JP2005168245A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定子コイルの製造を複雑にしたり全体形状の大型化を抑えながら、トルク密度を効果的に大きくすることで、発生トルクを増加することができる回転電機を提供すること。
【解決手段】 回転子コア21と永久磁石22とを有する回転子20と、固定子コア31と固定子コイル32とを有する固定子30と、前記回転子20が前記固定子30に回転空隙をもって回転可能に保持された回転電機MGにおいて、前記固定子コイル32を、前記固定子コア31に巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとを有する形状とし、前記回転子コア21のうち前記第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cと対向する位置に、それぞれ第1永久磁石22aと第2永久磁石22bと第3永久磁石22cとを配置した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、モータやジェネレータ、あるいは、モータジェネレータとして適用される回転電機に関するものである。
回転子に永久磁石を埋め込んだ回転電機は、損失が少なく効率が良い、出力が大きい等の理由により数多く使用されている。永久磁石による磁束は、ラジアル方向かアキシャル方向のいずれかに配置された固定子コイルを通る構成となっている。それぞれいずれかの方向のみを使用しているため、コイルエンド部は無駄なスペースとなってしまい、トルク密度が小さくなっていた。
そこで、ラジアル方向とアキシャル方向のそれぞれ別々に永久磁石と固定子コイルを配置することで、トルク密度を大きくしている(特許文献1を参照)。また、ラジアル方向とアキシャル方向に永久磁石を配置し、固定子コイルを折り曲げることで、各々の磁石と磁束を通し、コギングトルクを抑制している(特許文献2を参照)。
特開平7−161127号公報 特開平6−245462号公報
しかしながら、特開平7−161127号公報に記載された従来技術のように、固定子コイルを別々の構成とすると、別々に固定子を作る必要があり、非常に手間がかかる。また、それぞれの固定子コイルの繋ぎ込みを複雑なものとなる。また、特開平6−245462号公報に記載された従来技術では、1つの固定子コイルにてラジアル方向とアキシャル方向の磁束を受け持つため、製造は楽である。しかし、アキシャル方向の固定子コイルが固定子コアに巻かれていない、アキシャル方向が1面しか使用されていない等、トルク密度が効果的に大きくなっていない。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、固定子コイルの製造を複雑にしたり全体形状の大型化を抑えながら、トルク密度を効果的に大きくすることで、発生トルクを増加することができる回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、回転子コアと永久磁石と軸とを有する回転子と、固定子コアと固定子コイルとを有する固定子と、前記回転子が前記固定子に回転空隙をもって回転可能に保持された回転電機において、
前記固定子コイルを、前記固定子コアに巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分と第2コイル直線部分と第3コイル直線部分とを有する形状とし、前記回転子コアのうち前記第1コイル直線部分と第2コイル直線部分と第3コイル直線部分と対向する位置に、それぞれ第1永久磁石と第2永久磁石と第3永久磁石とを配置した。
よって、本発明の回転電機にあっては、固定子コイルを、固定子コアに巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分と第2コイル直線部分と第3コイル直線部分とを有する形状としたため、固定子コイルの製造を複雑にしたり全体形状を大型化することがない。また、固定子コイルのうち3つのコイル直線部分と対向する位置に、それぞれ第1永久磁石と第2永久磁石と第3永久磁石とを配置したため、ラジアル面が1面とアキシャル面が2面との3面にてトルクの発生が可能であるというように、トルク密度を効果的に大きくすることで、発生トルクを増加することができる。
以下、本発明の回転電機を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1ないし実施例4に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
[ハイブリッド変速機の駆動系]
図1は実施例1の回転電機が適用されたハイブリッド変速機を示す全体システム図である。ハイブリッド変速機の駆動系は、図1に示すように、動力源として、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(回転電機)と、第2モータジェネレータMG2(回転電機)と、を有する。これらの動力源E,MG1,MG2と出力軸OUTとが連結される差動装置は、第1遊星歯車PG1と、第2遊星歯車PG2と、第3遊星歯車PG3と、エンジンクラッチECと、ローブレーキLBと、ハイクラッチHCと、ハイローブレーキHLBと、を有する。
前記差動装置を構成する第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3は、何れもシングルピニオン型遊星歯車である。前記第1遊星歯車PG1は、第1サンギアS1と、第1ピニオンP1を支持する第1ピニオンキャリアPC1と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギアR1と、によって構成されている。前記第2遊星歯車PG2は、第2サンギアS2と、第2ピニオンP2を支持する第2ピニオンキャリアPC2と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギアR2と、によって構成されている。前記第3遊星歯車PG3は、第3サンギアS3と、第3ピニオンP3を支持する第3ピニオンキャリアPC3と、第3ピニオンP3に噛み合う第3リングギアR3と、によって構成されている。
