JP2005155796A - ブレードテンショナ - Google Patents

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    • F16H2007/0853Ratchets

Abstract

【課題】 チェーンの挙動を十分に制御できるブレードテンショナを提供する。
【解決手段】 弧状に湾曲したチェーン摺動面2aを有するブレードシュー2と、ブレードシュー2を介してチェーン10にばね力を作用させるブレードスプリング3と、ブレードシュー2の基端部21を回動自在に支持するピン41を有し、ブレードシュー2の変形時にブレードシュー2の先端部22をスライド自在に支持するスライド面42を有するベース部材4とを設ける。ブレードシューの基端部21には、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形を許容するラチェット機構6が設けられている。ラチェット機構6は、基端部21の外周面21fに形成されたラック歯60と、ベース部材4に設けられ、ラック歯60と係合し得る爪部材61とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チェーン摺動面を有するブレードシューと、これにばね力を作用させる板ばね状のブレードスプリングとを備えたブレードテンショナに関する。
自動車エンジンにおいて、タイミングチェーンやオイルポンプなどの補機駆動用チェーンに緊張力を作用させるためのテンショナとして、ブレードテンショナが用いられている。
従来のブレードテンショナは、特開2000−234656号公報に示すように、弧状に湾曲したチェーン摺動面を有するブレードシューと、ブレードシューのチェーン摺動面と逆側に積層配置され、ブレードシューを介してチェーンにばね力を作用させるための板ばね状の複数枚のブレードスプリングと、ブレードシューの基端部を回動自在に支持する支軸部を有し、ブレードシューの先端部をスライド自在に支持するスライド面を有するベース部材とから主として構成されている。
チェーンの運転時には、ブレードシューのチェーン摺動面上をチェーンが摺動しつつ走行し、このとき、ブレードスプリングの弾性変形にともなうばね力が押付荷重としてチェーンに作用して、チェーンの張力が維持されるようになっている。また、運転中にチェーン張力が変動した場合には、ブレードシューの先端部がスライド面上をスライド移動するとともに基端部が支軸部の回りを回動することにより、ブレードシューおよびブレードスプリングの曲率半径が変化し、その変形に応じたばね力がチェーンに作用するようになっている。
ところが、前記従来のブレードテンショナでは、ブレードスプリングのばね力のみでチェーン張力に対抗するように構成されており、このため、過大なチェーン張力が作用した場合には、チェーンの挙動を十分に制御できない場合があった。その結果、振動や騒音が発生していた。
特開2000−234656号公報
本発明が解決しようとする課題は、ブレードテンショナにおいて、チェーン挙動を十分に制御できるようにする点にある。
本発明は、ブレードシューの基端部にラチェット機構を設けたことを最も主要な特徴とする。
請求項1の発明に係るブレードテンショナは、弧状に湾曲したチェーン摺動面を有するブレードシューと、ブレードシューのチェーン摺動面と逆側に配置され、ブレードシューを介してチェーンにばね力を作用させるための板ばね状のブレードスプリングと、ブレードシューの基端部を回動自在に支持する支軸部を有するとともに、ブレードシューの変形時にブレードシューの先端部をスライド自在に支持するスライド面を有するベース部材とを備えている。ブレードシューの基端部には、ブレードシューの曲率半径が大きくなる側への変形を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形を許容するラチェット機構が設けられている。
請求項1の発明によれば、チェーンからブレードシューに押付荷重が作用したとき、ブレードシューの基端部が支軸部の回りをチェーンから離れる側に回動しようとするが、このとき、ブレードシューの基端部にラチェット機構が設けられていることにより、ブレードシューの基端部の回動が規制されて、ブレードシューの曲率半径が大きくなる側への変形が規制される。これにより、チェーンから過大な張力が作用した場合でも、チェーン張力に対抗でき、運転中のチェーンの挙動を十分に制御できるようになる。
その一方、チェーンに弛みが発生した場合には、ブレードシューの基端部が支軸部の回りをチェーンに接近する側に回動しようとするが、このとき、ブレードシューの基端部に設けられたラチェット機構によりブレードシューの基端部の回動が許容されて、ブレードシューの曲率半径が小さくなる側への変形が許容される。これにより、チェーンの動きに追随できるようになる。
請求項2の発明では、ラチェット機構が、ブレードシューの基端部の外周に形成されたラック歯と、ベース部材に設けられ、ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている。
