JP2017218037A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の走行モードを選択することができる駆動装置において、高い駆動力の要求があったときに2つの回転電機とエンジンすべての動力をフルに使い最大駆動力を発生させることが出来る駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置は、第1クラッチC1は、中空軸24とエンジン10とを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替え、第2クラッチC2は、接続軸22とエンジン10とを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替え、ブレーキB1は、リングギヤR2の回転を規制した状態と、リングギヤR2の回転を規制していない状態とを選択的に切り替え、リングギヤR1は、キャリアCA2が接続されると共に駆動軸31に接続され、駆動軸31と接続軸22とが同一軸線上に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来から、回転電機と、エンジンと、遊星歯車装置とを備えた車両の駆動装置について各種提案されている。
たとえば、特開2006−77857号公報に記載された駆動装置は、エンジンと、第1回転電機と、第2回転電機と、第1遊星歯車装置と、第2遊星歯車装置と、第3遊星歯車装置と、複数のクラッチおよびブレーキとを含む。
この駆動装置においては、クラッチおよびブレーキを切り替えることで、複数の走行モードを設定することができる。
特開2006−77857号公報
しかし、特開2006−77857号公報に記載された駆動装置は、高い駆動力の要求があった時、2つの回転電機とエンジンとのすべての動力を有効に使って最大の駆動力を発生させることができない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の走行モードを選択することができる駆動装置において、高い駆動力の要求があったときに2つの回転電機とエンジンとのすべての動力を使い最大駆動力を発生させることが出来る機構を提供することである。
本明細書に記載された駆動装置は、駆動輪に駆動力を伝達する駆動軸と、エンジンと、第1回転電機と、駆動軸に機械的に接続された第2回転電機と、第1サンギヤと、第1キャリアと、第1リングギヤとを含む第1遊星歯車装置と、第2サンギヤと、第2キャリアと、第2リングギヤとを含む第2遊星歯車装置と、第1クラッチおよび第2クラッチと、ブレーキと、第1回転電機と第1サンギヤと第2サンギヤとを接続する中空状の中空軸と、中空軸内を通されると共に、第1キャリアに接続された接続軸とを備える。上記第1クラッチは、中空軸とエンジンとを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替える。上記第2クラッチは、接続軸とエンジンとを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替える。上記ブレーキは、第2リングギヤを固定部材に固定した状態と、第2リングギヤを固定部材に固定していない状態とを選択的に切り替える。上記第1リングギヤは、第2キャリアが接続されると共に駆動軸に接続される。上記駆動軸と接続軸とが同一軸線上に配置される。
上記駆動装置によれば、複数の走行モードを選択することができる駆動装置において、2つの回転電機とエンジンのすべての動力を加算して高い駆動力が発生できる。
複数の走行モードを選択することができる駆動装置において、2つの回転電機とエンジンのすべての動力を加算して高い駆動力が発生できる。
実施の形態1に係る車両1の全体構成を示す模式図である。 図1に示す制御装置100の構成を示すブロック図である。 MG2単独走行モード中の共線図である。 両モータ走行モード中の共線図である。 シリーズ走行モード中の共線図である。 シリーズパラレル走行モード中の共線図である。 1速形成時における共線図である。 2速形成時における共線図である。 3速形成時における共線図である。 4速形成時における共線図である。 車両1Aの全体構成を示す模式図である。 実施の形態2の駆動装置2Aにおいてシリーズ走行モードが選択されたときの共線図を示す図である。 実施の形態3に係る車両1Bを示す模式図である。 シリーズ走行モードが選択されたときの共線図である。
図1から図14を用いて、本実施の形態に係る車両1および駆動装置について説明する。なお、図1から図14において、同一および実質的に同じ構成については同じ符号を付してその説明を繰り返さない場合がある。
(実施の形態1)
[ハイブリッド車両の全体構成]
図1は、実施の形態1に係る車両1の全体構成を示す模式図である。車両1は、駆動装置2と、駆動輪90と、制御装置100と、油圧回路500とを含む。
