JP2005155570A - 内燃機関の燃料供給装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の燃料供給装置及び方法において、液体燃料と気体燃料との混合を促進して最適な混合状態とすることで燃費並びに排気浄化効率の向上を図る。
【解決手段】インテークマニホールド20に、吸気通路25にガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、水素を噴射する水素インジェクタ27とを装着し、ガソリンインジェクタ26から噴射されたガソリン噴霧と、水素インジェクタ27から噴射された水素噴流とが互いに衝突するように、各インジェクタ26,27の装着位置を所定の位置に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体燃料と気体燃料とを併用する内燃機関の燃料供給装置及び方法に関するものである。
従来、ガソリンを主燃料とする内燃機関において、水素を副燃料として使用するものが提案されている。この水素は火炎範囲が広くて着火しやすいと共に燃焼速度が速いため、ガソリンに水素を混合して燃料として使用した場合、内燃機関におけるリーン運転領域を拡大することができ、燃費の向上や窒素酸化物(NOx)の低減による排気浄化効率の向上を図ることができる。
このような内燃機関としては、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたものは、機関本体に接続される吸気管に、ガソリンを燃料噴射ノズルを介して供給する燃料管と、水素吸蔵合金が収納されるタンクの水素供給管とが接続されたものである。従って、水素を水素供給管から吸気管に供給して空気と混合し、続いて、水素が混合された空気に燃料噴射ノズルからガソリンを供給して混合気を生成し、この混合気を燃焼室に流入して点火燃焼することができる。
特開平9−195857号公報
ところで、ガソリンに水素を混合した燃料を内燃機関に使用すると、上述したように、燃費の向上や排気浄化効率の向上を図ることができるものの、液体燃料であるガソリンと気体燃料である水素を混合しにくく、各燃料を十分に混合してから燃焼室に流入しないと、これらの効果を十分に得ることができない。上述した従来の内燃機関にあっては、まず、水素を吸気管に供給して空気と混合し、次に、水素が混合された空気にガソリンを供給して混合気を生成し、この混合気を燃焼室に流入して点火燃焼している。この場合、ガソリンは燃料噴射ノズルから吸気管に噴射されるようになっており、冷態始動時などでガソリンの気化が不十分であると、ガソリンと水素との混合を確実に行うことができない。そして、ガソリン噴霧が空気や水素と混合されずに吸気管の内壁面に付着してしまい、空燃比変動や排気浄化性能の悪化を招いてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、液体燃料と気体燃料との混合を促進して最適な混合状態とすることで燃費並びに排気浄化効率の向上を図った内燃機関の燃料供給装置及び方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の内燃機関の燃料供給装置は、吸気通路に液体燃料を噴射する液体燃料噴射手段と、前記吸気通路に気体燃料を噴射する気体燃料噴射手段と設け、前記液体燃料噴射手段から噴射された液体燃料と前記気体燃料噴射手段から噴射された気体燃料とが衝突するように、前記液体燃料噴射手段及び前記気体燃料噴射手段を配設したことを特徴とするものである。
また、本発明の内燃機関の燃料供給装置では、前記液体燃料噴射手段を、前記気体燃料噴射手段よりも燃焼室の近傍に配設したことを特徴としている。
本発明の内燃機関の燃料供給装置では、前記気体燃料噴射手段を、前記液体燃料噴射手段よりも燃焼室の近傍に配設したことを特徴としている。
本発明の内燃機関の燃料供給装置では、前記燃焼室の近傍に配設した前記液体燃料噴射手段または気体燃料噴射手段は、前記燃焼室から遠方に配設した前記液体燃料噴射手段または気体燃料噴射手段に比べて、高流速の液体燃料または気体燃料を噴射することを特徴としている。
本発明の内燃機関の燃料供給装置では、前記液体燃料噴射手段及び前記気体燃料噴射手段を、燃焼室から同距離に並列して配設したことを特徴としている。
また、本発明の内燃機関の燃料供給方法は、液体燃料と気体燃料とが互いに衝突するように吸気通路に噴射し、この衝突した前記液体燃料と気体燃料とが混合した状態で燃焼室に流入させることを特徴とするものである。
本発明の内燃機関の燃料供給装置によれば、吸気通路で液体燃料と気体燃料とが衝突するようにしたので、液体燃料と気体燃料とはこの吸気通路で衝突して混合が促進されるため、液体燃料の気化が適正に行われて吸気管壁面付着を抑制することができ、空気と液体燃料と気体燃料とが最適な混合状態となって燃焼室に流入することとなり、空燃比を安定させて燃費を向上することができると共に排気浄化効率を向上することができる。
以下に、本発明にかかる内燃機関の燃料供給装置及び方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図、図2は、実施例1の内燃機関の燃料供給装置における燃料噴射タイミングを表すグラフ、図3は、実施例1の内燃機関の燃料供給装置における変形例を表す概略図である。
