JP2005157835A - 設計情報提供装置 - Google Patents

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正 横森
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宏一 兼松
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博之 大谷
Kiyoshi Mayahara
潔 馬屋原
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Abstract

【課題】設計情報を共有し、実装設備の設計に要する時間を短縮する。
【解決手段】実装設備の設計において利用される設計情報提供システムのサーバ2は、複数の実装設備の設備端末と通信網により接続されている。サーバ2は、回路基板に対する品質等の分類および評価値を実装設備に関する設計条件に関連づけた設計情報の集合であるデータベース242を有する。さらに、サーバ2は、要求情報受付部211、データ抽出部218および設計情報送信部212を有し、設備端末42からの要求情報に適合する設計情報をデータベース242から抽出して作業者に送出する。この結果、複数の実装設備において設計情報を共有することができ、作業者の設計作業における試行錯誤を削減して実装設備の設計に要する時間を短縮することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、生産設備の設計に利用される設計情報を提供する設計情報提供装置に関する。
従来より、プリント基板等の回路基板に電子部品を実装して電子製品用の基板(以下、「製品基板」という。)を生産する工場等の生産拠点では、設計部門によりプリント基板の設計、および、生産設備において用いられる治具や生産に係るプロセスデータ等に関する設計が行われ、設計された生産設備等を用いて、製造部門による製品基板の試作、試作結果に基づく治具等の調整、および、製品基板の量産が行われている。
製品基板の生産拠点では、設計および製造に関する設計基準および製造基準に基づいて生産が行われており、製品基板の量産までに要する時間を短縮するための様々な手法が提案されている。例えば、特許文献1では、プリント基板の設計に関して、製品基板の製造段階において得られた品質不良を防止するための技術をデータベース化し、製造部門から設計部門にフィードバックする手法が開示されている。
一方、特許文献2では、プリント基板部品実装プロセスにおいて、様々な不良に対する処置(不良処置)が取られた場合の各工程での測定データを予めデータベース化しておき、実際に不良が生じた場合に、データベースを参照して対応する不良処置を判定する手法が開示されている。
特開平11−330784号公報 特開平11−298200号公報
ところで、製品基板を生産する生産拠点が複数ある場合、製品基板の設計基準および製造基準の統一が十分にはされておらず、同一の製品基板を生産する場合であっても、拠点毎に異なる設計基準および製造基準に基づいて生産されていることが多々ある。また、各拠点において得られた設計や製造に関する細かな改良等も共有されておらず、拠点毎に保有されていることが多い。
このため、設計および製造段階において、他の拠点において既に改良が行われている技術的事項に関して試行錯誤を繰り返す等の重複作業が発生し、全拠点から見た場合に、不必要な作業により製品基板の量産までに要する時間が増大している。また、同一または類似の製品基板についての設計基準および製造基準等の設計情報が拠点毎に個別に保有されているため、各拠点において設計情報の管理や更新等を行うための人員をそれぞれ確保する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、生産設備の設計情報を共有することにより生産設備の設計に要する時間を短縮することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、生産設備の設計に利用される設計情報を提供する設計情報提供装置であって、生産物の品質または処理の質の分類および評価値を生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに関連づけた設計情報の集合であるデータベースを記憶する記憶部と、互いに独立した複数の生産設備のそれぞれに関連づけられた端末から設計情報を要求する要求情報を受け付ける手段と、少なくとも生産物の品質または処理の質の分類を含む前記要求情報に適合する設計情報を前記データベースから抽出する手段と、抽出された設計情報を前記端末へと送出する手段とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の設計情報提供装置であって、前記要求情報が生産物の品質または処理の質の評価値をさらに含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の設計情報提供装置であって、生産設備における生産物の品質または処理の質の分類および評価値を前記生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに関連づけた追加情報を端末から受け付ける手段と、前記追加情報に基づいて前記データベースに含まれる少なくとも1つの設計情報を特定する手段と、前記少なくとも1つの設計情報を前記追加情報に基づいて更新する手段とをさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の設計情報提供装置であって、前記更新する手段が、前記少なくとも1つの設計情報の前記生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに含まれる設計条件の範囲を前記追加情報に基づいて拡大または縮小する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、仮設計に係る仮設計条件の組み合わせを端末から受け付ける手段と、前記仮設計条件の組み合わせに含まれる設計条件と前記データベースとを照合することにより仮設計段階の生産設備による生産物の品質または処理の質の評価値の集合を取得する手段と、前記評価値の集合を前記端末へと送出する手段とをさらに備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、前記複数の生産設備のそれぞれが、回路基板に電子部品を実装する設備である。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、生産物の品質または処理の質の分類が、生産設備における特定の処理における歩留りを含む。
本発明では、生産設備の設計情報を共有することにより生産設備の設計に要する時間を短縮することができる。
請求項2の発明では、要求される生産物の品質または処理の質の評価値に適合する設計情報のみが抽出される。
請求項3および4の発明では、データベースが拡充され、生産設備の設計の的確さを向上することができる。
請求項5の発明では、生産設備の仮設計に要する時間を短縮することができる。
図1は、社内LAN、工場等の生産拠点同士を接続するWAN、あるいは、インターネット等の通信網9を利用した設計情報提供システム1を示す図である。設計情報提供システム1は、プリント基板等の回路基板に電子部品を実装する実装設備41に関する設計に利用される。
設計情報提供システム1は、実装設備41の設計に利用される設計情報を提供するサーバ2、実装設備41に係る設計を行う各設計部門3に設置される設計端末31、並びに、電子部品が実装された回路基板(以下、「実装基板」という。)の各製造部門4に設置される設備端末42が通信網9に接続されることにより構築される。各製造部門4では設備端末42が実装設備41に接続されており、これにより、各設備端末42は互いに独立した複数の実装設備41のそれぞれに関連づけられた端末となっている。なお、インターネットを介して通信が行われる場合には、送受信される情報は全て暗号化される。
図2は、実装設備41の構成を示すブロック図である。実装設備41は、回路基板にクリームはんだを印刷する印刷装置411、印刷装置411によりクリームはんだが印刷された回路基板に電子部品を装着する装着装置412、および、装着装置412により電子部品が装着された回路基板にリフロー処理を行うリフロー装置413を備え、印刷装置411、装着装置412およびリフロー装置413(以下、「加工装置」と総称する。)により回路基板に実装に係る各種処理が施されて実装基板が生産される。
また、実装設備41は、各加工装置による処理結果をそれぞれ検査する検査装置414を備え、検査装置414により、各加工装置により処理された回路基板の品質、または、各加工装置による回路基板に対する処理の質が評価される。
図3は、サーバ2の構成を示す図である。サーバ2は通常のコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU21、実行されるプログラムを記憶したり演算処理の作業領域となるRAM22、基本プログラムを記憶するROM23、各種情報を保存する固定ディスク24、作業者に各種情報を表示する表示部25、および、キーボードやマウス等の入力部26等を接続した構成となっている。
CPU21等にはさらに、通信網9(図1参照)を介して設計端末31および設備端末42と通信を行う送受信部27が接続される。固定ディスク24内には、サーバ2により実行されるプログラム241、および、データベース242が格納される。図4は、データベース242の構造を示す図である。データベース242は、以下に説明する設計情報20の集合となっている。
図5は、設計情報20の構造を示す図である。設計情報20には、設計情報を識別するための設計情報ID201、品質分類ID202および評価値2021、並びに、実装設備41に関する複数の設計条件の組み合わせ(以下、単に「設計条件」という。)203を含む。設計条件203は、実装設備41の1つの装置に関する情報である装置データ204、当該装置において用いられる治具に関する情報である治具データ205、および、当該装置にて処理される回路基板に関する情報である基板データ206を含む。
装置データ204は、装置を識別するための装置ID2041、および、装置において行われる処理の条件(例えば、図2に示す印刷装置411におけるクリームはんだの印刷速度、装着装置412における電子部品の装着速度、リフロー装置413におけるリフロー処理の温度プロファイル等)を示す情報である処理パラメータ2042を含む。治具データ205は、治具を識別するための治具ID2051、および、治具の設計に関する情報(例えば、治具の材質や幅等)である治具パラメータ2052を含む。基板データ206は、回路基板を識別するための基板ID2061、回路基板の設計に関する情報(例えば、回路基板の材質や幅、長さ等)である基板パラメータ2062を含む。
