JP2005153724A - インホイールモータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構成で、中空形状のインホイールモータ内部への水の浸入を防止する防水機構を備えたインホイールモータシステムを提供する。
【解決手段】 中空形状のインホイールモータ3内部の空間と車体50内部の空間とを中空状のパイプ31で連結し、更に、上記パイプ31の車体側端部31mに圧力調整バルブ32と空気ポンプ33とを連結するとともに、上記モータ3の下部に雨滴感知センサ34を設置して、上記雨滴感知センサ34がモータ3への冠水を検知した場合には、上記空気ポンプ33を作動させて、上記モータ3内部の圧力を水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧して上記モータ3の防水性を容易に確保するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 中空形状のインホイールモータ3内部の空間と車体50内部の空間とを中空状のパイプ31で連結し、更に、上記パイプ31の車体側端部31mに圧力調整バルブ32と空気ポンプ33とを連結するとともに、上記モータ3の下部に雨滴感知センサ34を設置して、上記雨滴感知センサ34がモータ3への冠水を検知した場合には、上記空気ポンプ33を作動させて、上記モータ3内部の圧力を水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧して上記モータ3の防水性を容易に確保するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ダイレクトドライブホイールを駆動輪とする車輌において用いられるインホイールモータシステムに関するもので、特に、インホイールモータの防水機構に関する。
一般に、足回りにバネ等のサスペンション機構を備えた車輌においては、ホイールやナックル、サスペンションアームといったバネ下に相当する部品の質量、いわゆるバネ下質量が大きい程、凹凸路を走行したときにタイヤ接地力の変動が増大し、ロードホールディング性が悪化することが知られている。
ところで、電気自動車などのモータによって駆動される車輌においては、モータを車輪に内蔵するインホイールモータシステムが採用されつつあるが、従来のインホイールモータでは、モータ部が車輌の足回りを構成する部品の一つであるアップライトまたはナックルと呼ばれる部品に接続するスピンドル軸に固定され、モータロータ及びホイールが回転可能な構造となっているため、上記のバネ下質量がインホイールモータの分だけ増加し、その結果、タイヤ接地力変動が増大し、ロードホールディング性が悪化してしまうといった問題点があった(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところで、電気自動車などのモータによって駆動される車輌においては、モータを車輪に内蔵するインホイールモータシステムが採用されつつあるが、従来のインホイールモータでは、モータ部が車輌の足回りを構成する部品の一つであるアップライトまたはナックルと呼ばれる部品に接続するスピンドル軸に固定され、モータロータ及びホイールが回転可能な構造となっているため、上記のバネ下質量がインホイールモータの分だけ増加し、その結果、タイヤ接地力変動が増大し、ロードホールディング性が悪化してしまうといった問題点があった(例えば、特許文献1〜3参照)。
そこで、上記のような問題を解決するため、インホイールモータを緩衝部材または緩衝装置を介して車輌バネ下部に取付けて、上記モータを車輌バネ下部に対してフローティングマウントすることにより、インホイールモータをダイナミックダンパーのウエイトとして作用させ、タイヤの接地荷重変動を大幅に低減して、車輌のロードホールディング性を向上させることのできるインホイールモータシステムが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
図3は、本出願人が提案している、上記ダイナミックダンパー型インホイールモータを搭載した構成を更に発展させたインホイールモータシステムの一例を示す図で、中空形状のインホイールモータ3のステータ3Sを支持する非回転側ケース3aとナックル5とを、車輌の上下方向に案内する直動ガイド11と、この直動ガイド11の稼動方向に伸縮するバネ部材12及びダンパ13とを備えた緩衝機構10によって連結するとともに、上記モータ3のロータ3Rを支持する回転側ケース3bとホイール2とを、上記回転側ケース3bに取付けられた中空円盤状の取付プレート21とホイール2との間を結合する、表裏で作動方向が直交するように配置された複数個のクロスガイド22とを備えたフレキシブルカップリング20により結合したものである。これにより、上記モータ3を車輌の足回り部品であるナックル5に対して弾性支持するとともに、トルクをホイール2へ効率よく伝達させ、かつ、上下運動方向に拘束することができるので、車輌のタイヤ接地力の変動を低減して、車輌のロードホールディング性を更に向上させることが可能となる(特願2002−331604号)。