前記第1サンギアS1と前記第2サンギアS2とは第1回転メンバM1により直結され、前記第1リングギアR1と第3サンギアS3とは第2回転メンバM2により直結され、前記第2ピニオンキャリアPC2と前記第3リングギアR3とは第3回転メンバM3により直結される。したがって、3組の遊星歯車PG1,PG2,PG3は、第1回転メンバM1と第2回転メンバM2と第3回転メンバM3と第1ピニオンキャリアPC1と第2リングギアR2と第3ピニオンキャリアPC3との6つの回転要素を有する。
前記差動装置の6つの回転要素に対する動力源E,MG1,MG2と出力軸OUTとエンジンクラッチECと各係合要素LB,HC,HLBの連結関係について説明する。なお、第2回転メンバM2については、これらの何れにも連結されないフリーの状態であり、残りの5つの回転要素が、下記のように連結される。
前記エンジンEのエンジン出力軸は、エンジンクラッチECを介して第3回転メンバM3に連結される。つまり、エンジンクラッチECの締結時には、第3回転メンバM3を介して第2ピニオンキャリアPC2と第3リングギアR3をエンジン回転数にする。
前記第1モータジェネレータMG1の第1モータジェネレータ出力軸は、第2リングギアR2に直結される。また、第1モータジェネレータ出力軸と変速機ケースTCとの間には、ハイローブレーキHLBが介装される。つまり、ハイローブレーキHLBの解放時には、第2リングギアR2を第1モータジェネレータMG1の回転数にする。また、ハイローブレーキHLBの締結時には、第2リングギアR2と第1モータジェネレータMG1の回転を停止する。
前記第2モータジェネレータMG2の第2モータジェネレータ出力軸は、第1回転メンバM1に直結される。また、第2モータジェネレータ出力軸と第1ピニオンキャリアPC1との間には、ハイクラッチHCが介装され、第1ピニオンキャリアPC1と変速機ケースTCとの間には、ローブレーキLBが介装される。つまり、ローブレーキLBのみの締結時には、第1ピニオンキャリアPC1を停止し、ハイクラッチHCのみの締結時には、第1サンギアS1と第2サンギアS2と第1ピニオンキャリアPC1とを第2モータジェネレータMG2の回転数にする。さらに、ローブレーキLBとハイクラッチHCの締結時には、第1サンギアS1と第2サンギアS2と第1ピニオンキャリアPC1とを停止する。
前記出力軸OUTは、第3ピニオンキャリアPC3に直結されている。なお、出力軸OUTからは、図外のプロペラシャフトやディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動輪に駆動力が伝達される。
これにより、図4及び図5に示すように、共線図上において、第1モータジェネレータMG1(R2)、エンジンE(PC2,R3)、出力軸OUT(PC3)、第2モータジェネレータMG2(S1,S2)の順に配列され、遊星歯車列の動的な動作を簡易的に表せる剛体レバーモデルを導入することができる。
ここで、「共線図」とは、差動歯車のギア比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図であり、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸にリングギア、キャリア、サンギア等の各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギアとリングギアの歯数比に基づいて、共線図レバー比(α、β、δ)になるように配置したものである。ちなみに、図4(a)及び図5(a)に示す(1)は第1遊星歯車PG1の共線図であり、(2)は第2遊星歯車PG2の共線図であり、(3)は第3遊星歯車PG3の共線図である。
前記エンジンクラッチECは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4及び図5の共線図上において、エンジンEとの回転速度軸と一致する位置に配置され、締結によりエンジンEの回転とトルクを差動装置のエンジン入力回転要素である第3回転メンバM3に入力する。
前記ローブレーキLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図4及び図5の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸より外側位置に配置され、締結により図4の(a),(b)及び図5の(a),(b)に示すようにロー側変速比を分担するロー側変速比モードを実現すると共に、変速比をロー変速比に固定する。
前記ハイクラッチHCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図4及び図5の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸と一致する位置に配置され、締結により図4の(d),(e)及び図5の(d),(e)に示すようにハイ側変速比を分担するハイ側変速比モードを実現する。
前記ハイローブレーキHLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図3及び図4の共線図上において、第1モータジェネレータMG1の回転速度軸と一致する位置に配置され、ローブレーキLBと共に締結することにより変速比をアンダードライブ側のロー変速比に固定し、ハイクラッチHCと共に締結することにより変速比をオーバードライブ側のハイ変速比に固定する。
