JP2005153456A - 両面印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手作業による仕分けや、仕分け手段を用いた自動仕分けをページ順が正しい状態で効率的にできるようにする。
【解決手段】 例えば、コンタクトガラス上に表面画像201を有する原稿と裏面画像202を有する原稿が並べてセットされた場合、裏面画像202を先に読み取って製版し、所定の間隔204を設けた後表面画像201を製版する。1枚目の印刷用紙に裏面画像202を印刷して再給紙手段へ一旦収容し、2枚目の印刷用紙に裏面画像202を印刷した後、再給紙手段に収容された1枚目の印刷用紙の他面に表面画像201を印刷して排出することを繰り返す。これにより両面印刷済みの印刷用紙は表面画像201を上にして積載される。
【選択図】 図15
【解決手段】 例えば、コンタクトガラス上に表面画像201を有する原稿と裏面画像202を有する原稿が並べてセットされた場合、裏面画像202を先に読み取って製版し、所定の間隔204を設けた後表面画像201を製版する。1枚目の印刷用紙に裏面画像202を印刷して再給紙手段へ一旦収容し、2枚目の印刷用紙に裏面画像202を印刷した後、再給紙手段に収容された1枚目の印刷用紙の他面に表面画像201を印刷して排出することを繰り返す。これにより両面印刷済みの印刷用紙は表面画像201を上にして積載される。
【選択図】 図15
Description
本発明は、印刷用紙の表裏面への印刷が可能な両面印刷装置に関し、詳しくは、1版分の長さ内に表面印刷用の画像と裏面印刷用の画像が製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装して印刷を行う両面印刷装置に関する。
特許第2880052号公報には、第1の画像を片面に印刷して排紙し、第2の画像を製版した後、第1の画像が印刷された印刷用紙を自動的に再給紙して両面印刷を行う、いわゆる2パス方式の両面印刷装置が開示されている。この方式では、2回分の製版・印刷時間が必要であるとともに、自動再給紙のための時間が必要となる。このため、両面印刷装置のメリットである時間生産性が低い。
自動再給紙機構の制約から、一度に印刷できる両面印刷の枚数も少なく、より多くの印刷枚数に対処する場合には、上記両面印刷サイクルを繰り返すことになる。両面を読み取ることが可能なADF(自動原稿搬送装置)はあるが、一度読み取り排出された原稿を再度給紙して読み取るADFは大変高価である。
従って、高価な画像メモリを搭載しなければ、両面印刷サイクルを繰り返すことはできない。また、両面印刷を繰り返す度に、製版及び給・排版の時間もかかる上に、マスタの耐刷枚数は十分あるにも拘わらず、新規にマスタを製版し直すという不経済性も避けられなかった。
自動再給紙機構の制約から、一度に印刷できる両面印刷の枚数も少なく、より多くの印刷枚数に対処する場合には、上記両面印刷サイクルを繰り返すことになる。両面を読み取ることが可能なADF(自動原稿搬送装置)はあるが、一度読み取り排出された原稿を再度給紙して読み取るADFは大変高価である。
従って、高価な画像メモリを搭載しなければ、両面印刷サイクルを繰り返すことはできない。また、両面印刷を繰り返す度に、製版及び給・排版の時間もかかる上に、マスタの耐刷枚数は十分あるにも拘わらず、新規にマスタを製版し直すという不経済性も避けられなかった。
特開平6−71996号公報には、2つの印刷ドラムを上下に対向配置し、互いに突き合わせて同時に印刷用紙の両面に印刷する両面印刷装置が開示されている。従って、片面印刷をする場合でも相手の印刷ドラムが押圧部材として必要となり、そのためにわざわざ無製版のマスタを相手の印刷ドラムに巻装する必要がある。片面印刷の場合でも2版分のマスタが必要になるので、片面印刷専用装置と比較すると2版分の版コストがかかってしまう。
また、2版分を給・排版するので、無製版自体は通常の製版よりも多少高速な製版が可能だとしても、ファーストプリントタイムが遅くならざるを得ない。
通常の印刷ドラムの内面は円形状になっており、マスタを挟持するクランパは印刷ドラムの外周面に突出状態に設けられている。画像印刷領域で当接していた2つの印刷ドラムは、クランパの周辺領域ではクランパの突起部との干渉を回避するための凹部を互いに有していなければならない。印刷ドラムと比較的小さな外径のプレスローラとの組み合わせに比較して、同じ大きな外径を有する印刷ドラム同士の場合はクランパの突起部との干渉を回避する凹部も必然的に大きくならざるを得ず、印刷範囲が狭くならないようにするには、印刷ドラムの外径を更に大きくするしかなく、悪循環となってしまう。
また、2版分を給・排版するので、無製版自体は通常の製版よりも多少高速な製版が可能だとしても、ファーストプリントタイムが遅くならざるを得ない。
通常の印刷ドラムの内面は円形状になっており、マスタを挟持するクランパは印刷ドラムの外周面に突出状態に設けられている。画像印刷領域で当接していた2つの印刷ドラムは、クランパの周辺領域ではクランパの突起部との干渉を回避するための凹部を互いに有していなければならない。印刷ドラムと比較的小さな外径のプレスローラとの組み合わせに比較して、同じ大きな外径を有する印刷ドラム同士の場合はクランパの突起部との干渉を回避する凹部も必然的に大きくならざるを得ず、印刷範囲が狭くならないようにするには、印刷ドラムの外径を更に大きくするしかなく、悪循環となってしまう。
特開平8−332768号公報には、表面と裏面の画像が製版されたマスタを印刷ドラムに巻装し、裏面の画像をプレスローラとしての転写ローラに一旦転写し、その後印刷用紙を通紙して印刷用紙の表面、裏面に同時に印刷する方式の両面印刷装置が開示されている。
この方式では、印刷ドラムから印刷用紙へ直接印刷された表面画像濃度と、印刷用紙とは吸収性が異なる転写ローラから再転写により印刷された裏面画像濃度では濃度差が出てしまう。
通常の片面印刷時の給紙タイミングと両面印刷時の給紙タイミングは大きく異なる。このため、給紙系の機構、制御が複雑になり、高価になる。
通常の孔版印刷でのマスタ上の画像は鏡像となるが、中間転写する方式では、表面画像は鏡像、裏面画像は正像とする必要がある。鏡像のみを製版する方式では、マスタの搬送方向や製版のドットの向きを適切に選ぶことで鏡像処理のコストはかからないが、正像と鏡像のどちらも製版する場合には鏡像反転回路を追加しなければならず、コストアップとなる。
この方式では、印刷ドラムから印刷用紙へ直接印刷された表面画像濃度と、印刷用紙とは吸収性が異なる転写ローラから再転写により印刷された裏面画像濃度では濃度差が出てしまう。
通常の片面印刷時の給紙タイミングと両面印刷時の給紙タイミングは大きく異なる。このため、給紙系の機構、制御が複雑になり、高価になる。
通常の孔版印刷でのマスタ上の画像は鏡像となるが、中間転写する方式では、表面画像は鏡像、裏面画像は正像とする必要がある。鏡像のみを製版する方式では、マスタの搬送方向や製版のドットの向きを適切に選ぶことで鏡像処理のコストはかからないが、正像と鏡像のどちらも製版する場合には鏡像反転回路を追加しなければならず、コストアップとなる。
特開2003−237207号公報には、原稿画像の読み取り情報に基づいて1版分の長さ(印刷ドラムの周長に対応したマスタの長さ。以下、同じ。)内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在なプレスローラで1枚目の印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して第1の画像と第2の画像の何れか一方を印刷し、該印刷された印刷用紙を一旦再給紙手段へ案内し、2枚目の印刷用紙を給紙して1枚目の印刷用紙と同様に上記一方の画像を印刷した後上記再給紙手段へ案内するとともに該再給紙手段に収容されていた印刷用紙を2枚目の印刷用紙の後に給紙してその反対側の面に他方の画像を印刷して排出することを繰り返す方式の両面印刷装置が記載されている。
両面印刷時においては、印刷用紙のサイズに拘わらずマスタの先端から所定距離離れた第1の位置から第1の画像を製版し、第1の位置から所定距離離れた第2の位置から第2の画像を製版し、第1の画像と第2の画像との間に間隔(余白部)を設けるようになっている。
余白部を適正に設けることによって、表裏面の画像位置のずれを防止することができる。原稿画像の読み取り情報は一旦画像メモリに格納し、製版時に呼び出すようになっている。
両面印刷時においては、印刷用紙のサイズに拘わらずマスタの先端から所定距離離れた第1の位置から第1の画像を製版し、第1の位置から所定距離離れた第2の位置から第2の画像を製版し、第1の画像と第2の画像との間に間隔(余白部)を設けるようになっている。
余白部を適正に設けることによって、表裏面の画像位置のずれを防止することができる。原稿画像の読み取り情報は一旦画像メモリに格納し、製版時に呼び出すようになっている。
特開2003−237207号公報に記載された構成では、表裏面の画像位置のずれを防止することができるとともに、両面印刷における時間生産性を向上させることができ、片面印刷の場合も無駄なく実施することができる。
ところで、この両面印刷装置では、先に表面画像を製版し、余白部を形成した後裏面画像を製版して両面用マスタを作る。製版された両面用マスタを使用して、両面印刷を行うと、両面印刷が終了して排出された印刷用紙は裏面画像を上にして排紙トレイに積載されるようになっている。
複数ページの原稿を多部数両面印刷して手でページ順に仕分けしようとする場合、各印刷物(1つの製版マスタにより印刷された印刷用紙の束)毎に排紙トレイから取り出した後、ページ数の大きい印刷物から順に仕分けることになるが、各印刷物は裏面画像(偶数ページ)が上になっているので、そのままの状態で仕分けるためには1枚1枚を逆さまにしなければならず、効率的にするには全ての印刷物を逆さまにしてから仕分けないとページがずれることになる。印刷後に全ての印刷物を逆さまにすることは大変不便である。
ところで、この両面印刷装置では、先に表面画像を製版し、余白部を形成した後裏面画像を製版して両面用マスタを作る。製版された両面用マスタを使用して、両面印刷を行うと、両面印刷が終了して排出された印刷用紙は裏面画像を上にして排紙トレイに積載されるようになっている。
複数ページの原稿を多部数両面印刷して手でページ順に仕分けしようとする場合、各印刷物(1つの製版マスタにより印刷された印刷用紙の束)毎に排紙トレイから取り出した後、ページ数の大きい印刷物から順に仕分けることになるが、各印刷物は裏面画像(偶数ページ)が上になっているので、そのままの状態で仕分けるためには1枚1枚を逆さまにしなければならず、効率的にするには全ての印刷物を逆さまにしてから仕分けないとページがずれることになる。印刷後に全ての印刷物を逆さまにすることは大変不便である。
上記両面印刷装置に反転積載方式のソータを連結して自動で仕分けをしようとする場合、裏面画像を上にして排紙トレイに積載された印刷用紙はソータによって反転されるため、装置の上下方向に多段に設けられたソータ収納ビンに表面画像を上にして積載される。次の原稿により両面印刷された印刷用紙も同様に積載されるため、ソータ収納ビンに積載された仕分け後の印刷物は、下から順に2ページ目、1ページ目、4ページ目、3ページ目・・・と、ページ順が表裏ずれてしまい、印刷物をソータ収納ビンから取り出して逆さまにしても上からページ順が正しいものを得ることはできない。
本発明は、手作業による仕分けや、仕分け手段を用いた自動仕分けをページ順が正しい状態で効率的にできる両面印刷装置の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、上記画像読取手段に並べてセットされた第1の画像原稿と第2の画像原稿を、第2の画像原稿から先に読み取りながら第2の画像、第1の画像の順に製版するように制御する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項2記載の発明では、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、第1の画像原稿から順に読み取りながら第1の画像、第2の画像の順に製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリより最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出しページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリから最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項4又は5記載の両面印刷装置において、全原稿枚数が奇数の場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明では、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙をそのままの状態で仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項4乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、全原稿の画像情報が、印刷装置本体の外部に設けられた出力手段により出力されることを特徴とする。
請求項9記載の発明では、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項10記載の発明では、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することを特徴とする。
請求項11記載の発明では、請求項9又は10記載の両面印刷装置において、原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明では、請求項9乃至11のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする。
