JP2005166349A - 自己調芯型コネクタ - Google Patents

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JP2005166349A JP2003401446A JP2003401446A JP2005166349A JP 2005166349 A JP2005166349 A JP 2005166349A JP 2003401446 A JP2003401446 A JP 2003401446A JP 2003401446 A JP2003401446 A JP 2003401446A JP 2005166349 A JP2005166349 A JP 2005166349A
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Kuniaki Iwanaga
晋明 岩永
Takamitsu Noguchi
貴充 野口
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Fujikura Ltd
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Abstract

【課題】 自己調芯型コネクタを少ない部品点数で安価に製造可能にする。
【解決手段】 自己調芯型コネクタ1は、インストルメントパネル90に取り付けられるハウジング基台部10と、相手方コネクタハウジング81と嵌合可能なコネクタハウジング20と、これらハウジング基台部10及びコネクタハウジング20間に一体成形により備えられハウジング基台部10に対してコネクタハウジング20を相手方コネクタハウジング81との嵌合方向及びこの嵌合方向と直交する面内で揺動可能な状態に支持する複数のハウジング連結部30とを備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばワイヤハーネスを有する自動車用モジュール部品等の補機同士やその補機と他の部品等との接続に際し自動組付作業などに用いられ、不完全嵌合を防止して嵌合信頼性を向上させる自己調芯型コネクタに関する。
従来より、自動車等に用いられるワイヤハーネスなどの接続に際しては、いわゆる調芯コネクタが使用され、更にオートメーションでは、いわゆるプラグ型コネクタとレセプタクル型コネクタとの間に発生する嵌合誤差や取付誤差(取付ガタ)を自己整合的に調芯する自己調芯型コネクタが使用されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平11−354208号公報(第4−5頁、第1−5図) 特開平11−354209号公報(第3−5頁、第1−5図)
しかしながら、特許文献1及び2に記載の自己調芯型コネクタでは、コイルばねとコネクタ用ガイドとからなるコネクタ用支持手段でハウジングを揺動可能に支持し、嵌合時の調芯をコイルばねの弾性等で行う構造であるため、コイルばねやコネクタ用ガイドなどの部品が必要となり、部品点数が増えてコストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、少ない部品点数で安価に製造することができる自己調芯型コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係る自己調芯型コネクタは、穴部や切欠部などの被取付部が形成された取付部材の前記被取付部に取付固定されるハウジング基台部と、相手方コネクタと嵌合可能なコネクタハウジングと、このコネクタハウジングと前記ハウジング基台部との間に一体成形により配設されると共に、前記コネクタハウジングを前記ハウジング基台部に対して前記相手方コネクタとの嵌合方向及びこの嵌合方向と直交する面内で揺動可能な状態に支持する複数の可撓性支持部材とを備えてなることを特徴とする。
なお、この自己調芯型コネクタの複数の可撓性支持部材は、ハウジング基台部及びコネクタハウジング間で両者とそれぞれ連続する両端部と、この両端部間に形成された少なくとも1つの弾性湾曲部とをそれぞれ備えた形状からなると良い。
また、この弾性湾曲部は、例えば該嵌合方向と直交する一軸方向から見てU字形状に形成されたものである。
本発明によれば、取付部材に取付固定されるハウジング基台部と相手方コネクタと嵌合されるコネクタハウジングとの間に、一体成形によりコネクタハウジングをハウジング基台部に対して相手方コネクタとの嵌合方向及びこの嵌合方向と直交する面内で揺動可能な状態に支持する複数の可撓性支持部材が備えられる。このため、従来のものと比べてコネクタハウジングを揺動可能に支持するためのコイルばねやコネクタ用ガイド等の部品が不要となり、部品点数を少なくして安価に製造することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自己調芯型コネクタを示す外観斜視図、図2は、この自己調芯型コネクタのハウジング嵌合時の状態を示す一部断面図、図3及び図4は、この自己調芯型コネクタの嵌合動作を説明するための一部断面図である。
自己調芯型コネクタ1は、例えば穴部や切欠部などの被取付部91が形成された取付部材としてのインストルメントパネル90に取付固定される樹脂成型部材からなるハウジング基台部10と、オーディオコンソールパネル80に取付固定された相手方コネクタハウジング81と嵌合可能な樹脂成型部材からなるコネクタハウジング20と、これらハウジング基台部10及びコネクタハウジング20との間に一体成形により配設され、コネクタハウジング20をハウジング基台部10に対して相手方コネクタハウジング81との嵌合方向及びこの嵌合方向と直交する面内で揺動可能な状態で支持する複数の可撓性支持部材としての複数のハウジング連結部30とを備えて構成されている。
ハウジング基台部10は、インストルメントパネル90の被取付部91形成部分において被取付部91の切欠周縁部に嵌る形状の溝部11と、インストルメントパネル90の厚さ方向に開口する穴からなるハーネス挿通部12とを備えて構成されている。
コネクタハウジング20は、複数の接続端子40(図2〜図4参照)を内部に収容する複数の端子収容室21を備えると共に、この複数の端子収容室21の先端側に相手方コネクタハウジング81に収容された複数の接続端子50が挿入される端子挿入口22を備えて構成されている。なお、このコネクタハウジング20は、この例ではいわゆるプラグ型のハウジングであり、相手方コネクタハウジング81はレセプタクル型のハウジングであるが、両者が逆の構成であっても良い。
コネクタハウジング20の複数の端子収容室21にそれぞれ収容される各接続端子40は、この例では筒状の接続部41と、端末部においてそれぞれ芯線99が露出(口出し)された複数の電線98の芯線99と例えば個別に圧着等により接続される電線接続部42と、電線98を加締め等により固定保持する電線固定部43と、これら接続部41、電線接続部42及び電線固定部43を連結する板状の連結部44とを備えて構成されている。複数の接続端子40に接続された複数の電線98は、コネクタハウジング20の基端側からハウジング基台部10のハーネス挿通部12を通る状態でインストルメントパネル90のコネクタハウジング20側と反対側に配索されている。
なお、例えば接続端子40の筒状の接続部41内には、接続端子50との接続の際に接続端子50の板状の接続部51と接触するための接触片45が形成されている。また、相手方コネクタハウジング81には、コネクタハウジング20が嵌合する凹状の嵌合部82が形成されている。
複数のハウジング連結部30は、それぞれハウジング基台部10及びコネクタハウジング20と一体成形により形成され、この例ではハウジング基台部10の端部及びコネクタハウジング20の鍔部23の端部とそれぞれ連続する両連結端部31と、これら両連結端部31間に形成された3つの弾性湾曲部32とを備えた形状で構成されている。なお、弾性湾曲部32は、両連結端部31の間に少なくとも1つ形成されていれば良く、例えばコネクタハウジング20と相手方コネクタハウジング81との嵌合方向と直交する一軸方向から見てU字形状に形成されている。
このように構成された複数のハウジング連結部30は、図1中矢印X方向、Y方向及びZ方向のいずれの方向にも撓む構造であるため、コネクタハウジング20は、ハウジング基台部10に対して複数のハウジング連結部30により同様に図1中矢印X方向、Y方向及びZ方向に揺動可能な状態で支持される。
従って、図3に示すように、相手方コネクタハウジング81とコネクタハウジング20との嵌合の際に、上記X方向及びY方向の嵌合誤差N1がある場合や、図4に示すように、上記Z方向の嵌合誤差N2がある場合においても、複数のハウジング連結部30が撓むことにより、これらの嵌合誤差N1,N2を確実に吸収して相手方コネクタハウジング81とコネクタハウジング20とを正確且つ確実に嵌合することが可能となる。
このように構成された自己調芯型コネクタ1では、インストルメントパネル90の被取付部91に取付固定されたハウジング基台部10とコネクタハウジング20とが、一体成形により形成されコネクタハウジング20をハウジング基台部10に対して相手方コネクタハウジング81との嵌合方向(上記Z方向)及びこの嵌合方向と直交する面(上記X方向及びY方向)内で揺動可能な状態に支持する複数のハウジング連結部30により支持される。このため、従来のものと比べてコネクタハウジング20を揺動可能に支持するための部品が不要となり、自己調芯型コネクタ1の部品点数を少なくして安価に製造することが可能となる。
なお、複数のハウジング連結部30は、上述したように、図5に示すような状態で両連結端部31間に弾性湾曲部32が1つのみ備えられた構造からなるものであっても、上記X方向、Y方向及びZ方向に十分撓む特性を備えるものであれば適用可能である。
本発明は、遊嵌状態で取り付けられる自己調芯型コネクタを使用する各種の用途に利用できる。
本発明の一実施形態に係る自己調芯型コネクタを示す外観斜視図である。 同自己調芯型コネクタのハウジング嵌合時の状態を示す一部断面図である。 同自己調芯型コネクタの嵌合動作を説明するための一部断面図である。 同自己調芯型コネクタの嵌合動作を説明するための一部断面図である。 同自己調芯型コネクタの他のハウジング連結部を説明するための側面図である。
符号の説明
1…自己調芯型コネクタ、10…ハウジング基台部、11…溝部、12…ハーネス挿通部、20…コネクタハウジング、21…端子収容室、22…端子挿入口、30…ハウジング連結部、31…連結端部、32…弾性湾曲部、40,50…接続端子。

