JP2005158739A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2005158739A
JP2005158739A JP2004336410A JP2004336410A JP2005158739A JP 2005158739 A JP2005158739 A JP 2005158739A JP 2004336410 A JP2004336410 A JP 2004336410A JP 2004336410 A JP2004336410 A JP 2004336410A JP 2005158739 A JP2005158739 A JP 2005158739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte layer
cathode
anode
fuel cell
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004336410A
Other languages
English (en)
Inventor
Raj B Apte
ビー アプテ ラジ
David G Duff
ジィ ダフ デビッド
De Walle Christian G Van
ジィ ヴァンデワァール クリスチャン
Jeng Ping Lu
ピン ルー ジェン
Alberto Salleo
アルベルト サレオ
Stephen D White
ディ ホワイト ステファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2005158739A publication Critical patent/JP2005158739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1016Fuel cells with solid electrolytes characterised by the electrolyte material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1004Fuel cells with solid electrolytes characterised by membrane-electrode assemblies [MEA]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/2418Grouping by arranging unit cells in a plane
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/242Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes comprising framed electrodes or intermediary frame-like gaskets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/2465Details of groupings of fuel cells
    • H01M8/2483Details of groupings of fuel cells characterised by internal manifolds
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1097Fuel cells applied on a support, e.g. miniature fuel cells deposited on silica supports
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】機械的故障を低減する燃料電池を提供する。
【解決手段】電解質層のパターニングにおいて、マニホールドを形成するための少なくとも一つの凹部を設け、電極が第一の凹部に形成された第一のマニホールドの中に設置される。アノード電極とカソード電極の位置は、アノード、カソードのの二つの電極間の距離が電解質層の平均厚さより少なくなるように配置される。アノードからカソードへ、あるいはカソードからアノードへイオンが移動する距離を短くするために、電解質の厚みを変え、少なくともアノードまたはカソードの何れか一方を、凹部に設置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池および燃料電池スタックに関する。
燃料電池は、2つの化合物、一般的には燃料と酸化剤から電気エネルギーを直接生成する電気化学システムである。図1は、電解質層104が燃料と酸化剤を分離する典型的な燃料電池システムを示す。電解質層104はプロトン交換膜(PEM)として機能するが、このPEMは水素イオン伝導体でありながら、電子絶縁体である。水素原子がアノードで水素ガスまたは炭化水素発生源から触媒され、その電子から分離する。電子は電極アセンブリ(図示せず)から外部負荷116を通って流れ、カソード112に戻る。水素イオンは、PEM104の中を伝導され、カソード112において電子と水素と結合し、廃棄物である水または蒸気を形成する。外部負荷116を通じてカソード112からアノード120に流れる電流は、有益な電気エネルギーとなる。燃料電池の動作のより詳細な説明は、1989年にニューヨークのVan Nostrand Reinhold Co.により出版されたAppleby, A.J.とFoulke, F.R.による「燃料電池ハンドブック(Fuel Cell Handbook)」に記載されている。