駆動装置2は、エンジン10と、クラッチC1,C2と、ブレーキB1と、第1MG(回転電機)20と、遊星歯車装置40,50と、ケース25と、第2MG(回転電機)30と、遊星歯車装置60と、中空状の中空軸24と、中空軸24内に配置された接続軸22とを含む。
そして、車両1は、インバータ38と、インバータ39と、デファレンシャルギヤ80と、デファレンシャルギヤ80に接続された駆動軸82と、駆動軸82に接続された駆動輪90とを含む。デファレンシャルギヤ80は、車両1の後方側に設けられており、デファレンシャルギヤ80には、駆動装置2の駆動軸31が接続されている。なお、駆動輪90は、車両1の後輪である。
本実施の形態1に係る駆動装置2は、車両1の前方側から後方側に向けて、エンジン10、クラッチC2,C1、第1MG20、遊星歯車装置50、遊星歯車装置40、第2MG30および遊星歯車装置60が順次並ぶように配置されている。
エンジン10は、たとえば、ガソリンエンジンやディゼルエンジンなどの内燃機関である。
クラッチC2は、クラッチ板26を含み、このクラッチ板26を摩擦係合する油圧式の摩擦係合要素である。クラッチ板26には、接続軸22が接続されている。
クラッチC1は、クラッチ板27を含み、このクラッチ板27を摩擦係合する油圧式の摩擦係合要素である。クラッチ板27には、中空状の中空軸24が接続されている。中空軸24内に接続軸22が挿入されている。
なお、接続軸22および中空軸24は、回転中心線O1を中心として回転し、回転中心線O1は、車両1の前後方向に延びる。
第1MG20は、ロータ33およびステータ34を含む。ロータ33は、ロータコアと、このロータコアに埋め込まれた複数の永久磁石とを含む。ロータ33は、中空軸24に固定されている。ステータ34は、ロータ33の周囲を取り囲むように環状に形成されている。ステータ34は、ステータコアと、このステータコアに装着されたステータコイルとを含む。
遊星歯車装置50は、サンギヤS2と、複数のピニオンギヤP2と、各ピニオンギヤP2を接続するキャリアCA2と、リングギヤR2とを含む。
サンギヤS2は、中空軸24に固定されており、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。
リングギヤR2は、サンギヤS2の外周側に設けられており、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。
複数のピニオンギヤP2は、リングギヤR2とサンギヤS2との間に間隔をあけて配置されている。
キャリアCA2は、各ピニオンギヤP2を接続すると共に、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。なお、キャリアCA2は、ピニオンギヤP2を回転中心線O1を中心として公転可能に支持すると共に、ピニオンギヤP2の中心を中心として自転可能なように支持する。
サンギヤS2の回転速度、キャリアCA2の回転速度およびリングギヤR2の回転速度は、後述するように、共線図上で直線で結ばれる関係(すなわちサンギヤS2、キャリアCA2およびリングギヤR2のいずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)となる。
ブレーキB1は、リングギヤR2の外周側であって、ケース25に設けられている。ブレーキB1は、リングギヤR2の回転を規制可能な油圧式の摩擦係合要素である。ブレーキB1が係合状態とされると、リングギヤR2はケース25に固定され、リングギヤR2の回転が規制される。ブレーキB1が解放状態になると、リングギヤR2の回転が許容される。
遊星歯車装置40は、サンギヤS1と、複数のピニオンギヤP1と、各ピニオンギヤP1を接続するキャリアCA1と、リングギヤR1とを含む。
サンギヤS1は、中空軸24に固定されており、回転中心線O1を中心として回転可能に設けられている。すなわち、サンギヤS1とサンギヤS2とクラッチ板27とは、中空軸24に接続されている。
リングギヤR1は、サンギヤS1の外周側に設けられており、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。リングギヤR1には、キャリアCA2および駆動軸31が接続されており、リングギヤR1は、キャリアCA2および駆動軸31と一体的に回転する。
駆動軸31は、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられており、接続軸22および駆動軸31は、回転中心線O1上に配置されており、接続軸22および駆動軸31は、同一軸線上に配置されている。
キャリアCA1は、複数のピニオンギヤP1に接続されており、キャリアCA1は回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。キャリアCA1は、ピニオンギヤP1が回転中心線O1を中心に公転可能なようにピニオンギヤP1を支持すると共に、ピニオンギヤP1がピニオンギヤP1の中心を中心として自転できるようにピニオンギヤP1を支持している。キャリアCA1には接続軸22が接続されており、キャリアCA1とクラッチ板26とは、一体的に回転する。