[ハイブリッド変速機の制御系]
ハイブリッド変速機における制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第3リングギア回転数センサ12と、を有して構成されている。
前記エンジンコントローラ1は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APとエンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neを入力する統合コントローラ6からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。
前記モータコントローラ2は、レゾルバによる両モータジェネレータ回転数センサ10、11からのモータジェネレータ回転数N1,N2を入力する統合コントローラ6からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と、第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)と、をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2からは、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリS.O.Cの情報が統合コントローラ6に対して出力される。
前記インバータ3は、前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2とで共通のステータSのステータコイルに接続され、モータコントローラ2からの指令により複合電流を作り出す。このインバータ3には、力行時に放電し回生時に充電するバッテリ4が接続されている。
前記油圧制御装置5は、統合コントローラ6からの油圧指令を受け、エンジンクラッチECと、ローブレーキLBと、ハイクラッチHCと、ハイローブレーキHLBと、の締結油圧制御及び解放油圧制御を行う。この締結油圧制御及び解放油圧制御には、滑り締結制御や滑り解放制御による半クラッチ制御も含む。
前記統合コントローラ6は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APと、車速センサ8からの車速VSPと、エンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neと、第1モータジェネレータ回転数センサ10からの第1モータジェネレータ回転数N1と、第2モータジェネレータ回転数センサ11からの第2モータジェネレータ回転数N2と、第3リングギア回転数センサ12からのエンジン入力回転速度ωin等の情報を入力し、所定の演算処理を行う。そして、エンジンコントローラ1、モータコントローラ2、油圧制御装置5に対し演算処理結果にしたがって制御指令を出力する。
なお、統合コントローラ6とエンジンコントローラ1、および、統合コントローラ6とモータコントローラ2とは、情報交換のためにそれぞれ双方向通信線14、15により接続されている。
[走行モード]
実施例1のハイブリッド変速機は、変速機の出力軸OUTをエンジン出力軸と同軸上に一致させることができることから、FF車(フロントエンジン・フロントドライブ車)に限らず、FR車(フロントエンジン・リヤドライブ車)に搭載でき、また、無段変速比モードとして1つの走行モードで常用変速比域をカバーするのではなく、ロー側無段変速比モードとハイ側無段変速比モードとに分担して常用変速比域をカバーするようにしているため、2つのモータジェネレータMG1,MG2による出力分担率は、エンジンEが発生する出力の約20%以下に抑えることができるという特徴を持つ。
走行モードとしては、図2に示すように、ロー固定変速比モード(以下、「Lowモード」という。)と、ロー側無段変速比モード(以下、「Low-iVTモード」という。)と、2速固定モード(以下、「2ndモード」という。)と、ハイ側無段変速比モード(以下、「High-iVTモード」という。)と、ハイ固定変速比モード(以下、「Highモード」という。)と、の5つの走行モードを有する。
そして、図2に示すように、前記Lowモードは、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを締結することで得られる。前記Low-iVTモードは、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られる。前記2ndモードは、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られる。前記High-iVTモードは、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られる。前記Highモードは、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを締結することで得られる。
これら5つの走行モードについては、エンジンEを用いないで両モータージェネレータMG1,MG2のみで走行する電動車モード(以下、「EVモード」という。)と、エンジンEと両モータージェネレータMG1,MG2を用いて走行するハイブリッド車モード(以下、「HEVモード」という。)とに分けられる。よって、図3に示すように、EVモードとHEVモードとを合わせると「10の走行モード」が実現されることになる。図4にEVモード関連のEV-Lowモードの共線図、EV-Low-iVTモードの共線図、EV-2ndモードの共線図、EV-High-iVTモードの共線図、EV-Highモードの共線図をそれぞれ示す。図5にHEVモード関連のHEV-Lowモードの共線図、HEV-Low-iVTモードの共線図、HEV-2ndモードの共線図、HEV-High-iVTモードの共線図、HEV-Highモードの共線図をそれぞれ示す。
