JP2005168982A - 塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薬液等を塗布する際に、手を汚すことなく簡単にかつ衛生的に行うことができる塗布具を提供することである。
【解決手段】 軸体12と、この軸体12の一端に設けた塗布液含浸部13と、前記軸体12を被覆した軸体被覆フィルム15と、この軸体被覆フィルム15の前記含浸部13側の端部15a表面上に端部16aを重ね合わせ且つ前記塗布液含浸部13を被覆した状態で密封シールされた含浸部被覆フィルム16と、この含浸部被覆フィルム16の前記端部16aまたはその近傍に設けられた開封用摘み片17とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消毒、殺菌、治療といった医療用、化粧用、機械部品または電子部品の清掃用等の薬液を塗布するための塗布具に関する。
従来より、軸体の一端に脱脂綿を巻き付け、これに消毒剤等の薬液を含浸させて、外傷部や咽喉などの患部に塗布することが行われている。しかし、脱脂綿の巻き付けや、これに上記のような薬液を含浸させる作業は煩雑であるため、事前に軸体の一端に脱脂綿等の繊維集合体を取り付け、これに薬液を含浸させたものを非通気性フィルムにて一本ずつ密封包装することが提案されている。この塗布具を使用すると、包装を解いて、軸体を指でつまんで、そのまま患部に薬液を塗布することができる。
しかし、このような塗布具は、製造後の保管や輸送中に外部から圧力が加わったり、温度変化等により、繊維集合体から薬液が染み出しやすいという問題がある。このため、染み出した薬液が軸体の表面に付着し、軸体を取り出す際に手を汚すおそれがあった。
このような問題を解決するために、塗布液含浸部のみを密封包装することが提案されている(例えば、下記特許文献1,2参照)。しかし、包装体から軸体が突出しているため、塗布液含浸部のみの包装では気密性を長期間にわたって維持するのは困難であり、また、軸体を伝って塗布液が外部に漏れだすおそれもある。
特開平11−47191号公報 特開2000−237235号公報
本発明の主たる課題は、薬液等の塗布を、手を汚すことなく簡単にかつ衛生的に行うことができる塗布具を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の塗布具は、軸体と、この軸体の一端に設けた塗布液含浸部と、前記軸体の少なくとも一部を被覆した軸体被覆フィルムと、この軸体被覆フィルムの含浸部側の開口端部またはその近傍のフィルム表面上に端部を重ね合わせ前記塗布液含浸部を被覆した状態でシールされた含浸部被覆フィルムと、この含浸部被覆フィルムの前記端部またはその近傍に設けられた開封用摘み片とを備えたことを特徴とする。
前記開封用摘み片は、前記含浸部被覆フィルムの端部に一体に形成されているのがよく、好ましくは前記開封用摘み片が、前記塗布液含浸部を介して対向する含浸部被覆フィルムの各端部またはその近傍に設けられているのがよい。
本発明によれば、(1)開封用摘み片を指でつかんで、含浸部被覆フィルムを軸体側から含浸部に向かってめくるように開封するため、簡単に塗布液含浸部を露出させることができ、(2)塗布液含浸部が含浸部被覆フィルムおよび軸体被覆フィルムの表面や端部に接触することがないので、塗布液含浸部が汚染されるのを防いで衛生的に使用することができ、しかも(3)たとえ塗布液含浸部から滲み出した塗布液で軸体が汚染されても、軸体被覆フィルムを介して軸体を手でつかむので、手を汚すことがないという効果がある。
本発明の一実施形態にかかる塗布具を図面に基づいて説明する。図1は本発明にかかる塗布具の一実施形態を示す概略正面図であり、図2はそのX−X線概略断面図である。
図1に示すように、この塗布具11は、軸体12と、この軸体12の一端に形成され塗布液が含浸された塗布液含浸部13と、軸体12を被覆した軸体被覆フィルム15と、塗布液含浸部13を被覆した袋状の含浸部被覆フィルム16とからなる。含浸部被覆フィルム16は、軸体被覆フィルム15の前記含浸部13側の端部15a表面上に端部16aを重ね合わせて周縁が密封シールされる。図1において、19は形成されたシール部を示している。この状態では、塗布液含浸部13は含浸部被覆フィルム16によって被覆密封されている。なお、軸体被覆フィルム15の前記含浸部13側の端部15aにシールすることは必ずしも必要ではなく、この端部15aの近傍に位置する部位の軸体被覆フィルム15の表面上に端部16aを重ね合わせてシールしてもよい。