Claims (3)

  1. 穴部や切欠部などの被取付部が形成された取付部材の前記被取付部に取付固定されるハウジング基台部と、
    相手方コネクタと嵌合可能なコネクタハウジングと、
    このコネクタハウジングと前記ハウジング基台部との間に一体成形により配設されると共に、前記コネクタハウジングを前記ハウジング基台部に対して前記相手方コネクタとの嵌合方向及びこの嵌合方向と直交する面内で揺動可能な状態に支持する複数の可撓性支持部材とを備えてなる
    ことを特徴とする自己調芯型コネクタ。
  2. 前記複数の可撓性支持部材は、前記ハウジング基台部及びコネクタハウジング間で両者とそれぞれ連続する両端部と、この両端部間に形成された少なくとも1つの弾性湾曲部とをそれぞれ備えた形状からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の自己調芯型コネクタ。
  3. 前記弾性湾曲部は、前記嵌合方向と直交する一軸方向から見てU字形状に形成されたものであることを特徴とする請求項2記載の自己調芯型コネクタ。
JP2003401446A 2003-12-01 2003-12-01 自己調芯型コネクタ Pending JP2005166349A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7252525B2 (en) 2005-04-20 2007-08-07 Fujikura Ltd. Nestled connector coupling structure
US7390207B2 (en) 2005-03-07 2008-06-24 Fujikura Ltd. Self-aligning connector
WO2018021686A1 (ko) * 2016-07-27 2018-02-01 케이유엠 유한회사 자동 정렬 컨넥터 어셈블리

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