請求項13記載の発明では、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、原稿の読み取り方式又は両面印刷後の仕分け方式に応じて、第1の画像と第2の画像の製版順序及び第1の画像と第2の画像の印刷順序を適合させる制御手段を有していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、上記画像読取手段に並べてセットされた第1の画像原稿と第2の画像原稿を、第2の画像原稿から先に読み取りながら第2の画像、第1の画像の順に製版するように制御する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することとしたので、印刷終了後の印刷物の仕分け作業を労力を要することなく容易にできる。ユーザは両面印刷の製版位置を気にする必要がないので使用性の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、第1の画像原稿から順に読み取りながら第1の画像、第2の画像の順に製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することとしたので、印刷終了後の印刷物の仕分け作業を労力を要することなく容易にできる。ユーザは両面印刷の製版位置を気にする必要がないので使用性の向上を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることとしたので、ページ順が揃った仕分けを自動的に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリより最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出しページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することとしたので、印刷終了後の印刷物の仕分け作業を労力を要することなく容易にできる。ユーザは両面印刷の製版位置を気にする必要がないので使用性の向上を図ることができる。原稿読み取り後は画像読取手段を他の目的(例えばオンラインスキャナとして)に使用でき、多機能化を実現できる。
請求項5記載の発明によれば、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリから最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することとしたので、印刷終了後の印刷物の仕分け作業を労力を要することなく容易にできる。ユーザは両面印刷の製版位置を気にする必要がないので使用性の向上を図ることができる。原稿読み取り後は画像読取手段を他の目的(例えばオンラインスキャナとして)に使用でき、多機能化を実現できる。
請求項6記載の発明によれば、請求項4又は5記載の両面印刷装置において、全原稿枚数が奇数の場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることとしたので、印刷枚数に拘わらずページ順の適正な印刷物を得ることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙をそのままの状態で仕分けする仕分け手段を有していることとしたので、積載された印刷物の一番上が最初のページとなる印刷物を得ることができ、取り出した後逆さまにする労力を要しない。
請求項8記載の発明によれば、請求項4乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、全原稿の画像情報が、印刷装置本体の外部に設けられた出力手段により出力されることとしたので、印刷装置の配置自由度を向上させることができる。
請求項9記載の発明によれば、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することとしたので、画像メモリのサイズを小さくでき、低コスト化を図ることができる。
請求項10記載の発明によれば、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することとしたので、画像メモリのサイズを小さくでき、低コスト化を図ることができる。
請求項11記載の発明によれば、請求項9又は10記載の両面印刷装置において、原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることとしたので、印刷枚数に拘わらずページ順の適正な印刷物を得ることができる。
請求項12記載の発明によれば、請求項9乃至11のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることとしたので、ページ順を揃えて自動的に仕分けすることができる。
請求項13記載の発明によれば、原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、原稿の読み取り方式又は両面印刷後の仕分け方式に応じて、第1の画像と第2の画像の製版順序及び第1の画像と第2の画像の印刷順序を適合させる制御手段を有していることとしたので、ADFやソータ等のオプションの種類に拘わらずページ順の適正な印刷物を容易に得ることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図19に基づいて説明する。
まず、図1、図5乃至図19に基づいて、本実施形態における印刷装置としての反転再給紙方式の両面孔版印刷装置1の構成を簡単に説明するとともに、印刷動作の要旨を説明する。
図1に示すように、印刷ドラム12は矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。印刷ドラム12の外周面には、製版部3により穿孔製版されたマスタ64がその先端部をクランパ19によりクランプされて巻装されるようになっている。
製版されたマスタ64には、図8に示すように、表面印刷用の第1の画像201(以下、「表面画像201」という)と、裏面印刷用の第2の画像202(以下、「裏面画像202」という)が印刷ドラム12の回転方向に順に並んで形成されている。孔版印刷では、マスタ64から印刷用紙(記録媒体)に直接転写されるので、マスタ64上の画像は鏡像になる。図8は、印刷ドラム12に巻き付けた状態を展開してフィルム面側から見た図である。
表面画像201と裏面画像202の間には、所定の間隔204が設定されている。図8において、符号203は両面綴じ代部を示している。
まず、図1、図5乃至図19に基づいて、本実施形態における印刷装置としての反転再給紙方式の両面孔版印刷装置1の構成を簡単に説明するとともに、印刷動作の要旨を説明する。
図1に示すように、印刷ドラム12は矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。印刷ドラム12の外周面には、製版部3により穿孔製版されたマスタ64がその先端部をクランパ19によりクランプされて巻装されるようになっている。
製版されたマスタ64には、図8に示すように、表面印刷用の第1の画像201(以下、「表面画像201」という)と、裏面印刷用の第2の画像202(以下、「裏面画像202」という)が印刷ドラム12の回転方向に順に並んで形成されている。孔版印刷では、マスタ64から印刷用紙(記録媒体)に直接転写されるので、マスタ64上の画像は鏡像になる。図8は、印刷ドラム12に巻き付けた状態を展開してフィルム面側から見た図である。
表面画像201と裏面画像202の間には、所定の間隔204が設定されている。図8において、符号203は両面綴じ代部を示している。
これらマスタ64上の画像の元となるデジタル画像データは、原稿を図1に示す画像読取部(スキャナ)7で読み取って作成される。原稿のセットは、図示しない自動原稿搬送装置(ADF)や自動両面原稿搬送装置(ARDF)、あるいはオペレータによるコンタクトガラス93上への原稿セット操作により行われる。これらのデジタル画像データが製版部3に送られて両面印刷用のマスタ製版が行われる。また、デジタル画像データはネットワーク上からコントローラ113経由で制御手段129に入力する場合もある(図20参照)。
昇降可能な給紙トレイ67には印刷用紙Pが積載されている。印刷用紙Pは表面画像201と裏面画像202の大きさに適応したサイズを有している。すなわち、片面印刷時の最大印刷サイズが例えばA3サイズである場合には、両面印刷の場合の最大印刷サイズはおおよそA4サイズとなり、最大通紙サイズもA4サイズとなる。通紙方向は短手方向(縦置き)となる。
昇降可能な給紙トレイ67には印刷用紙Pが積載されている。印刷用紙Pは表面画像201と裏面画像202の大きさに適応したサイズを有している。すなわち、片面印刷時の最大印刷サイズが例えばA3サイズである場合には、両面印刷の場合の最大印刷サイズはおおよそA4サイズとなり、最大通紙サイズもA4サイズとなる。通紙方向は短手方向(縦置き)となる。
印刷用紙Pは給紙部4から1枚ずつ分離されてレジストローラ対71へ送られ、ここで一旦停止されてスキューを修正される。この状態にあるのが印刷用紙P3である。その後、印刷用紙P3はレジストローラ対71により所定の位相タイミングで印刷ドラム12と押圧部材としてのプレスローラ13の間である印圧部へ向けて送り出される。
上記所定の位相タイミングを含め、一般的な位相タイミングの発生方法を説明する。印刷ドラム12には位相タイミング検知板133が取り付けられており、これに対応して装置本体11側に設置されたホームポジションセンサ(フォトインタラプタ)134により位相タイミング信号が発生する。
図5に示す給紙部4は、上記位相タイミング信号と図示しないメインモータが一定角度回転する毎に発生する回転パルス信号を用いて、印刷ドラム12の回転位相位置(タイミング)をリアルタイムで検知・認識することができる。
印刷ドラム12の任意の位相角度にて位相タイミング信号を発生させるためには、位相タイミング検知板133が印刷ドラム12の任意の位相角度分の回転位相位置(タイミング)を検知してから位相タイミング信号を発生させる。これにより、位相タイミング信号を遅らせて発生することができる。この結果、給紙部4は、印刷ドラム12の任意の位相角度にて位相タイミング信号を発生することが可能となる。
上記所定の位相タイミングを含め、一般的な位相タイミングの発生方法を説明する。印刷ドラム12には位相タイミング検知板133が取り付けられており、これに対応して装置本体11側に設置されたホームポジションセンサ(フォトインタラプタ)134により位相タイミング信号が発生する。
図5に示す給紙部4は、上記位相タイミング信号と図示しないメインモータが一定角度回転する毎に発生する回転パルス信号を用いて、印刷ドラム12の回転位相位置(タイミング)をリアルタイムで検知・認識することができる。
印刷ドラム12の任意の位相角度にて位相タイミング信号を発生させるためには、位相タイミング検知板133が印刷ドラム12の任意の位相角度分の回転位相位置(タイミング)を検知してから位相タイミング信号を発生させる。これにより、位相タイミング信号を遅らせて発生することができる。この結果、給紙部4は、印刷ドラム12の任意の位相角度にて位相タイミング信号を発生することが可能となる。
印刷部2で表面画像201を印刷された印刷用紙P2は、上向き(二点鎖線で示す位置)に切り換えられている切換部材10により図1の左下の方向に案内され、再給紙トレイとしての補助トレイ8に向けて排出される。排出された印刷用紙P2は補助トレイ8のフェンス8aに突き当たり、補助トレイ8に着地する。
補助トレイ8に収容された印刷用紙P2は後述するベルト式の吸引搬送装置により矢印方向(右方向)に搬送され、その先端をストッパとしての再給紙位置決め部材24に突き当てられて停止する。
印刷用紙P2はこの状態で待機しており、次の印刷用紙P3が表面画像201を印刷されるタイミングで印圧部へ送られた後、これに続いて、裏面画像202を印刷されるタイミングで、プレスローラ13の周面に沿って印圧部へ向けて再給紙される。プレスローラ13と接触する面には表面画像201が印刷されているが、印刷用紙P2がプレスローラ13の表面に密着しているため、位置ずれは生じず、こすれ汚れや画線の太りなどの不具合は発生しない。
上記次の印刷用紙P3の後端と印刷用紙P2の先端の間には、上述した所定の間隔204に対応した適正な隙間が存在するようになっている。
再給紙された印刷用紙P2は反転されており、非印刷面が上面となり該上面に裏面画像202を印刷される。
補助トレイ8に収容された印刷用紙P2は後述するベルト式の吸引搬送装置により矢印方向(右方向)に搬送され、その先端をストッパとしての再給紙位置決め部材24に突き当てられて停止する。
印刷用紙P2はこの状態で待機しており、次の印刷用紙P3が表面画像201を印刷されるタイミングで印圧部へ送られた後、これに続いて、裏面画像202を印刷されるタイミングで、プレスローラ13の周面に沿って印圧部へ向けて再給紙される。プレスローラ13と接触する面には表面画像201が印刷されているが、印刷用紙P2がプレスローラ13の表面に密着しているため、位置ずれは生じず、こすれ汚れや画線の太りなどの不具合は発生しない。
上記次の印刷用紙P3の後端と印刷用紙P2の先端の間には、上述した所定の間隔204に対応した適正な隙間が存在するようになっている。
再給紙された印刷用紙P2は反転されており、非印刷面が上面となり該上面に裏面画像202を印刷される。
両面印刷を完了して印刷部2を抜けた印刷用紙P1は、下向き(実線で示す位置)に切り換えられている切換部材10により左方向に案内され、後述するベルト式の吸引搬送装置により搬送されて排紙トレイ86上に排出、積載される。
印刷用紙P1は、図10(a)に示すように、裏面画像202を上にした状態で排出される。図10(b)は排出された印刷用紙P1を透視した場合の表面画像201を示している。
両面印刷を行う場合には、図6に示す操作パネル103上の両面印刷モードボタン105を押す。両面印刷モードボタン105を押すと、両面印刷モード表示ランプ107が点灯し、図7に示す制御手段129へ指令が出される。
図6に示すように、片面印刷を行う場合には片面印刷モードボタン106が押され、片面印刷モード表示ランプ108が点灯する。片面印刷の場合には、図11に示すように、マスタ64には全面画像205が製版される。すなわち、片面印刷の場合には、表面画像201と裏面画像202を統合した全領域(所定の間隔204を含む)に亘って画像を配置することが可能となる。
片面印刷を終えて印刷部2を抜けた印刷用紙P4(図12参照)は、下向きに切り換えられている切換部材10により左方向に案内され、上記吸引搬送装置により搬送されて排紙トレイ86上に排出、積載される。このように、通常の片面印刷装置と全く同様に片面印刷を行うことができる。
印刷用紙P1は、図10(a)に示すように、裏面画像202を上にした状態で排出される。図10(b)は排出された印刷用紙P1を透視した場合の表面画像201を示している。
両面印刷を行う場合には、図6に示す操作パネル103上の両面印刷モードボタン105を押す。両面印刷モードボタン105を押すと、両面印刷モード表示ランプ107が点灯し、図7に示す制御手段129へ指令が出される。