図のシステムにおいて、電解質層104はできるだけ薄く形成するのが理想的である。薄い電解質層が望ましいのは、薄い構造であるほどイオン伝導性にすぐれ、電気抵抗が低減されるからである。一般に、イオンコンダクタンスは厚さに反比例し、電気抵抗は厚さにほぼ比例する。電解質層内の電気抵抗が高いと、出力損失が増大する。
しかしながら、電解質層104を薄くすると、製造しにくさが増し、電解質不良の可能性が高まる。まず、薄い電解質層では、燃料と酸化剤を分離する効果がないかもしれない。燃料が電解質層の中にその電子とともに拡散すると、電子は有益なエネルギーを提供するための外部回路を通過しないため、電池の効率が下がる。このような状態は、燃料クロスオーバーと呼ばれる。燃料クロスオーバーは、カソード112で酸化し、発熱する。これは、薄型のNafion(登録商標)をベースとする膜をメタノール燃料とともに使用する場合のひとつの制約である。第二に、多くの燃料電池用膜技術においては、やわらかい、あるいは壊れやすい材料が使用される。このような材料で作られる薄い電解質層は、しばしば機械的に不安定である。膜が漏れたり裂けたりして、燃料と酸化剤が全体的に混合すると、電池は故障し、アノードまたはカソードの触媒材料が無拘束の発熱反応を起こす。燃料電池の設計者は、安全性、燃料クロスオーバー(これには厚い電解質層が好ましい)とイオン伝導効率(これには、薄い電解質層が好ましい)とのバランスをとらなければならない。構造的に弱い電解質層の問題を解決するために、Dyer他の米国特許第4,863,813号は、図2に示すように、分離の役割を果たす電解質層を除き、酸化剤と燃料を共通領域204の中にまとめている。燃料と酸化剤との無拘束の反応を防止するために、この反応を促進する触媒は、反応を起こす種から遮断されている。触媒を遮断するために、Dyer特許は、触媒を電極組成物の中に含め、選択的透過性電極を使用することを教示している。したがって、たとえば、アノードを燃料に対して透過性を持つが、酸化剤は透過させないようにすることができる。このような選択的透過性電極の設計については、Taylor他(米国特許第5,102,750号)およびEllgen他(米国特許第5,162,166号)においても説明されている。しかしながら、このような選択的透過性電極の製造は困難であり、それによって電極の設計が制約され、その結果、最適な性能が得られない。
米国特許第4,863,813号明細書 米国特許第5,102,750号明細書 米国特許第5,162,166号明細書
上記のことから、燃料と酸化剤を分離した状態で、しかも電解質の機械的堅牢性について妥協せずにすむ電解質構造を形成する改良されたシステムが必要である。燃料クロスオーバーが小さい電解質の場合、より薄い電解質層を機械的に強化する方法により、イオン伝導性と効率が改善される。
電解質の改良された機械的設計を取り入れた燃料電池について説明する。ひとつの実施形態において、改良された電解質層がパターニングされ、マニホールドを形成するための少なくともひとつの凹部がこれに設けられる。電極が第一の凹部に形成された第一のマニホールドの中に設置される。アノード電極とカソード電極の位置は、アノード、カソードの2つの電極間の距離が電解質層の平均厚さより少なくなるように配置される。
より厚い電解質層を使用することができ、しかもアノードをカソードに接近させて設置することが可能な燃料電池システムについて説明する。このシステムは、燃料用と酸化剤用のチャンバを分離し、燃料電池の機械的故障を低減し、製造を簡素化し、燃料電池の性能を保持する。
図3は、電解質層304の上に形成された燃料電池の断面図である。図の実施形態において、電解質層304は厚いフィルムであり、これは基板としても機能する。あるいは、電解質層304を支持基板(図示せず)の上に形成することもできる。電解質304の上部のデュアルマニホールドカバー328は燃料用マニホールド332と酸化剤用マニホールド336でなる別々のマニホールドを作る。燃料用マニホールド332の中にアノード308があり、酸化剤用マニホールド336の中にカソード312がある。
ひとつの実施形態において、電解質層304は固形酸材料(solid acid material)から作られる。固形酸材料は電子絶縁体でありながら、高いイオン伝導性を有する。これらの特徴から、固形酸は特に燃料電池に適しており、これについては、2001年4月19日付Nature誌410号910から913ページに掲載されたHaile他による「固形酸形燃料電池(Solid Acid Fuel Cell)」と題する記事の中で説明されている。しかしながら、固形酸材料からは脆弱なセラミック材料ができ、これは支持手段のない非常に薄い電解質構造の製造には適していない。
