JP2005168182A - 発電装置 - Google Patents

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淳司 大和
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Abstract

【課題】 軸受が不要で、かつ、安価な打撃子を用いることにより、コストの低減を図ることのできる発電装置を提供すること。
【解決手段】 発電装置は、外力により回転駆動される回転体7と、回転体7の突起72で打撃される打撃子80と、この打撃子80で打撃される圧電素子9とを有している。打撃子80は鋼製の球体であり、板ばね部分861、871を備えたガイド板86、87に保持され、これらのガイド板86、87に案内されて、圧電素子9への打撃位置と、突起72で打撃される退避位置との間を変位する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、圧電素子を利用した発電装置に関するものである。
外力によって発電を行う発電装置としては、例えば、振動などの外力によって回転駆動するレバー形状の推力付与体によって、同じくレバー形状の打撃子に推力を付与し、推力を付与された打撃子が回転して圧電素子に直接、あるいは他の部材を介して衝撃を付与するものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−271180号公報
このように構成した発電装置において、推力付与体や打撃子にレバー形状のものを用いた場合には、玉軸受、特殊な樹脂からなる軸受、貴金属製の軸受などが必要であるため、部品コストや組立コストが嵩むという問題点がある。また、動力の伝達ロスを軽減するには、軸受での摩擦を低減する必要があるので、軸受を構成する部品には高い精度が要求され、この点でも、部品コストが嵩むという問題点がある。また、打撃子が直接、あるいは他の部材を介して圧電素子を打撃した際、打撃子にはねじり力が加わるため、レバー形状の打撃子にそのような強度をもたせるには、特殊な材料を用いる必要がある。しかも、打撃子をレバーという複雑な形状に製造すると、打撃子自身の部品コストが嵩むという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、軸受が不要で、かつ、安価な打撃子を用いることにより、コストの低減を図ることのできる発電装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、圧電素子と、該圧電素子を打撃するための打撃子と、前記圧電素子を打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間で変位可能に前記打撃子を保持する打撃子保持機構と、前記退避位置にある前記打撃子を打撃して当該打撃子に前記打撃位置に向かう推力を付与する推力付与体とを有する発電装置において、前記打撃子は、当該打撃子の変位方向に直交する方向での切断面が円形の外周面を備えた部材であり、前記打撃子保持機構は、前記打撃子の変位方向を規定するガイド部と、前記圧電素子を打撃した後の前記打撃子を前記退避位置に向けて付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の別の形態では、圧電素子と、該圧電素子を打撃するための打撃子と、前記圧電素子を打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間で変位可能に前記打撃子を保持する打撃子保持機構と、前記退避位置にある前記打撃子を打撃して当該打撃子に前記打撃位置に向かう推力を付与する推力付与体とを有する発電装置において、前記打撃子は、当該打撃子の変位方向に対して平行な方向での切断面が円形の外周面を備えた部材であり、前記打撃子保持機構は、前記打撃子の変位方向を規定するガイド部と、前記圧電素子を打撃した後の前記打撃子を前記退避位置に向けて付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
本発明において、前記打撃子は、前記推力付与体に打撃される被打撃面が球面であることが好ましい。このように構成すると、打撃子が推力付与体によって斜め方向から打撃されても、その力は、打撃子が圧電素子に向かう推力として作用するので、発電効率が高い。
本発明において、前記打撃子は、球体であることが好ましい。このように構成すると、最も安価、かつ、強度が最も高い打撃子を実現できる。また、打撃子が球体であれば、打撃子をどのような向きで打撃子保持機構に保持させてもよいので、組立作業を効率よく行うことができる。さらに、球体からなる打撃子であれば、転動するので、ガイド部との摩擦が小さい。それ故、摩擦による動力のロスを最小限に抑えることができる。
