JP2005166845A - 光起電力装置パネルの加工検査方法および装置 - Google Patents

光起電力装置パネルの加工検査方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 短時間で精度よく検査し、オンライン検査、ひいては全数検査を可能とする。
【解決手段】 透明基板上に積層された導電性透明電極膜、非晶質半導体膜および金属電極膜の各膜に、パルス状のレーザビームを照射して溝6〜8を形成してなる光起電力装置パネル1において、溝6〜8の加工状態を検査する加工検査方法であって、透明基板側から溝6〜8を撮像するステップと、撮像された画像を画像処理することにより溝6〜8の形状を含む特徴を抽出するステップと、抽出された特徴に基づいて、溝6〜8の加工状態を判定するステップとを備える光起電力装置パネルの加工検査方法を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光起電力装置パネルの加工検査方法および装置に関し、特に、レーザエッチング加工により各膜に形成される溝の加工状態を検査する方法および装置に関するものである。
従来、透明基板上に導電性透明電極膜、非晶質導体膜および金属電極膜を積層し、各膜に対してレーザビームを照射して溝を形成し、透明基板上に相互に分離された複数のセルを構成し、それらのセルを直列に接続することにより構成された太陽電池等の光起電力装置が知られている。
溝のレーザエッチング加工は、通常、円形パターンを有するレーザビームをパルス状に照射しつつ、連続的にあるいは断続的に移動させることにより、円形パターンを相互に重ね合わせた形態の連続溝を形成するように行われる。
また、レーザの出力を高めることなく加工速度を高める方法として、略楕円形状パターンのレーザビームをその長径軸方向に移動させることも行われている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このようにして製造される光起電力装置パネルの加工品質を管理するには、レーザエッチング加工により各膜に形成される溝の形状を検査する必要がある。
光起電力装置パネルに形成される溝は、その溝幅が数10μmと極めて微細であるため、顕微鏡等を用いて拡大しながら検査する必要がある。
従来、溝の加工状態は、顕微鏡により拡大された画像を熟練の技術者が観察することにより、その良否を判断していた。
なお、一般的な技術として、薄膜金属材料のエッチング部形状を管理する方法として走査型レーザ顕微鏡で測定した画像データを3次元画像として画像表示する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−33495号公報(段落[0013],図1等) 特開平10−158864号公報(段落[0007],図5,図6等)
しかしながら、レーザエッチング加工により形成される溝は、上述したように極めて微細であるうえに、複雑な形状をしているために、熟練の技術者であってもその加工状態の良否を判定するには長時間を要していた。また、レーザエッチング加工により各膜にバリが形成されると、透明電極膜と接触あるいは短絡することにもなり、光電変換効率が著しく低下するという問題があるため、加工状態の検査においては、バリの有無の検査が行われるが、広いパネル全体にわたって数μm程度のバリを人間が捜索することは非現実的であり、可能であるとしても多大な検査時間を要するという不都合があった。
また、略楕円形パターンのレーザビームにより加工された場合の溝形状は、長径と短径との差異による扁平度という新たなパラメータが加わるために、加工状態の良否判定が、真円状のパターンの場合と比較して著しく困難なものとなる。このため、検査する技術者ごとにその判定結果が異なるという個人差が生ずる不都合があるとともに、検査時間がさらに長期化することにもなる。
さらに、レーザエッチング加工により形成された溝の輪郭には、グラデーションがかかってはっきりしない部分も存在し、その判断にも個人差や測定条件による相違が生ずるため、良否判定の精度が低下してしまうという問題であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、短時間で精度よく検査し、オンライン検査、ひいては全数検査を可能とする光起電力装置パネルの加工検査方法および装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
すなわち、本発明は、透明基板上に積層された導電性透明電極膜、非晶質半導体膜および金属電極膜の各膜に、パルス状のレーザビームを照射して溝を形成してなる光起電力装置パネルにおいて、溝の加工状態を検査する加工検査方法であって、透明基板側から前記溝を撮像するステップと、撮像された画像を画像処理することにより前記溝の形状を含む特徴を抽出するステップと、抽出された特徴に基づいて、溝の加工状態を判定するステップとを備えることを特徴とする光起電力装置パネルの加工検査方法を提供する。