アノード308とカソード312は、伝導性材料、一般にはグラファイト等の不活性伝導体で形成され、電解質層304に隣接して設置される。アノード308またはカソード312のいずれか一方あるいはアノードとカソードの両方は、燃料と酸化剤との反応を促進するため、プラチナおよび/またはルテニウム等の触媒を含むのが一般的である。触媒は、分子間相互作用のための基板として機能し、燃料と酸化剤の分割、たとえば水素と酸素、H2とO2のHとOへの分割を促進する。一般に、単原子種のみ反応する。
図3において、アノード308とカソード312は、電解質層304の第一の表面316の上の共通平面内に形成される。ただし、平坦であることは要件ではない。小さな分離距離318だけアノード縁辺部320は最も近いカソード縁辺部324から離れている。分離距離318は、好ましくは10マイクロメートル未満である。電流路344は、カソード縁辺部324とアノード縁辺部320に近いギャップ領域の中に集中する。
マニホールド328内の分離壁340は、燃料用チャンバ332と酸化剤用チャンバ336を分離する。燃料用マニホールド332には通常、水素または炭化水素等の燃料およびアノード308が収容される。酸化剤用マニホールド336には通常、カソード312と、酸素等の酸化剤が収容される。分離壁340の厚さは、アノードをカソードから分離する距離318の下限を画定する。アノード308をカソード312の近くに設置することが望ましいため、分離壁340は薄いこと、しばしば、幅10マイクロメートル未満であることが好ましい。このような寸法のマニホールドを形成するためには、フォトリソグラフィ技術をはじめとする多数の技術を使用できる。
矢印344は、水素イオン等の燃料イオンの流れを示す。水素イオンは通常、アノード308から電解質層304を通ってカソード312へと流れ、ここで酸化剤と反応する。反応後、燃料電池は水を生成する。イオンの流れによって電位差が生じ、この電位差が電子をアノードから電気回路(図示せず)を通ってカソードへと駆動する。電子の流れが外部の電気回路への供給電力となる。矢印344は、電解質層304の片側に入り、電解質層304の同じ側のカソードの付近から出る水素イオンの流れを示す。この新規なイオンの経路により、電解質層の厚さが水素イオンの経路の長さを決定する要因とはならなくなる。したがって、カソードからアノードまでの間の距離を、電解質層の厚さより実質的に小さくすることができる。
図4〜図6は、電解質、たとえば固形酸が成形、機械加工その他によって成形され、凹部を有する平坦でない表面が作られている燃料電池の構造を示す。平坦な、あるいは成形、機械加工その他によって形成されたマニホールドは、凹部を密閉して燃料用および酸化剤用チャンバを形成し、その中に電極とアノードが設置される。
図4は、波型の電解質層404を利用する燃料電池400の実施形態を示す。波型の電解質層404は、波型構造から形成された少なくとも2つの凹部402,406を含む。アノード408とカソード412は、対応する凹部402,406に設置される。各々の凹部は一般に断面が三角形であり、その幅は一般に、最も大きい地点で1から1000マイクロメートルの範囲である。凹部402,406は、燃料用および酸化剤用マニホールドを形成するよう配置される。
電解質層の形成あるいは波型化は、たとえば、電解質層の成形または機械加工を含むさまざまな技術によって実現される。セラミック電解質層の場合、これを素地の状態でパターニングしてから焼成するか、あるいは焼成した後でパターニングすることができる。凹部を非常に小さく形成することが望まれる場合、フォトリソグラフィによるエッチング加工で凹部を形成することができる。代表的なフォトリソグラフィ技術は、1986年にカリフォルニア州サンセット・ビーチのLattice Pressから出版されたWolf, SとTauber, R.N.による「VLSA時代のためのシリコン加工(Silicon Processing for the VLSI Era)」に記載されている。当業者は、その他の方法を利用しても波型電解質層を形成することができる。
波型電解質層404の山部444は、燃料用チャンバと酸化剤用チャンバの間の分離壁となる。燃料用および酸化剤用チャンバは、凹部402,406から形成される。燃料電池400のマニホールドカバー432は山部444に連結し、燃料用チャンバ436と酸化剤用チャンバ440を密閉し、密閉されたチャンバは燃料電池マニホールドである。山部444の高さが他の山部452,456の上部と平面を形成する場合、マニホールドカバー432は、燃料電池マニホールドを密閉する平面構造であってもよい。
矢印444は、アノード408から山部444を通ってカソード412に至る燃料イオンの移動を示す。燃料イオンは電解質層に入り、電解質層404の同じ面448から出る。山部444の上の山形コーナー445は、燃料イオンの入口と出口を分離する。アノード408上の最も近い地点からこれに対応するカソード412上の最も近い地点までの距離414は、電解質層404の平均厚さ424より実質的に小さい。距離414はまた、電解質層404の中点における厚さより小さい。本明細書において、中点における厚さとは、電解質層の半分がその中点の厚さより厚く、電解質層の半分がその中点の厚さより薄いという厚さの数値と定義される。
図5は、電解質層504の中に溝が形成されている燃料電池500を示す。溝は凹部506,508を形成し、これが密閉されると、マニホールドが形成される。凹部を有するマニホールドは各々、コーナー512,516を有するほぼ箱型の断面を持つ。対応する凹部を有する電解質層を形成する技術には、電解質層504の成形、電解質層の機械加工、電解質層のジェット印刷あるいはその他、当業者に知られているセラミックパターニング技術がある。