なお、サンギヤS1の回転速度、キャリアCA1の回転速度およびリングギヤR1の回転速度は、後述するように、共線図上で直線で結ばれる関係(すなわちサンギヤS1、キャリアCA1およびリングギヤR1のいずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)となる。
第2MG30は、ロータ35とステータ36とを含む。ロータ35は、ロータコアと、このロータコアに埋め込まれた永久磁石とを含む。ステータ36は、ロータ35の周囲を取り囲むように環状に形成されている。ステータ36は、ステータコアと、このステータコアに装着されたステータコイルとを含む。
ロータ35は、中空軸37に接続されている。中空軸37は、中空状に形成されており、駆動軸31は中空軸37内に挿入されている。なお、中空軸37も回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。
遊星歯車装置60は、サンギヤS3と、複数のピニオンギヤP3と、リングギヤR3と、キャリアCA3とを含む。サンギヤS3は、中空軸37に接続されている。
リングギヤR3は、サンギヤS3の外周側に設けられており、回転中心線O1を中心に回転可能に設けられている。リングギヤR3は、ケース25に固定されている。ピニオンギヤP3は、サンギヤS3とリングギヤR3との間に設けられている。キャリアCA3は、各ピニオンギヤP3を支持しており、回転中心線O1を中心として回転可能に設けられている。キャリアCA3は、ピニオンギヤP3を回転中心線O1を中心に公転可能に支持すると共に、ピニオンギヤP1の中心を中心として自転可能にピニオンギヤP1を支持する。キャリアCA3は、駆動軸31に接続されている。
なお、サンギヤS3の回転速度、キャリアCA3の回転速度およびリングギヤR3の回転速度は、後述するように、共線図上で直線で結ばれる関係(すなわちサンギヤS3、キャリアCA3およびリングギヤR3のいずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)となる。
ケース25は、遊星歯車装置40,50,60、第1MG20および第2MG30を収容するケースである。インバータ38は、図示しないバッテリからの電力を交流電力に変換して、第1MG20に供給する。インバータ39もバッテリからの電力を交流電力に変換して第2MG30に供給する。
[制御装置の構成]
図2は、図1に示す制御装置100の構成を示すブロック図である。制御装置100は、HVECU(Electric Control Unit)150と、MGECU160と、エンジンECU170とを含む。制御装置100は、HVECU(Electric Control Unit)150と、MGECU160と、エンジンECU170とを含む。HVECU150、MGECU160、エンジンECU170の各々は、コンピュータを含んで構成される電子制御ユニットである。なお、ECUの数は、3つに限定されるものではなく、全体として1つのECUに統合しても良いし、2つ、または4つ以上の数に分割されていても良い。
MGECU160は、第1MG20および第2MG30を制御する。MGECU160は、例えば、第1MG20に対して供給する電流値を調節し、第1MG20の出力トルクを制御すること、および第2MG30に対して供給する電流値を調節し、第2MG30の出力トルクを制御する。
エンジンECU170は、エンジン10を制御する。エンジンECU170は、例えば、エンジン10の電子スロットル弁の開度の制御、点火信号を出力することによるエンジンの点火制御、エンジン10に対する燃料の噴射制御、等を行なう。エンジンECU170は、電子スロットル弁の開度制御、噴射制御、点火制御等によりエンジン10の出力トルクを制御する。
HVECU150は、車両全体を統合制御する。HVECU150には、車速センサ、アクセル開度センサ、MG1回転数センサ、MG2回転数センサ、出力軸回転数センサ、バッテリセンサ等が接続されている。これらのセンサにより、HVECU150は、車速、アクセル開度、第1MG20の回転数(回転速度)、第2MG30の回転数(回転速度)、動力伝達装置の出力軸の回転数(回転速度)、バッテリ状態SOC等を取得する。
HVECU150は、取得した情報に基づいて、車両に対する要求駆動力や要求パワー、要求トルク等を算出する。HVECU150は、算出した要求値に基づいて、第1MG20の出力トルク、第2MG30の出力トルクおよびエンジン10の出力トルクを決定する。HVECU150は、MG1トルクの指令値およびMG2トルクの指令値をMGECU160に対して出力する。また、HVECU150は、エンジントルクの指令値をエンジンECU170に対して出力する。
