JP2005154105A - ロール紙充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロール紙の充填装置の構造を簡素化する。
【解決手段】 ロール紙202の充填装置250において、補充用のロール紙252の下方に、ローラ270、271と、これらに掛け渡されたベルト272を配置する。置き台275はローラ270の回転軸を中心として揺動可能である。モータ260をF方向に回転させると、ロール紙252が逆向きにセットされている場合には、始端252aが繰り出されるため、光学センサ215によってセット方向の適否を判断できる。モータ260を逆方向に回転させると、カム281がカムストッパ284に当たるまで下がるため、置き台275は左下がりの姿勢に変化する。ベルト272はロール紙252をホッパ220の方向に押し出すように流れる。かかる機構により、充填装置250は、用紙のセット方向の点検、用紙の充填を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ロール紙用の印刷装置にロール紙を自動的に充填するための技術に関する。
現金自動取引装置では、取引ごとにユーザに対して明細票を印刷し、発行する。併せて、装置内では、取引記録をジャーナルとして印刷している。これらの記録には、ロール紙が使用されることがある。同様に、レシートを発行するレシートプリンタにおいてもロール紙が使用される。
このようにロール紙を使用するプリンタでは、用紙切れによる停止時間を抑制するため、ロール紙を自動的に充填するための技術が開示されている。例えば、特許文献1の装置は、印刷に使用されるロール紙の他に、ホッパに補充用のロール紙を保持しておき、用紙切れの時には、このホッパからロール紙をアームで移動させることにより、ロール紙を自動的に補充する。
特開平7−117920号公報
ロール紙の向きが誤っていると自動で充填できないため、係員が用紙を置いた時に、補充用のロール紙が正しい向きにセットされているか否かを点検して誤セットを防止していた。特許文献1の装置は、補充用にセットされたロール紙を回転させることにより、ロール紙の向きを確認する機構を有している。この機構は、上述したアームを用いた補充用の機構とは別に設けられていた。従って、装置構成の複雑化、大型化などの課題を有していた。本願は、かかる課題に鑑み、補充用ロール紙のセット方向の確認、およびロール紙の自動充填を簡易な構造で実現することを目的とする。
本発明は、ロール紙用の印刷装置にロール紙を充填するための充填装置を対象とする。かかる印刷装置としては、例えば、レシートプリンタ、各種発券装置、自動取引装置の明細票発行装置が挙げられる。本発明の充填装置は、充填用のロール紙を保持するための保持部を有し、保持部の下方にはロール紙に接触するように回転駆動機構が設けられる。回転駆動機構としては、例えば、ローラ機構、平行に配置された2つのローラに掛け渡されたベルト機構などを用いることができる。ベルト機構は、ロール紙の径にばらつきがあったり、ロール紙が変形している場合でも、安定してロール紙に接触することができる点で好ましい。この回転駆動機構はモータによって駆動される。
本発明の充填装置は、さらに切換機構を備えている。充填時にロール紙が転動する方向とは逆向きをモータの正転方向とすると、この切換機構は、回転駆動機構を逆転させたときに、ロール紙を印刷装置に充填させるよう、回転駆動機構の姿勢またはモータからの動力の伝達先を切り換える。本発明によれば、このような切換機構を備えることにより、モータの動力を、補充されたロール紙の向きの点検と、ロール紙の充填の双方に活用可能となる。従って、モータの数を減らすことができ、装置の簡素化、小型化を図ることができる。
切換機構は種々の構成を採ることができる。例えば、回転駆動機構として、平行に配置された2つのローラと、ローラ間に掛け渡されたベルトを用いる場合には、切換機構は、ベルトの上面の傾きを変える傾斜変更機構とすることができる。充填する時にはロール紙が印刷装置の方に転がり、点検時にはその逆方向に傾けることにより、点検と充填の双方を安定的に実現することが可能となる。構造の簡素化を図るため、ベルトを支持するいずれか一方のローラを支点として回転駆動機構を揺動させる機構とすることが望ましい。