ここで、統合コントローラ6には、アクセル開度APと車速VSPとバッテリS.O.Cによる三次元空間に、前記「10の走行モード」を割り振った走行モードマップが予め設定されていて、車両の停止時や走行時には、アクセル開度APと車速VSPとバッテリS.O.Cの検出値により走行モードマップが検索され、アクセル開度APと車速VSPにより決まる車両動作点やバッテリ充電量に応じた最適な走行モードが選択される。
前記走行モードマップの選択により、「EVモード」と「HEVモード」との間においてモード遷移を行う場合には、エンジン始動やエンジン停止を要することに伴い、エンジンクラッチECの締結制御やエンジンクラッチECの解放制御、あるいは、これに加え、クラッチ・ブレーキ等の係合要素の締結・解放制御が実行される。また、「EVモード」の5つのモード間でのモード遷移や「HEVモード」の5つのモード間でのモード遷移を行う場合には、クラッチ・ブレーキ等の係合要素の締結・解放制御が実行される。これらのモード遷移制御は、エンジン動作点やモータ動作点の受け渡しが円滑に行われるように、決められた手順にしたがったシーケンス制御により行われる。
[回転電機の構成]
以下、上記第1モータジェネレータMG1と上記第2モータジェネレータMG2とを総称して「回転電機MG」といい、実施例1に係る回転電機MGの具体的構成について説明する。
図6は、本発明の実施例1に係る回転電機を示す軸方向断面図、図7は、本発明の実施例1に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。
回転電機MGは、図6及び図7に示されるように、大きく分けて回転子20(ロータ)、固定子30(ステータ)、軸40、ケース50によって構成される。前記回転子20は、回転子コア21と永久磁石22を有し、前記固定子30は、固定子コア31と固定子コイル32(巻線)を有し、前記回転子20が前記固定子30に回転空隙(エアギャップ)をもって回転可能に保持される。
実施例1の回転電機MGは、前記固定子コイル32を、前記固定子コア31に巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとを有する形状とし、前記回転子コア21のうち前記第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cと対向する位置に、それぞれ第1永久磁石22aと第2永久磁石22bと第3永久磁石22cとを配置している。
詳しくは、図7に示すように、前記固定子コア31に、両コア外端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、コア内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に図示されていない絶縁紙および絶縁体を介して巻回することで、両端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げてコの字状としている。そして、前記回転子コア21を、円筒形状による第1回転子コア部21aの両側からそれぞれ鍔状に第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとが突出する糸巻き状回転子コアとし、前記第1永久磁石22aと前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記糸巻き状回転子コアの第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとにそれぞれ配置している。
実施例1では、前記固定子コイル32に対して、前記第1永久磁石22aと前記第2永久磁石22bと第3永久磁石22cとの位相を互いに異ならせた設定にしている。また、前記固定子歯部31aを有する固定子コア31を、圧粉コアにより成形している。さらに、前記固定子30を、等間隔で円周方向に複数配列し、互いの固定子30を樹脂充填により一体化し、これを前記ケース50の内側に固定している。
なお、図6において、41,42は軸40をケース50に対し回転可能に支持するベアリング、43は軸に40の端部に設けられたレゾルバ等による回転角度センサである。
次に、作用を説明する。
[技術背景]
図8は、従来例1(特開平7−161127号公報)の回転電機の軸方向の断面を示す図である。従来例1では、ラジアル方向とアキシャル方向のそれぞれ別々に永久磁石と固定子コイルを配置することで、トルク密度を大きくしている。しかし、固定子コイルを別々の構成とすると、別々に固定子を作る必要があり、非常に手間がかかる。また、それぞれの固定子コイルの繋ぎ込みを複雑なものとなる等の問題点があった。
図9は、従来例2(特開平6−245462号公報)の回転電機の軸方向の断面を示す図である。従来例2では、ラジアル方向とアキシャル方向に永久磁石を配置し、固定子コイルを折り曲げることで、各々の磁石と磁束を通し、コギングトルクを抑制している。1つの固定子コイルにてラジアル方向とアキシャル方向の磁束を受け持つため、製造は楽である。しかし、アキシャル方向の固定子コイルが固定子コアに巻かれていない、アキシャル方向が1面しか使用されていない等、トルク密度が効果的に大きくなっていない等の問題点があった。
[回転電機の製造]