品質分類ID202は、設計条件203に基づいて生産された実装基板(あるいは、実装基板の中間生成物)の品質の分類、または、設計条件203に基づいて行われた回路基板に対する処理の質の分類を識別するための識別子であり、評価値2021は当該品質または処理の質(以下、「品質等」という。)を実質的に数値にて評価したものである。設計情報ID201を介して品質分類ID202および評価値2021は、設計条件203に関連づけられる。なお、実装基板(あるいは、実装基板の中間生成物)の品質は、回路基板に対する処理の質と密接に関連しており、厳密に区別されるものではない。評価値2021は単一の数値でもよく、数値の範囲でもよい。また、5段階評価等の段階を示す数値や評価記号でもよい。
図6は、設計情報20のデータ構造をさらに具体的に示す図である。図6では、印刷装置411(図2参照)により回路基板にクリームはんだが印刷される際のはんだ印刷歩留りに関する設計情報20の構造を一例として示している。はんだ印刷歩留りは、印刷装置411により回路基板に対して行われる処理の質の分類の1つである。
設計情報20は、はんだ印刷歩留りを示す品質分類ID202、印刷装置411および処理される回路基板に関する情報を示す設計条件203、並びに、設計条件203により処理された回路基板のはんだ印刷歩留りの評価値2021を含み、これらの情報が設計情報ID201に関連づけられる。設計条件203は、印刷装置411による処理に関する情報を示す装置データ204、印刷装置411において使用される治具であるスキージおよびマスクに関する情報を示す治具データ205、並びに、印刷装置411によりクリームはんだが印刷される回路基板に関する情報を示す基板データ206を含む。
装置データ204は、印刷装置411の基本型式を特定する装置ID2041、および、印刷装置411の処理パラメータ2042であるスキージの移動速度、スキージの押圧力、スキージの角度等を含む。スキージに関する治具データ205は、使用されるスキージの種類を特定する治具ID2051であるスキージID、および、スキージの治具パラメータ2052であるスキージ材質、スキージ幅等を含む。また、マスクに関する治具データ205は、使用されるマスクの種類を特定する治具ID2051であるマスクID、および、マスクの治具パラメータ2052であるマスク材質、マスク厚さ、マスクの開口の幅等を含む。
基板データ206は、処理される回路基板の種類を特定する基板ID2061、および、基板パラメータ2062である基板材質、基板の幅や長さ、リード形状、パッド形状等を含む。なお、本実施の形態では、1種類の回路基板に対して使用されるはんだの種類は1種類に固定されているものとして説明するが、使用可能なはんだが複数種類存在する場合には、はんだに関するパラメータ(材質、粘度等)が設計条件203に含まれる。
図3に示すサーバ2では、実装設備41の各加工装置により行われる回路基板の処理について、図5および図6に示す構造を有する複数の設計情報20の集合が、データベース242として固定ディスク24に記憶されている。
図7は、サーバ2のCPU21(図3参照)等がプログラム241に従って演算処理を行うことにより実現される機能を他の構成と共に示す図であり、図7中の要求情報受付部211、設計情報送信部212、追加情報受付部213、仮設計条件受付部214、評価値送信部215およびデータベース管理部216が、CPU21等により実現される機能に相当する。また、データベース管理部216は、CPU21等より実現される機能として、データ更新部217、データ抽出部218および評価値取得部219を有する。
要求情報受付部211は、送受信部27を介して設備端末42から設計情報20を要求する要求情報を受け付ける。データ抽出部218は、要求情報受付部211にて受け付けられた要求情報に適合する設計情報20を固定ディスク24に記憶されたデータベース242から抽出する。設計情報送信部212は、データ抽出部218により抽出された設計情報20を、送受信部27を介して設備端末42へと送出する。
追加情報受付部213は、データベース242に追加する追加情報を、送受信部27を介して設備端末42または設計端末31(以下、「端末」と総称する。)から受け付ける。データ更新部217は、追加情報受付部213にて受け付けられた追加情報に基づいてデータベース242に含まれる少なくとも1つの設計情報20を特定し、特定した設計情報20を追加情報に基づいて更新する。なお、データベース管理部216では、CPU21等より、設計情報20を特定する機能と設計情報20を更新する機能とが別々に実現されてもよい。
仮設計条件受付部214は、仮設計に係る仮設計条件の組み合わせ(以下、単に「仮設計条件」という。)を、送受信部27を介して端末から受け付ける。評価値取得部219は、仮設計条件受付部214にて受け付けられた仮設計条件に含まれる設計条件とデータベース242とを照合することにより、仮設計段階の実装設備41により実現される(と推定される)品質等の評価値2021の集合(複数の品質分類ID202に対応する複数の評価値2021)を取得する。評価値送信部215は、評価値取得部219により取得された評価値2021の集合を、送受信部27を介して端末へと送出する。
以下、サーバ2の動作の詳細について具体例を用いて説明する。図8は、サーバ2による設計情報20の送信動作の流れを示す図である。図9は、設計情報20の集合であるデータベース242を示す図であり、図9では、典型的な例として、品質分類ID202がはんだ印刷歩留りであり、評価値2021およびスキージの移動速度のみが異なる複数の設計情報20を示している。実際のデータベース242は、図9に示すものよりも多数の設計情報20により構成される。