HVECU150は、後述する走行モード等に基づいて、クラッチC1,C2およびブレーキB1を制御する。HVECU150は、クラッチC1,C2に対する供給油圧の指令値(PbC1、PbC2)およびブレーキB1に対する供給油圧の指令値(PbB1)をそれぞれ図1の油圧回路500に出力する。
図1に示すクラッチC2が係合状態になると、エンジン10のクランク軸21と、接続軸22と、キャリアCA1とが接続された状態になり、クラッチC2が解放状態になると、クランク軸21と、接続軸22およびキャリアCA1とは、切り離された状態になる。
クラッチC1は、中空軸24と、エンジン10のクランク軸21との接続状態を切り替える。クラッチC1が係合状態になると、クランク軸21と、中空軸24と、ロータ33と、サンギヤS2と、サンギヤS1とは接続された状態になる。
クラッチC1が解放状態になると、クランク軸21と、中空軸24、ロータ33、サンギヤS2およびサンギヤS1とは、切り離された状態になる。
ブレーキB1がリングギヤR2をケース25に固定した状態と、リングギヤR2の回転を許容した状態とを切り替える。そして、制御装置100は、クラッチC1、クラッチC2およびブレーキB1を制御することで、各種走行モードを切り替える。
[車両1の制御モード]
次に、車両1の走行モードの詳細について、差動係合表と共線図を用いて説明する。
Figure 2017218037
上記表1は、各走行モードと、各走行モードにおけるクラッチC1、クラッチC2およびブレーキB1の制御状態を示す表である。
制御装置100は、「モータ走行モード(以下、EV走行モードという)」、または、「ハイブリッド走行モード(以下、HV走行モードという)」で車両1を走行させる。
EV走行モードは、エンジン10を停止させて、第1MG20および第2MG30の少なくとも一方の動力で車両1を走行させるモードである。HV走行モードとは、エンジン10および第2MG30の動力、または、エンジン10、第1MG20および第2MG30の動力で車両1を走行させる走行モードである。本実施の形態1においては、走行モードは、シリーズモード、シリーズパラレルモードおよびパラレルモードが含まれる。
表1において「C1」、「C2」、「B1」、「MG1」、「MG2」はそれぞれクラッチC1、クラッチC2、ブレーキB1、第1MG20、第2MG30を示す。C1、C2、B1の各欄の丸(○)印は「係合」を示し、無印は「解放」を示す。
EV走行モードにおいては、制御装置100は、第2MG30の単独の動力で車両1を走行させる「MG2単独走行モード」と、第1MG20および第2MG30の両方の動力で車両1を走行させる「両モータ走行モード」とを、ユーザの要求トルクなどに応じて選択的に切り替える。たとえば、駆動装置2の負荷が低負荷の場合には、単独走行モードが選択され、負荷が高負荷になると両モータ走行モードが選択される。
そして、ユーザから要求される要求トルクが、第1MG20および第2MG30では足りない場合や、EV走行モードよりHV走行モードを選択した方がトータルの燃費が良いと判断した場合はHV走行モードが選択される。
HV走行モードにおいては、シリーズ走行モード、シリーズパラレル走行モードおよびパラレル走行モードのいずれかが選択される。
シリーズ走行モードでは、エンジン10の動力は、全て、第1MG20で発電を行う動力に用いられる。第2MG30は、第1MG20で発電された電力を用いて駆動輪90を駆動する。
シリーズパラレル走行モードにおいては、エンジン10の動力の一部は、駆動輪90を駆動するために用いられ、残りの動力は、第1MG20で発電を行う動力として用いられる。第2MG30は、第1MG20で発電された電力を用いて駆動輪90を駆動する。
そして、シリーズパラレル走行モードでは、ユーザからの要求トルクを満足できない場合には、パラレル走行モードが選択される。
パラレル走行モードにおいては、第1MG20、第2MG30およびエンジン10からの動力によって駆動輪90を駆動することができる。本実施の形態1においては、変速段として4段を構成することができる。
[EV単独走行モード]
図3は、MG2単独走行モード中の共線図である。図4は、両モータ走行モード中の共線図である。図5は、シリーズ走行モード中の共線図である。図6は、シリーズパラレル走行モード中の共線図である。図7から図10は、パラレル走行モード中の共線図である。
なお、図3から図10において、「Sun1」、「Sun2」、「Sun3」、「Car1」「Car2」、「Car3」、「Ring1」、「Ring2」、「Ring3」、「ENG」、「MG1」、「MG2」、「B1」は、サンギヤS1、サンギヤS2、サンギヤS3、キャリアCA1、キャリアCA2、キャリアCA3、リングギヤR1、リングギヤR2、リングギヤR3、エンジン10、第1MG20、第2MG30およびブレーキB1を各々示す。
また、「ρ1」は、遊星歯車装置40の減速比を示し、「ρ2」は、遊星歯車装置50の減速比を示す。「ρ3」は、遊星歯車装置60の減速比を示す。
