジルコニア等のセラミックスで搬送ロール表面を50〜100μmの厚みで溶射し、絶縁性を向上させたとしている。
段付搬送用ロールの使用により被加熱圧延材料の通過部が溝部なので、被加熱圧延材料の圧延方向のループ電流は遮断される。しかしながら、段付搬送ロール表面の焼き付き疵を防止するために外部冷却水を使用する場合には、長期使用のうちに電気抵抗の低下した高圧冷却水を介して、被加熱圧延材料と段付搬送ロールの胴長方向にループ電流が形成され、通電するためにスパークが発生した。
また、冷却水を使用しない場合には、段付搬送ロール表面の焼き付き疵が生じる上に、使用する間に溶射被膜が剥がれて絶縁不良となり、被加熱圧延材料先後端でスパークが発生し、更に、被加熱圧延材料の通過部、即ち、段付搬送ロールと製品との接触部において微小なスパークを発生し、何れにしても品質上の問題解決は困難であった。
アルミナセラミックスは、室温曲げ強さが350MPa程度、1000℃高温曲げ強さが200MPa以下と小さいため、20tonもの圧延材料突入時の衝撃に耐えられないことと共に、水中投下法熱衝撃き裂発生温度差がΔT=200℃程度と低いため、1000℃以上に加熱昇温された重い材料が通過したときの熱衝撃によって破損すると考えられる。
また、特許文献4や特許文献5によれば、耐熱性を有する電気絶縁層を備えたテーブルローラーが提案されている。耐熱性を有する電気絶縁層の形成方法として、アルミナ系セラミックススリーブや窒化珪素系セラミックススリーブのテーブルローラー芯金外側への嵌合が開示されている他に、テーブルローラー芯金へのセラミックスの直接溶射が開示されている。
これらの方法では、テーブルローラー表面が電気絶縁されているので、テーブルローラーと被加熱圧延材料の間に電流循環経路が形成されず、従ってテーブルローラーと圧延材料が離れるときにもスパークの発生がないとしている。
しかしながら、特許文献4のように、アルミナ、ジルコニアを使用して絶縁したローラーを使用しても、さらに質量の増した圧延材料(20ton)等の加重や、さらに高まった誘導電流値や、さらに高くなった圧延材料の端部の加熱温度により、ローラー自体が破壊されたり、セラミックの溶射膜が剥離したりして、長期間の安定使用が不可能であることが明らかになってきた。
また、特許文献5のような窒化珪素製スリーブを用いても、耐酸化性が不十分な窒化珪素セラミックスを使用した場合、1000℃にも加熱されている被加熱圧延材料による酸化が進行し、スリーブが破損し、ライン休止等のトラブルが起きている。
特許文献4や特許文献5による提案では、テーブルローラーに電気絶縁層が形成されているため、被加熱圧延材料の圧延方向のループ電流は遮断される。
しかしながら、被加熱圧延材料の表面温度は1000℃程度であるために、接触による電気絶縁層の熱衝撃保護として、この電気絶縁層を冷却することが必須となり、これを冷やすための外部冷却水は通常再利用するので、使用する間に圧延材料表面から剥げ落ちた金属を伴ってスケールを形成し、高圧冷却水の電気抵抗は低下する。
そして、スケールが混入し電気抵抗の低下した高圧冷却水を介して被加熱圧延材料とテーブルローラーの胴長方向にループ電流が形成され通電するために、スパークが発生し、製品品質の低下を解消できなかった。
加えて、冷却すれば、上記のように、電気抵抗の低下した冷却水からループ電流が形成されるといった現象が生じるが、例えば、コスト面から非現実的であるが、比抵抗の大きな純水を冷却水に使用したとしても、アルミナ、ジルコニアの融点は1000℃以上で耐熱性は高いものの、水中投下法熱衝撃き裂発生温度差は、特許文献3のアルミナ200℃、ジルコニア350℃、特許文献5の耐酸化性に着眼していない窒化珪素は800℃であり、いずれも、本用途のニーズに対応する熱衝撃に達していないために、問題が生じることは十分に予想される。
製造法に関しても、特許文献5では、造粒処理した顆粒を、スリーブ成形用のゴム型と成形用芯金により構成される成形型に充填して、静水圧加圧装置により圧粉体を成形し、円筒成形体を製作した後に、500℃まで低速加熱して脱脂してから、超硬バイトを具備したNC旋盤によって所定の形状に素地加工することが明記されている。