また、含浸部被覆フィルム16のシールされた端部16aには、開封用摘み片17が一体に形成されている。
軸体12としては、例えばプラスチック軸、紙軸、木軸、金属軸等が使用可能である。軸体12の太さ(外径)は特に限定されず、使用時に折れない程度の強度を有し、かつ使用時に持ちやすい太さであるのがよい。また、軸体12の長さも特に限定されるものではなく、使いやすい長さに任意に設定することができる。
塗布液含浸部13としては、塗布液を含浸できかつ塗布しうるものであれば使用可能であり、例えばプラスチック発泡体、繊維集合体が挙げられ、さらに不織布や織布(例えばガーゼ)を軸体に巻き付けたものであってもよい。繊維集合体としては、種々の天然繊維(綿、絹、羊毛等)、再生繊維(レーヨン、キュブラ等)または合成繊維(ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維等)が挙げられるが、特に脱脂綿等の綿繊維が好適に使用される。これらの繊維は略球形ないし楕円形の塊状に形成され、必要に応じて接着剤にて軸体12に止着されている。
塗布液含浸部13の太さ(外径)および長さは特に限定されず、必要量の塗布液を十分に含浸できる大きさであればよい。なお、以下の説明では、便宜上、含浸部13を有する軸体12を綿棒14ということがある。
軸体被覆フィルム15および含浸部被覆フィルム16は、非通気性フィルムであるのが好ましい。この非通気性フィルムとしては、塗布液の揮散を長期にわたって防止しうるものであれば使用可能であり、例えばアルミニウム箔等の金属箔にポリエチレンフィルム等の熱融着性フィルムをラミネートしたものが挙げられる。
軸体被覆フィルム15は、軸体12を挟んで2枚の非通気性フィルムを片面の熱融着性フィルムが互いに対向するように重ね合わせ、端部15aを残して周縁部を加熱加圧して熱融着することによって形成される。図1において、18は形成されたシール部を示している。
含浸部被覆フィルム16を形成するには、まず、塗布液含浸部13を挟んで2枚の非通気性フィルムを片面の熱融着性フィルムが互いに対向するように重ね合わせる。このとき、非通気性フィルムの端部が軸体被覆フィルム15の端部15aの表面上に重なるようにすることが必要である。
この状態で、2枚の非通気性フィルムの周縁を加熱加圧して熱融着させてシール部19を形成することにより、含浸部被覆フィルム16が得られる。なお、軸体被覆フィルム15の端部15aとの重合およびシールは、軸体被覆フィルム15との間に気密性を保てるようにする。
前記開封用摘み片17は、含浸部被覆フィルム16の端部16aの末端部を残してシールすることにより形成される。
軸体被覆フィルム15および含浸部被覆フィルム16の形状は特に限定されるものではないが、図1に示すように、軸体12および塗布液含浸部13の太さに対応してそれぞれ幅が変化しているのが好ましく、特に軸体被覆フィルム15の幅は、軸体12を収容できる程度の狭い幅であるのが好ましい。これにより、使用時に軸体被覆フィルム15を介して軸体12を指で持ちやすくなる。
シール部18,19のシール幅は特に限定されるものではなく、塗布液含浸部13に含浸される塗布液の揮発性を考慮して決定される。シール部19は強く引っ張ると開封可能な程度にシールされているのが好ましい。
塗布具11をの開封するには、一方の開封用摘み片17を指でつまんで、図2に矢印で示すように、含浸部被覆フィルム16の一方をめくり上げるように引っ張る。これにより、端部16aのシール部19から両側部のシール部19までが剥離する。この状態で、塗布液含浸部13を露出させ、最後に、反対側の端部のシール部19aを剥がす。剥がした状態を図3に示す。
しかる後、図3に示すように軸体被覆フィルム15で軸体12を被覆したまま手26で軸体12をつかみ、薬液等の塗布を行うことができる。
塗布液含浸部13に含浸される塗布液としては、用途や使用目的に応じて適宜選択され、例えば医療用薬液、化粧液または機械部品、電子部品等を清掃するための清掃液等の薬液が挙げられ、さらに身体や衣類等の汚れを落とすための有機溶剤や水等の洗浄液であってもよい。
