JP2005158156A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

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康彦 新庄
Ryoichi Annen
亮一 安念
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads

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Abstract

【課題】 本発明はテープ幅の異なる磁気テープを装着し得る磁気記録再生装置に関し、幅狭磁気テープと幅広磁気テープの双方を装着し磁気記録再生処理を行なうことを課題とする。
【解決手段】 回転ドラム13Aとテープガイド22Aが設けられた固定ドラム14Aとを有した回転ドラム装置12Aと、磁気テープ11A,11Bの走行を案内するガイドローラ16A,17A,16B,17Bとを具備する磁気記録再生装置において、テープ幅W1に対応したガイドローラ16A,17Aと、テープ幅W2に対応したガイドローラ16B,17Bとを設け、これを選択的に使用しうる構成とする。また、各ガイドローラ16A,17A,16B,17Bにより磁気テープ11A,11Bの下側側縁部11A−2,11B−2が位置規制されるよう構成する。更に、回転ドラム13Aに対して固定ドラム14Aが上部に位置するよう構成し、固定ドラム14Aのテープガイド溝22Aにより磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1を位置規制する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は磁気記録再生装置に係り、特にテープ幅の異なる磁気テープを装着し得る磁気記録再生装置に関する。
例えば、コンピュータの記憶手段として用いられる磁気記録再生装置としては、回転ドラム装置に磁気テープを添接させ、情報をヘリカルスキャン方式で磁気記録再生するストリーマ装置がある(特許文献1参照)。
この種の磁気記録再生装置は、磁気テープに対して記録再生処理を行なう回転ドラム装置と、この回転ドラム装置に磁気テープを添接させるテープローディング機構を有している。回転ドラム装置は、複数の磁気ヘッドが取り付けられた回転ドラム(「上ドラム」とも言う)と、シャーシ上に固定された固定ドラム(「下ドラム」とも言う)とにより構成されている。
固定ドラムは磁気記録再生装置のベース(シャーシ)に固定されており、また回転ドラムは固定ドラムと同軸的に配設されている。この回転ドラムは、モータにより高速回転する構成とされており、これにより回転ドラムに設けられた磁気ヘッドも回転し、よって回転ドラム装置に添接された磁気テープに対しヘリカルスキャン方式で磁気記録再生処理が実施される。
また、テープローディング機構はガイドポールや傾斜ポール等により構成されている。このテープローディング機構は、磁気テープが収納されているテープカートリッジから磁気テープを引き出し、上記した回転ドラム装置に所定の角度にわたり添接させる機能を奏する。
ところで、この磁気記録再生処理の際、磁気テープの走行位置が一定でないと円滑な磁気記録再生処理ができなくなる。このため、磁気記録再生装置は、磁気テープの上側の側縁と下側の側縁を位置規制することにより、安定したテープ走行が行なわれるよう構成されている。具体的には、従来では固定ドラムに磁気テープの下側側縁を位置規制するテープガイド溝を形成する共に、ガイドポールに磁気テープの上側側縁を位置規制する位置規制フランジを設けた構成としていた。
特開2003−203317
ところで、近年のコンピュータの高密度化及び高記憶容量化に伴い、コンピュータに接続されてデータのバックアップを行なうストリーマ装置(磁気記録再生装置)についても高記録容量化が要求されるようになってきている。この要望に対してはトラックピッチを狭ピッチ化することにより対応することができるが、近年要求されている記録容量には、この方法のみでは対応できなくなってきている。そこで、磁気テープの幅を従来ものよりも広くすることにより、記録容量を高めることが提案されている。
従来では、テープ幅の狭い従来の磁気テープ(以下、幅狭磁気テープという)に対応した磁気記録再生装置と、テープ幅の広い磁気テープ(以下、幅広磁気テープという)に対応した磁気記録再生装置とはそれぞれ別個のものであり、使用される場合もそれぞれ別個に使用されていた。