これは、素地加工前に成形体のハンドリング性を著しく低下させ、製造歩留まりを大きく低下させるため、不適当である。さらに、焼成過程において、難焼結性の窒化珪素粉末の焼結助剤を結晶化させるための熱処理に関する記述が全く認められず、実施例において、1700℃で1時間の焼成を行うとの記述が見られるのみである。
特開昭63−126609号公報 特開昭61−273888号公報 実用新案登録第2551611号公報 実公平6−38563号公報 特開2002−178020号公報
そこで、本発明は、上記した従来技術の問題点を解決する目的で、1000℃以上の高温下での耐酸化性に優れ、ΔT=1000℃の急加熱、急冷却に対する耐熱衝撃性を有し、圧延効率を向上させるために誘導電流値や圧延材料の加熱温度が高くなっても破損せず、ローラーと被加熱圧延材料との間に従来発生していたスパークを、圧延材料の全長全幅にわたり防止可能な熱間圧延ライン用ローラーの絶縁スリーブを提供することにある。
また、この絶縁スリーブを用いたローラー、及び、誘導加熱装置を提供することによって、メンテナンス休止の少ない、より安定した熱間圧延ラインの操業を実現し、そこから生産される鋼材等の圧延製品の品質をより向上させることにある。
本発明者らは、上記の目的を達成するために、種々検討した結果、ローラーの電気絶縁層として、優れた耐酸化性を有し、水中投下法熱衝撃き裂発生温度差がΔT=1000℃以上であるセラミックス、例えば、粒界相を高い融点を有する結晶相で高度に結晶化処理(例えば、難焼結性の窒化珪素粉末の焼結を助長する助剤成分を、1300℃以上の高融点を有する1250℃までの高温で非常に安定な結晶相、例えば、RE2Si27(REは希土類元素)、Si22O等に結晶化させるための熱処理)した窒化珪素又はサイアロン焼結体からなるスリーブを用いることにより、圧延材料へのスパーク疵発生防止が達成可能なことを見出した。
さらに、本発明者は、このスリーブをローラーに外嵌した構造を有する熱間圧延ライン用ローラー及び誘導加熱装置を提供することにより、上記の目的を達成できることを見出した。
即ち、本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1) 誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーに嵌合する絶縁スリーブであって、該絶縁スリーブが、耐酸化性に優れたセラミックスからなり、該スリーブ外径が、上記ローラーの金属製芯金の胴長方向中央部直径よりも大径であることを特徴とする絶縁スリーブ。
(2) 大気中、1000〜1250℃、64時間保持による酸化試験での前記絶縁スリーブの質量変化が、±0.1mg/cm2以内であることを特徴とする前記(1)に記載の絶縁スリーブ。
(3) 前記絶縁スリーブの水中投下法熱衝撃き裂発生温度差が、1000℃以上であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の絶縁スリーブ。
(4) 前記絶縁スリーブの20〜1250℃の温度範囲での曲げ強度が、600MPa以上であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の絶縁スリーブ。
(5) 前記絶縁スリーブが、高融点結晶化された粒界相を有する窒化珪素又はサイアロン焼結体からなることを特徴とする前記(1)〜(4)の何れかに記載の絶縁スリーブ。
(6) 前記高融点結晶化された窒化珪素焼結体の粒界相が、RE2Si27(REは希土類元素)又はSi22Oの一方又は両方であることを特徴とする前記(5)に記載の絶縁スリーブ。
(7) 誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーであって、該ローラに嵌合する絶縁スリーブのローラー胴長方向の合計長さが50〜1000mmであって、該ローラーの少なくとも圧延材料端部が接する部位に、前記(1)〜(6)の何れかに記載の絶縁スリーブを嵌合してなることを特徴とするローラー。
(8) 前記絶縁スリーブとローラーの間に緩衝層を有することを特徴とする前記(7)に記載のローラー。