この発明によれば、撮像された画像を画像処理して溝の形状を含む特徴を抽出するので、検査技術者の熟練に頼ることなく、短時間で精度よく溝の加工状態を判定することができる。
上記発明においては、前記特徴が加工により形成されたバリであり、前記特徴の抽出ステップが、溝の外側エッジ画像から突出する画像の画素数に基づいてバリか否かを判断することが好ましい。
また、上記発明において、前記特徴が加工により形成されたバリであり、前記特徴の抽出ステップが、溝の外側エッジ画像に接する接線から突出する画像の画素数に基づいてバリか否かを判断することとしてもよい。
これらの発明によれば、広い光起電力装置パネルの全面にわたって、検査技術者が目視で微細なバリを探索するという非現実的な検査作業をなくして、精度よくバリの有無を判断することができる。その結果、バリによる膜間の短絡を未然に防止して、光電変換効率の低下を防止することができる。
また、上記発明においては、前記溝が、複数の略楕円状のレーザエッチングパターンを重ねることにより形成され、前記特徴が、各略楕円状パターンの輪郭形状であることとしてもよい。
この発明によれば、略楕円形状のレーザエッチングパターンにおいても、検査技術者の熟練に頼ることなく、相似の楕円形状に当てはめ、あるいは、楕円方程式により算出する等の演算処理により、精度よく溝の輪郭形状を把握して、加工状態の良否を判定することができる。
さらに、上記発明においては、前記溝が、複数の略楕円状のレーザエッチングパターンを重ねることにより、前記金属電極膜と前記非晶質半導体膜とを前記導電性透明電極膜まで貫通して形成され、前記特徴が、各略楕円状パターンの内側に形成される、前記非晶質半導体膜と前記導電性透明電極膜との境界線の形状であり、前記特徴の抽出ステップが、撮像された画像を2値化して前記境界線を抽出することとしてもよい。
この発明によれば、撮像された画像を予め設定されたしきい値によって2値化するので、検査技術者の熟練や主観によることなく、また、測定条件の変化にかかわらず、グラデーションを生ずるような輪郭形状の境界線を精度よく抽出して、加工状態の良否を判定することができる。
また、本発明は、透明基板上に積層された導電性透明電極膜、非晶質半導体膜および金属電極膜の各膜に、パルス状のレーザビームを照射して溝を形成してなる光起電力装置パネルにおいて、溝の加工状態を検査する加工検査装置であって、透明基板側から前記溝を撮像するカメラと、該カメラにより撮像された画像を画像処理することにより前記溝の形状を含む特徴を抽出する画像処理部と、抽出された特徴に基づいて、溝の加工状態を判定する加工状態判定部とを備えることを特徴とする光起電力装置パネルの加工検査装置を提供する。
この発明によれば、カメラの作動により透明基板を介して、各膜に形成された溝の輪郭形状が撮像される。撮像された画像は、画像処理部の作動により画像処理されることによって特徴を抽出され、加工状態判定部の作動により、特徴に基づいて溝の加工状態が判定される。その結果、迅速にかつ精度よく加工状態の良否を判定することができるという効果を奏する。
上記発明においては、前記光起電力装置パネルを搬送してくる搬送手段と、該搬送手段により搬送されてきた光起電力装置パネルに対して前記透明基板表面に沿う方向に前記カメラを移動させるカメラ移動手段とを備えることが好ましい。
この発明によれば、搬送手段の作動により搬送されてきた光起電力装置パネルに対して、カメラを透明基板表面に沿って移動させつつ検査するので、光起電力装置の製造ラインに組み入れてオンラインで光起電力装置パネルの加工状態の良否判定を行うことができる。その結果、全数検査を可能として、製品の信頼性を向上することができる。
本発明によれば、光起電力装置パネルの各膜に形成された複雑な形状を有する溝の加工状態を、迅速に、かつ、精度よく検査することができるので、オンライン検査や全数検査を可能として、製品の信頼性を向上することができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る光起電力装置パネルの加工検査方法および装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の各実施形態を説明する前に、検査対象である光起電力装置パネルの構造について、図1〜図4を参照して以下に説明する。