図10は、設計情報20の送信に用いられる要求情報43を示す図である。要求情報43は、製造部門4に設置された印刷装置411の型式や処理の対象となる回路基板の種類等に基づいて、1つの品質分類ID202(この場合は、はんだ印刷歩留り)に対して作成されるものであり、少なくとも品質分類ID202および評価値2021を含み、図9に示す設計情報20と同様または類似の構造とされる。図9および図10では、図示の便宜上、設計条件203を構成するデータ項目を実際より少なく描いている(後述の追加情報を示す図12〜図15、並びに、仮設計条件を示す図18においても同様。)。
図10に示す要求情報43は、設計情報20の設計条件203に含まれる一部のデータ項目について情報を有しておらず、以下に説明する設計情報20の送信動作は、情報が格納されていない一部のデータ項目(図10において空欄にて示すスキージ移動速度、スキージ押圧力、スキージ角度およびスキージID)に格納されるべき情報を、データベース242から得ることを目的としている。以下、図8〜図10および他の図面を参照しながら、印刷装置411によるクリームはんだの印刷を例に、サーバ2による設計情報20の送信動作について説明する。
図8に示す設計情報20の送信は、例えば、製造部門4においてはんだ印刷歩留りに関する評価値2021を5段階評価の「5」にするための設計条件203を求める場合に行われる動作である。設計情報20の送信が行われる際には、まず、作業者により設計情報20を要求する要求情報43が設備端末42から入力される。入力された要求情報43は、図7に示す送受信部27を介して要求情報受付部211により受け付けられ(ステップS11)、データ抽出部218に送られる。
続いて、データ抽出部218により要求情報43が有するデータ(品質分類ID202、評価値2021、装置ID、マスクID、マスク厚さおよび基板ID)を含む設計情報20が図9に示すデータベース242が検索され、要求情報43に適合する設計情報20として、設計情報ID201が「A2」の設計情報20が抽出される(ステップS12)。なお、要求情報43の評価値2021が「4〜5」である場合には、設計情報ID201が「A1」および「A2」の2つの設計情報20が抽出される。
抽出された設計情報20は、設計情報送信部212により送受信部27を介して設備端末42に送信され(ステップS13)、設備端末42により受け付けられて設計情報20の送信が完了する。製造部門4では、サーバ2により送信された設計情報20に基づいて、作業者による印刷装置411の設計が行われる。
以上のように、サーバ2により要求情報43に適合する設計情報20が図1に示す設備端末42に送信されることにより、作業者の設計作業における試行錯誤を削減することができ、印刷装置411の設計に要する時間を短縮することができる。また、設計情報20が互いに独立した複数の設計部門3や製造部門4と通信網9により接続されるサーバ2に格納されていることにより、印刷装置411の設計情報20を各部門において共有することができる。また、要求情報43に評価値2021が含まれ、要求される評価値2021に適合する設計情報20を抽出することにより、最終目標となる品質等の評価を基準として効率よく設計情報20を抽出することができる。
図11は、サーバ2によるデータベース242の更新動作の流れを示す図である。図12は、データベース242の更新に用いられる追加情報440を示す図である。図12に示す追加情報440は、印刷装置411および回路基板に関する設計条件203に、はんだ印刷歩留りに対応する品質分類ID202、および、印刷装置411におけるはんだ印刷歩留りに関する評価値2021が関連づけられた情報である。設備端末42では、設計条件203に基づいて処理された回路基板のはんだ印刷歩留りに関する評価値2021が検査装置414による検査によって求められ、予め入力されている設計条件203に関連づけられることにより追加情報440が自動的に作成される。なお、追加情報は440は、設備端末42から評価値2021を受け取ったサーバ2により作成されてもよく、あるいは、作業者により検査装置414の検査結果が解析されて作成されてもよい。以下、図11、図12および他の図面を参照しながら、印刷装置411によるクリームはんだの印刷を例に、データベース242の更新動作について説明する。
図11に示すデータベース242の更新は、製造部門4において印刷装置411によるクリームはんだの印刷を行った後に、例えば、検査装置414によりはんだ印刷歩留りが求められ、歩留りの評価(評価値2021)がデータベース242にフィードバックされる場合に行われる動作である。データベース242の更新に際して、まず、更新に用いられる追加情報440が設備端末42(図1参照)において作成される。作成された追加情報440は、設備端末42により送信され、図7に示す送受信部27を介して追加情報受付部213により受け付けられ(ステップS21)、データ更新部217に渡される。
続いて、データ更新部217により追加情報とデータベース242の複数の設計情報20とが順次照合され、データベース242の更新が必要か否かが検討される(ステップS22)。追加情報が既存の設計情報20のいずれかと一致するまたは包含される場合には、データベース242の更新が不要であると判断され、更新動作は終了する。
