JP2005155262A - ブレース、ブレースユニット及びそれを備えた建築構造物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定間隔を設けて設置される柱10,11と各柱10,11の上端部間に設置される梁20とからなる架構式構造フレームと、複数の高降伏点鋼材41,42と高降伏点鋼材41,42間に位置しており偏心として機能させる低降伏点鋼材43とが溶接されて一体化されているブレース40とを備え、架構式構造フレームの面内であって柱10の柱脚12と柱11の上端部である接合部22とに亘ってブレース40を取り付ける。
【選択図】図1
Description
図5には、柱10,11と梁20とを接合部21,22で接続してなる架構式構造フレームに対して、柱10の柱脚12と接合部22との間にブレース31を取付け、柱11の柱脚13と接合部21との間にブレース32を取り付けた状態を示している。
さらに、第二鋼材の断面を小さくすることでブレース全体としての耐力を低下させることができる。
さらに、前記第二鋼材の先端部と前記第一鋼材の先端部とが所定の角度で一体接続されていてもよいし、前記第二鋼材の先端部と前記第一鋼材の基端部とが所定の角度で一体接続されてもよい。
こうして、第二鋼材の軸方向と垂直な方向において変形することでエネルギーを吸収するようにしている。
図1は、本発明の実施形態1のブレース構造体の模式図である。
図1には、柱10,11と梁20とを接合部21,22で接続してなる架構式構造フレームに対して、柱10の柱脚12と接合部22とに亘って以下説明するように高降伏点鋼材41,42及び低降伏点鋼材43からなるブレース40を取り付けた状態を示している。なお、柱11の柱脚13と接合部21との間にブレース40を取り付けてもよい。
図2に示すように、高降伏点鋼材41はフランジ41a,41bとウェブ41cとからなるH型鋼としている。なお、高降伏点鋼材42も高降伏点鋼材41と同様としている。低降伏点鋼材43は、フランジ43a,43bとウェブ(図示せず)とからなるH型鋼としている。
図3は、本発明の実施形態2のブレース構造体の模式図である。なお、図3において、図1に示した部分と同様の部分には同一符号を付している。
図3には、柱10,11と梁20とを接合部21,22で接続してなる架構式構造フレームに対して、柱10の柱脚12と接合部22に亘って以下説明するように高降伏点鋼材41,42及び低降伏点鋼材44−1,44−2からなるブレース40を取り付けた状態を示している。なお、柱11の柱脚13と接合部21との間にブレース40を取り付けてもよい。
なお、接合部41A,41Bの位置は、高降伏点鋼材41等の長さの1/10から1/2であることが可能である。
図4は、本発明の実施形態3のブレース構造体の模式図である。なお、図4において、図1に示した部分と同様の部分には同一符号を付している。
図4には、柱10,11と梁20とを接合部21,22で接続してなる架構式構造フレームに対して、柱10の柱脚12と接合部22に亘って以下説明するように高降伏点鋼材46〜48及び低降伏点鋼材49,50からなるブレース40を取り付けた状態を示している。なお、柱11の柱脚13と接合部21との間にブレース40を取り付けてもよい。
なお、接合部41A,41Bの位置は、高降伏点鋼材41等の長さの1/10から1/2であることが可能である。
12,13 柱脚
20 梁
21,22 接合部
23,24 接続点
25 偏心量
26 中央部
30,31,32,40 ブレース
33,34 座屈防止用補剛筒
35 ダンパー
41,42,46〜48 高降伏点鋼材
41A,41B,42A,42B,51〜54 接合部
41a,41b,43a,43b フランジ
41c ウェブ
43、44−1、44−2,49,50 低降伏点鋼材
Claims (12)
- 所定間隔を設けて設置される柱と当該柱間を結ぶ少なくとも一つの梁とからなる架構式構造フレーム上の2点間に取り付けられるブレースであって、
自己偏心を有する複数の鋼材と複数の連結部とから構成されていることを特徴とするブレース。 - 2点間に取り付けられるブレースであって、
前記2点の第1点と一端部が連結される第一鋼材と、前記第一鋼材の他端部と一端部で連結される第二鋼材と、前記第二鋼材の他端部と一端部で連結される第三鋼材とからなり、前記第三鋼材の他端部が前記2点の第2点と接続されて前記第二鋼材と前記第一鋼材ならびに第三鋼材とが前記2点間を結ぶ直線上から偏心するように互いに固着されていることを特徴とするブレース。 - 前記第一鋼材と前記第二鋼材と前記第三鋼材とが一体的に形成させることを特徴とする請求項2記載のブレース。
- 第一鋼材長並びに第三鋼材長に対する第二鋼材長の比である偏心率を増大させることでブレース全体の耐力を低下させることを特徴とする請求項2記載のブレース。
- 第二鋼材の断面を小さくすることでブレース全体としての耐力を低下させることを特徴とする請求項2記載のブレース。
- 前記第二鋼材の先端部と前記第一鋼材の先端部とが所定の角度で一体接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のブレース。
- 前記第二鋼材の先端部と前記第一鋼材の基端部とが所定の角度で一体接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のブレース。
- 第一鋼材と第三鋼材とは高降伏点鋼材とから構成され、第二鋼材は低降伏点鋼材から構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のブレース。
- 第1高降伏点鋼材の一端部と第1低降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
第2高降伏点鋼材の一端部と第2低降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
第1高降伏点鋼材の基端部と第2低降伏点鋼材の他端部とが一体接続され、
第2高降伏点鋼材の基端部と第1低降伏点鋼材の他端部とが一体接続され、
前記第1高降伏点鋼材と第2高降伏点鋼材とが自己偏心を有することを特徴とするブレース。 - 第1高降伏点鋼材の一端部と第1低降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
第1低降伏点鋼材の他端部と第2高降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
第2高降伏点鋼材の他端部と第2低降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
第2低降伏点鋼材の他端部と第3高降伏点鋼材の一端部とが一体接続され、
前記第1高降伏点鋼材と第2高降伏点鋼材と前記第3高降伏点鋼材との少なくとも2つが自己偏心を有することを特徴とするブレース。 - 所定間隔を設けて設置される柱と当該柱間を結ぶ少なくとも一つの梁とからなる架構式構造フレームと、
請求項1から10の何れかに記載のブレースとを備え、
前記ブレースは、前記架構式構造フレームの面内に延在しており、且つ前記架構式構造フレーム上の2点間に取り付けていることを特徴とするブレースユニット。 - 請求項11に記載のブレースユニットを備えることを特徴とする建築構造物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003397984A JP2005155262A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | ブレース、ブレースユニット及びそれを備えた建築構造物 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133662A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 建物の耐震構造 |
CN104328839A (zh) * | 2014-08-11 | 2015-02-04 | 美国国绿投资集团 | 柱承式集成建筑模块的连接结构 |
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2003
- 2003-11-27 JP JP2003397984A patent/JP2005155262A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008133662A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 建物の耐震構造 |
CN104328839A (zh) * | 2014-08-11 | 2015-02-04 | 美国国绿投资集团 | 柱承式集成建筑模块的连接结构 |
CN104328839B (zh) * | 2014-08-11 | 2017-01-18 | 美国国绿投资集团 | 柱承式集成建筑模块的连接结构 |
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