請求項3の発明では、ブレードシューの基端部が、支軸部を越えて先端部の側に向かって延びる延設部を一体に有しており、ラチェット機構が延設部に設けられている。
請求項4の発明では、ラチェット機構が、延設部の外周に形成されたラック歯と、ベース部材に設けられ、ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている。この場合には、ブレードシューの変形量に応じてブレードシューの基端部が支軸部の回りを回動する際に、延設部の回動半径の方が基端部の回動半径よりも大きくなっており、延設部の回動量は基端部の回動量よりも大きい。このため、基端部側にラック歯を形成するよりも大きな歯形のラック歯を延設部に形成できるようになり、その結果、ラック歯の強度を増大できる。その一方、基端部側に形成する場合のラック歯と同じ大きさのラック歯を延設部に形成した場合には、ラチェット機構によるブレードシューの回動量の制御をより細やかに行えるようになる。
請求項5の発明では、ラチェット機構が、ベース部材の側に設けられたラック歯と、延設部に設けられ、ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている。
請求項6の発明では、延設部が、ブレードスプリングの側に突出する突出部を有している。
請求項7の発明では、突出部が延設部と一体に樹脂形成されている。
請求項8の発明では、チェーンから過大な押付荷重がブレードシューに作用した際にブレードスプリングが突出部に当接し得るように、突出部が前記ブレードスプリングとの間に一定の距離を隔てて配置されている。
請求項9の発明では、延設部がブレードスプリングの長手方向中央部を越えて延びている。
本発明に係るブレードテンショナによれば、ブレードシューの基端部にラチェット機構を設けたので、運転中のチェーンの挙動を十分に制御できるようになる。
[実施例1]
図1ないし図4は本発明の第1の実施例によるブレードテンショナを説明するための図であって、図1はチェーンシステム内にセットされた初期状態におけるブレードテンショナの正面図、図2はチェーンが弛んだ状態におけるブレードテンショナの正面図、図3は図1のラチェット機構部分の拡大図、図4は図2のラチェット機構部分の拡大図である。
図1および図2に示すように、ブレードテンショナ1は、弧状に湾曲したチェーン摺動面2aを有するブレードシュー2と、ブレードシュー2のチェーン摺動面2aと逆側に積層配置されるとともに、ブレードシュー2を介してチェーン10にばね力を作用させるための各々板ばね状の複数枚のブレードスプリング3と、ブレードシュー2を支持するベース部材4とから主として構成されている。
ブレードシュー2の両端には、それぞれ溝21a,22aが形成されており、ブレードスプリング3の各端部は、これらの溝21a,22aにそれぞれ挿入されて係止されている。
ブレードシュー2の基端部21には、ベース部材4に固定されたピン(支軸部)41が挿通しており、基端部21はピン41の回りを回動自在になっている。ピン41の先端には、基端部41の抜け止め用のワッシャー5が固定されている。
ブレードシュー2の先端部22は、ベース部材4に設けられた平坦状のスライド面42にスライド自在に支持されている。先端部22は、チェーン10からの押付荷重に応じたブレードシューの変形時にスライド面42上をスライドするように、常時スライド面上に当接している。
ブレードシュー2の基端部21には、ラチェット機構6が設けられている。このラチェット機構6は、図3および図4に示すように、ブレードシュー2の基端部21先端の外周面21fに形成されたラック歯60と、ベース部材4の側に設けられ、その先端部がラック歯60と係合し得る爪部材61とを有している。爪部材61の後端部は固定部材62を介してベース部材4に固定されている。爪部材61は、弾性変形可能な板状部材から構成されている。
ラチェット機構6は、ブレードシュー基端部21の図示反時計回りの回動を許容しかつ時計回りの回動を規制するように設けられている。言い換えれば、ラチェット機構6は、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形(たとえば図2から図1への変形)を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形(たとえば図1から図2への変形)を許容するように設けられている。
またベース部材4には、取付ボルト(図示せず)が挿入される複数の取付孔43が形成されている。
次に、上述のように構成されるブレードテンショナの作動について説明する。
図1または図2に示す状態において、チェーン10からブレードシュー2に押付荷重が作用したとき、ブレードシュー2の基端部21はピン41の回りを図示時計回りに回動しようとするが、このとき、基端部21の外周面21fに形成されたラック歯60に爪部材61の先端部が係合しているため(図3および図4参照)、基端部21の回動は規制される。このようにして、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形が規制される。これにより、チェーンから過大な張力が作用した場合でも、チェーン張力に対抗でき、運転中のチェーンの挙動を十分に制御できるようになる。
