JP2005161578A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置のユーザインタフェースでユーザが確認できる情報量を多くすること。
【解決手段】 情報を表示する表示器(21)を有するユーザインタフェースを備えた画像形成装置(1)において、前記表示器(21)をユーザが通常観察する方向を第1方向とし、前記第1方向とは異なる特定の方向を第2方向とした場合に、前記第1方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第1方向表示画像(33)と、前記第2方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第2方向表示画像(34)とを、前記表示器(21)に表示する表示器制御手段を備えた画像形成装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタ、複写機、FAXや複合機等の画像形成装置に関し、特に、画像を記録する用紙を給紙する用紙トレイをユーザが選択するための画像等を表示する表示器を有するユーザインタフェースを備えた画像形成装置に関する。
従来のプリンタ、複写機等の画像形成装置は、画像記録を行う用紙を給紙する給紙トレイの選択等の各種設定をユーザが行うためのユーザインタフェース(UI)を備えている。前記ユーザインタフェースは、給紙トレイを選択するための画像や、倍率の設定を行うための画像が表示される表示器を有している。
前記表示器には、画像記録動作であるジョブの実行中にジョブの進捗状況を表示する画像や、画像形成装置内で紙詰まり(ジャム)が発生した場合にジャムの発生場所を示すための画像、FAXを送受信中に送受信状態を示す画像等も表示される。
前記ジャムが発生した場合にユーザインタフェースの表示器に画像を表示する技術として、下記の特許文献1(特開2000−191181号公報)記載の技術が公知である。
(特許文献1(特開2000−191181号公報)記載の技術)
特許文献1には、ジャム発生時にジャムが発生した位置をユーザインタフェースの表示器に表示したり、ジャムの履歴の表示を表示器に表示したりする技術が記載されている。そして、ジャムの発生回数を示す画像(特許文献1の図5参照)や発生頻度を示す画像(特許文献1の図8参照)、発生日時を示す画像(特許文献1の図9参照)等が前記表示器に表示され、各画像を変更する際には、ユーザがキー(回数順キー15や頻度順キー16等)の入力をして切り替えていた。
特開2000−191181号公報(「0014」〜「0060」、図2〜図12)
近年、画像形成装置の多機能化に伴い、画像形成装置で並行して複数の作業(プリント作業や、FAXの送受信、スキャナの読取り画像の保存等)が行われることがあり、ユーザが確認する情報が多くなってきている。前記特許文献1記載の技術を含む従来の画像形成装置では、ユーザインタフェースの表示器に表示可能な情報量には限度がある。したがって、表示されている情報とは異なる情報を表示する場合には、ユーザが表示を切り替える入力を行い、表示を切り替える必要があった。即ち、従来技術では、表示器に表示する画像を切り替えなければ異なる情報をユーザが得ることができず、入力操作を行わずに異なる複数の画像を表示できないという問題があった。
例えば、給紙トレイや倍率の選択を行う選択入力用画像が表示されている時に、表示された選択入力用画像上での操作方法の説明をするためのヘルプ画像を表示したい場合、選択入力画像を表示しつつヘルプ画像で操作方法を参照・確認することができなかった。
また、例えば、FAX、スキャナ、プリンタ、複写機等の機能を備えた複合機では、FAXの送信中にコピー(複写)を実行する場合がある。この時、FAXの通信状態を確認したい場合には、コピー操作用の画像をFAX通信状態確認画像に切り替えなければ確認することができず、コピーを実行しつつFAXの通信状態を確認することができなかった。
また、近年、画像形成装置の分野においても、身障者、高齢者、健常者の区別無く、全ての人が使いやすいように画像形成装置を設計すること(ユニバーサルデザイン)が社会的に求められるようになった。
図11は車いすを使用するユーザがユーザインタフェースを操作する場合の説明図であり、図11Aは車いすの前部を画像形成装置に正対させてユーザインタフェースを操作する場合の説明図、図11Bは車いすの側部を画像形成装置に正対させてユーザインタフェースを操作する場合の説明図である。
図11Aにおいて、車いすを使用するユーザがユーザインタフェースを操作する場合、車いすの前部を画像形成装置01に正対させると、ユーザとユーザインタフェース02との距離が遠いため、ユーザが車いすから乗り出すようにしてユーザインタフェース02を操作しなければならない。
したがって、通常、車いすを使用するユーザは、図11Bに示すように、車いすの側部を画像形成装置01に正対させて、車いすに腰掛けた状態でユーザインタフェース02を使用することが多い。
しかしながら、通常ユーザインタフェース02の表示画像は、ユーザが画像形成装置01に正対した状態(図11A参照)で見ることを前提としている。図11Bに示すように車いすの側部を画像形成装置01に正対させた場合、ユーザはユーザインタフェース02の表示部を側方上方から見ることとなるため、表示画像の文字等が横向きに見え、認識しづらい。したがって、従来の画像形成装置01は、車いすを使用するユーザにとって使いやすい画像形成装置01とはいえない(ユニバーサルデザインとは言えない)という問題がある。
