JP2005166949A - 集光型太陽光発電装置の受光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多接合型の太陽電池セルを複数備え、且つ、その複数の太陽電池セルにより、集光された太陽光をすべて受光できる集光型太陽光発電装置の受光装置を提供する。
【解決手段】 集光装置により集光された太陽光を複数の太陽電池セル34により受光する、集光型太陽光発電装置の受光装置10において、複数の太陽電池セル34上に、太陽電池セル34側ほど断面積が小さくなるテーパ状のガラスプリズム22をそれぞれ載置し、ガラスプリズム22の底面22aを太陽電池セル34の受光面よりも小さくしてその受光面に重ね、互いに隣接するガラスプリズム22の入射面22aの辺同士を互いに密着させて、複数のガラスプリズム22の入射面22bにより光通路を塞ぐ。こうすると、集光された太陽光をすべて受光しつつ、ガラスプリズム22の底面22a間に配線可能な隙間ができるので、両面に電極を有する多接合型の太陽電池セル34を使用することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 集光装置により集光された太陽光を複数の太陽電池セル34により受光する、集光型太陽光発電装置の受光装置10において、複数の太陽電池セル34上に、太陽電池セル34側ほど断面積が小さくなるテーパ状のガラスプリズム22をそれぞれ載置し、ガラスプリズム22の底面22aを太陽電池セル34の受光面よりも小さくしてその受光面に重ね、互いに隣接するガラスプリズム22の入射面22aの辺同士を互いに密着させて、複数のガラスプリズム22の入射面22bにより光通路を塞ぐ。こうすると、集光された太陽光をすべて受光しつつ、ガラスプリズム22の底面22a間に配線可能な隙間ができるので、両面に電極を有する多接合型の太陽電池セル34を使用することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は集光型太陽光発電装置に用いる受光装置に関し、特に、多数の太陽電池セルを備えている受光装置に関する。
集光型の太陽光発電装置は、太陽光を集光させて太陽電池セルに照射することから、太陽電池セルを小さく(または少なく)することができる。そのため、低コスト化が可能である。この集光型太陽光発電装置は、太陽光を集光する集光装置と、集光装置により集光された太陽光を受光する受光装置を備えている。集光装置は、反射鏡などにより太陽光を一点に集光する装置であり、受光装置は、太陽電池セルを備え、集光装置により集光された太陽光をその太陽電池セルにより受光して発電を行う装置である。この受光装置には、1つの受光装置内に複数の太陽電池セルが配列されているものが知られている。図6は、そのような集光型太陽光発電装置100の一例を示す図である。図6に示す集光型太陽光発電装置100では、集光装置102は、全体として皿状となるように配置された多数の凹面鏡104からなり、各凹面鏡104により反射された太陽光は、集光装置102の軸心上に配置された受光装置106に照射される。
この受光装置106は図6に示すように直方体状であり、集光された太陽光が入射する入射口の反対側に位置する底部に、図7に示すように、多数の太陽電池セル108がその辺同士を密着させられた状態で配置されている。このように、多数の太陽電池セル108が辺同士を密着させられた状態で配置されていると、集光された太陽光は、すべて、いずれかの太陽電池セルにより受光されるので、太陽光を有効に利用することができる。
しかし、隣接する太陽電池セルの辺同士を密着させる場合、受光面の反対側となる裏面に+電極および−電極が形成された、所謂バックコンタクト型太陽電池セルしか用いることができず、バックコンタクト型の太陽電池セルは多層構造にできないため、太陽電池セル自体の性能が高くない。