実施例1の内燃機関の燃料供給装置及び方法において、図1に示すように、内燃機関としてのエンジン11は、火花点火式のガソリン・水素併用多気筒エンジンである。このエンジン11にて、シリンダブロック12上にシリンダヘッド13が締結されており、このシリンダブロック12に形成された複数のシリンダボア14にピストン15がそれぞれ上下移動自在に嵌合している。そして、シリンダブロック12の下部にクランクシャフトが回転自在に支持されており、各ピストン15はコネクティングロッドを介してこのクランクシャフトにそれぞれ連結されている。以下では、一つの気筒について説明する。
燃焼室16は、シリンダブロック12とシリンダヘッド13とピストン15により構成されており、燃焼室16の両側には吸気孔17及び排気孔18を介して吸気ポート19及び排気ポート20が連通しており、この吸気孔17及び排気孔18に対して吸気バルブ21及び排気バルブ22の下端部が位置している。従って、この吸気バルブ21及び排気バルブ22が所定のタイミングで上下移動することで、吸気ポート19と燃焼室16、この燃焼室16と排気ポート20とを開閉することができる。そして、吸気ポート19には、インテークマニホールド23を介して吸気管が連結される一方、排気ポート20には、エギゾーストマニホールド24を介して排気管が連結されている。
そして、インテークマニホールド23には、吸気ポート19にかけて構成される吸気通路25に液体燃料としてのガソリンを噴射するガソリンインジェクタ(液体燃料噴射手段)26が装着されると共に、この吸気通路25に気体燃料としての水素を噴射する水素インジェクタ(気体燃料噴射手段)27が装着されている。この各インジェクタ26,27は、吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とが互いに衝突するように所定の位置に装着されている。また、シリンダヘッド13には、燃焼室16の上方に位置して点火プラグ28が装着されている。
詳細に説明すると、インテークマニホールド23の上部には吸気ポート19に対応して燃焼室16の近傍にガソリンインジェクタ26が位置しており、この燃焼室16の方向を向いた傾斜状態で固定されている。このガソリンインジェクタ26は、先端部の噴射ノズル29が吸気通路25に挿通される一方、基端部にはガソリン供給管としてのデリバリパイプ30が連結され、このデリバリパイプ30は燃料噴射ポンプ及びガソリンタンクに連結されている。また、インテークマニホールド23の上部には吸気ポート19に対応してガソリンインジェクタ26より燃焼室16から遠方に水素インジェクタ27が位置しており、燃焼室16の方向を向いた傾斜状態で固定されている。この水素インジェクタ27は、先端部の噴射ノズル31が吸気通路25に挿通される一方、基端部には水素供給管としてのデリバリパイプ32が連結され、このデリバリパイプ32は燃料噴射ポンプ及び水素タンクに連結されている。
即ち、ガソリンインジェクタ26は水素インジェクタ27よりも燃焼室16に近い位置、つまり、吸気バルブ21の開放時に吸気通路25の混合気が燃焼室16に流入する吸気流動方向における下流側に設けられている。そのため、ガソリンインジェクタ26は燃焼室16側に向けてその近傍の吸気通路25にガソリンを噴射することができ、水素インジェクタ27は燃焼室16側に向けてガソリンインジェクタ26に比べて燃焼室16から所定距離だけ離れた吸気通路25に水素を噴射することができる。そして、燃料噴射から燃焼室16までの流入距離及び時間は、ガソリンに比べて水素のほうが長くなるように設定されている。
また、噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とが吸気通路25で衝突するように、ガソリンインジェクタ26の取付角度と水素インジェクタ27の取付角度が異なるように設定されており、これによりガソリンインジェクタ26の噴射軸線JGと水素インジェクタ27の噴射軸線JHとが所定の位置で交差するように設定されている。なお、本実施例では、各インジェクタ26,27から吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とが互いに衝突させて混合促進を図るものであり、各噴射軸線JG,JHが交差しなくても、少なくともガソリン噴霧と水素噴流との拡散領域が重なればよいものである。
この場合、電子制御ユニットは、ガソリンインジェクタ26及び水素インジェクタ27の燃料噴射タイミングを制御可能となっており、検出した吸入空気量、スロットル開度(またはアクセル開度)、エンジン回転数などのエンジン11の運転状態に基づいて燃料噴射量、噴射時期、点火時期などを決定している。具体的には、図2に示すように、吸気バルブ21の閉止時の所定期間に、所定量のガソリンが吸気通路25に噴射されると共に、それよりも短い期間で所定量の水素が吸気通路25に噴射される、所謂、吸気非同期噴射となっている。つまり、混合気が燃焼室16へ流入する前に吸気通路25にガソリンと水素が噴射されるようになっている。