図12に示す追加情報440では、図9に示すデータベース242の既存の設計情報20(設計情報ID201が「A1」〜「A3」の設計情報20)のいずれと比較しても、評価値2021、スキージ移動速度およびマスク厚さのいずれかが異なる。このように、追加情報440が既存の設計情報20のいずれとも一致しない、または、包含されない場合には、データベース242の更新が必要であると判断され、データ更新部217により、追加情報440と既存の設計情報20との統合が可能か否かが検討される(ステップS23)。
データ更新部217により、まず、品質分類ID202および評価値2021が追加情報440と等しい設計情報20、すなわち、設計情報ID201が「A2」の設計情報20(以下、「設計情報「A2」」と呼ぶ。)が追加情報440に基づいて特定され、追加情報440と比較されて互いに異なる情報を有するデータ項目(マスク厚さ)が抽出される。このように、抽出されたデータ項目の数が1つである場合には、追加情報440と既存の設計情報20との統合が可能であると判断され、追加情報440に基づいて設計情報「A2」の設計条件203に含まれるマスク厚さに関する情報の範囲が「0.2mm」から「0.2mm〜0.3mm」へと拡大される。サーバ2では、データ更新部217により追加情報440が既存の設計情報「A2」と統合されることによりデータベース242が更新される(ステップS24)。以下、追加情報440に基づいて更新された設計情報「A2」を「設計情報「A2a」」と呼ぶ。
なお、既存の設計情報が「マスク厚さ:0.2mm以下」であり、追加情報が「マスク厚さ:0.1mm以上」であるような場合には、追加情報に基づいて設計情報に含まれる設計条件の1つであるマスク厚さの範囲が「0.2mm以下」から「0.1mm〜0.2mm」へと縮小される。
また、データ更新部217により特定された既存の設計情報20と追加情報とが比較された結果、互いに異なる情報を有するデータ項目が複数存在する場合には、追加情報と既存の設計情報20との統合は不可能であると判断され、データ更新部217により追加情報に基づいて新規の設計情報(追加情報に設計情報ID201が付与されたもの)が作成されてデータベース242に追加される(ステップS25)。
図13ないし図15はそれぞれ、追加情報441〜443を示す図である。以下、追加情報440(図12参照)、並びに、追加情報441〜443がサーバ2において順次受け付けられた場合のデータベース242の更新の様子について説明する。追加情報440〜443では、スキージ移動速度およびマスク厚さを除いた他のデータ項目について全て同じ情報を有しており、また、はんだ印刷歩留りに関する評価値2021は設計情報「A2」と等しい「5」であるものとする。
図16は、評価値2021が等しい設計情報「A2」および追加情報440〜443の関係を、互いに異なる情報を有するデータ項目に注目して示す図である。図16では、スキージ移動速度およびマスク厚さをそれぞれ横軸および縦軸として、設計情報「A2」および追加情報440〜443を、参照符号「A2」、「440」〜「443」を付して示す。
まず、図7に示す追加情報受付部213により追加情報440が受け付けられると、上述のように、データベース242から設計情報「A2」が特定され、追加情報440と統合されて、設計条件203のうちマスク厚さが0.2mm〜0.3mmである設計情報「A2a」に更新される。設計情報「A2a」は、マスク厚さに関して範囲を持つ情報(0.2mm〜0.3mm)を有するため、図16中において直線にて表される。
続いて、追加情報441が追加情報受付部213により受け付けられ(図11:ステップS21)、データ更新部217によりデータベース242の更新が必要と判断され(ステップS22)、特定された設計情報「A2a」と比較されて統合の可能性が検討される(ステップS23)。図16に示すように、設計情報「A2a」と追加情報441とでは、スキージ移動速度およびマスク厚さ共に互いに異なる情報を有する(図16中において、設計情報「A2a」を通過する縦軸または横軸に平行な直線上に追加情報441が存在しない)ため、データ更新部217により統合は不可能と判断され、追加情報441に基づいて新規の設計情報(追加情報441を設計情報20として識別するための設計情報ID201が追加情報441に付与されたものであり、その他のデータ項目の内容は追加情報441と同一とされ、図16中では、追加情報441と同じ位置にプロットされる。以下、「設計情報「B1」」と呼ぶ。)が作成されてデータベース242に追加される(ステップS25)。
次に、追加情報442が受け付けられ、データベース242の更新が必要と判断されて既存の設計情報との統合の可能性が検討される(ステップS21〜S23)。追加情報442は、既存の設計情報である設計情報「A2a」と比較され、異なる情報を有するデータ項目がマスク厚さのみであることから統合可能と判断される。サーバ2では、追加情報442に基づいて設計情報「A2a」のマスク厚さが「0.2mm〜0.3mm」から「0.2mm〜0.4mm」へと拡大される。以下、追加情報442に基づいて更新された設計情報「A2a」を設計情報「A2b」(図16中において、設計情報「A2」と追加情報442とを結んだ直線として表される。)と呼ぶ。