一方、吸収波長帯が異なる複数種類のpn接合が積層された多接合型の太陽電池セルは、発電効率は高いが、一方の電極が受光面(表面)に形成され、他方の電極が裏面に形成されているので、互いに隣接する太陽電池セルの表面と裏面とをリード線により連結しなければならない。そのため、多接合型の太陽電池セルを用いる場合には、太陽電池セルと太陽電池セルとの間に、配線用の隙間を設ける必要がある。その隙間に集光された太陽光の一部が照射されると、その太陽光は発電に全く寄与できないことから、装置全体としては高い発電効率が得られない。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするところは、多接合型の太陽電池セルを複数備え、且つ、その複数の太陽電池セルにより、集光された太陽光をすべて受光できる集光型太陽光発電装置の受光装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための第1発明は、(a)集光型太陽光発電装置に備えられ、集光装置により集光された太陽光を底部に備えられた複数の太陽電池セルにより受光する、集光型太陽光発電装置の受光装置であって、(b)前記複数の太陽電池セルは、吸収波長帯が異なる複数種類のpn接合が積層された多接合型であり、その複数の太陽電池セル間が所定の間隔を有するように配置され、(c)前記複数の太陽電池セル上に、その太陽電池セルに平行な断面形状が角形であり、その太陽電池セル側ほど断面積が小さくなるテーパ状の集光部材がそれぞれ載置され、(d)その集光部材の前記太陽電池セル側の面は、前記太陽電池セルの受光面よりも小さくされてその受光面に重ねられ、(e)互いに隣接する該集光部材の入射面は辺同士が互いに密着させられており、複数の集光部材の入射面により前記受光装置の光通路が塞がれていることを特徴とする。
また、第2発明は、第1発明の集光型太陽光発電装置の受光装置において、前記集光装置により集光された太陽光の強度を均一化して前記複数の集光部材の入射面に等強度の光を入射させる光均一化部材が設けられていることを特徴とする。
また、第3発明は、第1発明または第2発明の集光型太陽光発電装置の受光装置において、前記複数の太陽電池セルの受光面は矩形であって、各太陽電池セルには、その受光面の1つの辺に上側リード電極が接合され、裏面に、その上側リード電極と直交する方向に下側リード電極が接合されており、1つの太陽電池セルに接合された上側リード電極と、隣接する他の太陽電池セルに接合された下側リード電極とが接合されていることを特徴とする。
第1発明によれば、複数の集光部材の入射面により受光装置の光通路が塞がれているので、受光装置に入射された太陽光は、すべて複数の集光部材の入射面のいずれかに入射し、また、集光部材は入射面とは反対側の底面の面積が太陽電池セルの受光面よりも小さくされて、その底面が太陽電池セルの受光面に重ねられているので、受光装置に入射された太陽光は複数の太陽電池セルのいずれかによりすべて受光される。また、集光部材はテーパ状とされているので、互いに隣接する集光部材の底面間には隙間が生じている。そのため、本発明のように、高効率の多接合型の太陽電池セルを使用することができる。
第2発明では、光均一化部材により、集光装置によって集光された太陽光の強度が均一化されて複数の集光部材の入射面に等強度の太陽光が入射されるので、発電効率が向上する。
第3発明によれば、上側リード電極が太陽電池セルの1つの辺にのみ接合されているため、1対の上側リード電極が互いに平行な1対の辺にそれぞれ接合されており、その1対の上側リード電極間が渡し電極により電気的に結合されている場合に比較して、太陽電池セルに対する上側リード電極の面積が小さくなる。従って、太陽電池セル間の隙間が小さくても、容易に配線を行うことができる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された太陽光発電装置の受光装置10の概略断面図であり、図2は受光装置10内に収容される部品を示す斜視図である。図1、2に示すように、受光装置10は、一方向に開口する直方体状のハウジング12内に、底面側から順に、基台14、放熱板16、樹脂シート18、電極付き太陽電池セル20(図2には図示せず)、集光部材として機能するガラスプリズム22、光均一化部材すなわちホモジナイザーとして機能するガラス柱24を備えている。この受光装置10は、前述の受光装置106に代えて集光型太陽光発電装置100に使用できるものであり、集光装置102により集光された太陽光が入射される。