その一方、図1に示す状態からチェーン10に弛みが発生したとき、ブレードシュー2の基端部21はピン41の回りを図示反時計回りに回動しようとするが、このとき、爪部材61は基端部外周面21fのラック歯60と係合することなくラック歯60の上を素通りするため(図3〜図4参照)、基端部21の回動は許容される。このようにして、ブレードシュー2の曲率半径が小さくなる側への変形が許容される。これにより、チェーンの動きに追随できるようになる。
[実施例2]
図5ないし図8は本発明の第2の実施例によるブレードテンショナを説明するための図であって、図5は初期セット状態におけるブレードテンショナの正面図、図6はチェーンが弛んだ状態におけるブレードテンショナの正面図、図7は図5のラチェット機構部分の拡大図、図8は図6のラチェット機構部分の拡大図である。なお、これらの図において、前記第1の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第2の実施例においては、図5および図6に示すように、ブレードシュー2の基端部21が、ピン41を越えて先端部22の側に向かって延びる延設部21Aを一体に有しており、延設部21Aがブレードスプリング3の側に向かって突出する突出部23を有している点が前記第1の実施例と異なっている。
ラチェット機構6は、延設部21Aに設けられている。ラチェット機構6は、図7及び図8に示すように、延設部21A先端の外周面21Aに形成されたラック歯60と、ベース部材4の側に設けられ、その先端部がラック歯60と係合し得る弾性変形可能な板状の爪部材61とを有している。爪部材61の後端部は固定部材62を介してベース部材4に固定されている。
ラチェット機構6は、前記第1の実施例と同様に、ブレードシュー基端部21つまり延設部21Aの図示反時計回りの回動を許容しかつ時計回りの回動を規制するように、言い換えれば、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形(たとえば図6から図5への変形)を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形(たとえば図5から図6への変形)を許容するように設けられている。
延設部21Aは、好ましくは、ブレードスプリング3の長手方向中央部を越えて延びている。突出部23は、ブレードスプリング3の長手方向中央部を含む領域に対応して配置されており、好ましくは、延設部21Aと一体に樹脂成形されている。図5に示す初期セット状態において、突出部23と最下層のブレードスプリング3との間には一定のクリアランスΔが形成されており、同様に、図6に示す運転状態において、突出部23と最下層のブレードスプリング3との間には一定のクリアランスΔ´が形成されている。これらのクリアランスΔ,Δ´は、たとえば、チェーン10から過大な押付荷重がブレードシュー2に作用したときに最下層のブレードスプリング3が突出部23に当接するような大きさに設定されている。
次に、上述のように構成されるブレードテンショナの作動について説明する。
図5または図6に示す状態において、チェーン10からブレードシュー2に押付荷重が作用したとき、ブレードシュー2の基端部21および延設部21Aはピン41の回りを図示時計回りに回動しようとするが、このとき、延設部21Aの外周面21Aに形成されたラック歯60に爪部材61の先端部が係合しているため(図7および図8参照)、基端部21および延設部21Aの回動は規制される。このようにして、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形が規制される。これにより、チェーンから過大な張力が作用した場合でも、チェーン張力に対抗でき、運転中のチェーンの挙動を十分に制御できるようになる。
また、この場合には、チェーン10から過大な張力が作用したときに、図5および図6中の二点鎖線に示すように、最下層のブレードスプリング3が突出部23に当接して、ブレードシュー2のそれ以上下方への変形が規制されるので、過大なチェーン張力に確実に対抗できるようになる。
その一方、図5に示す状態からチェーン10に弛みが発生したとき、ブレードシュー2の基端部21および延設部21Aはピン41の回りを図示反時計回りに回動しようとするが、このとき、爪部材61は延設部外周面21Aのラック歯60と係合することなくラック歯60の上を素通りするため(図5〜図6参照)、延設部21Aの回動は許容される。このようにして、ブレードシュー2の曲率半径が小さくなる側への変形が許容される。
また、延設部21Aに突出部23を設けたことによって、ブレードテンショナの運転中にブレードスプリング3と突出部23とのクリアランスをほぼ一定にすることができ、これにより、ブレードスプリング3の撓み量をほぼ一定にすることができる。