電解質層504の分割部分552は、隣接する凹部506,508を分離する。分割部分552のアスペクト比は低く保たれ、好ましくは、分割部分552の高さ560を、幅564の20倍より小さくする。アスペクト比を低くすることにより、分割部分552の強度が維持される。
アノード532とカソード536は、対応する凹部506,508の中に形成される。アノード532とカソード536を凹部506,508の輪郭と合致させることにより、アノードの一部548が電解質層の分割部分552と重複する。同様に、カソードの一部556は電解質層の分割部分552と重複する。このように、アノードの一部548とカソードの一部556は、電解質層の分割部分552の両側に接触する。分割部分552が、一般的には50ミクロンと薄いことにより、アノードの一部548をカソードの一部556に近接させて設置することができ、その結果、2つの部分の間のイオン交換が促進される。
一般的な燃料電池はアノード−カソード構造を繰り返し、燃料電池から発生される電圧と電流を増加させている。たとえば、この構造を直列で繰り返し、連続する凹部544の中の第三のアノードの次に対応するカソード(図示せず)を設置することができる。燃料は各アノードを囲み、酸化剤は各カソードを囲む。陽イオンにより正に荷電した水素イオンのような電解した燃料原子は、アノードから電解質層504を通ってカソードに流れ、カソードにおいて酸化剤と反応する。あるいは、陰イオンにより負に荷電した酸素イオンのような電解した酸化剤は、カソードから電解質層504を通ってアノードに流れ、アノードにおいて燃料と反応する。イオンのほとんどは、アノードからカソードへの最短経路を移動する。この最短経路は、分割部分552を通る。その結果生じる電位差を電気回路の駆動に使用することができる。
燃料と酸化剤を入れるために、マニホールドカバー549は電解質層504に連結し、燃料または酸化剤を入れるのに適した少なくとも2つのチャンバ周辺を密封する。マニホールドカバーはまた、分割部分552を含む電解質層の山部の構造的支持手段にもなる。マニホールドカバーは、燃料、電解質、触媒との適合性のあるプラスチックまたはセラミックをはじめとするさまざまな材料で構成できる。電解質の中には、摂氏数千度という高温下でも動作するものもある。アノードとカソードの両方をカバーするマニホールドカバーは、一般に、アノードとカソードのショートを防止するため、電気的に十分に絶縁される。
図6は、電解質層604が少なくとも2つの凹部608,612を有するようにパターニングされた燃料電池600の断面図である。電解質層のパターニングは、電解質層の機械加工、電解質層の成形あるいは当業者に知られるその他の技術により実現できる。電解質層604のうちより厚い領域616は、電解質層604のうちより薄い領域620を強化する「リブ」として機能する。薄い領域の厚さは一般に50ミクロン未満であり、厚い領域の厚さは一般に少なくとも100ミクロンである。凹部の高さ対幅のアスペクト比は非常にさまざまであるが、通常、アスペクト比は0.4以下に保たれる。アスペクト比を低くすることで、電解質層が、電解質層604の凹部を有する薄い部分の強度を維持するのに十分に厚い部分を確実に有することになる。
燃料用マニホールドカバー624と酸化剤用マニホールドカバー628は、電解質層604の反対側に連結する。電解質層604の凹部はマニホールドカバーと連結され、対応する燃料用マニホールド632と酸化剤用マニホールド636を形成する。マニホールドカバーはまた、電解質層604を硬化し、強化する役割も果たす。燃料用チャンバ632の中の電解質層604に隣接するアノードと酸化剤用チャンバ636の中の電解質層604の反対側に隣接するカソードは、電気的接触点を提供する。燃料イオンは電解質層604の第一の面638に入り電解質層604の第二の面640から出る。電解質層604から出た後、燃料イオンは、酸化剤用チャンバ636内で触媒と酸化剤と相互作用する。あるいは、酸化剤のイオンが電解質層604の第一の面に入り、第二の面638から出る。
燃料電池は時々、空間体積をより効率的に利用するために積み重ねられる。(前出の「燃料電池ハンドブック」のAppleby参照。)図7は、燃料電池700の断面図であり、図5および図6の燃料電池構造と同様または同等の複数の燃料電池704,708を積み重ねるひとつの方法を示す。アノード716,718を含む電池は、カソード720を含む電池に隣接させて設置される。図にある特定の実施形態においては、4つの隣接するカソード720がアノード716を囲んでいるが、他の電気的または機械的にニーズに合わせ、図とは異なる配置としてもよい。アノードとカソードは、一般的に伝導体および触媒を含む、当業界で周知の材料で構成できる。
電池を積み重ね、その出力を電気的に連結することにより、スタックにより出力される電圧または電流を増大させることができる。並列の電気的接続により電流が増加し、直列接続はスタックにより出力される電圧を増加させる。
隣接する電池同士の電気的接続は、さまざまな方法で行われる。ひとつの実施形態において、マニホールドそのものにおいては電気的接続を行わず、エンドプレート(図示せず)において電気接続が行われる。エンドプレートは、図7の断面図に平行に、燃料電池構造の前後の終端を形成する。電池を電気的に相互接続するその他の方法も使用できる。
