JP2005162212A - メンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 燃料供給装置に備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業の効率化を向上させ、優先度が低いメンテナンス作業が後回しになり放置されてしまうことを防ぎ、メンテナンス顧客に対するサービス向上をはかる。
【解決手段】 各給油所A1〜Anに設置されている計量機20A1m〜20Anmに備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業Wに関して、優先度Yが高いメンテナンス作業Wが生じた場合に、その発生の報知に加えて、既に受付けられていて未だ実際の作業が行われていない優先度Yが低いメンテナンス作業Wも自動的に一緒に報知する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、燃料供給装置に備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候を遠隔で監視管理するメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置に関する。本発明は、特に、燃料供給所に設置され、車両等にガソリンや軽油、天然ガス等の燃料を補給する燃料供給装置の各機器に発生した異常や故障の兆候を、遠隔で監視管理するメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置に関する。
燃料供給所として代表的な給油所の給油システムの一方式として、給油顧客自身が計量機を操作して給油作業を行うセルフサービス方式の給油システムがある。このセルフサービス方式の給油システムでは、給油顧客は、車両を燃料供給装置としての計量機近傍に停止させ、計量機のノズル掛けに収納されている給油ノズルを取り外し、その筒先を車両の給油口に挿入し、自らノズルレバー操作を行って給油作業を行う。また、給油顧客は、給油作業が終わったならば、給油ノズルを車両の給油口から外して、計量機のノズル掛けに掛け戻す。そのため、計量機には、ノズル掛けに対する給油ノズルの取り外し/掛け戻しを検出するノズルスイッチ、給油所係員による給油許可の下でこのノズルスイッチのON(取り外し)/OFF(掛け戻し)に連動して駆動/停止するポンプ、ポンプから吐出される油液の流量を計測する流量計、流量計の計測出力に基づいて演算された給油量を表示する表示器、等といった機器が設けられている。
ところが、このようなセルフサービス方式の給油システムでは、給油顧客が計量機を自ら直接操作して給油作業を行うため、給油作業の際、これら機器に異常や故障の兆候が現れていても、給油顧客から特別の申し出がなければ、給油所係員は直ちにこれを感得できない。そのため、給油所係員は、これら機器が実際に故障して計量機で給油作業が行えなくなった時点で、その異常や故障の兆候を計量機の故障として知ることになり、それからメンテナンス会社等に故障修理を依頼することになる。
特開2003−12100号公報
従来、このような場合、メンテナンス会社等の修理員は、メンテナンス顧客である燃料供給所から燃料供給装置の故障修理の依頼を受けて燃料供給所に出張し、現地で故障した燃料供給装置の各機器を点検し、故障箇所が判明すると部品交換を行う等して修理する。
ところが、上述したように、故障箇所は、修理員が燃料供給所で燃料供給装置の各機器を点検してみて判明するため、修理員は、その故障個所が判明しても、交換部品を現場に用意して来ていない場合等は、その場で故障箇所を修理することができない。このようなときには、修理員は、故障箇所の修理のために燃料供給所を再訪しなければならず、その作業効率が悪くなる。この間、燃料供給所も故障した燃料供給装置が使用できなくなるため、顧客サービスが低下せざるを得なかった。
そこで、燃料供給所それぞれに設けられた燃料供給装置の各機器の状態を、メンテナンス会社等で遠隔的に監視し、その稼動状況から各機器の異常や故障の兆候をメンテナンス会社等側で分析検出することによって、適切なタイミングで、燃料供給装置の保守・修理作業を行うようにするメンテナンス管理システムが考えられる。そして、このようなメンテナンス管理システムを実施する場合には、その保守・修理作業の実施方法が問題になる。
例を挙げて説明すれば、燃料供給装置の各機器の異常や故障の兆候といっても、様々な現象がある。例えば、吐出量が通常に対し低下している場合は、その原因として、ポンプのフィルタやストレーナの目詰まり、ポンプにモータの回転を伝達するベルトの緩み等が予想される。また、吐出量が通常に対し過多になっている場合は、その原因として、配管やホース等からの油漏れも想定しなければならない。したがって、異常や故障の兆候として、吐出量が通常に対し過多になっている場合は、油漏れも想定しなければならないので、吐出量が通常に対し低下している場合と較べて、その異常や故障の現象自体の危険度が高く、安全のために早急な優先的な対処が必要になってくる。
そこで、上述したメンテナンス管理システムでは、燃料供給所それぞれに設けられた燃料供給装置の各機器の異常や故障の兆候に応じて、その保守・修理作業についての着手の優先順位を設定し、メンテナンス会社等は、この優先順位にしたがって、燃料供給装置の各機器の保守・修理作業に当たることが好ましい。
しかし、保守・修理作業の着手についての優先順位を設定するとしても、逆に、例えばポンプのフィルタやストレーナの目詰まり等といった優先順位が低い異常や故障の兆候の場合は、前述した配管やホース等からの油漏れも想定しなければならない優先順位が高い異常や故障の兆候の場合に対して、保守・修理作業が後回しにされてしまう。また、一般的に、このような優先順位が低い異常や故障の兆候は、燃料供給作業に大きな支障を与えるものではなく、燃料補給顧客やメンテナンス顧客としての燃料供給所係員にも異常や故障の兆候がわかり難いので、結果として定期点検のときまで点検や保守・修理作業が放置されてしまうことを招きかねない。
本発明は、上述した問題点を解決することを目的とするもので、燃料供給装置に備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対する保守・修理作業、すなわちメンテナンス作業の効率化を向上させるとともに、優先度が低い保守・修理作業が後回しになり放置されてしまうことを防ぎ、メンテナンス顧客に対するサービス向上をはかったメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明のメンテナンス管理システムは、燃料を供給する燃料供給装置に備えられた機器の稼働情報を取得するメンテナンス情報取得手段と、該メンテナンス情報取得手段によって取得された機器の稼働情報から異常状態を検出する異常状態検出手段と、該異常状態検出手段から検出出力される異常状態に基づくメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を判定する判定手段と、該判定手段によって判定されたメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を蓄積する予定作業記録手段と、前記判定手段によって判定された優先度と予め定められた所定の優先度とを比較する優先度比較手段と、該優先度比較手段の比較結果により、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合にのみ、前記予定作業記録手段に蓄積するメンテナンス作業を報知する報知手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のメンテナンス管理システムは、燃料を供給する燃料供給装置に備えられた機器の稼働情報を取得するメンテナンス情報取得手段と、該メンテナンス情報取得手段によって取得された機器の稼働情報から異常状態を検出する異常状態検出手段と、該異常状態検出手段から検出出力される異常状態に基づくメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を判定する判定手段と、該判定手段によって判定されたメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を蓄積する予定作業記録手段と、前記判定手段によって判定された優先度と予め定められた所定の優先度とを比較する優先度比較手段と、該優先度比較手段の比較結果により、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合には、前記予定作業記録手段に蓄積するメンテナンス作業に、前記予定作業記録手段に既に蓄積されているメンテナンス作業を付加して報知する報知手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のメンテナンス管理システムは、前記報知手段は、前記予定作業記録手段に既に蓄積されている全てのメンテナンス作業の中から予め設定された所定条件に合致したメンテナンス作業を抽出して付加することを特徴とする。
また、本発明のメンテナンス管理システムは、燃料供給所それぞれから送信される、燃料供給所に備えられた燃料供給装置のメンテナンス依頼を受信して蓄積管理するメンテナンス管理装置であって、メンテナンス依頼の受信毎に、当該受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業の優先度を判定し、当該判定した優先度を予め定められた所定の優先度と比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に応じて、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合にのみ、当該受信時における受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業を報知する報知手段とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のメンテナンス管理システムは、燃料供給所それぞれから送信される、燃料供給所に備えられた燃料供給装置のメンテナンス依頼を受信し、蓄積手段に蓄積管理するメンテナンス管理装置であって、メンテナンス依頼の受信毎に、当該受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業の優先度を判定し、当該判定した優先度を予め定められた所定の優先度と比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に応じて、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合には、当該受信時における受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業とともに、前記蓄積手段に蓄積されているメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業を報知する報知手段とを備えていることを特徴とする。
本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置によれば、燃料供給装置に備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業に関して、優先度が高いメンテナンス作業が生じた場合にのみ、その発生が自動的に報知されるので、その緊急性を確実に識別して把握することができる。
また、本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置によれば、燃料供給装置に備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業に関して、優先度が高いメンテナンス作業が生じた場合に、その発生の報知に加えて、既に受付けられていて未だ実際に行われていない優先度が低いメンテナンス作業も自動的に一緒に報知するので、優先度が低いメンテナンス作業が後回しになり放置されてしまうことを防ぎ、メンテナンス顧客に対するサービス向上をはかれる。
そして、未だ実際に行われていない優先度が低いメンテナンス作業の報知は、新たなメンテナンス作業を受付ける都度、単に一緒に報知されるのではなく、新たに受付けたメンテナンス作業が優先度が高いものである場合にだけ、その発生の報知と一緒に自動的に報知されるので、同じ燃料供給所、同じ所在地域、同じ経営系列、同じ燃料供給装置の型式等といったグループで、その緊急性の高い、優先度が高いメンテナンス作業に関連させて、未だ実際に行われていない優先度が低いメンテナンス作業を積極的に実施していくことが可能になり、優先度が低いメンテナンス作業が後回しになり放置されてしまうことを改善できる。
本発明のメンテナンス管理システムの一実施の形態として、車両に給油を行う給油所の計量機に備えられた各機器のメンテナンスを行うメンテナンス管理システムについて、図面とともに説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるメンテナンス管理システムの全体図である。
本実施の形態のメンテナンス管理システム1は、給油所A1〜Anそれぞれに設置されている計量機20(20A1m〜20Anm)を管理するために、各給油所A1〜Anに備えられている給油所管理端末装置40(40A1〜40An)と、この給油所管理端末装置40A1〜40Anそれぞれと例えば公衆電話回線、インターネット等といった通信回線60を介して接続され、メンテナンス会社Bに設置されたメンテナンス管理装置10とから構成されている。また、各給油所A1〜Anの給油所管理端末装置40A1〜40Anは、各給油所A1〜Anに設置されている計量機20A1m〜20Anmと、給油所内通信回線(SS−LAN)50A1〜50Anを介して接続されている。
ここで、各給油所A1〜Anの構成は、計量機20及び給油所管理端末装置40を備えている点は同様であるので、この計量機20,給油所管理端末装置40,及びメンテナンス管理装置10の実施例について、セルフサービス方式の給油システム2を備えたセルフ給油所Aiを例に挙げ、図2により説明する。
図2は、本実施の形態のメンテナンス管理システムによる計量機,給油所管理端末装置,及びメンテナンス管理装置の実施例の構成図である。
本実施例の計量機20は、ガソリン等の油液が貯留されたタンクから配管70を介して油液を汲み上げるポンプ22、このポンプ22を駆動するモータ23、ポンプ22からの吐出油液の流量を計測するための流量計24、流量計24による油液の単位流量毎の計測に対応して流量パルスを出力する流量パルス発信器25、流量計24の流出側に備えられた流量制御弁26といった各機器を、本体21内に備えている構成になっている。そして、流量制御弁26の流出側は、先端側に給油ノズル28が接続された給油ホース27の基端側と接続されている。流量パルス発信器25から出力される流量パルスは、本体21内に設けられた計量機制御手段30に供給されて給油量等が演算され、この演算された給油量は、表示器29に表示される。また、本体21には、給油ノズル28を収納しておくノズル掛け31、このノズル掛け31に対する給油ノズル28の取り外し/掛け戻しに対応してON/OFFするノズルスイッチ32、所望のプリセット値(プリセット給油量又はプリセット金額)を設定入力してプリセット給油(定量給油)を設定するためのプリセット装置33が設けられている。さらに、モータ23には、モータ23の異常加熱を検出するための温度センサ34が設けられている。