本発明において、前記付勢手段は、ばねであることが好ましい。この場合、前記ばねは、前記ガイド部を構成するガイド板に形成された板ばね部分を利用することができる。また、前記ばねについては、少なくとも前記圧電素子および前記打撃子が収納されるケースの一部として形成されている構成を採用してもよい。
本発明では、変位方向に対して直交する方向での切断面が円形の外周面を備えた部材からなる打撃子をガイド部で案内して打撃位置と退避位置との間で変位させる。このため、レバー形状の打撃子を用いた場合と違って、打撃子に対しては、軸受が不要であるため、部品コストや組立コストを低く抑えることができる。また、打撃子が圧電素子を打撃した際、ねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子がその変位方向に延びる軸線周りに自転することで吸収される。従って、打撃子は、通常の強度をもつ安価なもので十分である。また、打撃子は、その変位方向に延びる軸線周りに自転しても、同一の姿勢を保持するため、打撃子に推力を付与して圧電素子を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
また、変位方向に対して平行な方向での切断面が円形の外周面を備えた部材からなる打撃子を用いた場合にも同様であり、打撃子が圧電素子を打撃した際、ねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子がその変位方向に直交する方向に延びる軸線周りに自転してすることで吸収される。従って、打撃子は、通常の強度をもつ安価なもので十分である。また、打撃子は、その変位方向と直交する方向に延びる軸線周りに自転しても、同一の姿勢を保持するため、打撃子に推力を付与して圧電素子を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した発電装置の一例を説明する。
(全体構成)
図1、図2、図3はそれぞれ、本発明を適用した発電装置において、上ケースを外した状態における斜視図、当該発電装置の分解斜視図、当該発電装置の要部のレイアウトを示す平面図である。図4(a)、(b)、(c)は、本発明を適用した発電装置に用いた打撃子保持機構、および打撃子を拡大して示す説明図である。
図1、図2、および図3に示すように、本形態の発電装置1は、上ケース21および下ケース22からなるボックス状のケースから作動軸3の先端部分31が突出した構造になっており、下ケース22の内側には、作動軸3と機構的に接続された歯車部材5と、この歯車部材5に同軸状に連結された慣性板6と、この慣性板6とともに回転する回転体7(推力付与体)とが配置されている。回転体7の外周面71には、周方向(移動方向)に沿って等間隔に複数の突起72(推力付与部)が同一の形状および大きさに形成されている。
回転体7の近傍には、打撃子保持機構8によって打撃子80が配置、保持されている。本形態において、打撃子80としては、鋼製の球体が用いられており、打撃子80の変位方向(図3に矢印Aで示す)に直交する方向での切断面が円形の外周面を備え、かつ、打撃子80の変位方向に平行な方向での切断面も円形の外周面を備えていることになる。また、打撃子80に隣接する位置には、被打撃面90を打撃子80に向ける圧電素子9が配置されている。
本形態において、打撃子保持機構8は、下ケース22の内壁から相対向するように上方に突出した一対の突起81、82と、突起81、82に取り付けられた一対のガイド板86、87(ガイド部)とから構成されている。一対の突起81、82の各上端面には凹部811、821が形成され、これらの凹部811、821の底部には小突起812、822が形成されている。これに対して、一対のガイド板86、87は、板ばね部分861、871(付勢手段)と、板ばね部分861、871から外側に向けて断面L字形状に折り曲げられた連結板部862、872とから構成されており、連結板部862、872には、突起81、82の小突起812、822が嵌る小穴863、873が形成されている。従って、小穴863、873に小突起812、822を嵌めれば、ガイド板86、87を突起81、82に取り付けることができる。
ガイド板86、87のいずれにおいても、板ばね部分861、871は、両端部が打撃子80に対するストッパとして機能するように内側に向けて斜めに折り曲げられている。このため、板ばね部分861、871同士が対向するようにガイド板86、87を各突起81、82に取り付けると、図3および図4(a)に示すように、板ばね部分861、871の間には、回転体7の側から圧電素子9に向けて延びる打撃子保持空間88が区画形成される。また、打撃子保持空間88内に打撃子80を装着すると、打撃子80は、圧電素子9の被打撃面90を打撃する打撃位置と、この打撃位置から後方に退避した退避位置との間を変位可能にその外周面が弾性をもって保持され、かつ、打撃子80に外力が加わらない状態において、ガイド板86、87は、圧電素子9から離間した退避位置に打撃子80を保持する。