このため、磁気記録再生処理を行なう磁気テープとして幅狭磁気テープと幅広磁気テープの双方を使用する必要がある場合には、幅狭磁気テープ対応の磁気記録再生装置と、幅広磁気テープ対応の磁気記録再生装置との2種類の磁気記録再生装置を用意する必要があった。しかしながら、2種類の磁気記録再生装置を用意するのは面倒であり、また2台の磁気記録再生装置で記録することとなるため、コストの上昇及び記録効率の低下が生じるという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、幅狭磁気テープと幅広磁気テープの双方を装着し磁気記録再生処理を行ないうる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
磁気ヘッド(15)が設けられた回転ドラム(13A)と、磁気テープ(11A,11B)の上下一方の側縁部(11A−1,11B−1)を規制することにより走行案内を行なうテープガイド(22A)が設けられた固定ドラム(14A)とを有しており、前記磁気テープ(11A,11B)に対して前記磁気ヘッド(15)によりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置(12A)と、
前記磁気テープ(11A,11B)が所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープ(11A,11B)の他方の側縁部(11A−2,11B−2)を規制することにより前記磁気テープ(11A,11B)の走行を案内するガイド部材(16A,17A,16B,17B)とを具備する磁気記録再生装置において、
前記ガイド部材として、第1のテープ幅(W1)に対応した第1のガイド部材(16A,17A)と、第2のテープ幅(W2)に対応した第2のガイド部材(16B,17B)とを設け、該第1のガイド部材(16A,17A)と該第2のガイド部材(16B,17B)とを選択的に使用しうる構成とすると共に、前記第1及び第2のガイド部材(16A,17A,16B,17B)により前記磁気テープ(11A,11B)の下側の側縁部(11A−2,11B−2)を位置規制されるよう構成し、
かつ、前記回転ドラム(13A)に対して前記固定ドラム(14A)が上部に位置するよう構成し、該固定ドラム(14A)に設けられたテープガイド(22A)により前記磁気テープ(11A,11B)の上側の側縁部(11A−1,11B−1)を位置規制するよう構成したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、第1のテープ幅を有した磁気テープ(第1の磁気テープという)と、第2のテープ幅を有した磁気テープ(第2の磁気テープという)の2種類の磁気テープを使用することが可能となる。また、磁気テープの上側の側縁部を常に同じ高さ位置となるよう構成したことにより、テープ幅が異なっても各磁気テープを収納するテープカートリッジの上面高さを同一の高さ位置とすることができ、よって磁気記録再生装置の小型化(薄型化)を図ることができる。
また、請求項2記載の発明は、
磁気ヘッド(15)が設けられた回転ドラム(13B)と、前記磁気テープ(11A,11B)の上下一方の側縁部(11A−2,11B−2)を規制することにより走行案内を行なうテープガイド(22B)が設けられた固定ドラム(14B)とを有しており、ベース(23)に搭載されて前記磁気テープ(11A,11B)に対して前記磁気ヘッド(15)によりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置(12B)と、
前記磁気テープ(11A,11B)が所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープ(11A,11B)の他方の側縁部(11A−1,11B−1)を規制することによりの走行を案内するガイド部材(16C,17C)とを具備する磁気記録再生装置において、
前記回転ドラム装置(12B)を前記ベース(23)に対して昇降させる昇降機構(25)を設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、昇降機構によりベースに対して回転ドラムが昇降するため、異なるテープ幅を有した磁気テープを使用することが可能となる。
また、請求項3記載の発明のように、
請求項2記載の磁気記録再生装置において、
前記昇降機構(25)は、前記回転ドラム装置(12B)を第1のテープ幅(W1)に対応した第1の位置と、第2のテープ幅(W2)に対応した第2の位置との間で昇降させる構成としてもよい。
また、請求項4記載の発明は、
請求項2または3記載の磁気記録再生装置において、
前記昇降機構(25)は、前記ベース(23)に対する前記磁気テープ(11A,11B)の上側の側縁部(11A−1,11B−1)の高さが、常に同一高さとなるよう前記回転ドラム装置(12)を昇降せさることを特徴とするものである。
