JP2005167257A - はんだ付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定組成のはんだ付け組成物を用いることによりリフローソルダリング時に容易に且つ短時間に合金化してその組成物よりも融点の上昇した合金を形成し、その結果として、はんだ付け済みの基板等に更にはんだ付けを実施する際にもほぼ同一温度条件下ではんだ付けが可能となるはんだ付け方法を提供すること。
【解決手段】鉛を含まず、第一金属成分と第二金属成分とを含み、第一金属成分の融点は183〜260℃の範囲内であり、第二金属成分の種類及び第一金属成分と第二金属成分との相対量は、溶融状態の第一金属成分中に第二金属成分が拡散して融点が260〜1500℃の範囲内である合金を形成し得る種類及び相対量であるはんだ付け用組成物を用いてはんだ付けする方法であって、該第一金属成分を溶融させ、その溶融物中に該第二金属成分を拡散させて合金化した状態ではんだ付けするはんだ付け方法。
【選択図】 図1
Description
紙フェノール系樹脂基板又はアルミニウム基板を用いてプリント基板を作製した。また、第一金属成分がSn(融点232℃)微粉末であり、第二金属成分がSb(融点630.5℃)微粉末であり、Sn:Sbの質量比が50:50である(Sn−50Sb合金の融点は325℃である)はんだ粉80質量部と、ロジン50質量%、カルビトール35質量%、ハロゲン化水素酸アミン塩5質量%及びワックス10質量%からなるフラックス20質量部とを含有するはんだペーストを調製した。
実施例1で用いたはんだペーストの代わりに、市販のPb−10Sn(単一合金)(融点290℃)はんだペーストを用いた以外は、実施例1と同様にしてチップ間のショート個数を調べ、固着強度及び濡れ性接触角を測定した。それらの結果は第2表に示す通りであった。
実施例1で用いたはんだペーストの代わりに、第一金属成分がSn−3.5Ag(融点221℃)微粉末であり、第二金属成分がAg(融点960.5℃)微粉末であり、Sn−3.5Ag:Agの質量比が24.9:75.1であり(Sn−76Ag合金の融点は480℃である)、実施例1で用いたフラックスを含有するはんだペーストを用い、第3表に示すリフロー温度を用いた以外は、実施例1と同様にしてチップ間のショート個数を調べ、固着強度及び濡れ性接触角を測定した。それらの結果は第3表に示す通りであった。
実施例2で用いたはんだペーストの代わりに、第一金属成分がSn−3.5Ag(融点221℃)微粉末であり、第二金属成分がAg(融点960℃)微粉末であり、Sn−3.5Ag:Agの質量比が72.5:27.5であり(Sn−30Ag合金の融点は221℃である)、実施例1で用いたフラックスを含有するはんだペーストを用いた以外は、実施例2と同様にしてチップ間のショート個数を調べ、固着強度及び濡れ性接触角を測定した。それらの結果は第4表に示す通りであった。
実施例1で用いたはんだペーストの代わりに、第一金属成分がSn(融点232℃)微粉末であり、第二金属成分がNi(融点1453℃)微粉末であり、Sn:Niの質量比が70:30であり(Sn−30Ni合金の融点は790℃である)、実施例1で用いたフラックスを含有するはんだペーストを用い、第5表に示すリフロー温度を用いた以外は、実施例1と同様にしてチップ間のショート個数を調べ、固着強度及び濡れ性接触角を測定した。それらの結果は第5表に示す通りであった。
実施例3で用いたはんだペーストの代わりに、第一金属成分がSn(融点232℃)微粉末であり、第二金属成分がNi(融点1453℃)微粉末であり、Sn:Niの質量比が90:10であり(Sn−10Ni合金の融点は221℃である)、実施例1で用いたフラックスを含有するはんだペーストを用いた以外は、実施例3と同様にしてチップ間のショート個数を調べ、固着強度及び濡れ性接触角を測定した。それらの結果は第6表に示す通りであった。