図6に示すように、片面印刷を行う場合には片面印刷モードボタン106が押され、片面印刷モード表示ランプ108が点灯する。片面印刷の場合には、図11に示すように、マスタ64には全面画像205が製版される。すなわち、片面印刷の場合には、表面画像201と裏面画像202を統合した全領域(所定の間隔204を含む)に亘って画像を配置することが可能となる。
片面印刷を終えて印刷部2を抜けた印刷用紙P4(図12参照)は、下向きに切り換えられている切換部材10により左方向に案内され、上記吸引搬送装置により搬送されて排紙トレイ86上に排出、積載される。このように、通常の片面印刷装置と全く同様に片面印刷を行うことができる。
次に、図9に基づいて印圧制御を説明する。両面印刷の場合、印刷1枚目では補助トレイ8上に中間ストックされている印刷用紙は存在しない。従って、補助トレイ8から再給紙されることはなく、この状態で裏面画像202に対応する領域でプレスローラ13が印刷ドラム12に押圧されると、プレスローラ13がマスタ64に直接接触してインキで汚れ、次用紙のインキ汚損を招く。これを防止するために、印刷1枚目の裏面画像202の領域では印圧を解除する必要がある。
このため、本実施形態では、表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板と、全域で印圧がかかるカム板と、裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板の3つのカム板を用いて印圧を制御するようになっている。
印刷1枚目では表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板が選択され、その後は全域で印圧がかかるカム板が選択され、最後の印刷用紙の再給紙においては裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板が選択される。
このため、本実施形態では、表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板と、全域で印圧がかかるカム板と、裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板の3つのカム板を用いて印圧を制御するようになっている。
印刷1枚目では表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板が選択され、その後は全域で印圧がかかるカム板が選択され、最後の印刷用紙の再給紙においては裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板が選択される。
片面印刷のときは印刷用紙Pの搬送経路が比較的直線に近いので、厚紙であっても問題なく印刷することが可能である。しかしながら、両面印刷の場合には、比較的小径のプレスローラ13に密着して反転する用紙搬送になるので、例えば135kg紙のような厚紙を搬送して印刷することは困難である。
本実施形態では、図6に示すように、操作パネル103上の用紙厚みボタン109を繰り返し押すことで液晶表示部111に用紙厚みが表示され、選択して設定できるようになっている。設定された印刷用紙Pの厚みが所定の厚みより大きく、且つ、両面印刷モードが選択されている場合には、制御手段129によりその選択が解除されるとともに、液晶表示部111に例えば「厚紙選択のため両面印刷できません」なる旨の警告表示がなされる。これにより、オペレータが誤って厚紙で両面印刷し、ジャムを発生させる不具合を回避することができる。
本実施形態では、図6に示すように、操作パネル103上の用紙厚みボタン109を繰り返し押すことで液晶表示部111に用紙厚みが表示され、選択して設定できるようになっている。設定された印刷用紙Pの厚みが所定の厚みより大きく、且つ、両面印刷モードが選択されている場合には、制御手段129によりその選択が解除されるとともに、液晶表示部111に例えば「厚紙選択のため両面印刷できません」なる旨の警告表示がなされる。これにより、オペレータが誤って厚紙で両面印刷し、ジャムを発生させる不具合を回避することができる。
また、操作パネル103上の用紙サイズボタン110を繰り返し押すことで液晶表示部111に用紙サイズが表示され、選択して設定できるようになっている。
両面印刷の場合、本実施形態では最大A4サイズであり、しかも短手方向に通紙しなければならない。従って、A4サイズより大きな印刷用紙Pが給紙トレイ67にセットされていたり、A4サイズであっても長手方向に通紙する向きにセットされている場合、正常に両面印刷できないので制御手段129は液晶表示部111に例えば「用紙サイズが合わないため両面印刷できません」なる旨の警告表示を行う。
セットされた印刷用紙Pのサイズ検知は、図1に示すように、給紙トレイ67に設けられた印刷用紙サイズ検知センサ73とサイドフェンス72のセット幅を検知する図示しない検知手段との検知情報により判断される。
両面印刷の場合、本実施形態では最大A4サイズであり、しかも短手方向に通紙しなければならない。従って、A4サイズより大きな印刷用紙Pが給紙トレイ67にセットされていたり、A4サイズであっても長手方向に通紙する向きにセットされている場合、正常に両面印刷できないので制御手段129は液晶表示部111に例えば「用紙サイズが合わないため両面印刷できません」なる旨の警告表示を行う。
セットされた印刷用紙Pのサイズ検知は、図1に示すように、給紙トレイ67に設けられた印刷用紙サイズ検知センサ73とサイドフェンス72のセット幅を検知する図示しない検知手段との検知情報により判断される。
図8に示したように、表面画像201と裏面画像202の間には所定の間隔204を設けている。この所定の間隔204により印刷用紙Pの重なりが防止される。
所定の間隔204が無い場合、あるいは少なすぎる場合には、表面画像201のみが印刷された印刷用紙P2の後端部の上側に再給紙された裏面画像202を印刷するための印刷用紙P2が重なってしまう。この場合、狙った位置に画像が印刷されないだけでなく、表面画像201を印刷済みの印刷用紙P2が補助トレイ8に排出されるときに裏面画像202を印刷された両面印刷済みの印刷用紙P1も補助トレイ8に排出される場合がある。
両面印刷済みの印刷用紙P1は排紙トレイ86に排出されなければならないので、所定の間隔204を設けることによって不具合を回避することができる。
所定の間隔204が無い場合、あるいは少なすぎる場合には、表面画像201のみが印刷された印刷用紙P2の後端部の上側に再給紙された裏面画像202を印刷するための印刷用紙P2が重なってしまう。この場合、狙った位置に画像が印刷されないだけでなく、表面画像201を印刷済みの印刷用紙P2が補助トレイ8に排出されるときに裏面画像202を印刷された両面印刷済みの印刷用紙P1も補助トレイ8に排出される場合がある。
両面印刷済みの印刷用紙P1は排紙トレイ86に排出されなければならないので、所定の間隔204を設けることによって不具合を回避することができる。
両面印刷モードが選択されている場合、図1に示す画像読取部7において、コンタクトガラス93上に表面画像201を有する原稿と裏面画像202を有する原稿が密着状態で、あるいは若干の隙間をおいて並べてセットされたとき、製版制御手段としての制御手段129は、複数の原稿サイズ検知センサ(反射型フォトセンサ)102からの検知情報に基づいて全体の原稿サイズを判断する。
制御手段129は検知された原稿サイズを基に、原稿の横方向の長さを半分にした長さを表面画像201として認識し、残りを裏面画像202として認識する。
表面画像201と裏面画像202が1枚の原稿に記載されている場合も同様に認識される。
図8に示すように、制御手段129は製版部3を制御して、表面画像201の読み取り動作に並行してマスタ64上に位置m1(コンタクトガラス93上のセット基準位置又は自動搬送の読み取り基準位置)から表面画像201を製版し、表面画像201の製版終了後、マスタ64を所定の間隔204(本実施形態ではA4サイズの場合20mm)空送りし、続いて位置m2から裏面画像202を製版する。
裏面画像202の製版開始は、画像読取部7のキャリッジをホーム位置に一旦戻してから再度走行させて裏面画像202の先端位置まできたときに読み取り及び製版を開始する。キャリッジを戻す動作をさせないで停止させておき、マスタ64を所定の間隔204空送りしてから続けて読み取り開始し、製版するようにしてもよい。
制御手段129は検知された原稿サイズを基に、原稿の横方向の長さを半分にした長さを表面画像201として認識し、残りを裏面画像202として認識する。
表面画像201と裏面画像202が1枚の原稿に記載されている場合も同様に認識される。
図8に示すように、制御手段129は製版部3を制御して、表面画像201の読み取り動作に並行してマスタ64上に位置m1(コンタクトガラス93上のセット基準位置又は自動搬送の読み取り基準位置)から表面画像201を製版し、表面画像201の製版終了後、マスタ64を所定の間隔204(本実施形態ではA4サイズの場合20mm)空送りし、続いて位置m2から裏面画像202を製版する。
裏面画像202の製版開始は、画像読取部7のキャリッジをホーム位置に一旦戻してから再度走行させて裏面画像202の先端位置まできたときに読み取り及び製版を開始する。キャリッジを戻す動作をさせないで停止させておき、マスタ64を所定の間隔204空送りしてから続けて読み取り開始し、製版するようにしてもよい。
原稿サイズ及び印刷用紙PのサイズがA4サイズより小さい場合、所定の間隔204もこれに対応して大きくなるが、表面画像201の製版基準位置m1及び裏面画像202の製版基準位置m2は変化しない。
本実施形態では原稿サイズの検知手段として、コンタクトガラス93の下に設置された複数の原稿サイズ検知センサ102を使用することとしたが、図示しないADFを使う場合には、例えばADFの原稿サイドフェンス幅検知と原稿長さ検知の組み合わせにより検知される。
自動検知せずに、例えば操作パネル103上に設けられた図示しない原稿サイズ入力手段を介して手動で入力するようにしてもよい。
本実施形態では原稿サイズの検知手段として、コンタクトガラス93の下に設置された複数の原稿サイズ検知センサ102を使用することとしたが、図示しないADFを使う場合には、例えばADFの原稿サイドフェンス幅検知と原稿長さ検知の組み合わせにより検知される。
自動検知せずに、例えば操作パネル103上に設けられた図示しない原稿サイズ入力手段を介して手動で入力するようにしてもよい。
上述のように、上記構成において通常のマスタ製版方式で両面印刷を行った場合、図10に示すように、両面印刷後の印刷用紙P1は裏面画像202を上にして排紙トレイ86に積載される。
複数ページの原稿を両面印刷して手作業で仕分け(ページ揃え)をする場合、各印刷毎に排紙トレイ86から取り出し、ページ数の大きい印刷物から仕分けることになるが、各印刷物は裏面画像(偶数ページ)202が上になっているので、全ての印刷物を逆さまにしてからでないと仕分けることができない。ページ数が多い場合には非常な労力となる、
この問題を解消するために、本実施形態では、先に裏面画像(第2の画像)を製版し、所定の間隔204を設けた後、表面画像(第1の画像)を製版するようにした。上記例では表面画像201として「表」の画像を、裏面画像202として「裏」の画像で説明したが、図13に示すように、表面画像として「F」の画像を、裏面画像として「G」の画像を用いて説明する。
複数ページの原稿を両面印刷して手作業で仕分け(ページ揃え)をする場合、各印刷毎に排紙トレイ86から取り出し、ページ数の大きい印刷物から仕分けることになるが、各印刷物は裏面画像(偶数ページ)202が上になっているので、全ての印刷物を逆さまにしてからでないと仕分けることができない。ページ数が多い場合には非常な労力となる、
この問題を解消するために、本実施形態では、先に裏面画像(第2の画像)を製版し、所定の間隔204を設けた後、表面画像(第1の画像)を製版するようにした。上記例では表面画像201として「表」の画像を、裏面画像202として「裏」の画像で説明したが、図13に示すように、表面画像として「F」の画像を、裏面画像として「G」の画像を用いて説明する。
図14に示すように、コンタクトガラス93上に表原稿としての第1の画像原稿206と裏原稿としての第2の画像原稿207が密着状態で並べてセットされる。符号93aはセット基準位置を示す。
制御手段129は、まず第2の画像原稿207を先に読み取り(矢印A)、次にキャリッジをホームに戻して第1の画像原稿206を読み取る(矢印B)ように画像読取部7を制御する。コンタクトガラス93上に第2の画像原稿207、第1の画像原稿206の順に並べてセットした場合には、通常の読み取り動作(キャリッジの左から右への移動による連続的な読み取り)がなされる。
読み取り動作と並行してマスタ64の製版が行われ、図15に示すように、裏面画像202、表面画像201の順に製版される。このように製版されたマスタ64を印刷ドラム12の外周面に巻装して両面印刷を行うと、図16に示すように、両面印刷後の印刷用紙P1は表面画像(奇数ページ)201を上にして排紙トレイ86上に積載される。各印刷物は、図17に示すように、奇数ページ目が上になるので、手作業でソート(仕分け)する場合、各印刷物を逆さまにすることなく取り出した状態で仕分けできる。なお、印刷用紙P1の厚みは分かりやすいように誇張表示している。
通常の製版(第1の画像原稿206、第2の画像原稿207の順に読み取って製版する)を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにしても同様の仕分け状態を得ることができる。
制御手段129は、まず第2の画像原稿207を先に読み取り(矢印A)、次にキャリッジをホームに戻して第1の画像原稿206を読み取る(矢印B)ように画像読取部7を制御する。コンタクトガラス93上に第2の画像原稿207、第1の画像原稿206の順に並べてセットした場合には、通常の読み取り動作(キャリッジの左から右への移動による連続的な読み取り)がなされる。
読み取り動作と並行してマスタ64の製版が行われ、図15に示すように、裏面画像202、表面画像201の順に製版される。このように製版されたマスタ64を印刷ドラム12の外周面に巻装して両面印刷を行うと、図16に示すように、両面印刷後の印刷用紙P1は表面画像(奇数ページ)201を上にして排紙トレイ86上に積載される。各印刷物は、図17に示すように、奇数ページ目が上になるので、手作業でソート(仕分け)する場合、各印刷物を逆さまにすることなく取り出した状態で仕分けできる。なお、印刷用紙P1の厚みは分かりやすいように誇張表示している。
