JP2005166120A - アドレスデータ検出装置、及びアドレスデータ検出方法 - Google Patents

アドレスデータ検出装置、及びアドレスデータ検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウォブル変調方式を用いてアドレスデータが記録されたランド&グルーブ記録方式の記録媒体から、アドレスデータを高い信頼性で検出する。
【解決手段】ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出し(S10)、グレイコードをバイナリコードに変換し(S12、S22)、ランドアドレスのバイナリコードの最初の“0”ビット位置(データ不定位置)のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスを比較し(S14、S16)、あるいはグルーブアドレスのバイナリコードの最初の“1”ビット位置(データ不定位置)のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとを比較し(S24、S26)、比較結果に基づいてアドレスデータを検出する(S18、S20、S28)。
【選択図】 図22

Description

本発明は、記録可能な光ディスクにおける再生信号処理に関し、特にアドレスデータ検出の信頼性を向上したアドレスデータ検出装置、及びアドレスデータ検出方法に関する。
光ディスクではデータは螺旋状に記録される。そのため、記録時に同螺旋上を光ヘッドが正しく追従できるように、記録可能な光ディスクには案内溝(グルーブ)が予め記録してある。また、グルーブを一定周期で蛇行(ウォブル)して記録し、再生時にはこのウォブル周期を測定することにより走査速度を検出し、回転速度に同期したクロック信号を得ることができる。
記録可能な媒体のうち、CD−R/RW、DVD−R/RW、DVD+R/RWではグルーブトラックのみにデータを記録するグルーブ記録方式が採用されている。しかし、高密度記録のため、ランドトラックとグルーブトラックの両方にデータを記録するランド&グルーブ記録方式が開発され、DVD−RAMで採用されている。
また、記録可能な光ディスクでは、光ディスクにアドレスデータが予め記録されている必要がある。光ディスク装置は、データを記録する前に、アドレスデータを再生し、再生されたアドレスデータから光ディスク上の位置を特定し、データを記録する。アドレスデータの記録方式に関しては、トラックにピットを予め形成するプレピット方式と、グルーブをアドレスに応じて変調するウォブル変調方式とがある。プレピット方式はDVD−R/RW、DVD−RAMで採用され、ウォブル変調方式はCD−R/RW、DVD+R/RWで採用されている。プレピット方式では記録信号はエッジ部分に情報を持たせているので、信頼性に欠けるきらいがあり、ウォブル変調方式でアドレスデータを記録することが好ましい。そこで、グルーブを単一の周期でウォブルするのではなく、ウォブルを位相変調や周波数変調することによりアドレスデータをウォブルとして記録する方式(ウォブル変調方式)が考えられている。
近年、データをランド&グルーブ記録方式で記録し、トラックアドレスデータをウォブル変調方式で記録する光ディスクが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の光ディスク装置は、アドレスデータをウォブル変調記録されたランド&グルーブ方式の光ディスクのトラックアドレス検出方法であって、グレイコードを検出後、バイナリコードに変換することにより、ランドトラック再生時、トラック幅変動位置とグルーブトラックアドレスの検出結果からもアドレスデータを検出することによって、アドレスデータの信頼性を向上させるものである。
しかし、ランド&グルーブ記録方式では、ランドアドレスとグルーブアドレスを配置する必要性から、RF信号に蛇行が生じる。この蛇行領域を少なくするため、トラックアドレスデータをグレイコードに変換してからウォブル変調する方式が考えられている。この方式は、アドレスデータのチェックコードなどはグレイコードに変換不可能なため、アドレスチェックコードを加える事が困難であり、検出されたグレイコード領域のアドレスデータの信頼性が低いという問題点がある。
特開2001−266352号公報(段落0003)
このように従来のランド&グルーブ記録方式の光ディスクで、アドレスデータをグレイコードに変換してウォブル変調方式によりアドレスを記録する場合、アドレスデータの信頼性が低いという問題があった。
本発明の目的は、ウォブル変調方式を用いてアドレスデータが記録されたランド&グルーブ記録方式の記録媒体から、アドレスデータを高い信頼性で検出することができるアドレスデータ検出装置、及びアドレスデータ検出方法を提供することにある。
上記した課題を解決し目的を達成するために、本発明は以下に示す手段を用いている。
(1)本発明の一態様によれば、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出装置は、
ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出手段と、
前記グレイコード検出手段により検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードをバイナリコードに変換する手段と、
バイナリコードの最初の“0”または“1”のビット位置をデータ不定位置として検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段の検出結果と、前記グレイコード検出手段により検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
を具備するものである。
(2)本発明の他の態様によれば、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出装置は、
ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出手段と、
ランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段の検出結果と、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
を具備するものである。
(3)本発明のさらに他の態様によれば、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出方法は、
ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出ステップと、
前記グレイコード検出ステップにより検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードをバイナリコードに変換するステップと、
バイナリコードの最初の“0”または“1”のビット位置をデータ不定位置として検出する位置検出ステップと、
前記位置検出ステップの検出結果と、前記グレイコード検出ステップにより検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出ステップと、
を具備するものである。
(4)本発明のさらに他の態様によれば、グレイコード表現のランドアドレスとグルーブアドレスがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出方法は、
ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出ステップと、
ランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出する位置検出ステップと、
前記位置検出ステップの検出結果と、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出ステップと、
を具備するものである。
以上説明したように本発明によれば、下記のような作用効果を奏するアドレスデータ検出装置、及びアドレスデータ検出方法を提供することができる。
(1)ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出してバイナリコードに変換した後、バイナリコードの最初の“0”または“1”のビット位置をデータ不定位置として検出し、この検出結果とグレイコードに基づいてアドレスデータを検出することにより、アドレスデータの信頼性を向上することができる。
(2)ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出し、ランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、この検出結果とグレイコードに基づいてアドレスデータを検出することにより、アドレスデータの信頼性を向上することができる。
先ず、ランド&グルーブ記録方式の光ディスクの概要を説明する。ランド&グルーブ記録方式では、ランドトラックとグルーブトラックの両方にデータが記録される。そのため、隣接するランドトラックとグルーブトラックとでは、壁面を共有することとなる。光ディスクの内周側から数えてn番目のランドトラックをランドトラックnと呼ぶ。同様に、光ディスクの内周側から数えてn番目のグルーブトラックをグルーブトラックnと呼ぶ。さらに、グルーブトラックnは、ランドトラックnの内周側に位置するとする。
ランドトラックnは、内周側はグルーブトラックnと壁面を共有し、外周側はグルーブトラックn+1と壁面を共有する。アドレスデータがウォブル変調方式により記録され、アドレスデータの符号ビットとウォブル位相の関係が図1に示すような関係であるとすると、図2に示すようにランドトラックnは、内周側の壁面と外周側の壁面とでは、ウォブル位相が異なる部分が発生する。しかも、この部分では、ランドトラックnのトラック幅が変化する。
同様に、グルーブトラックnも、内周側はグルーブトラックn−1と壁面を共有し、外周側はグルーブトラックnと壁面を共有する。図2に示すように、グルーブトラックnも、内周側の壁面と外周側の壁面とでは、ウォブル位相が異なる部分が発生し、グルーブトラックnのトラック幅は変化する。
図3に、トラックの両壁面の位相が同じ場合と、トラックの両壁面の位相が異なっている場合の、ウォブル信号とデータ再生信号(RF信号であるアドレス信号)の様子を示す。図3の(a)に示すように、トラックの両壁面が同位相でウォブルしている場合は、ウォブル信号は壁面のウォブルの変動と同様に変動する信号が検出され、トラック上に記録されたRF信号は低域レベルが略一定の信号として読み出される。
一方、図3の(b)に示すように、トラックの両壁面が異なる位相の領域においては、トラック幅が変化するので、読み出しビームの全反射面積が変わってしまうことから、ウォブル信号で直流オフセットが生じ、RF信号はウォブル信号に応じて蛇行した波形となる。また、両壁面のウォブル信号が逆位相であることから、ウォブル信号としては信号が検出されない(信号ゼロ)。なお、実際には、検出器や信号増幅器、光ビームの傾き等からくる差動検出器のバランスずれで、僅かなレベルの信号が検出される。
しかし、このとき検出されるウォブル信号位相はアドレスデータとして利用できない。以下、トラックの両壁面が異なる位相となる位置をトラック幅変動位置、アドレス不定位置、あるいは、RF信号蛇行位置と呼ぶ。
本発明の実施形態では、再生装置内のトラックアドレス検出部に、アドレス信号不定位置の検出機能を追加し、RF信号の蛇行位置を予測する信号を検出し、再生装置内の記録データ再生部で、RF信号の蛇行を補償する回路を設けて、正しくデータを読み出すことを可能とするものである。
本実施形態の光ディスクのフォーマットを先ず説明する。トラックは整数個の物理セグメントに分割されており、複数トラックからゾーンが構成される。図4にゾーン、トラック、物理セグメントの関係を示す。物理セグメントの長さは77469バイトである。1バイトは12チャネルビットである。アドレスデータは物理セグメント毎にゾーン番号、トラックアドレス、セグメント番号が付与されている。アドレスデータはウォブルを位相変調することで記録されている。
図5に物理セグメントに付与されるアドレスデータ(WAP)のレイアウトを示す。アドレスデータは同期フィールド、アドレスフィールド、ユニティフィールドを含み、17個のウォブルデータユニット(WDU)に分割される。
アドレスフィールドは、図6に示すように構成される。上述したようにランド&グルーブ記録方式では、隣接するランドトラックとグルーブトラックが壁面を共有する。そのため、グルーブトラック用のアドレス領域とランドトラック用のアドレス領域とが空間的に区別されている。また、グルーブトラック用のアドレスとランドトラック用のアドレスは各々グレイコードで記録されている。グレイコードの詳細は後述する。
ウォブルデータユニット(WDU)は84ウォブルで構成される。1ウォブルの長さは93バイトである。図7乃至図9に、各々、同期フィールドのWDU、アドレスフィールドのWDU、ユニティフィールドのWDUの構成を示す。アドレスフィールドのWDUには3ビットのアドレスデータが記録される。このとき、アドレスデータの符号ビット“0”に対し通常位相ウォブル(NPW)が、アドレスデータの符号ビット“1”に対し反転位相ウォブル(IPW)が記録される(図10)。
データは図11に示す記録クラスタ単位で記録される。記録クラスタはn個のデータセグメントと拡張ガード領域とから構成される。データセグメントの長さは物理セグメントの長さと同じく、77469バイトであり、その構成は図12に示す通りである。図12では、各フィールドの長さはバイト単位で示している。7データセグメント分のデータからECCブロックが構成される。
光ディスクの内周側から数えてn+1番目のランドトラックをランドn+1と呼ぶ。同様に、光ディスクの内周側から数えてn+1番目のグルーブトラックをグルーブn+1と呼ぶ。グルーブn+1はランドn+1の内周側に位置する。このとき、ランドn+1のグルーブトラックアドレス領域に着目する。図13に示すように、同領域は、内周側はグルーブn+1と壁面を共有し、外周側はグルーブn+2と壁面を共有する。
トラックアドレスはグレイコードで記録されているので、ランドトラックの物理セグメントのグルーブトラックアドレス領域には、1アドレスビット分、トラック幅が変動する。同様に、グルーブトラックの物理セグメントのランドトラックアドレス領域は、1アドレスビット分、トラック幅が変動する。
図14に、トラック幅変動位置の時間相関関係を示す。1物理セグメント当り、1アドレスビットのトラック幅変動位置が存在する。データの記録再生ブロックであるECCブロックは7データセグメントから形成されることから、トラック幅変動位置検出後、セグメントフライホイールカウンタを使って誤検出排除システムを利用する。トラックの連結部分でECCブロックが跨った場合、トラックアドレスが異なる事からトラック幅変動位置が変化し、トラック幅変動発生の時間相関が異なるが、これもトラックアドレスデータによって、トラックアドレスが変化した位置での距離のズレ量は事前に計算することが可能である。
