JP2005166268A - 除電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使い勝手が悪化することなく、イオン発生量を正確に検出することができる除電装置を提供する。
【解決手段】 本体ケース2の前面側には対向電極として機能するノズル7が装着され、後面側には放電針ユニット8が装着されている。このノズル7には、コイルユニット38が装着されている。このコイルユニット38は、中空のコイル38bを主体として構成されている。放電針ユニット8に高電圧が印加されると、放電針45の先端部からコロナ放電によりイオン生成室44でイオンが発生し、エアーチューブ33から供給された空気によりイオンが放出口44aから前方に放出される。ここで、イオンがコイル38b内を通過すると、コイル38bには、イオンの電荷量に応じた電流が発生する。従って、コイル38bを流れる電流の大きさを測定することにより、イオンの発生量を正確に測定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電圧印加手段によりイオン生成室内に配置された放電電極に電圧を印加して除電用イオンをコロナ放電により発生させ、その除電用イオンを前記イオン生成室に連通した放出口から放出させることで除電対象物の除電を行うようにした除電装置に関する。
除電装置では、イオンの発生量を検出し、異常な発生量を検出したときは、異常報知を行うようにしており、特開2001−85191号公報のものでは、対向電極に抵抗を接続し、その抵抗に流れる電流による電圧を検出することで、イオンの発生量を検出するようにしている。また、特開平10−289796号公報のものでは、高電圧部の接地線に抵抗を接続し、この抵抗に流れる電流量がイオン発生量と比例関係にあることを利用して検出している。
特開2001−85191号公報 特開平10−289796号公報
特開2001−85191号公報のものでは、対向電極は一般的にノズル部で構成していることから、ノズル部を設備の金属筐体から絶縁する必要があり、使い勝手が悪い。また、検出感度を高めるために抵抗の値を大きくすると、ノイズ的に弱くなるという問題がある。
また、特開平10−289796号公報のものでは、抵抗に流れる電流が大きいことから、抵抗の値を小さく設定することができるものの、高電圧部の寄生容量による電流リーク量の影響が大きくなり、イオン発生量の正確な検出ができない虞があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、使い勝手が悪化することなく、イオン発生量を正確に検出することができる除電装置を提供することにある。
本発明は、電圧印加手段によりイオン生成室内に配置された放電電極に交流電圧を印加して除電用イオンをコロナ放電により発生させ、その除電用イオンを前記イオン生成室に連通した放出口から放出させることで除電対象物の除電を行うようにした除電装置において、前記放電電極から前記放出口を通じて放出される除電用イオンが内部を通過するように配置された中空状のコイルを設け、このコイルに流れる電流量を測定する電流測定手段を設けた上で、前記電流測定手段が測定した電流量に基づいてイオン発生量を求めるものである(請求項1)。
上記構成において、前記コイルは、前記放出口の近傍に配置されているのが望ましい(請求項2)。
前記放電電極の先端部を囲繞するように配置された対向電極を設けるようにしてもよい(請求項3)。
また、前記電流測定手段が測定した電流量に基づいて異常を判別して警報信号を出力する警報手段を設けるようにしてもよい(請求項4)。
また、前記警報手段は、前記電流測定手段が測定した電流量の所定時間当たりの変化量が予め決められた所定量以上のときに異常を判別して警報信号を出力するようにしてもよい(請求項5)。
請求項1の発明によれば、放電電極に交流電圧を印加すると、コロナ放電が発生しイオン生成室内に除電用イオンが発生する。この除電用イオンは、イオン生成室に連通した放出口から放出され、除電対象物に帯電した電荷を中和する。
ここで、放電用イオンが放出口から放出される際は、コイルには、放電用イオンの通過に伴って電流(イオン発生量と比例関係にある)が流れるので、その電流量を電流測定手段で測定することにより、放電電極により放出されるイオン量を正確に測定することができる。
