JP2005155450A - 燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】気筒内直接噴射式内燃機関の燃料噴射弁の取付構造に於いて、燃料噴射弁の受熱部分を削減し、また、燃焼室内に突出する部分をなくすことにより過熱される部分をなくし、噴口の近傍にカーボンが堆積するという問題を回避する。
【解決手段】燃料噴射弁(12)の燃焼室側の先端部が円錐台形をなし、筒状の保持部材(24)の燃焼室側の先端部の内周面が、円錐台形先端部に沿った円錐面(30)をなして燃料噴射弁先端部を囲繞するようにし、燃料噴射弁の燃焼室側の先端面及び保持部材の燃焼室側の先端面が概ね平滑な共通の輪郭面(34)を画定するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造に関する。
気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造として、特許文献1及び2に記載されたものが知られている。
特開2002−188547号公報 特開2003−201936号公報
特許文献1に記載されたものでは、燃料噴射弁の先端部が燃焼室内に突出していることから、燃料噴射弁が燃焼室内の高温雰囲気に強く曝露されるため過熱され易く、そのため噴口の近傍にカーボンが堆積し易いという問題がある。またシールチューブと呼ばれる燃料噴射弁を外囲する保持部材の燃焼室側先端部と燃料噴射弁先端部との間に段差があり、保持部材の先鋭な先端部が燃焼室内に突出することとなるため、同じく同部分が過熱され易く、カーボンが堆積し易い。特許文献2に記載されたものでは、燃料噴射弁の先端面が、比較的広い面積をもって燃焼室内に面しているため、燃焼室内からそれだけ大量の熱が燃料噴射弁に流入し、やはり燃料噴射弁が過熱され易いという問題がある。
このような従来技術の問題に鑑み、本発明の主な目的は、燃料噴射弁或いはその周囲の部材が過熱され易くなることの無いようにした燃料噴射弁の取付構造を提供することにある。
本発明の第2の目的は、燃料噴射弁或いはその周囲にカーボンが堆積し易いことの無いようにした燃料噴射弁の取付構造を提供することにある。
本発明のこのような目的は、気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造であって、シリンダヘッド(1)の外側から燃焼室(2)内に向けて開かれた貫通孔(7)に筒状の保持部材(24)が嵌入され、該保持部材の内孔内に燃料噴射弁が挿入されており、前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端部が先細の円錐台形をなし、前記保持部材の前記燃焼室側の先端部の内周面が、前記円錐台形先端部に沿った円錐面(30)をなして前記燃料噴射弁先端部を囲繞し、前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端面及び前記保持部材の前記燃焼室側の先端面が概ね平滑な共通の輪郭面(34)を画定することを特徴とする燃料噴射弁の取付構造を提供することにより達成される。
このようにすることにより、燃料噴射弁の受熱部分が削減され、しかも燃焼室内に突出する先鋭な部分がなくなるため、過熱される部分がなくなり、噴口の近傍にカーボンが堆積するという問題を回避することができる。また、燃料噴射弁の近傍の燃焼室内壁を平滑化することにより、噴射燃料或いは混合気の円滑な流れが促進される。特に、前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端面及び前記保持部材の前記燃焼室側の先端面により画定される前記共通輪郭面が、前記燃焼室の内面に沿う緩やかな円弧面をなすものとすることにより、噴射燃料或いは混合気の円滑な流れが一層好適に達成されると共に、燃料噴射弁回りの受熱を均一化することができる。
図1は本発明による気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造の一例を示す縦断面図である。シリンダヘッド1の外側から燃焼室2内に向けて、貫通孔7が開かれ、シリンダヘッド1の外側の、貫通孔7を囲撓する部分には環状突部8が一体に設けられている。環状突部8内には、筒状のスリーブ9が圧入され、その内孔が、貫通孔7の延長部分を画定している。シリンダヘッド1はアルミニウム合金からなり、その内部に、燃焼室2に向けて開かれた吸気ポート5及び排気ポート6が設けられ、それぞれ、公知の要領をもって、吸気弁3及び排気弁4により開閉されるようになっている。スリーブ9の上端は、シリンダヘッド1の上面を覆うシリンダヘッドカバー(またはカムケースカバー)11の開口に突入し、リップシール10によりシールされている。
燃料噴射弁12は、スリーブ9の上端側から、貫通孔7内に挿入され、噴口を有するその先端が燃焼室2を臨むようになっている。燃料噴射弁12の基端(上端)側とスリーブ9の内周との間には、ゴム状のエラストマからなる環状のシール部材17が設けられ、燃料噴射弁12に至るリード線18がシール部材17を貫通している。また、シール部材17には、燃料噴射弁12と貫通孔7及びスリーブ9の内周との間の空室を外気と連通させる呼吸孔19が設けられている。本実施例の場合、呼吸孔19は、シール部材17の上面から外向きに延出する突出部に設けられ、その外側開口は突出部20の上端部に位置している。即ち、呼吸孔19は、シール部材17の上面から離間した位置にて外気と連通している。