この問題を解決するために、ユーザインタフェースを画像形成装置に対して回動可能あるいは着脱可能に構成し、ユーザの見る方向に応じてユーザがユーザインタフェースを回動させたり、ユーザインタフェースを取り外して手元で操作することが考えられる。しかしながら、この場合、ユーザインタフェースの構成が複雑化し、部品点数の増加及びコスト上昇になるという問題がある。
前述の問題に鑑み、本発明は、画像形成装置のユーザインタフェースでユーザが確認できる情報量を多くすることを第1の技術的課題とする。
また、本発明は、身障者、高齢者、健常者の区別無く使いやすい画像形成装置を提供することを第2の技術的課題とする。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記技術的課題を解決するために本発明の画像形成装置(1)は、情報を表示する表示器(21)を有するユーザインタフェースを備えた画像形成装置(1)において、
前記表示器(21)をユーザが通常観察する方向を第1方向とし、前記第1方向とは異なる特定の方向を第2方向とした場合に、前記第1方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第1方向表示画像(33)と、前記第2方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第2方向表示画像(34,34a′)とを、前記表示器(21)に表示する表示器制御手段(C3)、
を備えたことを特徴とする。
(本発明の作用)
前記構成要件を備えた本発明の画像形成装置(1)では、前記表示器(21)をユーザが通常観察する第1方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第1方向表示画像(33)が前記表示器(21)に表示される。また、前記第1方向とは異なる第2方向から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な第2方向表示画像(34,34a′)が前記表示器(21)に表示される。
したがって、ユーザが視点を移動させることにより第1方向画像及び第2方向画像を視認することができ、ユーザが入力操作を行わなくても第1方向表示画像(33)及び第2方向表示画像(34,34a′)に表示された情報を確認することができる。この結果、前記第1方向表示画像(33)と第2方向表示画像(34,34a′)に異なる情報を表示した場合には、ユーザが確認できる情報量を多くすることができる。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の画像形成装置(1)は、前記本発明の画像形成装置(1)において、
前記第1方向表示画像(33)を表示する第1方向表示部(PL1)と、前記第2方向表示画像(34,34a′)を表示する第2方向表示部(PL2)と、を有する前記表示器(21)と、
前記第1方向表示画像(33)を記憶する第1方向画像記憶手段(C31A)と、前記第2方向表示画像(34,34a′)を記憶する第2方向画像記憶手段(C31B)とを有する表示画像記憶手段(C31)と、
を備えたことを特徴とする。
(本発明の形態1の作用)
前記本発明の形態1の画像形成装置(1)では、第1方向画像記憶手段(C31A)に記憶された第1方向表示画像(33)が第1方向表示部(PL1)に表示され、第2方向画像記憶手段(C31B)に記憶された第2方向表示画像(34,34a′)が第2方向表示部(PL2)に表示される。したがって、第1方向表示画像(33)及び第2方向表示画像(34,34a′)に異なる画像を表示することができ且つ、各画像を別々のタイミングで更新することもできる。
(本発明の形態2)
本発明の形態2の画像形成装置(1)は、前記本発明または前記本発明の形態1の画像形成装置(1)において、
前記第1方向に対して前記画像形成装置(1)の前方上方に傾斜した方向としての前記第2方向と、
前記画像形成装置(1)内で紙詰まりが発生したか否かを判別するジャム検知手段(C1B)と、
前記紙詰まりが発生した場合に、前記紙詰まりが発生したことをユーザに告知する前記第1方向表示画像(33d)と、前記紙詰まりが発生した位置をユーザに告知する前記第2方向表示画像(34d)とを前記表示器(21)に表示する前記表示器制御手段(C3)と、
を備えたことを特徴とする。
(本発明の形態2の作用)
前記本発明の形態2の画像形成装置(1)では、ジャム検知手段(C1B)は、前記画像形成装置(1)内で紙詰まり(ジャム)が発生したことを検知する。そして、紙詰まりが発生した場合に、表示器(21)には、前記紙詰まりが発生したことをユーザに告知する前記第1方向表示画像(33d)が表示される。また、画像形成装置(1)の前方上方に傾斜した第2方向用の第2方向表示画像(34d)として、前記紙詰まりが発生した位置をユーザに告知する画像が表示される。
したがって、ユーザは、通常観察する第1方向から表示器(21)を見て、第1方向表示画像(33d)によって紙詰まり(ジャム)の発生を認識することができる。そして、紙詰まりを解消するためにユーザが屈んだ状態では、第2方向表示画像(34d)を視認することができ、紙詰まりが発生した位置を確認することができる。
(本発明の形態3)
本発明の形態3の画像形成装置(1)は、前記本発明または本発明の形態1、2の画像形成装置(1)において、
前記画像形成装置(1)の側方上方に傾斜した方向としての前記第2方向と、
