JP2005157411A - データ処理方法及びこの方法を実施する画像データ処理システム - Google Patents

データ処理方法及びこの方法を実施する画像データ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 役割の異なるデータ処理装置にインストールされるデータ管理プログラムができるだけ共通化され、そのプログラム設計にあたってプログラム設計者に負担をかけないプログラムが使用できるようにするとともに一方のデータ処理装置が他方のデータ処理装置のヘルパーマシンとして機能できるような構成を提供することである。
【解決手段】 ミニラボと汎用パソコンに組み込まれた汎用OSに同一の画像データ管理プログラムがインストールされており、汎用OSから出される画像データ管理プログラムに対する起動要求には前もって設定された起動パラメータが含まれており、この起動パラメータはデータ管理プログラムによって実現可能な全ての機能の中からインストール先となったミニラボ又は汎用パソコンの仕様に対応して必要とされる機能のみを実現させる内容を有している。
【選択図】 図6

Description

本発明は、データ処理システムを構成する複数の役割の異なるデータ処理装置に組み込まれた汎用OS(オペレーションシステム)上で動作するように各データ処理装置にインストールされたデータ管理プログラムに基づいてデータ処理を行うデータ処理方法、及びこの方法を実施する画像データ処理システムに関する。
一般にDPEと呼ばれている写真プリント出力の分野では、現在、写真フィルムのコマ画像を読み取ってデジタル画像データ化するフィルムスキャナと、前記フィルムスキャナから送られる画像データもしくは直接撮影画像をデジタル画像データ化するデジタルカメラから送られる画像テータに対して必要な画像処理を施してプリントデータを生成する画像処理装置と、前記プリントデータに基づいて画像記録媒体上に画像を形成して写真プリントとして出力するプリント装置とから構成される、デジタルミニラボとして知られている、写真プリントシステムが広まっている。
このような写真プリントシステムでは、顧客から写真フィルムやデジタルカメラ用メモリカードをプリントソースとするプリント依頼を受けて、そのプリントを作製するのを基本的な動作としており、例えば焼き増しプリントを依頼をする場合でも、再度写真フィルムやデジタルカメラ用メモリカードを持参してもらってこれをプリントソースとしてプリントを作製するのが一般的であった。しかしながら、デジタル化された画像データを格納する大容量ハードディスクのような画像データ格納ユニットが比較的容易に導入できるようになってきたことから、最初のプリント目的で入力された画像データを画像データ格納ユニットに残しておき、次にあるかもしれない焼き増しプリント注文に備えるようなシステムも提案されている。
さらには、画像データに適切な画像処理を施してプリントデータを生成する画像処理装置と画像データを記憶保存する画像データ格納装置とにフィルムスキャナが読取った写真フィルムの画像データを送信する際、それぞれの装置に対して個別に送信するのではなく、フィルムスキャナから画像処理装置に送られている画像データがそのまま画像データ格納装置にも送られるように構成された分岐送信経路を形成することによって、フィルムスキャナは、画像処理装置に画像データを送る処理をするのと実質的に変わりない処理で、画像処理装置と画像データ格納装置との両方に画像データを送信できる写真プリント装置も知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような写真プリント装置では、写真プリント装置の処理能力を低下させるのを抑制しながらも、写真フィルムから読み取られた画像データを記憶保存することが可能となる。また、フィルムスキャナと画像処理装置の間に画像格納装置が配置されていることから、画像処理装置がフル稼働中であっても、画像処理装置の処理に空きができるまで、写真フィルムから読み取られた画像データを一時的にバッファすることが可能である。しかしながら、このような写真プリント装置における画像格納装置は、写真プリント装置のコントローラに実装された写真プリント管理プログラムの1つの機能としての画像データ管理サブプログラムによって制御されているので、この画像格納装置を画像処理装置のヘルパーマシンとしての汎用的なパソコン等で扱おうとするためには、別の画像データ管理用のプログラムを用意する必要があり、経済的な負担を伴うことになる。