上記発明によれば、磁気テープの上側の側縁部を常に同じ高さ位置となるよう構成したことにより、テープ幅が異なっても各磁気テープを収納するテープカートリッジの上面高さを同一の高さ位置とすることができ、よって磁気記録再生装置の小型化(薄型化)を図ることができる。
また、請求項5記載の発明は、
磁気ヘッド(15)が設けられた回転ドラム(13B)と、前記磁気テープ(11A,11B)の上下一方の側縁部(11A−2,11B−2)を規制することにより走行案内を行なうテープガイド(22B)が設けられた固定ドラム(14B)とを有しており、ベース(23)に搭載されて前記磁気テープ(11A,11B)に対して前記磁気ヘッド(15)によりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置(12B)と、
前記磁気テープ(11A,11B)が所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープ(11A,11B)の他方の側縁部(11A−1,11B−1)を規制することによりの走行を案内するガイド部材(16D,17D)とを具備する磁気記録再生装置において、
前記ガイド部材(16D,17D)を前記ベース(23)に対して昇降させる昇降機構(26,27)を設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、昇降機構によりベースに対してガイド部材が昇降するため、異なるテープ幅を有した磁気テープを使用することが可能となる。
また、請求項6記載の発明のように、
請求項2記載の磁気記録再生装置において、
前記昇降機構は、前記ガイド部材を第1のテープ幅に対応した第1の位置と、第2のテープ幅に対応した第2の位置との間で昇降させる構成しとてもよい。
本発明によれば、異なるテープ幅の磁気テープを使用することが可能となると共に、磁気記録再生装置の小型化(薄型化)を図ることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である磁気記録再生装置10Aを示す要部構成図である。この磁気記録再生装置10Aは、例えばコンピュータの記憶手段として用いられるものであり、磁気テープ11A,11Bに対して情報をヘリカルスキャン方式で磁気記録再生する構成とされている。
尚、後述するように本実施例に係る磁気記録再生装置10Aは、広いテープ幅(図中、矢印W1で示す)の磁気テープ(以下、幅広磁気テープ11Aという)と、狭いテープ幅(図中、矢印W2で示す)の磁気テープ(以下、幅狭磁気テープ11Bという)の双方を装着し、それぞれに対して磁気記録再生処理を行ないうる構成とされている。
この磁気記録再生装置10Aは、磁気テープ11A,11Bに対して磁気記録再生処理を行なう回転ドラム装置12Bと、テープローディング機構を構成するガイドローラ16A,17Aを有している。回転ドラム装置12Aは、複数の磁気ヘッド15が取り付けられた回転ドラム13Aと、図示しない固定ホルダを用いてベース23(磁気記録再生装置10Aのシャーシ)に固定された固定ドラム14Aとにより構成されている。
固定ドラム14Aは、各磁気テープ11A,11Bの上側の側縁部11A−1,11B−1と当接し、その走行をガイドするテープガイド溝22Aが形成されている。また回転ドラム13Aは固定ドラム14Aと同軸的に配設されており、図示しないモータにより所定の回転数で高速回転する構成とされており、これにより回転ドラム13Aに設けられた磁気ヘッド15も回転し、よって回転ドラム装置12Aに添接された各磁気テープ11A,11Bに対しヘリカルスキャン方式で磁気記録再生処理が実施される。
ここで、回転ドラム装置12Aの回転ドラム13Aと固定ドラム14Aとの位置関係に注目すると、本実施例に係る回転ドラム装置12Aでは、回転ドラム13Aに対して固定ドラム14Aが上部に位置するよう構成されている。従って、上記した固定ドラム14Aに設けられているテープガイド溝22Aは、磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1を位置規制する。
一方、前記のようにガイドローラ16A,16B,17A,17B及び傾斜ポール20,21は、テープローディング機構の一部を構成する。このテープローディング機構は、磁気テープ11A,11Bが収納されているテープカートリッジ(図示せず)から磁気テープ11A,11Bを引き出し、上記した回転ドラム装置12Aに所定の角度にわたり添接させる機能を奏する。
ガイドローラ16A,16B,17A,17Bは、主に磁気テープ11A,11Bの走行位置を規制するものであり、このために位置規制フランジ18A,18B,19A,19Bが形成されている。尚、傾斜ポール20,21は所定の傾斜角度を有しており、磁気テープ11A,11Bが筒状の回転ドラム装置12Aに円滑に添接或いは離間させる機能を奏するものである。