前記画像形成装置(1)の前方から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な前記第1方向表示画像(33a)と、前記画像形成装置(1)の側方上方から前記表示器(21)を見たユーザが視認可能な前記第2方向表示画像(34a′)とを前記表示する前記表示器制御手段(C3)と、
を備えたことを特徴とする。
(本発明の形態3の作用)
前記本発明の形態3の画像形成装置(1)では、ユーザが前記画像形成装置(1)の通常観察する第1方向から前記表示器(21)を見た場合、前記第1方向表示画像(33a)を視認できる。そして、ユーザが画像形成装置(1)の側方上方に傾斜した前記第2方向から表示器(21)を見た場合には、第2方向表示画像(34a′)を視認できる。
したがって、前記第1方向表示画像(33a)には、第1方向(通常観察する方向)から見た場合に対応した情報を表示することができ、第2方向表示画像(34,34a′)には、第2方向(側方上方)から見た場合に対応した情報を表示することができる。したがって、例えば、健常者等が通常観察することが多い第1方向表示画像(33a)には、文字等を第1方向から見た場合に視認しやすいように表示することができる。そして、車いすを使用するユーザが観察することが多い第2方向表示画像(34a′)には、文字を第2方向(側方上方)から見た場合に視認しやすいように表示することができる。この結果、身障者、高齢者、健常者の区別無く使いやすい画像形成装置(1)を提供することができる。
前述の本発明は、画像形成装置のユーザインタフェースでユーザが確認できる情報量を多くすることができる。
また、本発明は、身障者、高齢者、健常者の区別無く使いやすい画像形成装置を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の断面説明図である。
図1、図2において、画像形成装置としての複合機1(FAX、プリンタ、スキャナ及び複写機の機能を備えた画像形成装置)は、プリンタ2と、イメージスキャナ3と自動原稿搬送装置4とを有している。
前記自動原稿搬送装置4は、イメージスキャナ3上面のプラテンガラス6上に支持されている。そして、前記プリンタ2の上面には、上方のイメージスキャナ3との間に排紙トレイHtが設けられている。前記プリンタ2の側面には、プリンタ2内部の用紙搬送路(後述するH1,H2)で紙詰まり(ジャム)が発生した場合に、ユーザが用紙を取り除くために開ける共通搬送路開放プレート2aと、給紙搬送路開放プレート2bとが設けられている。前記開放プレート2a、2bは、下端部が前後方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により複合機1の側面に対して回動可能に支持されている。
前記自動原稿搬送装置4は、複写しようとする複数の原稿Gが重ねて載置される原稿給紙トレイ4aを有している。前記原稿給紙トレイ4aに載置された複数の各原稿Gは順次プラテンガラス6上の複写位置を通過して原稿排紙トレイ4bに排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置4は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向(Y軸方向)に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラス6上面に対して回動可能であり、原稿Gをユーザが手でプラテンガラス6上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナ3は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラス6の下方には原稿画像を読み取るための露光光学系7が配置されている。
前記自動原稿搬送装置4でプラテンガラス6上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラス6上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系7を介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力されるモノクロの電気信号を黒色の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像器Dの現像ロール、転写ロールT等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
画像形成装置1の像担持体(感光体ドラム)Pの表面は帯電ロール(チャージロール)CRにより一様に帯電され、ROS(潜像書込装置)から出射するレーザビームLにより静電潜像が書き込まれる。静電潜像は現像器Dでトナー像に現像される。前記トナー像は像担持体Pの回転に伴い転写ロールTと対向する転写領域(画像記録領域)Qに移動する。
前記コントローラCにより制御される電源回路Eは、現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧を転写ロールTに印加する。
前記現像器Dの下方には、画像が記録される用紙を収容する用紙トレイYT1〜YT4が配置されている。前記用紙トレイYT1〜YT4と前記転写領域(画像記録領域)Qとの間には給紙搬送路(用紙搬送路)H1が配置されている。前記給紙搬送路H1は、前記用紙トレイYT1〜YT4から取り出された用紙Sを複数の搬送ロール(用紙搬送部材)R1により前記転写領域Qに搬送するシート搬送路である。前記用紙トレイYT1〜YT4に隣接して給紙ロールRkが配置されている。用紙トレイYT1〜YT4に収容された用紙Sは、所定のタイミングで給紙ロールRkにより取り出され、給紙搬送路H1に給紙される。