本形態において、圧電素子9は、下ケース22の内面に緩衝用スポンジ95(緩衝手段)を介して垂直に取り付けられている。本形態では、圧電素子9としてPZT系セラミックスのものを用いている。この種の圧電素子9は、一般的に衝撃に弱いので、本形態においては、緩衝用スポンジ95が圧電素子9に加わった衝撃を緩和するようになっている。また、緩衝用スポンジ95は、衝撃により発生する圧電素子9の振動を持続する効果も併せ持つ。
本形態において、作動軸3の先端部分31は、下ケース22の側面に形成された矩形円筒状の開口部24から突出している。これに対して、作動軸3の基端部は、細径部32になっており、この細径部32は、下ケース22に形成された受け部25に嵌って軸線方向に移動可能に支持されている。細径部32の周りにはコイルばね20が装着されており、このコイルばね20は、作動軸3の長さ方向の略中央位置に形成された段部35と受け部25との間に保持されている。
作動軸3の長さ方向における所定の範囲にはラック30が形成されており、このラック30は、歯車部材5の一方側端面に形成されたピニオン51(図3を参照)と噛み合っている。但し、作動軸3が軸線方向における先端側位置にあるときには、ラック30とピニオン51の噛合が解除され、作動軸3がケース2の内部に押圧されたとき、ラック30とピニオン51が噛み合う。換言すれば、作動軸3が外力で押圧された後、その外力から解放されたとき、作動軸3は、コイルばね20に付勢されて変位前の位置に戻るが、変位前の位置に戻るまでの間にラック30とピニオン51とは噛合した状態にあり、作動軸3が変位前の位置に完全に戻った以降、ラック30とピニオン51との噛合が解除される。このため、ラック30とピニオン51の噛み合いが解除された状態では、歯車部材5はフリーな状態にある。
歯車部材5の他方側端面には円筒状の突起52が形成されており、この突起52は、慣性板6の中心穴60を通って回転体7の中心穴70に嵌っている。また、歯車部材5、慣性板6、および回転体7は、歯車部材5において突起52の周りに形成された複数の穴、慣性板6において中心穴60の周りに形成された複数の穴、および回転体7において中心穴70の周りに形成された複数の穴に連結ピン(図示せず)が嵌められて連結されている。この状態で、歯車部材5の突起52の中空部にはケース2に両端が保持された回転中心軸28が差し込まれ、歯車部材5、慣性板6、および回転体7は、回転中心軸28周りに回転可能である。なお、慣性板6は、比重が重い材料、例えば、真鍮によって形成されている。
(発電動作)
本形態の発電装置1では、図3に示す状態から、外力によって作動軸3が矢印Dで示す方向に押圧されると、ラック30とピニオン51が噛合して歯車部材5、慣性板6、および回転体7が時計周りCWの方向に回転するとともに、コイルばね20が圧縮される。その間、コイルばね20には、作動軸3の変位が弾性エネルギーとして蓄えられる。
この状態で、作動軸3に対する押圧が解除されると、コイルばね20の付勢力によって、作動軸3は矢印Uで示す方向に押し出され、作動軸3は、元の位置に戻る。
この状態になる途中までは、ラック30とピニオン51とが噛み合っているので、コイルばね20は、作動軸3を押し出すとともに、歯車部材5、慣性板6、および回転体7を反時計周りCCWの方向に回転させる。但し、作動軸3が元の位置に戻る直前に、ラック30とピニオン51との噛合が解除されるので、それ以降、回転体7は慣性板6の慣性力によって反時計周りCCWに回転し続ける。
これにより、打撃子80の近傍で回転体7の外周面71が移動し、図4(a)に示すように、回転体7の外周面71に形成された突起72が打撃子80の近傍を通過する。
ここで、打撃子80は、外力が加わらない状態では、ガイド板86、87によって圧電素子9から離間した退避位置に保持されているため、打撃子80は、図4(b)に示すように、突起72によって打撃される。その結果、打撃子80は、圧電素子9に向かう推力が付与され、図4(c)に示すように、ガイド板86、87に案内されながら圧電素子9の被打撃面90に向かって変位し、圧電素子9の被打撃面90を垂直に打撃する。
その後、打撃子80は、圧電素子9を打撃した反動、およびガイド板86、87のばね力により、図4(a)に示すように、圧電素子9に対する打撃位置から退避位置(回転体7の側の位置)に戻る。そして、打撃子80は、回転体7の突起72によって再び、打撃され、推力を受ける。
このような動作を繰り返すことによって回転体7の回転は徐々に減速していく。また、打撃子80が圧電素子9を打撃することにより得られた電力は、整流回路(図示せず)に導かれる。よって、本形態の発電装置1は、さまざまな用途に応用することができる。例えば、外部侵入者が窓を開けたときにその外力が駆動源として回転体7を回転させれば、発電装置1で得られた電力をトリガーにして発信装置の起動や監視センターへの通報などを行う機器として利用できる。また、発電装置1で得た電力で異常を報知するためのLEDを点灯させてもよい。