上述したようにトラックアドレスデータはグレイコードにより記録されている。ここで、グレイコードを説明する。図15はバイナリコードからグレイコードへの変換を示す図である。LSB側から順にバイナリコードの隣接ビットのEX−OR演算した値によりグレイコードを生成し、グレイコードのMSBはバイナリコードのMSBをそのまま使う。
グレイコードは図16に示すように、バイナリコードが+1された時、グレイコードにおけるビット内容は1ビットのみが異なり、他のビットは同一の値となることを特徴とする。この場合、バイナリコードにおいてLSB側から見た最初の“1”の位置がグレイコードにおける1つ前のグレイコードから見て異なるビット位置となる。
このような関係は以下のように説明できる。即ち、バイナリコードにおける交番2進の昇順アップでは、あるビットが“0”から“1”に変化した場合、そのビットより上位のビットは変化していないはずであり、変化ビット位置より下位のビットは、“1”から“0”に変化しているはずである。
グレイコードは隣接ビットのバイナリコードのEX−OR値であるため、バイナリコードの隣接ビットが共に変化した場合はそのEX−OR値は変化しないことから、結果としてグレイコードの変化ビット位置の関係と、変換されたグレイコードのビット“1”の数の関係は、下記のような性質を持つ事になる。
(1)バイナリコードのLSB側から見たの最初の“1”のビット位置がグレイコードの変化ビット位置である。
(2)バイナリコードの値が奇数の時は、グレイコードに変換されたビット“1”の数は奇数であり、バイナリコードの値が偶数の時は、グレイコードに変換されたビット“1”の数は偶数である。
(3)グレイコードの昇順配置では、コード内のビット“1”の数は、偶数から奇数の繰り返しである(グレイコードの隣接コード間は、変化ビットが1ビットのみになるよう生成されるため)。
図17の(a)に、バイナリコード(トラックアドレスデータ)をグレイコードに変換する回路例を、(b)にグレイコードをバイナリコードに復調する回路例を示す。このような構成によって、1ビット累進性のアドレスデータがグレイコードに変換されたとき、1ビットの変化位置が容易に検出可能になる。
グレイコードをランド&グルーブ記録方式のトラックアドレスデータに採用した場合、ランド&グルーブトラックでのトラックアドレスは、内周から外周に向かって、グルーブとランドが夫々昇順のトラックアドレスを付され、ゾーン番号やセグメント番号と合わせてアドレスデータ情報として記録される。実際のアドレスビット数は12ビットが使われるが、トラックアドレスのみをグレイコード6ビットで表わす時の関係を図18に示す。
図18は、グレイコード化したアドレス番号をウォブル信号で埋め込んだ場合のウォブル信号不定位置とアドレス番号(バイナリコード)との関係を示す。グレイコードにおける“x”はウォブル信号の不定領域を示している。x領域は理論上は信号“0”であるが、実際の再生動作においては、読み取りビームのトラックズレや検出器のオフセット等で若干の信号レベルが検出される。この場合の検出極性は、上記オフセット等の条件で変わり、事前判断では不定領域となる。この不定領域は、検出信号は信頼性が全く無いため、データ判断には採用できない。しかしながら、グレイコードでは隣接コード間は1ビットのみが変化する性質があり、この部分が不定領域となることから、他の領域はチェックなどには利用出来る。そこで、この不定領域の正しい位置が検出できれば、ランドトラックではランドアドレスデータと不定部分を除いたグルーブアドレスデータを用いて検出の信頼性向上が可能になる。同図では、トラックアドレスを6ビットとした時の、トラックアドレス18〜27を例として示してある。バイナリコードから、グレイコードのウォブル信号不定位置は次の関係で求められる。
ランドトラックの場合:バイナリコードのLSB側からみて、最初の符号ビット“0”のビット位置がウォブル信号不定位置に対応する。
グルーブトラックの場合:バイナリコードのLSB側からみて、最初の符号ビット“1”のビット位置がウォブル信号不定位置に対応する。
このような関係が成立することからグレイコードのアドレスデータを検出した後、バイナリコードに変換すれば、簡単にトラック幅変動位置が予測可能である。このことは、トラック幅変動位置の予測だけでなく、ランドトラック(またはグルーブトラック)再生時、トラック幅変動位置とグルーブトラック(またはランドトラック)アドレスの検出結果とから、アドレスデータが検出可能であり、アドレスデータが二重書きされたとも考えられる。
この関係から、上記グレイコードの3つの性質を当てはめ、その関係を示すと、下記のような事が証明できる。
(1)グルーブトラックのグルーブアドレスフィールドに記載されたグレイコードのアドレスデータは、バイナリコードでのLSB側からみて最初のビット“1”が配置されたビット位置が、前のトラックにおけるグレイコードアドレスデータのビット配置に対して、異なるビット内容になる。
トラックG(26)のグレイコード“010111”はトラックG(25)の“010101”に対して、2ビット目が“0”から“1”に変化している。この時、トラックG(26)のバイナリコードは“011010”である。
(2)ランドトラックのランドアドレスフィールドに記載されたグレイコードのアドレスデータは、バイナリコードでのLSB側からみて最初のビット“1”が配置されたビット位置が、前のトラックにおけるグレイコードアドレスデータのビット配置に対して、異なるビット内容になる。
トラックL(25)のグレイコード“010101”は、トラックL(24)の“010100”に対して、1ビット目(LSB)が“0”から“1”に変化している。この時、トラックL(25)のバイナリコードは“011001”である。
(3)グルーブトラックアドレスNのランドアドレスフィールドに配置されるグレイコードデータは、ランドトラックアドレスNのランドアドレスフィールドのグレイコードとランドトラックアドレスN−1のランドアドレスフィールドのグレイコードとで合成される内容となる。即ち、グルーブトラックアドレスと同じトラックアドレスのランドトラックアドレスと1トラック前の番号のグレイコードで挟まれた値となるため、グレイコードのグルーブトラックアドレスをバイナリコードに変換し、バイナリコードのLSB側から見た最初のビット“1”のビット位置が、ランドアドレスフィールドで検出されるグレイコードの不定ビット位置になる。
トラックG(26)のランドアドレスフィールドにおいて検出されるグレイコードは、トラックL(26)のグレイコード“010111”とトラックL(25)のグレイコード“010101”で挟まれた値であり、トラックG(26)のグルーブアドレスフィールドのグレイコード“010111”をバイナリコードに変換すると“011010”になり、2ビット目が“1”である事から、トラックG(26)のランドアドレスフィールドで検出されるグレイコード“0101x1”は2ビット目が不定“x”で、他はグルーブアドレスフィールドの値と同じである。
(4)ランドトラックアドレスNのグルーブアドレスフィールドに配置されるグレイコードデータは、グルーブトラックアドレスN+1のグルーブアドレスフィールドのグレイコードとグルーブトラックアドレスNのグルーブアドレスフィールドのグレイコードとで合成される内容となる。即ち、ランドトラックアドレスに+1したグルーブトラックアドレスとランドトラックアドレスと同じ番号のグレイコードで挟まれた値となるため、グレイコードのランドトラックアドレスをバイナリコードに変換し、バイナリコードのLSB側から見た最初のビット“0”のビット位置が、グルーブアドレスフィールドで検出されるグレイコードの不定ビット位置になる。グルーブトラックアドレスN+1のバイナリコードにおける最初のビット“1”の位置は、トラックアドレスNのバイナリコードにおいてLSB側からみて最初のビット“0”の位置であるはずである。結果として、ランドトラックアドレスNのバイナリコードの最初のビット“0”の位置が、グルーブアドレスフィールドのグレイコード検出値の不定ビット位置となる。
