JP2005166636A - 隔壁転写凹版用元型の製造方法及びpdpの隔壁形成方法 - Google Patents
隔壁転写凹版用元型の製造方法及びpdpの隔壁形成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】表面に、クロム薄膜52からなる所定のパターンが形成され、その上にドライフィルムレジスト53が貼り付けられたガラス基板51に対し、ガラス基板の背面からの露光を行った後に現像して、ガラス基板上に隔壁状の凸部を形成した元型を作製し、その元型を用いて、隔壁の転写用凹版54を作製し、その転写用凹版の凹部に隔壁材料55を充填してPDP用の基板に転写することにより、PDP用の基板上に隔壁57を形成する。
【選択図】図3
Description
プラズマ表示装置100は、マトリクス形式のカラー表示デバイスであるAC型のPDP1と、画面(スクリーン)SCを構成する縦横に並んだセルCを選択的に点灯させるための駆動ユニット80とから構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、コンピュータシステムのモニターなどとして利用される。
PDP1は、前面側のガラス基板11の内面に、行L毎に一対ずつサステイン電極X,Yが配列されている。行Lは画面における水平方向のセル列である。サステイン電極X,Yは、それぞれがITOからなる透明導電膜41とCr−Cu−Crからなる金属膜(バス導体)42で形成され、低融点ガラスからなる厚さ30μm程度の誘電体層17で被覆されている。誘電体層17の表面にはマグネシア(MgO)からなる厚さ数千オングストロームの保護膜18が設けられている。アドレス電極Aは、背面側のガラス基板21の内面を覆う下地層22の上に配列されており、厚さ10μm程度の誘電体層24によって被覆されている。誘電体層24の上には、高さ150μmの平面視直線帯状の隔壁29が、各アドレス電極Aの間に1つずつ設けられている。これらの隔壁29によって放電空間30が行方向にサブピクセル(単位発光領域)毎に区画され、且つ放電空間30の間隙寸法が規定されている。そして、アドレス電極Aの上方及び隔壁29の側面を含めて背面側の内面を被覆するように、カラー表示のためのR,G,Bの3色の蛍光体層28R,28G,28Bが設けられている。3色の配置パターンは、1列のセルの発光色が同一で且つ隣接する列どうしの発光色が異なるストライプパターンである。なお、隔壁形成に際しては、コントラストを高めるために頂上部を暗色に着色し、他の部分を白色に着色して可視光の反射率を高めるのが望ましい。着色は材料のガラスペーストに所定色の顔料を添加することにより行う。
本発明の隔壁形成方法では、隔壁の転写用凹版を作製するために、最初に隔壁の元型を作製する。
隔壁の元型を用いた転写用凹版の作製、および転写用凹版による隔壁の転写形成は第1例および第2例と同様に行う。
本例では、感度が異なる感光性材料を使用することにより、隔壁のテーパー角を制御する。例えば、遮光性材料52でパターニングされている基板51の上に(図6(a)参照)、感度が強い感光性材料53d、感度が中間的な感光性材料53e、感度が弱い感光性材料53fの順に形成し(図6(b)参照)、背面から露光し(図6(c)参照)、現像する(図6(d)参照)。このようにすることにより、光の減衰による効果と、もともと感光性材料53d,53e,53fが持っている感度特性の相乗効果により、よりテーパー角の強い元型をつくることができる。なお、感光性材料の感度は、重合開始剤やモノマーの選択、顔料分散により実現できる。
本例は、背面露光を使用する第1例および第4例に応用できる例である。本例では、背面から露光する際、感光性材料層53の上に反射率調整部材として所望の光吸収材58を配置する。すなわち、感光性材料層53の上に所望の反射率の物質を置くか、あるいはコーティングしておくことにより、光の反射率を調整し、これにより感光性材料53の表面の光重合を調節して、パターン形状を制御する。例えば、光吸収材58が黒色であれば吸光するので、感光性材料53の重合度は低下し、頂部の細い隔壁パターンとなる。あるいは、光吸収材58が白色散乱体であれば、ハレーションがおこるので、感光性材料53の重合度は高まり、頂部の太い隔壁パターンとなる。
隔壁の元型を用いた転写用凹版の作製、および転写用凹版による隔壁の転写形成は、第1例〜第4例と同様に行う。