また、追加情報442は設計情報「B1」(図16中において、追加情報441と同じ点)と比較され、異なる情報を有するデータ項目がスキージ移動速度のみであることから統合可能と判断される。サーバ2では、追加情報442に基づいて設計情報「B1」のスキージ移動速度が「秒速30mm」から「秒速20mm〜30mm」へと拡大され、データベース242が更新される(ステップS24)。以下、追加情報442に基づいて更新された設計情報「B1」を設計情報「B1a」(図16中において、追加情報441(設計情報「B1」)と追加情報442とを結んだ直線として表される。)と呼ぶ。
さらに、追加情報443が受け付けられ、データベース242の更新が必要と判断されて既存の設計情報との統合の可能性が検討される(ステップS21〜S23)。追加情報443は、既存の設計情報である設計情報「A2b」と比較され、重複しない情報を有するデータ項目がスキージ移動速度のみであることから統合可能と判断される。サーバ2では、追加情報443および設計情報「A2b」に基づいて、マスク厚さが0.2mmであり、かつ、スキージ移動速度が「秒速20mm〜30mm」である新規の設計情報「C1a」(図16中において、追加情報443と設計情報「A2」とを結んだ直線として表される。)が一旦作成されて記憶される。
また、追加情報443は、既存の設計情報である設計情報「B1a」と比較され、重複しない情報を有するデータ項目がマスク厚さのみであることから統合可能と判断される。サーバ2では、追加情報443および設計情報「B1a」に基づいて、スキージ移動速度が秒速30mmであり、かつ、マスク厚さが「0.2mm〜0.4mm」である新規の設計情報「C1b」(図16中において、追加情報443と追加情報441とを結んだ直線として表される。)が一旦作成されて記憶される。
サーバ2では、さらに、設計情報「C1a」および「C1b」と、設計情報「A2b」および「B1a」とが統合され、スキージ移動速度が「秒速20mm〜30mm」であり、かつ、マスク厚さが「0.2mm〜0.3mm」である新規の設計情報「A2c」(図16中において、平行斜線を付して示す矩形の領域として表される。)が作成されてデータベース242が更新される(ステップS24)。
以上のように、サーバ2では、製造部門4において得られた追加情報に基づいてデータベース242が更新され、データベース242が拡充される。この結果、印刷装置411の設計の的確さ(すなわち、設計時に想定された実装基板の品質等と実際に処理された実装基板の品質等との合致の程度)を向上することができる。また、互いに独立した複数の設計部門3や製造部門4においても、印刷装置411の設計に関する新たな技術的事項を共有することができる。
なお、データベース242の更新方法は上述の方法に限定されるわけではなく、例えば、図16に示す設計情報「A2a」および追加情報441(設計情報「B1」)に対して追加情報442が統合される際に、設計情報「A2a」、追加情報441および追加情報442により形成される三角形(設計情報「A2」、追加情報441および追加情報442を頂点とする三角形)の内部が新規の設計情報として作成されてもよい。
さらに、図9では、図示の便宜上、はんだ印刷歩留りに関する評価値を有する設計情報20のみが書かれているが、実際には、データベース242には、印刷されたはんだの位置ずれやかすれ、にじみ、剥がれの発生割合に関する評価値を有する設計情報、印刷されたはんだの体積に関する評価値を有する設計情報等も含まれており、これらの設計情報についても図8に示す設計情報の送信、および、図11に示すデータベースの更新が行われる。
図17は、サーバ2による評価値2021の送信動作の流れを示す図である。図18は、評価値2021の送信に用いられる仮設計条件45を示す図である。図18に示す仮設計条件45は、図9に示す設計条件203と同様または類似の構造とされる。以下、図17、図18および他の図面を参照しながら、印刷装置411によるクリームはんだの印刷を例に、サーバ2による評価値2021の送信動作について説明する。
図17に示す評価値2021の送信は、設計部門3による印刷装置411の仮設計において、仮設計段階の印刷装置411を評価する際に行われる動作である。評価値2021の送信に際して、まず、作業者により仮設計条件45が設計端末31から入力される。入力された仮設計条件45は、図7に示す送受信部27を介して仮設計条件受付部214により受け付けられ(ステップS31)、評価値取得部219に渡される。続いて、評価値取得部219により仮設計条件45と図9に示すデータベース242の複数の設計情報20の設計条件203とが順次照合され、適合する設計情報20(すなわち、各データ項目において仮設計条件45の値や条件と一致または包含する設計情報20)として設計情報ID201が「A2」の設計情報20(設計情報「A2」)が抽出され、品質分類ID202および評価値2021の組み合わせとして「はんだ印刷歩留り,5」が取得される(ステップS32)。
上述のように、実際のデータベース242には、様々な品質等の分類に関する評価値を有する設計情報20が含まれており、評価値取得部219により抽出される設計情報20は複数となるため、評価値取得部219により品質分類ID202および評価値2021の組み合わせの集合が取得されることになる。