前記用紙トレイYT1〜YT4、給紙ロールRk等により給紙装置11が構成されている。
前記転写領域Qの用紙搬送方向上流側には、レジストレーションロール(レジロール、用紙搬送部材)R2が配置されている。前記給紙搬送路H1を搬送された用紙Sは、レジロールR2で一旦停止してから所定のタイミングで転写領域Qに搬送される。用紙Sが転写領域Qを通過する際、転写ロールTにより像担持体P上のトナー像が用紙Sに転写される。前記転写後の像担持体P表面に残った転写残トナーはクリーナCLにより除去される。
前記転写領域Qでトナー像が転写された用紙Sは、共通用紙搬送路H2上に配置された定着装置(フューザ)Fに搬送され、前記定着装置Fを通過する時にトナー像が加熱定着される。
前記像担持体P、帯電ロールCR、潜像書込装置ROS、転写ロールT、クリーナCL等により、用紙Sに画像を記録する画像記録装置12が構成されている。また、給紙搬送路H1及び共通搬送路H2により標準搬送路が構成されている。
トナー像が定着された用紙Sは、排紙ロール(用紙搬送部材)R3に搬送され、プリンタPRの上部に配置された排紙トレイHtに排出される。図1からわかるように実施例1の排紙トレイHtは、フェイスダウントレイであり、片面印刷時に画像が記録された画像記録面が下面になる状態で排出される。
前記搬送ロールR1、レジロールR2、排紙ロールR3、給紙搬送路H1、共通搬送路H2等により用紙搬送装置13が構成されている。
(ユーザインタフェースの説明)
図3は、コピー動作等が行われていない待機時のユーザインタフェースの説明図であり、図3Aは表示器上方からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図、図3Bは表示器前方上方(斜め上方)からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。
図3において、複合機1のユーザインタフェースUIは、表示器21、コピースタートキー22、テンキー23、コピー、FAX、スキャナ等の機能を切り替えるための機能切替キー24、その他の入力キー等を有している。
図4は、ユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図4Aは表示器の要部拡大斜視説明図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。
図4において、実施例1の複合機1の表示器21は、液晶表示パネル31と、前記液晶表示パネル31の上方を被覆するように配置されたレンチキュラ板32とを有している。図4Bにおいて、前記液晶表示パネル31は、光源側偏光板31aと、下側ガラス板31bと、透明な共通電極31cと、液晶層31dと、複数の透明な個別電極31eと、上側ガラス板31fと、表示側偏光板31gとが下面側から順に配置された構成となっている。前記液晶表示パネル31は、各個別電極31eに印加する電圧を制御し、共通電極31cと各個別電極31eとの間の液晶層31dを透過する光の振動方向を制御することによって、図示しない光源(バックライト)から出射され光源側偏光板31aの下面から入射する光の透過・遮光を行い、画像を表示する。
図4Aにおいて、前記個別電極31eによって、表示される画像の最小単位である画素(ピクセル)PLが構成されている。前記画素PLは、ユーザが表示器21を通常観察する方向である画像形成装置の上方(第1方向)から表示器21を観察した場合に視認可能な上方表示画像(第1方向表示画像)33(図3A参照)を表示するための上方用画素(第1方向表示部)PL1を有している。前記上方用画素PL1は左右方向(Y方向)に隣接して列状に多数配置されており、列状の複数の上方用画素PL1によって上方用画素列L1が構成されている。
また、前記画素PLは、ユーザが屈んだ場合等に表示器21を観察する方向である複合機1の前方に傾斜した方向(第2方向)から表示器21を観察した場合に視認可能な前方表示画像(第2方向表示画像)34(図3B参照)を表示するための前方用画素(第2方向表示部)PL2を有している。前記前方用画素PL2は左右方向に隣接して列状に配置されており、列状の複数の前方用画素PL2によって前方用画素列L2が構成されている。
そして、図4Aに示すように、前記上方用画素列L1及び前方用画素列L2は前後方向(X方向)に交互に配置されている。また、一組の上方用画素PL1及び前方用画素PL2を覆うように、左右方向(Y方向)に延びるレンチキュラレンズ32aが前後方向に隣接して複数配置されている。前記複数のレンチキュラレンズ32aによりレンチキュラ板32が構成されている。
したがって、図4Aにおいて、上方用画素PL1により形成される第1方向表示画像は、レンチキュラレンズ32aを透過して上方(第1方向)からユーザが視認することができる。また、前方用画素PL2により表示される第2方向表示画像はレンチキュラレンズ32aにより屈折して前方(第2方向)からユーザが視認することができる。
(複合機1の制御部の説明)