そして、計量機制御手段30には、前述した流量パルス発信器25及び表示器29に加えて、モータ23,流量制御弁26,ノズルスイッチ32,プリセット装置33,温度センサ34も接続されている。
これにより、本実施の形態のメンテナンス管理システム1では、計量機制御手段30は、前述したような給油量演算・表示部として機能する他に、次に述べる各部としても機能する構成になっている。
計量機制御手段30は、ノズルスイッチ32の検出出力に応じて、モータ23を駆動/停止するとともに流量制御弁26を開弁/閉弁して、給油ノズル28への油液の供給制御を行う送液制御部として、また、プリセット装置33から設定入力されたプリセット値に基づいて流量制御弁26を閉弁制御して、このプリセット値に対応する給油を給油ノズル28のノズルレバー操作(閉弁操作)によらず自動的に終了させるプリセット給油制御部としても機能する。
さらに、計量機制御手段30は、流量パルス発信器25から供給される流量パルス等に基づいて、計量機20による給油量の総和としての積算量の演算や、計量機20を使用しての給油作業回数(計量機20のポンプ22の起動/停止回数にほぼ相当する)の計測を行い、計量機20の稼働情報を取得するメンテナンス情報取得部としても機能する。
また、計量機制御手段30は、温度センサ34の検出出力に基づいて、起動されたモータ23のモータ温度が予め設定されている許容温度範囲内(例えば、60℃以下)であるか否かを監視したり、流量パルス発信器25から供給される流量パルスに基づいて、ポンプ22から送液される油液の吐出量(この場合、単位時間当たりの流量に該当する)を計測して、この吐出量が予め定められた所定条件下(例えば、レバー全開操作状態)で予め設定されている許容吐出量範囲内(例えば、20.00〜40.00L/min)を逸脱しているか否かを監視したり、プリセット給油の場合にプリセット値に対する実際の給油が予め定めた許容誤差範囲(例えば、0.05L)を逸脱してしまっているか否かを監視したり、等する異常監視検出部としても機能する。
これら上述したような各部として機能させるために、計量機制御手段30にはメモリ35が付設されている。メモリ35には、計量機制御手段30を、給油量演算・表示部,送液制御部,プリセット給油制御部,メンテナンス情報取得部,及び異常監視検出部として機能させるためのプログラムやデータが記録されている。
そして、計量機制御手段30は、前述した給油所内通信回線50を介して、セルフ給油所Aiの事務所等に設置されている給油所管理端末装置40とデータ接続されている。
本実施例の給油所管理端末装置40は、給油所内通信回線50を介して、セルフ給油所Ai内の計量機20それぞれの計量機制御手段30から、例えば、車両等への給油油種,給油量,給油金額等といった給油情報に加え、計量機20の稼働情報や異常検出情報を受信する。ここで、計量機20の稼働情報としては、前述した積算量や給油作業回数が該当し、異常検出情報としては、前述したモータ温度が予め設定されている許容温度範囲(60℃以下)を逸脱した場合のモータ過熱情報、ポンプ22からの吐出量が許容吐出量範囲(20L/min〜40L/min)を逸脱した場合の吐出量低下情報又は吐出量過多情報、プリセット給油の際にプリセット値に対する実際の給油が許容誤差範囲(0.05L)を逸脱した場合の定量オーバー情報が該当する。なお、プリセット給油においては、実際の給油量がプリセット値に対して計量許容誤差範囲(0.05L)を逸脱して不足している場合は、前述したプリセット給油制御部が追加給油を自動的に行うため、プリセット値に対する定量不足は生じ得ず、計量機20それぞれの計量機制御手段30から、異常検出情報として定量不足情報が送信されることはない。
給油所管理端末装置40は、給油所内通信回線50を介して、各計量機20から送信されてくる給油情報や稼働情報を受信し、セルフ給油所Ai全体としての給油管理や保守管理を行う。また、給油所管理端末装置40は、セルフ給油所Aiに設けられた計量機20のいずれかから異常検出情報を受信した場合は、メンテナンス会社Bに対するメンテナンス依頼を生成する。
そのために、給油所管理端末装置40は、例えばパーソナルコンピュータ等によって構成される給油所処理装置41と、各計量機20から送信されてくる給油情報,稼働情報,及び異常検出情報や、これら情報をもとに給油所処理装置41が生成したセルフ給油所Ai全体としての給油管理情報や保守管理情報等を格納しておくための記憶装置42とを有する。そして、給油所管理端末装置40は、通信回線60を介して、メンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10とも接続可能になっている。
メンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10は、例えばパーソナルコンピュータ等によって構成されるメンテナンス処理装置11と、メンテナンス処理装置11が取得した各給油所A1〜Anからのメンテナンス依頼や、これをもとにメンテナンス処理装置11によって生成した、メンテナンス会社Bが行うメンテナンス処理計画・進捗状況等といったメンテナンス情報を蓄積するためのデータベース12とを有して構成される。
次に、上述のように構成された本実施の形態のメンテナンス管理システム1の各部の制御構成について説明する。
<計量機>
図3は、計量機の制御構成を示したフローチャートである。
計量機20の計量機制御手段30は、起動された後は、常時は待機中として、給油ノズル28がノズル掛け31から取り外されてノズルスイッチ32が閉成(オン)し、給油作業が開始されたか否かを監視している(ステップS11)。計量機制御手段30は、例えば、給油所管理端末装置40から給油所内通信回線50を介して給油許可が供給されている状況下で、ノズルスイッチ32の閉成を検出すると、今回の給油作業の開始準備処理を行う。計量機制御手段30は、今回の給油作業の開始準備処理として、今回の給油作業の給油量計測のためにその給油量カウンタを零リセットし(ステップS12)、モータ23を起動してポンプ22を駆動開始するとともに(ステップS13)、流量制御弁26を開弁して(ステップS14)、給油ノズル28への油液の供給を開始する。
この開始準備がなされた状態で、給油顧客が給油ノズル28のノズルレバーを開弁操作し、実際の給油が開始されると、計量機20の計量機制御手段30は、今回の給油作業の給油中処理を行う。
計量機制御手段30は、今回の給油作業の給油中作業処理として、流量パルス発信器25から出力される流量パルスを給油量カウンタで計数し、その計数値に基づく給油量を表示器29に表示する(ステップS15)。
また、計量機制御手段30は、流量パルス発信器25から単位時間当たりに供給される流量パルスに基づいて、今回の給油作業時の吐出量を演算するとともに、温度センサ34の検出出力に基づいてモータ23のモータ温度を演算する。そして、計量機制御手段30は、例えば、この計測した吐出量やモータ温度が今回の給油作業時におけるそれぞれ最大値である場合には、その値を今回の給油作業時の吐出量,モータ温度として、メモリ35に形成された吐出量記憶部36又はモータ温度記憶部37(いずれも、後述の図4参照)にそれぞれ記憶する(ステップS16)。
さらに、計量機制御手段30は、これら今回の給油作業における計測作業の間も、給油ノズル28がノズル掛け31に掛け戻されてノズルスイッチ32が開成(オフ)し、実際の給油作業の終了を監視している(ステップS17)。