上記の燃料電池の例700において、電池間のマニホールドカバーは、取り除かれている。そのかわり、隣接する電池の壁は、各電池を密封する役割を果たす。この場合もマニホールドカバーは電池スタックの上下または左右で利用できる。個々の電池は脆弱であるが、積み重ねることで、構造全体の機械的強度が増す。
以上の説明において、さまざまな詳細事項が示された。この詳細事項には、理想的な寸法、電解質層の形状、代表的な電解質の材料の例、燃料電池用の一般的な燃料が含まれる。これらの詳細事項は、本発明を理解しやすくし、例を挙げるために記載された。しかしながら、これらの詳細事項は、特許請求範囲を限定するものと解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定義される。
燃料電池の従来技術による構造を示す図である。 燃料と酸化剤をまとめた、燃料電池の改良された従来技術による構造を示す図である。 分離したマニホールドを有するコプラナ燃料電池の一実施形態を示す図である。 波型の電解質層を有するコプラナ燃料電池の一実施形態を示す図である。 溝付の電解質層を有するコプラナ燃料電池の一実施形態を示す図である。 強化用リブを備える凹部を有する電解質層を使用した図である。 燃料電池が積み重ねられた、凹部を有する燃料電池の一実施形態を示す図である。
符号の説明
104,304,404,504,604 電解質層、112,312,412,536,720 カソード、116 外部負荷、120,308,408,532,540,716,718 アノード、316 第一の表面、318 分離距離、320 アノード縁辺部、324 カソード縁辺部、328,432,549,624 マニホールドカバー、332,632 燃料用マニホールド、336,440,636 酸化剤用マニホールド、340 分離壁、344 矢印、電流路、400,500,600,700,704,708 燃料電池、402,406,506,508,544,608,612 凹部、414 距離、424 平均厚さ、444 山部、445 山形コーナー、552 分割部分、632 燃料用チャンバ、636 酸化剤用チャンバ、638 第一の面、640 第二の面。

Claims (4)

  1. 第一の凹部を有し、厚みが一様でない電解質と、
    前記第一の凹部に設置された第一の電極と、
    前記第一の電極との最短距離が前記電解質の最も厚い部分の厚さより小さくなるよう配置された第二の電極と、
    を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 少なくとも2つの凹部を有し、厚みが一様でない電解質と、
    前記少なくとも2つの凹部の第一の凹部に設置されたアノードと、
    前記少なくとも2つの凹部の第二の凹部に設置されたカソードを備え、
    前記アノードとカソードは、前記アノードから前記カソードまでの最短距離が前記電解質の最も厚い部分より小さくなるよう配置されることを特徴とする燃料電池。
  3. 第一の面を有する電解質と、
    前記電解質と接触するマニホールドカバーを備え、
    前記マニホールドカバーと電解質とは2つのマニホールドを形成し、第一のマニホールドはアノードを有し、第二のマニホールドはカソードを有し、前記2つのマニホールドは何れも前記電解質の前記第一の面にあることを特徴とする燃料電池。
  4. 第一の燃料電池を形成し、第一の凹部を有し、厚みが一様でない、第一の電解質層と、
    前記第一の凹部に設置された第一の電極と、
    前記第一の電極との最短距離が、前記第一の電解質層の最も厚い部分の厚さより小さくなるよう配置された第二の電極と、
    前記第一の電解質層の上に設置された第二の電解質層を備え、
    前記第二の電解質層は第二の燃料電池を有し、前記第一の燃料電池は前記第二の燃料電池と電気的に連結されていることを特徴とする燃料電池スタック。

JP2004336410A 2003-11-24 2004-11-19 燃料電池 Pending JP2005158739A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/722,156 US7459225B2 (en) 2003-11-24 2003-11-24 Micro-machined fuel cells

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005158739A true JP2005158739A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34591971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004336410A Pending JP2005158739A (ja) 2003-11-24 2004-11-19 燃料電池

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7459225B2 (ja)