(9) 前記ローラーの金属製芯金の熱膨張率をαm(K-1)、前記絶縁スリーブの熱膨張率をαc(K-1)、芯金半径をr(mm)とすると、前記緩衝層の厚みh(mm)が、50r(αm−αc)≦h≦300r(αm−αc)であることを特徴とする前記(8)に記載のローラー。
(10) 熱間圧延ラインの圧延材料に対して上下から互いに対向した誘導加熱コイルを配置し、該圧延材料の幅方向両端部を加熱する誘導加熱装置であって、上記誘導加熱コイルの直下又はその前後に、前記(7)〜(9)の何れかに記載のローラーを配置してなることを特徴とする誘導加熱装置。
本発明の絶縁スリーブによれば、耐熱衝撃性に優れ、圧延効率を向上させるために誘導電流値や圧延材料の加熱温度が高くなっても破損せず、ローラーと圧延材料との間に従来発生していたスパークを、圧延材料の全長全幅にわたり防止することが可能となった。
また、本発明は、この絶縁スリーブを嵌合したローラー、及び、このローラーを誘導加熱コイルの直下又はその前後に使用した誘導加熱装置によって、メンテナンス休止の少ない、より安定した熱間圧延ラインの操業を実現できると共に、そこから生産される鋼材等の圧延製品の品質をより向上させられるといった優れた効果を奏する。
以下、本発明の絶縁スリーブ、これを嵌合したローラーを備えた、鋼帯等の圧延材料を製造する熱間圧延ラインの一例を説明する。
熱間圧延ラインでは、一定周期で搬送されてくる被加熱圧延材料の幅方向両端部の温度低下を低減するために、一組以上の誘導加熱装置が設置されている。この誘導加熱装置は、コイルに電流を流して、その誘導電流によって、被加熱圧延材料の両端を通過中に急速加熱する。
このとき、従来の導電性ローラーでは、ローラー胴長方向、及び、被加熱圧延材料の圧延方向にそれぞれループ電流が生じ、このループ電流は、被加熱圧延材料と従来ローラーとの間の接触時にスパークを発生させ、大変危険であり、かつ、圧延材料に疵付けを起こし、不良材発生に繋がっている。
本発明の熱間圧延ライン用ローラーのスパーク防止について説明する。熱間圧延ライン用ローラーの胴長方向中央部は、絶縁スリーブによって被覆されていて、被加熱圧延材料と直接接触しないので、ローラー表面への熱衝撃の影響、焼き付き等が、製品としての被加熱圧延材料に影響する恐れはない。
被加熱圧延材料が通過し接触する熱間圧延ライン用ローラーの表層は、絶縁体であるセラミックス製スリーブで構成されていることから、被加熱圧延材料と熱間圧延ライン用ローラー表面との間でループ電流は絶縁され、ローラー母材自体の絶縁効果が得られる。
以上のことから、スパーク発生に寄与するローラーのループ電流は、絶縁スリーブによって遮断されるため、スパークによる危険、歩留り低下は防止される。
本発明の絶縁スリーブは、体積抵抗率で10×10-10Ω・cm以上の高抵抗を有している。このため、ローラー胴長方向、及び、被加熱圧延材料の圧延方向にそれぞれ発生するループ電流は、絶縁スリーブが挿入されているため、被加熱圧延材料とローラー母材は接触しないので導通せず、従ってスパーク発生を解消することが可能になる。
本発明の熱間圧延ライン向けローラーの開発に際しては、セラミックス製絶縁スリーブ嵌合ローラーをVブロックに固定し、上部より冷片又は加熱片サンプルバーを自由落下させ、セラミックス製スリーブの割れ、表面欠陥等の探傷検査を行う耐衝撃性試験装置を製作して試験を行った。
合わせて、実プラントと試験装置との衝突エネルギーとの対比から機械的強度及び安全率を導き出し、材質及び形状を選択して、実プラントにて長期間耐え得る充分な条件をオフライン設定した。
これらの結果により、セラミックス製スリーブの材料は、水冷後と圧延材料の温度差に相当する耐熱衝撃性に加え、摺動時の温度上昇を含めた耐酸化性と高温強度が不可欠であることが判明した。
より詳細には、高温の被加熱圧延材料との接触に耐え得るために、水中投下法熱衝撃き裂発生温度差ΔTが1000℃以上であることが好ましく、大気中の種々の湿度設定で、JIS R 1601に準拠した1000〜1250℃、64時間保持による酸化試験での質量変化が±0.1mg/cm2以内であることが好ましく、また、衝突時の機械的強度を確保するために、セラミックス製スリーブの曲げ強度は、大気中、20〜1250℃の温度範囲で600MPa以上であることが好ましい。