また登録ユーザ(ユーザ端末)とネットワークで接続された画像形成装置からなる写真プリントシステムも提案されており、ここでは、画像形成装置は、内蔵するフィルムスキャナで読み取った画像データについて画像形成によるプリント出力を行う機能を有すると共に、前記画像データについてのサムネイル画像を生成し、このサムネイル画像をユーザ端末から閲覧可能にし、ユーザ端末で閲覧されているサムネイル画像の選択を受けて、このサムネイル画像に対応する画像データの画像形成を実行する機能を有し、ユーザ端末は、画像形成装置のウエブサーバから取得した画像管理メニュー画面を介して、選択した画像の画像形成出力(片面、両面、部数)や画像削除の指示を画像形成装置100に与えることができ、この画面において、画像出力条件の設定や変更が可能となっている(例えば、特許文献2参照。)。この写真プリントシステムでは、複数のユーザ端末から画像形成装置に付属するハードディスクに格納されている画像データにアクセすることが可能であるが、画像データを取り扱うためのプログラムに関しては画像形成装置のものとユーザ端末のものでは全く異なっているため、ユーザ端末を画像形成装置のヘルパーマシンとするような使用は不可能である。
特開2003−283719号公報(段落番号0005−0007、0028−0029、第1図) 特開2003−208598号公報(段落番号0037−0007、0028−0066、第1図)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、データ処理システムを構成する複数の役割の異なるデータ処理装置に組み込まれた汎用OS上で動作するように各データ処理装置にインストールされたデータ管理プログラムに基づいてデータ処理を行うデータ処理技術において、役割の異なるデータ処理装置にインストールされるデータ管理プログラムができるだけ共通化され、そのプログラム設計にあたってプログラム設計者に負担をかけないプログラムが使用できるようにするとともに一方のデータ処理装置が他方のデータ処理装置のヘルパーマシンとして機能できるような構成を提供することである。
上記課題を解決するため、データ処理システムを構成する複数の役割の異なるデータ処理装置に組み込まれた汎用OS上で動作するように各データ処理装置にインストールされた同一のデータ管理プログラムに基づいてデータ処理を行うデータ処理方法において、本発明では、前記各データ処理装置に同一のデータ管理プログラムがインストールされ、かつ各データ処理装置において前記データ管理プログラムを起動するための起動要求には前もって設定された起動パラメータが含まれており、この起動パラメータは前記データ管理プログラムによって実現可能な全ての機能の中からインストール先となったデータ処理装置の仕様に対応して必要とされる機能のみを実現させる内容を有し、これにより各データ処理装置に適合したデータ処理が各データ処理装置において実行されることを特徴としている。
この方法では、役割の異なる複数のデータ処理装置に、例えばメインの専用データ処理装置とこのメインの専用データ処理装置のヘルパーマシンとして機能させる汎用パソコンからなるサブデータ処理装置に、同一のデータ管理プログラムをインストールしておき、それらの起動時に与えられる起動パラメータによって専用データ処理装置においてはこの専用データ処理装置に必要な機能が実行可能なように起動させ、サブデータ処理装置においてはこのサブデータ処理装置に必要な機能が実行可能なように起動させることができる。これにより、役割の異なる複数のデータ処理装置毎にデータ管理プログラムを作成する必要がなく、プログラム製作の負担が減らせるとともに、メインのデータ処理装置とサブデータ処理装置に同じデータ管理プログラムをインストールしているにもかかわらずそれぞれにとって不必要なあるいは実行不可能な機能は選択不能となったり、非表示になったりすることで、オペレータに無用な混乱を生じさせないように配慮されている。
このようなデータ処理方法を、画像データを格納する画像データ格納ユニットとこの画像データ格納ユニットとデータ伝送可能につながっている複数の役割の異なる画像処理装置からなる、特に写真プリントの分野で用いられている画像データ処理システムに採用するならば、上述した従来技術がもつ問題点を解決することが可能となる。そのような本発明による画像データ処理システムは、前記各画像処理装置に組み込まれた汎用OSに同一の画像データ管理プログラムがインストールされており、前記汎用OSから出される前記画像データ管理プログラムに対する起動要求には前もって設定された起動パラメータが含まれており、この起動パラメータは前記データ管理プログラムによって実現可能な全ての機能の中からインストール先となった画像処理装置の仕様に対応して必要とされる機能のみを実現させる内容を有している。