図3において、MG2単独走行モード中の制御状態について説明する。表1に示すように、MG2単独走行モードにおいては、制御装置100は、クラッチC1を係合し、クラッチC2およびブレーキB1は解放する。エンジン10を停止させて、第2MG2をモータとして動作させる。第2MG30のロータ35が回転すると、サンギヤS3およびキャリアCA3が回転する。これにより、第2MG30からの第2MGトルクTm2がサンギヤS3およびキャリアCA3を通して駆動軸31に伝達される。
この際、クラッチC1が係合しているため、クランク軸21と、中空軸24とは回転しておらず、さらに、中空軸24に固定されたロータ33と、サンギヤS2と、サンギヤS1とも、回転していない。
その一方で、クラッチC2およびブレーキB1が解放されているため、リングギヤR2およびキャリアCA2の回転は規制されていない。このため、駆動軸31に接続されたリングギヤR1が回転すると、キャリアCA2およびリングギヤR2が空転する。
このように、MG2単独走行モードにおいては、第2MG30からのトルク(以下、第2MGトルクTm2という)を用いて、車両1は走行する。
次に、図4を用いて、両モータ走行モード中における制御状態について説明する。両モータ走行モードにおいては、表1に示すように、制御装置100は、クラッチC1およびクラッチC2を解放し、ブレーキB1を係合する。
クラッチC1,C2が解放されることで、エンジン10のクランク軸21は、遊星歯車装置40および遊星歯車装置50から切り離された状態になる。
そして、ブレーキB1が係合状態になることで、リングギヤR2がケース25に固定され、ケース25の回転速度がゼロになる。
そして、第1MG20および第2MG30がモータとして動作する。リングギヤR2の回転が規制されているため、第1MG20からのトルク(以下、第1MGトルクTm1とする。)は、サンギヤS1およびサンギヤS2からリングギヤR1を通して、駆動軸31に伝達される。
第2MG30から第2MGトルクTm2は、サンギヤS3およびキャリアCA3を通して、駆動軸31に伝達される。
このように、第1MG20からの第2MGトルクTm2と、第2MG30からの第2MGトルクTm2とによって、車両1が走行する。
なお、制御装置100は、ユーザからの要求トルクを満たすように、第1MGトルクTm1および第2MGトルクTm2の分担比率を調整する。
図5を用いて、シリーズ走行モード中における制御状態について説明する。シリーズ走行モードにおいては、表1に示すように、制御装置100は、クラッチC1を係合すると共に、クラッチC2およびブレーキB1を解放する。クラッチC1が係合することで、中空軸24とロータ33とサンギヤS1とサンギヤS2およびクランク軸21が連結される。クラッチC2が解放されることで、キャリアCA1が回転自在になり、ブレーキB1が解放されることで、リングギヤR2が回転自在になる。
そして、エンジン10および第2MG30が駆動する。エンジン10が駆動することで、エンジン10のトルク(以下、エンジントルクTeという)が、クラッチC1を通して、接続軸22に伝達され、第1MG20が発電する。
第2MG30は、第1MG20で発電された電力の全部または一部を用いて、モータとして動作する。そして、車両1は、第2MG30からの第2MGトルクTm2で走行することになる。なお、実施の形態1に係る車両1においては、クランク軸21と回転数とロータ33の回転数とは一致する。
図6を用いて、シリーズパラレル走行モード中における制御状態について説明する。表1に示すように、シリーズパラレル走行モードにおいては、クラッチC1およびブレーキB1が解放され、クラッチC2が係合する。
クラッチC2が係合することで、クランク軸21とキャリアCA1とが連結する。この状態で、制御装置100は、エンジン10および第2MG30を駆動させる。
エンジン10からのエンジントルクTeは、キャリアCA1に伝達される。第1MG20は、ジェネレータとして機能しており、エンジントルクTeをリングギヤR1に伝達するための反力を第1MGトルクTm1が受け持つことになる。
そして、リングギヤR1に伝達されたエンジントルクTe(以下、エンジン伝達トルクTecという)は、駆動軸31に伝達され、車両1を走行させる動力として作用する。
また、シリーズパラレル走行モードにおいては、制御装置100は、第2MG30を主に、モータとして動作させる。第2MGトルクTm2は、サンギヤS3およびキャリアCA3を通して、駆動軸31に伝達される。
このように、シリーズパラレル走行モードにおいては、エンジン伝達トルクTecと第2MGトルクTm2を用いて、車両1は走行する。
次に、パラレル走行モードの制御状態について説明する。パラレス走行モードは、1速から4速まである。
図7を用いて、1速形成時における制御状態について説明する。表1に示すように、制御装置100は、クラッチC1およびブレーキB1を係合し、クラッチC2を解放する。クラッチC1が係合することで、エンジン10のクランク軸21と中空軸24とが係合する。さらに、ブレーキB1が係合することで、リングギヤR2がケース25に固定され、リングギヤR2の回転速度がゼロになる。