請求項2の発明によれば、コイルは除電用イオンの放出口近傍に配置されるので、除電用イオンの一部が放出口に至るまでに中和されるにしても、除電対象物に放出される除電用イオン量を精度よく測定することができる。
請求項3の発明によれば、対向電極を配置することで、放電電極のイオン放出先が安定して確保されるので、コロナ放電が安定して行われるようになり、除電のためのイオン放出量が安定するようになる。
請求項4の発明によれば、コイルに流れる電流量の変化によってイオン放出量の変化を測定し、変化が所定レベル以上となったときに異常を判別して警報出力を行うことで、放電電極の劣化などによる異常放電状態を使用者に報知することができる。これにより、異常放電状態を知らずに使用し続けることを防止できる。
請求項5の発明によれば、警報手段は、コイルに流れる電流量の変化量で測定するので、除電装置毎にコイルに流れる電流量にばらつきを生じる場合であっても、そのようなばらつきの影響を受けることなく安定してイオン発生量の異常を検出することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は除電装置の横断面図、図2は平面図、図3は側面図、図4は正面図、図5は縦断面図である。これらの図1ないし図5において、除電装置1の筐体をなす樹脂製の本体ケース2は、底面が開口した矩形箱状の基板収納部3の上面に支持手段として機能するブロック状のヘッド部4を一体形成してなる。基板収納部3は、プリント配線基板5が収納された状態で蓋部6により閉鎖されている。ヘッド部4の前端には対向電極として機能する金属製のノズル7が装着され、後端には放電針ユニット8とエアーチューブホルダ9が装着されている。この場合、ノズル7と放電針ユニット8とは同軸上となるように装着され、放電針ユニット8とエアーチューブホルダ9とが並列するように装着されている。また、ノズル7には取付金具10が固定されており、その取付金具10により除電装置1が設備機器に設置されている。
プリント配線基板5には高電圧発生回路部(電圧印加手段に相当)11(図5のみに図示)が搭載されていると共にケーブル12が接続されており、そのケーブル12が本体ケース2の後端に装着されたケーブルホルダ13により固定された状態で外方に導出されている。このケーブル12を通じて高電圧発生回路部11に電圧が供給されることにより、高電圧発生回路部11が高電圧を発生するようになっている。
プリント配線基板5には、除電装置1の動作状態を示す複数のLED(図示せず)が実装されており、そのLEDが本体ケース2に形成された窓部14から外方を臨んでいる。
図6はヘッド部4の横断面図、図7は縦断面図、図8は正面図である。これらの図6ないし図8において、ヘッド部4の前端には第1の被装着部15が形成されている。この第1の被装着部15はネジ孔16を有しており、そのネジ孔16にノズル7が螺着されるようになっている。この第1の被装着部15の底面は隔壁部17で閉鎖されており、その隔壁部17の中心に略円柱状の放電針支持部18が前方に突出形成されている。放電針支持部18の中心には放電針挿入口19が貫通形成されていると共に、その放電針挿入口19を囲繞するように複数の空気供給孔20が形成されている。この場合、空気供給孔20は放電針支持部18の外周となる部位よりも内側に形成されており、後述するように放電針支持部18に絶縁性チューブが装着された状態であっても、空気供給孔20の機能が失われないようになっている。
ヘッド部4の後端には第2の被装着部21が形成されている。この第2の被装着部21は、大径な第1孔部22と小径な第2孔部23とを連通してなり、第2孔部23に第1の被装着部15の放電針挿入口19及び空気供給孔20が連通している。これらの第1孔部22及び第2孔部23は放電針挿入口19と同軸上に形成されており、これらの孔部22,23を貫通するように放電針ユニット8が挿入される。
第1孔部22の外周面において底面となる部位には基板収納部3に連通した矩形状の貫通孔24が形成されており、この貫通孔24に平板状の電極板25が基板収納部3側から挿入される(図5参照)。
図9は、電極板25を示す正面図である。この図9において、電極板25にはネジ孔26が形成されており、そのネジ孔26に放電針ユニット8が螺着される。また、電極板25には孔部27が形成されており、その孔部27にリード線28(図5参照)が接続されることにより電極板25がプリント配線基板5に搭載された高電圧発生回路部11と接続される。