上記した4本のガイドローラ16A,16B,17A,17Bの内、ガイドローラ16A,17Aは幅広磁気テープ11Aに対応したものであり(図1参照)、ガイドローラ16B,17Bは幅狭磁気テープ11Bに対応したものである(図2参照)。このガイドローラ16A,17Aとガイドローラ16B,17Bは、ベース23に対する位置規制フランジ18A,18B,19A,19Bの高さが異なっている。
具体的には、幅広磁気テープ11Aに対応したガイドローラ16A,17Aに形成された位置規制フランジ18A,19Aは、幅広磁気テープ11Aの下側側縁部11A−2と当接するよう構成されている。これに対して、幅広磁気テープ11Bに対応したガイドローラ16B,17Bに形成された位置規制フランジ18B,19Bは、幅広磁気テープ11Bの下側側縁部11B−2と当接するよう構成されている。
このため、ベース23から位置規制フランジ18A,19Aの上面までの距離H2は、ベース23から位置規制フランジ18B,19Bの上面までの距離H3に対して小さく設定されている(H2<H3)。しかしながら、回転ドラム装置12Aはベース23に固定されているため、固定ドラム14Aに形成されているテープガイド溝22Aのベース23に対する高さ(図中矢印H1で示す)は、幅広磁気テープ11A或いは幅狭磁気テープ11Bに拘わらず一定の高さとなっている。
ガイドローラ16A,17Aとガイドローラ16B,17Bは、磁気記録再生装置10Aに装着された磁気テープのテープ幅に応じて磁気テープへの添接が切り換えられる構成となっている。磁気テープのテープ幅の検出は、実際に装着された磁気テープ11A,11Bのテープ幅を検出する構成としてもよく、また磁気テープ11A,11Bが収納されたテープカートリッジの形状により検出する構成としてもよい。また、ガイドローラ16A,17Aとガイドローラ16B,17Bの切り替えは、アクチュエータ等を用いて切り換え処理を行なうことが考えられる。
上記構成とすることにより、幅広磁気テープ11Aが回転ドラム装置12Aに添接された場合は、上側側縁部11A−1が固定ドラム14Aのテープガイド溝22Aに位置規制され、下側側縁部11A−2がガイドローラ16A,17Aの位置規制フランジ18A,19Aに位置規制される。また、幅狭磁気テープ11Bが回転ドラム装置12Aに添接された場合は、上側側縁部11B−1が固定ドラム14Aのテープガイド溝22Aに位置規制され、下側側縁部11B−2がガイドローラ16B,17Bの位置規制フランジ18B,19Bに位置規制される。
よって、幅広磁気テープ11A及び幅狭磁気テープ11Bのいずれの磁気テープが装着された場合でも、各磁気テープ11A,11Bを高精度に位置決めされた状態で走行させることができる。これにより、異なるテープ幅を有する各磁気テープ11A,11Bに対して安定した磁気記録再生処理を行なうことができる。
上記したように、本実施例に係る磁気記録再生装置10Aでは、幅広磁気テープ11Aと幅狭磁気テープ11Bの2種類の磁気テープを使用することが可能となる。よって、磁気記録再生装置10Aの使用性及び利便性を高めることができる。
また、本実施例に係る磁気記録再生装置10Aでは、各磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1がベース23に対して同じ高さ位置(H1)となるよう構成している。これにより、テープ幅W1,W2が異なっても磁気記録再生装置10Aに装着した状態における各テープカートリッジの上面高さを同一高さとすることができ、磁気記録再生装置10Aの小型化(薄型化)を図ることができる。以下、この理由について説明する。
通常、磁気テープ11A,11Bはテープカートリッジに収納され、このテープカートリッジから引き出されて(テープローディングされて)回転ドラム装置12Aに所定角度にわたり添接される。この磁気テープ11A,11Bのテープローディングは、ガイドローラ16A,16B,17A,17B等がテープカートリッジの磁気テープ背面側に挿入され、この位置よりガイドローラ16A,16B,17A,17B等が移動して磁気テープ11A,11Bをテープカートリッジから引き出す。
この際、上記のように本実施例では、テープ幅の異なるいずれの磁気テープ11A,11Bにおいても、固定ドラム14Aに設けられたテープガイド溝22Aにより各磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1は常に同じ高さ位置(H1)となる。
仮に、各磁気テープ11A,11Bの下側側縁部11A−2,11B−2が常に同じ高さ位置となる構成を想定した場合、各磁気テープ11A,11B毎にベース23に対する上側側縁部11A−1,11B−1の高さが異なってしまう。これにより、磁気テープ11A,11Bが収納されているテープカートリッジの磁気記録再生装置内における高さ位置(上面の位置)が異なってしまい、これに対応するために磁気記録再生装置が大型化してしまう。