そして、制御装置100は、エンジン10を動作させる。高い駆動力が要求される場合は更に第1MG20または第2MG30またはその両方をモータとして動作させる。
中空軸24とクランク軸21とは互いに連結されているため、クランク軸21の回転数と、ロータ33の回転数とは一致している。そして、第1MGトルクTm1と、エンジントルクTeとが、サンギヤS1、キャリアCA2およびリングギヤR1などを通して、駆動軸31に伝達される。
さらに、第2MG30からの第2MGトルクTm2も、サンギヤS3およびキャリアCA3を通して、駆動軸31に伝達される。
このように、第1MGトルクTm1と第2MGトルクTm2とエンジントルクTeとによって、車両1が走行する。
図8を用いて、2速形成時における制御状態について説明する。表1に示すように、制御装置100はクラッチC1を解放すると共に、クラッチC2およびブレーキB1を係合する。
これにより、クランク軸21と、接続軸22とが連結され、クランク軸21と、キャリアCA1とが連結される。さらに、ブレーキB1が係合することでリングギヤR2はケース25に固定される。
そして、制御装置100は、エンジン10を動作させる。高い駆動力が要求される場合は更に第1MG20または第2MG30またはその両方をモータとして動作させる。
エンジン10からのエンジントルクTeは、キャリアCA1からリングギヤR1に伝達される。第1MGトルクTm1も、サンギヤS1,S2を通してリングギヤR1に伝達される。そして、エンジントルクTeおよび第1MGトルクTm1がリングギヤR1から駆動軸31に伝達される。
さらに、第2MG2からの第2MGトルクTm2も、サンギヤS3およびキャリアCA3を通して、駆動軸31に伝達される。
ここで、図7に示す状態においては、クランク軸21はサンギヤS1と連結しており、図8に示す状態においては、クランク軸21は、キャリアCA1に連結している。このため、エンジン10の回転数とリングギヤR1の回転数との減速比は、図8に示す状態の方が小さく、図8に示す状態の方が図7に示す状態よりも高速段であることがわかる。
図9を用いて、3速形成時の制御状態について説明する。表1に示すように、制御装置100は、クラッチC1およびクラッチC2を係合させ、ブレーキB1を解放する。
これにより、サンギヤS1,S2およびキャリアCA1がいずれもクランク軸21に連結される。キャリアCA2がリングギヤR1に連結しているため、サンギヤS1、キャリアCA1、リングギヤR1、サンギヤS2、キャリアCA2およびリングギヤR2が同じ回転速度で回転する。制御装置100は、エンジン10を動作させる。高い駆動力が要求される場合は更に第1MG20または第2MG30またはその両方をモータとして動作させる。
そして、エンジントルクTeおよび第1MGトルクTm1がリングギヤR1に伝達され、駆動軸31に伝達される。また、第2MGトルクTm2もサンギヤS3およびキャリアCA3を通して、駆動軸31に伝達される。第1MGトルクTm1、第2MGトルクTm2およびエンジントルクTeによって車両1が走行する。
ここで、図9に示す状態において、減速比は1であり、図8に示す状態においては、減速比は1よりも大きく、図9に示す状態の方が、図8に示す状態よりも高速段であることがわかる。
図10を用いて、4速形成時の制御状態について説明する。表1に示すように、制御装置100は、クラッチC1およびブレーキB1を解放し、クラッチC2を係合する。クラッチC2が係合されるので、クランク軸21とキャリアCA1とがクラッチC2を通して連結される。
制御装置100は、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転速度がゼロになるように、第1MG20の回転数を制御する(表1における「電気ロック」)。
第1MG20を用いて、サンギヤS1,S2の回転数をゼロにする手法としては、たとえば、第1MG20の回転速度がゼロになるように、第1MG20の電流をフィードバック制御する。
そして、制御装置100は、第2MG30とエンジン10とを駆動させる。エンジン10のエンジントルクTeは、キャリアCA1を通して、リングギヤR1に伝達され、駆動軸31に伝えられる。そして、第2MGトルクTm2も、サンギヤS3およびキャリアCA3を通して駆動輪90に伝達される。
図10からも明らかなように、図10に示す状態においては減速比は1よりも小さく、図9に示す状態よりも高速段が形成されていることがわかる。
ここで、シリーズ走行モードにおいては、第2MGトルクTm2のみで車両が走行しており、シリーズパラレル走行モードにおいては第2MGトルクTm2およびエンジン伝達トルクTecで車両1が走行している。このため、シリーズ走行モードよりもシリーズパラレル走行モードの方が出力することができる駆動力は高い。