この画像データ処理システムは、当然ながら、上述した本発明によるデータ処理方法におけるすべての作用効果を得ることができるとともに、一方の画像処理装置が他方の画像処理装置のヘルパーマシンとして機能でき、設計コストを圧迫することなく処理効率を向上させることができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記画像データ格納ユニットは、画像入力機器で得られた画像データを画像処理する第1の画像処理装置のための画像データバッファとして機能しており、第2の画像処理装置は前記画像データ格納ユニットに格納された画像データを第1の画像処理装置に代わって画像処理するヘルパーマシンとして機能するように構成されている。この構成により、フィルムスキャナやメモリカードリーダなどの画像入力機器で得られた画像データの画像処理を行っている第1の画像処理装置の処理負荷が増大した場合、第2の画像処理装置が画像データ格納ユニットにアクセスし、処理を待つ画像データを取り込んで、第1の画像処理装置のヘルパーマシンとして画像データに対する必要な画像処理を施すことができる。写真プリントショップにおける写真プリント注文には、ほとんど自動的に処理できる通常の写真プリント出力だけでなく、電線や電柱などの背景不要物を消しながら主要被写体を美しく表現するといった極めて手作業的な時間のかかる特殊な写真プリント出力も含まれている。このような広範囲なプリント注文を連続的に処理する際、この構成の画像データ処理システムでは、第1の画像処理装置によって自動的又は半自動的な画像データの処理を行っている間に、オペレータは第2の画像処理装置を用いてじっくりと手作業的に画像処理を行うことが可能となる。このことは、この画像データ処理システムがプリント装置も含む写真プリントシステムとして構成されている場合、その稼働率を低下させずに上述した広範囲なプリント注文をさばく上の重要な利点となる。
また、サブ的に使用される第2の画像処理装置は、当然頻繁に稼働するものではないので、本発明の好適な実施形態として、前記第2の画像処理装置を汎用パソコンで構成するならば、この汎用パソコンが第2の画像処理装置として使用していない時にはワープロソフトや表計算プログラムなどのアプリケーションプログラムを起動して、全く別な仕事をさせることができ、資源の有効利用の点で好都合である。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1は本発明によるデータ処理方法を採用した画像データ処理システムとしての写真プリントシステムを示す外観図であり、この写真プリントシステムは、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルムMaやデジタルカメラ用メモリカードMbなどから画像入力機器を介して取り込んだ撮影画像データ(以下単に画像データと称する)を一時的に格納する画像データ格納ユニット4と、この画像データ格納ユニット4からあるいは画像入力機器から直接に読み込んだ画像データに必要な画像処理を施してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータに変換して転送する操作ステーション1Aと、選択的に画像データ格納ユニット4に接続してそこに格納されている画像データにアクセス可能な画像処理装置としての汎用パソコン5から構成されている。これらの各要素はデータ伝送ラインで相互に接続されるが、その伝送方式は特に限定されない。
操作ステーション1Aとプリントステーション1Bの組み合わせはデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを該ステーション1Bの内部に搬送してプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、プリントエンジンとしての露光エンジン12で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した現像処理部13に送って現像する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア14からソータに送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータの複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される。上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために複数のチャッカー搬送ユニット15aを含む印画紙搬送機構15が設けられている。
露光エンジン12は、操作ステーション1Aから送られてくるプリントデータに基づいて印画紙Pを送りながらR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の光線の照射を印画紙Pに対して行うものであり、露光時には印画紙Pを副走査方向に搬送しながら、この搬送速度と同期して主走査方向に沿ったライン状に露光を行うよう構成されている。尚、露光ヘッドとしては、露光仕様に応じて、レーザビーム方式、蛍光ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式などの採用が可能であるが、ここではレーザビーム方式が採用されている。いずれにしても、ライン露光方式を採用しているので、プリントサイズは印画紙Pの幅と副走査方向での送り長さで決定される。
