JP2005158354A - 燃料電池用加湿システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料電池の反応に使用される反応ガスを燃料電池の反応後に排出されるオフガス内の水分により加湿する水分透過型の加湿器7と、加湿器7をバイパスするバイパス路8と、バイパス路8を通過する反応ガスの流量を調整する流量調整弁9とを備えた燃料電池用加湿システムにおいて、燃料電池1の発電出力が変化したときに流量調整弁9を開く制御を行う流量調整弁制御手段13を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
この加湿器を備えた燃料電池用加湿システムにおいて、反応ガスの加湿量を調整するために、加湿器を経て燃料電池に至る反応ガス供給路に、加湿器をバイパスするバイパス路が設けられ、このバイパス路に反応ガスのバイパス流量を調整可能な流量調整弁が取付けられたものが提案されている。
また、加湿器を通流する回路に所定の時間通流したのち、加湿器を迂回する回路に所定の時間通流するサイクルを周期的に繰り返す制御を行うものもある(特許文献2参照)。
さらに、燃料電池内の各固体高分子膜の電圧であるセル電圧がしきい値より大きいか否かを判定して流量調整弁を作動する制御を行うものもある(特許文献3参照)。
本発明によれば、燃料電池の発電出力が変化したときに、流量調整弁制御手段によって流量調整弁を開くことで反応ガスの加湿が抑制されることにより、燃料電池の発電の弊害となる水が過剰に生成されないため、反応ガス供給路内の水の滞留が抑制されることとなる。
本発明によれば、加湿器を経て燃料電池に至る反応ガス供給路にバイパス路が加湿器をバイパスすることにより、燃料電池の発電出力が変化したときに加湿が抑制された反応ガスを燃料電池に供給することとなる。
本発明によれば、燃料電池から加湿器を経て排出されるオフガス排出路にバイパス路が加湿器をバイパスすることにより、燃料電池の発電出力が変化したときに加湿器に供給するオフガスの量を低減して、加湿が抑制された反応ガスを加湿器から燃料電池に供給することとなる。
燃料電池の発電出力及び発電出力変化量に基づいて流量調整弁の開度を設定することにより、燃料電池の発電出力及び発電出力変化量に応じて直接的かつ迅速に加湿がなされ、燃料電池の発電の弊害となる水が過剰に生成されないため、反応ガス供給路内の水の滞留が抑制されることとなる。
図1は、本発明を適用した燃料電池用加湿システムを示すブロック図である。
この燃料電池加湿システムは、例えば、燃料電池自動車に使用されるものである。同図において、1は燃料電池を示している。燃料電池1は多数の固体高分子膜を備えたものであって、アノード極及びカソード極を構成する。各固体高分子膜は酸素と水素とを隔絶しつつ、飽和含水することにより、分子中に存在するプロトン交換基によって導電性電解質として機能するものである。そして、固体高分子膜を加湿して導電性を高めるために後述する加湿器が用いられるのである。
また、反応ガス供給路4には、加湿器7をバイパスするバイパス路8が設けられている。このバイパス路8には、バイパス路8を通過する空気の流量を調整する流量調整弁9が設けられている。
また、制御部13は、燃料電池1の発電出力及び発電出力変化量に基づいて流量調整弁9の開度を設定するマップを有している。そのマップの一例を図2に示す。発電出力は、燃料電池自動車を減速させることによって燃料電池1の発電出力を下げる前、または燃料電池自動車を加速させることによって発電出力を上げた後の電流値であって、
x>y>z>w>・・・
である。発電出力変化量は、燃料電池1の発電出力を下げたときまたは上げたときの発電出力の電流値の差である。また、発電出力変化量に基づいて流量調整弁9の開度を設定する判断の基準となる電流値をα,β,・・・とし、
α>β>・・・
とする。図2のマップによれば、例えば、燃料電池1の発電出力を下げる際、燃料電池1の発電出力を下げる前の電流値がxAであり、燃料電池1の発電出力を下げた後の電流値がaA(x>a)、すなわち燃料電池1の発電出力変化量の電流値が(x−a)Aであったとき、(x−a)>αであれば、流量調整弁9の開度はA°に設定される。このマップによって、制御部13は流量調整弁9の開度をA°に開くような制御を行うこととなる。また、例えば、燃料電池1の発電出力を上げる際、燃料電池1の発電出力を上げる前の電流値がaAであり、燃料電池1の発電出力を上げた後の電流値がxA、すなわち燃料電池1の発電出力変化量の電流値が(x−a)Aであったときも同様に、(x−a)>αであれば、流量調整弁9の開度はA°に設定される。
また、図2において、発電出力が小さくなるほど流量調整弁9の開度が小さくなり、発電出力変化量が小さくなるほど流量調整弁9の開度が小さくなるように設定されている。すなわち、流量調整弁9の開度は、