光起電力装置パネル1は、図1に示されるように、ガラスなどの透明基板2の表面に酸化錫などの材質からなる導電性透明電極膜3と、珪素などの材質からなる非晶質半導体膜4と、アルミニウム等の材料からなる金属電極膜5とをこの順序で積層することにより構成されている。各膜3〜5には、それぞれの膜を複数に分離する複数の溝が形成されている。具体的には、透明基板2に隣接する導電性透明電極膜3には、該導電性透明電極膜3のみを貫通して透明基板2まで達する溝6が形成されている。また、導電性透明電極膜3に隣接する非晶質半導体膜4には、該非晶質半導体膜4のみを貫通して導電性透明電極膜3まで達する溝7が形成されている。また、非晶質半導体膜4および金属電極膜5には、これら非晶質半導体膜4および金属電極膜5を貫通して導電性透明電極膜3にまで達する溝8が形成されている。
また、光起電力装置パネル1を製造するには、まず、透明基板2上に導電性透明電極膜3を形成した後に、該導電性透明電極膜3に溝6を形成し、溝6が形成された導電性透明電極膜3の上から非晶質半導体膜4を形成することにより溝6内に非晶質半導体膜4の一部を充填する。次いで、非晶質半導体膜4に溝7を形成し、溝7が形成された非晶質半導体膜4の上から金属電極膜5を形成する。そして、このようにして積層された非晶質半導体膜4と金属電極膜5とを同時に貫通するように溝8を形成する。
導電性透明電極膜3の形成は、例えば、スパッタ法や熱CVD法により行う。また、非晶質半導体膜4の形成は、例えば、プラズマCVD法による。さらに、金属電極膜5は、例えば、スパッタ法により形成する。
溝6および該溝6に充填された非晶質半導体膜4の材料により導電性透明電極膜3が分離され、溝7および該溝7に充填された金属電極膜5の材料により、非晶質半導体膜4が分離され、溝8によって非晶質半導体膜4および金属電極膜5が分離される。これにより、透明基板2上に複数のセルが分離された状態で形成されるとともに、溝7内に充填された金属電極膜5により隣接するセル同士が直列に接続された光起電力装置パネル1が製造される。
これら全ての溝6〜8は、透明基板2または導電性透明電極膜3のいずれかまで達するように形成されているので、透明基板2側から観察したときに、図2に示されるように、それらの輪郭形状が把握できるようになっている。
導電性透明電極膜3および非晶質半導体膜4に形成される溝6,7は、パルス状のレーザビームを一方向に連続的に移動させながら照射することにより、それぞれ、1筋のほぼなめらかな直線溝状に形成されている。
また、非晶質半導体膜4と金属電極膜5とを貫通して形成される溝8は、略楕円状パターンのレーザビームを一方向に断続的に移動させながら照射することにより、凹凸のある連続的な直線溝状に形成されている。
また、光起電力パネル1には、その周囲に、光電効果を奏する領域と奏しない領域とを絶縁状態に分離する絶縁溝9が形成されている。この絶縁溝9は、図3に示されるように、全ての膜3〜5が積層状態に形成された状態で、パルス状のレーザビームを照射することによって、導電性透明電極膜3には狭い溝幅の溝9a、非晶質半導体膜4および金属電極膜5には広い溝幅の溝9bからなる2段に形成されている。この絶縁溝9も、透明基板2まで達するように形成されているので、図4に示されるように、透明基板2側からその輪郭形状を観察することができるようになっている。
[第1実施形態]
次に、本実施形態に係る光起電力装置パネル1の加工検査装置および方法について、図5〜図23を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る加工検査装置10は、図5に示されるように、製造された光起電力装置パネル1を搭載して搬送してくるコンベア11と、コンベア11上面に対向配置させられて、コンベア11に搭載されている光起電力パネル1を透明基板2側から観察するカメラを含む顕微鏡観察装置12と、該顕微鏡観察装置12を水平2軸方向移動させることにより、光起電力パネル1を全面にわたって観察可能にするXYステージ13と、該顕微鏡観察装置12により撮像された画像信号を処理する画像処理装置(画像処理部、加工状態判定部)14と、画像処理装置14による処理の結果を出力するモニタ15と、画像処理の結果、加工状態の良否に基づいてその旨を報知する警報手段16とを備えている。画像処理装置14は、XYステージ13に対して位置指令信号を出力し、カメラ位置を制御する機能も備えている。
前記画像処理装置14は、カメラから送信されている画像信号を処理するとともに、該画像信号から光起電力装置パネル1に形成された各溝6〜8の形状を含む特徴を抽出し、抽出された特徴に基づいて、溝6〜8の加工状態を判定するようになっている。
具体的には、画像処理装置14は、図6のフローチャートに示される加工検査方法を実施する。以下の説明において、画像の方向を示すときは、図面に向かって左右方向をX方向、上下方向をY方向として説明する。
すなわち、画像処理装置14は、ステップS1において画像の有無を判定し、画像信号が入力されている場合には、ステップS2に進行し、画像信号が入力されていない場合には処理を終了する。