別の態様として、充填装置が、モータの動力によって、ロール紙を印刷装置に充填させるように押し出すための押出機構を有する場合には、切換機構は、押出機構への動力の伝達および切断を切り換えるクラッチ機構とすることができる。例えば、充填時に押出機構に動力を伝達し、点検時には動力の伝達を切断するワンウェイクラッチを適用してもよい。
本発明は種々の構成を採ることができ、例えば、ロール紙に取引結果を印刷する印刷装置と、上述の充填装置を有する自動取引装置として構成してもよい。この場合、印刷装置としては、例えば明細票の発行装置であってもよいし、取引結果をジャーナルとして記録するジャーナル記録装置であってもよい。本発明は、その他、レシートプリンタや各種発券機など、ロール紙を利用する種々の装置に適用可能である。
本発明は、上述した特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、一部を省略したり適宜組み合わせたりして適用してもよい。本発明は、さらに、上述した充填装置の制御方法として構成してもよい。充填装置の制御方法の発明は、例えば、回転駆動機構を正転させて、セットされたロール紙の方向を確認する工程と、回転駆動機構を逆転させてロール紙を充填させる工程とを備えることにより構成することができる。本発明は、かかる制御を実現するためのコンピュータプログラム、及びかかるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体として構成してもよい。ここで、記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.装置構成:
A1.全体構成:
A2.明細票発行装置:
A3.ロール紙の充填装置:
B.用紙点検処理:
C.用紙充填処理:
D.変形例:
A.装置構成:
A1.全体構成:
図1は実施例としての現金自動取引装置(以下、「ATM」と言う)100の概略構成を示す説明図である。ATM100は、銀行などに設置され、ユーザの操作に応じて入出金処理を行うための装置である。
ATM100には、次のユニットが図示する配置で備えられている。カード取扱機構104は、いわゆるキャッシュカードなど磁気ストライプカードに記録された情報を読みとる。カードに記録された情報には、例えば、金融機関番号、科目、ユーザの口座番号などが含まれる。
操作部102は、入出金取引のための情報表示および入出金のための操作入力を行うためのユーザとのインタフェースである。操作部102は、タッチパネル、またはディスプレイと押しボタンスイッチの組み合わせなどによって構成される。
ユーザとの紙幣の授受は、入出金口103を通じて行われる。入金時には、ユーザが入出金口103に入れた紙幣は、内蔵の紙幣取扱装置101によって、鑑別され、金種ごとに分類されて保管される。出金時には、紙幣取扱装置101は、ユーザの指示した金額分の紙幣を繰り出し、入出金口103からユーザに受け渡す。
明細票発行装置200は、取引ごとに、これらの取引の内容を記録した明細票を発行する。ジャーナル記録装置300は、取引の結果をジャーナルとして印字記録する。明細票発行装置200およびジャーナル記録装置300については、後で構成を詳述する。
ATM100の各ユニットの動作は、制御ユニット400によって制御される。制御ユニット400は、内部にCPU、メモリを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。制御ユニット400は、図中に矢印で示す通り、各ユニットと情報の授受を行い、ATM100全体の動作を制御する。制御ユニット400は、また、ホストコンピュータ10と通信回線で接続されている。制御ユニット400が、取引に関する情報をホストコンピュータ10に送信することにより、ユーザの口座への入出金などの処理がホストコンピュータ10で行われる。
A2.明細票発行装置:
図2は明細票発行装置200の内部構造を模式的に示した説明図である。明細票はロール紙202に印刷される。ロール紙202は、図中の矢印の方向に回転する時に始端202aが繰り出される向きに、ホッパ220によって支持されている。ロール紙202の下端には、ロール紙202に接触するように繰出ローラ228が設けられている。繰出ローラ228が回転すると、ロール紙202も回転し、始端202aが分離して繰り出される。巻き方向が逆向きの状態でロール紙202がセットされている場合には、繰出ローラ228が回転しても始端202aは繰り出されない。