A>B>・・・,C>D>・・・,A>C>・・・,B>D>・・・
となる。
すなわち、燃料電池1の発電出力の電流値が所定の値xAで一定となるように、制御部13がエア供給システム3及び水素供給システム3aを駆動させて、空気及び水素を燃料電池1に供給する。そして、燃料電池1の発電出力の電流値がaAとなるように燃料電池1の発電出力を下げて燃料電池自動車を減速させる際、制御部13がエア供給システム3及び水素供給システム3aの駆動を制御して、空気及び水素の燃料電池1への供給を減少させる。これと同時に、制御部13のマップを参照して、燃料電池1の発電出力の電流値がxAであり、燃料電池1の発電出力を下げた後の発電出力の電流値がaAである場合、燃料電池1の発電出力変化量の電流値が(x−a)Aとなるため、(x−a)>αであれば、流量調整弁9の開度がA°に設定される。その後、流量調整弁9の開度がA°となるように、制御部13が流量調整弁9の開度を制御して、バイパス路8を通過する空気の量を増加させる。
その後、燃料電池1の発電出力の電流値がxAとなるように燃料電池1の発電出力を上げて燃料電池自動車を加速させる際、制御部13がエア供給システム3及び水素供給システム3aの駆動を制御して、空気及び水素の燃料電池1への供給を増加させる。これと同時に、制御部13のマップを参照して、燃料電池1の発電出力の電流値がaAであり、燃料電池1の発電出力を上げた後の発電出力の電流値がxAである場合、燃料電池1の発電出力変化量の電流値が(x−a)Aとなるため、(x−a)>αであれば、流量調整弁9の開度がA°に設定される。その後、流量調整弁9の開度がA°となるように、制御部13が流量調整弁9の開度を制御して、バイパス路8を通過する空気の量を増加させる。
なお、燃料電池1の発電出力を上げる場合、その発電出力を上げる直前の燃料電池1の温度は低温であり、発電電流が少ないことで発熱量が少ないため、電流の増加に伴って凝縮水が多量に生成される。したがって、制御部13が流量調整弁9の開度を制御してバイパス路8を通過する空気の量を増加させ、燃料電池1に供給される空気の加湿を全体として抑制させる必要がある。
すなわち、図3に示すように、本発明の燃料電池用加湿システムを制御すると、図3(a)において発電出力が変化した時点で、図3(b)において凝縮水量が変化する。本発明の燃料電池用加湿システムを制御することによって、過剰凝縮水量を抑制することができる。なお、この過剰凝縮水量は、燃料電池用加湿システムを制御しない場合に発電出力が変化した時点で過剰に存在して燃料電池1の発電の不具合を発生させる凝縮水の量である。
図4は、本発明を適用した燃料電池用加湿システムを示すブロック図である。
図4においては、上記第1実施形態における図1と同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
燃料電池1の上流側には燃料電池1に供給される空気の温度を検知するセンサ10が設けられ、燃料電池1の下流側には燃料電池1から排出される空気の温度を検知するセンサ11が設けられている。また、加湿器7の上流側にはエア供給システム3から加湿器7に供給される空気の温度を検知するセンサ12が設けられている。
3 エア供給システム
3a 水素供給システム
4,4a 反応ガス供給路
6,6a オフガス排出路
7 加湿器
8,8a バイパス路
9,9a 流量調整弁
13 制御部(流量調整弁制御手段)
Claims (4)
- 燃料電池の反応に使用される反応ガスを前記燃料電池の反応後に排出されるオフガス内の水分により加湿する加湿器と、
前記加湿器をバイパスするバイパス路と、
前記バイパス路を通過する反応ガスの流量を調整する流量調整弁とを備えた燃料電池用加湿システムにおいて、
燃料電池の発電出力が変化したときに前記流量調整弁を開く制御を行う流量調整弁制御手段を備えたことを特徴とする燃料電池用加湿システム。 - 前記バイパス路は、前記加湿器を経て前記燃料電池に至る反応ガス供給路に設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用加湿システム。
- 前記バイパス路は、前記燃料電池から前記加湿器を経て排出されるオフガス排出路に設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用加湿システム。
- 前記流量調整弁制御手段は、前記燃料電池の発電出力及び発電出力変化量に基づいて前記流量調整弁の開度を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料電池用加湿システム。
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