基台14は熱伝導率の高い材質、たとえばアルミニウムなどの金属製であり、その側面に冷却水が供給される供給口26および冷却水が排出される排出口28が形成されており、図示しない内部に冷却水流通路が形成されている。また、基台14の上面には、基台14に放熱板16を固定するための図示しないねじが挿入されるねじ穴30が複数形成されている。
放熱板16も熱伝導率の高い材質、たとえばアルミニウムなどの金属製であり、四隅に図示しないねじが挿し通される貫通穴32が形成されている。絶縁シート18は、放熱板16と電極付き太陽電池セル20との間を絶縁するとともに、電極付き太陽電池セル20を放熱板16に接着する接着層としても機能する。本実施例では、エポキシ樹脂に熱伝導性充填剤としてアルミナ粉末が分散させられたものが用いられ、放熱板16の上面に接着させられている。なお、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂、または熱可塑性樹脂を用いることもできる。また、熱伝導性充填剤としては、他に、カーボン、ガラス繊維、金属粉などを用いることができ、また、熱伝導性充填剤が含まれていなくてもよい。
ガラスプリズム22は、本実施例では4×4に配列されており、合計16個の同一形状のガラスプリズム22が備えられている。ガラスプリズム22は、太陽電池セル34に平行な断面における断面形状が正方形であり、底面22a側ほど断面積が小さくなるテーパ状とされている。この底面22aは太陽電池セル34の受光面34aの面積よりも小さくされており、底面22aは太陽電池セル34からはみ出ないように太陽電池セル34上に載置される。一方、ガラスプリズム22の上面すなわち太陽光が入射する入射面22bは、隣接するガラスプリズム22の入射面22bと互いの辺同士が密着させられており、これら複数の入射面22bにより、光通路であるハウジング12内部が太陽電池セル34に平行な方向に塞がれている。
ガラス柱24は、上面24aおよび下面24bがハウジング12の開口12aとほぼ同じ形状とされた四角柱であり、その下面24bがガラスプリズム22の入射面22b上に載置される。
図3は太陽電池セル34の受光面34aを示す平面図である。図3に示すように、本実施例の太陽電池セル34の受光面34aには、1辺の長さが太陽電池セル34の短辺よりもやや短い長さとされた正方形状の枠電極36が形成されるとともに、その枠電極36により囲まれる内部に、多数の鉤電極38が形成されている。上記多数の鉤電極38は、いずれも、枠電極38の対角線上に交点を有する2本の電極から構成されている。この2本の電極は、枠電極36のいずれか一方の辺と平行とされ、上記交点とは反対側の端点において、枠電極36と接している。また、それら多数の鉤電極38は、枠電極36の四隅から離隔するほど1辺の長さが長くなっている。また、太陽電池セル34の受光面34aには、長手方向の一方の端に、図4に示す上側リード電極44が載置される載置部42が形成されている。
図4は電極付き太陽電池セル20の斜視図である。この電極付き太陽電池セル20は、ガラスプリズム22と同数備えられている。図4に示すように電極付き太陽電池セル20は、太陽電池セル34と、その太陽電池セル34の受光面34aの接合部42に半田付け接合された上側リード電極44と、太陽電池セル34の下面(固着面)の全面に半田付け接合された下側リード電極46と、その下側リード電極46の裏面(すなわち太陽電池セル34側とは反対側の面)に半田付け接合された裏打板48とから構成される。
太陽電池セル34は矩形板状であり、厚さは、たとえば0.15〜0.17mm程度である。また、この太陽電池セル34は、吸収波長帯が異なる複数種類のpn接合が積層された多接合型(たとえばpn接合が3層積層された3接合型)が用いられ、前述のように、受光面34aに枠電極36および鉤電極38が形成され、また、図示しない裏面にも電極が形成されている。
上側リード電極44は、表面に半田メッキが施された銅板製であり、太陽電池セル34の短辺方向の長さが、その太陽電池セル34の短辺と略等しい長さとされ、厚みは、たとえば、0.1mm程度とされる。この上側リード電極44は、枠電極36の前記接合部42側の辺と平行とされた端部が、その枠電極36の接合部42側の辺の全部と接するように位置させられている。