ロール紙202の始端202aは、プラテンローラ204および搬送ローラ208によって、搬送路222を搬送される。以下、説明の便宜上、搬送方向に沿って、ホッパ220側を上流、逆側を下流と呼ぶものとする。
搬送路には途中、印字ヘッド230が設けられている。ロール紙202は感熱紙であり、印字ヘッド230は、かかるロール紙202に印字するためのサーマルヘッドである。印字ヘッド230は、ロール紙202の感熱面に接触する場合にのみ印字することができる。仮に、図中の下側が感熱面となるようロール紙202がセットされている場合は、印字ヘッド230は印字を行うことができない。
印字ヘッド230の下流には、明細票を裁断するためのカッタ206が設けられている。その更に下流には、ゲート207が設けられている。ゲート207は、図中の矢印方向に回動可能であり、カッタ206で裁断された後の用紙の搬送先を、搬送路222から回収路224に切り換える機能を奏する。後述する通り、カッタ206で裁断された後の用紙を、一旦、ゲート207の下流側(図中の左側)まで搬送した後、搬送ローラ208を反転させながらゲート207を図示する状態に保持することで、用紙を回収路224に搬送することができる。回収路224では、搬送ローラ209が回収箱226まで用紙を搬送する。
ホッパ220の上流側には、ロール紙の充填装置250が配置されている。充填装置250内には、補充用のロール紙252がしきり板256と補充扉254との間にセットされている。明細票の印刷に使用されているロール紙202が無くなると、充填装置250は、しきり板256を図中で紙面に垂直方向に退避させ、補充用のロール紙252をホッパ220に充填させる。充填装置の内部構造については、後で詳述する。
明細票発行装置200の動作は、制御ユニット210によって制御される。制御ユニット210は、内部にCPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータとして構成されており、予めROMに用意されたプログラムに従って、明細票発行制御、用紙点検処理、および用紙充填処理を実行する。明細票発行制御は、取引時に明細票を印字発行する処理である。用紙点検処理は、補充用のロール紙252がセットされた時点で実行される処理であり、ロール紙252が適正な巻き方向でセットされているか否かを点検するための処理である。用紙充填処理は、ロール紙202が無くなった時に、充填装置250から補充用のロール紙252を充填する処理である。
これらの制御を実行するため、明細票発行装置200内には、種々の部位に用紙の有無を検出するための光学センサ211〜214が設けられている。光学センサ211はホッパ220内の用紙の有無を検出する。光学センサ212は、ロール紙202の繰り出しの適否を検出する。光学センサ213は、搬送路222上の用紙の搬送状態や印字ヘッド230での印字状態を検出する。光学センサ214は、用紙の回収状態を検出する。
A3.ロール紙の充填装置:
図3は充填装置250の内部構造を示す説明図である。図中の左側には、明細票発行装置200のホッパ220、およびそこに保持されたロール紙202が存在する。
補充用のロール紙252は、補充扉254を矢印方向に開けてセットする。補充扉254を閉じると、ロール紙252は、しきり板256と補充扉254の間に保持される。充填装置250の側面には、ロール紙252の有無を検出するための光学センサ216、および径を検出するための光学センサ217、218が設けられている。光学センサ216がロール紙252を検出し、光学センサ217が非検出の時は、ロール紙252の径が小さすぎることを意味する。光学センサ216〜218の全てがロール紙252を検出している時は、ロール紙252の径が大きすぎることを意味する。光学センサ216、217がロール紙252を検出し、光学センサ218が非検出の状態の時、ロール紙252の径が適正範囲にあることを意味する。
しきり板256および補充扉254の下方には、ロール紙252に接するように回転駆動機構が設けられている。本実施例では、回転駆動機構は、平行に配置されたローラ270、271と、これらに掛け渡されたベルト272から構成される。ローラ270、271は、置き台275に取り付けられた軸受けによって軸支されている。ローラ270の回転軸は充填装置250の本体に固定されており、回転駆動機構は、ローラ270の回転軸を中心として揺動可能となっている。