図6に示すようにヘッド部4の後端には第3の被装着部29が形成されている。この第3の被装着部29は有底なネジ孔30を有しており、このネジ孔30にエアーチューブホルダ9が螺着される。
ここで、第2の被装着部21の第2孔部23と第3の被装着部29とは空気通路31で連結されていると共に、その空気通路31は副空気通路32で第1の被装着部15に連結されており、エアーチューブホルダ9により固定され空気供給手段として機能するエアーチューブ33(図1参照)から供給された空気が空気通路31を通じて第2の被装着部21に供給されると共に、副空気通路32を通じて第1の被装着部15にも供給されるようになっている。
次にノズル7について説明する。図10はノズル7の断面図、図11は正面図である。これらの図10及び図11において、ノズル7は、中間部にフランジ部34を有した円柱状をなしている。フランジ部34の前後方向の外周には第1ネジ部35及び第2ネジ部36がそれぞれ形成されている。ノズル7の中心には貫通孔37形成されており、その貫通孔37にコイルユニット38が挿入されている。このコイルユニット38は、第1の絶縁チューブ38aの周囲に中空のコイル38bを巻装し、さらにそれらを第2の絶縁チューブ38cに挿入して構成されている。つまり、中空のコイル38bは、ノズル7に対して絶縁状態となるように構成されている。この場合、中空のコイル38bは、ノズル7の前方側、つまりイオンの放出口に接近した位置となるように位置決めされている。
また、第2ネジ部36の先端部には段差部36aが形成されており、その段差部36aにインシュレータ38dが固着されている。このインシュレータ38dには一対のコンタクトリング38e,38fが埋設されており、一方のコンタクトリング38eにコイル38bの一端が接続され、他方のコンタクトリング38fにコイル38bの他端が接続されている。また、貫通孔37の周囲には、ノズル7を前後方向に貫通する複数の空気通過孔40が形成されている。
そして、ノズル7の第2ネジ部36が本体ケース2の第1の被装着部15のネジ孔16に螺着されることにより、ノズル7が本体ケース2に装着されている。また、第1ネジ部35に取付金具10の孔部41(図5参照)が装着された状態でナット42(図5参照)が螺着されることによりノズル7に取付金具10が固定され、その固定状態で取付金具10に形成された取付孔部43(図1参照)が本体ケース2の側方に位置する。
ここで、ノズル7が本体ケース2の第1の被装着部15に装着された形態では、ノズル7の貫通孔37に挿入されたコイルユニット38の第1の絶縁チューブ38aが放電針支持部18の外周に密閉状態で被着されており、これにより第1の絶縁チューブ38aの内側にイオン生成室44が形成され、そのイオン生成室44に放電針ユニット8の放電針45の先端部が位置する。この場合、放電針支持部18の周囲に形成された空気供給孔20はイオン生成室44に連通し、副空気通路32は第1の絶縁チューブ38aの外周側に形成された副空気供給室46(図1参照)に連結している。また、イオン生成室44の開口端部がイオンの放出口44aとなる。
また、図7に示すように、ネジ孔16の奥部底面となる部位にはコンタクトユニット39が設けられている。このコンタクトユニット39は、インシュレータ39aに一対のコンタクト39b,39cを設けて構成されており、それらのコンタクト39b,39cがプリント配線基板5に構成された電流測定回路(電流測定手段に相当)に接続される。この場合、ノズル7が本体ケース2の第1の被装着部15に装着された形態では、一方のコンタクト39bがノズル7の一方のコンタクトリング38eに接触し、他方のコンタクト39cがノズル7の他方のコンタクトリング38fに接触し、以ってプリント配線基板5の電流測定回路とノズル7のコイル38bとが電気的に接続される。また、また、プリント配線基板5には警報回路(警報手段に相当)が搭載されている。この警報回路は、コイル38bで発生する電流の変化量を所定の単位時間毎に測定し、その変化量が規定値を上回ったときは例えば放電針45の劣化などが原因で異常放電していると判断し、異常を報知するようになっている。