操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルムMaの撮影画像コマから画像データを取得するフィルムスキャナ2と、各種情報を表示するモニタ3aが配置されている。また、この操作テーブルの下方には、画像データ格納ユニットに対する画像データ管理を行う機能や取り込んだ撮影画像データの処理を行う機能やプリントステーション1Bに制御コマンドを送る機能などを有するコントローラ3が備えられている。このコントローラ3にはデジタルカメラに装着されるメモリカードMbなどから画像データを取得するメディアリーダ18や各種設定や調整を行う際にも用いるキーボード16やマウス17が接続されている。
フィルムスキャナ2は、図2に模式的に示されているように、フィルム搬送ラインの上方に位置する光源20と、フィルム搬送ラインの下側でこれに対して直交する方向に延びたスリット21の下方に位置する光学レンズ22と、この光学レンズ22によって結像された写真フィルムの透過光を光電変換するCCD型のセンサユニット23とを備えている。センサユニット23はコントローラ3に装着された画像入力ボードと接続されており、センサユニット23によって変換された画像データは画像データ取得ユニット19を介してコントローラ3に送り込まれる。
画像データ取得ユニット19は、フィルムスキャナ2やメディアリーダ18から送られてくる画像データをコントローラ3以外に前記画像データ格納ユニット4に送り込んだり、この画像データ格納ユニットから抽出した画像データをコントローラ3に送り込んだりするデータ伝送路スイッチ機能を有している。
画像データ格納ユニット4は、複数のハードディスクからなる大容量画像データアーカイブユニットであり、これに接続されたコントローラ3や汎用パソコン5にインストールされている画像データ管理プログラムによって画像データの検索・抽出、読み書き等の画像データ管理が行われる。このような画像データ格納ユニット4の一例は、上述した特許文献1に開示されている。
操作ステーション1Aに搭載されているコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント出力に関する種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、このコントローラ3における画像データの入出力管理や画像処理それにプリントステーション1Bへの制御コマンドの管理等を行う画像プリント管理部30と、画像データ取得ユニット19を介して送り込まれてきた画像データに対して次の処理のために必要な前処理を行ってこの画像データをメモリ31に展開するデータ前処理部32と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード16やマウス17による)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ3aに表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部34と、画像処理が完了した処理済み画像データに基づいてプリントステーション1Bに装備されている露光エンジン12に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部35と、顧客の要望に応じて生の撮影画像データや画像処理が完了した処理済み撮影画像データなどをCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部36などが挙げられる。
画像プリント管理部30は、基本的にプログラムによって構築されるが、画像データ格納ユニット4に対する画像データの管理などを行う画像データ管理部30a、メモリ31に展開された画像データに対して解像度変換、シャープネス、粒状抑制、色補正、拡縮、画像回転、トリミング、画像合成などを施す画像処理部30b、プリントデータ生成部35の制御やプリントステーション1Bへの制御コマンドを生成するプリント制御部30cに区分けすることができ、これらはいずれもコントローラ3に実装されているWindows(マイクロソフト社の登録商標)などの汎用OS上で動作するプログラムとなっている。特に、画像データ管理部30aは汎用OSにインストールされた画像データ管理プログラムによって実現されており、この画像データ管理プログラムは、コントローラ3のメインプログラムから呼び出して起動させることができる独立したアプリケーションプログラムである。