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態の発電装置1では、打撃子80が圧電素子9を打撃すると、圧電素子9が変形して起電力が発生し、発電が行われる。また、本形態では、打撃子80として、変位方向に直交する方向での切断面が円形の外周面を備える球体を用いたため、レバー形状の打撃子を用いた場合と違って、軸受が不要である。従って、部品コストや組立コストを低く抑えることができる。また、打撃子80が圧電素子9を打撃した際、打撃子80にねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子80が自転することで吸収される。従って、打撃子80は、通常の強度をもつ安価な部品でよいので、コストを低減できる。しかも、打撃子80は球体であるため、打撃子80の変位方向に平行に延びる軸線周り、あるいは打撃子80の変位方向に直交する方向に延びる軸線周りに自転した場合でも、打撃子80の姿勢に変化がない。それ故、打撃子80が自転しても、打撃子80に推力を付与して圧電素子9を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
しかも、本形態では、打撃子80として球体を用いたため、打撃子80を打撃子保持空間88内に装着する際、その向きなどを一切、考慮する必要がない。それ故、組立コストを低く抑えることができる。また、打撃子80として球体を用いたため、打撃子80は、圧電素子9に対する打撃面、および突起72に打撃される被打撃面が常に球面である。このため、打撃子80は、突起72によって斜め方向から打撃されても、その力は、打撃子80が圧電素子9に向かう推力として作用するので、発電効率が高い。さらに、球体からなる打撃子80であれば、転動するので、ガイド板86、87との摩擦が小さい。それ故、摩擦による動力のロスを最小限に抑えることができる。
[その他の実施の形態]
上記形態では、板ばね部分861、871を備えたガイド板86、87が、下ケース22などと別部品であったが、ガイド板86、87全体、あるいは板ばね部分861、871については、下ケース22の一部として形成してもよい。このように構成すると、部品点数の削減を図ることができる。
また、上記形態では、打撃子80として球体を用いたが、図5(a)に示すように、変位方向に直交する方向での切断面が円形の外周面を備えるフランジ状の胴部801aから両側に半球部分802a、803aが膨出した打撃子80aを用いてもよい。このような打撃子80aを用いる場合、打撃子保持機構8aには、下ケース22などによって円筒状の打撃子保持空間88a、およびガイド部89aを形成し、打撃子80aの両側にコイルばね851a、852a(付勢手段)を配置すればよい。このように構成すると、打撃子80aが圧電素子9を打撃した際、たとえ打撃子80aにねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子80aが変位方向に平行に延びる軸線周りに自転することで吸収され、かつ、このように自転しても、打撃子80aの姿勢に変化がないので、打撃子80aに推力を付与して圧電素子9を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
また、図5(b)に示すように、変位方向に直交する方向での切断面が円形の外周面を備える胴部801bから両側に円錐台部分802b、803bが膨出した打撃子80bを用いてもよい。ここで円錐台部分802b、803bの先端面は、球面804b、805bなっている。このような打撃子80bを用いる場合も、打撃子保持機構8bには、下ケース22などによって円筒状の打撃子保持空間88b、およびガイド部89bを形成し、打撃子80bの両側にコイルばね851b、852b(付勢手段)を配置すればよい。このような構成を採用した場合も、打撃子80bが圧電素子9を打撃した際、たとえ打撃子80bにねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子80bが変位方向に平行に延びる軸線周りに自転することで吸収され、かつ、このように自転しても、打撃子80bの姿勢に変化がないので、打撃子80bに推力を付与して圧電素子9を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