ステップS2においては、画像信号の種別を選択する。画像信号には、導電性透明電極膜3に形成された溝6、非晶質半導体膜4に形成された溝7、非晶質半導体膜4および金属電極膜5に形成された溝8の3本の溝6〜8が同時に撮像されている第1画像信号、導電性透明電極膜3と非晶質半導体膜4に形成された2本の溝6,7が同時に撮像されている第2画像信号、絶縁溝9のみが撮像されている第3画像信号の3種類の画像信号がある。
入力されている画像信号が第1画像信号である場合には、まず、非晶質半導体膜4および金属電極膜5に形成されている溝8について解析し(ステップS3)、次いで、非晶質半導体膜4に形成されている溝7について解析し(ステップS4)、そして、導電性透明電極膜3に形成されている溝6について解析する(ステップS5)。さらに、溝8にバリが形成されているか否かについて解析し(ステップS6)、解析結果を表示し保存する(ステップS7)。
まず、ステップS3について説明する。
非晶質半導体膜4および金属電極膜5に形成されている溝8についての解析は、山谷差解析(ステップS31)、内側楕円解析(ステップS32)、外側楕円解析(ステップS33)、楕円パターンマッチング(ステップS34)を含んでいる。
山谷差解析S31は、図7に示されるように、まず第1に、初期設定(ステップS310)した後、カメラにより撮像された画像(例えば、RGB画像のうちのR画像)を所定のしきい値によって2値化する(ステップS311)。図8は2値化により得られた溝8の画像である。
第2に、2値化された画像をY方向に沿って下から上に向かって走査して、2値化画像の有無を判定し、下側の外形をトレースする。この処理をX方向に繰り返すことにより、図9に示されるように、溝8の下側外形画像が抽出される(ステップS312)。なお、抽出の過程において、下側外形から離れている不要画像については除去する。
第3に、得られた下側外形画像をX方向に走査して、各山谷の位置を検出し隣接する山谷どうしのY方向の距離Δを求める(ステップS313)。
求められた距離Δは、加工ドット凹凸(パラメータR0)として記録される。
第4に、求められた距離Δが、予め定められた規定値以上の箇所が、例えば4カ所以上ある場合には処理を終了し、4カ所より少ない場合には、上側外形画像の検出に進行する(ステップS314)。4カ所としたのは、後続の楕円解析に必要なデータ数を確保するためであり、任意の数でよい。
上側外形の検出は、下側外形位置からY方向上方に向かって2値化画像の有無を判定する処理を、X方向に繰り返すことにより行われる。(ステップS315)。
次いで、得られた上側外形画像をX方向に走査して、各山谷の位置を検出し隣接する山谷どうしの距離Δを求める(ステップS316)。
上記と同様に、求められた距離Δが、予め定められた規定値以上の箇所が、例えば4カ所以上ある場合には処理を終了し、4カ所より少ない場合には、フラグF=1を設定(ステップS318)して処理を終了する(ステップS317)。
なお、ステップS35は、上述した山谷差解析S31の結果、下側外形画像または上側外形画像のいずれもが4カ所以上の所定の山谷差を有していない場合に、フラグF=1であることを検出して処理を終了させるステップである。
前記内側楕円解析S32は、溝8の画像を構成する各楕円状パターンの中心付近に形成される楕円状の白色領域(図8の符号17)を解析するステップであり、溝8が導電性透明電極膜3まで達している領域として把握される。
この白色領域17は、まず第1に、図10に示されるように、カメラにより撮像された画像を所定のしきい値によって2値化する(ステップS321)。このステップS321は、上記ステップS311と共通化してもよい。
第2に、得られた2値化画像内に存在する所定面積の白色領域17、例えば、150画素以上3000画素以下の白色領域17を検出する(ステップS322)。
第3に、上記のようにして検出された白色領域17が4カ所より少ない場合は、加工ドットの連結がないとして、解析を終了する(S323:パラメータR6)。
第4に、所定面積の白色領域17が4カ所以上ある場合には、各白色領域17の中心位置を求め、図11に示されるように、上記ステップS31で抽出された下側外形画像の最下端と上側外形画像の最上端との間の幅(最大幅:MAX)の75%より上側に、中心位置がある白色領域17′については除外する(ステップS324)。
そして、このようにして求められた各白色領域17について、図12に示されるように、中心座標、外接矩形18の始点座標、白色領域の面積、白色領域の幅(パラメータR8)、白色領域の高さ(パラメータR9)等の各情報を取得する(ステップS325)。
前記外側楕円解析S33は、上記内側楕円解析ステップS32で検出した白色領域17に対応する位置において溝8の外形を構成する外形輪郭線について以下の処理を行う(図13)。