燃料噴射弁12の上端は外向フランジ(または接続フランジ)14をなし、その上面に、燃料供給管16に接続されたカバー部材15が螺着され、図示外のポンプから送られた燃料が燃料噴射弁12内に達するようになっている。燃料噴射弁12の外向フランジ14の直下には上向きの肩面が画定され、二股のクランプ部材13が、外向フランジ14の下側の小径部の両側から、この肩面に係合し、燃料噴射弁12を貫通孔7内に不動に固定している。
図2は、燃料噴射弁12の先端部を拡大して示す。貫通孔7の燃焼室2側の端部は、円錐面21、軸線に直交する環状肩面22及び小径部23を介して燃焼室2に達している。小径部23は内ねじ部分をなしている。円錐面21、軸線に直交する環状肩面22及び小径部23に沿う先細の円筒形状をなす保持部材24が、小径部23にねじ込まれることにより固定されている。このとき、環状ガスケット33が、保持部材24と環状肩面22との間に挟持され、保持部材24の外周と貫通孔7の内周とのシールが実現される。
燃料噴射弁12の先端部は、保持部材24の内周に対して補完的な先細形状をなして、その内部に突入している。小径部23に対応する保持部材24の内周部には、平面状の環状ガスケット26が圧入され、その内部に燃料噴射弁12の突入端部が受容されている。燃料噴射弁12の突入端部の外周に設けられた環状溝28に、環状ガスケット26から一体に延設する爪部27に設けられる切起し片27aが係合している。この係合により、組み付け時に、燃料噴射弁12を貫通孔7内に保持することができる。このとき、環状ガスケット32が、燃料噴射弁12の下向き肩面と対応する保持部材24の上向き肩面との間に挟持され、保持部材24の内周と燃料噴射弁12の外周とのシールが実現される。
保持部材24の燃焼室2側の端部は内向フランジをなし、その内周縁が、燃料噴射弁12の突入端部を外囲している。特に、燃料噴射弁12の突入端部は、先細の円錐台形をなし、その外周面に対して、保持部材24の内向フランジの内周縁が、小さな空隙を介して対峙し、円錐台形先端部に沿った円錐面或いは斜面30をなしている。更に、保持部材24の燃焼室2側の端面及び燃料噴射弁12の突入端部の端面は、共通の円滑な円弧面を画定し、その輪郭が想像線34により示されるように、燃焼室2の内面に円滑に接続している。
このように、保持部材24の燃焼室2側の端面及び燃料噴射弁12の突入端部の端面は、それに隣接する燃焼室2の内周面と円滑に接続することから、燃焼室2内に突出する先鋭な端部がなく、局部的な過熱を回避し、カーボンの堆積を防止することができる。また、燃料噴射弁12の燃焼室2に暴露された受熱面積を極小化することができ、燃料噴射弁12に対する燃焼室2からの熱の影響を極小化することができる。また、シリンダヘッド1が通常アルミニウム合金からなり、燃料噴射弁12がステンレス鋼からなるのに対し、保持部材24をステンレス鋼からなるものとすれば、シリンダヘッド1から燃料噴射弁12に至る熱の流入を抑制できることも、燃料噴射弁12の過熱を防止する上で有効である。
上述したように、本発明に係る燃料噴射弁の取付構造は、燃料噴射弁或いはその周囲の部材が過熱され易くなることの無いようにし、また、燃料噴射弁或いはその周囲にカーボンが堆積し易いことの無いようにする上で有用である。
本発明による気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造の一例を示す縦断面図である。 図1の要部を拡大して示す一部破断側面図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 燃焼室
7 貫通孔
12 燃料噴射弁
24 保持部材
30 円錐面(斜面)
34 輪郭面

Claims (2)

  1. 気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造であって、
    シリンダヘッドの外側から燃焼室内に向けて開かれた貫通孔に筒状の保持部材が嵌入され、該保持部材の内孔内に燃料噴射弁が挿入されており、
    前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端部が先細の円錐台形をなし、前記保持部材の前記燃焼室側の先端部の内周面が、前記円錐台形先端部に沿った円錐面をなして前記燃料噴射弁先端部を囲繞し、
    前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端面及び前記保持部材の前記燃焼室側の先端面が概ね平滑な共通の輪郭面を画定することを特徴とする燃料噴射弁の取付構造。
  2. 前記燃料噴射弁の前記燃焼室側の先端面及び前記保持部材の前記燃焼室側の先端面により画定される前記共通輪郭面が、前記燃焼室の内面に沿う緩やかな円弧面をなすことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の取付構造。

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