取得された品質分類ID202および評価値2021の組み合わせの集合は、評価値送信部215により送受信部27を介して設計端末31に送信され(ステップS33)、設計端末31により受け付けられて評価値2021の送信が完了する。設計部門3では、サーバ2により送信された品質分類ID202および評価値2021の組み合わせの集合に基づいて、作業者による仮設計段階の印刷装置411の評価が行われ、必要であれば、仮設計条件45が修正されて再度サーバ2へと送信される。サーバ2では、再度仮設計条件45が受け付けられ、品質分類ID202および評価値2021の組み合わせの集合が取得されて設計端末31に送信される(ステップS31〜S33)。設計部門3では、作業者によりこの手順が繰り返され、印刷装置411に関する設計条件203が最終決定される。
以上のように、サーバ2により仮設計条件45に適合する品質分類ID202および評価値2021の組み合わせの集合が設計端末31に送信されることにより、作業者の仮設計作業における仮設計段階の印刷装置411の評価作業を省力化し、印刷装置411の仮設計に要する時間を短縮することができる。
サーバ2では、印刷装置411以外にも、装着装置412およびリフロー装置413について、設計情報の送信(図8参照)、データベースの更新(図11参照)、および、評価値の送信(図17参照)が行われる。このとき、装着装置412に関する設計条件203として、基板パラメータ2062、電子部品の種類、回路基板に電子部品が装着される際に回路基板を下から支持するバックアップピンの高さ、複数のバックアップピンの高さの分布、電子部品を装着する速度、電子部品を保持するノズルの種類、ノズルに電子部品を供給するカセットの種類等が設計情報20に含まれる。さらに、品質等の分類として、電子部品の装着ずれ等の装着不良の発生割合、電子部品を吸着して保持するノズルの正常吸着率、電子部品の装着歩留り等を示す品質分類ID202が設計情報20に含まれる。
また、リフロー装置413に関する設計条件203として、基板パラメータ2062、電子部品の種類、リフロー時の温度プロファイル、回路基板の搬送速度、印刷されたはんだの大きさおよび厚さ(これは印刷装置の設計条件でもある。)、電子部品の種類等が設計情報20に含まれる。さらに、品質等の分類として、リフロー時の濡れ性、はんだのひび割れ、電子部品の正常固着率等を示す品質分類ID202が設計情報20に含まれる。なお、各加工装置による生産物の品質や処理の質は上流の加工装置による生産物の品質や処理の質の影響を受けるため、各加工装置の設計条件には上流の加工装置の設計条件の多くが実質的に(例えば、取扱対象の条件として)取り込まれることが好ましい。
図19は、リフロー装置413により回路基板にリフロー処理が行われた際に計測されたリフロー温度(以下、「計測温度」という。)の分布を示す図である。図19に示す線101はリフロー装置413において設定された設定温度を示し、線102は実際に計測された計測温度の分布を示す。回路基板に対するリフロー処理が不安定になると(線102の線101に対する偏差が大きくなると)、回路基板に対する電子部品の正常固着率は低下する。すなわち、リフロー装置413では計測温度の分布がリフロー処理の質を決定する1つの要因となり、リフロー処理の質は電子部品の正常固着率を決定する1つの要因となる。したがって、サーバ2のデータベース242においては、リフロー装置413について、計測温度の分布も品質分類ID202として設計情報20に含まれ、計測温度の分布の偏差が品質等の評価値2021として設計情報20に含まれる。
図19はリフロー温度のばらつきが品質等の分類として利用される例を示しているが、実際の設計では様々な設計値のばらつき(機械的設計のばらつきや処理の設計値からのずれやばらつき)が歩留りに直接結びつくことが多い。そして、特定の処理の歩留り(および歩留りを実質的に示すもの)を品質等の分類として有する設計情報20がデータベース242に多数格納されることにより、歩留りという重要な視点から設計を行うことが実現される。
以上に説明してきたように、サーバ2を備える設計情報提供システム1では、実装設備41の設計および仮設計に要する時間を短縮することができる。また、各製造部門4において得られた設計情報に基づいてデータベース242が更新されることにより、実装設備41の設計および仮設計の的確さを向上させることができる。さらには、設計情報を共有化して設計時間の更なる短縮を実現することができる。
さらに、品質等の評価値2021をキーとして共通のデータベース242から得た設計条件203に基づいて実装設備41が設計されるため、地理的に互いに離れたいずれの実装設備41においても同一製品を同一レベルの品質等にて生産することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、サーバ2は複数のサーバにより構成されてもよく、図7に示す機能が機能毎にあるいは並列処理にて複数のサーバに分担されて実現されてもよい。また、サーバ2のソフトウェア的に実現される機能の全部または一部が専用の電気的回路により実現されてもよい。
データベース242は、サーバ2がアクセス可能な別の記録媒体に格納されてもよい。例えば、通信網9に接続された別の大規模な記憶装置に格納されてもよい。
入力した設計条件203の範囲内でどのような範囲の評価値を得ることができるかを知りたい場合には、評価値2021が含まれない要求情報43が用いられ、様々な評価値2021を有する複数の設計情報20がサーバ2から抽出されてもよい。