このようにして、実際の給油中は、計量機制御手段30は、上述したステップS15〜S17に示した処理を繰り返し行い、今回の給油作業時における給油量の演算表示、吐出量やモータ温度の記憶更新を行う。
その後、顧客が給油ノズル28のノズルレバーを閉弁操作し、ノズル掛け31に掛け戻して、今回の給油作業が終了すると、計量機20の計量機制御手段30は、給油終了処理を行う。
計量機制御手段30は、今回の給油作業の給油終了処理として、流量制御弁26を閉弁するとともに(ステップS18)、モータ23を停止してポンプ22を駆動停止し(ステップS19)、給油ノズル28への油液の供給を停止する。なお、上記説明では省略したが、今回の給油作業における実際の給油の開始に際して、プリセット装置33を操作してプリセット給油作業が設定してある場合は、給油ノズル28がノズル掛け31に掛け戻される前であっても、プリセット値に対応する給油が完了した時点で、例えば流量制御弁26が計量機制御手段30のプリセット給油制御部によって自動的に閉弁されることにより、給油ノズル28への油液の供給は既に停止されている。
その後、計量機制御手段30は、今回の給油作業時における給油量を、メモリ35に形成された積算量記憶部38(後述の図4参照)に保持されている前回の給油作業時までの積算量Qに加算して、新たな積算量Qとして更新記憶し、同じくメモリ35に形成された給油作業回数記憶部39(後述の図4参照)に保持されている前回の給油作業時までの給油作業回数をインクリメントして、新たな給油作業回数として更新記憶する、等といったメンテナンス情報取得部としての稼働情報の更新処理を行う(ステップS20)。
図4は、計量機のメモリに形成された上記説明した積算量記憶部,給油作業回数記憶部,吐出量保持部,及びモータ温度保持部の構成説明図である。
図4は、例えば、メモリ35には、積算量,給油作業回数,吐出量,モータ温度等といったデータ種別毎に、積算量記憶部38,給油作業回数記憶部39,吐出量記憶部36,モータ温度記憶部37等といった予め定められた記憶領域が設けられていることを示している。図4では、実際の給油作業を終了して、各部36〜39には、吐出量=35.00L/min,モータ温度=40.0℃,積算量=12,000KL、給油作業回数=5,000回がそれぞれ記憶されている様子が、例示されている。
そして、計量機制御手段30は、異常監視検出部として、今回の給油作業時における給油情報、メモリ35の上記各部36〜39に記憶されている稼働情報について、同じくメモリ35に予め記憶保持されているエラー情報毎の判定基準データDj(図5参照)に基づいて、計量機20に備えられた各機器の異常監視検出処理を行う。
図5は、計量機のメモリに予め記憶保持されているエラー情報毎の判定基準データをリストで表わした説明図である。
本実施例では、メモリ35には、例えば、予め定められたエラー判定基準記憶領域に、図5に示すようなエラー情報毎の判定基準データDjがそれぞれのエラーコードEと対応付けて格納されている。
例えば、図5では、Dj01(20.00L/min)は吐出量低下のための判定基準データDjでエラーコードEはE01が対応し、Dj02(40.00L/min)は吐出量過多のための判定基準データでエラーコードEはE02が対応し、Dj03(0.05L)は定量オーバーすなわちプリセットエラーのための判定基準データでエラーコードEはE03が対応し、Dj04(60.0℃)はモータ過熱すなわちモータ温度上昇のための判定基準データでエラーコードEはE04が対応することが、それぞれ示されている。
図3に戻り、計量機制御手段30は、今回の給油作業が終了すると、その後の異常監視検出処理で、例えば、本実施例の場合は、まず吐出量低下の異常検出を行う(ステップS21)。吐出量低下の異常検出は、今回の給油作業時における吐出量、すなわち今回の給油作業時に図4に示した吐出量記憶部36に記憶された吐出量が、図5で示した吐出量低下のための判定基準データDj01以下であるか否かに基づき、その判定が行われる。計量機制御手段30は、吐出量低下の異常が発生していると判定した場合には、メモリ35に形成されている異常記録エリア(図示せず)に今回の給油作業時の異常情報として、そのエラーコードE01を一時記憶する(ステップS22)。
次に、本実施例の場合は、計量機制御手段30は、吐出量過多の異常監視検出処理を行う(ステップS23)。吐出量過多の異常検出は、同様に、今回の給油作業時に図4に示した吐出量記憶部36に記憶された吐出量が、図5で示した吐出量過多のための判定基準データDj02以上であるか否かに基づき、その判定が行われる。計量機制御手段30は、吐出量過多の異常が発生していると判定した場合には、上述したメモリ35の異常記録エリアに今回の給油作業時の異常情報として、そのエラーコードE02を一時記憶する(ステップS24)。
次に、本実施例の場合は、計量機制御手段30は、モータ23の異常過熱の異常監視検出処理を行う(ステップS25)。このモータ異常過熱の異常検出は、今回の給油作業時に図4に示したモータ温度記憶部37に保持されたモータ温度が、図5で示したモータ異常過熱のための判定基準データDj04以上であるか否かに基づき、その判定が行われる。計量機制御手段30は、モータ23の異常過熱が発生していると判定した場合には、上述したメモリ35の異常記録エリアに今回の給油作業時の異常情報として、そのエラーコードE04を一時記憶する(ステップS26)。
さらに、本実施例の場合は、計量機制御手段30は、定量オーバーすなわちプリセットエラーの異常監視検出処理を行う(ステップS27)。この定量オーバーの異常検出では、計量機制御手段30は、まず、今回の給油作業時の実際の給油終了が、プリセット装置33からのプリセット値に対応したプリセット給油制御部による流量制御弁26の自動閉弁によるものであったか、給油ノズル28のレバー操作による通常給油であったかを判定する(ステップS27)。その上で、計量機制御手段30は、今回の給油作業が通常給油であった場合には、定量オーバーの異常監視検出処理を終了する。これに対し、計量機制御手段30は、今回の給油作業がプリセット給油であった場合には、プリセット値に対して、実際の給油による給油量の誤差が、図5で示した定量オーバーのための判定基準データDj03以上であるか否かを判定する(ステップS28)。これにより、計量機制御手段30は、定量オーバーの異常が発生していると判定した場合には、上述したメモリ35の異常記録エリアに今回の給油作業時の異常情報として、そのエラーコードE03を記憶する(ステップS29)。
以上のようにして、計量機制御手段30は、ステップS21〜S29で説明した今回の給油作業時に関する異常監視検出処理を終了すると、今回の給油作業についての報告処理を行う。
この報告処理では、メモリ35の異常記録エリアに、今回の給油作業時の異常についてのエラーコードE(E01〜E04)が1つでも一時記憶されているか否かを確認する(ステップS30)。この確認の結果、メモリ35の異常記録エリアにエラーコードEが全く記憶されていない場合は、計量機制御手段30は、給油量カウンタの計数値に基づき演算された給油量等といった給油情報や、例えば、今回の給油作業時までの積算量,給油作業回数等といった稼働情報を、予め定められた所定のデータ送信形式で給油所内通信回線50を介して、給油所管理端末装置40に送信する。これに対して、メモリ35の図示せぬ異常記録エリアに、1つでもエラーコードEが記憶されている場合は、計量機制御手段30は、前述の給油情報や稼働情報に加えて、記憶されている全てのエラーコードEをエラー情報として送信する(ステップS31)。
その上で、計量機制御手段30は、これら送信情報についての給油所管理端末装置40による受信が確認されたならば、メモリ35内の吐出量記憶部36、及びモータ温度記憶部37の保持値をクリアして、今回の給油作業に対する計量機20の制御処理を終了する。