通常の製版(第1の画像原稿206、第2の画像原稿207の順に読み取って製版する)を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにしても同様の仕分け状態を得ることができる。
図19に示すように、印刷装置本体11に後処理手段として反転積載式のソータ208が連結されている場合、通常の製版方式で複数ページの原稿を両面印刷したとき、図19(a)に示すように、排紙トレイ86上で上になっていた裏面画像202は反転するので、印刷用紙P1はソータ収納ビン208a上に偶数ページ目を下にして積載される。このため、ページの順番が表裏ずれてページ順にソートできない。
上述した本実施形態におけるマスタ製版の場合には、図18に示すように、反転されるために裏面画像202が上となる状態でソータ収納ビン208a上に排出される。このため、図19(b)に示すように、ソータ収納ビン208a上に積載された印刷物は下から順にページが揃った状態となり、オペレータは取り出した後、印刷物を逆さまにすれば上から順にページが揃った状態を得ることができる。図18において、符号209はソータステイプル位置を示す。
反転積載式のソータ208が連結した場合においても、通常の製版を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにすれば図19(b)に示したソート状態を得ることができる。
上述した本実施形態におけるマスタ製版の場合には、図18に示すように、反転されるために裏面画像202が上となる状態でソータ収納ビン208a上に排出される。このため、図19(b)に示すように、ソータ収納ビン208a上に積載された印刷物は下から順にページが揃った状態となり、オペレータは取り出した後、印刷物を逆さまにすれば上から順にページが揃った状態を得ることができる。図18において、符号209はソータステイプル位置を示す。
反転積載式のソータ208が連結した場合においても、通常の製版を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにすれば図19(b)に示したソート状態を得ることができる。
次に、図1乃至図5に基づいて、本実施形態における両面孔版印刷装置1の構成及び印刷動作を詳細に説明する。
図1に示すように、両面印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、補助トレイ8、再給紙手段9、切換部材10等を有している。
図1に示すように、両面印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、補助トレイ8、再給紙手段9、切換部材10等を有している。
印刷装置本体11のほぼ中央に配設された印刷部2は、印刷ドラム12とプレスローラ13とを有している。
印刷ドラム12は、インキ供給パイプを兼ねた支軸14に回転自在に支持された図示しない一対のフランジと、各フランジの外周面に巻装された図示しない多孔性支持板と、図示しない多孔性支持板の外周面に巻装された図示しないメッシュスクリーンとから主に構成されており、印刷ドラム駆動手段121(図5参照)によって回転駆動されると共に印刷装置本体11に対して着脱可能に構成されている。印刷ドラム12は、片面印刷時において最大でA3サイズの印刷物を得ることが可能な大きさを有している。
印刷ドラム12は、インキ供給パイプを兼ねた支軸14に回転自在に支持された図示しない一対のフランジと、各フランジの外周面に巻装された図示しない多孔性支持板と、図示しない多孔性支持板の外周面に巻装された図示しないメッシュスクリーンとから主に構成されており、印刷ドラム駆動手段121(図5参照)によって回転駆動されると共に印刷装置本体11に対して着脱可能に構成されている。印刷ドラム12は、片面印刷時において最大でA3サイズの印刷物を得ることが可能な大きさを有している。
印刷ドラム12の内部にはインキ供給手段15が配設されている。インキ供給手段15は、支軸14、インキローラ16、ドクターローラ17等を有している。
インキローラ16は印刷ドラム12内に設けられた図示しない側板間に回転自在に支持されており、その周面を印刷ドラム12の内周面に近接して配置され、図示しない駆動手段によって印刷ドラム12と同方向に回転駆動される。ドクターローラ17も前記側板間に回転自在に支持されており、その周面をインキローラ16の周面に近接して配置され、図示しない駆動手段によって印刷ドラム12とは逆方向に回転駆動される。支軸14には複数の小さな孔が穿設されており、支軸14から供給されたインキがインキローラ16とドクターローラ17との近接部に形成される断面楔形状の空間に溜まることによりインキ溜まり18が形成される。
インキローラ16は印刷ドラム12内に設けられた図示しない側板間に回転自在に支持されており、その周面を印刷ドラム12の内周面に近接して配置され、図示しない駆動手段によって印刷ドラム12と同方向に回転駆動される。ドクターローラ17も前記側板間に回転自在に支持されており、その周面をインキローラ16の周面に近接して配置され、図示しない駆動手段によって印刷ドラム12とは逆方向に回転駆動される。支軸14には複数の小さな孔が穿設されており、支軸14から供給されたインキがインキローラ16とドクターローラ17との近接部に形成される断面楔形状の空間に溜まることによりインキ溜まり18が形成される。
印刷ドラム12の外周面上には、印刷ドラム12の一母線に沿った平面をなす図示しないステージ部が形成されており、この上には印刷ドラム12の外周面上にマスタの先端部を保持させるクランパ19が配設されている。クランパ19は、印刷ドラム12が所定の位置まで回転されたときに図示しない開閉手段によって開閉される。
印刷ドラム12の下方にはプレスローラ13が配設されている。プレスローラ13は金属製の芯部13aにゴム等の弾性体を巻成して構成されており、印刷ドラム12の軸方向に延在して設けられている。プレスローラ13は、図2に示すように芯部13aの両端部を一対のアーム部材20によって回転自在に支持されている。略L字形状を呈する各アーム部材20は、その曲折部近傍の部位に取り付けられた揺動軸21によってそれぞれ一体化されており、揺動軸21は印刷装置本体11によって回動自在に支持されている。
印刷ドラム12の下方にはプレスローラ13が配設されている。プレスローラ13は金属製の芯部13aにゴム等の弾性体を巻成して構成されており、印刷ドラム12の軸方向に延在して設けられている。プレスローラ13は、図2に示すように芯部13aの両端部を一対のアーム部材20によって回転自在に支持されている。略L字形状を呈する各アーム部材20は、その曲折部近傍の部位に取り付けられた揺動軸21によってそれぞれ一体化されており、揺動軸21は印刷装置本体11によって回動自在に支持されている。
各アーム部材20間には、プレスローラ13の他、再給紙案内部材22、再給紙レジストローラ23、再給紙位置決め部材24、再給紙搬送部材25、クリーニングローラ26、ガイド板27等が設けられている。
プレスローラ13の右方近傍に配設された再給紙案内部材22は、各支軸28a、29a、30a上にそれぞれ一体的に設けられそれぞれの周面をプレスローラ13の周面に圧接させた複数のころ状のローラ28、29、30と、用紙Pをプレスローラ13の周面に沿わせるための曲面状に形成された用紙ガイド板31とを有している。
各支軸28a、29a、30aはそれぞれの両端部を各アーム部材20に回転自在に支持されており、図示しない付勢手段によってそれぞれ芯部13aに向けて付勢されている。
プレスローラ13の右方近傍に配設された再給紙案内部材22は、各支軸28a、29a、30a上にそれぞれ一体的に設けられそれぞれの周面をプレスローラ13の周面に圧接させた複数のころ状のローラ28、29、30と、用紙Pをプレスローラ13の周面に沿わせるための曲面状に形成された用紙ガイド板31とを有している。
各支軸28a、29a、30aはそれぞれの両端部を各アーム部材20に回転自在に支持されており、図示しない付勢手段によってそれぞれ芯部13aに向けて付勢されている。
各ローラ28、29、30は、対応する支軸28a、29a、30aに、プレスローラ13のほぼ全幅にわたってそれぞれ所定の間隔をもって一体的に取り付けられている。用紙ガイド板31はプレスローラ13の周面から各ローラ28、29、30の半径よりも小さな距離である所定距離だけ離れた位置に配設されており、その両端部を各アーム部材20に固着されている。用紙ガイド板31は芯部13aを中心とした円弧を形成する曲面となるように形成されており、用紙ガイド板31には各ローラ28、29、30の周面をプレスローラ13の周面に当接させるための複数の開口部が形成されている。
プレスローラ13の下方には再給紙レジストローラ23が配設されている。コロ状の再給紙レジストローラ23は支軸23aに回転自在に支持されており、支軸23aは揺動アーム32の一端に取り付けられている。略へ字形状を呈する揺動アーム32は各アーム部材20間に固設された支軸32aにその曲折部を揺動自在に支持されており、その配設位置は再給紙レジストローラ23がプレスローラ13の幅方向のほぼ中央部に位置し、且つ自身が各ローラ30の配設位置の中間に位置するように定められている。
揺動アーム32の他端には、図示しないブラケットを介して一方のアーム部材20に取り付けられたソレノイド33のプランジャ33aと、一端を一方のアーム部材20に固着され揺動アーム32に対して支軸32aを中心に図2において反時計回り方向への回動付勢力を付与する引張ばね34の他端とが取り付けられている。この構成より再給紙レジストローラ23は、ソレノイド33が作動されるとその周面を所定の圧接力でプレスローラ13の周面に圧接する図2に実線で示す圧接位置を占め、ソレノイド33の作動が解除されると引張ばね34の付勢力によってその周面がプレスローラ13の周面から離間する図2に二点鎖線で示す離間位置を占める。ソレノイド33と引張ばね34とによって再給紙レジスト接離機構40が構成されている。
揺動アーム32の他端には、図示しないブラケットを介して一方のアーム部材20に取り付けられたソレノイド33のプランジャ33aと、一端を一方のアーム部材20に固着され揺動アーム32に対して支軸32aを中心に図2において反時計回り方向への回動付勢力を付与する引張ばね34の他端とが取り付けられている。この構成より再給紙レジストローラ23は、ソレノイド33が作動されるとその周面を所定の圧接力でプレスローラ13の周面に圧接する図2に実線で示す圧接位置を占め、ソレノイド33の作動が解除されると引張ばね34の付勢力によってその周面がプレスローラ13の周面から離間する図2に二点鎖線で示す離間位置を占める。ソレノイド33と引張ばね34とによって再給紙レジスト接離機構40が構成されている。
再給紙レジストローラ23の上方近傍には再給紙位置決め部材24が配設されている。再給紙位置決め部材24は断面L字形状を呈する板材からなり、その幅はプレスローラ13の幅とほぼ同じ幅となるように形成されていて、その曲折端部24aが上方を向く態様で両端部を各アーム部材20に固着されている。
再給紙位置決め部材24には、再給紙レジストローラ23が揺動時に衝突しないための図示しない切欠部が形成されている。
再給紙位置決め部材24には、再給紙レジストローラ23が揺動時に衝突しないための図示しない切欠部が形成されている。
プレスローラ13の下方であって再給紙位置決め部材24の左方には再給紙搬送部材25が配設されている。再給紙搬送部材25は、搬送部材本体35、駆動ローラ36、従動ローラ37、無端ベルト38、吸引ファン39等を有しており、その上面に補助トレイ8を一体的に有している。
上面が開放され、その幅が各アーム部材20間の間隔よりも若干小さくなるように形成された筐体である搬送部材本体35は用紙搬送方向上流側及び下流側の両側面に図示しない軸受を有しており、図示しない各軸受は駆動軸36a及び従動軸37aをそれぞれ回転自在に支持している。駆動軸36aはその両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しており、貫通した両端部は印刷装置本体11に設けられた図示しない軸受部材によって回転自在に支持されている。
また、駆動軸36aの一端には図示しない駆動ギヤが取り付けられており、駆動軸36aは印刷装置本体11に設けられた搬送部材駆動モータ122(図8参照)によって回転駆動される。従動軸37aはその両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しないように構成されている。搬送部材本体35の用紙搬送方向上流側端部の両側面外側にはボス35aがそれぞれ一体的に設けられており、各ボス35aは各アーム部材20に形成された図示しない長穴にそれぞれ嵌合されている。この構成より搬送部材本体35は、後述するプレスローラ接離機構55によりプレスローラ13が印刷ドラム12に対して接離される際に、各アーム部材20の揺動に伴って駆動軸36aを中心とした揺動が可能となっている。
上面が開放され、その幅が各アーム部材20間の間隔よりも若干小さくなるように形成された筐体である搬送部材本体35は用紙搬送方向上流側及び下流側の両側面に図示しない軸受を有しており、図示しない各軸受は駆動軸36a及び従動軸37aをそれぞれ回転自在に支持している。駆動軸36aはその両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しており、貫通した両端部は印刷装置本体11に設けられた図示しない軸受部材によって回転自在に支持されている。
また、駆動軸36aの一端には図示しない駆動ギヤが取り付けられており、駆動軸36aは印刷装置本体11に設けられた搬送部材駆動モータ122(図8参照)によって回転駆動される。従動軸37aはその両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しないように構成されている。搬送部材本体35の用紙搬送方向上流側端部の両側面外側にはボス35aがそれぞれ一体的に設けられており、各ボス35aは各アーム部材20に形成された図示しない長穴にそれぞれ嵌合されている。この構成より搬送部材本体35は、後述するプレスローラ接離機構55によりプレスローラ13が印刷ドラム12に対して接離される際に、各アーム部材20の揺動に伴って駆動軸36aを中心とした揺動が可能となっている。
コロ状をなす複数の駆動ローラ36はそれぞれ駆動軸36aに一体的に取り付けられており、各駆動ローラ36間にはそれぞれ所定の間隔が設けられている。駆動ローラ36と同形状である複数の従動ローラ37は、各駆動ローラ36と同間隔でそれぞれ従動軸37aに一体的に取り付けられている。