下側リード電極46も表面に半田メッキが施された銅板製であり、その幅方向長さが太陽電池セル34の上側リード電極44と接合していない側の辺と略等しい長さとされ、厚みが0.1mm程度とされている。また、長手方向には、裏打板48から両方向にはみ出している。
裏打板48は、太陽電池セル34と同程度の熱膨張率を有する矩形板状体であり、たとえば、厚さ0.3mm、42wt%Ni−Fe合金であり、表面にSnメッキが施されている。また、裏打板48は、下側リード電極46の幅方向における長さが下側リード電極46および太陽電池セル34のその方向における長さと等しくされ、その方向における両縁が下側リード電極46および太陽電池セル34の両縁と重なる位置に配置されている。一方、下側リード電極46の長手方向は、太陽電池セル34から両方向にはみ出している。この裏打板48は、互いの熱膨張率が1桁程度異なる太陽電池セル34とリード電極44、46とを接合する際に、半田付け後、常温へ低下する過程で接合部に大きな剪断応力が発生しないようにするためのものである。下側リード電極46の下面に裏打板48を接合すると、太陽電池セル34に下側リード電極46を半田付け接合した後、常温へ低下する過程でその接合部に生じる変形の方向と、太陽電池セル34に上側リード電極44を半田付け接合した後、常温へ低下する過程でその接合部に生じる変形の方向とが同方向となるので、太陽電池セル34とリード電極44、46との接合部付近に生じる剪断応力が緩和される。従って、太陽電池セル34が割れることが防止される。
図5は、複数の電極付き太陽電池セル20が絶縁シート18を介して放熱板16に固着された状態を示す平面図である。なお、これら電極付き太陽電池セル20は、絶縁シート18のマトリックス成分であるエポキシ樹脂を軟化させた状態で電極付き太陽電池セル20を絶縁シート18へ押し付けることにより、絶縁シート18に固着される。
図5に示すように、複数の電極付き太陽電池セル20は、互いに隣接する電極付き太陽電池セル20の上側リード電極44の端部と下側リード電極46の端部とが接するように、電流路の上流側から下流側に向かうに従って、順次、90度ずつ回転させられて配置され、その互いに接する上側リード電極44の端部と下側リード電極46の端部とが半田付けされている。従って、1つの放熱板16上に固着された複数(図5では8個)の太陽電池セル34は、直列に接続されている。そして、AおよびBで示す電流路の上流側端部および下流側端部となる下側リード電極46および上側リード電極44には、図示しない電力取り出し用リード線が接合される。なお、本実施例の受光装置10は、放熱板16を2枚有しており、他方の放熱板16にも同様に8個の太陽電池セル34が直列に接続されるが、一方の放熱板16上の太陽電池セル34と他方の放熱板16上の太陽電池セル34との間の接続は、直列および並列のいずれでもよく、要求される性能により決定される。
このように構成された受光装置10に、集光装置により集光された太陽光が入射されると、図1に矢印で示すように、太陽光は、その一部がガラス柱24の側面にて全反射をしつつガラスプリズム22の入射面22bに入射されるので、複数の入射面22bには、略均一な強度の太陽光が入射される。そして、ガラスプリズム22に入射した太陽光はガラスプリズム22の側面でも全反射をしつつ、ガラスプリズム22のテーパによって集光されて太陽電池セル34の受光面34aに照射される。
以上説明したように、本実施例によれば、複数のガラスプリズム22の入射面22bにより受光装置10の光通路が塞がれているので、受光装置10に入射された太陽光は、すべて複数のガラスプリズム22の入射面22bのいずれかに入射し、また、ガラスプリズム22は入射面22bとは反対側の底面22aの面積が太陽電池セル34の受光面34aよりも小さくされて、その底面22aが太陽電池セル34の受光面34aに重ねられているので、受光装置10に入射された太陽光は複数の太陽電池セル34のいずれかによりすべて受光される。また、ガラスプリズム22はテーパ状とされているので、互いに隣接するガラスプリズム22の底面22a間には隙間が生じている。そのため、本発明のように、高効率の多接合型の太陽電池セル34を使用することができる。