トラックL(25)のグルーブアドレスフィールドにおいて検出されるグレイコードは、トラックG(26)のグレイコード“010111”とトラックG(25)のグレイコード“010101”で挟まれた値であり、トラックL(25)のランドアドレスフィールドのグレイコード“010101”をバイナリコードに変換すると“011001”になり、2ビット目が“0”である事から、トラックL(25)のグルーブアドレスフィールドで検出されるグレイコード“0101x1”は、2ビット目が不定“x”で、他はランドアドレスフィールドの値と同じである。
以上説明した(1)〜(4)により、バイナリコードのLSB側からみて、最初の符号ビット“0”、“1”の位置がウォブル信号不定位置に対応することが分かり、検出されたアドレスデータの信頼性の有無を確認できる。
(5)グルーブトラックアドレスNのランドアドレスフィールドで検出されるグレイコードデータは、グレイコードが奇数番号の時はコード内の“1”の数が奇数であり、偶数番号の場合は偶数となることと、ランドアドレスフィールド内の検出はランドトラックアドレスNとランドトラックN−1で挟まれて合成されたものであり、Nが奇数であればN−1とNで挟まれたグレイコードのLSBが不定ビットになる。結果としてグルーブトラックでのランドアドレスフィールド内の検出グレイコードで不定ビットがLSBの場合、Nは奇数であるため、グレイコードの“1”の数は奇数でなければならず、不定ビットが“1”か“0”かの判定ができる。Nが偶数の場合は、ランドアドレスフィールドで検出されるグレイコードはLSB以外のビット位置で発生する。結果としてグルーブトラックでのランドアドレスフィールドで検出されるグレイコードで不定ビットがLSB以外であればNは偶数であり、検出グレイコードの“1”の数は偶数でなければならず、不定ビットが“1”か“0”かの判定ができる。
トラックG(27)のランドアドレスフィールドで検出されたグレイコード“01011x”は、LSBが不定であるため、“01011x”内の“1”の数は奇数であるため、“x”は“0”と判定される。
トラックG(26)では“0101x1”から不定ビットがLSB以外であるため、トラックアドレスは偶数であり、“0101x1”内の“1”の数は偶数であるため、“x”は“1”と判定される。
(6)ランドトラックNのグルーブアドレスフィールドで検出されるグレイコードデータは、グレイコードが奇数番号の時はコード内の“1”の数が奇数であり、偶数番号の場合は偶数となることと、グルーブアドレスフィールド内の検出はグルーブトラックN+1とグルーブトラックNで挟まれて合成されたものであり、Nが奇数であれば、NとN+1で挟まれたグレイコードのLSB以外が不定ビットになる。結果として、ランドトラックでのグルーブアドレスフィールド内の検出グレイコードで不定ビットがLSB以外の場合、Nは奇数であるため、グレイコードの“1”の数は奇数でなければならず、不定ビットが“1”か“0”かの判定ができる。Nが偶数の場合は、グルーブアドレスフィールドで検出されるグレイコードはLSBのビット位置で発生する。結果として、ランドトラックでのランドアドレスフィールドで検出されるグレイコードで不定ビットがLSBであれば、Nは偶数であり、検出グレイコードの“1”の数は偶数でなければならず、不定ビットが“1”か“0”かの判定ができる。
トラックL(26)のグルーブアドレスフィールドで検出されたグレイコード“010111x”は、LSBが不定であるため、“01011x”内の“1”の数は偶数であるため、“x”は“1”と判定される。
トラックL(25)では“0101x1”から不定ビットがLSB以外であるため、トラックアドレスは奇数であり、“0101x1”内の“1”の数は奇数であるため、“x”は“0”と判定される。
以上説明した(5)、(6)により、グレイコード検出後、バイナリコードに変換すれば、ウォブル信号の不定位置(トラック幅変動位置)が簡単に予測可能である。このことは、トラック幅変動位置の予測だけでなく、ランドトラック(またはグルーブトラック)再生時、トラック幅変動位置とグルーブトラック(またはランドトラック)アドレスの検出結果とから、アドレスデータが検出可能であり、アドレスデータが二重書きされたとも考えられる。
図19は、一般の光ディスク記録媒体から信号を読み出す光ヘッドの4分割光検出器10の出力信号から、トラッキングエラー(TE)信号やウォブル(WB)信号、RF信号を検出する回路構成図である。4分割光検出器10の素子A、Bの出力が加算器14に、素子C、Dの出力が加算器16に供給される。加算器14の出力が差動増幅器18、20の非反転入力端子(+)に供給され、加算器16の出力が差動増幅器18、20の反転入力端子(−)に供給される。差動増幅器18の出力がローパスフィルタ22を介してトラッキングエラー信号として出力され、ハイパスフィルタ24を介してウォブル信号として出力される。差動増幅器20の出力がRF信号として出力される。
図20に再生信号処理部のブロック図を示す。再生信号処理部は、ウォブル信号処理部38とRF信号処理部32とから構成される。ウォブル信号処理部38は、ウォブル信号からトラックアドレスを検出するトラックアドレス検出部42と、RF信号が蛇行する位置や極性を予測するRF補償制御信号生成部38とを具備する。RF信号処理部32は、RF信号からチャネルビットデータを識別するRF信号識別部34と、RF補償制御信号を受けてRF信号を補償するRF補償制御部36とを具備する。
図21に、本発明のウォブル信号処理部38を示す。ウォブル信号から、アドレスデータとRF蛇行位置の検出を行う。ウォブル信号によって記録されたアドレスデータも、傷やその他の障害で誤検出されることもあり、誤検出による誤動作の防止も含めたアドレスデータ検出が必要である。
ウォブル信号は、位相同期回路(WB PLL)46に送られ、ウォブル信号に同期した読出しクロックが生成される。同クロックによって、WDU初期化回路48でWDU分割点が検出され、WDUカウンタ50を同期化する。併せて、ウォブル同期検出器54にてセグメントの同期信号の検出をし、WDU初期化回路48にてWDU分割点が正常に検出され、ウォブル同期信号が検出された場合、セグメントカウンタ52を同期化する。
WDUカウンタ50とセグメントカウンタ52は、フライホイールカウンタとしての機能を有しており、同期信号が検出されない場合は、WDU分割点やセグメント分割点を自動生成し、アドレスデータの読出しタイミングを制御する。即ち、このカウンタ情報をアドレスタイミングコントローラ56に送って、データ読出しのタイミング制御信号が生成される。この信号はトラックアドレス検出部42に送られ、アドレスデータが検出されるが、この時ウォブルレベル検出器60からの信号レベル検出結果を利用して、アドレスデータ検出のチェック等に利用する事は可能である。このようにして検出された信号を利用して、RF補償タイミングコントローラ58はトラック幅変動位置で発生するRF信号の蛇行位置信号や極性などを示すRF補償制御信号を生成する。
このようにして作られたRF補償制御信号はRF信号処理部32(図20)に送られ、RF信号の蛇行を補償する処理が行われる。