さらに、上記形態のいずれにおいても、打撃子は、その変位方向に対して直交する方向での切断面が円形の外周面を備えた部材であったが、図6に示すように、変位方向に対して平行な方向での切断面が円形の外周面を備えた打撃子80cを用いてもよい。このような打撃子80cを用いる場合も、打撃子保持機構8cには、下ケース22などによって円筒状の打撃子保持空間88c、およびガイド部89cを形成し、打撃子80cの変位方向における両側にコイルばね851c、852c(付勢手段)が配置される。このような構成を採用した場合も、打撃子80cが圧電素子9を打撃した際、たとえ打撃子80cにねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子80cが変位方向に直交する方向に延びる軸線周りに自転することで吸収され、かつ、このように自転しても、打撃子80c
の姿勢に変化がないので、打撃子80cに推力を付与して圧電素子9を打撃する動作を繰り返し行うのに支障がない。
なお、打撃子保持空間の所定位置に打撃子を保持する付勢手段としては、ばねに限らず、磁石を用いてもよい。
本発明の発電装置では、変位方向に対して直交する方向、あるいは平行な方向での切断面が円形の外周面を備えた部材からなる打撃子をガイド部で案内して打撃位置と退避位置との間で変位させる。このため、レバー形状の打撃子を用いた場合と違って、打撃子に対しては、軸受が不要であるため、部品コストや組立コストを低く抑えることができる。また、打撃子が圧電素子を打撃した際、ねじり力が加わっても、このようなねじり力は、打撃子が自転することで吸収される。従って、打撃子は、通常の強度をもつ安価なもので十分である。
本発明を適用した発電装置において、上ケースを外した状態における斜視図である。 本発明を適用した発電装置の分解斜視図である。 本発明を適用した発電装置の要部のレイアウトを示す平面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明を適用した発電装置に用いた打撃子保持機構、および打撃子を拡大して示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した発電装置の別の打撃子、および打撃子保持機構の構成を示す説明図である。 本発明を適用した発電装置のさらに別の別の打撃子、および打撃子保持機構の構成を示す説明図である。
符号の説明
1 発電装置
7 回転体
8 打撃子保持機構
9 圧電素子
80 打撃子
86、87 ガイド板(ガイド部)
861、871 板ばね部分(付勢手段)

Claims (7)

  1. 圧電素子と、該圧電素子を打撃するための打撃子と、前記圧電素子を打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間で変位可能に前記打撃子を保持する打撃子保持機構と、前記退避位置にある前記打撃子を打撃して当該打撃子に前記打撃位置に向かう推力を付与する推力付与体とを有する発電装置において、
    前記打撃子は、当該打撃子の変位方向に対して直交する方向での切断面が円形の外周面を備えた部材であり、
    前記打撃子保持機構は、前記打撃子の変位方向を規定するガイド部と、前記圧電素子を打撃した後の前記打撃子を前記退避位置に向けて付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする発電装置。
  2. 圧電素子と、該圧電素子を打撃するための打撃子と、前記圧電素子を打撃可能な打撃位置と該打撃位置から退避した退避位置との間で変位可能に前記打撃子を保持する打撃子保持機構と、前記退避位置にある前記打撃子を打撃して当該打撃子に前記打撃位置に向かう推力を付与する推力付与体とを有する発電装置において、
    前記打撃子は、当該打撃子の変位方向に対して平行な方向での切断面が円形の外周面を備えた部材であり、
    前記打撃子保持機構は、前記打撃子の変位方向を規定するガイド部と、前記圧電素子を打撃した後の前記打撃子を前記退避位置に向けて付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする発電装置。
  3. 請求項1または2において、前記打撃子は、前記推力付与体に打撃される被打撃面が球面であることを特徴とする発電装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記打撃子は、球体であることを特徴とする発電装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記付勢手段は、ばねであることを特徴とする発電装置。
  6. 請求項5において、前記ばねは、前記ガイド部を構成するガイド板に形成された板ばね部分であることを特徴とする発電装置。
  7. 請求項5において、前記ばねは、少なくとも前記圧電素子および前記打撃子が収納されるケースの一部として形成されていることを特徴とする発電装置。
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