図5は実施例1の複合機の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図5において、複合機1のコントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ、記録媒体)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ、記録媒体)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記コントローラCには、ユーザインタフェースUIや、ジャム検出センサSN1、その他の信号入力要素からの信号が入力されている。前記ユーザインタフェースUIは、表示器21、スタートキー22、テンキー23、機能切換キー24等を有しており、ユーザの入力に応じて、コピーや、FAXの送信、スキャナ3による読取り開始等の各種作業や作業の設定を行うことができる。
前記ジャム検出センサSN1は、用紙搬送路H1、H2に複数配置されており(図示省略)、用紙の有無の検出信号を出力する。
前記コントローラCには、前記画像記録装置駆動回路DC1や電源回路E、FAX駆動回路DC2等の被制御要素が接続されている。前記画像記録装置駆動回路DC1は、画像記録装置12の像担持体Pの駆動や、給紙装置11や用紙搬送装置13の各ローラの駆動、定着装置Fの回転部材の駆動等を制御して、用紙Sに画像を記録する。前記電源回路Eは、画像記録装置2の帯電ロールCRの帯電電圧や、現像器Dの現像電圧、転写ロールの転写電圧、定着装置Fのヒータの電流等の供給電圧・供給電流を制御する。FAX駆動回路DC2は、FAXの作動を制御して、FAX画像の送受信を行う。
図5において、前記コントローラCは、前記画像記録装置駆動回路DC1を介して画像記録装置12の制御を行う画像記録制御手段C1を有している。前記画像記録制御手段C1は、電源回路制御手段C1Aと、ジャム検知手段C1Bと、ジャム解消判別手段C1Cとを有している。前記電源回路制御手段C1Aは、前記電源回路Eを介して各部材への供給電圧・供給電流の制御を行う。前記ジャム検知手段C1Bは、前記ジャム検知センサSNの出力信号に応じて、ジャム(紙詰まり)が発生したか否か及びジャムが発生した場所を検出する。実施例1のジャム検知手段C1Bは、給紙開始後設定された時刻までにジャム検知センサSNが用紙有りを検出しなかった場合や用紙有りを検出してから所定時間経過しても用紙なしにならなかった場合に、ジャムが発生したものと判別する。
前記ジャム解消判別手段C1Cは、ユーザが用紙搬送路H1,H2から用紙を取り除き、ジャムが解消されたか否かを判別する。実施例1のジャム解消判別手段C1Cは、各開放プレート2a、2b等が開放され且つジャム検知センサSNが用紙無しを検出した場合にジャムが解消されたと判別する。
また、前記コントローラCは、FAX駆動回路DC2を介してFAXを制御してFAX画像の送受信を行うFAX送受信制御手段C2を有している。
さらに、コントローラCは、ユーザインタフェースUIの表示器21の個別電極31eへの電圧印加を制御して画像(上方表示画像33及び前方表示画像34)を表示する表示器制御手段C3を有している。前記表示器制御手段C3は、表示器21に表示される画像を記憶する表示画像記憶手段C31を有している。前記表示画像記憶手段C31は、上方表示画像記憶手段(第1方向画像記憶手段)C31Aと、前方表示画像記憶手段(第2方向画像記憶手段)C31Bとを有している。前記上方表示画像記憶手段C31Aは、上方から表示器21を見たユーザが視認可能な上方表示画像33(図3A参照)を記憶し、前記前方表示画像記憶手段C31Bは、前方から表示器21を見たユーザが視認可能な前方表示画像34(図3B参照)を記憶する。
図6はFAX送信時のユーザインタフェースの説明図であり、図6Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図6Bは表示器前方上方(斜め上方)からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。
図7はコピー動作(ジョブ)実行中のユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図7Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図7Bは表示器前方上方からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。
図8はジャム発生時のユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図8Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図8Bは表示器前方上方からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。
前記上方表示画像記憶手段C31Aは、待機時に表示器21の上方用画素PL1により表示される待機時上方表示画像33a(図3A参照)を記憶する待機時上方表示画像記憶手段C31A1を有している。また、前記上方表示画像記憶手段C31Aは、FAX送受信時に表示器21の上方用画素PL1により表示されるFAX送受信時上方表示画像33b(図6A参照)を記憶するFAX送受信時上方表示画像記憶手段C31A2を有している。さらに、前記上方表示画像記憶手段C31Aは、コピー動作(ジョブ)実行中に表示器21の上方用画素PL1により表示されるジョブ実行中上方表示画像33c(図7A参照)を記憶するジョブ実行中上方表示画像記憶手段C31A3を有している。また、前記上方表示画像記憶手段C31Aは、ジャム発生時に表示器21の上方用画素PL1により表示されるジャム時上方表示画像33d(図8A参照)を記憶するジャム時上方表示画像記憶手段C31A4を有している。