これら性質を満たす材料として、本発明者は鋭意検討した結果、難焼結性の窒化珪素粉末を焼結させるために加える酸化物、酸窒化物を、窒化珪素マトリックスの粒界で、高融点結晶相に高度に結晶化した特殊な材料が有効であることを見出した。
高融点結晶化された窒化珪素焼結体の粒界には、RE2Si27(REは希土類元素)又はSi22Oの少なくとも一相が形成されたものが、本用途に好適である。
また、粒界が高融点結晶化されたサイアロンとしては、マトリックス相はβ’−Si6-ZAlZZ8-Z相(Z=0.2〜4)が支配的で、焼結体の粒界にはAl937、Al735、Al634、Si34・Y23、RE2Si27(REは希土類元素)、Si22O、又はY3Al512相の少なくとも一相が形成されたものが、本用途に好適である。
被加熱圧延材料は、圧延の進行に伴って圧延方向に対して左右に蛇行するが、被加熱圧延材料に接触するセラミックス製スリーブ部分、即ち、ローラー大径部分を、スリーブ1基当たり胴長方向に50mm以上確保することで、ローラー母材部分(金属製芯金)が被加熱圧延材料に接触することを防止し、スパークの発生を伴わない。
絶縁スリーブの製造コストを抑えるため、スリーブの合計長さは、1基当たり圧延材料の最大幅の半分程度、即ち、一般的な鋼材は最大2100〜2400mmであるため、スリーブの合計長さは最大1000mmとすることが好ましい。
また、最も荷重が加わる胴長方向中央部に嵌め込まれる絶縁スリーブ単体の長さは、50〜200mm程度、より好ましくは100〜200mmとする。
次に、本発明のローラーは、誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーであって、該ローラーの少なくとも圧延材料端部が接する部位に、上述の絶縁スリーブを嵌合してなることを特徴とする。
ローラーに嵌合する絶縁スリーブの数は、特に限定するものではなく、圧延材料の幅と絶縁スリーブの胴長方向の長さから、圧延材料がローラーの金属製芯金と接触しないように、最適な個数を選定すればよい。即ち、圧延材料の幅より絶縁スリーブの長さが長い場合は、絶縁スリーブは1基を嵌合すればよい。
また、圧延材料の幅より絶縁スリーブの長さが短い場合は、圧延材料の幅方向両端部に絶縁スリーブが配置されるように、2基嵌合すればよい。さらに、圧延材料の幅方向中央部が自重により撓んで、金属製芯金に接触する恐れのある場合は、両端部と共に中央部にも絶縁スリーブを任意の基数配置することが望ましい。
ローラーの金属製芯金にセラミックス製スリーブを嵌合する際、芯金とスリーブの平均ギャップh(mm)は、芯金及びスリーブの各熱膨張率を、それぞれ、αm(K-1)及びαc(K-1)、芯金半径をr(mm)、圧延材料通材中の芯金表面の最高温度を500℃とし、安全係数を1.5とする場合、略h=1.5×(αm−αc)×r×(500−20)=720r(αm−αc)となる。
冷却水による温度低下時に隙間が広がる場合の異物混入を防ぎ、芯ズレによる片減りや片摩耗を抑制するため、500℃までの耐熱性を有し、長期間の耐摩耗性に優れるセラミックス繊維などからなる緩衝層を必要に応じ挿入することが好ましい。挿入する緩衝層の厚さは、50r(αm−αc)〜300r(αm−αc)が好ましく、より好ましくは100r(αm−αc)〜200r(αm−αc)である。
熱間圧延ラインにおいて、鋼板等の圧延材料の上下から互いに対向した誘導加熱コイルを配置して、圧延材料の幅方向両端部を加熱する誘導加熱装置の直下、または、その前後に配置され、金属製芯金にセラミックス製スリーブを嵌合した熱間圧延ライン用ローラーの金属製芯金の金属材料については、Cr−Mo鋼もしくはステンレス鋼であることが好ましい。これらの熱間圧延ライン用ローラーは、搬送用ローラーもしくはピンチローラーとして好適に用いることができる。
また、本発明の誘導加熱装置は、熱間圧延ラインの圧延材料に対して上下から互いに対向した誘導加熱コイルを配置し、上記圧延材料の幅方向両端部を加熱する誘導加熱装置であって、該誘導加熱コイルの直下又はその前後に、上述のローラーを配置してなることを特徴とする。