JP (1) JP2005158739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541268A (ja) * 2007-10-05 2010-12-24 クラレイ ユーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高い比抵抗を有するポリビニルアセタールを基礎とする可塑剤含有フィルムを有する光起電力モジュール
JP2014192095A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体、および、固体高分子形燃料電池
JP2021514522A (ja) * 2018-02-22 2021-06-10 エルジー・ケム・リミテッド 燃料電池セルおよびこれを含む燃料電池スタック

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2554160A1 (en) * 2004-01-23 2005-09-22 The University Of North Carolina At Chapel Hill Liquid materials for use in electrochemical cells
US8389165B2 (en) 2008-11-29 2013-03-05 Palo Alto Research Center Incorporated Printed fuel cell with integrated gas channels
FR2946463B1 (fr) * 2009-06-04 2011-10-28 Commissariat Energie Atomique Electrolyte support pour systeme electrochimique
EP2519988B1 (en) 2009-12-28 2018-03-28 Intelligent Energy Limited Fuel cells and fuel cell components having asymmetric architecture and methods thereof
US10516181B2 (en) 2014-08-28 2019-12-24 Palo Alto Research Center Incorporated Apparatus and method associated with reformer-less fuel cell

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167243A (ja) * 1997-08-15 1999-03-09 Ngk Insulators Ltd 電気化学セル用支持体、電気化学セルおよびその製造方法
JP2004164861A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 燃料電池用触媒層形成シート、該シートの製造方法及び触媒層−電解質膜積層体の製造方法
JP2004363095A (ja) * 2003-05-09 2004-12-24 Dainippon Printing Co Ltd 固体酸化物形燃料電池
JP2006503415A (ja) * 2002-10-18 2006-01-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 薄膜燃料電池用電解質及びその製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863813A (en) * 1988-09-15 1989-09-05 Bell Communications Research, Inc. Primary source of electrical energy using a mixture of fuel and oxidizer
US5102750A (en) * 1990-12-18 1992-04-07 Bell Communications Research, Inc. Efficiency enhancement for solid-electrolyte fuel cell
US5162166A (en) * 1991-07-19 1992-11-10 Kerr-Mcgee Corporation Devices providing electrical energy from fuel/oxygen mixtures
EP1241725B1 (en) * 2001-03-16 2010-05-12 Samsung SDI Co., Ltd. Monopolar cell pack of direct methanol fuel cells
US20040115507A1 (en) * 2002-12-05 2004-06-17 Potter Curtis N Monolithic fuel cell and method of manufacture
US7410716B2 (en) * 2003-11-03 2008-08-12 Corning Incorporated Electrolyte sheet with protruding features having undercut angles and method of separating such sheet from its carrier