各駆動ローラ36とこれに対応した各従動ローラ37との間には、図示しない複数の穴部を有する無端ベルト38が所定の張力でかけ渡されている。摩擦抵抗部材からなる無端ベルト38は、搬送部材駆動モータ122によって駆動軸36aが回転駆動されることにより図2に矢印で示す方向に移動される。
各駆動ローラ36とこれに対応した各従動ローラ37との間には、図示しない複数の穴部を有する無端ベルト38が所定の張力でかけ渡されている。摩擦抵抗部材からなる無端ベルト38は、搬送部材駆動モータ122によって駆動軸36aが回転駆動されることにより図2に矢印で示す方向に移動される。
搬送部材本体35の下面には吸引ファン39が一体的に取り付けられており、搬送部材本体35の上面には補助トレイ8が一体的に取り付けられている。補助トレイ8には各無端ベルト38を用紙搬送面に臨ませるための図示しない複数の開口部が形成されており、その用紙搬送方向下流側端部には搬送される用紙Pを受け止めるためのフェンス8aが一体的に形成されている。
吸引ファン39の取付面である搬送部材本体35の下面には図示しない穴部が設けられており、これにより吸引ファン39が作動することで筐体である搬送部材本体35の内部に負圧を発生させ、移動する各無端ベルト38の上面に用紙Pを吸引させる。吸引ファン39の吸引力及び無端ベルト38の摩擦抵抗力は、用紙Pの先端が再給紙位置決め部材24の曲折端部24aに当接した際に、用紙Pと各無端ベルト38との間で滑りが発生する程度の強さにそれぞれ設定されている。
上述した再給紙案内部材22、再給紙レジストローラ23、再給紙位置決め部材24、及び再給紙搬送部材25によって再給紙手段9が構成されている。
吸引ファン39の取付面である搬送部材本体35の下面には図示しない穴部が設けられており、これにより吸引ファン39が作動することで筐体である搬送部材本体35の内部に負圧を発生させ、移動する各無端ベルト38の上面に用紙Pを吸引させる。吸引ファン39の吸引力及び無端ベルト38の摩擦抵抗力は、用紙Pの先端が再給紙位置決め部材24の曲折端部24aに当接した際に、用紙Pと各無端ベルト38との間で滑りが発生する程度の強さにそれぞれ設定されている。
上述した再給紙案内部材22、再給紙レジストローラ23、再給紙位置決め部材24、及び再給紙搬送部材25によって再給紙手段9が構成されている。
プレスローラ13の近傍であって再給紙搬送部材25の上方に位置する部位には、プレスローラ13の周面をクリーニングするクリーニングローラ26が配設されている。プレスローラ13の幅とほぼ同じ幅を有するクリーニングローラ26は、少なくともその表面が和紙やスポンジ等の吸湿性の高い材質によって構成されており、その中心に芯部26aを一体的に有している。
クリーニングローラ26は芯部26aを各アーム部材20に形成された図示しない長穴に嵌合されることで回転自在に支持されており、この長穴内に設けられた図示しない付勢手段によってプレスローラ13に向けて付勢され、その周面をプレスローラ13の周面に所定の圧接力で常時圧接されている。クリーニングローラ26は、一方のアーム部材20に設けられた図示しないクリーニングローラ駆動手段によって、プレスローラ13の回転時においてプレスローラ13と同方向に、プレスローラ13の周速度の10分の1程度の周速度で回転駆動される。
クリーニングローラ26は芯部26aを各アーム部材20に形成された図示しない長穴に嵌合されることで回転自在に支持されており、この長穴内に設けられた図示しない付勢手段によってプレスローラ13に向けて付勢され、その周面をプレスローラ13の周面に所定の圧接力で常時圧接されている。クリーニングローラ26は、一方のアーム部材20に設けられた図示しないクリーニングローラ駆動手段によって、プレスローラ13の回転時においてプレスローラ13と同方向に、プレスローラ13の周速度の10分の1程度の周速度で回転駆動される。
クリーニングローラ26の左上方にはガイド板27が配設されている。板材であるガイド板27はその両端部を各アーム部材20に固設されており、プレスローラ13によって印刷ドラム12に圧接された用紙Pがクリーニングローラ26に触れないように、かつ補助トレイ8に向かうように案内する。
ガイド板27はプレスローラ13及びクリーニングローラ26の周面に近接する位置に配設されている。
各アーム部材20のプレスローラ13が支持された一端側と対向する他端側には、それぞれ回転自在なカムフォロア41が互いに外側を向く態様で配設されている。また、各アーム部材20のカムフォロア41が配設された位置の近傍には、一端を印刷装置本体11に固着された印圧ばね42の他端がそれぞれ取り付けられている。
これにより各アーム部材20は、揺動軸21を中心に図において時計回り方向への回動付勢力をそれぞれ付与されている。
ガイド板27はプレスローラ13及びクリーニングローラ26の周面に近接する位置に配設されている。
各アーム部材20のプレスローラ13が支持された一端側と対向する他端側には、それぞれ回転自在なカムフォロア41が互いに外側を向く態様で配設されている。また、各アーム部材20のカムフォロア41が配設された位置の近傍には、一端を印刷装置本体11に固着された印圧ばね42の他端がそれぞれ取り付けられている。
これにより各アーム部材20は、揺動軸21を中心に図において時計回り方向への回動付勢力をそれぞれ付与されている。
各カムフォロア41の左方近傍には、3枚のカム板43A、43B、43Cを有する多段カム43がそれぞれ配設されている。各カム板43A、43B、43Cは、両端を印刷装置本体11に回転自在かつ図2の紙面方向に移動自在に支持されたカム軸44にそれぞれ所定の間隙をもって固着されており、装置手前側からカム板43B、カム板43A、カム板43Cの順に配設されている。
各カム板43A、43B、43Cは、カム軸44と同心の円板である基部とそれぞれ同一突出量の凸部とを有している。多段カム43は、図4に示すように、カム軸44に取り付けられた駆動ギヤ45及び印刷装置本体11に回転自在に支持された支軸46に取り付けられた伝達ギヤ47を介して印刷ドラム駆動手段121からの回転力を伝達され、図2において時計回り方向に回転駆動される。
各カム板43A、43B、43Cは、カム軸44と同心の円板である基部とそれぞれ同一突出量の凸部とを有している。多段カム43は、図4に示すように、カム軸44に取り付けられた駆動ギヤ45及び印刷装置本体11に回転自在に支持された支軸46に取り付けられた伝達ギヤ47を介して印刷ドラム駆動手段121からの回転力を伝達され、図2において時計回り方向に回転駆動される。
プレスローラ13は、各カム板43A、43B、43Cの何れかの凸部がカムフォロア41と当接したときにその周面が印刷ドラム12の周面より離間する図2に示す離間位置を占め、何れかの凸部とカムフォロア41との当接が解除されたときに印圧ばね42の付勢力によってその周面が印刷ドラム12の周面に圧接する図3に示す圧接位置を占める。
各カム板43A、43B、43Cは、プレスローラ13が圧接位置を占めたときにその基部とカムフォロア41とが接触しないように構成されている。各カム板43A、43B、43Cの凸部の形状は、プレスローラ13と印刷ドラム12との接触範囲が、カム板43Aでは図1に示す表面領域と中間領域と裏面領域とを全て合わせた範囲となるように、カム板43Bでは表面領域と同じ範囲となるように、カム板43Cでは表面領域の下流側部分と中間領域と裏面領域とを合わせた範囲となるようにそれぞれ形成されている。
また、各カム板43A、43B、43C間の間隔は、アーム部材20の板厚よりも十分に大きくなるように設定されている。
各カム板43A、43B、43Cは、プレスローラ13が圧接位置を占めたときにその基部とカムフォロア41とが接触しないように構成されている。各カム板43A、43B、43Cの凸部の形状は、プレスローラ13と印刷ドラム12との接触範囲が、カム板43Aでは図1に示す表面領域と中間領域と裏面領域とを全て合わせた範囲となるように、カム板43Bでは表面領域と同じ範囲となるように、カム板43Cでは表面領域の下流側部分と中間領域と裏面領域とを合わせた範囲となるようにそれぞれ形成されている。
また、各カム板43A、43B、43C間の間隔は、アーム部材20の板厚よりも十分に大きくなるように設定されている。
図2において各アーム部材20の右方近傍には、プレスローラ13が離間位置を占めた状態で各アーム部材20の揺動を禁止する、図示しないプレスローラ係止手段が配設されている。図示しないプレスローラ係止手段は図示しないソレノイドを有しており、この図示しないソレノイドのオン・オフの切り換えによって各アーム部材20を保持する状態と保持を解除する状態とが選択的に切り換えられる。図示しないソレノイドは、カムフォロア41が各カム板43A、43B、43Cの何れかの凸部と当接した状態で作動される。
カム軸44の下方近傍には、図4に示すように移動アーム48と段差カム49とが配設されている。ほぼL字形状を呈する移動アーム48は、印刷装置本体11に回転自在に支持された支軸48aにその曲折部を取り付けられており、移動アーム48の一端にはローラ48bが、また他端にはカムフォロア48cがそれぞれ回転自在に取り付けられている。
さらに移動アーム48の他端と曲折部との間の部位には、一端を印刷装置本体11に取り付けられた引張ばね50の他端が取り付けられており、移動アーム48には支軸48aを中心に、図において時計回り方向への回動付勢力が付与されている。
カム軸44の下方近傍には、図4に示すように移動アーム48と段差カム49とが配設されている。ほぼL字形状を呈する移動アーム48は、印刷装置本体11に回転自在に支持された支軸48aにその曲折部を取り付けられており、移動アーム48の一端にはローラ48bが、また他端にはカムフォロア48cがそれぞれ回転自在に取り付けられている。
さらに移動アーム48の他端と曲折部との間の部位には、一端を印刷装置本体11に取り付けられた引張ばね50の他端が取り付けられており、移動アーム48には支軸48aを中心に、図において時計回り方向への回動付勢力が付与されている。
ローラ48bはカム軸44の中程に間隔をおいて固着された円板44a、44b間に配置されており、カムフォロア48cは引張ばね50の付勢力によりその周面を段差カム49の周面に当接させている。
各円板44a、44b間の間隔は、ローラ48bの直径よりも僅かに大きくなるように設定されている。
各円板44a、44b間の間隔は、ローラ48bの直径よりも僅かに大きくなるように設定されている。
段差カム49はその周面に3箇所のカム部49a、49b、49cを有しており、印刷装置本体11に回転自在に支持された支軸51に固着されている。支軸51には、印刷装置本体11に取り付けられたステッピングモータ52の出力軸に取り付けられたギヤ53と噛合するギヤ54が取り付けられており、ステッピングモータ52の作動により段差カム49は図4の矢印方向に回転駆動される。この構成より、ステッピングモータ52が作動して段差カム49が回転すると移動アーム48が支軸48aを中心に揺動し、ローラ48bが円板44aあるいは円板44bを押すことでカム軸44が図4の左右方向に移動する。
各カム部49a、49b、49cは、カムフォロア48cとカム部49aとが当接したときにカム板43Bがカムフォロア41と当接可能位置となるように、カムフォロア48cとカム部49bとが当接したときにカム板43Aがカムフォロア41と当接可能位置となるように、カムフォロア48cとカム部49cとが当接したときにカム板43Cがカムフォロア41と当接可能位置となるようにカム軸44を移動させる形状にそれぞれ形成されている。
上述したカムフォロア41、印圧ばね42、多段カム43、図示しないプレスローラ係止手段、移動アーム48、段差カム49によってプレスローラ接離機構55が構成されており、このプレスローラ接離機構55の作動によってプレスローラ13は図2に示す離間位置と図3に示す圧接位置とを選択的に占める。
上述したカムフォロア41、印圧ばね42、多段カム43、図示しないプレスローラ係止手段、移動アーム48、段差カム49によってプレスローラ接離機構55が構成されており、このプレスローラ接離機構55の作動によってプレスローラ13は図2に示す離間位置と図3に示す圧接位置とを選択的に占める。
印刷ドラム12とプレスローラ13との接触位置の左方であって用紙Pの搬送経路上には、用紙Pの搬送経路を切り換える切換部材10が配設されている。印刷ドラム12及びプレスローラ13とほぼ同じ幅を有する板材からなる切換部材10は、その用紙搬送方向下流側端部を印刷装置本体11に回動自在に支持された支軸に固着されており、ソレノイド123(図5参照)が作動することによって断面鋭角状に形成された用紙搬送方向上流側端部を図1に実線で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置とに選択的に位置決めされる。
切換部材10は、第1の位置を占めたときにその先端がプレスローラ13の周面に近接すると共に印刷ドラム12上のクランパ19と干渉しない位置に置かれ、第2の位置を占めたときにその先端が印刷ドラム12の周面に近接する位置に置かれる。印刷ドラム12とプレスローラ13との間を通過した用紙Pは、切換部材10が第1の位置を占めたときに排紙部6へと案内され、切換部材10が第2の位置を占めたときにガイド板27と印刷装置本体11に固着されたガイド板56との間を通って補助トレイ8へと案内される。
切換部材10は、第1の位置を占めたときにその先端がプレスローラ13の周面に近接すると共に印刷ドラム12上のクランパ19と干渉しない位置に置かれ、第2の位置を占めたときにその先端が印刷ドラム12の周面に近接する位置に置かれる。印刷ドラム12とプレスローラ13との間を通過した用紙Pは、切換部材10が第1の位置を占めたときに排紙部6へと案内され、切換部材10が第2の位置を占めたときにガイド板27と印刷装置本体11に固着されたガイド板56との間を通って補助トレイ8へと案内される。
印刷装置本体11の右上方には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ保持部材57、プラテンローラ58、サーマルヘッド59、切断手段60、マスタストック部61、テンションローラ対62、反転ローラ対63等を有している。
製版部3はマスタ64に製版を行い、図8で示したような表面画像201と裏面画像202を製版する。表面画像201は、版済みマスタ64が印刷ドラム12の外周面上に巻装されたときに図1に示す表面領域と対応する位置に形成され、裏面画像202裏面領域と対応する位置に形成される。