しかしながら、本実施例のように、各磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1を常に同じ高さ位置とすることにより、テープ幅の異なるテープカートリッジであっても、その上面の高さ位置を同位置とすることができ、よって磁気記録再生装置10Aの小型化(薄型化)を図ることができる。
続いて、本発明の第2実施例について説明する。図3及び図4は、本発明の第2実施例である磁気記録再生装置10Bを示す要部構成図である。本実施例に係る磁気記録再生装置10Bもテープ幅の異なる幅広磁気テープ11A,11Bの双方を装着しうるものである。図3は幅広磁気テープ11Aを装着した状態の磁気記録再生装置10Bを示し、図4は幅狭磁気テープ11Bを装着した磁気記録再生装置10Bを示している。
尚、図3及び図4において、先の説明に用いた図1及び図2に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略するものとする。また、後に説明する図5及び図6についても同様とする。
本実施例に係る磁気記録再生装置10Bに設けられた回転ドラム装置12Bは、一般的な回転ドラム装置と同様に、下側(ベース23に近い側)に固定ドラム14Bが配設されると共に、この固定ドラム14Bの上部に回転ドラム13Bが配設された構成とされている。また、ガイドローラ16C,17Cは、上部に位置規制フランジ18C,19Cを形成した構成とされている。
従って、各磁気テープ11A,11Bは、上側側縁部11A−1,11B−1をガイドローラ16C,17C(位置規制フランジ18C,19C)により位置規制され、下側側縁部11A−2,11B−2を固定ドラム14Bに形成されたテープガイド溝22Bにより位置規制される。よって、本実施例でも幅広磁気テープ11A及び幅狭磁気テープ11Bのいずれの磁気テープが装着された場合でも、各磁気テープ11A,11Bを高精度に位置決めされた状態で走行させることができ、各磁気テープ11A,11Bに対して安定した磁気記録再生処理を行なうことができる。
ここで、回転ドラム装置12Bの下部に注目すると、本実施例では回転ドラム装置12Bの下部にドラム昇降機構25が設けられている。このドラム昇降機構25は、ベース23に固定されており、回転ドラム装置12Bを図中矢印Z1,Z2方向に昇降動作させるものである。このように、ドラム昇降機構25を設け、回転ドラム装置12Bを昇降動作可能な構成とすることにより、テープ幅の異なる種々の磁気テープ11A,11Bを使用することが可能となる。尚、回転ドラム装置12Bは昇降動作するが、位置規制フランジ18C,19Cの位置は決まった高さ位置(図中、矢印H1で示す)となっている。
前記のように、装着された磁気テープの幅が検出されると(直接検出或いはテープカートリッジを介して検出)、ドラム昇降機構25は装着された磁気テープに対応した高さとなるよう回転ドラム装置12Bを昇降動作させる。
具体的には、幅広磁気テープ11Aが装着された場合には、図3に示すように、回転ドラム装置12Bを矢印Z2方向に下降させることにより、位置規制フランジ18C,19Cとテープガイド溝22Bの距離がテープ幅(W1)となるようにする。また、幅狭磁気テープ11Bが装着された場合には、図4に示すように、回転ドラム装置12Bを矢印Z1方向に上昇させることにより、位置規制フランジ18C,19Cとテープガイド溝22Bの距離がテープ幅(W2)となるようにする。
このように、本実施例に係る磁気記録再生装置10Bにおいても、幅広磁気テープ11Aと幅狭磁気テープ11Bの2種類の磁気テープを使用することが可能となる。よって、磁気記録再生装置10Aの使用性及び利便性を高めることができる。また、本実施例に係る磁気記録再生装置10Bも各磁気テープ11A,11Bの上側側縁部11A−1,11B−1がベース23に対して同じ高さ位置(H1)となるよう構成しているため、第1実施例で説明したと同様の理由により、磁気記録再生装置10Bの小型化(薄型化)を図ることができる。
尚、本実施例では、テープ幅W1を有した幅広磁気テープ11Aと、テープ幅W2を有した幅広磁気テープ11Bの2種類の磁気テープのみに対応した構成を示したが、ドラム昇降機構25は回転ドラム装置12Bを任意高さで止めることができるため、種々のテープ幅の磁気テープに広く適用することが可能である。