回転電機MGを製造するにあたっては、固定子歯部31aを有する固定子コア31を圧粉コアで成形し、固定子歯部31aをラジアル方向の1面と、アキシャル方向それぞれ2面に設け、そこに固定子コイル31のエンドコイル部を回転電機MGの外周側に折り曲げて巻回するる。これにより、回転子20とはラジアル方向に対向する第1コイル直線部分32aと、回転子20とはアキシャル方向に対向する第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとをそれぞれ形成する。この結果、1回の製造により、ラジアル方向の1面とアキシャル方向それぞれ2面とのそれぞれに、第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとを持つ固定子コイル32とすることができ、固定子コイルを別々の構成とする場合に比べ、製造工程を複雑にすることがない。
なお、回転電機MGの回転子20の製造方法としては、例えば、第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cをそれぞれ別に製作し、先に第1回転子コア部21aを固定子30内に配設した後、第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cをそれぞれ設置することで簡易に製作できる。また、第2回転子コア部21bまたは第3回転子コア部21cのいずれかは、第1回転子コア部21aと先に組み合わせてから、固定子30内に配設しても構わない。
さらに、前記固定子コイル32を、予めコの字形状を成形した後、前記固定子コア31に配設するようにしても良い(請求項7)。このように、固定子コイル32を、固定子コア31の固定子歯部31aに直接巻回するるのではなく、別途、固定子コア31の固定子歯部31aの形状に合致するようにコの字状に成形した後、固定子コア31に配設することで、簡易的に製造することが可能となる。
[回転電機性能]
回転電機MGの駆動時には、第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとを持つ固定子コイル32に三相交流等を印加すると、固定子30と回転子20との間に回転磁束が生じる。そして、固定子30から与えられる三面の回転磁束に対して、第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとを持つ回転子コア21にそれぞれ配置された第1永久磁石22aと前記第2永久磁石22bと第3永久磁石22cに反力を発生させ、回転子コア21に固定されている軸40を中心に回転する。
すなわち、実施例1の回転電機MGでは、ラジアル面の1面とアキシャル面の2面とのそれぞれの面にてトルク発生が可能となり、ラジアル面の1面のみの場合や、ラジアル面の1面とアキシャル面の1面の場合に比べ、トルク密度が効果的に大きくなり、回転電機MGを大型化することなく、発生トルクの大幅増加が可能である。
さらに、第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとに対し、それぞれ配置された第1永久磁石22aと前記第2永久磁石22bと第3永久磁石22cの位相を、それぞれずらすことで、それぞれのコギングトルクの波形を調整でき、コギングトルクの低減、トルクリップルの低減が可能である。ここで、「コギングトルク」とは、固定子30と回転子20との間に発生する磁気吸引力に基づくトルクの回転角に対する変化、いわゆる、トルクムラのことをいい、「トルクリップル」とは、永久磁石型同期電動機でみられるトルク脈流のことをいう。
加えて、固定子コア31と固定子コイル32による固定子30に、樹脂を充填し、固着を行うことで、固定子コア31の強度向上、固定子コイル32の固定・移動防止が可能であり、回転電機MGの信頼性が向上する。また、伝熱経路が増えることで、例えば、周方向に隣接する固定子30と固定子30との間の樹脂充填部にウォータジャケット等を形成することができ、これにより熱を持つ固定子30の冷却性能を向上させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の回転電機MGにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 回転子コア21と永久磁石22とを有する回転子20と、固定子コア31と固定子コイル32とを有する固定子30と、前記回転子20が前記固定子30に回転空隙をもって回転可能に保持された回転電機MGにおいて、前記固定子コイル32を、前記固定子コア31に巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cとを有する形状とし、前記回転子コア21のうち前記第1コイル直線部分32aと第2コイル直線部分32bと第3コイル直線部分32cと対向する位置に、それぞれ第1永久磁石22aと第2永久磁石22bと第3永久磁石22cとを配置したため、固定子コイル32の製造を複雑にしたり全体形状の大型化を抑えながら、トルク密度を効果的に大きくすることで、発生トルクを増加することができる。
(2) 前記固定子コア31に、両コア外端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、コア内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に巻回することで、両端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げてコの字状とし、前記回転子コア21を、円筒形状による第1回転子コア部21aの両側からそれぞれ鍔状に第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとが突出する糸巻き状回転子コアとし、前記第1永久磁石22aと前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記糸巻き状回転子コアの第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとにそれぞれ配置したため、固定子コイル32の製造を複雑にすることなく、トルク密度を最も効果的に大きくすることで、発生トルクを大幅に増加することができると共に、第1回転子コア部21aと第2回転子コア部21bと第3回転子コア部21cとを分割して製造することで、簡易的に製造することが可能となる。