一方、前記前方表示画像記憶手段C31Bは、待機時に表示器21の前方用画素PL2により表示される待機時前方表示画像34a(図3B参照)を記憶する待機時前方表示画像記憶手段C31B1を有している。また、前記前方表示画像記憶手段C31Bは、FAX送受信時に表示器21の前方用画素PL2により表示されるFAX送受信時前方表示画像34b(図6B参照)を記憶するFAX送受信時前方表示画像記憶手段C31B2を有している。さらに、前記前方表示画像記憶手段C31Bは、コピー動作(ジョブ)実行中に表示器21の前方用画素PL2により表示されるジョブ実行中前方表示画像34c(図7B参照)を記憶するジョブ実行中前方表示画像記憶手段C31B3を有している。また、前記前方表示画像記憶手段C31Bは、ジャム発生時に表示器21の前方用画素PL2により表示されるジャム時前方表示画像34d(図8B参照)を記憶するジャム時前方表示画像記憶手段C31B4を有している。なお、前記ジャム時表示画像記憶手段C31A4,C31B4は、ジャムが発生する可能性がある場所全てのパターンの画像を記憶しており、ジャムが発生した場所に応じた画像が表示器21に表示される。
(フローチャートの説明)
図9は実施例1の画像形成装置の表示器の画像表示のメインフローチャートである。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、複合機1のコントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複合機1の他の各種処理と並行して実行される。
図9に示すフローチャートは複合機1の電源オンにより開始される。
図9のST1において、ユーザインタフェースUIの表示器21に待機時表示画像33a,34a(図3参照)を表示する。実施例1の複合機1では、図3に示すように待機時上方表示画像33aと、待機時前方表示画像34aは同じ情報が表示される。そして、ST2に移る。
ST2において、コピースタートキー22がオンされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に移り、イエス(Y)の場合はST8に移る。
ST3において、FAXを送信する入力がされたか否かを判別する。即ち、ユーザが機能切換キー24を押して、複合機1の機能をFAXに切り替えた状態で、スタートボタン22が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に移り、ノー(N)の場合はST6に移る。
ST4において、表示器21にFAX送受信時表示画像33b、34b(図6参照)を表示する。実施例1の複合機1では、FAX送信中にコピーができるので、コピーができることをユーザに告知するためにFAX送受信時上方表示画像33bとして待機時上方表示画像33aと同一の画像が表示される。そして、前記FAX送受信時前方表示画像34bとして、FAXの送信先と、全送信原稿枚数(6枚)及び送信完了枚数(1枚)とを示す画像が表示され、送信完了枚数が増える度に画像が更新される。そして、ST5に移る。
ST5において、FAXの送信が終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST4に戻り、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
ST6において、その他の入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に移り、ノー(N)の場合はST2に戻る。
ST7において、前記ST6における入力に応じて、待機時表示画像33a,34aを更新する。そして、ST2に戻る。
ST8において、ジョブ実行中表示画像33c、34c(図7参照)を表示器21に表示する。実施例1の複合機では、ジョブ実行中上方表示画像33cとして、実行中のジョブの進捗状態(どのような設定で何枚印刷したか)を示す画像が表示される。前記ジョブの進捗状態が変更(更新)されると、それに応じてジョブ実行中上方表示画像33cも更新される。また、ジョブ実行中前方表示画像34cとして、実行中のジョブを中断させるための説明表示(ヘルプ表示)の画像が表示される。そして、ST9に移る。
ST9において、実行中のジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST10に移り、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
ST10において、ジャムが発生したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に移り、ノー(N)の場合はST8に戻る。
ST11において、ジャムの発生した位置に応じてジャム時表示画像33d、34d(図8参照)が表示される。実施例1の複合機1では、前記ジャム時上方表示画像33dとして、ジャムが発生したこと及びジャムが発生した位置をユーザに告知する画像が表示される。また、ジャム時前方表示画像34dとして、ジャムが発生した位置をユーザに告知する画像が表示される。そして、ST12に移る。