<給油所管理端末装置>
本実施の形態のメンテナンス管理システム1の場合、給油所管理端末装置40は、セルフ給油所Ai内の計量機20それぞれの計量機制御手段30から、その給油作業の都度に送信されてくる給油情報,稼働情報,及びエラー情報を受信すると、次のような処理を行う。
給油所管理端末装置40の給油所処理装置41は、受信した給油油種,給油量,給油金額等といった給油情報に基づき、今回の給油作業に関しての給油顧客に対する伝票発行処理を行い、その際のデータを給油管理情報として記憶装置42に記憶して蓄積する。
また、給油所処理装置41は、受信した積算量,給油作業回数等といった稼働情報に基づき、セルフ給油所Ai内に備えられた全計量機20の保守管理を行う。例えば、給油所処理装置41は、記憶装置42に記憶された図示せぬ計量機保守管理テーブルの更新を行う。この計量機保守管理報テーブルには、計量機20別に、その積算量,給油作業回数といった稼働情報に加え、次に述べるメンテナンス会社Bへのメンテナンス依頼の発信実績等も記録可能になっている。
さらに、給油所処理装置41は、計量機20からエラーコードEによるエラー情報を受信した場合は、メンテナンス会社Bに対して、メンテナンス依頼を作成して発信する。そのために、本実施の形態のメンテナンス管理システム1では、給油所処理装置41はメンテナンス依頼作成発信部として機能する。
そのために、給油所処理装置41には、図示せぬそのメモリ又は記憶装置42に、メンテナンス会社Bへの送信電話番号,送信アドレスといった送信先データが予め登録されている。そして、給油所処理装置41は、計量機20からエラーコードEによるエラー情報を受信すると、そのエラーコードEに、例えば、給油所識別データGi,計量機識別データSi,積算量Q,給油作業回数といった稼働情報データといった必要情報を追加して構成される所定のメンテナンス依頼を作成する。その上で、給油所処理装置41は、このメンテナンス依頼を、前述した送信先データに基づき通信回線60を介して所定の通信方式で送信するとともに、その発信実績を計量機保守管理報テーブルに記録する。
<メンテナンス管理装置>
本実施の形態のメンテナンス管理システム1の場合、メンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10は、各給油所Aiのそれぞれ給油所処理装置41から送信されてくるエラー情報を含むメンテナンス依頼を受信すると、優先度判定部,登録部,及び報知部として、次のような処理を行う。
図6は、メンテナンス管理装置の制御構成を示したフローチャートである。
図6において、メンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10は、給油所管理端末装置40からのメンテナンス依頼、すなわちエラー情報の受信の有無を常時確認している(ステップS51)。そして、給油所管理端末装置40からのメンテナンス依頼、すなわちエラー情報の受信がメンテナンス管理装置10のメンテナンス処理装置11により確認されると、そのメンテナンス依頼に含まれるエラー情報としてのエラーコードE(例えば、図5に示したエラーコードE01〜E04の中のいずれか),給油所識別データGi,計量機識別データSi,積算量Q及び給油作業回数といった稼働情報データ等といった依頼構成データに基づき、メンテナンス処理装置11は次の処理を行う。
まず、メンテナンス処理装置11は、受信したメンテナンス依頼に含まれる異常が起きた計量機識別データSi(例えば、00≦i≦99)を基に、データベース12に備えられているメンテナンス記録データベース13から、対応する計量機識別データSiのメンテナンス記録Dm(Si)を抽出する(ステップS52)。
図7は、データベースに備えられているメンテナンス記録データベースの説明図である。
メンテナンス記録データベース13は、実際に作業が完了したメンテナンス作業内容について、その個別メンテナンス作業内容W毎に、予め定められた対応するメンテナンスコードMを付して、メンテナンスを実施した計量機NO.(すなわち、計量機識別データSiが該当)、及び稼働情報(例えば、メンテナンスを実施した時点での積算量Q)、等を記録するものである。
例えば、図7では、計量機識別データS01の計量機20に対して、メンテナンスコードM01,M01,M02,M06,M08,M01,M03でそれぞれ表わされる7つのメンテナンス作業内容が、それぞれ積算量Qが90,1900,1900,2500,2500,2500,2500KLの時点で実施されたことが記録されている。したがって、仮に、計量機識別データS01のメンテナンス記録Dm(S01)を抽出する場合には、この計量機識別データS01についての7つのメンテナンス記録Dm(S01)1〜Dm(S01)7が抽出されることになる。
なお、このメンテナンス記録データベース13のメンテナンス記録Dmは、後述の予定作業データベース15に載っているメンテナンス作業についてその実施完了がメンテナンス会社Bによって入力される毎に、予定作業データベース15から実施完了した予定作業データが転送され、追加更新される。例えば、図7の場合では、積算量Qが2500KLの時点で、メンテナンスコードM06,M08,M01,M03でそれぞれ表わされる4つのメンテナンス作業のメンテナンス記録Dm(S01)4〜Dm(S01)7が追加更新されたことが表わされている。
図6に戻り、次に、メンテナンス処理装置11は、このメンテナンス記録データベース13から抽出した対応する計量機識別データSiのメンテナンス記録Dm(Si)と、受信したエラー情報(エラーコードE)とに基づいて、該当する点検内容を抽出する(ステップS53)。この点検内容の抽出に際しては、例えば、メンテナンス処理装置11のメモリ内に予め設定記録されている点検内容/優先度判定テーブル14を参照して行われる。
図8は、メンテナンス処理装置のメモリ内に予め設定記録されている点検内容/優先度判定テーブルの説明図である。
点検内容/優先度判定テーブル14は、エラーコードE(エラー情報)毎に、そのメンテナンス作業内容(点検内容)Wの判定条件R及び判定コードJ、その判定コードJに対する一又は複数のメンテナンスコードMによって表わされるメンテナンス作業W、そのメンテナンス作業Wを実施するに当たっての優先度Yが、それぞれ対応関係を有して設定記憶されているものである。
図8に例示した点検内容/優先度判定テーブル14では、図5に示したエラーコードE01で表わされた吐出量低下のエラー情報Eについては、3つの判定条件Rが設けられ、各判定条件R毎すなわち各判定コードJ毎に、一又は複数のメンテナンスコードMによって表わされるメンテナンス作業Wが選択されるようになっている。
例えば、エラー情報EがエラーコードE01の吐出量低下である場合は、積算量Qをパラメータとして利用して抽出した、従前最新の吐出量低下時のメンテナンス作業Wとの関係で、3つの判定条件Rが予め設定されている。その上で、その判定結果としての判定コードJ011〜J013に応じて、メンテナンスコードM01によって表わされるメンテナンス作業W、メンテナンスコードM01,M02それぞれによって表わされるメンテナンス作業W、又はメンテナンスコードM01,M03それぞれによって表わされるメンテナンス作業Wの中のいずれかが選択され、優先度Yも決定されるようになっている。なお、このエラー情報EがエラーコードE01の吐出量低下である場合は、そのメンテナンス作業Wの内容が違っても、優先度Yは同じ優先度Y3(ただし、Y3<Y2<Y1)になっている。
これに対して、エラー情報EがエラーコードE02の吐出量過多である場合は、判定条件Rは関係なく、そのメンテナンス作業W(すなわち、メンテナンスコードM04,M05,M06それぞれによって表わされるメンテナンス作業W)が設定されており、その優先度Yは最優先の優先度Y1になっている。