さらに、この第2の実施例では、ブレードシュー2の変形量に応じてブレードシュー2の基端部21がピン41の回りを回動する際に、ブレードシュー2の同じ変形量に対して、延設部21Aの方が基端部21よりも回動量が大きくなっている。このため、基端部21側にラック歯を形成するよりも大きな歯形のラック歯を延設部21Aに形成できるようになり、これにより、第1の実施例の場合に比べて、ラック歯の強度を増大できる。なお、基端部21側に形成する場合のラック歯と同じ大きさのラック歯を延設部21Aに形成した場合には、ラチェット機構6によるブレードシューの2回動量の制御をより細やかに行えるようになる。
[実施例3]
図9ないし図12は本発明の第3の実施例によるブレードテンショナを説明するための図であって、図9は初期セット状態におけるブレードテンショナの正面図、図10はチェーンが弛んだ状態におけるブレードテンショナの正面図、図11は図9のラチェット機構部分の拡大図、図12は図10のラチェット機構部分の拡大図である。なお、これらの図において、前記第2の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第3の実施例においては、図9および図10に示すように、ラチェット機構6の構成が前記第2の実施例とは異なっている。すなわち、この場合には、ラチェット機構6は、図11および図12に示すように、延設部21Aの先端に形成されたポール穴21Aに配設されたポール部材65と、ポール穴21Aに設けられ、ポール部材65を突出方向に付勢するポールスプリング66と、ベース部材4の側に設けられ、ポール部材65先端の係合突起65aが係合し得るラック歯67とから構成されている。
ラチェット機構6は、前記第2の実施例と同様に、ブレードシュー2の延設部21Aの図示反時計回りの回動を許容しかつ時計回りの回動を規制するように、言い換えれば、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形(たとえば図10から図9への変形)を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形(たとえば図9から図10への変形)を許容するように設けられている。
上述のように構成されるブレードテンショナの作動については、前記第2の実施例と同様であって、チェーン10からブレードシュー2に押付荷重が作用したとき、ラチェット機構6の作用により、ブレードシュー2の基端部21および延設部21Aの回動が規制されて、ブレードシュー2の曲率半径が大きくなる側への変形が規制される。これにより、チェーンから過大な張力が作用した場合でも、チェーン張力に対抗でき、運転中のチェーンの挙動を十分に制御できるようになる。
また、この場合においても、チェーン10から過大な張力が作用したときに、図9および図10中の二点鎖線に示すように、最下層のブレードスプリング3が突出部23に当接して、ブレードシュー2のそれ以上下方への変形が規制されるので、過大なチェーン張力に確実に対抗できるようになる。
その一方、図9に示す状態からチェーン10に弛みが発生したとき、ブレードシュー2の基端部21および延設部21Aはピン41の回りを図示反時計回りに回動しようとするが、このとき、ポール部材先端の係合突起65aはラック歯67と係合することなく、延設部21Aの回動は許容される。このようにして、ブレードシュー2の曲率半径が小さくなる側への変形が許容される。
また、延設部21Aに突出部23を設けたことによって、ブレードテンショナの運転中にブレードスプリング3と突出部23とのクリアランスをほぼ一定にすることができ、これにより、ブレードスプリング3の撓み量をほぼ一定にすることができる。
本発明の第1の実施例によるブレードテンショナの初期セット状態の正面図である。 チェーンが弛んだ状態における図1のブレードテンショナの正面図である。 図1のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。 図2のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。 本発明の第2の実施例によるブレードテンショナの初期セット状態の正面図である。 チェーンが弛んだ状態における図5のブレードテンショナの正面図である。 図5のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。 図6のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。 本発明の第3の実施例によるブレードテンショナの初期セット状態の正面図である。 チェーンが弛んだ状態における図9のブレードテンショナの正面図である。 図9のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。 図10のブレードテンショナにおけるラチェット機構部分の拡大図である。
符号の説明
1: ブレードテンショナ