以上説明したように、グレイコードのウォブル信号不定位置はバイナリコードデータに基づいて次のように求められる。
(1)ランドトラック:バイナリコードでLSB側からみて最初の“0”のビット位置が、グルーブトラックアドレスフィールドのグレイコードのウォブル信号不定である。
(2)グルーブトラック:バイナリコードでLSB側からみて最初の“1”のビット位置が、ランドトラックアドレスフィールドのグレイコードのウォブル信号不定である。
このような関係が成立する事から、グレイコードデータ検出後にバイナリコードに変換すれば、ウォブル信号不定位置が簡単に予測可能である。このことは、不定位置予測だけでなく、ランドトラック(またはグルーブトラック)アドレス検出時、グルーブアドレス(またはランドアドレス)データも不定位置が何ビット目に検出されたかで、アドレスデータが検出可能であり、アドレスデータが二重書きされたとも考えられる。
図22にウォブル信号からグレイコードのアドレスデータを検出し、バイナリデータに変換して不定ビット位置を判定し、グルーブアドレスフィールドとランドアドレスフィールドのグレイコードのビット内容の一致を検出して、信頼性チェックを行う一例のフローチャートを示す。図22は不定ビット以外の残りのビットの一致を検出するものである。
ステップS10で、現在記録再生しているトラックがランドトラックかグルーブトラックかを判定する。ランドトラックの場合は、ステップS12で、ランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをランドアドレスのバイナリコードデータBC−Dataに変換する。ステップS14で、バイナリコードデータBC−DataのLSB側からみて最初の符号ビット“0”のビット位置を除いたランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とを生成する。ステップS16でランドアドレスGC−Data2とグルーブアドレスGC−Data2との全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS18でランドアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
ステップS10でグルーブトラックであると判定された場合は、ステップS22で、グルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをグルーブアドレスのバイナリコードデータBC−Dataに変換する。ステップS24で、バイナリコードデータBC−DataのLSB側からみて最初の符号ビット“1”のビット位置を除いたランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とを生成する。ステップS26でランドGC−Data2とグルーブGC−Data2との全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS28でグルーブアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
上述したように、記録再生中、グルーブアドレスフィールドとランドアドレスフィールドから夫々読み取られたグレイコードのアドレスデータにおいて、自身のアドレスデータは正しく記録されたものであり、相手のアドレスデータは1ビットのみが不定で他のビットは自身のアドレスデータと同じである。この場合、不定ビット位置を除いたビットに関しては同じビット内容であるはずであり、ステップS16、S26の判定は一致するはずである。しかし、夫々のデータはディフェクト等でビット誤りを起す可能性があり、ステップS16、S26のビット一致検出で不一致判定結果が発生する可能性がある。そのため、このような場合には、ステップS20で他のセグメントの判定結果を利用して総合的に判定する。具体的には、このような不一致結果の場合は、前後のセグメントにおける検出アドレスデータを参照して、一致したビットのみから、指定トラックであるかどうかの仮判定を行う。仮判定において重要なことは、「指定トラックの可能性が高い」判定であれば、その時点の判定はそこで止めて、次のセグメントで信頼性のある判定をすれば良いという事である。途中での検出においては、「明らかに指定トラックで無い」と判断された時のみ、移動(別のトラックにシークすること)を行い、それ以外は、移動しないで次の検出に任せる。具体的には、トラックアドレスデータは複数配置されているので、検出されたトラックアドレスを一時レジスタやメモリに格納し、次のトラックアドレスデータを検出し、アドレスデータの信頼性チェックを行う。
記録動作では、誤った場所に上書きしてしまうと、元の情報を消滅させてしまうので、このような行為は絶対に避ける必要がある。そのためにはアドレス情報の検出が重要となる。例えば、予測トラックにシークしてアドレス情報を検出した場合、予測トラックアドレス情報と同じであった場合は、未だ「指定トラックの可能性が高い」範疇と判定される。トラックアドレス情報は複数回記録されているので、次のトラックアドレス情報を検出し、特定の距離に予測されたデータが同じ値で検出された事によって、「信頼性ある指定トラック」であると判断され、他のセグメントアドレス等の検出も含めて、記録場所と判定し記録動作を開始する。上記「途中」とは「指定トラックの可能性が高い」程度の検出状況を示しており、「可能性が高い」が距離相関を含めて複数回検出される事で「信頼性がある」に変更になり、指定トラックと判定される。「明らかに指定トラックで無い」と判断されたことは、その場所は指定トラックでは無いが、あるトラックアドレスが検出されたことである。そのアドレス情報から、指定トラックまでのトラック数を演算し再度シーク処理で目的のトラックに移動する。
図23にグレイコードをバイナリデータに変換して不定ビット位置を判定し、グルーブとランドのグレイコードビット内容の一致を検出して、信頼性チェックを行う他の例のフローチャートを示す。図22は不定ビットを除いたビットで判定したが、図23は不定ビットに相手のコードの同じビット位置の値を埋め込んで、全ビットの一致を検出するものである。
ステップS30で、現在記録再生しているトラックがランドトラックかグルーブトラックかを判定する。ランドトラックの場合は、ステップS32で、ランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをランドアドレスのバイナリコードデータBC−Dataに変換する。ステップS34で、バイナリコードデータBC−DataのLSB側からみて最初の符号ビット“0”のビット位置におけるランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataの値をグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataに埋め込む。ステップS36でランドアドレスGC−DataとグルーブアドレスGC−Dataとの全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS38でランドアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