ローラ270はモータ260で駆動される。図の矢印F方向にモータ260を回転させると、ギヤ261を介して、ローラ270が矢印方向に駆動される。ローラ271はベルト272によって、ローラ270の回転に従動する。説明の便宜上、この回転方向を正転と称する。
回転駆動機構を正転させると、ロール紙252は矢印A方向に回転する。この回転方向は、ロール紙202の繰り出し方向(矢印B方向)とは逆向きである。従って、ロール紙252が適正な方向にセットされている場合には、A方向の回転時に始端は繰り出されないが、逆向きにセットされている場合には、始端252aが繰り出される。充填装置250には、こうして繰り出された始端252aを検出するための光学センサ215が設けられている。このように、回転駆動機構を正転時には、充填装置250は、光学センサ215が始端252aを検出するか否かによって、ロール紙252のセット方向の適否の点検処理を実現することができる。
充填装置250には、上述の点検処理を実行可能な姿勢に、回転駆動機構を保持するための機構が設けられている。図示する通り、モータ260には、ギヤ262およびトルクリミッタ280を介してカム281が連結されている。カム281は、カムストッパ284、285の間で移動する。モータ260が矢印F方向に回転する時は、トルクリミッタ280が矢印方向に回転し、カム281はカムストッパ285に当たる位置に保持される。
カム281の上方には、置き台275に取り付けられたカムフォロワ273が接している。カム281がカムストッパ285に当たった状態では、図示するように、置き台275、ひいては回転駆動機構は、カム281によって、ローラ270がローラ271よりもやや下がった状態に保持される。かかる姿勢に回転駆動機構を保持することにより、点検処理時の始端252aの分離、検出を安定して行うことが可能となる。
図4は回転駆動機構を逆転させた場合の充填装置250を示す説明図である。モータ260を矢印R方向に回転させると、トルクリミッタ280が矢印方向に回転し、カム281はカムストッパ284に当たる状態で保持される。この結果、カムフォロワ273の位置が下がり、置き台275、ひいては回転駆動機構は、ローラ270よりもローラ271がやや下がった状態に保持される。一方、ローラ270、271は、図示する方向に回転するから、ベルト272の上面は、ロール紙252を充填可能なT方向に流れる。この状態で、しきり板256を退避させると、補充用のロール紙252を移動させ、ロール紙202の充填をすることができる。ローラ271の横には、この移動を円滑に行うためのベルトガイド290が、搬送されるロール紙の先端がひっかからない程度に下げた位置に設けられている。
B.用紙点検処理:
図5は用紙点検処理のフローチャートである。制御ユニット210が実行する処理である。
この処理では、制御ユニット210は、補充扉の開閉を監視する(ステップS10)。補充扉が一旦開かれた後、閉じられると、制御ユニット210は、補充用のロール紙252がセットされたと判断し、そのセット方法の適否を判断するための処理を実行する。
まず、充填装置250の光学センサ216の出力結果に基づいて補充用のロール紙252が存在するか否かを判定する。光学センサ216がロール紙252を検出しない場合には、制御ユニット210は、警告表示または音声によって紙切れの報知を行う(ステップS12)。光学センサ217、218の出力に基づいて、ロール紙252の径の適否を判断し、径が不適切な場合にも同様に報知するようにしてもよい。
適切なロール紙252がセットされている場合、制御ユニット210は、モータ260を正転させる(ステップS13)。この回転により、ロール紙252は先に図3中のA方向に回転するため、ロール紙252が逆向きにセットされている場合には、始端252aが光学センサ215上に繰り出されてくる。制御ユニット210は、光学センサ215の出力に基づいてロール紙252が逆セットされているか否かを検知する(ステップS14)。逆セットされていることを検知すると、制御ユニット210は、警告表示または音声によって逆セットを報知する(ステップS15)。