2: ブレードシュー
2a: チェーン摺動面
21: 基端部
21f: 外周面
21A: 延設部
21A: 外周面
21A: ポール穴
22: 先端部
23: 突出部

3: ブレードスプリング

4: ベース部
41: ピン(支軸部)
42: スライド面

6: ラチェット機構
60: ラック歯
61: 爪部材
65: ポール部材
65a: 係合突起
66: ポールスプリング
67: ラック歯

10: チェーン

Claims (9)

  1. チェーンに緊張力を作用させるためのブレードテンショナであって、
    弧状に湾曲したチェーン摺動面を有するブレードシューと、
    前記ブレードシューの前記チェーン摺動面と逆側に配置され、前記ブレードシューを介してチェーンにばね力を作用させるための板ばね状のブレードスプリングと、
    前記ブレードシューの基端部を回動自在に支持する支軸部を有するとともに、前記ブレードシューの変形時に前記ブレードシューの先端部をスライド自在に支持するスライド面を有するベース部材とを備え、
    前記基端部には、前記ブレードシューの曲率半径が大きくなる側への変形を規制しかつ曲率半径が小さくなる側への変形を許容するラチェット機構が設けられている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  2. 請求項1において、
    前記ラチェット機構が、前記基端部の外周に形成されたラック歯と、前記ベース部材に設けられ、前記ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  3. 請求項1において、
    前記基端部が前記支軸部を越えて前記先端部の側に向かって延びる延設部を一体に有しており、前記ラチェット機構が前記延設部に設けられている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  4. 請求項3において、
    前記ラチェット機構が、前記延設部の外周に形成されたラック歯と、前記ベース部材に設けられ、前記ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  5. 請求項3において、
    前記ラチェット機構が、前記ベース部材の側に設けられたラック歯と、前記延設部に設けられ、前記ラック歯と係合し得る爪部材とから構成されている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  6. 請求項3において、
    前記延設部が、前記ブレードスプリングの側に突出する突出部を有している、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  7. 請求項6において、
    前記突出部が前記延設部と一体に樹脂形成されている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  8. 請求項6において、
    チェーンから過大な押付荷重が前記ブレードシューに作用した際に前記ブレードスプリングが前記突出部に当接し得るように、前記突出部は前記ブレードスプリングとの間に一定の距離を隔てて配置されている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  9. 請求項3において、
    前記延設部が前記ブレードスプリングの長手方向中央部を越えて延びている、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
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