本装置では、上述のように、圧延材料とローラーが絶縁スリーブによって絶縁されているため、誘導加熱のための誘導電流を高めても、圧延材料とローラーの間で従来発生していたスパーク疵が発生することはなく、ローラーの手入れもその頻度を大幅に少なくすることができることから、高品質の圧延材料を長期間、高効率で生産することができる。
即ち、従来技術で問題であった長期安定性を解決する目的で、本発明は、室温(20℃)〜1250℃までの高温強度に優れ、1000℃以上略1250℃までの大気中、種々の湿度、高温下での耐酸化性に優れ、ΔT=1000℃の急加熱、急冷却に対する繰り返し耐熱衝撃性(耐スポール)を有するセラミックス材料を絶縁スリーブとして提供しているため、圧延効率を向上させる誘導電流値を上げたり、鋼帯等の圧延材料の加熱温度が高くなったり、高圧の冷却水を噴射されても、高温の強度が優れていて、破損や摩耗が起こり難く、長期間安定して使用することが可能である。
なお、圧延材料としては、鋼材以外にも、チタン、マグネシウム、銅、アルミニウム等の種々の金属材料が採用可能であり、本発明は、従来金属製のローラーでの圧延条件、より詳細には、圧延温度、板厚、圧下率、通材速度等の制限をより緩和して、圧延材料の製造コストを低減するものである。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
窒化珪素原料(平均粒径0.4μm、純度98%)に、所定量の酸化イットリウム(平均粒径0.7μm、純度99%)、酸化イッテルビウム(平均粒径0.8μm、純度97%)の希土類酸化物と酸化珪素(平均粒径0.2μm、純度99.5%)の粉末焼結助剤と所定量の造粒用バインダー(水溶性ポリビニルアルコール、固形分濃度40質量%)を湿式混合して、スプレードライヤーにて乾燥造粒した。
ここでは、窒化珪素原料92質量%に、3.5質量%の酸化イットリウム粉、1.7質量%の酸化イッテルビウム粉、2.8質量%の酸化珪素粉末を焼結助剤として添加し、これら粉末100質量部に対し、造粒用バインダーを10質量部、水80質量部を加え、回転型ボールミルで、40rpm、48時間湿式混合して、スプレードライ造粒処理した顆粒を、スリーブ成形用のゴム型と成形用芯金により構成される成形型に充填して、静水圧加圧装置によりφ500mm×L270mmの圧粉体を成形し、円筒成形体を製作した。
この窒化珪素セラミックス成形体を、超硬バイトを具備したNC旋盤によって、φ480mm(内径368mm)×L250mmの円筒形状に素地加工した。
得られた素地加工体を、エアー流通中、500℃まで5〜10℃/時の低速加熱による脱バインダー後、窒素ガス392kPaの加圧雰囲気で1780℃にて10時間保持し、その後、1550℃で24時間保持の結晶化処理を行い、本発明のφ384mm(内径290mm)×L208mmの窒化珪素焼結体を得た。
焼結体の組織は、マトリックスがβ−Si34相のみで、粒界層には、Si22O、Y2Si27及びEr2Si27相が混在していた。
また、20℃の三点曲げ強さは950MPa、大気中1250℃中の同強さは680MPaであった。さらに、大気中、1000〜1250℃、64時間保持による酸化試験での質量変化は、0.05mg/cm2であり、水中投下法熱衝撃き裂発生温度差ΔTは1000℃であった。
(実施例2)
窒化珪素原料91質量%に、酸化イットリウム4.5質量%、酸化珪素1.2質量%、酸窒化アルミニウム3.3質量%の粉末焼結助剤を添加し、これら粉末100質量部に対し、造粒用バインダーを10質量部、水85質量部を加え、回転型ボールミルで、45rpm、24時間湿式混合した後、スプレードライ造粒処理して、顆粒を得た。上記実施例1と同様に、成形型に充填して、圧粉体を成形し、円筒成形体を製作し、超硬バイトにより、φ485mm(内径370mm)×L253mmに素地加工した。
得られた素地加工体を、大気中、500℃まで5〜10℃/時の低速加熱による脱バインダー後、常圧窒素ガス雰囲気の中で1750℃にて8時間保持し、その後、1400℃で12時間保持の結晶化処理を行い、本発明のφ384mm(内径295mm)×L210mmのサイアロン焼結体を得た。
焼結体の組織は、マトリックスとしてβ’−Si4Al226相が支配的で、粒界層には、Al937、Al735、Al634、Si34・Y23、Y2Si27、Si22O、及びY3Al512相が混在していた。