まず第1に、図14に示されるように、検出した外形輪郭線に対して、前記白色領域17の中心座標の左側を走査して谷位置を検出し、中心座標の下側を走査して山位置を検出する。これにより、外形輪郭領域の山谷が検出される(ステップS331)。
次いで、前記中心座標を中心とし、かつ、前記山位置および前記谷位置を通過する楕円19を求める(ステップS332)。
そして、求められた楕円19を用いて、図15に示されるように、該楕円19に外接する矩形20の始点座標、高さ(パラメータR1)および長さ、外側輪郭形状の谷と谷との間の距離(パラメータR2)、外側楕円19の面積、外側楕円19と内側楕円17の面積比(パラメータR7)、外側楕円19の短軸側長さ、外側楕円19の長軸側長さ、重ね代(パラメータR3)等の各情報を取得する(ステップS333)。
なお、外側楕円19の重ね代については、上記のようにして描かれた楕円19の重なりの1/2を算出することにより求める方法(パラメータR3(1))の他、外形輪郭線上の各画素の座標位置に基づいて、楕円方程式を利用して楕円19の長径を算出し、隣接する楕円19の中心座標と長径との関係から算出される重なりの1/2を算出することにより求める方法(パラメータR3(2))や、2値化後の隣接する白色領域17間に形成される黒色領域の幅の1/2として求める方法(パラメータR3(3))のいずれでもよい。
前記パターンマッチングS34は、検出した外側輪郭形状から任意の位置、例えば、最も左側の楕円パターンを含む画像をモデル画像として記憶し、該モデル画像と他の領域に配されている画像との間で類似度を算出することにより行われる。
類似度は,既知の方法としてモデル画像と被対象画像とを重ね合わせて不一致部分の面積を求める方法や正規化相関係数により求める方法があり類似度を表現できる手法であれば方法は問わない。前者は図形の僅かな変形や諸雑音で認識率は低くなるため一般的には後者の正規化相関係数を用いる手法が多用されている。これは正規化相関係数が最大になる位置を探すことによって位置と参照モデルの類似度を知ることができる。(パラメータR5)。
次に、ステップS4について説明する。
カメラにより得られたR画像に対して、空間フィルタ処理を施し、溝の輪郭形状を検索する。画像が大きく途切れることなく連続する部分を溝7の輪郭線とみなす、2本の輪郭線が検索されたところで、両輪郭線の間隔を算出する(パラメータT1)。間隔寸法が、所定範囲内に配されている場合には、その位置を記憶する。しきい値を更新して上記作業を繰り返し、最も多く検出された位置に溝7が存在したものとする。画像が大きく途切れている場合には溝7が連続していないものと判断する(パラメータT2)。
また、ステップS5についても、ステップS4と同様の処理を行う(パラメータS1,S2)。
なお、上記処理において溝7,6が検出されない場合には、G画像に切り替えて同様の処理を行う。
次にステップS6について説明する。
ステップS6は、図16に示されるように、ステップS61〜S66により構成されている。
まず第1に、カメラにより得られたR画像を所定のしきい値によって2値化する(ステップS61)。
第2に、得られた2値化画像を加工して、白色領域17を穴埋めする(ステップS62)。これにより、図17に示されるように、外形輪郭線により挟まれる領域を全て黒色で塗り潰された2値化画像が得られる。
第3に、得られた2値化画像に対して、上側トレース(ステップS63)および下側トレース(ステップS64)を実施する。
上側トレースS63は、上記2値化画像の上側の輪郭線に対して、黒色領域21の外側から走査することによって、外形輪郭形状を検出する上側外トレースS631と、同上側の輪郭線に対して、黒色領域21の内側から走査することによって外形輪郭形状を検出する上側内トレースS632とを含んでいる。バリを有する実際の上側輪郭線22の形状が図18(a)に示される形状である場合に、上側外トレースS631は、Y方向下向きに走査する処理をX方向に繰り返していくものであり、検出される外側輪郭形状23は図18(b)のようになる。また、上側内トレースS632は、Y方向上向きに18(c)のようになる。
同様に、下側トレースS64においても、2値化画像の下側の輪郭線に対して下側外トレースS641と下側内トレースS642とを行う。
第4に、上記のようにして得られた上側内トレースS632の結果、上下方向に3画素以上離れている箇所Aの有無を検査する(ステップS651)。そして3画素以上離れている箇所Aが存在する場合には、その位置から±20画素の範囲内において、上側外トレースS631の結果を検索し、その結果においても3画素以上離れている箇所Bが存在するか否かを検査する(ステップS652)。3画素以上離れている箇所Bが存在する場合には、その箇所Bにおいて、図18(d)に示されるように、上側外トレースS631により検出された外側輪郭形状23と上側内トレースS632により検出された外側輪郭形状24との距離Cを計算する(ステップS653)。そして、この距離Cが5画素以上離れているか否かが検査され(ステップS654)、離れている場合にはバリが存在すると判定する(ステップS655)。