ステップS30でグルーブトラックであると判定された場合は、ステップS42で、グルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをグルーブアドレスのバイナリコードデータBC−Dataに変換する。ステップS44で、バイナリコードデータBC−DataのLSB側からみて最初の符号ビット“1”のビット位置におけるグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataの値をランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataに埋め込む。ステップS46でランドGC−DataとグルーブGC−Dataとの全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS48でグルーブアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
上述したように、記録再生中、グルーブアドレスフィールドとランドアドレスフィールドから夫々読み取られたグレイコードのアドレスデータにおいて、自身のアドレスデータは正しく記録されたものであり、不定ビットの位置の値を相手の対応する位置に埋め込んだので、相手のアドレスデータは自身のアドレスデータと同じであるはずであり、ステップS36、S46の判定は一致するはずである。しかし、夫々のデータはディフェクト等でビット誤りを起す可能性があり、ステップS36、S46のビット一致検出で不一致判定結果が発生する可能性がある。そのため、このような場合には、ステップS40で他のセグメントの判定結果を利用して総合的に判定する。具体的には、このような不一致結果の場合は、前後のセグメントにおける検出アドレスデータを参照して、一致したビットのみから、指定トラックであるかどうかの仮判定を行う。仮判定において重要なことは、「指定トラックの可能性が高い」判定であれば、その時点の判定はそこで止めて、次のセグメントで信頼性のある判定をすれば良いという事である。途中での検出においては、「明らかに指定トラックで無い」と判断された時のみ、移動を行い、それ以外は、次の検出に任せる事になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、グレイコードで表現されたアドレスデータをウォブル変調によってランド&グルーブ記録方式の記録媒体に記録するものにおいて、グレイコードをバイナリコードに変換することによりウォブル信号不定位置を検出し、これ以外のビット位置のランドフィールド、グルーブフィールドのアドレスデータの相互一致を検出することによりトラックアドレスを高い信頼性で検出することができる。
この関係を逆に利用する(不定領域はウォブル信号のレベルが下がることを利用して、不定領域を検出する)ことにより、ランドトラック記録再生時においても、グルーブアドレスフィールドのグレイコードでランドトラックアドレスデータが検出でき、同様に、グルーブトラック記録再生時においても、ランドアドレスフィールドのグレイコードでランドトラックアドレスが検出可能である。これは、アドレスデータを二重書きしていることと等価である。
上述した例と同様にトラック25を例に説明する。
(1)ランドトラック記録再生時:グルーブアドレスフィールドのグレイコードで、不定位置(レベルダウン位置)がLSBならば、各ビットの“1”の数が偶数になるように不定ビット位置のデータを推定(生成)する。不定位置がLSB以外ならば、各ビットの“1”の数が奇数になるように不定ビット位置のデータを推定(生成)する。他のビット位置は検出されたデータの値とする。
(2)グルーブトラック記録再生時:ランドアドレスフィールドのグレイコードで、不定位置(レベルダウン位置)がLSBならば、各ビットの“1”の数が奇数になるように不定ビット位置のデータを推定(生成)する。不定位置がLSB以外ならば、各ビットの“1”の数が偶数になるように不定ビット位置のデータを推定(生成)する。他のビット位置は検出されたデータの値とする。
この性質を使う事で、アドレスデータは二重書きされていると同様になり、信頼性が向上可能になる。
図24に不定ビット位置をレベルダウン等のRF信号の状態から検出し、信頼性検出まではグレイコード上で処理し、最後にバイナリコード上で制御システム系にアドレスデータとして出力する場合のフローチャートを示す。図24は図22に対応するもので、レベルダウンしたような不定位置のビットの情報は利用しないで、他のビットのみの一致検出で信頼性チェックを行うものである。
ステップS50で、現在記録再生しているトラックがランドトラックかグルーブトラックかを判定する。ランドトラックの場合は、ステップS52で、グルーブアドレスフィールドのグレイコードGC−Dataの各ビットのレベルが他のビットよりも低いビット位置を検出する。ステップS54で、レベルの低いビット位置を除いたランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2を生成する。ステップS56でランドアドレスGC−Data2とグルーブアドレスGC−Data2との全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS58でランドアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
ステップS50でグルーブトラックであると判定された場合は、ステップS62で、ランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataの各ビットのレベルが他のビットよりも低いビット位置を検出する。ステップS64で、レベルの低いビット位置を除いたランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2とグルーブアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Data2を生成する。ステップS66でランドアドレスGC−Data2とグルーブアドレスGC−Data2との全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS68でグルーブアドレスのバイナリコードデータBC−Dataが信頼性のあるトラックアドレスであると見なして処理を終了する。
上述したように、不定ビットの位置の値を除くとランドフィールドのアドレスデータとグルーブフィールドのアドレスデータは同じであるはずであり、ステップS56、S66の判定は一致するはずである。しかし、夫々のデータはディフェクト等でビット誤りを起す可能性があり、ステップS56、S66のビット一致検出で不一致判定結果が発生する可能性がある。そのため、このような場合には、ステップS60で他のセグメントの判定結果を利用して総合的に判定する。具体的には、このような不一致結果の場合は、前後のセグメントにおける検出アドレスデータを参照して、一致したビットのみから、指定トラックであるかどうかの仮判定を行う。仮判定において重要なことは、「指定トラックの可能性が高い」判定であれば、その時点の判定はそこで止めて、次のセグメントで信頼性のある判定をすれば良いという事である。途中での検出においては、「明らかに指定トラックで無い」と判断された時のみ、移動を行い、それ以外は、次の検出に任せる事になる。
図25に不定ビット位置をレベルダウン等のRF信号の状態から検出し、信頼性検出まではグレイコード上で処理し、最後にバイナリコード上で制御システム系にアドレスデータとして出力する場合のフローチャートを示す。図25は図23に対応するもので、レベルダウンしたような不定位置のビットの情報は、その位置がLSBであるか否かにより、“1”または“0”の個数が奇数か偶数かで、不定ビット位置のデータを“1”または“0”に決定して、全ビットの一致を検出するものである。