前述した汎用パソコン5も、図4から明らかなように、画像データ格納ユニット4に対する画像データの管理などを行う画像データ管理部51、入力された画像データに対して各種画像処理を施す画像処理部52、この汎用パソコン5に接続された独自のプリンタ5aを制御するプリント管理部53、モニタ5bへビデオ信号を送るビデオ制御部54、付属するキーボード5cやマウス5dを用いたGUIベースの操作を実現するGUI部55などの機能を、ハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方の形態で構築している。但し、画像データ管理部51はコントローラ3にもインストールされている画像データ管理プログラムと同一であり、この汎用パソコン5にも実装されているWindows(マイクロソフト社の登録商標)などの汎用OS上で動作するものである。
操作ステーション1Aに搭載されているコントローラ3のOS上で動作する画像データ管理プログラムと汎用パソコン5のOS上で動作する画像データ管理プログラムは同一であるが、操作ステーション1Aと汎用パソコン5での画像データの取り扱いは異なる部分があるので、実際に起動した際には、異なる機能を持つかのように振る舞う。例えば、コントローラ3で動作する画像データ管理プログラムでは、画像データ格納ユニット4に対する画像データの検索時において目的の画像データのパスだけを取り込むだけであるが、汎用パソコン5で動作する画像データ管理プログラムでは、目的名画像データを抽出してその画像データを自分のメモリにロードさせる。また、コントローラ3のものでは画像データ格納ユニット4に対して読み出しだけを行うが、汎用パソコンのものでは読み込み及び書き込みも行う。さらに、その画面表示言語に関しても、コントローラ3のものでは予め定められた言語での表示となるが、汎用パソコンのものではメニュー画面上で任意の表示言語が選択可能となっている。このような起動した後の機能の違いは、OSからこのデータ管理プログラムを起動する際にデータ管理プログラムに渡す起動パラメータによって実現されるようになっている。
この起動パラメータによるプログラムの異なる動作に関して図5に示された模式図を用いて説明する。この模式図では、それぞれのOSに、画像データ格納ユニット4に対する画像データの取り扱いを行う画像データ管理プログラムとそれ以外の機能を実現するプリント管理プログラムがインストールされているとする。OSには各種アプリケーションプログラムを起動するプログラム起動モジュールが備わっており、画像データ管理プログラムを起動させる場合には画像データ管理プログラムに対する起動要求に含まれている前設定された起動パラメータを画像データ管理プログラムに与える。画像データ管理プログラムは受け取った起動パラメータを解釈して、本来備わっている機能の一部を非動作にしたり、非表示にしたりする。
コントローラ3と汎用パソコン5にインストールした画像データ管理プログラムのそれぞれにおける典型的な振る舞いを図6を用いて説明する。
汎用パソコン5にインストールされ、汎用パソコン用の起動パラメータでもって起動された画像データ管理プログラムは、まずメニュー画面Aを表示する(#01)。このメニュー画面Aには読み込みボタン、保存ボタン、設定ボタンが表示されている。ここで、読み込みボタンをクリックすると、読み込み画面Bが表示される(#02)。この読み込み画面Bには、リプリントコード入力欄や保存先のパスがデフォルト表示されている。ここで、リプリントコードを入力してOKボタンをクリックすると、そのリプリントコードが属するオーダ一覧画面Dが表示される(#03)。このオーダ一覧画面Dで希望のリプリントコードを選択してコマ選択ボタンをクリックすると、コマ選択画面Eが表示される(#04)。このコマ選択画面Eには各画像コマを規定するファイル名が一覧表示されるので、所望のファイル名を指定することで、目的とする画像データを画像データ格納ユニット4から取り込むことができる。また、オーダ一覧画面Dにおいて検索ボタンをクリックすると、検索画面Fが表示される(#05)。この検索画面Fには、検索キーワードとしてリプリントコード、オーダNo、保存日、ユーザIDなどを入力する検索キー入力欄が表示されているので、任意の検索キーワードを入力して希望する画像データの検索を行うことができる。また、メニュー画面Aにおいて保存ボタンをクリックすると保存画面Gが表示され、汎用パソコン5で処理した画像データを希望の又はデフォルトの格納位置に保存される(#06)。さらに、メニュー画面Aにおいて設定ボタンをクリックすると設定画面Hが表示され、表示言語を選択することができる(#07)。