特許第2676025号公報
特表平9−506236号公報
特開平10−305735号公報
国際公開第02/83446号パンフレット
図3は、本出願人が提案している、上記ダイナミックダンパー型インホイールモータを搭載した構成を更に発展させたインホイールモータシステムの一例を示す図で、中空形状のインホイールモータ3のステータ3Sを支持する非回転側ケース3aとナックル5とを、車輌の上下方向に案内する直動ガイド11と、この直動ガイド11の稼動方向に伸縮するバネ部材12及びダンパ13とを備えた緩衝機構10によって連結するとともに、上記モータ3のロータ3Rを支持する回転側ケース3bとホイール2とを、上記回転側ケース3bに取付けられた中空円盤状の取付プレート21とホイール2との間を結合する、表裏で作動方向が直交するように配置された複数個のクロスガイド22とを備えたフレキシブルカップリング20により結合したものである。これにより、上記モータ3を車輌の足回り部品であるナックル5に対して弾性支持するとともに、トルクをホイール2へ効率よく伝達させ、かつ、上下運動方向に拘束することができるので、車輌のタイヤ接地力の変動を低減して、車輌のロードホールディング性を更に向上させることが可能となる(特願2002−331604号)。
しかしながら、上記中空形状のインホイールモータ3は、その回転部分が路面に極めて近い位置にあるため、冠水した道路などを走行した場合に、モータ3内部へ水が浸入してしまう恐れがあった。そこで、これを防止するため、上記モータ3の軸受部にグリースを封入することで機密性を保持しようとする試みもあるが、モータ3は駆動時にはエネルギーロス分だけ発熱するためモータ3内部の圧力が高まり、上記グリースが定位置から外に押し出されてしまう危険性があることから、防水対策としては不十分であった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、中空形状のインホイールモータ内部への水の浸入を防止する防水機構を備えたインホイールモータシステムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、車輪部に設けられた中空形状のダイレクトドライブモータを、車輌の足回り部品に対して、緩衝部材または緩衝装置を介して支持したインホイールモータシステムにおいて、上記モータ内部の空間とモータ外部の空間とを連通させる中空状のパイプと、上記パイプのモータ外部側の端部に連結された、圧力調整バルブと上記モータ内部を所定の圧力に加圧する空気ポンプとを備え、上記モータ内部に上記空気ポンプから空気を送り込んで、モータ内部への水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧することにより、上記モータの防水性を確保するようにしたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインホイールモータシステムにおいて、路面状態に応じて上記空気ポンプを作動させるため、上記モータの下部に、雨滴感知センサなどのモータの冠水を検知する冠水検知手段を設置するとともに、上記冠水検知手段の出力に応じて、上記空気ポンプを作動または停止させる空気ポンプ制御手段を備えたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインホイールモータシステムにおいて、路面状態に応じて上記空気ポンプを作動させるため、上記モータの下部に、雨滴感知センサなどのモータの冠水を検知する冠水検知手段を設置するとともに、上記冠水検知手段の出力に応じて、上記空気ポンプを作動または停止させる空気ポンプ制御手段を備えたものである。
また、請求項3に記載の発明は、車輪部に設けられた中空形状のダイレクトドライブモータを、車輌の足回り部品に対して、緩衝部材または緩衝装置を介して支持したインホイールモータシステムにおいて、上記モータの軸受けにグリースを封入するとともに、上記モータ内部と外部とを中空状のパイプを用いて連通させ、モータ内部の圧力とモータ外部の圧力との差をなくして、モータ回転時におけるモータ内圧の上昇による上記グリースの散逸を防止するようにしたものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記中空状のパイプの他端側を車体内部の空間まで延長したものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記中空状のパイプの他端側を車体内部の空間まで延長したものである。