ステップS70で、現在記録再生しているトラックがランドトラックかグルーブトラックかを判定する。ランドトラックの場合は、ステップS72で、グルーブアドレスフィールドのグレイコードGC−Dataの各ビットのレベルが他のビットよりも低いビット位置(一箇所)を検出する。ステップS74で、グルーブアドレスフィールドのグレイコードGC−Dataのレベルの低いビット位置がLSBならば、各ビットの“1”の個数が偶数になるようにレベルの低いビット位置のデータを決定し、LSB以外ならば、各ビットの“1”の個数が奇数になるようにレベルの低いビット位置のデータを決定する。ステップS76でランドアドレスGC−DataとグルーブアドレスGC−Dataとの全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS78でランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをバイナリコードデータBC−Dataに変換し、信頼性のあるトラックアドレスとして出力する。
ステップS70でグルーブトラックであると判定された場合は、ステップS82で、ランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−Dataの各ビットのレベルが他のビットよりも低いビット位置(一箇所)を検出する。ステップS84で、ランドアドレスフィールドのグレイコードGC−Dataのレベルの低いビット位置がLSBならば、各ビットの“1”の個数が奇数になるようにレベルの低いビット位置のデータを決定し、LSB以外ならば、各ビットの“1”の個数が偶数になるようにレベルの低いビット位置のデータを決定する。ステップS86でランドアドレスGC−DataとグルーブアドレスGC−Dataとの全ビットを比較する。両者が一致する場合は、ステップS78でランドアドレスフィールドのグレイコードデータGC−DataをバイナリコードデータBC−Dataに変換し、信頼性のあるトラックアドレスとして出力する。
上述したように、図25のフローチャートにおける処理では、自身のアドレスデータと共に、相手のアドレスデータもレベルが下がったビット(不定ビット)位置情報を使って不定ビットの内容を決定し、アドレスデータを検出している。結果として独立的に二重のアドレスデータを読み出している事になり、その両者のデータ内容から最終的なアドレスデータの判定をすることになる。両者が不一致においては、その原因は夫々がディフェクト等でデータ破壊されていないか、他の情報で判断する事になる。指定トラックを移動中においては、前のセグメントのアドレスデータを参照することで、自身と相手の読み出されたアドレスデータが、一方でも同じ値であれば、両者の一致が無くても、指定トラックである可能性が高いと判断される事になる。そのため、ステップS80で他の不具合項目が少ないグレイコードのコードデータをバイナリコードに変換し、一時的なトラックアドレスとして利用する。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
また、本発明は、コンピュータに所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施することもできる。
アドレスデータをウォブル変調方式により記録する際のアドレスデータの符号ビットとウォブル位相の関係を示す図。 ランドトラックの内周側壁面と外周側壁面とでウォブル位相が異なることによるトラック幅の変化を示す図。 トラックの両壁面の位相が同じ場合と、トラックの両壁面の位相が異なっている場合の、ウォブル信号とデータ再生信号の様子を示す図。 光ディスクのフォーマット(ゾーン、トラック、物理セグメントの関係)を示す図。 物理セグメントに付与されるアドレスデータ(WAP)のレイアウトを示す図。 アドレスデータ(WAP)内のアドレスフィールドのレイアウトを示す図。 アドレスデータ(WAP)内の同期フィールドのウォブルデータユニット(WDU)のレイアウトを示す図。 アドレスデータ(WAP)内のアドレスフィールドのウォブルデータユニット(WDU)のレイアウトを示す図。 アドレスデータ(WAP)内のユニティフィールドのウォブルデータユニット(WDU)のレイアウトを示す図。 アドレスデータのビット変調規則を示す図。 記録クラスタのレイアウトを示す図。 データセグメントのレイアウトを示す図。 ウォブル変調の一例を示す図。 トラック幅変動位置の時間相関関係を示す図。 バイナリコードからグレイコードへの変換を示す図。 グレイコードの特徴を示す図。 バイナリコード/グレイコード変換回路を示す図。 グレイコード化したアドレス番号をウォブル信号で埋め込んだ場合のウォブル信号不定位置とアドレス番号(バイナリコード)との関係を示す図。 RF信号・ウォブル信号・トラッキングエラー信号の検出器を示す図。 再生信号処理部のブロック図。 図20の再生信号処理部内のRF補償制御信号生成部の詳細なブロック図。 トラックアドレスデータのチェック処理の一例を示すフローチャート。 トラックアドレスデータのチェック処理の他の例を示すフローチャート。 トラックアドレスデータのチェック処理のさらに他の例を示すフローチャート。 トラックアドレスデータのチェック処理のさらに他の例を示すフローチャート。
符号の説明
32…RF信号処理部、34…RF信号識別部、36…RF信号補償制御部、38…ウォブル信号処理部、40…RF信号補償制御信号生成部、42…トラックアドレス検出部、46…位相同期回路、48…WDU初期化回路、50…WDUカウンタ、52…セグメントカウンタ、54…ウォブル同期検出器、56…アドレスタイミングコントローラ、58…RF補償タイミングコントローラ。

Claims (20)

  1. ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出装置において、
    ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出手段と、
    前記グレイコード検出手段により検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードをバイナリコードに変換する手段と、
    バイナリコードの最初の“0”または“1”のビット位置をデータ不定位置として検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果と、前記グレイコード検出手段により検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
    を具備するアドレスデータ検出装置。
  2. 前記アドレス検出手段は前記データ不定位置のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項1記載のアドレスデータ検出装置。
  3. 前記アドレス検出手段は前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記バイナリコードのアドレスを出力する請求項2記載のアドレスデータ検出装置。
  4. 前記アドレス検出手段はランドトラックの記録再生中にはバイナリコードの最初の“0”のビット位置のグレイコードのデータとして対応する位置のグルーブアドレスのグレイコードのデータを埋め込み、グルーブトラックの記録再生中にはバイナリコードの最初の“1”のビット位置のグレイコードのデータとして対応する位置のランドアドレスのグレイコードのデータを埋め込み、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項1記載のアドレスデータ検出装置。