そこで、制御装置100は、シリーズ走行モードで走行中において、車速に対するユーザからの要求駆動力が大きく、シリーズ走行モードで対応できないと判断すると、シリーズパラレル走行モードに切り替える。
また、本実施の形態1に係る車両1において、後進する際には、シリーズ走行モードが選択される。シリーズ走行モードにおいては、エンジン10からのトルクが駆動軸31に伝達されることが抑制される。このため、第2MG30が負回転して、駆動軸31を負回転させる際に、第2MG30にエンジン10からの正回転方向のトルクを受けることが抑制される。その一方で、シリーズパラレル走行モードで後進しようとすると、エンジン10からの正回転の直達トルクが駆動軸31に加えられ、車両1を後進させるために第2MG30は大きな第2MGトルクTm2を発生させる必要が生じる。
シリーズパラレル走行モードにおいては、第1MG20はジェネレータとして機能しており、パラレル走行モードにおいては、第1MG20はモータとして機能している。そのため、出力することができる駆動力は、パラレル走行モードの方が、シリーズパラレル走行モードよりも高い。
そこで、制御装置100は、シリーズパラレル走行モードではユーザからの要求駆動力に対応できない場合には、パラレル走行モードを選択するようになっている。なお、一般的に2つのMG(回転電機)はそれぞれエンジン動力に近い動力を出力できる能力を持っている。しかし、シリーズ走行モードやシリーズパラレル走行モードにおいては、この2つのMG(回転電機)はエンジン動力の変速機として働くためMG(回転電機)を動力源としてフルに使えないという欠点をもっている。その一方で、本実施の形態1に係る車両においては、エンジン10と第1MG20と第2MG30との各駆動力を合算した駆動力を出力することができる。
具体的には、図1に示す機構におけるパラレル走行モードは1〜3速において第1MG20および第2MG30をまったく使わずにエンジン10のみで走行可能である。そして、大駆動力を出力したい場合は第1MG20および第2MG30の動力をエンジン動力にフルに加算して走行が可能となっている。
本実施の形態1に係る車両1においては、パラレル走行モードにおいて、1〜4速に切り換え可能となっている。そこで、登坂時や加速ときには、1速〜3速を用いることができ、シリーズパラレル走行モードではエネルギ効率が低下するタイミングにおいても、高い効率を達成することができる。さらに、高速時には、4速を採用することで、高速時においても、エネルギ効率のよい走行を実現することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1に係る車両1において、シリーズ走行モードを選択する際、クラッチC1を係合しており、第1MG20のロータ33の回転数と、エンジン10のクランク軸21の回転数が一致している。
本実施の形態2に係る車両1Aにおいては、後述する「クラッチC3」を追加することで、シリーズ走行モードにおいて、クランク軸21の回転数を増速させて、第1MG20のロータ33を回転させている。
次に、図11および図12を用いて、本実施の形態2に係る車両1Aおよび駆動装置2Aについて説明する。図11は、車両1Aの全体構成を示す模式図である。この図11に示すように、駆動装置2Aは、リングギヤR1に設けられたクラッチC3を含み、クラッチC3は、駆動軸31に接続されたクラッチ板28を含む。下記表2は、シリーズ走行モードが選択されたときの係合表である。
Figure 2017218037
表2に示すように、駆動装置2Aは、シリーズ走行モードが選択された際には、クラッチC1およびクラッチC3を開放し、クラッチC2およびブレーキB1を係合状態にする。
クラッチC2が係合することで、エンジン10のクランク軸21と、キャリアCA1とが連結する。そして、ブレーキB1が係合することで、リングギヤR2の回転速度がゼロになる。そして、クラッチC3が解放されることで、駆動軸31とリングギヤR1との連結状態は解除されている。
そして、エンジン10が駆動すると、クランク軸21からのエンジントルクTeによって、キャリアCA1が回転し、リングギヤR1、サンギヤS1およびサンギヤS2が回転して、第1MG20のロータ33が回転する。
図12は、実施の形態2の駆動装置2Aにおいてシリーズ走行モードが選択されたときの共線図を示す図である。
この図12に示すように、第1MG20のロータ33の回転数は、クランク軸21の回転数よりも高くなる。その一方で、図5に示すように、実施の形態1に係る駆動装置2においては、ロータ33の回転数とクランク軸21の回転数とは一致している。このため、実施の形態2に係る駆動装置2Aにおいては、シリーズ走行モードにおいて、ロータ33の回転数を高くすることができ、第1MG20での発電量を向上させることができる。
なお、駆動装置2Aにおいて、クラッチC3が解放されるため、駆動軸31が第2MGトルクTm2によって回転しているときに、エンジン10からのトルクが駆動軸31に干渉することがない。このため、車両1Aは、第2MG30からの第2MGトルクTm2で走行することができる。