従って、ガソリンインジェクタ26から吸気通路25にガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から吸気通路25におけるガソリン噴霧に向けて水素が噴射されると、吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突する。この衝突によりガソリンと水素との混合が促進され、液体であるガソリンは適正に気化され、吸気通路25の内壁面へ付着せずに、空気とガソリンと水素とが最適な混合状態で燃焼室16に流入することとなる。そして、燃焼室16に流入した混合気は最適な混合であるため、水素が燃焼室16の全域にわたって均一に分布することとなり、適正に点火することができると共に、未燃分ガスの排出量を減少することができる。
なお、水素インジェクタ27をガソリンインジェクタ26よりも燃焼室16から遠い位置、つまり、インテークマニホールド23の上流側に配設し、ガソリン噴霧に向けて水素噴流を衝突させるように噴射させる場合、水素を高圧で噴射することで、空気とガソリンと水素との更なる混合促進を図ることができる。即ち、図3に示すように、ガソリンインジェクタ26から、例えば、0.4MPaでガソリンを噴射する一方、このガソリン噴霧に向けて、水素インジェクタ27から、例えば、1.0Mpaで水素を噴射するように構成する。
従って、水素はガソリンよりも高圧で噴射されるため、高流速の水素噴流がガソリン噴霧を巻き込みながら吸気通路25を通して燃焼室16内に流入することとなる。そのため、空気とガソリンと水素との混合効率を更に向上することができ、この水素噴流によるガソリン噴霧のペネトレーションを短縮してガソリンの壁面付着を減少することができる。
なお、吸気通路25における上流側の水素噴流を高流速で噴射するために、水素の噴射圧力をガソリンの噴射圧力よりも高く設定したが、例えば、水素インジェクタ27の噴孔をガソリンインジェクタ26の噴孔に比べて小孔とすることで、水素噴流を高流速で噴射するようにしてもよい。
このように実施例1の内燃機関の燃料供給装置及び方法にあっては、インテークマニホールド20に、吸気通路25にガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、水素を噴射する水素インジェクタ27とを装着し、ガソリンインジェクタ26から噴射されたガソリン噴霧と、水素インジェクタ27から噴射された水素噴流とが互いに衝突するように、各インジェクタ26,27の装着位置が所定の位置に設定されている。
従って、ガソリンインジェクタ26から吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧に向けて、水素インジェクタ27から水素が噴射されると、この吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突する。この衝突によりガソリンと水素の混合が促進され、液体燃料であるガソリンは確実に気化されることとなり、吸気通路25の内壁面への付着を抑制することができ、空燃比を安定させて燃費を向上することができると共に、未燃のガソリンの排出量が減少して排気浄化効率を向上することができる。また、吸気通路25で空気とガソリンと水素とが最適な混合状態なって燃焼室16に流入するため、この混合気に含まれる水素は燃焼室16の全域にわたって均一に分布することとなり、適正に点火して燃焼効率を向上することができる。その結果、主燃料のガソリンに対して副燃料の水素を用いた内燃機関にて、リーン運転領域を拡大することができる。
また、実施例1にあっては、水素インジェクタ27による水素の噴射位置を、ガソリンインジェクタ26によるガソリンの噴射位置よりも、吸気通路23にて吸気流動方向の上流側としている。従って、水素噴流が燃焼室16に流入するまで距離及び時間が長くなってガソリン噴霧との間で十分な混合が行われる。そのため、水素が燃焼室16の全域に均一に分布して燃焼効率を向上することができると共に、水素噴流によりガソリン噴霧が吸気通路25の壁面に付着せずに燃焼室16に流入することとなり、空燃比を安定させて燃費を向上することができる。
更に、吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧に対して、その上流側から水素噴流を高流速(高圧)で衝突させてもよい。これにより、高流速の水素噴流がガソリン噴霧を巻き込みながら吸気通路25を通して燃焼室16内に流入することとなり、空気とガソリンと水素との更なる混合促進を図ることができる。その結果、空気とガソリンと水素との混合効率を更に向上することができ、この水素噴流によるガソリン噴霧のペネトレーションを短縮してガソリンの壁面付着を減少することができ、空燃比を安定させて燃費を向上することができる。
図4は、本発明の実施例2にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の内燃機関の燃料供給装置において、図4に示すように、インテークマニホールド23には、吸気通路25に気体燃料としての水素を噴射する水素インジェクタ27が装着されると共に、この水素インジェクタ27よりも燃焼室17から遠方、つまり、吸気流動方向における上流側に吸気通路25に液体燃料としてのガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26が装着されている。そのため、各インジェクタ26,27から吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とは互いに衝突するようになっている。