本発明によれば、中空形状のダイレクトドライブモータを、車輌の足回り部品に対して、緩衝部材または緩衝装置を介して支持したインホイールモータシステムにおいて、上記モータ内部の空間と車体側内部の空間とを中空状のパイプで連結するとともに、上記パイプの車体側端部に空気ポンプと圧力調整バルブと連結して上記モータ内部を所定の圧力に加圧するようにしたので、簡単な構成で、冠水した道路などを走行した場合でも、モータ内部への水の浸入を確実に防止することができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本最良の形態に係わるインホイールモータシステムの構成を示す図で、同図において、1はタイヤ、2はリム2aとホイールディスク2bとから成るホイール、3は半径方向に対して内側に設けられた非回転側ケース3aに固定されたモータステータ(以下、ステータという)3Sと、半径方向に対して外側に設けられ、軸受け3jを介して上記非回転側ケース3aに対して回転可能に接合された回転側ケース3bに固定されたモータロータ(以下、ロータという)3Rとを備えたアウターロータ型のインホイールモータである。また、4はホイール2とその回転軸において連結されたハブ部、5は車軸6に結合されるナックル、7はショックアブゾーバ等から成るサスペンション部材、8は上記ハブ部4に装着されたブレーキディスクから成る制動装置、10は直動ガイド11を介して互いに車輌の上下方向に作動方向が限定され、かつ、車輌の上下方向に伸縮するバネ部材12とこのバネ部材12と並行して配置されたダンパ13とにより結合された2枚のプレート14,15を備え、モータ3の非回転側ケース3aと車輌の足回り部品であるナックル5とを連結する緩衝機構、20は上記モータ3のロータ3Rを支持する回転側ケース3bに取付けられた中空円盤状の取付プレート21と、この中空円盤状の取付プレート21とホイール2との間を結合する、表裏で作動方向が直交するように配置された複数個のクロスガイド22とを備えたフレキシブルカップリング、30は上記モータ3の内部の空間と車体50の内部の空間とに連通する中空状のパイプ31、上記パイプ31の車体側端部31mに連結された圧力調整バルブ32と空気ポンプ33、及び、上記圧力調整バルブ32の開閉を制御するとともに、上記モータ3の下部(ここでは、非回転側ケース3aの路面側)に設置された冠水検知手段である雨滴感知センサ34の出力に応じて、上記空気ポンプ33を作動または停止させるモータ内圧制御手段35とを備えた防水機構である。
図1は、本最良の形態に係わるインホイールモータシステムの構成を示す図で、同図において、1はタイヤ、2はリム2aとホイールディスク2bとから成るホイール、3は半径方向に対して内側に設けられた非回転側ケース3aに固定されたモータステータ(以下、ステータという)3Sと、半径方向に対して外側に設けられ、軸受け3jを介して上記非回転側ケース3aに対して回転可能に接合された回転側ケース3bに固定されたモータロータ(以下、ロータという)3Rとを備えたアウターロータ型のインホイールモータである。また、4はホイール2とその回転軸において連結されたハブ部、5は車軸6に結合されるナックル、7はショックアブゾーバ等から成るサスペンション部材、8は上記ハブ部4に装着されたブレーキディスクから成る制動装置、10は直動ガイド11を介して互いに車輌の上下方向に作動方向が限定され、かつ、車輌の上下方向に伸縮するバネ部材12とこのバネ部材12と並行して配置されたダンパ13とにより結合された2枚のプレート14,15を備え、モータ3の非回転側ケース3aと車輌の足回り部品であるナックル5とを連結する緩衝機構、20は上記モータ3のロータ3Rを支持する回転側ケース3bに取付けられた中空円盤状の取付プレート21と、この中空円盤状の取付プレート21とホイール2との間を結合する、表裏で作動方向が直交するように配置された複数個のクロスガイド22とを備えたフレキシブルカップリング、30は上記モータ3の内部の空間と車体50の内部の空間とに連通する中空状のパイプ31、上記パイプ31の車体側端部31mに連結された圧力調整バルブ32と空気ポンプ33、及び、上記圧力調整バルブ32の開閉を制御するとともに、上記モータ3の下部(ここでは、非回転側ケース3aの路面側)に設置された冠水検知手段である雨滴感知センサ34の出力に応じて、上記空気ポンプ33を作動または停止させるモータ内圧制御手段35とを備えた防水機構である。