電子部品搭載用基板の両面に導電パターンを形成した。その片面の導電パターン上に実施例1で用いてはんだペーストを塗布し、そのはんだペースト上に電子部品を載せ、実施例1と同様にして270℃でリフローソルダリングを実施した。リフローソルダリング後の固着強度は24Nであった。
2、3、9、10 導電パターン
4、13 電子部品
5、6、14、15 端子電極
7、8、16、17 はんだ付け用組成物
11、12、18、19 合金はんだ
Claims (14)
- 鉛を含まず、第一金属成分と第二金属成分とを含み、第一金属成分の融点は183〜260℃の範囲内であり、第二金属成分の種類及び第一金属成分と第二金属成分との相対量は、溶融状態の第一金属成分中に第二金属成分が拡散して融点が260〜1500℃の範囲内である合金を形成し得る種類及び相対量であるはんだ付け用組成物を用いてはんだ付けする方法であって、該第一金属成分を溶融させ、その溶融物中に該第二金属成分を拡散させて合金化した状態ではんだ付けすることを特徴とするはんだ付け方法。
- 第一金属成分がSn単独であるか、又はSn、Ag、Cu、In、Bi、Sb、Zn及びNiからなる群より選択された2種以上の金属元素からなる合金である請求項1記載のはんだ付け方法。
- 第一金属成分がSn単独、Sn−Ag系合金、Sn−Cu系合金、Sn−In系合金、Sn−Bi系合金、Sn−Sb系合金、Sn−Zn系合金、又はSn−Ni系合金である請求項2記載のはんだ付け方法。
- 第二金属成分が融点400℃以上のものである請求項1、2又は3記載のはんだ付け方法。
- 第二金属成分がAg、Cu、Sb、Zn及びNiからなる群より選択された金属元素又はそれらの合金である請求項4記載のはんだ付け方法。
- 第二金属成分の種類及び第一金属成分と第二金属成分との相対量が、溶融状態の第一金属成分中に第二金属成分が拡散して融点が325〜1000℃の範囲内である合金を形成し得る種類及び相対量である請求項1〜5の何れかに記載のはんだ付け方法。
- リフローソルダリング時の溶融状態において50°〜130°の範囲内の濡れ性接触角を示すはんだ付け用組成物を用いる請求項1〜6の何れかに記載のはんだ付け方法。
- 粉末状態のはんだ付け用組成物を用いる請求項1〜7の何れかに記載のはんだ付け方法。
- ペースト状態のはんだ付け用組成物を用いる請求項1〜7の何れかに記載のはんだ付け方法。
- 溶融状態の第一金属成分中に第二金属成分が拡散して形成される合金の組成が、Sn40〜55質量%とSb45〜60質量%とからなるSn−Sb系合金組成、Sn60〜74質量%とNi26〜40質量%とからなるSn−Ni系合金組成、Sn40〜60質量%とCu40〜60質量%とからなるSn−Cu系合金組成、又はSn15〜24.5質量%とAg75.5〜85質量%とからなるSn−Ag系合金組成である請求項1〜9の何れかに記載のはんだ付け方法。
- 電子部品搭載用基板とその両面にはんだ付けされた複数の電子部品とを含む電子回路装置を形成するはんだ付け方法において、少なくとも片面でのはんだ付けを請求項1〜10の何れかに記載のはんだ付け方法によって実施することを特徴とするはんだ付け方法。
- 電子部品搭載用基板の片面に請求項1〜10の何れかに記載のはんだ付け方法によって電子部品をはんだ付けし、その後、電子部品搭載用基板の反対側の面に請求項1〜10の何れかに記載のはんだ付け方法によって電子部品をはんだ付けして、電子部品搭載用基板とその両面にはんだ付けされた複数の電子部品とを含む電子回路装置を形成することを特徴とするはんだ付け方法。
- 電子部品搭載用基板の両面のそれぞれのはんだ付けに同一のはんだ付け用組成物を用いる請求項12記載のはんだ付け方法。
- 260〜320℃の範囲内の温度でリフローソルダリングを実施する請求項1〜13の何れかに記載のはんだ付け方法。
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