医療用薬液としては、消毒、殺菌又は治療を目的とした薬液が挙げられ、例えばアクリノール、塩酸アルキルジアミンエチルグリシン、エタノール、過酸化水素、グルタラール、クレゾール、グルコン酸クロルヘキシジン、次亜塩素酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ポピドンヨード、マーキュロクロム、ヨードチンキなどの消毒薬が挙げられる。これらの薬剤は液体である限りそのまま塗布液含浸部13に含浸させてもよく、あるいは水等の溶剤に溶解させて塗布液含浸部13に含浸させてもよい。
化粧液としては、例えばアロエエキス、コラーゲン、ローション、ベビーオイル、ベビーローション、ヨモギエキス、ヘチマエキスおよび米糖エキス等の植物抽出エキスや各種香料等が挙げられる。また、その他にも除光液やクレンジング液などを使用してもよい。これらの化粧液は液体である限りそのまま塗布液含浸部13に含浸させてもよく、あるいは水等に溶解させて塗布液含浸部13に含浸させてもよい。
上記清掃液としては、例えばアセトン、アルコール等の有機溶剤や、機械用油などが挙げられる。
本発明の他の実施形態を図4に示す。この塗布具21は、含浸部被覆フィルム22を、塗布液含浸部13を挟んで折り返し部23で二つ折りしたフィルムで形成した他は、前述の実施形態と同様にして形成される。図4において、図1および図2と同じ構成部材は、同一符号を付して説明を省略する。
なお、以上の実施形態では、熱融着性フィルムを使用して綿棒14を密封したが、熱融着性フィルムに代えて、接着剤を塗布してシールしてもよい。また、軸体被覆フィルム15は軸体12の大部分を被覆している必要はなく、その一部、好ましくは軸体12を把持するのに支障のない領域を被覆していればよい。
さらに、上記の実施形態においては、軸体12の一端に塗布液含浸部13を形成したが、軸体12の両端に塗布液含浸部13を形成してもよい。この場合、例えば中央部に狭幅の軸体被覆フィルムが形成され、その両端に塗布液含浸部を被覆する開封用摘み片付きの含浸部被覆フィルムが形成される。
本発明の一実施形態にかかる塗布具を示す正面図である。 図1のX−X線断面図である。 使用状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態にかかる塗布具を示す正面図である。
符号の説明
11 塗布具
12 軸体
13 塗布液含浸部
14 綿棒
15 軸体被覆フィルム
15a 端部
16 含浸部被覆フィルム
17 開封用摘み片
18 シール部
19 シール部

Claims (3)

  1. 軸体と、この軸体の一端に設けた塗布液含浸部と、前記軸体の少なくとも一部を被覆した軸体被覆フィルムと、この軸体被覆フィルムの含浸部側の開口端部またはその近傍のフィルム表面上に端部を重ね合わせ前記塗布液含浸部を被覆した状態でシールされた含浸部被覆フィルムと、この含浸部被覆フィルムの前記端部またはその近傍に設けられた開封用摘み片とを備えたことを特徴とする塗布具。
  2. 前記開封用摘み片が前記含浸部被覆フィルムの端部に一体に形成されている請求項1記載の塗布具。
  3. 前記開封用摘み片が、前記塗布液含浸部を介して対向する含浸部被覆フィルムの各端部またはその近傍に設けられている請求項1または2記載の塗布具。

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JP2007319535A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Sanyo:Kk 塗布具
JP2017006459A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社ホギメディカル 薬液付き塗布具
JP2022078651A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 伸一 鵜飼 検体採取具および検体採取部材用の被覆部材

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