マスタ保持部材57は印刷装置本体11の図示しない側板対にそれぞれ設けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ64をロール状に巻成してなるマスタロール64aの芯部64bの両端を回転自在且つ着脱自在に支持する。
製版部3はマスタ64に製版を行い、図8で示したような表面画像201と裏面画像202を製版する。表面画像201は、版済みマスタ64が印刷ドラム12の外周面上に巻装されたときに図1に示す表面領域と対応する位置に形成され、裏面画像202裏面領域と対応する位置に形成される。
マスタ保持部材57は印刷装置本体11の図示しない側板対にそれぞれ設けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ64をロール状に巻成してなるマスタロール64aの芯部64bの両端を回転自在且つ着脱自在に支持する。
マスタ保持部材57の左方に設けられたプラテンローラ58は印刷装置本体11の図示しない側板に回転自在に支持されており、ステッピングモータを含む製版駆動手段124(図5参照)によって回転駆動される。プラテンローラ58の下方に位置し多数の発熱素子を有するサーマルヘッド59は印刷装置本体11の図示しない側板に取り付けられており、図示しない付勢手段の付勢力によってその発熱素子面をプラテンローラ58に圧接されている。
サーマルヘッド59はマスタ64の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ64に対して熱溶融穿孔製版を行う。
サーマルヘッド59はマスタ64の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ64に対して熱溶融穿孔製版を行う。
プラテンローラ58及びサーマルヘッド59の左方には切断手段60が配設されている。印刷装置本体11の図示しないフレームに固設された固定刃60aと、この固定刃60aに移動自在に支持された可動刃60bとを有する切断手段60は、固定刃60aに対して可動刃60bが回転移動することによりマスタ64を切断する周知の構成である。
切断手段60のマスタ搬送方向下流側下方にはマスタストック部61が配設されている。製版済みマスタを一時的に貯容する空間であるマスタストック部61は複数の板部材によってその内部を仕切られており、その最奥部には図示しない吸引ファンが配設されている。この吸引ファンが作動することにより密閉された空間であるマスタストック部61の内部に負圧が発生し、製版して搬送されてきた製版済みマスタはマスタストック部61の最奥部に向けて貯容される。
切断手段60のマスタ搬送方向下流側下方にはマスタストック部61が配設されている。製版済みマスタを一時的に貯容する空間であるマスタストック部61は複数の板部材によってその内部を仕切られており、その最奥部には図示しない吸引ファンが配設されている。この吸引ファンが作動することにより密閉された空間であるマスタストック部61の内部に負圧が発生し、製版して搬送されてきた製版済みマスタはマスタストック部61の最奥部に向けて貯容される。
切断手段60とマスタストック部61との間の部位にはテンションローラ対62が配設されている。それぞれ印刷装置本体11の図示しない側板に回転自在に支持された駆動ローラ62aと従動ローラ62bとからなるテンションローラ対62は、従動ローラ62bが図示しない付勢手段によってその周面を駆動ローラ62aの周面に圧接されており、製版駆動手段124によって駆動ローラ62aが回転駆動されることによりマスタ64を挟持して搬送する。
駆動ローラ62aは、その周速度がプラテンローラ58の周速度よりも若干速く設定されていると共にその内部には図示しないトルクリミッタが設けられており、プラテンローラ58とテンションローラ対62との間においてマスタ64に対して所定の張力が付与されるように構成されている。
駆動ローラ62aは、その周速度がプラテンローラ58の周速度よりも若干速く設定されていると共にその内部には図示しないトルクリミッタが設けられており、プラテンローラ58とテンションローラ対62との間においてマスタ64に対して所定の張力が付与されるように構成されている。
マスタストック部61のマスタ搬送方向下流側には、それぞれ印刷装置本体11の図示しない側板に回転自在に支持された駆動ローラ63aと従動ローラ63bとからなる反転ローラ対63が配設されている。反転ローラ対63は、製版駆動手段124によって回転駆動される駆動ローラ63aと図示しない付勢手段によってこれに圧接配置された従動ローラ63bとによってマスタ64を挟持して搬送する。駆動ローラ63aの内部には図示しないワンウェイクラッチが設けられている。
また、テンションローラ対62と反転ローラ対63との間の部位には、図示しない可動マスタガイド板が配設されている。この可動マスタガイド板は図示しない支持部材に揺動自在に支持されており、図示しないソレノイドによってその上面がマスタ64の搬送路を構成する搬送位置と、マスタ64のマスタストック部61への進入を妨げない退避位置とに選択的に位置決めされる。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ67、給紙ローラ68、分離ローラ69、分離パッド70、レジストローラ対71等を有している。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ67、給紙ローラ68、分離ローラ69、分離パッド70、レジストローラ対71等を有している。
上面に多数の用紙Pを積載可能な給紙トレイ67は印刷装置本体11に上下動自在に支持されており、昇降手段を含む給紙駆動手段125(図5参照)によって上下動される。A3サイズの用紙Pを縦置き可能な給紙トレイ67の上面には、図示しないレール部材によって用紙搬送方向と直行する用紙幅方向に移動自在に支持された一対のサイドフェンス72が設けられている。
また、給紙トレイ67の自由端部側には、積載された用紙Pのサイズを検知する複数の用紙サイズ検知センサ73が設けられている。用紙サイズ検知手段として機能する用紙サイズセンサ73は、各センサの組み合わせによって用紙Pのサイズ及び向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
また、給紙トレイ67の自由端部側には、積載された用紙Pのサイズを検知する複数の用紙サイズ検知センサ73が設けられている。用紙サイズ検知手段として機能する用紙サイズセンサ73は、各センサの組み合わせによって用紙Pのサイズ及び向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
給紙トレイ67の上方には、表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ68が配設されている。給紙ローラ68は印刷装置本体11に揺動自在に支持された図示しないブラケットに回転自在に支持されており、給紙トレイ67が図示しない昇降手段によって上昇されたときに所定の圧接力で給紙トレイ67上の最上位の用紙Pに圧接する。給紙ローラ68は給紙駆動手段125によって回転駆動される。
給紙ローラ68の左方には、表面にそれぞれ高摩擦抵抗部材を有する分離ローラ69と分離パッド70とが配設されている。分離ローラ69はタイミングベルト69aを介して給紙ローラ68に駆動連結されており、給紙ローラ68の回転駆動時にこれと同期して同方向に回転駆動される。分離パッド70は図示しない付勢手段の付勢力によって分離ローラ69に圧接されている。
分離ローラ69及び分離パッド70の左方にはレジストローラ対71が配設されている。駆動ローラ71aと従動ローラ71bとからなるレジストローラ対71は、給紙駆動手段125に含まれる図示しないレジストローラ駆動モータによって駆動ローラ71aが印刷ドラム12と同期した所定のタイミングで回転し、駆動ローラ71aに圧接された従動ローラ71bとによって用紙Pを印刷部2に向けて所定のタイミングで給送する。
分離ローラ69及び分離パッド70の左方にはレジストローラ対71が配設されている。駆動ローラ71aと従動ローラ71bとからなるレジストローラ対71は、給紙駆動手段125に含まれる図示しないレジストローラ駆動モータによって駆動ローラ71aが印刷ドラム12と同期した所定のタイミングで回転し、駆動ローラ71aに圧接された従動ローラ71bとによって用紙Pを印刷部2に向けて所定のタイミングで給送する。
印刷部2の左上方には排版部5が配設されている。排版部5は、上排版部材74、下排版部材75、排版ボックス76、圧縮板77等を有している。
上排版部材74は、駆動ローラ78、従動ローラ79、無端ベルト80等を有し、排版駆動手段126(図5参照)によって駆動ローラ78が図の時計回り方向に回転駆動されることにより無端ベルト80が図1の矢印方向に移動する。
下排版部材75は、駆動ローラ81、従動ローラ82、無端ベルト83等を有し、駆動ローラ78を回転駆動する排版駆動手段126の駆動力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達されることで駆動ローラ81が図の反時計回り方向に回転駆動されることにより、無端ベルト83が図1の矢印方向に移動する。
また、下排版部材75は排版駆動手段126に含まれる図示しない移動手段によって移動自在に設けられており、図に示す位置と従動ローラ82の外周面上に位置する無端ベルト83が印刷ドラム12の外周面に当接する位置とを選択的に占める。
上排版部材74は、駆動ローラ78、従動ローラ79、無端ベルト80等を有し、排版駆動手段126(図5参照)によって駆動ローラ78が図の時計回り方向に回転駆動されることにより無端ベルト80が図1の矢印方向に移動する。
下排版部材75は、駆動ローラ81、従動ローラ82、無端ベルト83等を有し、駆動ローラ78を回転駆動する排版駆動手段126の駆動力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達されることで駆動ローラ81が図の反時計回り方向に回転駆動されることにより、無端ベルト83が図1の矢印方向に移動する。
また、下排版部材75は排版駆動手段126に含まれる図示しない移動手段によって移動自在に設けられており、図に示す位置と従動ローラ82の外周面上に位置する無端ベルト83が印刷ドラム12の外周面に当接する位置とを選択的に占める。
内部に使用済みマスタを貯容する排版ボックス76は、印刷装置本体11に対して着脱自在に設けられている。上排版部材74と下排版部材75とによって運ばれた使用済みマスタを排版ボックス76の内部に押し込む圧縮板77は印刷装置本体11に上下動自在に支持されており、排版駆動手段126に含まれる図示しない昇降手段によって上下動される。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪84、排紙搬送部材85、排紙トレイ86等を有している。
剥離爪84は印刷ドラム12の幅方向に複数配置され、印刷装置本体11に揺動自在に支持された支軸にそれぞれ一体的に取り付けられている。複数の剥離爪84は図示しない爪揺動手段によって揺動され、その先端が印刷ドラム12の周面に近接する図に示す位置と、クランパ19等の障害物を回避するためにその先端が印刷ドラム12の外周面から離間する位置とを選択的に占める。図示しない爪揺動手段は、印刷ドラム駆動手段121からの駆動力を図示しない駆動力伝達手段により伝達され、印刷ドラム12の回転と同期して剥離爪84を揺動させる。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪84、排紙搬送部材85、排紙トレイ86等を有している。
剥離爪84は印刷ドラム12の幅方向に複数配置され、印刷装置本体11に揺動自在に支持された支軸にそれぞれ一体的に取り付けられている。複数の剥離爪84は図示しない爪揺動手段によって揺動され、その先端が印刷ドラム12の周面に近接する図に示す位置と、クランパ19等の障害物を回避するためにその先端が印刷ドラム12の外周面から離間する位置とを選択的に占める。図示しない爪揺動手段は、印刷ドラム駆動手段121からの駆動力を図示しない駆動力伝達手段により伝達され、印刷ドラム12の回転と同期して剥離爪84を揺動させる。
剥離爪84の下方であって切換部材10の左方に配設された排紙搬送部材85は、駆動ローラ87、従動ローラ88、無端ベルト89、吸引ファン90等を有している。コロ状の駆動ローラ87は図示しないユニット側板に回転自在に支持された図示しない支軸に所定の間隔で複数取り付けられており、排紙駆動手段127(図5参照)によってそれぞれ一体的に回転駆動される。
従動ローラ88も同側板に回転自在に支持された図示しない支軸に各駆動ローラ87と等間隔で複数設けられており、各駆動ローラ87及びこれと対応する各従動ローラ88には複数の孔を有する無端ベルト89がそれぞれかけ渡されている。駆動ローラ87、従動ローラ88、無端ベルト89の下方には吸引ファン90が配設されている。排紙搬送部材85は、吸引ファン90の吸引力によって各無端ベルト89上に印刷用紙Pを吸引し、各駆動ローラ87の回転によって印刷用紙Pを図1の矢印方向に搬送する。
排紙搬送部材85によって搬送された印刷用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ86は、用紙搬送方向に移動自在な1個のエンドフェンス91と、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス92とを有している。
従動ローラ88も同側板に回転自在に支持された図示しない支軸に各駆動ローラ87と等間隔で複数設けられており、各駆動ローラ87及びこれと対応する各従動ローラ88には複数の孔を有する無端ベルト89がそれぞれかけ渡されている。駆動ローラ87、従動ローラ88、無端ベルト89の下方には吸引ファン90が配設されている。排紙搬送部材85は、吸引ファン90の吸引力によって各無端ベルト89上に印刷用紙Pを吸引し、各駆動ローラ87の回転によって印刷用紙Pを図1の矢印方向に搬送する。
排紙搬送部材85によって搬送された印刷用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ86は、用紙搬送方向に移動自在な1個のエンドフェンス91と、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス92とを有している。