即ち、水素インジェクタ27は燃焼室16の近傍の吸気通路25に水素を噴射することができ、ガソリンインジェクタ26は水素インジェクタ27に比べて燃焼室16から離れた吸気通路25にガソリンを噴射することができ、燃料噴射から燃焼室16までの流入距離及び時間は、水素に比べてガソリンのほうが長くなるように設定されている。そして、この噴射された水素噴流とガソリン噴霧とが吸気通路25で衝突するように各インジェクタ26,27の取付角度が設定されることで、ガソリンインジェクタ26の噴射軸線JGと水素インジェクタ27の噴射軸線JHとが所定の位置で交差するようになっている。
従って、吸気バルブ21の閉止時の所定期間に、ガソリンインジェクタ26から吸気通路25に所定量のガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から吸気通路25におけるガソリン噴霧に向けてそれよりも短い期間で所定量の水素が噴射されると、吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突する。この衝突によりガソリンと水素との混合が促進され、液体であるガソリンは燃料噴射から燃焼室16に流入するまでの流入距離及び時間が長いために適正に気化され、吸気通路25の内壁面へ付着せずに、空気とガソリンと水素とが最適な混合状態で燃焼室16に流入することとなる。そして、燃焼室16に流入した混合気は最適な混合であるため、水素が燃焼室16の全域にわたって均一に分布することとなり、適正に点火することができる。
なお、実施例1のように、吸気流動方向に対してその上流側に位置するガソリンインジェクタ26から、水素噴流に向けてガソリンを高圧(高速)で噴射して衝突させるようにしてもよく、これにより空気とガソリンと水素との更なる混合促進を図ることができる。即ち、ガソリンは水素よりも高圧で噴射されるため、高流速のガソリン噴霧が水素噴流を巻き込みながら吸気通路25を通して燃焼室16内に流入することとなり、ガソリン噴霧が確実に気化することで空気や水素との混合効率を更に向上することができ、ガソリンの壁面付着を減少することができる。
このように実施例2の内燃機関の燃料供給装置及び方法にあっては、インテークマニホールド20に、吸気通路25に水素を噴射する水素インジェクタ27を装着すると共に、この水素インジェクタ27よりも燃焼室16から遠方、つまり、吸気流動方向上流側にガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26を装着し、ガソリンインジェクタ26から噴射されたガソリン噴霧と、水素インジェクタ27から噴射された水素噴流とが互いに衝突するように構成している。
従って、水素インジェクタ27から吸気通路25に噴射された水素噴流に向けて、ガソリンインジェクタ26からガソリンが噴射されると、この吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突することで両者の混合が促進されると共に、ガソリン噴霧が燃焼室16に流入するまで距離及び時間が長くなってガソリンは確実に気化されることとなり、吸気通路25の内壁面への付着を抑制することができ、空燃比を安定させて燃費を向上することができると共に、未燃のガソリンの排出量が減少して排気浄化効率を向上することができる。
図5は、本発明の実施例3にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部平面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の内燃機関の燃料供給装置において、図5に示すように、インテークマニホールド23には、吸気通路25に液体燃料としてのガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、吸気通路25に気体燃料としての水素を噴射する水素インジェクタ27とが、燃焼室16からほぼ同じ距離の位置に吸気流動方法に対して左右に並列に装着されており、各インジェクタ26,27から吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とは互いに衝突するようになっている。
即ち、インテークマニホールド23の上部には、ガソリンインジェクタ26と水素インジェクタ27とがピストン15の移動方向に直行する方向に隣接して位置し、且つ、互いに平行状態で装着されている。そして、吸気通路25内に挿通された各噴射ノズル29,31からは、吸気通路25の中心側に向けてガソリン及び水素を噴射することができ、燃料噴射から燃焼室16までの流入距離及び時間は、両者共に同じに設定されている。また、この噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とが吸気通路25で衝突するように各インジェクタ26,27の取付角度が設定されることで、ガソリンインジェクタ26の噴射軸線JGと水素インジェクタ27の噴射軸線JHとが所定の位置で交差するようになっている。