  5. 前記アドレス検出手段は前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記バイナリコードのアドレスを出力する請求項4記載のアドレスデータ検出装置。
  6. ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出装置において、
    ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出手段と、
    ランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果と、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出手段と、
    を具備するアドレスデータ検出装置。
  7. 前記アドレス検出手段は前記データ不定位置のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項6記載のアドレスデータ検出装置。
  8. 前記アドレス検出手段は前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードから変換されたバイナリコードのアドレスを出力する請求項7記載のアドレスデータ検出装置。
  9. 前記アドレス検出手段はランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのデータ不定位置がLSBならば各ビットの“1”の個数が偶数となり、LSB以外ならば各ビットの“1”の個数が奇数となるようにデータ不定位置のビットデータを生成し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのデータ不定位置がLSBならば各ビットの“1”の個数が奇数となり、LSB以外ならば各ビットの“1”の個数が偶数となるようにデータ不定位置のビットデータを生成し、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項6記載のアドレスデータ検出装置。
  10. 前記アドレス検出手段は前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードから変換されたバイナリコードのアドレスを出力する請求項9記載のアドレスデータ検出装置。
  11. ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出方法において、
    ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出ステップと、
    前記グレイコード検出ステップにより検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードをバイナリコードに変換するステップと、
    バイナリコードの最初の“0”または“1”のビット位置をデータ不定位置として検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップの検出結果と、前記グレイコード検出ステップにより検出されたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出ステップと、
    を具備するアドレスデータ検出方法。
  12. 前記アドレス検出ステップは前記データ不定位置のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項11記載のアドレスデータ検出方法。
  13. 前記アドレス検出ステップは前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記バイナリコードのアドレスを出力する請求項12記載のアドレスデータ検出方法。
  14. 前記アドレス検出ステップはランドトラックの記録再生中にはバイナリコードの最初の“0”のビット位置のグレイコードのデータとして対応する位置のグルーブアドレスのグレイコードのデータを埋め込み、グルーブトラックの記録再生中にはバイナリコードの最初の“1”のビット位置のグレイコードのデータとして対応する位置のランドアドレスのグレイコードのデータを埋め込み、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項11記載のアドレスデータ検出方法。
  15. 前記アドレス検出ステップは前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記バイナリコードのアドレスを出力する請求項14記載のアドレスデータ検出方法。
  16. グレイコード表現のランドアドレスとグルーブアドレスがウォブル変調されて記録されるランド&グルーブ記録方式の記憶媒体からアドレスデータを検出するアドレスデータ検出方法において、
    ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードを検出するグレイコード検出ステップと、
    ランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのグレイコードからレベルが低いデータ不定位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップの検出結果と、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードとに基づいてアドレスデータを検出するアドレス検出ステップと、
    を具備するアドレスデータ検出方法。
  17. 前記アドレス検出ステップは前記データ不定位置のデータを除いたランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項16記載のアドレスデータ検出方法。
  18. 前記アドレス検出ステップは前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードから変換されたバイナリコードのアドレスを出力する請求項17記載のアドレスデータ検出方法。
  19. 前記アドレス検出ステップはランドトラックの記録再生中にはグルーブアドレスのデータ不定位置がLSBならば各ビットの“1”の個数が偶数となり、LSB以外ならば各ビットの“1”の個数が奇数となるようにデータ不定位置のビットデータを生成し、グルーブトラックの記録再生中にはランドアドレスのデータ不定位置がLSBならば各ビットの“1”の個数が奇数となり、LSB以外ならば各ビットの“1”の個数が偶数となるようにデータ不定位置のビットデータを生成し、ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードに基づいてアドレスデータを検出する請求項16記載のアドレスデータ検出方法。
  20. 前記アドレス検出ステップは前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードが一致する場合、前記ランドアドレスとグルーブアドレスのグレイコードから変換されたバイナリコードのアドレスを出力する請求項19記載のアドレスデータ検出方法。
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