JP2005153439A - 射出成形用金型装置 - Google Patents

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Seiji Sakanashi
清二 坂梨
Kazuhiro Nakakuma
和博 中熊
Hiroaki Isobe
洋昭 磯部
Teisho Suga
禎昭 菅
Kazuyuki Takahara
和幸 高原
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Abstract

【課題】 車両1台分の樹脂成形品を1回の射出成形で得られる射出成形用金型装置を提供する。
【解決手段】 切り替えバルブVを所定向きに操作した場合には、溶融樹脂は流路8a、分岐ランナ8,9,10を介してキャビティ4,5,6に供給され、左右のシュラウドと1機種分のリヤフェンダが同時に成形される。そして、切り替えバルブ8を反対方向に操作することで、溶融樹脂は分岐ランナ8,9,11を介してキャビティ4,5,7に供給され、左右のシュラウドと前記とは別機種分のリヤフェンダが同時に成形される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂製品の射出成形用金型装置のうち特に車両用樹脂製品の射出成形用金型装置に関する。
1つの金型に複数のキャビティを形成し、分岐ランナを介して各キャビティに溶融樹脂を送り込んで、同時に複数の樹脂製品を成形する技術が特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、各キャビティにつながるそれぞれの分岐ランナに計量機構と押出ノズルを設け、個々のキャビティ毎に圧縮成形を行えるようにした成形装置が開示されている。
特許文献2には、2つのキャビティを備える金型装置において、先ず一方のキャビティに溶融樹脂を充填し、この後バルブを切り替えて他方のキャビティに溶融樹脂を充填することで、トータルでのキャビティ内圧力を下げる提案がなされている。
特許文献3には、キャビティに隣接するゲートランナに、溶融樹脂のキャビティ内への流れを遮断する流路遮断手段を設け、この流路遮断手段を操作することで各キャビティへの溶融樹脂の完了が同時になるようにした内容が開示されている。
特許文献4には、各キャビティに筒状ポットを付設し、この筒状ポットにプランジャを設け、このプランジャによって成形用材料をキャビティ内に加圧注入することで、高品質の製品を得ることが開示されている。
特開平6−114867号公報 特開平7−290485号公報 特開平9−104037号公報 特開2003−103572号公報
従来にあっては、同じ形状の製品を1つの金型装置でできるだけ多く成形することで生産効率の向上を図っているし。しかしながら、自動二輪車などの車輌にあっては、特有の問題を有する。
即ち、自動二輪車などは使用目的などに合わせて多くの機種が存在し、各機種ごとにデザインも異なる。このため、外から見える箇所に用いる樹脂製品は機種ごとに異なる固有の部材が多く、また目に付かない箇所に用いる樹脂製品は機種が異なっても共通の部材を用いる場合が多い。
このような場合、従来にあっては、固有の部材を成形する金型装置と共通の部材を成形する金型装置を用意しているため、金型装置の数が多くなってしまう。また、1つの金型に異なる固有の部材を成形するキャビティを複数設け、切り替えバルブで必要なキャビティのみに溶融樹脂を送り込むことも考えられるが、この場合には共通の部材と固有の部材の数の管理が面倒になる。
更に、複数の異なる形状のキャビティに同時に溶融樹脂を送り込む場合、キャビティに至る経路の流路抵抗等を同じにすると、各キャビティごとに充填終了時がずれ、圧力不足や過大な圧力がキャビティに作用し、成形不良を起こすことが考えられる。
上記の課題を解決するため、本発明に係る車両用樹脂製品の射出成形用金型装置は、機種に関係しない共通部品を成形するキャビティと、機種毎に異なる固有部品を成形するキャビティを備え、これらキャビティへの溶融樹脂の供給はメインランナから分岐ランナを介して行われ、前記メインランナから分岐ランナへの分岐部には切り替えバルブが設けられ、この切り替えバルブは前記共通部品を成形するキャビティへは常に溶融樹脂を供給し、前記固有部品を成形するキャビティへは何れか1つのキャビティのみに溶融樹脂を供給する構造とした。
上記構成とすることで1回の成形(ショット)で車両1台分の樹脂成形品が過不足なく得られる。
更に具体的な構成としては、前記共通部品を成形するキャビティ及び前記固有部品を成形するキャビティを対向して2個づつ設け、前記共通部品を成形するキャビティは左右のシュラウドを成形するキャビティとし、前記固有部品を成形するキャビティは異なる機種のリヤフェンダを成形するキャビティとすることが考えられる。
また、複数の異なる形状のキャビティに同時に溶融樹脂を送り込む場合、キャビティに至る経路の設計を工夫することで、成形不良を回避できる。具体的には、射出圧力は50〜70Mpa(好ましくは60〜63Mpa)、切り替えバルブから成形キャビティのゲートに至るまでの分岐ランナの距離は150〜250mm、分岐ランナのランド径は9〜12mm、ゲート幅は7〜12mmとする。