なお、シリーズ走行モード以外のEV走行モード、シリーズパラレル走行モード、パラレル走行モードにおいては、クラッチC3は係合しており、クラッチC1、クラッチC2およびブレーキB1の係合状態は、上記表1と同様である。
(実施の形態3)
上記の実施の形態2に係る駆動装置2Aにおいては、リングギヤR1と駆動軸31との間にクラッチC3を配置することで、シリーズ走行モードにおける第1MG20の発電量の向上がはかされている。
本実施の形態3においては、実施の形態2に係る駆動装置2Aにさらに、ブレーキB2を追加することで、シリーズ走行モードにおける発電量のさらなる向上が図られている。
図13は、実施の形態3に係る車両1Bを示す模式図である。この図13に示すように、駆動装置2Bは、ブレーキB2をさらに備える。ブレーキB2は、リングギヤR1の外周側に配置されると共に、ケース25に設けられている。
下記表3は、シリーズ走行モードが選択されたときにおける各係合状態を示す係合表である。
Figure 2017218037
上記表3に示すように、シリーズ走行モードを選択する際には、クラッチC1、クラッチC3およびブレーキB1は開放される。そして、クラッチC2およびブレーキB2は、係合する。
クラッチC2が係合することで、クランク軸21とキャリアCA1とが連結し、ブレーキB2が係合することで、リングギヤR1の回転速度がゼロになる。
そして、図13において、エンジン10からのエンジントルクTeはキャリアCA1に伝達される。クラッチC3が解放されており、さらに、リングギヤR1は、ケース25に固定されているため、キャリアCA1に伝達されたエンジントルクTeは、サンギヤS1を通して、第1MG20のロータ33に伝達される。
図14は、シリーズ走行モードが選択されたときの共線図である。この図14および図13に示すように、第1MG20のロータ33の回転数は、クランク軸21の回転数よりも大きくなる。
ここで、図12に示す共線図と、図14に示す共線図とを比較する。各共線図におけるクランク軸21(図中の「ENG」)の回転数を同じとしたときにおいて、図14に示すロータ33(図中の「MG1」)の回転数の方が、図12に示すロータ33の回転数よりも高くなる。
このため、実施の形態3に係る駆動装置2Bは、実施の形態2に係る駆動装置2Aよりも、シリーズ走行モードにおける第1MG20の発電量を大きくすることができることが分かる。
なお、実施の形態3に駆動装置2Bにおいても、第2MG30からの第2MGトルクTm2を用いて、車両1Bは走行することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、駆動装置に適用することができる。
1,1A,1B 車両、2,2A,2B 駆動装置、10,ECU170 エンジン、21 クランク軸、22 接続軸、24,37 中空軸、25 ケース、26,27,28 クラッチ板、31,82 駆動軸、33,35 ロータ、34,36 ステータ、40,50,60 遊星歯車装置、80 デファレンシャルギヤ、90 駆動輪、100 制御装置、500 油圧回路、2006 特開、B1,B2 ブレーキ、C1,C2,C3 クラッチ、CA1,CA2,CA3 キャリア、O1 回転中心線、P1,P2,P3 ピニオンギヤ、R1,R2,R3 リングギヤ、S1,S2,S3 サンギヤ、Te エンジントルク、Tec エンジン伝達トルク、Tm1 トルク。

Claims (1)

  1. 駆動輪に駆動力を伝達する駆動軸と、
    エンジンと、
    第1回転電機と、
    前記駆動軸に機械的に接続された第2回転電機と、
    第1サンギヤと、第1キャリアと、第1リングギヤとを含む第1遊星歯車装置と、
    第2サンギヤと、第2キャリアと、第2リングギヤとを含む第2遊星歯車装置と、
    第1クラッチおよび第2クラッチと、
    ブレーキと、
    前記第1回転電機と前記第1サンギヤと前記第2サンギヤとを接続する中空状の中空軸と、
    前記中空軸内を通されると共に、前記第1キャリアに接続された接続軸と、
    を備え、
    前記第1クラッチは、前記中空軸と前記エンジンとを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替え、
    前記第2クラッチは、前記接続軸と前記エンジンとを接続した状態および接続していない状態とを選択的に切り替え、
    前記ブレーキは、前記第2リングギヤを固定部材に固定した状態と、前記第2リングギヤの回転を許容する状態とを選択的に切り替え、
    前記第1リングギヤは、前記第2キャリアが接続されると共に前記駆動軸に接続され、
    前記駆動軸と前記接続軸とが同一軸線上に配置された、駆動装置。
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