(3) 前記固定子コイル31に対して、前記第1永久磁石32aと前記第2永久磁石32bと第3永久磁石32cとの位相を互いに異ならせた設定にしたため、コギングトルクの波形を調整することが可能となり、コギングトルク・トルクリップルを低減することが可能である。
(4) 前記固定子コア31を、圧粉コアにより成形したため、簡易的に製造することが可能である。
(5) 前記固定子コイル32を、コの字形状を成形した後、前記固定子コア31に配設するため、簡易的に製造することが可能である。
(6) 前記固定子コア31を、円周状に複数配列し、互いに樹脂充填により一体化したため、固定子コア31の強度向上、固定子コイル32の固定・移動防止が可能であり、回転電機MGの信頼性が向上する。
実施例2は、固定子コイルの両端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げてコの字状とする例である。
まず、構成を説明すると、図10は、本発明の実施例2に係る回転電機を示す軸方向断面図である。図11は、本発明の実施例2に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。
実施例2に係る回転電機MGは、図10及び図11に示すように、前記固定子コア31を、内側に凹部を形成することでコの字状とし、前記固定子コア31に、前記凹部の両コア内端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、前記凹部の内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に巻回することで、両端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げてコの字状とする。そして、前記回転子コア21を、円筒形状による円筒状回転子コアとし、前記第1永久磁石22aを、前記円筒状回転子コアの外周位置に配置し、前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記円筒状回転子コアの両端位置にそれぞれ配置している。ここで、固定子コア31は、3分割構造とすることで、凹部を形成するようにしている。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、図面に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、実施例2に係る回転電機MGの固定子30の製造方法について、例えば、回転子20を予め配置した後、固定子30を分割して、外周側より挿入して組み合わせることで簡易に製作できる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の回転電機MGにあっては、実施例1の(1),(3),(4),(5),(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(7) 前記固定子コア31を、内側に凹部を形成することでコの字状とし、前記固定子コア31に、前記凹部の両コア内端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、前記凹部の内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に巻回することで、両端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げてコの字状とし、前記回転子コア21を、円筒形状による円筒状回転子コアとし、前記第1永久磁石22aを、前記円筒状回転子コアの外周位置に配置し、前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記円筒状回転子コアの両端位置にそれぞれ配置したため、固定子コイル32の製造を複雑にすることなく、それぞれの面にてトルク発生が可能となり、発生トルクの増加が可能である。また、固定子30を分割構造とすることで、簡易的に製造することが可能となる。
実施例3は、固定子コイルの両端のエンドコイル部の一方を内周方向に折り曲げ、他方を外側方向に折り曲げた形状とする例である。
図12は、本発明の実施例3に係る回転電機を示す軸方向断面図である。図13は、本発明の第3の実施例3に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。
実施例3の回転電機MGは、図12及び図13に示すように、前記固定子コア31を、本体コア部31bと、該本体コア部31bの一端側からのみ内側に突出する突出コア部31cを有するLの字状とし、前記固定子コア31に、前記本体コア部31bの内周面からラジアル方向に突出すると共に、前記本体コア部31bの外端面と前記突出コア部31cの内端面からそれぞれアキシャル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に巻回することで、一端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げ、他端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げた形状としている。そして、前記回転子コア21を、円筒形状による第1回転子コア部21aの一端側から鍔状に第3回転子コア部21cが突出する鍔付き回転子コアとし、前記第1永久磁石22aを、前記第1回転子コア部21aの外周位置に配置し、前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記第1回転子コア部21aの一端位置と前記第3回転子コア部21cとにそれぞれ配置している。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、図面に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、実施例3に係る回転電機MGの固定子30の製造方法について、例えば、第1回転子コア部21a側より、固定子30に挿入することで簡易に製作できる。