1ショットで1台の車輌分の樹脂成形品が過不足なく得られる。したがって、成形後に各車輌ごとに製品の仕分けを行う必要がなくなり製品管理が簡単になる。
また、各キャビティに至る経路の形状寸法を最適な範囲に設定することで、1つの金型に異なる形状のキャビティを複数個設け、これらキャビティに同時に溶融樹脂を送り込んでも、キャビティ内の圧力はほぼ一定になり、巣やバリなどの成形不良を避けることができる。
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る射出成形用金型装置の平面図、図2は同射出成形用金型装置の断面図であり、図示例では自動二輪車のシュラウド(エンジンへ冷却風を送り込むためのカバー)とリヤフェンダを同時に成形する例を示しているが、これに限るものではない。尚、実施例の場合にはシュラウドは機種に関係しない共通部品であり、リヤフェンダは機種毎に異なる固有部品である。
射出成形用金型装置1は上型2と下型3からなり、これら上型2と下型3を閉じた状態で型間に、左右のシュラウドを成形するキャビティ4,5と、異なる機種のリヤフェンダを成形するキャビティ6,7が形成される。
キャビティ4,5及びキャビティ6,7はそれぞれ対向位置に設けられ、これらキャビティ4〜7の略中央に切り替えバルブVを配設し、この切り替えバルブVから各キャビティ4〜7まで分岐ランナ8,9,10,11が形成され、各分岐ランナ8,9,10,11の途中には、単品取り用の入子12,13,14,15を設け、更に各分岐ランナ8,9,10,11の先端部はキャビティへのゲート8a,9a,10a,11aとなっている。
ここで、上下のリヤフェンダを成形するキャビティ6,7よりも左右のシュラウドを成形するキャビティ4,5の方が容積が大きく、またキャビティ6,7につながる分岐ランナ10,11よりもキャビティ4,5につながる分岐ランナ8,9の方が長く、更にゲートからキャビティ端までの距離もキャビティ4,5の方が大きい。尚、分岐ランナの長さは製品形状に依存し、本実施例の場合は金型全体のバランスから分岐ランナ8,9の方を長くしている。
その結果、分岐ランナ8〜11の径を全て等しくするとキャビティ4,5の成形圧力が不足してしまう。そこで、本発明では全てのゲート8a,9a,10a,11aでの圧力が適正値である50〜70Mpaとなるようにランド径、距離、ゲート幅を設定した。
以下の(表)はゲート圧とランド径、距離、ゲート幅について解析した結果を示すものであり、適正なゲート圧力の範囲にするには、ランド径は9〜12mm、距離は150〜250mm、ゲート幅は7〜12mmが好ましい。
分岐ランナ8〜11の距離については全て等しいことが好ましいが、製品形状などを考慮すると、全て等しくできない場合も考えられ、この場合でも距離の差は100mm以内とする必要がある。
ゲート幅については狭くすると圧力不足を生じ、また大きくするとマシンの圧力限界を超えてしまうため7〜12mmとする必要がある。
そして、上記分岐ランナ8〜11の距離、ゲート幅の範囲内でゲート圧力を適正値に収めるには、ランド径は9〜12mmとしなければならない。
また、切り替えバルブVには図3に示すように、T字状の流路Vaが形成されており、切り替えバルブVを図3(a)に示す向きに操作した場合には、溶融樹脂は流路8a、分岐ランナ8,9,10を介してキャビティ4,5,6に供給され、左右のシュラウドと1機種分のリヤフェンダが同時に成形される。そして、切り替えバルブ8を図3(b)に示す向きに操作することで、溶融樹脂は分岐ランナ8,9,11を介してキャビティ4,5,7に供給され、左右のシュラウドと前記とは別機種分のリヤフェンダが同時に成形される。
本発明に係る射出成形用金型装置の平面図 同射出成形用金型装置の断面図 (a)及び(b)は切り替えバルブの作用を説明した図
符号の説明
1…射出成形用金型装置、2…上型、3…下型、4,5…左右のシュラウドを成形するキャビティ、6,7…異なる機種のリヤフェンダを成形するキャビティ、8,9,10,11…分岐ランナ、8a,9a,10a,11a…ゲート、12,13,14,15…単品取り用の入子、V…切り替えバルブ、Va…流路。

Claims (2)

  1. 車両用樹脂製品の射出成形用金型装置であって、この金型装置は機種に関係しない共通部品を成形するキャビティと、機種毎に異なる固有部品を成形するキャビティを備え、これらキャビティへの溶融樹脂の供給はメインランナから分岐ランナを介して行われ、前記メインランナから分岐ランナへの分岐部には切り替えバルブが設けられ、この切り替えバルブは前記共通部品を成形するキャビティへは常に溶融樹脂を供給し、前記固有部品を成形するキャビティへは何れか1つのキャビティのみに溶融樹脂を供給する構造になっていることを特徴とする射出成形用金型装置。
  2. 請求項1に記載の射出成形用金型装置において、前記共通部品を成形するキャビティ及び前記固有部品を成形するキャビティは対向して2個づつ設けられ、前記共通部品を成形するキャビティは左右のシュラウドを成形するキャビティであり、前記固有部品を成形するキャビティは異なる機種のリヤフェンダを成形するキャビティであることを特徴とする射出成形用金型装置。

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