次に、上記構成のインホイールモータシステムにおける防水作用について説明する。
本例の防水機構30は、通常は、モータ3の温度に関わらず、圧力調整バルブ32により、モータ3内部の圧力を大気圧程度に保つ。具体的には、上記モータ3内部の圧力を、モータ3の外部、すなわち、車体50内部の空間の圧力になるように、上記圧力調整バルブ32を開放しておく。
そして、車輌が冠水した道路上を走行して、上記雨滴感知センサ34がモータ3への冠水を検知した場合には、上記モータ内圧制御手段35は直ちに上記圧力調整バルブ32を閉鎖するとともに、上記空気ポンプ33を作動させて、上記モータ3内部の圧力を所定の圧力、具体的には、モータ3内部への水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧する。これにより、モータ3内部への水の浸入を防ぐことができるので、上記モータ3の防水性を確保することが可能となる。
なお、上記雨滴感知センサ34の出力が所定の閾値未満になった状態(モータ3への冠水を検知しない状態)が所定時間(例えば、5分)経過した場合には、上記モータ内圧制御手段35は上記圧力調整バルブ32を開放して、モータ3内部の圧力を大気圧程度に戻す。これにより、必要な場合のみ上記空気ポンプ33を作動させるようにすることができるので、車輌の電気負荷を低減することが可能となる。
本例の防水機構30は、通常は、モータ3の温度に関わらず、圧力調整バルブ32により、モータ3内部の圧力を大気圧程度に保つ。具体的には、上記モータ3内部の圧力を、モータ3の外部、すなわち、車体50内部の空間の圧力になるように、上記圧力調整バルブ32を開放しておく。
そして、車輌が冠水した道路上を走行して、上記雨滴感知センサ34がモータ3への冠水を検知した場合には、上記モータ内圧制御手段35は直ちに上記圧力調整バルブ32を閉鎖するとともに、上記空気ポンプ33を作動させて、上記モータ3内部の圧力を所定の圧力、具体的には、モータ3内部への水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧する。これにより、モータ3内部への水の浸入を防ぐことができるので、上記モータ3の防水性を確保することが可能となる。
なお、上記雨滴感知センサ34の出力が所定の閾値未満になった状態(モータ3への冠水を検知しない状態)が所定時間(例えば、5分)経過した場合には、上記モータ内圧制御手段35は上記圧力調整バルブ32を開放して、モータ3内部の圧力を大気圧程度に戻す。これにより、必要な場合のみ上記空気ポンプ33を作動させるようにすることができるので、車輌の電気負荷を低減することが可能となる。
このように、本最良の形態によれば、インホイールモータ3内部の空間と車体50内部の空間とを中空状のパイプ31で連結し、更に、上記パイプ31の車体側端部31mに圧力調整バルブ32と空気ポンプ33とを連結するとともに、上記モータ3の下部に雨滴感知センサ34を設置して、上記雨滴感知センサ34がモータ3への冠水を検知した場合には、上記空気ポンプ33を作動させて、上記モータ3内部の圧力を水の浸入を許さない程度の所定の圧力に加圧するようにしたので、簡単な構成で、中空形状のインホイールモータ3の防水性を容易に確保することができる。
なお、上記圧力調整バルブ32や空気ポンプ33などの防水機構30の各構成部品は必ずしも車体50側に配置する必要はなく、モータ3の非回転側ケース3aやサスペンション部材7に取付けてもよいが、車輪部を軽量化するためには、本最良の形態のように、車体50側に設けることが好ましい。
また、上記例では、空気ポンプ33を作動させてモータ3内部の圧力を高くし、水の浸入を防ぐようにしたが、図2に示すように、中空形状のインホイールモータ3の軸受け3jにグリース(図示せず)を封入するとともに、上記モータ3内部の空間とモータ3の外部とを中空状のパイプ31Pを用いて連通させるだけでも、上記モータ3への水の浸入を防ぐことができる。すなわち、上記モータ3内部の空間は中空状のパイプ31Pを介してモータ3の外部と連通しているので、モータ3の駆動時においても、モータ3内部の圧力は上昇しない。したがって、モータ3内部の圧力上昇に伴う上記グリースの散逸を防止することができ、上記モータ3の機密性を保持することができるので、上記モータ3の防水性を十分に確保することができる。
このとき、外部に伸びた上記中空状のパイプ31Pの端部31nを図示しない車体内部の空間まで延長すれば、上記パイプ31Pの端部31nからの水分を吸い込むことがないので、防水効果を更に高めることができる。