下側バリ検出S66においても同様である。
検出されたバリの数は、10μm以上のものについて積算され、パラメータR4として記憶される。
また、3本の溝6〜8間の間隔寸法についても算出され、パラメータA1,A2として記憶される。
そして、このようにして行われた種々の画像処理の結果は、モニタ15に表示されるとともに、適当な記憶媒体に記憶され、画像処理装置14によって、後述する加工状態の良否判定が行われることになる。
次に、ステップ2において入力されている画像信号が、第2画像信号である場合には、上記ステップS4〜S6と同様の処理(ステップS8〜S10)が行われる。処理内容は同様であるので省略する。
次に、ステップ2において入力されている画像信号が、第3画像信号である場合には、絶縁溝9の形状解析が行われる。
まず第1に、第3画像信号のうちR画像信号に対して背景画像の一部が抽出され、その平均輝度が算出される(ステップS11)。
第2に、外側エッジ処理(ステップS12)と内側エッジ処理(ステップS13)が行われる。外側エッジは、2段の絶縁溝9の内、非晶質半導体膜4と金属電極膜5とを貫通して導電性透明電極膜3まで達している部分9bの溝壁輪郭を示している。内側エッジは、2段の絶縁溝9の幅方向の中央近傍に配されていて、導電性透明電極膜3を貫通して透明基板2まで到達している部分9aの溝壁輪郭である。
外側エッジ処理S12は、図19に示されるように、エッジ検出処理S121と、エッジ接線検出処理S122とを含んでいる。
エッジ検出S121は、図20に示されるように、第3画像信号のR画像信号を背景画像側からY方向下向きに走査して、輝度が大きく変化する箇所を検出し、それをX方向に繰り返すことにより行われる。エッジ検出S121は、画像に対して、Y方向の上側と下側の両方向から行われる。これにより、外側エッジ25が検出される。
エッジ接線検出S122は、例えば、図20に示されるように、X方向に外側エッジが存在する画素数を積算して、X方向の全画素数に対する割合が20%以上となる位置を外側エッジの山側の接線26位置と判断する。同様にして、山側の接線位置からY方向下側に15画素程度移動した位置から上記割合が10%以上となる位置をY方向上向きに検索し、その位置を外側エッジの谷側の接線27位置と判断する。エッジ接線検出S122も、画像に対して、Y方向の上側と下側の両方向から行われる。2本の山側のエッジ接線26間の距離が算出され、パラメータI1として記憶される。
内側エッジ処理S13も、図21に示されるように、エッジ検出処理S131と、エッジ接線検出処理S132とを含んでいる。
エッジ検出処理S131は、図22に示されるように、外側エッジ25の内側に配される各画素の輝度を検査して、最も高い輝度の画素30の内側に検出される最も低い輝度の画素31が配される位置を内側エッジであると認識する。内側エッジ処理S13も、画像信号の上側と下側の両方向から行われる。
エッジ接線検出S132は、外側エッジ25に対するエッジ接線検出S122と同様の方法で行われる。また、同様にして、2本の谷側のエッジ接線28間の距離が算出され、パラメータI2として記憶される。
また、Y方向の上下に配される、山側の外側エッジ接線26と谷側の内側エッジ接線28間の距離の差も算出され、パラメータI3として記憶される(図4参照)。
また、内側エッジの2本の谷側のエッジ接線28の中心線Oを算出し、2本の外側エッジの山側のエッジ接線26間の幅寸法Wに対するいずれかの外側エッジのエッジ接線26から中心線Oまでの距離dとの比d/Wが算出され対称度として記憶される(パラメータI7)。
第3に、絶縁溝の連結判定を行う(ステップS14)。連結判定S14は、外側エッジ25の検出時に、エッジ検出ができなかった箇所が上下のいずれかにおいて、例えば、10カ所以上存在していれば、絶縁溝9が切断されているものと判断するものとしている(パラメータI5)。あるいは、絶縁溝9内においてX方向に輝度を検査し背景画像の平均輝度と同等(例えば、平均輝度−10以上)の輝度を有する画素が連続した場合に、絶縁溝9が切断しているものと判断してもよい。
第4に、絶縁溝9にバリが発生しているか否かを判定する(ステップS15)。バリ判定S15は、例えば、外側エッジ画像の各画素が隣接する画素と3画素以上Y方向に離れている箇所が存在する場合に、バリが発生している可能性があると判断し、その数が積算される(パラメータI4(1))。あるいは、外側エッジ画像が、外側エッジ接線25よりはみ出している画素数を積算し、所定以上の画素がはみ出している場合に、バリ発生と判定し、その数を積算してもよい(パラメータI4(2))。