ST12において、ジャムが解消したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に戻り、ノー(N)の場合はST12を繰り返す。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複合機(画像形成装置)Uでは、ユーザインタフェースUIの表示器21に上方表示画像33と、前方表示画像34とが表示される。FAX送信中は、FAX送受信時上方表示画像33bとしてコピー動作用の画像が表示されると共に、FAX送受信時前方表示画像34bとしてFAXの送信状態を示す画像が表示される。したがって、ユーザはキーの入力を行わなくても、視点を変更することにより、コピー動作の設定(使用する用紙や、画像の倍率、ソート(排出トレイHtの手前側または奥側に仕分けして排出すること)の有無)と、FAXの送信状態を確認することができる。即ち、ユーザが認識できる情報量を増やすことができる。
また、実施例1の複合機では、ジョブ実行中は、ジョブ実行中上方表示画像33cとしてジョブの進捗状況を示す画像が表示されると共に、ジョブ実行中前方表示画像34cとしてジョブの中断方法を示す画像(ヘルプ画像)が表示される。したがって、ユーザはキーの入力を行わなくても、視点を変更することにより、ジョブの進捗状況と、ジョブの中断方法を確認することができ、ユーザが認識できる情報量を増やすことができる。なお、前記ジョブ実行中前方表示画像34cとしてヘルプ画像が表示されたが、例えば、FAX送信中にジョブが開始された場合には、ヘルプ画像ではなく、FAXの送信状態を示す画像(即ちFAX送受信時前方表示画像33c)を表示するように構成することも可能である。
さらに、実施例1の複合機1では、ジャムが発生した場合には、ジャム時上方表示画像34cとしてジャムが発生したこと及びジャムの発生位置を示す画像が表示されると共に、ジャム時前方表示画像34dとしてジャムが発生した位置のみを示す画像が表示される。前記ジャム時前方表示画像34dには、ジャムが発生した位置のみが表示されるので、ジャム時上方表示画像34cよりも大きく表示され、見易い。したがって、開放プレート2a、2bを開くためにユーザが屈んだ場合に、ジャムが発生した位置を容易に確認することができ、ユーザが認識できる情報量を増やすことができる。
なお、実施例1の複合機1では、前記待機時表示画像33a、34aは同じ情報が表示されたが、例えば、待機時前方表示画像34aとして、待機時上方表示画像33aに応じたヘルプ画像を表示するように構成することも可能である。また、前記ジャム時上方表示画像34cとしてジャムが発生したことのみを告知する画像を表示するように構成することも可能である。
図10は本発明の実施例2の画像形成装置においてコピー動作等が行われていない待機時のユーザインタフェースの説明図であり、図10Aは実施例1の図3Aに対応する図、図10Bは表示器側方上方から表示器を見た場合のユーザインタフェースの説明図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図10において、実施例2の複合機1のユーザインタフェースUIでは、待機時の表示器21には、表示器21に待機時上方表示画像33aと、複合機1の側方上方(第2方向)から表示器21を見たユーザが視認可能な待機時側方表示画像(第2方向表示画像)34a′とが表示される。実施例2の待機時側方表示画像34a′では、使用する用紙のサイズや、倍率等の各種設定の文字が側方から見た場合に視認しやすいように配置されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の複合機1では、待機時側方表示画像34a′は、側方から見た場合に対応して文字が側方に沿って配置されている。この結果、ユーザが側方から見た場合に、文字を認識しやすい。特に、車いすを使用するユーザが、車いすの側部を複合機1に正対させた状態(図11Bに示す状態)で表示器21を見た場合に、文字を視認しやすくなる。この結果、障害者、健常者、高齢者の区別無く、誰もが使いやすい(ユニバーサルデザインに対応した)複合機1を提供することができる。
また、実施例2の複合機1では、ユーザインタフェースUIを回動可能に構成したり、ユーザインタフェースUIを着脱可能に構成せずに、表示器21から待機時側方表示画像34a′を表示することにより、文字を視認しやすくできる。したがって、部品点数の増加等を防止でき、コスト上昇を抑えることもできる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本発明は、複合機に限定されず、複写機、FAX、プリンタ等の画像形成装置に適用可能である。
また、本発明は、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式の画像記録装置や、ドットインパクト方式、熱転写方式、その他の画像記録方式の画像形成装置にも適用可能である。
さらに、実施例1と実施例2とを組み合わせて前方表示画像34と、側方表示画像34a′を同時に表示するように構成することも可能である。
また、前記各実施例では、2つの方向から視認可能な画像33、34を例示して説明したが、少なくとも2つの方向から視認可能に構成すればよく、3つ以上の画像を表示するように構成することも可能である。例えば、前方表示画像にプリンタメーカのロゴを表示したり、画像形成装置の故障時の連絡先を表示したりするように構成することも可能である。また、上方表示画像としてコピー動作の画像を表示し、前方表示画像としてスキャナで読み取った画像データの情報を表示し、前方と上方との中間の方向(斜め上方)から見た時に視認可能な画像としてFAXの履歴情報を表示するように構成することも可能である。さらに、ジャム発生時に、前方と上方との中間の方向(斜め上方)から見た時に視認可能な画像としてジャムの履歴を表示するように構成することも可能である。