従って、吸気バルブ21の閉止時の所定期間に、ガソリンインジェクタ26から吸気通路25に所定量のガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から吸気通路25にそれよりも短い期間で所定量の水素が噴射されると、吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突する。この衝突によりガソリンと水素との混合が促進され、液体であるガソリン噴霧は水素噴流によりペネトレーションが抑制され、吸気通路25の内壁面へ付着せずに、空気とガソリンと水素とが最適な混合状態で燃焼室16に流入することとなる。
このように実施例3の内燃機関の燃料供給装置及び方法にあっては、インテークマニホールド20の上部に、吸気通路25にガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、吸気通路25に水素を噴射する水素インジェクタ27とを燃焼室16から同距離の位置に左右に並設し、ガソリンインジェクタ26から噴射されたガソリン噴霧と、水素インジェクタ27から噴射された水素噴流とが吸気通路25で互いに衝突するように構成している。
従って、ガソリンインジェクタ26からガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から水素が噴射されると、吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突して混合が促進されると共に、ガソリン噴霧と水素噴流とが並列に衝突する。そのため、ガソリンのペネトレーションが抑えられて吸気通路25の壁面付着を抑制して燃費を向上することができ、空燃比を安定させて燃費を向上することができると共に、未燃のガソリンの排出量が減少して排気浄化効率を向上することができる。また、各インジェクタ26,27はインテークマニホールド23の上部のほぼ同位置に水平方向に並んで装着されるため、インジェクタ26,27の取付高さを減少してヘッドカバーなどを容易に装着することができ、取付性の向上並びに装置のコンパクト化を図ることができ、車両への搭載性を向上することができる。
なお、この実施例3では、ガソリンインジェクタ26及び水素インジェクタ27をインテークマニホールド23の上部に並んで設けたが、下部に並んで設けてもよい。
図6は、本発明の実施例4にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4の内燃機関の燃料供給装置において、図6に示すように、インテークマニホールド23の側部には、吸気通路25に液体燃料としてのガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、吸気通路25に気体燃料としての水素を噴射する水素インジェクタ27とが燃焼室16からほぼ同じ距離の位置に吸気流動方法に対して上下(縦方向)に並列に装着されており、各インジェクタ26,27から吸気通路25に噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とは互いに衝突するようになっている。
即ち、インテークマニホールド23の側部には、ガソリンインジェクタ26と水素インジェクタ27とがピストン15の移動方向に沿った方向に隣接して位置して装着されている。そして、ガソリンインジェクタ26は上方から吸気通路25にガソリンを噴射することができ、水素インジェクタ27は下方から吸気通路に水素を噴射することができ、燃料噴射から燃焼室16までの流入距離及び時間は、両者共に同じに設定されている。そして、この噴射されたガソリン噴霧と水素噴流とが吸気通路25で衝突するように各インジェクタ26,27の取付角度が設定されることで、ガソリンインジェクタ26の噴射軸線JGと水素インジェクタ27の噴射軸線JHとが所定の位置で交差するようになっている。
従って、吸気バルブ21の閉止時の所定期間に、ガソリンインジェクタ26から吸気通路25に所定量のガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から吸気通路25にそれよりも短い期間で所定量の水素が噴射されると、吸気通路25で上方から噴射されたガソリン噴霧と下方から噴射された水素噴流とが衝突する。この衝突によりガソリンと水素との混合が促進され、液体であるガソリン噴霧は水素噴流によりペネトレーションが抑制され、吸気通路25の内壁面へ付着せずに、空気とガソリンと水素とが最適な混合状態で燃焼室16に流入することとなる。
このように実施例4の内燃機関の燃料供給装置及び方法にあっては、インテークマニホールド20の側部に、吸気通路25にガソリンを噴射するガソリンインジェクタ26と、吸気通路25に水素を噴射する水素インジェクタ27とを上下、つまり、ピストン15の移動方向に沿って並設し、ガソリンインジェクタ26から噴射されたガソリン噴霧と、水素インジェクタ27から噴射された水素噴流とが吸気通路25で互いに衝突するように構成している。