第5に、絶縁溝9のY方向の上下に配されている外側エッジ25の形状の類似度を算出する(ステップS16)。
具体的には、まず、カメラにより撮像されて得られた画像のうち、R画像を所定のしきい値によって2値化する(ステップS161)。次いで、上下いずれかの外側エッジを含む画像を所定の範囲にわたって切り取ることによりモデル画像を作成する(ステップS162)。そして、モデル画像をX方向に沿う直線によって反転し、得られた反転モデル画像と、他方の外側エッジを含む画像とパターンマッチングにより比較する。
類似度を求める方法は上記パラメータR5と同様である(パラメータI6)。
第6に、ステップS122により検出した山側のエッジ接線26と谷側のエッジ接線27とによって囲まれるエッジ画像を2値化して、図23に示されるように白色領域29を構成し、当該白色領域29のY方向高さと面積とを算出する。これをY方向の上下の外側エッジについて行い、それぞれの白色領域29の面積を算出する(ステップS17)。また、白色領域29の面積の差(パラメータI8)および、高さの差(パラメータI9)を算出する。
そして、算出されたこれらの種々の値をモニタ15に表示し、適当な記録媒体に記録する(ステップS18)。
各パラメータについては、予め合格基準値を設定しておき、該合格基準値とともに上記により求められた計算値をモニタに表示することとすればよい。そして、計算値が合格基準値から外れている場合には、モニタに表示(例えば、赤色表示)し、あるいは、警報手段によってオペレータに対して報知することにすればよい。
また、パラメータの種類によって、合格基準値を外れた原因を報知することにしてもよい。例えば、パラメータR4,I4に示されるバリの発生や、パラメータT1,T2,I1,R1等の溝幅寸法が不良の場合には、膜質改善が必要である場合が多く、その旨の警報を報知することにしてもよい。それ以外のパラメータが合格基準値を外れた場合には、加工装置に不具合が発生している可能性があり、その旨の警報を報知することにすれば、加工装置のメインテナンスを早期に行うことができるので効果的である。
以上説明したように、本実施形態に係る光起電力装置パネルの加工検査方法および装置によれば、撮像された画像を画像処理して溝6〜9の形状を含む特徴を抽出するので、検査技術者の熟練に頼ることなく、短時間で精度よく溝の加工状態を判定することができるという効果がある。
特に、溝の加工状態をバリの本数により把握し、広い光起電力装置パネルの全面にわたって、検査技術者が目視で微細なバリを探索するという非現実的な検査作業をなくして、精度よくバリの有無を判断することができる。その結果、バリによる膜間の短絡を未然に防止して、光電変換効率の低下を防止することができるという効果もある。
また、本実施形態に係る光起電力装置パネルの加工検査方法および装置によれば、略楕円形状のレーザエッチングパターンを採用して、出力を押さえつつ加工速度を高める際においても、検査技術者の熟練に頼ることなく、相似の楕円形状に当てはめ、あるいは、楕円方程式により算出する等の演算処理により、精度よく溝8の輪郭形状を把握して、加工状態の良否を判定することができる。
特に、略楕円状のレーザエッチングパターンを重ねて加工された溝8の各略楕円状パターンの内側に形成される、前記非晶質半導体膜と前記導電性透明電極膜との境界線の形状がグラデーションを伴う場合においても、撮像された画像を予め設定されたしきい値によって2値化するので、検査技術者の熟練や主観によることなく、また、測定条件の変化にかかわらず、境界線を精度よく抽出して、加工状態の良否を判定することができる。
そしてこのような加工検査方法を行う加工検査装置を採用することにより、光起電力装置の製造ラインに組み入れてオンラインで光起電力装置パネルの加工状態の良否判定を行うことができる。その結果、全数検査を可能として、製品の信頼性を向上することができるという効果がある。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、溝の加工状態を示す特徴として、他の任意の特徴を採用してもよいことは言うまでもない。