また、20℃の三点曲げ強さは900MPa、大気中1250℃中の同強さは620MPaであった。さらに、大気中、1000〜1250℃、64時間保持による酸化試験での質量変化は、0.08mg/cm2であり、水中投下法による熱衝撃の強度低下が起こる温度差ΔTは1000℃であった。
上記実施例1及び2にて得られた焼結体について、レジンボンドダイヤモンド砥石を用いて仕上げ加工し、外径380mm×内径300mm×長さ200mmの窒化珪素及びサイアロン製の絶縁スリーブを製作した。
熱間圧延ライン向けローラーの芯金の材質は、Cr−Mo鋼とし、軸受組込軸形状、内部冷却水路等の所定形状を組み込んだ直径300mmの金属製芯金を製作した。
そして、芯金の熱膨張率αmが12×10-6-1、窒化珪素及びサイアロンの熱膨張率αcがそれぞれ3.8×10-6-1及び2.1×10-6-1であり、芯金の半径(150mm)から、圧延材料通材中の芯金表面の最高温度を500℃、安全係数を1.5とした場合、芯金と絶縁スリーブの内径との間の半径方向のギャップh(mm)は、窒化珪素製絶縁スリーブで、h=720×150×(12×10-6−3.8×10-6)=0.89(mm)、サイアロン製絶縁スリーブで、h=720×150×(12×10-6−2.1×10-6)=1.07(mm)となる。
そこで、芯金と絶縁スリーブの間に挿入する緩衝層としては、それぞれ、炭化珪素製ファイバーを織り込んだ厚さ0.15mm及び0.20mmのセラミックス繊維シートを用いた。
図1に示すように、全長が1700mm、外径を一様に300mmとした搬送用ローラー1の芯金2の両側に、外径380mm×内径300mm×長さ200mmの絶縁スリーブ3を、計4個を中心部まで挿入して、更に、絶縁スリーブ3の両側に、金属スリーブ(外径340mm×内径300mm×長さ100mm、図示なし)を挿入し、両端に配置した金属スリーブと芯金2とをネジ止め固定して、搬送用ローラー1を完成させた。
この搬送用ローラーを、C型鉄芯式誘導加熱装置の直下に設置して、絶縁スリーブごとローラー表面を水冷しながら、エッジを加熱し、幅600〜1500mmの鋼帯(粗バー)を搬送した。そして、鋼帯通過時のスパークの有無、通過させた鋼帯の表面状態とローラー表面状態を確認し、評価した。その結果を表1に示す。
また、本発明のセラミックス材料の熱膨張係数と芯金材の熱膨張係数の差異に起因するギャップに対し、それぞれ1/3の厚さからなるシリカ繊維製の緩衝層(図1,4参照)を挿入した場合、それぞれスケール等の浸入が抑えられたり、芯ズレによる偏摩耗も軽減することができた。
(比較例1)
実施例1、2で用いたCr−Mo鋼製芯金のローラーに、高純度アルミナ(純度99.5%)セラミックスを溶射し、搬送用ローラーを作製した。溶射厚は0.5mmで、ローラーは全長1700mm、外径は胴長方向全てに渡って380mmとした。
この搬送用ローラーを用いて、実施例1及び2と同様にして評価した。その結果を表1に示す。この系では、アルミナ材の耐熱衝撃性の不足により、無数にクラックが発生し、剥離が生じてしまう。
(比較例2)
実施例1、2で用いたCr−Mo鋼製芯金のローラーに、窒素ガス中、1700℃、1時間保持のみで焼成した粒界相を結晶化処理していない窒化珪素質セラミックス(結晶構造はβ−Si34相とガラス相のみ)製の絶縁スリーブ(φ380mm(内径340mm)×L100mm)を外嵌し、搬送用ローラーを作製した。
この搬送用ローラーを用いて、実施例1、2と同様に母鋼材とのギャップ0.6mmを算出し、緩衝材無しで評価した。その結果を表1に示す。
粒界層が低融点のガラス相からなる窒化珪素質セラミックスでは、高温強度が決定的に低いばかりではなく、耐酸化性や耐熱衝撃性にも劣るため、長期間の使用に供することは不可能である。
(比較例3)
実施例1、2で用いたCr−Mo鋼製芯金の搬送用ローラー(外径380mm)をセラミックススリーブなしで使用した。この搬送用ローラーを用いて、実施例1及び2と同様にして評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2005169435