次に、効果を説明する。
実施例3の回転電機MGにあっては、実施例1の(1),(3),(4),(5),(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(8) 前記固定子コア31を、本体コア部31bと、該本体コア部31bの一端側からのみ内側に突出する突出コア部31cを有するLの字状とし、前記固定子コア31に、前記本体コア部31bの内周面からラジアル方向に突出すると共に、前記本体コア部31bの外端面と前記突出コア部31cの内端面からそれぞれアキシャル方向に突出する固定子歯部31aを設け、前記固定子コイル32を、前記固定子歯部31aにより形成される段差面に巻回することで、一端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げ、他端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げた形状とし、前記回転子コア21を、円筒形状による第1回転子コア部21aの一端側から鍔状に第3回転子コア部21cが突出する鍔付き回転子コアとし、前記第1永久磁石22aを、前記第1回転子コア部21aの外周位置に配置し、前記第2永久磁石22bと前記第3永久磁石22cを、前記第1回転子コア部21aの一端位置と前記第3回転子コア部21cとにそれぞれ配置したため、固定子コイル32の製造を複雑にすることなく、それぞれの面にてトルク発生が可能となり、発生トルクの増加が可能である。また、回転子20及び固定子30を共に分割構造とすることなく製造が可能である。
実施例4は、固定子コアを回転子の一部にのみ対向して配設した例である。
図14は、本発明の実施例4に係る回転電機MGの斜視図である。
実施例4に係る回転電機MGは、図14に示すように、回転子20に対して固定子30を1部分としている。固定子コイル32は、実施例2と同様に、両端のエンドコイル部をそれぞれ内周側に折り曲げる。このことで、従来の固定子が1部分の回転電機に比べ、発生トルクを増加でき、スペースに余裕のない装置への配置も可能となる。なお、他の構成及び作用効果は、実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例4の回転電機MGにあっては、実施例1の(1),(3),(4),(5),(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(9) 前記固定子コア31が、前記回転子20の一部にのみ対向して配設されているため、従来の固定子が1部分の回転電機に比べ、発生トルクの増加を図ることができ、スペースに余裕のない装置への適用を可能とする。
以上、本発明の回転電機を実施例1〜実施例4に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、図14に示す実施例4に対して、両端を外周側に折り曲げた固定子コイルを有する固定子を、回転子に対して1部分とすることも可能である。このことで、従来の固定子が1部分の回転電機よりも発生トルクの増加でき、スペースに余裕のない装置への配置も可能となる。
本実施例では、内側に回転子、外側に固定子が配置してあるインナーロータ型回転電機として説明しているが、内側に固定子、外側に回転子が配置してあるアウターロータ型回転電機でもかまわない。
本実施例では、アキシャル面が2面、ラジアル面が1面のラジアルギャップモータの改良として説明しているが、アキシャル面が1面、ラジアル面が2面のアキシャルギャップモータの改良でもかまわない。
本実施例では、固定子コアを圧粉コアによる例として説明しているが、固定子コアを積層鋼板により製造するようにしても良い。
固定子コア並びに回転子コアの構造としては、一体構造としても良いし、また、必要に応じて分割構造の固定子コアや回転子コアとしても良い。
本発明の回転電機は、実施例1〜実施例4に示すようなハイブリッド変速機のモータジェネレータとしての適用例に限らず、電気自動車のモータや、モータ駆動輪を有するモータ四輪駆動車のモータ等、高出力が要求される車載モータとして適用できるのは勿論のこと、他の産業機器類や家電類や情報機器類等、様々な分野で用いられる回転電機(モータやジェネレータやモータジェネレータ)として有効に適用することができる。
実施例1の回転電機が適用されたハイブリッド変速機を示す全体システム図である。 ハイブリッド変速機において各走行モードでの3つの係合要素の締結・解放状態を示す図である。 ハイブリッド変速機において電気自動車モードでの5つの走行モードとハイブリッド車モードでの5つの走行モードでのエンジン・エンジンクラッチ・モータジェネレータ・ローブレーキ・ハイクラッチ・ハイローブレーキの各作動表を示す図である。 ハイブリッド変速機において電気自動車モードでの5つの走行モードを示す共線図である。 ハイブリッド変速機においてハイブリッド車モードでの5つの走行モードを示す共線図である。 本発明の実施例1に係る回転電機を示す軸方向断面図である。 本発明の実施例1に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。 従来例1の回転電機を示す軸方向断面図である。 従来例2の回転電機を示す軸方向断面図である。 本発明の実施例2に係る回転電機を示す軸方向断面図である。 本発明の実施例2に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係る回転電機を示す軸方向断面図である。 本発明の実施例3に係る回転電機の固定子を示す斜視図である。 本発明の実施例4に係る回転電機を示す斜視図である。