次に、放電針ユニット8について説明する。図12は、放電針ユニット8の側面図である。この図12において、放電針ユニット8は、ホルダ47に放電針45を保持してなる。ホルダ47は、金属製の放電針支持部48に位置決め手段として機能する樹脂製のノブ49を一体に形成してなる。放電針支持部48は、圧入部48aとネジ部48bとを連結部48cで連結した形状をなしており、圧入部48aに放電針45が圧入されている。ネジ部48bは、第2の被装着部21に位置する電極板25のネジ孔26に螺着されるようになっており、その螺着状態で、電極板25とリード線28を介して接続されたプリント配線基板5の高電圧発生回路部11が放電針支持部48ひいては放電針45に電気的に接続される。この場合、放電針ユニット8に電極板25が完全に螺着された状態ではホルダ47が電極板25に当接するようになっており、その当接状態で、放電針45の先端部が位置決めされる。
連結部48cにはOリング50が装着されており、放電針ユニット8が第2の被装着部21の第1孔部22及び第2孔部23に挿入された状態では、Oリング50により放電針ユニット8のホルダ47の外周が密閉状態となっている。また、放電針45は放電針挿入口19と同一径に形成されており、放電針45が放電針挿入口19に挿入された状態では、放電針45が放電針挿入口19に密閉状態で挿入されるようになっている。このような密閉状態により、第2の被装着部21の第2孔部23内には、放電針支持部48とOリング50で閉鎖された空気供給室51が形成されている。
次に上記構成の作用について説明する。
除電装置1に電源を投入すると、プリント配線基板5に搭載された高電圧発生回路部11が動作し、電極板25を通じて放電針ユニット8ひいては放電針45に交流の高電圧が印加される。すると、放電針45の先端にコロナ放電が発生し、空気の分子がイオン化される。このとき、放電針45には交流の高電圧が印加されることから、+イオンと−イオンとが交互にイオン生成室44内で発生するようになる。
ここで、エアーチューブ33からの空気の供給状態では、空気が第2の被装着部21の第2孔部23、つまり空気供給室51に供給されている。この場合、放電針ユニット8のホルダ47にはOリング50が装着されているので、ホルダ47の外周面は密閉状態となり、空気供給室51に供給された空気がホルダ47の外周面に沿って外部に漏れてしまうことが防止されている。
空気供給室51に供給された空気は、放電針支持部18の周囲に形成された空気供給孔20を通じて当該放電針支持部18に装着された第1の絶縁チューブ38aの内周側、つまりイオン生成室44に供給され、その供給に伴って放電針45の周囲を通過する空気流が発生してイオンが放出口44を通じてノズル7の前方に放出される。このとき、空気が副空気通路32を通じて第1の絶縁チューブ38aの外周側、つまり副空気供給室46にも供給されるので、ノズル7に形成された空気通過孔40を通じて空気がノズル7の前方に放出される。これにより、ノズル7の前方に放出されたイオンの周囲に空気流が発生するので、イオンをより広範囲に飛ばすことが可能となり、広範囲な除電が可能となる。この場合、除電対象物が−に帯電していたときは、+イオンが除電対象物に引き寄せられ、除電対象物の帯電が中和されるようになる。また、除電対象物が+に帯電していたときは、−イオンが除電対象物に引き寄せられ、除電対象物の帯電が中和されるようになる。
以上のようにして、除電対象物に帯電の正負にかかわらず、帯電を中和して除電することができる。
さて、上述のようにして放電針45によりイオンが放出されると、イオンがコイル38b内を通過するので、コイル38bにはイオンの電荷の移動に伴って電流が発生する。このコイル38bの電流はプリント配線基板5の電流測定回路に与えられ、ここでその大きさが測定される。この場合、コイル38b内を+イオンと−イオンとが交互に通過することから、コイル38bには交流電流が発生し、その交流電流を測定することになる。この交流電流のピーク値はイオンの発生量に比例することから、これに基づいてイオンの発生量を測定することが可能となる。
ここで、プリント配線基板5に搭載された警報回路は、コイル38bで発生する電流の変化量を所定の単位時間毎に測定し、その変化量が規定値を上回ったときは例えば放電針45の劣化などが原因で異常放電していると判断し、異常を報知する。この場合、電流の変化量に基づいて異常を報知しているのは、製品毎に電流量(絶対値)にばらつきが生じるためで、決まった基準レベルとコイル38bに発生する電流量との比較によって異常を検出しようとすると、基準レベルを各製品毎に設定しなければならず、実施することが困難となるからである。