印刷装置本体9の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、原稿を載置するコンタクトガラス93、コンタクトガラス93に対して接離自在に設けられた圧板94、原稿画像を走査して読み取る反射ミラー95、96、97、98及び蛍光灯99、走査された原稿画像を集束するレンズ100、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ101、原稿のサイズを検知する複数の原稿サイズ検知センサ102等を有しており、原稿画像の読取動作は読取駆動手段128(図5参照)の作動によって行われる。
原稿サイズ検知手段として機能する原稿サイズセンサ102は、各センサの組み合わせによって原稿のサイズ及び向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
原稿サイズ検知手段として機能する原稿サイズセンサ102は、各センサの組み合わせによって原稿のサイズ及び向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
また、図1に示すように、印刷ドラム12を構成する図示しないフランジの外面には位相タイミング検知板133が取り付けられており、印刷ドラム12の周囲近傍には印刷装置本体11に取り付けられたホームポジションセンサ134が配設されている。
ホームポジションセンサ134は、クランパ19がプレスローラ13と対向する位置を印刷ドラム12が占めたときに位相タイミング検知板133を検知して後述する制御手段129に向けて信号を出力する。
ホームポジションセンサ134は、クランパ19がプレスローラ13と対向する位置を印刷ドラム12が占めたときに位相タイミング検知板133を検知して後述する制御手段129に向けて信号を出力する。
図5は、両面印刷装置1に用いられる制御手段のブロック図を示している。同図において制御手段129は、内部にCPU130、ROM131、RAM132を有する周知のマイクロコンピューターであり、印刷装置本体11の内部に設けられている。
CPU130は、操作パネル103からの各種信号及び印刷装置本体11に設けられた各種センサからの検知信号及びROM131から呼び出された動作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40及び搬送部材駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御し、両面印刷装置1全体の動作を制御する。
ROM131には両面印刷装置1全体の動作プログラムが記憶されており、この動作プログラムはCPU130によって適宜呼び出される。RAM132は、CPU130の計算結果を一時的に記憶する機能、操作パネル103上の各種キー及び各種センサから設定及び入力されたデータ信号及びオン・オフ信号を随時記憶する機能等を有している。また制御手段129は、ホームポジションセンサ134からのホームポジション信号と、印刷ドラム駆動手段121に設けられた図示しないエンコーダからの信号とに基づいて、印刷ドラム12の位置の把握も行っている。図5に示す制御手段129と図7に示す制御手段129は同じもので、それぞれ別の観点からのブロック図である。図7において、「PSU」はパワーサプライユニットを示している。
CPU130は、操作パネル103からの各種信号及び印刷装置本体11に設けられた各種センサからの検知信号及びROM131から呼び出された動作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40及び搬送部材駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御し、両面印刷装置1全体の動作を制御する。
ROM131には両面印刷装置1全体の動作プログラムが記憶されており、この動作プログラムはCPU130によって適宜呼び出される。RAM132は、CPU130の計算結果を一時的に記憶する機能、操作パネル103上の各種キー及び各種センサから設定及び入力されたデータ信号及びオン・オフ信号を随時記憶する機能等を有している。また制御手段129は、ホームポジションセンサ134からのホームポジション信号と、印刷ドラム駆動手段121に設けられた図示しないエンコーダからの信号とに基づいて、印刷ドラム12の位置の把握も行っている。図5に示す制御手段129と図7に示す制御手段129は同じもので、それぞれ別の観点からのブロック図である。図7において、「PSU」はパワーサプライユニットを示している。
次に、図20乃至図22に基づいて第2の実施形態を説明する。
なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
図20に示すように、本実施形態では、全原稿の画像情報を格納する画像メモリ115を有し、該画像メモリ115より最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
印刷装置本体11に、排紙トレイ86に積載された印刷用紙P1を反転させずにそのままソートする水平積載式のソータ210が連結されている場合、通常の製版方式で製版して両面印刷したときは、図21(a)に示すように、裏面画像202を上にしたままでソータ収納ビン210aに積載されるため、ページ順は下から上に向かって大きくなる。従って、オペレータは印刷終了後各ソータ収納ビン210aの印刷物を取り出して逆さまにしなければならない。
なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
図20に示すように、本実施形態では、全原稿の画像情報を格納する画像メモリ115を有し、該画像メモリ115より最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
印刷装置本体11に、排紙トレイ86に積載された印刷用紙P1を反転させずにそのままソートする水平積載式のソータ210が連結されている場合、通常の製版方式で製版して両面印刷したときは、図21(a)に示すように、裏面画像202を上にしたままでソータ収納ビン210aに積載されるため、ページ順は下から上に向かって大きくなる。従って、オペレータは印刷終了後各ソータ収納ビン210aの印刷物を取り出して逆さまにしなければならない。
画像メモリ115は画像読取部7やADFで読み取った原稿の画像データを一時保存できるようになっており、一時保存時の画像メモリ115のアドレスは読み取りデータ順に決まっている。
両面モード時の原稿読み取り時は、画像メモリ115に両面印刷用の原稿毎に読み取ったデータを一時保存するようになっている。例えば、印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA4縦の原稿を複数枚セットした場合には、A4縦の原稿毎に画像メモリ115にデータを一時保存する。
印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA3横の原稿(両面1枚原稿)を複数枚セットした場合には、A4縦原稿毎に読み取って、A4縦の原稿毎に画像メモリ115にデータを一時保存する。図22にADFで第1の画像原稿206と第2の画像原稿207をセットして読み取る状態を示す。
両面モード時の原稿読み取り時は、画像メモリ115に両面印刷用の原稿毎に読み取ったデータを一時保存するようになっている。例えば、印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA4縦の原稿を複数枚セットした場合には、A4縦の原稿毎に画像メモリ115にデータを一時保存する。
印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA3横の原稿(両面1枚原稿)を複数枚セットした場合には、A4縦原稿毎に読み取って、A4縦の原稿毎に画像メモリ115にデータを一時保存する。図22にADFで第1の画像原稿206と第2の画像原稿207をセットして読み取る状態を示す。
本実施形態では、初めに原稿の全てを読み取って画像メモリ115に一時保存し、水平積載式のソータ210のソータ収納ビン210aに積載された印刷用紙P1の一番下が最後のページになるように、画像メモリ115に格納されたメモリ画像の中からページ数の大きい最後のページより2ページ毎に読み出して製版する。
製版順序は、図15で示したのと同じように、最終ページ(第2の画像、偶数ページ)、最終ページより1つ少ないページ(第1の画像、奇数ページ)の順に製版する。残りのページも同様に製版する。
このように製版されたマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、図21(b)に示すように、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が最終ページとなる。従って、オペレータは印刷終了後印刷物を逆さまにする労力を要しない。手作業のソートにおいても第1の実施形態と同様に逆さまにする労力を要しない。
製版順序は、図15で示したのと同じように、最終ページ(第2の画像、偶数ページ)、最終ページより1つ少ないページ(第1の画像、奇数ページ)の順に製版する。残りのページも同様に製版する。
このように製版されたマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、図21(b)に示すように、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が最終ページとなる。従って、オペレータは印刷終了後印刷物を逆さまにする労力を要しない。手作業のソートにおいても第1の実施形態と同様に逆さまにする労力を要しない。
画像メモリ115に格納されたメモリ画像の中からページ数の大きい最後のページより2ページ毎に読み出し、ページ数の小さい第1の画像から製版し、カム板を制御してページ数の大きい第2の画像から印刷するようにしても、図21(b)に示したのと同様の印刷物の状態を得ることができる。
画像メモリ115に格納するための全原稿の画像情報の入手は、ADFや画像読取部7での原稿セット読み取りによるものに限られない。図20に示すように、装置本体11にオンライン接続されたPC(パーソナルコンピュータ)112から画像データを得るようにしてもよい。PC112は、印刷装置本体11の外部に設けられた出力手段である。
オンラインPC112からの画像データ出力による製版の場合は、PCコントローラ113及びビデオインターフェース114を介して1ページ目から順次送信されてくる。
印刷装置本体11の外部に設けられた出力手段としては、他に、光(IrDA等)や電波(Bluetooth、無線LAN等)等による無線通信により通信・接続された外部接続機器(ホストコンピュータ等)がある。
画像メモリ115に格納するための全原稿の画像情報の入手は、ADFや画像読取部7での原稿セット読み取りによるものに限られない。図20に示すように、装置本体11にオンライン接続されたPC(パーソナルコンピュータ)112から画像データを得るようにしてもよい。PC112は、印刷装置本体11の外部に設けられた出力手段である。
オンラインPC112からの画像データ出力による製版の場合は、PCコントローラ113及びビデオインターフェース114を介して1ページ目から順次送信されてくる。
印刷装置本体11の外部に設けられた出力手段としては、他に、光(IrDA等)や電波(Bluetooth、無線LAN等)等による無線通信により通信・接続された外部接続機器(ホストコンピュータ等)がある。
図23に基づいて第3の実施形態を説明する。
原稿の枚数が奇数枚の場合には、画像メモリ115に格納されたメモリ画像の中からページ数の大きい最後のページより2ページ毎に読み出して製版する方式では、最後のメモリ読み出しが単ページとなり、原稿の表裏が合わなくなる。
本実施形態では、制御手段129は読み取った全原稿のページ数を判断し、最終ページが奇数ページの場合には、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とする。
図23に示すように、マスタ64にはまずダミ−データによる空白の第2の画像(裏面画像)211が製版され(実質的無製版)、次に本来の最終ページ画像としての表面画像201(第1の画像)が製版される。
このように製版されたマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が空白ページとなる。手作業のソートにおいても第1の実施形態と同様に逆さまにする労力を要しない。
原稿の枚数が奇数枚の場合には、画像メモリ115に格納されたメモリ画像の中からページ数の大きい最後のページより2ページ毎に読み出して製版する方式では、最後のメモリ読み出しが単ページとなり、原稿の表裏が合わなくなる。
本実施形態では、制御手段129は読み取った全原稿のページ数を判断し、最終ページが奇数ページの場合には、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とする。
図23に示すように、マスタ64にはまずダミ−データによる空白の第2の画像(裏面画像)211が製版され(実質的無製版)、次に本来の最終ページ画像としての表面画像201(第1の画像)が製版される。
このように製版されたマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が空白ページとなる。手作業のソートにおいても第1の実施形態と同様に逆さまにする労力を要しない。
図24に基づいて第4の実施形態を示す。
本実施形態では、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する2面式画像メモリ116を有しており、該2面式画像メモリ116から画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
印刷装置本体11に後処理手段として反転積載式のソータ208が連結されている場合、通常の製版方式で複数ページの原稿を両面印刷したとき、図19(a)に示したように、排紙トレイ86上で上になっていた裏面画像202は反転するので、印刷用紙P1はソータ収納ビン208a上に偶数ページ目を下にして積載される。このため、ページの順番が表裏ずれてページ順にソートできない。
本実施形態では画像読取部7やADFで読み取った原稿のデータを2面式画像メモリ116に一時保存する。一時保存時のアドレスは読み取りデータ順に決まっている。両面モード時の原稿読み取り時は、2面式画像メモリ116に表面画像データと、裏面画像データが一時保存される。
本実施形態では、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する2面式画像メモリ116を有しており、該2面式画像メモリ116から画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