従って、ガソリンインジェクタ26からガソリンが噴射されると共に、水素インジェクタ27から水素が噴射されると、吸気通路25でガソリン噴霧と水素噴流とが衝突して混合が促進されると共に、ガソリン噴霧と水素噴流とが並列に衝突する。そのため、ガソリンのペネトレーションが抑えられて吸気通路25の壁面付着を抑制して燃費を向上することができ、空燃比を安定させて燃費を向上することができると共に、未燃のガソリンの排出量が減少して排気浄化効率を向上することができる。また、各インジェクタ26,27はインテークマニホールド23の側部のほぼ同位置に装着されるため、インジェクタ26,27の取付幅を減少して取付性を向上することができると共に、装置のコンパクト化を図ることができ、車両への搭載性を向上することができる。
なお、実施例4では、ガソリンインジェクタ26及び水素インジェクタ27をインテークマニホールド23の側部に設け、上側にガソリンインジェクタ26を、下側に水素インジェクタ27を配設したが、逆であってもよい。
また、上述した各実施例では、液体燃料としてガソリンを適用し、気体燃料として水素を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、気体燃料としては、CNGなどの天然ガスを適用してもよい。また、各実施例にて、インテークマニホールド23に対するガソリンインジェクタ26及び水素インジェクタ27の取付位置を上部、下部、側部などとしたが、その組み合わせは実施例に限定されるものではなく、シリンダヘッド12インテークマニホールド23などの構造に応じて適宜設定すればよいものである。更に、各実施例では、1つの吸気通路25に対して液体燃料用のガソリンインジェクタ26と気体燃料用の水素インジェクタ27とを1つずつ設けたが、1つのガソリンインジェクタ26に対して2つの水素インジェクタ27を設けたり、その逆の構成としてもよく、各インジェクタの数は適宜設定すればよいものである。
以上のように、本発明にかかる内燃機関の燃料供給装置及び方法は、吸気通路にガソリンなどの液体燃料と水素などの気体燃料を噴射混合しながら燃焼室に流入させるものであり、車両用エンジンに有用である。
本発明の実施例1にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図である。 実施例1の内燃機関の燃料供給装置における燃料噴射タイミングを表すグラフである。 実施例1の内燃機関の燃料供給装置における変形例を表す概略図である。 本発明の実施例2にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図である。 本発明の実施例3にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部平面図である。 本発明の実施例4にかかる内燃機関の燃料供給装置を表すエンジンの要部断面図である。
符号の説明
11 エンジン
16 燃焼室
19 吸気ポート
21 吸気バルブ
25 吸気通路
26 ガソリンインジェクタ(液体燃料噴射手段)
27 水素インジェクタ(気体燃料噴射手段)

Claims (6)

  1. 吸気通路に液体燃料を噴射する液体燃料噴射手段と、前記吸気通路に気体燃料を噴射する気体燃料噴射手段と設け、前記液体燃料噴射手段から噴射された液体燃料と前記気体燃料噴射手段から噴射された気体燃料とが衝突するように、前記液体燃料噴射手段及び前記気体燃料噴射手段を配設したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置において、前記液体燃料噴射手段を、前記気体燃料噴射手段よりも燃焼室の近傍に配設したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  3. 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置において、前記気体燃料噴射手段を、前記液体燃料噴射手段よりも燃焼室の近傍に配設したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  4. 請求項2または3記載の内燃機関の燃料供給装置において、前記燃焼室の近傍に配設した前記液体燃料噴射手段または気体燃料噴射手段は、前記燃焼室から遠方に配設した前記液体燃料噴射手段または気液体燃料噴射手段に比べて、高流速の液体燃料または気体燃料を噴射することを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  5. 請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置において、前記液体燃料噴射手段及び前記気体燃料噴射手段を、燃焼室から同距離に並列して配設したことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  6. 液体燃料と気体燃料とが互いに衝突するように吸気通路に噴射し、この衝突した前記液体燃料と気体燃料とが混合した状態で燃焼室に流入させることを特徴とする内燃機関の燃料供給方法。
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