これに対して、コントローラ3にインストールされ、操作ステーション用の起動パラメータでもって起動された画像データ管理プログラムでは、メニュー画面Aではなく、読み込み画面Cが表示される(#10)。メニュー画面Aの表示が省略されているのは、コントローラ3で起動される画像データ管理プログラムでは保存機能や設定機能が動作しないように起動パラメータで設定されているからである。ここで表示された読み込む画面Cでは、汎用パソコン5において表示された読み込む画面Bとは異なって、リプリントコード入力欄だけが表示され、保存先のパスは表示されていない。これは、ここでは保存機能が動作しないように設定されているからである。読み込み画面Cが表示された後の手順は、基本的に汎用パソコン5での振る舞いと同様であり、読み込み画面Cでリプリントコードを入力してOKボタンをクリックすることで、前述したオーダ一覧画面Dが表示され(#11)、そこから前述したステップ#04やステップ05のようにコマ選択画面Eや検索画面Fへの移行(#12と#13)も実現する。
これにより、デジタルミニラボを構成する操作ステーション1Aに搭載されたコントローラ3と汎用パソコン5のそれぞれに特化した画像データ管理プログラムを作成する必要がなく、同一の画像データ管理プログラムをインストールしているにもかかわらず、それぞれにとって不必要なあるいは実行不可能な機能は選択不能となったり、非表示になったりすることで、オペレータに無用な混乱を生じさせることがない。
本発明は、データ処理システムを構成する複数の役割の異なるデータ処理装置に組み込まれた汎用OS上で動作するように各データ処理装置にインストールされた同一のデータ管理プログラムに基づいてデータ処理を行うデータ処理技術分野、特に撮影画像データを格納する画像データ格納ユニットとこの画像データ格納ユニットとデータ伝送可能につながっている複数の役割の異なる画像処理装置からなる撮影画像処理分野において広く利用することができる。
写真プリントシステムとして構成された本発明による画像データ処理システムを示す外観図 写真プリントシステムを構成する操作ステーションとプリントステーションの説明図 操作ステーションに搭載されたコントローラの機能を示す機能ブロック図 汎用パソコンにおける画像データ処理のための機能要素を説明する機能ブロック図 画像データ管理プログラムの起動の様子を説明する模式図 コントローラと汎用パソコンにおける画像データ管理プログラムの動作の様子を説明する模式図
符号の説明
1A:操作ステーション
2B:プリントステーション
3:コントローラ(画像処理装置)
4:画像データ格納ユニット
5:汎用パソコン(画像処理装置)
30a:コントローラ3における画像データ管理部(画像データ管理プログラム)
51:汎用パソコンにおける画像データ管理部(画像データ管理プログラム)

Claims (4)

  1. データ処理システムを構成する複数の役割の異なるデータ処理装置に組み込まれた汎用OS上で動作するように各データ処理装置にインストールされたデータ管理プログラムに基づいてデータ処理を行うデータ処理方法において、
    前記各データ処理装置に同一のデータ管理プログラムがインストールされ、かつ
    各データ処理装置において前記データ管理プログラムを起動するための起動要求には前もって設定された起動パラメータが含まれており、この起動パラメータは前記データ管理プログラムによって実現可能な全ての機能の中からインストール先となったデータ処理装置の仕様に対応して必要とされる機能のみを実現させる内容を有し、これにより各データ処理装置に適合したデータ処理が各データ処理装置において実行されることを特徴とするデータ処理方法。
  2. 画像データを格納する画像データ格納ユニットとこの画像データ格納ユニットとデータ伝送可能につながっている複数の役割の異なる画像処理装置からなる画像データ処理システムにおいて、
    前記各画像処理装置に組み込まれた汎用OSに同一の画像データ管理プログラムがインストールされており、前記汎用OSから出される前記画像データ管理プログラムに対する起動要求には前もって設定された起動パラメータが含まれており、この起動パラメータは前記データ管理プログラムによって実現可能な全ての機能の中からインストール先となった画像処理装置の仕様に対応して必要とされる機能のみを実現させる内容を有していることを特徴とする画像データ処理システム。
  3. 前記画像データ格納ユニットは、画像入力機器で得られた画像データを画像処理する第1の画像処理装置のための画像データバッファとして機能しており、第2の画像処理装置は前記画像データ格納ユニットに格納された画像データを第1の画像処理装置に代わって画像処理するヘルパーマシンとして機能することを特徴とする請求項2に記載の画像データ処理システム。
  4. 前記第2の画像処理装置は汎用パソコンであることを特徴とする請求項3に記載の画像データ処理システム。
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