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167243A (ja) * 1997-08-15 1999-03-09 Ngk Insulators Ltd 電気化学セル用支持体、電気化学セルおよびその製造方法
JP2006503415A (ja) * 2002-10-18 2006-01-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 薄膜燃料電池用電解質及びその製造方法
JP2004164861A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 燃料電池用触媒層形成シート、該シートの製造方法及び触媒層−電解質膜積層体の製造方法
JP2004363095A (ja) * 2003-05-09 2004-12-24 Dainippon Printing Co Ltd 固体酸化物形燃料電池

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541268A (ja) * 2007-10-05 2010-12-24 クラレイ ユーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 高い比抵抗を有するポリビニルアセタールを基礎とする可塑剤含有フィルムを有する光起電力モジュール
JP2014192095A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体、および、固体高分子形燃料電池
JP2021514522A (ja) * 2018-02-22 2021-06-10 エルジー・ケム・リミテッド 燃料電池セルおよびこれを含む燃料電池スタック
JP7036498B2 (ja) 2018-02-22 2022-03-15 エルジー・ケム・リミテッド 燃料電池セルおよびこれを含む燃料電池スタック
US11489173B2 (en) 2018-02-22 2022-11-01 Lg Chem, Ltd. Fuel cell and fuel cell stack comprising same

Also Published As

Publication number Publication date
US20090047558A1 (en) 2009-02-19
US20050112433A1 (en) 2005-05-26
US7811692B2 (en) 2010-10-12
US7459225B2 (en) 2008-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7799480B2 (en) Fuel cell stack with dummy cell
KR100534677B1 (ko) 연료 전지
US7867666B2 (en) Fuel cell with triangular buffers for reactant gas and coolant
US7569301B2 (en) Fuel cell
US7811692B2 (en) Micro-machined fuel cells
US20060024561A1 (en) Fuel cell stack
US7794891B2 (en) Fuel cell with interweaving current collector and membrane electrode assembly
JP2001273914A (ja) 電気化学装置および集積電気化学装置
CN108091898A (zh) 用于燃料电池的极板和燃料电池垛
US7951508B2 (en) Fuel cell
US7572538B2 (en) Fuel cell
JP2005535081A (ja) 燃料電池スタックのためのプレート要素
US20060003206A1 (en) Fuel cell
JP4197514B2 (ja) 燃料電池システム及びスタック
JP2002198072A (ja) 固体高分子型燃料電池
JP2002270198A (ja) 燃料電池
EP1552575A2 (en) Thin film fuel cell electrolyte and method for making
JP2004303651A (ja) 平面積層型燃料電池
JP2004185904A (ja) 燃料電池
US11936075B2 (en) Separator for solid oxide fuel cell (SOFC) stack capable of minimizing system volume and usage of sealant
KR20070035859A (ko) 바이폴라 플레이트 및 이를 채용한 연료전지 스택
JP2004311056A (ja) 燃料電池スタック
JP3110902B2 (ja) 燃料電池
KR20190130835A (ko) 고체 산화물 연료 전지 및 그 전해질
JP2006156042A (ja) 燃料電池のセル構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120529