また、エラー情報EがエラーコードE04のモータ温度上昇である場合は、積算量Qをパラメータとして使用した、従前最新のメンテナンスコードM01で表わされる「(ポンプ22に一体的に備えられた)フィルタ、ストレーナ清掃・交換」時のとの関係で、2つの判定条件Rが予め設定されている。その上で、その判定結果としての判定コードJ041,J042に応じて、メンテナンスコードM09によって表わされるメンテナンス作業W、又はメンテナンスコードM01によって表わされるメンテナンス作業Wの中の一方が選択され、優先度Yも決定されるようになっている。そして、このエラー情報EがエラーコードE04のモータ温度上昇である場合は、前述したエラー情報EがエラーコードE01の吐出量低下である場合と異なり、判定条件Rに基づき選択されるメンテナンス作業W同士で、その優先度Yが異なっている。
ここで、さらに具体的に、図7に示したメンテナンス記録データベース13に基づき、計量機識別データS01,積算量Q=3500KL(3,500,000L),エラー情報Eとして吐出量低下を示すエラーコードE01を有するメンテナンス依頼を受信した場合を例に、上述した図6のステップS53に示した点検内容の抽出処理について説明する。
この場合は、メンテナンス処理装置11は、図7に示したメンテナンス記録データベース13から計量機識別データS01のメンテナンス記録Dm(S01)を抽出し、従前最新のメンテナンスコードM02,M03によって表わされるメンテナンス作業Wを実施した時点の積算量Q(M02)=1,900,000L,Q(M03)=2,500,000Lをそれぞれ読み出す。その上で、メンテナンス処理装置11は、積算量Q=3500KL(3,500,000L)から従前最新の実施した時点の積算量Q(M02)=1,900,000L,Q(M03)=2,500,000Lをそれぞれ減算し、図8に記載した3つの判定条件Rのいずれに該当するかを判定する。この結果、図8に記載した条件において、
Q−Q(M02)=3,500,000−1,900,000=1,600,000
Q−Q(M03)=3,500,000−2,500,000=1,000,000
となることから、判定結果は判定コードJ012となり、メンテナンスコードM01(フィルタ、ストレーナ清掃・交換)、及びメンテナンスコードM02(ベルト点検・調整)によって表わされるメンテナンス作業Wが、優先度Y3とする点検内容として抽出される。
このようにして、前述した図6のステップS53に示した点検内容の抽出処理では、上述した図8の点検内容/優先度判定テーブル14に基づき、メンテナンス作業Wとその優先度Yを決定するようにしたので、従前のメンテナンス作業Wの実績、積算量Qをパラメータとした従前のメンテナンス作業Wの実施時点からの経過状況に基づいて、最適な点検内容を自動的に抽出することができる。
再び図6に戻り、メンテナンス処理装置11は、ステップS53に示した点検内容の抽出処理を行った後は、登録部として、抽出した点検内容に、優先度Y,エラーコードE,計量機識別データSi,給油所識別データGi,メンテナンス依頼受信日時d/t,等といったデータを加えた予定作業データDwを生成し、この生成した予定作業データDwをデータベース12に備えられた予定作業データベース15上に登録する。
図9は、データベースに備えられている予定作業データベースの一実施例の構成図である。
なお、本実施例の場合、予定作業データベース15は、予定作業データDwを、優先度Y毎に分けて、メンテナンス依頼受信日時順すなわち異常発生順に蓄積するようになっている。
メンテナンス処理装置11は、予定作業データベース15に生成した予定作業データDwを登録すると、今度は報知部として、その登録した予定作業データDwの判定された優先度Yが、予め設定された所定優先度以下、例えば優先度Y3であるか否かを判定する(ステップS55)。
そして、登録した予定作業データDwが、図9中に示した予定作業データDw(6)のように、その判定された優先度YがY3以下の場合は、メンテナンス処理装置11は、今回のメンテナンス依頼受信についての制御処理を終了する。
これに対して、登録した予定作業データDwが、図9中に示した予定作業データDw(1)のように、その判定された優先度Yが優先度Y3よりも高い場合、本実施の形態では、メンテナンス処理装置11は、メンテナンス会社Bによって予め設定された報知モードに従った報知処理を行う。
そのため、メンテナンス処理装置11は、報知処理を行うに際して、まず報知モードの確認を行う(ステップS56)。
この報知モードの確認の結果、予め設定された報知モードが優先度順モードである場合、メンテナンス処理装置11は、予定作業データベース15に登録されている予定作業データDwを優先度Y順にソートし(ステップS571)、優先度Y順の未点検一覧を作成し、その一覧を、例えば、ディスプレイ装置に表示したり、印刷装置から印字出力したり等して、出力手段から報知する(ステップS581)。
この優先度順モードにあっては、メンテナンス管理装置10は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受信した場合にのみ、そのメンテナンス依頼に対応する予定作業データDwとともに、予定作業データベース15に記録されている未作業のメンテナンス依頼の予定作業データDwを報知する構成になっている。そのため、メンテナンス会社Bの修理員は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受け取る度に、そのメンテナンス依頼に対応する予定作業データDwとともに、メンテナンス依頼に含まれる異常情報の優先度Yが低くて未作業のままになっている予定作業データDwの状況を確認することができる。
次に、予め設定された報知モードが同一場所モードである場合、メンテナンス処理装置11は、予定作業データベース15に登録されている予定作業データDwの中から、今回登録した予定作業データDwの給油所識別データGiで検索して該当する予定作業データDwを抽出し(ステップS572)、図10に示すような同一給油所についての未点検一覧を作成し、その一覧を出力手段から報知する(ステップS582)。
図10は、同一給油所についての未点検一覧の一例を示した図である。
この同一場所モードにあっては、メンテナンス管理装置10は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受信した場合には、その発信元の給油所でメンテナンス依頼に含まれた異常情報により優先度Yが低くて未作業になっている予定作業データDwがあれば、受信した優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼の予定作業データDwと一緒に報知される。そのため、メンテナンス会社Bの係員は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受け取る度に、同じ給油所の優先度Yが低くて未作業になっている予定作業データDwを確認できるので、複数のメンテナンス作業を一括して合理的に行う作業計画を立てること等に役立ち、優先度Yが低くて未作業になっているメンテナンス作業の放置を防ぎ、メンテナンス作業の効率化をはかることができる。
また、予め設定された報知モードが同一グループモードである場合、メンテナンス処理装置11は、予定作業データベース15に登録されている予定作業データDwの中から、予めデータベース12に別途登録された図11に示す如くのグループテーブル16に基づいて、今回登録した予定作業データDwと同一グループに属する予定作業データDwを抽出し(ステップS573)、図12に示すような同一グループについての未点検一覧を作成し、その一覧を出力手段から報知する(ステップS583)。