サーバ2を備える設計情報提供システム1は、例えば、ACF(Anisotropic Conductive Film)、ACP(Anisotropic Conductive Paste)、NCF(Non-Conductive Film)、NCP(Non-Conductive Paste)を用いる電子部品の他の実装設備において利用されてもよい。ACPを用いた実装を例に挙げると、実装設備は、ACP塗布装置、装着・仮圧着装置、および、本圧着装置を備え、ACP塗布装置における品質等の分類としては、ACP塗布のばらつき、塗布量のばらつき等が採用され、設計条件としては、ノズルの種類、基板の種類、ACPの種類、吐出圧等が採用される。装着・仮圧着装置では、品質等の分類として装着の位置精度に係るものに加えて仮圧着の強度等が採用され、設計条件として仮圧着ツールの形状、仮圧着時の押圧力および温度、ACPの種類等が採用される。さらに、本圧着装置の品質等の分類として接合強度やACP内の金属粒子の潰れの程度等が採用され。設計条件として本圧着ツールの形状、本圧着時の押圧力および温度、ACPの種類等が採用される。
さらに、設計情報提供システム1は、電子部品の実装以外の様々な技術分野における他の生産設備の設計においても利用可能である。
本発明は、電子部品の実装やその他の様々な技術分野における生産設備の設計において利用可能である。
設計情報提供システムを示す図 実装設備の構成を示す図 サーバの構成を示す図 データベースの構造を示す図 設計情報の構造を示す図 設計情報の構造を示す図 サーバのCPUにより実現される機能を他の構成と共に示す図 設計情報の送信動作の流れを示す図 データベースを示す図 要求情報を示す図 データベースの更新動作の流れを示す図 追加情報を示す図 追加情報を示す図 追加情報を示す図 追加情報を示す図 設計情報および追加情報の関係を示す図 評価値の送信動作の流れを示す図 仮設計条件を示す図 リフロー温度の分布を示す図
符号の説明
2 サーバ
20 設計情報
24 固定ディスク
31 設計端末
41 実装設備
42 設備端末
43 要求情報
45 仮設計条件
202 品質分類ID
203 設計条件
211 要求情報受付部
212 設計情報送信部
213 追加情報受付部
214 仮設計条件受付部
215 評価値送信部
217 データ更新部
218 データ抽出部
219 評価値取得部
242 データベース
411 印刷装置
412 装着装置
413 リフロー装置
440〜443 追加情報
2021 評価値
S11〜S13,S21〜S25,S31〜S33 ステップ

Claims (7)

  1. 生産設備の設計に利用される設計情報を提供する設計情報提供装置であって、
    生産物の品質または処理の質の分類および評価値を生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに関連づけた設計情報の集合であるデータベースを記憶する記憶部と、
    互いに独立した複数の生産設備のそれぞれに関連づけられた端末から設計情報を要求する要求情報を受け付ける手段と、
    少なくとも生産物の品質または処理の質の分類を含む前記要求情報に適合する設計情報を前記データベースから抽出する手段と、
    抽出された設計情報を前記端末へと送出する手段と、
    を備えることを特徴とする設計情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の設計情報提供装置であって、
    前記要求情報が生産物の品質または処理の質の評価値をさらに含むことを特徴とする設計情報提供装置。
  3. 請求項1または2に記載の設計情報提供装置であって、
    生産設備における生産物の品質または処理の質の分類および評価値を前記生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに関連づけた追加情報を端末から受け付ける手段と、
    前記追加情報に基づいて前記データベースに含まれる少なくとも1つの設計情報を特定する手段と、
    前記少なくとも1つの設計情報を前記追加情報に基づいて更新する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする設計情報提供装置。
  4. 請求項3に記載の設計情報提供装置であって、
    前記更新する手段が、
    前記少なくとも1つの設計情報の前記生産設備に関する複数の設計条件の組み合わせに含まれる設計条件の範囲を前記追加情報に基づいて拡大または縮小することを特徴とする設計情報提供装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、
    仮設計に係る仮設計条件の組み合わせを端末から受け付ける手段と、
    前記仮設計条件の組み合わせに含まれる設計条件と前記データベースとを照合することにより仮設計段階の生産設備による生産物の品質または処理の質の評価値の集合を取得する手段と、
    前記評価値の集合を前記端末へと送出する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする設計情報提供装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、
    前記複数の生産設備のそれぞれが、回路基板に電子部品を実装する設備であることを特徴とする設計情報提供装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の設計情報提供装置であって、
    生産物の品質または処理の質の分類が、生産設備における特定の処理における歩留りを含むことを特徴とする設計情報提供装置。
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