また、本実施例によれば、ガラス柱24により、集光装置によって集光された太陽光の強度が均一化されて複数のガラスプリズム22の入射面22bに等強度の太陽光が入射されるので、発電効率が向上する。
また、本実施例によれば、上側リード電極44が太陽電池セル34の1つの辺にのみ接合されているため、1対の上側リード電極が互いに平行な1対の辺にそれぞれ接合されており、その1対の上側リード電極間が渡し電極により電気的に結合されている場合に比較して、太陽電池セル34に対する上側リード電極の面積が小さくなる。従って、太陽電池セル34間の隙間が小さくても、容易に配線を行うことができる。
また、本実施例によれば、太陽電池セル34の裏面は、下側リード電極44、裏打板48、絶縁シート18を介して放熱板16に密着させられているので、冷却効率もよい。
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施できる。
例えば、前述の実施例では、ガラス柱24すなわち柱状部材が光均一化部材として機能していたが、光均一化部材は入射側ほど断面積が大きくなるテーパ形状であってもよい。ただし、テーパ形状とされる場合には、テーパの傾斜は、入射された太陽光の進行方向が壁面での反射を繰り返すことにより入射側に向かわない程度の緩やかな傾斜に設定される。また、ガラスに代えて、内面が鏡面とされた金属筒が用いられてもよい。また、ガラスプリズム22に代えて、内面が鏡面とされたテーパ形状の金属筒が用いられてもよい。
また、前述の実施例では、太陽電池セル34は水冷されていたが、空冷でもよい。
また、前述の実施例では、ガラスプリズム22は、断面形状が正方形であったが、断面形状が正方形以外の矩形や四角以外の角形(たとえば三角形など)とされてもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:受光装置
22:ガラスプリズム(集光部材)
22a:(ガラスプリズムの)底面
22b:(ガラスプリズムの)入射面
24:ガラス柱(光均一化部材)
34:太陽電池セル
34a:(太陽電池セルの)受光面
44:上側リード電極
46:下側リード電極
22:ガラスプリズム(集光部材)
22a:(ガラスプリズムの)底面
22b:(ガラスプリズムの)入射面
24:ガラス柱(光均一化部材)
34:太陽電池セル
34a:(太陽電池セルの)受光面
44:上側リード電極
46:下側リード電極
Claims (3)
- 集光型太陽光発電装置に備えられ、集光装置により集光された太陽光を底部に備えられた複数の太陽電池セルにより受光する、集光型太陽光発電装置の受光装置であって、
前記複数の太陽電池セルは、吸収波長帯が異なる複数種類のpn接合が積層された多接合型であり、該複数の太陽電池セル間が所定の間隔を有するように配置され、
前記複数の太陽電池セル上に、該太陽電池セルに平行な断面形状が角形であり、該太陽電池セル側ほど断面積が小さくなるテーパ状の集光部材がそれぞれ載置され、
該集光部材の前記太陽電池セル側の面は、前記太陽電池セルの受光面よりも小さくされて該受光面に重ねられ、
互いに隣接する該集光部材の入射面は辺同士が互いに密着させられており、複数の集光部材の入射面により前記受光装置の光通路が塞がれていることを特徴とする集光型太陽光発電装置の受光装置。 - 前記集光装置により集光された太陽光の強度を均一化して前記複数の集光部材の入射面に等強度の光を入射させる光均一化部材が設けられていることを特徴とする請求項1の集光型太陽光発電装置の受光装置。
- 前記複数の太陽電池セルの受光面は矩形であって、各太陽電池セルには、該受光面の1つの辺に上側リード電極が接合され、裏面に、該上側リード電極と直交する方向に下側リード電極が接合されており、
1つの太陽電池セルに接合された上側リード電極と、隣接する他の太陽電池セルに接合された下側リード電極とが接合されていることを特徴とする請求項1または2の集光型太陽光発電装置の受光装置。
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