以上述べた第1〜第5例の隔壁形成方法は、最終的に転写法により隔壁を形成するものである。したがって、その場合、根本的に転写用凹版からの離型性が問題となる。この離型性は、隔壁のテーパー角に依存するところが大きいが、パターンの終端部のテーパーがもっとも重要となってくる。このパターンの終端部は、転写のきっかけとなる部分であるため、そのテーパーは大きければ大きいほどよいが、きっかけとなる部分が転写し易いように薄い方がさらに望ましい。
11 前面側のガラス基板
17 誘電体層
18 保護膜
21 背面側のガラス基板
22 下地層
24 誘電体層
28R,28G,28B 蛍光体層
29 隔壁
30 放電空間
41 透明導電膜
42 金属膜
51 基板
52 遮光性材料
52a フィルター部
53 感光性材料
53a 第1層目の感光性材料層
53b 第2層目の感光性材料層
53c 第3層目の感光性材料層
53d 感度が強い感光性材料
53e 感度が中間的な感光性材料
53f 感度が弱い感光性材料
54 転写用凹版
55 絶縁性ペースト
56 PDP用の基板
57 隔壁
58 光吸収材
59 第1層目のDFR
60 フォトマスク
61 3層のDFR
80 駆動ユニット
81 コントローラ
82 フレームメモリ
83 データ処理回路
84 サブフィールドメモリ
85 電源回路
87 Xドライバ
88 Yドライバ
89 アドレスドライバ
100 プラズマ表示装置
A アドレス電極
C セル
L 行
SC 画面
X,Y サステイン電極
Claims (6)
- 隔壁の元型を製造する製造方法であって、
光透過性の基板の表面に遮光性の材料を用いて、形成しようとする隔壁のパターンとは逆パターンである遮光パターンを形成し、
その遮光パターンの上に基板全体にわたって、光が照射された部分が硬化し形成しようとする隔壁に対応する凸部として残る第1のネガ型感光性材料層を当該隔壁の高さに相当する厚みだけ形成し、
その第1のネガ型感光性材料層上に前記遮光パターンと相似形で前記遮光パターンよりも広い領域を露光可能なパターンのフォトマスクを配置して、基板の前面側から第1のネガ型感光性材料層を露光し、
そのまま現像せずに第1のネガ型感光性材料層上に第2のネガ型感光性材料層を、その層でさらに追加しようとする隔壁の高さに相当する厚みだけ形成し、
基板の背面から露光光を照射して、第1のネガ型感光性材料層を通して第2のネガ型感光性材料層の前記遮光パターン以外の部分を露光し、
その後、第1と第2のネガ型感光性材料層を同時に現像して、基板の表面に形成しようとする隔壁に対応する凸部を形成することからなる隔壁転写凹版用元型の製造方法。 - 請求項1記載の製造方法によって製造された元型を用いて隔壁の転写用凹版を作製し、その転写用凹版の凹部に隔壁材料を充填してプラズマディスプレイパネル用の基板に転写することからなるプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。
- 請求項1記載の製造方法によって製造された元型は、その隔壁が、転写用凹版を用いて隔壁材料を転写した際に、隔壁の長軸方向に直交する方向の幅が、隔壁の長軸方向における中央部よりも終端部近傍のほうが広くなるような形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。
- 請求項1記載の製造方法によって製造された元型は、その隔壁が、転写用凹版を用いて隔壁材料を転写した際に、隔壁の高さが、隔壁の長軸方向における中央部よりも終端部近傍のほうが低くなるような形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。
- 請求項1記載の製造方法によって製造された元型は、その隔壁が、転写用凹版を用いて隔壁材料を転写した際に、隔壁の高さが、隔壁の長軸方向における中央部よりも終端部近傍のほうが低く、かつ隔壁の長軸方向に直交する方向の幅が、隔壁の長軸方向における中央部よりも終端部近傍のほうが広くなるような形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。
- 請求項1記載の製造方法によって製造された元型は、その隔壁が、転写用凹版を用いて隔壁材料を転写した際に、隔壁の高さが、隔壁の長軸方向における中央部よりも終端部近傍のほうが低く、かつ隣接する隔壁の長軸方向における終端部同士がつながって隔壁の長軸方向と直交する方向に一体的に形成されるような形状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。
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