また、第1実施例に係る磁気記録再生装置の構成では、テープ幅の異なる磁気テープ毎にガイドローラを設ける必要があった。具体的には、第1実施例に係る磁気記録再生装置10Aは、2種類のテープ幅の磁気テープ11A,11Bを用いていたため、幅広磁気テープ11A用としてガイドローラ16A,17A、幅狭磁気テープ11B用としてガイドローラ16B,17Bの合計4本のガイドローラが必要であった。しかしながら、本実施例に係る磁気記録再生装置10Bでは、磁気テープの種類に拘わらず2本のガイドローラ16C,17Cでテープガイドできるため、部品点数の削減を図ることができる。
続いて、本発明の第3実施例について説明する。図5及び図6は、本発明の第3実施例である磁気記録再生装置10Cを示す要部構成図である。本実施例に係る磁気記録再生装置10Cもテープ幅の異なる幅広磁気テープ11A,11Bの双方を装着しうるものである。図5は幅広磁気テープ11Aを装着した状態の磁気記録再生装置10Cを示し、図6は幅狭磁気テープ11Bを装着した磁気記録再生装置10Cを示している。
前記した第2実施例に係る磁気記録再生装置10Bは、回転ドラム装置12Bを昇降させるドラム昇降機構25を設けた構成とした。これに対して本実施例に係る磁気記録再生装置10Cは、ガイドローラ16D,17Dを矢印Z1,Z2方向に昇降させるガイドローラ昇降機構26,27を設けたことを特徴とするものである。
また、本実施例で用いている回転ドラム装置12Bも、第2実施例と同様に、下側に固定ドラム14Bが配設されると共に、この固定ドラム14Bの上部に回転ドラム13Bが配設されたものである。また、ガイドローラ16D,17Dは、上部に位置規制フランジ18D,19Dを形成した構成とされている。
これにより、各磁気テープ11A,11Bは、上側側縁部11A−1,11B−1をガイドローラ16D,17D(位置規制フランジ18D,19D)により位置規制され、下側側縁部11A−2,11B−2を固定ドラム14Bに形成されたテープガイド溝22Bにより位置規制される。よって、本実施例でも幅広磁気テープ11A及び幅狭磁気テープ11Bのいずれの磁気テープが装着された場合でも、各磁気テープ11A,11Bを高精度に位置決めされた状態で走行させることができ、各磁気テープ11A,11Bに対して安定した磁気記録再生処理を行なうことができる。
上記のように本実施例では、ガイドローラ16D,17Dを小孔させるガイドローラ昇降機構26,27が設けられている。このガイドローラ昇降機構26,27は図示しない固定ホルダを介してベース23に固定されており、よって各ガイドローラ16D,17Dをベース23に対して図中矢印Z1,Z2方向に昇降動作させる。このように、ガイドローラ昇降機構26,27を設け、各ガイドローラ16D,17Dを昇降動作可能な構成とすることにより、テープ幅の異なる種々の磁気テープ11A,11Bを使用することが可能となる。
前記のように装着された磁気テープの幅が検出されると(直接検出或いはテープカートリッジを介して検出)、ガイドローラ昇降機構26,27は装着された磁気テープに対応した高さとなるようガイドローラ16D,17Dを昇降動作させる。
具体的には、幅広磁気テープ11Aが装着された場合には、図5に示すように、ガイドローラ16D,17Dを矢印Z1方向に上昇させることにより、位置規制フランジ18D,19Dとテープガイド溝22Bの距離がテープ幅(W1)となるようにする。また、幅狭磁気テープ11Bが装着された場合には、図6に示すように、ガイドローラ16D,17Dを矢印Z2方向に下降させることにより、位置規制フランジ18D,19Dとテープガイド溝22Bの距離がテープ幅(W2)となるようにする。
このように、本実施例に係る磁気記録再生装置10Cにおいても、幅広磁気テープ11Aと幅狭磁気テープ11Bの2種類の磁気テープを使用することが可能となる。よって、磁気記録再生装置10Cの使用性及び利便性を高めることができる。
尚、本実施例では、テープ幅W1を有した幅広磁気テープ11Aと、テープ幅W2を有した幅広磁気テープ11Bの2種類の磁気テープのみに対応した構成を示したが、ガイドローラ昇降機構26,27はガイドローラ16D,17Dを任意高さで止めることができるため、種々のテープ幅の磁気テープに広く適用することが可能である。また、第2実施例と同様に磁気テープの種類に拘わらず2本のガイドローラ16D,17Dでテープガイドできるため、部品点数の削減を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅広のテープが巻回された状態を示す図である。 図2は、本発明の第1実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅狭のテープが巻回された状態を示す図である。 図3は、本発明の第2実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅広のテープが巻回された状態を示す図である。 図4は、本発明の第2実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅狭のテープが巻回された状態を示す図である。 図5は、本発明の第3実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅広のテープが巻回された状態を示す図である。 図6は、本発明の第3実施例である磁気記録再生装置を示しており、幅狭のテープが巻回された状態を示す図である。