ここで、グループテーブル16は、例えば、同じ所在地域、同じ経営系列、同じ計量機の型式等といったグループ毎に、計量機識別データSiや給油所識別データGi等のデータをグループ分けして構成された記録テーブルである。
図11は、グループテーブルの一例としての同じ所在地域の給油所についてのグループテーブルを示した図である。
したがって、メンテナンス処理装置11は、図9に示す予定作業データDw(1)を今回登録した場合は、図11に示したグループテーブルに基づいて、予定作業データDw(1)の発信元の給油所(給油所識別データG01で表わされる)と同じ所在地域の給油所(給油所識別データG25,G26で表わされる)が抽出され、発信元の給油所に加えてこの給油所についても予定作業データベース15を検索し、今回登録した予定作業データDw(1)と同一所在地域の予定作業データDw(1),Dw(6),Dw(8)を抽出する(ステップS573)。そして、メンテナンス処理装置11は、図12に示すような同一所在地域についての未点検一覧を作成し、その一覧を出力手段から報知する(ステップS583)。
図12は、同一グループについての未点検一覧の一例を示した図である。
この同一グループモードにあっては、メンテナンス管理装置10は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受信した場合には、そのメンテナンス依頼を含む予め定められたグループ内で、メンテナンス依頼に含まれた異常情報により優先度Yが低くて未作業になっている他の予定作業データDwがあれば、一緒に報知される。そのため、メンテナンス会社Bの係員は、優先度Yが高い異常情報を含むメンテナンス依頼を受け取る度に、同じ所在地域、同じ経営系列、同じ計量機の型式等といった同じグループ内の優先度Yが低くて未作業になっている予定作業データDwを確認できるので、複数のメンテナンス作業を一括して合理的に行う作業計画を立てること等に役立ち、優先度Yが低くて未作業になっているメンテナンス作業の放置を防ぎ、メンテナンス作業の効率化をはかることができる。
本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置10によれば、各給油所A1〜Anに設置されている計量機20A1m〜20Anmに備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業Wに関して、優先度Yが高いメンテナンス作業Wが生じた場合にのみ、その発生が自動的に報知されるので、その緊急性を確実に識別して把握することができる。
本実施の形態のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置10によれば、各給油所A1〜Anに設置されている計量機20A1m〜20Anmに備えられた各機器に発生した異常や故障の兆候に対するメンテナンス作業Wに関して、優先度Yが高いメンテナンス作業Wが生じた場合に、その発生の報知に加えて、既に受付けられていて未だ実際の作業が行われていない優先度Yが低いメンテナンス作業Wも自動的に一緒に報知するので、優先度Yが低いメンテナンス作業Wが後回しになり放置されてしまうことを防ぎ、メンテナンス顧客に対するサービス向上をはかれる。
そして、未だ実際の作業が行われていない優先度Yが低いメンテナンス作業Wの報知は、新たなメンテナンス作業Wを受付ける都度、単に一緒に報知されるのではなく、新たに受付けたメンテナンス作業Wが優先度Yが高いものである場合にだけ、その発生の報知と一緒に自動的に報知されるので、同じ給油所、同じ所在地域、同じ経営系列、同じ計量機の型式等といったグループで、その緊急性が高く、優先度Yが高いメンテナンス作業Wに関連させて、未だ実際の作業が行われていない優先度Yが低いメンテナンス作業Wを積極的に実施していくことが可能になり、優先度Yが低いメンテナンス作業Wが後回しになり放置されてしまうことを改善できる。
以上のように、本実施の形態のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置10は構成されるが、本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置は、上述した実施の形態に限るものではない。
例えば、優先度Yの判定条件Rでは、積算量Qをパラメータとして、従前のメンテナンス作業Wの実施時点からの経過状況を取得するようにしたが、給油作業回数をパラメータとして利用して行うことも可能である。
また、未点検一覧は、メンテナンス会社Bにおけるメンテナンス管理装置10のメンテナンス処理装置11から表示又は印字出力して報知するように構成したが、例えば、給油所毎、同一所在地域毎等のグループ別に担当の修理員が定められているような場合には、メンテナンス処理装置11から対応する担当の修理員のメンテナンス端末装置に対して、通信回線60を介して、メール等により送信出力する構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、異常情報を含むメンテナンス依頼を給油所管理端末装置40で生成し、給油所管理端末装置40から通信回線60を介してメンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10に送信するように構成したが、給油所A内に備えられた軽量機20から直接通信回線60を介してメンテナンス会社Bのメンテナンス管理装置10に送信することも可能である。
また、メンテナンス作業W及びその優先度の判定も、上述した実施の形態では、メンテナンス依頼の受信側であるメンテナンス管理装置10側で行う構成としたが、計量機20のメモリ35に形成れた異常記録エリア及び稼働情報の記憶エリアや、給油所管理端末装置40の記憶装置42に記憶されている計量機保守管理報テーブル等のデータに基づいて、計量機20側又は給油所管理端末装置40側で判定処理を行わすことも可能である。なお、この場合は、メンテナンス管理装置10へ送信されるメンテナンス依頼には、異常情報に対応するメンテナンス作業Wとその優先度Yのデータが含まれることになる。
なお、上述した実施の形態では、燃料供給所として、ガソリン、軽油等を給油する給油所を例に説明したが、本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置は、天然ガス、水素等を充填する充填所に用いても同一の効果を得られる。
この場合、燃料供給装置も、燃料供給所の取り扱い燃料の種類が変われば、燃料供給装置の構成も変わる。例えば、天然ガスの充填所において圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を車両等の燃料タンク(被充填タンク)に供給するCNG供給装置は、圧縮機により所定圧以上(例えば25MPa)に昇圧された天然ガスをガス供給タンクに一旦貯めておき、充填ホースの先端に設けられた充填カプラを被充填タンクのカプラに結合した後、ガス供給タンクに貯められた天然ガスが被充填タンクに供給され、被充填タンク内が所定圧(例えば20MPa)に達するまで充填する構成になっている。したがって、本発明のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理装置では、燃料供給所の取り扱い燃料の種類が変われば燃料供給装置の構成も変わるので、異常状態を検出する燃料供給装置の対象機器、その異常情報やメンテナンス作業の内容等も上述した実施の形態で説明した異常情報やメンテナンス作業の内容等に限られるものではなく、燃料供給所及び燃料供給装置に応じて適宜変更されることも言うまでもない。