さらに、前記各実施例では、表示器として、液晶表示パネル31と、レンチキュラレンズ32aを使用したが、複数の方向から視認可能な異なる画像を表示できる任意の表示器を採用可能である。例えば、ホログラフィック素子を使用した表示器や、パララックス方式の表示器を使用可能である(例えば、特開平7−322305号公報等参照)。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の断面説明図である。 図3は、コピー動作等が行われていない待機時のユーザインタフェースの説明図であり、図3Aは表示器上方からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図、図3Bは表示器前方上方からユーザを見た場合のユーザインタフェースの説明図である。 図4は、ユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図4Aは表示器の要部拡大斜視説明図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。 図5は実施例1の複合機の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図6はFAX送信時のユーザインタフェースの説明図であり、図6Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図6Bは表示器前方上方(斜め上方)からユーザを見た場合のユーザインタフェースの説明図である。 図7はコピー動作(ジョブ)実行中のユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図7Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図7Bは表示器前方上方(斜め上方)からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。 図8はジャム発生時のユーザインタフェースの表示器の説明図であり、図8Aは表示器上方からユーザがみた場合のユーザインタフェースの説明図、図8Bは表示器前方上方(斜め上方)からユーザが見た場合のユーザインタフェースの説明図である。 図9は実施例1の画像形成装置の表示器の画像表示のメインフローチャートである。 図10は本発明の実施例2の画像形成装置においてコピー動作等が行われていない待機時のユーザインタフェースの説明図であり、図10Aは実施例1の図3Aに対応する図、図10Bは表示器側方上方から表示器を見た場合のユーザインタフェースの説明図である。 図11は車いすを使用するユーザがユーザインタフェースを操作する場合の説明図であり、図11Aは車いすの前部を画像形成装置に正対させてユーザインタフェースを操作する場合の説明図、図11Bは車いすの側部を画像形成装置に正対させてユーザインタフェースを操作する場合の説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、
21…表示器、
33,33a,33d…第1方向表示画像、
34,34a′,34d…第2方向表示画像、
C1B…ジャム検知手段、
C3…表示器制御手段、
C31…表示画像記憶手段、
C31A…第1方向画像記憶手段、
C31B…第2方向画像記憶手段、
PL1…第1方向表示部、
PL2…第2方向表示部。

Claims (4)

  1. 情報を表示する表示器を有するユーザインタフェースを備えた画像形成装置において、
    前記表示器をユーザが通常観察する方向を第1方向とし、前記第1方向とは異なる特定の方向を第2方向とした場合に、前記第1方向から前記表示器を見たユーザが視認可能な第1方向表示画像と、前記第2方向から前記表示器を見たユーザが視認可能な第2方向表示画像とを、前記表示器に表示する表示器制御手段、
    を備えたことを特徴とする前記画像形成装置。
  2. 前記第1方向表示画像を表示する第1方向表示部と、前記第2方向表示画像を表示する第2方向表示部と、を有する前記表示器と、
    前記第1方向表示画像を記憶する第1方向画像記憶手段と、前記第2方向表示画像を記憶する第2方向画像記憶手段とを有する表示画像記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1方向に対して前記画像形成装置の前方上方に傾斜した方向としての前記第2方向と、
    前記画像形成装置内で紙詰まりが発生したことを検知するジャム検知手段と、
    前記紙詰まりが発生した場合に、前記紙詰まりが発生したことをユーザに告知する前記第1方向表示画像と、前記紙詰まりが発生した位置をユーザに告知する前記第2方向表示画像とを前記表示器に表示する前記表示器制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置の側方上方に傾斜した方向としての前記第2方向と、
    前記画像形成装置の通常観察する位置から前記表示器を見たユーザが視認可能な前記第1方向表示画像と、前記画像形成装置の側方上方から前記表示器を見たユーザが視認可能な前記第2方向表示画像とを前記表示する前記表示器制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置。
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