符号の説明
10A〜10C 磁気記録再生装置
11A,11B 幅広磁気テープ
12A,12B 回転ドラム装置
13A,13B 回転ドラム
14A,14B 固定ドラム
15 磁気ヘッド
16A〜16D,17A〜17D ガイドローラ
18A〜18D,19A〜19D 位置規制フランジ
20,21 傾斜ポール
22A,22B テープガイド溝
23 ベース
25 ドラム昇降機構
26,27 ガイドローラ昇降機構

Claims (6)

  1. 磁気ヘッドが設けられた回転ドラムと、磁気テープの上下一方の側縁部を規制することにより走行案内を行なうテープガイドが設けられた固定ドラムとを有しており、前記磁気テープに対して前記磁気ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置と、
    前記磁気テープが所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープの他方の側縁部を規制することにより前記磁気テープの走行を案内するガイド部材とを具備する磁気記録再生装置において、
    前記ガイド部材として、第1のテープ幅に対応した第1のガイド部材と、第2のテープ幅に対応した第2のガイド部材とを設け、該第1のガイド部材と該第2のガイド部材とを選択的に使用しうる構成とすると共に、前記第1及び第2のガイド部材により前記磁気テープの下側の側縁部を位置規制されるよう構成し、
    かつ、前記回転ドラムに対して前記固定ドラムが上部に位置するよう構成し、該固定ドラムに設けられたテープガイドにより前記磁気テープの上側の側縁部を位置規制するよう構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 磁気ヘッドが設けられた回転ドラムと、前記磁気テープの上下一方の側縁部を規制することにより走行案内を行なうテープガイドが設けられた固定ドラムとを有しており、ベースに搭載されて前記磁気テープに対して前記磁気ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置と、
    前記磁気テープが所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープの他方の側縁部を規制することによりの走行を案内するガイド部材とを具備する磁気記録再生装置において、
    前記回転ドラム装置を前記ベースに対して昇降させる昇降機構を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 請求項2記載の磁気記録再生装置において、
    前記昇降機構は、前記回転ドラム装置を第1のテープ幅に対応した第1の位置と、第2のテープ幅に対応した第2の位置との間で昇降させることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 請求項2または3記載の磁気記録再生装置において、
    前記昇降機構は、前記ベースに対する前記磁気テープの上側の側縁部の高さが、常に同一高さとなるよう前記回転ドラム装置を昇降せさることを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 磁気ヘッドが設けられた回転ドラムと、前記磁気テープの上下一方の側縁部を規制することにより走行案内を行なうテープガイドが設けられた固定ドラムとを有しており、ベースに搭載されて前記磁気テープに対して前記磁気ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録再生処理を行なう回転ドラム装置と、
    前記磁気テープが所定のテープパスを形成するよう、前記磁気テープの他方の側縁部を規制することによりの走行を案内するガイド部材とを具備する磁気記録再生装置において、
    前記ガイド部材を前記ベースに対して昇降させる昇降機構を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 請求項2記載の磁気記録再生装置において、
    前記昇降機構は、前記ガイド部材を第1のテープ幅に対応した第1の位置と、第2のテープ幅に対応した第2の位置との間で昇降させることを特徴とする磁気記録再生装置。
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