また、上記例では、空気ポンプ33を作動させてモータ3内部の圧力を高くし、水の浸入を防ぐようにしたが、図2に示すように、中空形状のインホイールモータ3の軸受け3jにグリース(図示せず)を封入するとともに、上記モータ3内部の空間とモータ3の外部とを中空状のパイプ31Pを用いて連通させるだけでも、上記モータ3への水の浸入を防ぐことができる。すなわち、上記モータ3内部の空間は中空状のパイプ31Pを介してモータ3の外部と連通しているので、モータ3の駆動時においても、モータ3内部の圧力は上昇しない。したがって、モータ3内部の圧力上昇に伴う上記グリースの散逸を防止することができ、上記モータ3の機密性を保持することができるので、上記モータ3の防水性を十分に確保することができる。
このとき、外部に伸びた上記中空状のパイプ31Pの端部31nを図示しない車体内部の空間まで延長すれば、上記パイプ31Pの端部31nからの水分を吸い込むことがないので、防水効果を更に高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成で、中空形状のインホイールモータ内部への水の浸入を防止することができるので、スペース効率や駆動力の伝達効率に優れ、かつ、タイヤ接地力変動の少ないインホイールモータ車を実現することが可能となる。
1 タイヤ、2 ホイール、2a リム、2b ホイールディスク、
3 中空形状のインホイールモータ、3R ロータ、3S ステータ、
3a 非回転側ケース、3b 非回転側ケース、3j 軸受け、4 ハブ部、
5 ナックル、6 車軸、7 サスペンション部材、8 制動装置、10 緩衝機構、
11 直動ガイド、12 バネ部材、13 ダンパ、14,15 プレート、
20 フレキシブルカップリング、21 取付プレート、22 クロスガイド、
30 防水機構、31 中空状のパイプ、32 圧力調整バルブ、33 空気ポンプ、
34 雨滴感知センサ、35 モータ内圧制御手段。
3 中空形状のインホイールモータ、3R ロータ、3S ステータ、
3a 非回転側ケース、3b 非回転側ケース、3j 軸受け、4 ハブ部、
5 ナックル、6 車軸、7 サスペンション部材、8 制動装置、10 緩衝機構、
11 直動ガイド、12 バネ部材、13 ダンパ、14,15 プレート、
20 フレキシブルカップリング、21 取付プレート、22 クロスガイド、
30 防水機構、31 中空状のパイプ、32 圧力調整バルブ、33 空気ポンプ、
34 雨滴感知センサ、35 モータ内圧制御手段。
Claims (4)
- 車輪部に設けられた中空形状のダイレクトドライブモータを、車輌の足回り部品に対して、緩衝部材または緩衝装置を介して支持したインホイールモータシステムにおいて、上記モータ内部の空間とモータ外部の空間とを連通させる中空状のパイプと、上記パイプのモータ外部側の端部に連結された、圧力調整バルブと上記モータ内部を所定の圧力に加圧する空気ポンプとを備えたことを特徴とするインホイールモータシステム。
- 上記モータの下部に、モータの冠水を検知する冠水検知手段を設置するとともに、上記冠水検知手段の出力に応じて、上記空気ポンプを作動または停止させる空気ポンプ制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータシステム。
- 車輪部に設けられた中空形状のダイレクトドライブモータを、車輌の足回り部品に対して、緩衝部材または緩衝装置を介して支持したインホイールモータシステムにおいて、上記モータの軸受けにグリースを封入するとともに、上記モータ内部と外部とを中空状のパイプを用いて連通させたことを特徴とするインホイールモータシステム。
- 上記中空状のパイプの他端側を車体内部の空間まで延長したことを特徴とする請求項3に記載のインホイールモータシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003395809A JP2005153724A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | インホイールモータシステム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003395809A JP2005153724A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | インホイールモータシステム |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2003-11-26 JP JP2003395809A patent/JP2005153724A/ja active Pending
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