この発明に係る加工検査方法において検査する光起電力装置パネルの一例を示す縦断面図である。 図1の光起電力装置パネルを示す平面図である。 図1の光起電力装置パネルの絶縁溝近傍の断面を示す縦断面図である、 図3の光起電力装置パネルを示す平面図である。 この発明の一実施形態に係る光起電力装置パネルの加工検査装置を示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係る光起電力装置パネルの加工検査方法を示すフローチャートである。 図6の方法における山谷差解析ルーチンを示すフローチャートである。 非晶質半導体膜と金属電極膜とを貫通して形成された溝の2値化画像を示す図である。 図8の画像の下側外形画像を示す図である。 図6の方法における内側楕円解析ルーチンを示すフローチャートである。 図10の中心ずれ白色領域除外ブロックを説明する模式図である。 図19の各種情報取得ブロックを説明する模式図である。 図6の方法における外側楕円解析ルーチンを示すフローチャートである。 図13の山谷検出ブロックを説明する図である。 図13の楕円算出ブロックを説明する図である。 図6の方法におけるバリ解析ルーチンを示すフローチャートである。 図16の白色領域塗潰しブロックを説明する模式図である。 図16の上側トレースブロックを説明する模式図であり、(a)は実際の輪郭形状、(b)は上側外トレース、(c)は上側内トレース、(d)は上側外トレースと上側内トレースとの間隔を説明する図である。 図6の方法における外側エッジ検出ルーチンを示すフローチャートである。 図19のルーチンにより検出された外側エッジを示す図である。 図6の方法における内側エッジ検出ルーチンを示すフローチャートである。 図21の内側エッジ検出ルーチンを説明する模式図である。 図6の外側エッジ面積ブロックを説明するための山側エッジ接線と谷側エッジ接線とによって囲まれるエッジ画像の2値化画像を示す図である。
符号の説明
1 光起電力装置パネル
2 透明基板
3 導電性透明電極膜
4 非晶質半導体膜
5 金属電極膜
6,7,8 溝
9 絶縁溝(溝)
10 加工検査装置
11 コンベア(搬送手段)
12 顕微鏡観察装置(カメラ)
13 XYステージ(カメラ移動手段)
14 画像処理装置(画像処理部、加工状態判定部)
25 外側エッジ

Claims (7)

  1. 透明基板上に積層された導電性透明電極膜、非晶質半導体膜および金属電極膜の各膜に、パルス状のレーザビームを照射して溝を形成してなる光起電力装置パネルにおいて、溝の加工状態を検査する加工検査方法であって、
    透明基板側から前記溝を撮像するステップと、
    撮像された画像を画像処理することにより前記溝の形状を含む特徴を抽出するステップと、
    抽出された特徴に基づいて、溝の加工状態を判定するステップとを備えることを特徴とする光起電力装置パネルの加工検査方法。
  2. 前記特徴が加工により形成されたバリであり、
    前記特徴の抽出ステップが、溝の外側エッジ画像から突出する画像の画素数に基づいてバリか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置パネルの加工検査方法。
  3. 前記特徴が加工により形成されたバリであり、
    前記特徴の抽出ステップが、溝の外側エッジ画像に接する接線から突出する画像の画素数に基づいてバリか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置パネルの加工検査方法。
  4. 前記溝が、複数の略楕円状のレーザエッチングパターンを重ねることにより形成され、
    前記特徴が、各略楕円状パターンの輪郭形状であることを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置パネルの加工検査方法。
  5. 前記溝が、複数の略楕円状のレーザエッチングパターンを重ねることにより、前記金属電極膜と前記非晶質半導体膜とを前記導電性透明電極膜まで貫通して形成され、
    前記特徴が、各略楕円状パターンの内側に形成される、前記非晶質半導体膜と前記導電性透明電極膜との境界線の形状であり、
    前記特徴の抽出ステップが、撮像された画像を2値化して前記境界線を抽出することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置パネルの加工検査方法。
  6. 透明基板上に積層された導電性透明電極膜、非晶質半導体膜および金属電極膜の各膜に、パルス状のレーザビームを照射して溝を形成してなる光起電力装置パネルにおいて、溝の加工状態を検査する加工検査装置であって、
    透明基板側から前記溝を撮像するカメラと、
    該カメラにより撮像された画像を画像処理することにより前記溝の形状を含む特徴を抽出する画像処理部と、
    抽出された特徴に基づいて、溝の加工状態を判定する加工状態判定部とを備えることを特徴とする光起電力装置パネルの加工検査装置。
  7. 前記光起電力装置パネルを搬送してくる搬送手段と、
    該搬送手段により搬送されてきた光起電力装置パネルに対して前記透明基板表面に沿う方向に前記カメラを移動させるカメラ移動手段とを備えることを特徴とする請求項6に記載の光起電力装置パネルの加工検査装置。
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