制御ユニット210は、この動作を所定時間経過するまで継続する(ステップS16)。ここで用いる所定時間は、任意に設定可能である。所定時間が短い場合には、始端が分離される前に、点検処理が終了してしまう可能性があり、ロール紙252の逆セットを検出できなくなる可能性がある。所定時間が長い場合には、点検処理に長時間を要することになり、利便性が損なわれる。所定時間は、これらの作用を考慮して設定することができ、例えば、ロール紙252を1回転させるのに要する時間t1と、分離された始端252aが光学センサ215まで搬送させるのに要する時間t2の和「t1+t2」に設定することができる。時間t1については、ロール紙252の径に応じて変動させてもよい。時間t1は、ロール紙252を数回転させるのに要する時間としてもよい。
制御ユニット210は、所定時間経過しても、光学センサ215が始端252aを検出しない場合には、ロール紙252が正常にセットされているものと判断し、正常セットを報知する(ステップS17)。以上の処理により、本実施例の充填装置250は補充用のロール紙252のセット方向の適否を判定することができる。
C.用紙充填処理:
図6は用紙充填処理のフローチャートである。光学センサ211によってロール紙202が無くなったことが検知された時点で、制御ユニット210が実行する処理である。
制御ユニット210は、この処理を開始すると、まずしきり板256を退避させ(ステップS20)、モータ260を逆転させる。この逆転により、図4に示す通り、置き台275、ひいては回転駆動機構の姿勢が変わり、ベルト272が方向Tに流れる。この動作によって、ロール紙252は、ホッパ220に充填される。制御ユニット210は、ホッパ220に設けられた光学センサ211の出力によってロール紙の充填を検知するまで、この動作を継続する(ステップS22)。
ロール紙202が充填されると、制御ユニット210はしきり板256を閉じ、繰出ローラ228を逆転させて、ロール紙202のたるみを取る(ステップS23)。その後、繰出ローラ228を図2中の矢印方向に回転させて、ロール紙202を繰出し、始端202aを搬送する(ステップS24)。制御ユニット210は、光学センサ212、213が始端202aを検知するまで、この動作を継続する(ステップS25)。
始端202aが光学センサ213によって検知されると、制御ユニット210は、搬送を停止し、カッタ206によって用紙を切断する(ステップS26)。その後、切断された用紙を回収箱226に回収する(ステップS27)。回収は、切断された用紙を、一旦、ゲート207の下流まで搬送した後、搬送ローラ208を逆転させることで用紙を上流側に搬送しつつ、ゲート207を切り換えて回収路224に導くことで実現される。ステップS26、S27については種々の処理が可能であり、例えば、ステップS27の処理に代えて切断された用紙を排出するようにしてもよい。ステップS26、S27の処理に代えて、始端202aがカッタ206の位置で停止するよう搬送制御を行っても良い。この処理によって、明細票発行装置200は、充填装置250からロール紙202を自動的に充填することが可能となる。
以上で説明した実施例の充填装置250によれば、ロール紙252がセットされた時の用紙点検処理、およびロール紙252をホッパ220にセットする時の用紙充填処理を、単一のモータ260で駆動される機構によって実現することができる。従って、装置構造の簡素化、小型化を図ることができる。
D.変形例:
図7は変形例としての充填装置250Aの構造を示す説明図である。実施例における図3に相当する状態を例示した。実施例と同一の要素には、同一の符号を付した。
充填装置250Aでは、置き台275Aは筐体に固定されている。ローラ270A、271Aおよびベルト272Aは、図示する姿勢を保って回転駆動される。モータ260は、ギヤ261Aを介してローラ270Aを回転駆動し、ローラ271Aはベルト272Aを介してローラ270Aに従動する。
ローラ270Aには、更に、ギヤ262Aを介してワンウェイクラッチ280Aが接続されている。ワンウェイクラッチ280Aは、図中の矢印方向に回転する時にはトルクを伝達し、逆方向に回転する時には空回りする機構である。ワンウェイクラッチ280Aには、ロール紙252を押し出すためのアーム281Aが回動可能に取り付けられている。
充填装置250Aにおいて、用紙点検処理時の動作は、実施例と同様である。即ち、ロール紙252が逆向きにセットされている場合には、モータ260をF方向に正転させると、ロール紙252の始端が分離されるため、光学センサ215がこの始端を検出するか否かによって、ロール紙252のセット方向を点検することができる。用紙点検処理時には、ワンウェイクラッチ280Aは空回りしており、アーム281Aは図示する状態に保持される。