印刷装置本体11に後処理手段として反転積載式のソータ208が連結されている場合、通常の製版方式で複数ページの原稿を両面印刷したとき、図19(a)に示したように、排紙トレイ86上で上になっていた裏面画像202は反転するので、印刷用紙P1はソータ収納ビン208a上に偶数ページ目を下にして積載される。このため、ページの順番が表裏ずれてページ順にソートできない。
本実施形態では画像読取部7やADFで読み取った原稿のデータを2面式画像メモリ116に一時保存する。一時保存時のアドレスは読み取りデータ順に決まっている。両面モード時の原稿読み取り時は、2面式画像メモリ116に表面画像データと、裏面画像データが一時保存される。
例えば、印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA4縦サイズの原稿を複数枚セットした場合には、A4縦原稿毎に2面式画像メモリ116にデータを一時保存する。また、印刷用紙PのサイズがA4縦で、ADFにA3横の原稿(両面1枚原稿)を複数枚セットした場合には、A4縦原稿毎に読み取って、A4縦の原稿毎に2面式画像メモリ116にデータを一時保存する。
印刷用紙PのサイズがA4縦で、画像読取部7のコンタクトガラス93上に2枚の原稿を並べてセットした場合は、A4縦原稿毎に2面式画像メモリ116にデータを一時保存する。
両面原稿を製版するときには、一時保存時の2面式画像メモリ116からまず裏面画像データを呼び出して製版し、所定の間隔204を設けた後表面画像データを呼び出して製版する。製版後制御手段129は2面式画像メモリ116に格納された画像を消去して次の読み取り動作に備える。
印刷用紙PのサイズがA4縦で、画像読取部7のコンタクトガラス93上に2枚の原稿を並べてセットした場合は、A4縦原稿毎に2面式画像メモリ116にデータを一時保存する。
両面原稿を製版するときには、一時保存時の2面式画像メモリ116からまず裏面画像データを呼び出して製版し、所定の間隔204を設けた後表面画像データを呼び出して製版する。製版後制御手段129は2面式画像メモリ116に格納された画像を消去して次の読み取り動作に備える。
このように製版されたマスタ64で両面印刷を行った場合、両面印刷済みの印刷用紙P1は表面画像(奇数ページ)を上にして排紙トレイ86に積載されるので、反転積載式のソータ208でソートする場合、ページの順番が表裏ずれるという不具合は解消される。
この方式では、原稿の枚数に拘わらず、2面式画像メモリ116のメモリサイズは両面用に原稿2枚分あればよい。本実施形態では両面印刷時の最大サイズがA4縦であるため、メモリサイズはAサイズのメモリが2枚分あればよい。
2面式画像メモリ116から、ページ数の小さい第1の画像、ページ数の大きい第2の画像の順に呼び出して製版し、カム板を制御してページ数の大きい第2の画像から印刷するようにしても同様のソート機能を得ることができる。
原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、図23で示したのと同様に、制御手段129は最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミデータを第2の画像とする。
この方式では、原稿の枚数に拘わらず、2面式画像メモリ116のメモリサイズは両面用に原稿2枚分あればよい。本実施形態では両面印刷時の最大サイズがA4縦であるため、メモリサイズはAサイズのメモリが2枚分あればよい。
2面式画像メモリ116から、ページ数の小さい第1の画像、ページ数の大きい第2の画像の順に呼び出して製版し、カム板を制御してページ数の大きい第2の画像から印刷するようにしても同様のソート機能を得ることができる。
原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、図23で示したのと同様に、制御手段129は最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミデータを第2の画像とする。
自動的に原稿読み取りの搬送を行うためにADFを用いるが、ADFには「ページ順読み取り方式」や「逆ページ読み取り方式」があり、原稿の送り方が異なる。
また、ソータにおいても同様に、「水平積載方式」や「反転積載方式」などがある。
例えば、ADFに「ページ順読み取り方式」を、ソータに「反転積載方式」を使用した場合には、ソータのソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が原稿1枚目の表面画像になるように、1枚目の原稿を読み取って裏面画像データを製版し、所定の間隔を設けた後2枚目の原稿を読み取って表面画像データを製版する。
このマスタを用いて両面印刷を行うと、表面画像を上にして排出される。排出された印刷用紙はソータで反転され、ソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が最初のページの表面画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
また、ソータにおいても同様に、「水平積載方式」や「反転積載方式」などがある。
例えば、ADFに「ページ順読み取り方式」を、ソータに「反転積載方式」を使用した場合には、ソータのソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が原稿1枚目の表面画像になるように、1枚目の原稿を読み取って裏面画像データを製版し、所定の間隔を設けた後2枚目の原稿を読み取って表面画像データを製版する。
このマスタを用いて両面印刷を行うと、表面画像を上にして排出される。排出された印刷用紙はソータで反転され、ソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が最初のページの表面画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
例えば、ADFに「逆ページ読み取り方式」を、ソータに「水平積載方式」を使用した場合、ソータのソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番上が原稿1枚目の表面画像になるように、最終原稿を読み取って裏面画像データを製版し、所定の間隔を設けた後次の原稿を読み取って表面画像データを製版する。
このマスタを用いて両面印刷を行うと表面画像を上にして排出される。排出された印刷用紙はソータに搬送されると、ソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が最後のページの裏面画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
このマスタを用いて両面印刷を行うと表面画像を上にして排出される。排出された印刷用紙はソータに搬送されると、ソータ収納ビンに積載された印刷用紙の一番下が最後のページの裏面画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
そこで、原稿の読み取り方式(ADFの種類等)、両面印刷後の仕分け方式(ソータの種類等)と、上述した、第1の画像と第2の画像の製版順序及び第1の画像と第2の画像の印刷順序との最適な関係をROM131に予め記憶しておき、ADFの種類が自動検知され又は操作パネル103により設定され、あるいはソータの種類が自動検知され又は操作パネル103により設定された場合、制御手段129はこれに対応した最適な製版順序及び印刷順序を選択して制御する構成としてもよい(第5の実施形態)。
3 製版手段としての製版部
7 画像読取手段としての画像読取部
9 再給紙手段
11 印刷装置本体
12印刷ドラム
64 マスタ
112 出力手段としてのPC
115 画像メモリ
116 画像メモリとしての2面式画像メモリ
129 製版制御手段としての制御手段
201 第1の画像としての表面画像
202 第2の画像としての裏面画像
208 仕分け手段としての反転積載式のソータ
210 仕分け手段としての水平積載式のソータ
7 画像読取手段としての画像読取部
9 再給紙手段
11 印刷装置本体
12印刷ドラム
64 マスタ
112 出力手段としてのPC
115 画像メモリ
116 画像メモリとしての2面式画像メモリ
129 製版制御手段としての制御手段
201 第1の画像としての表面画像
202 第2の画像としての裏面画像
208 仕分け手段としての反転積載式のソータ
210 仕分け手段としての水平積載式のソータ
Claims (13)
- 画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
上記画像読取手段に並べてセットされた第1の画像原稿と第2の画像原稿を、第2の画像原稿から先に読み取りながら第2の画像、第1の画像の順に製版するように制御する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
第1の画像原稿から順に読み取りながら第1の画像、第2の画像の順に製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1又は2記載の両面印刷装置において、
両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする両面印刷装置。 - 原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリより最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出しページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
全原稿の画像情報を格納する画像メモリと、両面製版時上記画像メモリから最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項4又は5記載の両面印刷装置において、
全原稿枚数が奇数の場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項4乃至6のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、
両面印刷を終えて排出された印刷用紙をそのままの状態で仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項4乃至7のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、
全原稿の画像情報が、印刷装置本体の外部に設けられた出力手段により出力されることを特徴とする両面印刷装置。 - 画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する画像メモリと、該画像メモリから画像情報を抽出してページ数の小さい第1の画像から製版する製版制御手段を有し、ページ数の大きい第2の画像から印刷することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項9又は10記載の両面印刷装置において、
原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、上記製版制御手段は、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とすることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項9乃至11のうちの何れか1つに記載の両面印刷装置において、
両面印刷を終えて排出された印刷用紙を反転させて仕分けする仕分け手段を有していることを特徴とする両面印刷装置。 - 原稿の画像情報に基づいて製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、接離自在な押圧部材で印刷用紙を上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の印刷用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、
原稿の読み取り方式又は両面印刷後の仕分け方式に応じて、第1の画像と第2の画像の製版順序及び第1の画像と第2の画像の印刷順序を適合させる制御手段を有していることを特徴とする両面印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003398933A JP2005153456A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 両面印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003398933A JP2005153456A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 両面印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005153456A true JP2005153456A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34723629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003398933A Pending JP2005153456A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 両面印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005153456A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143057A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2010155436A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Riso Kagaku Corp | 両面印刷装置 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003398933A patent/JP2005153456A/ja active Pending
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