アルミナセラミックスを溶射したローラー、粒界相を結晶化処理していない窒化珪素セラミックス、スチール製ローラーでは、短期間の間でスパークを発生し、製品に直接的、間接的に疵をもたらすか、又は、スリーブの破損によりライン休止という最悪の事態を招いた。
ところが、本発明の粒界相を高い融点を有する結晶相で高度に結晶化処理した窒化珪素又はサイアロン焼結体を用いた絶縁スリーブを胴長方向の両側に外嵌した搬送用ローラーは、スパークが何れにおいても見られず、鋼帯等の圧延材料の製品品質低下は防止でき、かつ、耐酸化性に優れることから、長期間に亘り安定に使用可能であることが確認できた。
本発明の絶縁スリーブによれば、耐熱衝撃性に優れ、圧延効率を向上させるために誘導電流値や圧延材料の加熱温度が高くなっても破損せず、ローラーと圧延材料との間に従来発生していたスパークを、圧延材料の全長全幅にわたり防止することが可能となった。また、本発明は、この絶縁スリーブを嵌合したローラー、このローラーを誘導加熱コイルの直下又はその前後に使用した誘導加熱装置によって、メンテナンス休止の少ない、より安定した熱間圧延ラインの操業を実現できると共に、そこから生産される鋼材等の圧延製品の品質をより向上させられるといった優れた効果を奏する。
よって、本発明は、鋼材圧延技術を改善し、鉄鋼産業の発展に貢献するものである。
熱間圧延ライン向けローラーの一実施例を示す断面図である。
符号の説明
1…搬送用ローラー
2…芯金
3…絶縁スリーブ
4…緩衝層
5…被加熱圧延鋼帯

Claims (10)

  1. 誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーに嵌合する絶縁スリーブであって、該絶縁スリーブが、耐酸化性に優れたセラミックスからなり、該スリーブ外径が、上記ローラーの金属製芯金の胴長方向中央部直径よりも大径であることを特徴とする絶縁スリーブ。
  2. 大気中、1000〜1250℃、64時間保持による酸化試験での前記絶縁スリーブの質量変化が、±0.1mg/cm2以内であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁スリーブ。
  3. 前記絶縁スリーブの水中投下法熱衝撃き裂発生温度差が、1000℃以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁スリーブ。
  4. 前記絶縁スリーブの20〜1250℃の温度範囲での曲げ強度が、600MPa以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の絶縁スリーブ。
  5. 前記絶縁スリーブが、高融点結晶化された粒界相を有する窒化珪素又はサイアロン焼結体からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の絶縁スリーブ。
  6. 前記高融点結晶化された窒化珪素焼結体の粒界相が、RE2Si27(REは希土類元素)又はSi22Oの一方又は両方であることを特徴とする請求項5に記載の絶縁スリーブ。
  7. 誘導加熱コイルを配置した熱間圧延ラインにおける圧延材料の搬送用ローラーであって、該ローラに嵌合する絶縁スリーブのローラー胴長方向の合計長さが50〜1000mmであって、該ローラーの少なくとも圧延材料端部が接する部位に、請求項1〜6の何れか1項に記載の絶縁スリーブを嵌合してなることを特徴とするローラー。
  8. 前記絶縁スリーブとローラーの間に緩衝層を有することを特徴とする請求項7に記載のローラー。
  9. 前記ローラーの金属製芯金の熱膨張率をαm(K-1)、前記絶縁スリーブの熱膨張率をαc(K-1)、芯金半径をr(mm)とすると、前記緩衝層の厚みh(mm)が、50r(αm−αc)≦h≦300r(αm−αc)であることを特徴とする請求項8に記載のローラー。
  10. 熱間圧延ラインの圧延材料に対して上下から互いに対向した誘導加熱コイルを配置し、該圧延材料の幅方向両端部を加熱する誘導加熱装置であって、上記誘導加熱コイルの直下又はその前後に、請求項7〜9の何れか1項に記載のローラーを配置してなることを特徴とする誘導加熱装置。
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