これに対して、コイル38bに流れる電流の変化量で検出する場合は、絶対値には依存しないことから、各製品のばらつきの影響を受けない。従って、変化量に対する基準レベルを各製品毎に予め設定しておくことにより、安定した異常報知が可能となる。
このような実施の形態によれば、イオンの通過経路に中空のコイル38bを配置し、そのコイル38b内をイオンが通過するように設け、そのコイル38bを流れる電流に基づいてイオンの発生量を測定するようにしたので、対向電極に抵抗を接続して当該抵抗の電圧に基づいてイオンの発生量を測定する従来例のものと違って、対向電極と機能するノズルを設備の金属筐体に接続することができ、使い勝手が悪化することなくイオンの発生量を測定することができると共に、イオンの発生量を測定するための抵抗の存在によりノイズの影響を受けてしまうことを防止できる。また、高電圧部の接地線に抵抗を接続して当該抵抗に流れる電流に基づいてイオンの発生量を検出する従来例のものと違って、回路の寄生容量の影響を受けることなく、イオンの発生量を正確に測定することができる。
しかも、コイル38bをイオンの放出口44aの近傍に位置するようにしたので、イオンの発生量を精度よく測定することができる。つまり、イオン生成室44内では、放電針45により発生したイオンの一部が残留しており、その残留イオンが新たに発生したイオンを中和してしまうことから、実際には、放出口44aから放出されるイオンの発生量は生成量よりも減少するものの、この減少の影響を受けた真のイオン発生量の検出が可能となる。
また、放電針45の対向電極としてノズル7を利用するようにしたので、対向電極がない場合に比較して、安定したコロナ放電を実現することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
空気を供給する手段を省略するようにしてもよい。
ノズル7に0Vを印加するようにしてもよい。
ノズル7を対向電極として利用しないようにしてもよい。
隔壁部17を本体ケースと別部品としてもよい。
放電針ユニット8を複数並列に設け、除電範囲を拡大するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態における全体の横断面図 全体の平面図 全体の側面図 全体の正面図 全体の縦断面図 本体ケースのヘッド部の横断面図 本体ケースのヘッド部の縦断面図 本体ケースの正面図 電極板の正面図 ノズルの縦断面図 ノズルの正面図 放電針ユニットの側面図
符号の説明
1は除電装置、2は本体ケース、7はノズル(対向電極)、8は放電針ユニット、11は高電圧発生回路部(電圧印加手段)、38はコイルユニット、38bはコイル、44はイオン生成室、44aは放出口、45は放電針(放電電極)である。

Claims (5)

  1. 電圧印加手段によりイオン生成室内に配置された放電電極に交流電圧を印加して除電用イオンをコロナ放電により発生させ、その除電用イオンを前記イオン生成室に連通した放出口から放出させることで除電対象物の除電を行うようにした除電装置において、
    前記放電電極から前記放出口を通じて放出される除電用イオンが内部を通過するように配置された中空状のコイルと、
    このコイルに流れる電流量を測定する電流測定手段とを備え、
    前記電流測定手段が測定した電流量に基づいてイオン発生量を求めることを特徴とする除電装置。
  2. 前記コイルは、前記放出口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の除電装置。
  3. 前記放電電極の先端部を囲繞するように配置された対向電極を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の除電装置。
  4. 前記電流測定手段が測定した電流量に基づいて異常を判別して警報信号を出力する警報手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の除電装置。
  5. 前記警報手段は、前記電流測定手段が測定した電流量の所定時間当たりの変化量が予め決められた所定量以上のときに異常を判別して警報信号を出力することを特徴とする請求項4記載の除電装置。

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