符号の説明
E エンジン
MG1 第1モータジェネレータ(回転電機)
MG2 第2モータジェネレータ(回転電機)
OUT 出力軸
PG1 第1遊星歯車
PG2 第2遊星歯車
PG3 第3遊星歯車
EC エンジンクラッチ
LB ローブレーキ
HC ハイクラッチ
HLB ハイローブレーキ

Claims (9)

  1. 回転子コアと永久磁石とを有する回転子と、固定子コアと固定子コイルとを有する固定子と、前記回転子が前記固定子に対し回転空隙をもって回転可能に保持された回転電機において、
    前記固定子コイルを、前記固定子コアに巻回した両端のエンドコイル部をそれぞれ半径方向に折り曲げることで、第1コイル直線部分と第2コイル直線部分と第3コイル直線部分とを有する形状とし、
    前記回転子コアのうち前記第1コイル直線部分と第2コイル直線部分と第3コイル直線部分と対向する位置に、それぞれ第1永久磁石と第2永久磁石と第3永久磁石とを配置したことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載された回転電機において、
    前記固定子コアに、両コア外端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、コア内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部を設け、
    前記固定子コイルを、前記固定子歯部により形成される段差面に巻回することで、両端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げてコの字状とし、
    前記回転子コアを、円筒形状による第1回転子コア部の両側からそれぞれ鍔状に第2回転子コア部と第3回転子コア部とが突出する糸巻き状回転子コアとし、
    前記第1永久磁石と前記第2永久磁石と前記第3永久磁石を、前記糸巻き状回転子コアの第1回転子コア部と第2回転子コア部と第3回転子コア部とにそれぞれ配置したことを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載された回転電機において、
    前記固定子コアを、内側に凹部を形成することでコの字状とし、
    前記固定子コアに、前記凹部の両コア内端面からそれぞれアキシャル方向に突出すると共に、前記凹部の内周面からラジアル方向に突出する固定子歯部を設け、
    前記固定子コイルを、前記固定子歯部により形成される段差面に巻回することで、両端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げてコの字状とし、
    前記回転子コアを、円筒形状による円筒状回転子コアとし、
    前記第1永久磁石を、前記円筒状回転子コアの外周位置に配置し、前記第2永久磁石と前記第3永久磁石を、前記円筒状回転子コアの両端位置にそれぞれ配置したことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1に記載された回転電機において、
    前記固定子コアを、本体コア部と、該本体コア部の一端側からのみ内側に突出する突出コア部を有するLの字状とし、
    前記固定子コアに、前記本体コア部の内周面からラジアル方向に突出すると共に、前記本体コア部の外端面と前記突出コア部の内端面からそれぞれアキシャル方向に突出する固定子歯部を設け、
    前記固定子コイルを、前記固定子歯部により形成される段差面に巻回することで、一端のエンドコイル部を内周方向に折り曲げ、他端のエンドコイル部を外周方向に折り曲げた形状とし、
    前記回転子コアを、円筒形状による第1回転子コア部の一端側から鍔状に第2回転子コア部または第3回転子コア部が突出する鍔付き回転子コアとし、
    前記第1永久磁石を、前記第1回転子コア部の外周位置に配置し、前記第2永久磁石と前記第3永久磁石を、前記第1回転子コア部の一端位置と前記第2回転子コア部または第3回転子コア部とにそれぞれ配置したことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載された回転電機において、
    前記固定子コイルに対して、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石と第3永久磁石との位相を互いに異ならせた設定にしたことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載された回転電機において、
    前記固定子コアを、圧粉コアにより成形したことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載された回転電機において、
    前記固定子コイルを、コの字形状を成形した後、前記固定子コアに配設することを特徴とする回転電機。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載された回転電機において、
    前記固定子を、円周状に複数配列し、互いに樹脂充填により一体化したことを特徴とする回転電機。
  9. 請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載された回転電機において、
    前記固定子コアが、前記回転子の一部にのみ対向して配設されていることを特徴とする回転電機。
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