用紙充填時には、次の通り動作する。モータ260をR方向に逆転させると、図示する姿勢のまま、ローラ270A、271Aは図中の矢印方向に回転し、ベルト272Aの上面はロール紙252をホッパ220に充填させる方向に流れる。これに伴って、モータ260の逆転時には、ワンウェイクラッチ280Aは図中の矢印方向に回転するため、トルクを伝達可能となり、アーム281Aを矢印方向に回動させる。アーム281Aは、この動作によってロール紙252をホッパ220に向けて押し出す。
変形例によれば、モータ260の正転時と逆転時でアーム281Aへの動力の伝達/切断を切り換えることにより、単一のモータ260を用いた簡易な機構により、用紙点検処理および用紙充填処理を実現することができる。変形例では、ワンウェイクラッチを用いたが、動力の伝達/切断を切り換え可能な種々の機構を用いることができ、例えば、電磁的に動作するクラッチ機構を用いても良い。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、本発明は、明細票発行装置のみならず、ジャーナル記録装置のロール紙の補充用に適用してもよい。また、現金自動取引装置のみならず、ロール紙を使う種々の装置、例えば、レシートプリンタ、各種発券機などにも適用可能である。
実施例としての現金自動取引装置100の概略構成を示す説明図である。 明細票発行装置200の内部構造を模式的に示した説明図である。 充填装置250の内部構造を示す説明図である。 回転駆動機構を逆転させた場合の充填装置250を示す説明図である。 用紙点検処理のフローチャートである。 用紙充填処理のフローチャートである。 変形例としての充填装置250Aの構造を示す説明図である。
符号の説明
10…ホストコンピュータ
100…現金自動取引装置
101…紙幣取扱装置
102…操作部
103…入出金口
104…カード取扱機構
200…明細票発行装置
202…ロール紙
202a…始端
204…プラテンローラ
206…カッタ
207…ゲート
208、209…搬送ローラ
210…制御ユニット
211〜218…光学センサ
220…ホッパ
222…搬送路
224…回収路
226…回収箱
228…繰出ローラ
230…印字ヘッド
250、250A…充填装置
252…ロール紙
252a…始端
256…板
254…補充扉
270、270A…ローラ
271、271A…ローラ
272、272A…ベルト
275、275A…置き台
260…モータ
261、261A…ギヤ
262、262A…ギヤ
280…トルクリミッタ
280A…ワンウェイクラッチ
281…カム
281A…アーム
284、285…カムストッパ
273…カムフォロワ
290…ベルトガイド
300…ジャーナル記録装置
400…制御ユニット

Claims (4)

  1. ロール紙用の印刷装置にロール紙を充填するための充填装置であって、
    前記充填用のロール紙を保持するための保持部と、
    前記保持部の下方に前記ロール紙に接触するように設けられた回転駆動機構と、
    前記充填時に前記ロール紙が転動する方向とは逆向きを正転方向として前記回転駆動機構を駆動するモータと、
    前記回転駆動機構を逆転させたときに、前記ロール紙を前記印刷装置に充填させるよう、前記回転駆動機構の姿勢または前記モータからの動力の伝達先を切り換える切換機構とを備える充填装置。
  2. 請求項1記載の充填装置であって、
    前記回転駆動機構は、平行に配置された2つのローラと、該ローラ間に掛け渡されたベルトを有し、
    前記切換機構は、前記ベルトの上面の傾きを変える傾斜変更機構である充填装置。
  3. 請求項1記載の充填装置であって、
    さらに、前記逆転時に、前記モータの動力によって、前記ロール紙を前記印刷装置に充填させるように押し出すための押出機構を有し、
    前記切換機構は、前記押出機構への動力の伝達および切断を切り換えるクラッチ機構である充填装置。
  4. 自動取引装置であって、
    ロール紙に取引結果を印刷する印刷装置と、
    前記印刷装置に前記ロール紙を充填するための請求項1〜3いずれか記載の充填装置を有する自動取引装置。
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