本発明の一実施の形態によるメンテナンス管理システムの全体図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムによる計量機,給油所管理端末装置,及びメンテナンス管理装置の実施例の構成図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、計量機の制御構成を示したフローチャートである。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、計量機のメモリに形成された積算量記憶部,給油作業回数記憶部,吐出量記憶部,及びモータ温度記憶部の構成説明図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、計量機のメモリに予め記憶保持されているエラー情報毎の判定基準データをリストで表わした説明図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、メンテナンス管理装置の制御構成を示したフローチャートである。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、メンテナンス管理装置のデータベースに備えられているメンテナンス記録データベースの説明図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、メンテナンス処理装置のメモリ内に予め設定記録されている点検内容/優先度判定テーブルの説明図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、データベースに備えられている予定作業データベースの一実施例の構成図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、同一給油所についての未点検一覧の一例を示した図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、グループテーブルの一例としての同じ所在地域の給油所についてのグループテーブルを示した図である。 本実施の形態のメンテナンス管理システムに係り、同一グループについての未点検一覧の一例を示した図である。
符号の説明
1 メンテナンス管理システム
2 給油システム
10 メンテナンス管理装置
11 メンテナンス処理装置
12 データベース
13 メンテナンス記録データベース
14 点検内容/優先度判定テーブル
15 予定作業データベース
16 グループテーブル
20 計量機
21 本体
22 ポンプ
23 モータ
24 流量計
25 流量パルス発信器
26 流量制御弁
27 給油ホース
28 給油ノズル
29 表示器
30 計量機制御手段
31 ノズル掛け
32 ノズルスイッチ
33 プリセット装置
34 温度センサ
35 メモリ
36 吐出量記憶部
37 モータ温度記憶部
38 積算量記憶部
39 給油作業回数記憶部
40 給油所管理端末装置
41 給油所処理装置
42 記憶装置
50 給油所内通信回線
60 通信回線
70 配管
A 給油所
B メンテナンス会社

Claims (5)

  1. 燃料を供給する燃料供給装置に備えられた機器の稼働情報を取得するメンテナンス情報取得手段と、
    該メンテナンス情報取得手段によって取得された機器の稼働情報から異常状態を検出する異常状態検出手段と、
    該異常状態検出手段から検出出力される異常状態に基づくメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を判定する判定手段と、
    該判定手段によって判定されたメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を蓄積する予定作業記録手段と、
    前記判定手段によって判定された優先度と予め定められた所定の優先度とを比較する優先度比較手段と、
    該優先度比較手段の比較結果により、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合にのみ、前記予定作業記録手段に蓄積するメンテナンス作業を報知する報知手段と
    を備えていることを特徴とするメンテナンス管理システム。
  2. 燃料を供給する燃料供給装置に備えられた機器の稼働情報を取得するメンテナンス情報取得手段と、
    該メンテナンス情報取得手段によって取得された機器の稼働情報から異常状態を検出する異常状態検出手段と、
    該異常状態検出手段から検出出力される異常状態に基づくメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を判定する判定手段と、
    該判定手段によって判定されたメンテナンス作業と当該メンテナンス作業の優先度を蓄積する予定作業記録手段と、
    前記判定手段によって判定された優先度と予め定められた所定の優先度とを比較する優先度比較手段と、
    該優先度比較手段の比較結果により、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合には、前記予定作業記録手段に蓄積するメンテナンス作業に、前記予定作業記録手段に既に蓄積されているメンテナンス作業を付加して報知する報知手段と
    を備えていることを特徴とするメンテナンス管理システム。
  3. 前記報知手段は、前記予定作業記録手段に既に蓄積されている全てのメンテナンス作業の中から予め設定された所定条件に合致したメンテナンス作業を抽出して付加する
    ことを特徴とする請求項2記載のメンテナンス管理システム。
  4. 燃料供給所それぞれから送信される、燃料供給所に備えられた燃料供給装置のメンテナンス依頼を受信して蓄積管理するメンテナンス管理装置であって、
    メンテナンス依頼の受信毎に、当該受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業の優先度を判定し、当該判定した優先度を予め定められた所定の優先度と比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果に応じて、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合にのみ、当該受信時における受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業を報知する報知手段と
    を備えていることを特徴とするメンテナンス管理装置。
  5. 燃料供給所それぞれから送信される、燃料供給所に備えられた燃料供給装置のメンテナンス依頼を受信し、蓄積手段に蓄積管理するメンテナンス管理装置であって、
    メンテナンス依頼の受信毎に、当該受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業の優先度を判定し、当該判定した優先度を予め定められた所定の優先度と比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果に応じて、前記判定された優先度が予め定められた所定の優先度よりも高い場合には、当該受信時における受信したメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業とともに、前記蓄積手段に蓄積されているメンテナンス依頼に基づくメンテナンス作業を報知する報知手段と
    を備えていることを特徴とするメンテナンス管理装置。
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