JP2005153438A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インク吐出ヘッドと、このインク吐出ヘッドにインクを供給するためのインク供給機構と、少なくとも、コンクインク補充機構とを備えた静電濃縮型インクジェット記録装置において、前記インク補充機構内に貯溜される補充用コンクインクの攪拌機構を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
【選択図】 図1
Description
本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、色材を含む帯電した微粒子(以下、色材粒子という)をキャリア溶媒(分散媒)に分散してなるインクを用い、このインクに静電力を作用させることによりインク液滴を吐出する、静電式のインクジェット記録装置である。
記録媒体Pの保持手段12は、記録前の記録媒体Pを保持する給紙トレイ30と、フィードローラ32と、記録後の記録媒体Pを保持する排出トレイ34とを備えている。
また、フィードローラ32は、上述の装填部に装填された給紙トレイ30の取り出し部に対応して配置される略半月形状のローラである。
記録後の記録媒体Pは、搬送手段14により搬送されて排出部から排出され、排出トレイ34内に順次積層される形で収容される。
フィードローラ32により給紙トレイ30から取り出された記録媒体Pは、次いで、搬送ローラ対36により挟持搬送され、搬送ベルト38表面の帯電装置44(スコロトロン帯電器44a)に対面する所定の位置に供給される。
図示例においては、ベルトローラ40bは接地されており、これに従って、搬送ベルト38の裏面を介して、ベルトローラ40aおよび40c、並びに導電性プラテン42も接地されている。これにより、搬送ベルト38の、後述する画像記録手段16(ヘッドユニット60)に対向する位置は、静電式のインクジェットにおいて、インク液滴を吐出させる制御電極の対向電極として機能する。
上述の画像記録手段16の下流には、下流に向かって、除電装置46,分離爪48,ガイド50および定着ローラ対52が配置される。
記録後の記録媒体Pは、コロトロン除電器46aにより除電される。これにより、記録媒体Pを、搬送ベルト38から分離し易くなる。
定着ローラ対52は、少なくとも一方がヒートローラとなっているローラ対である。記録媒体Pは、定着ローラ対52により挟持搬送されつつ、静電式のインクジェットによって記録された画像が加熱定着される。画像が定着された記録媒体Pは、定着ローラ対52によって排出部から排出され、排出トレイ34内に、順次、積層される。
画像記録手段16は、静電式のインクジェットによって、記録媒体Pに画像記録を行うものであり、ヘッドユニット60と、ヘッドドライバ62と、記録媒体Pの位置検出器64とを備えている。
従って、図示例のインクジェット記録装置10においては、C,M,YおよびKの各記録ヘッド70に、それぞれ、後述するインク循環手段18およびインク補充手段24が備えられている。図示例において、各色の記録ヘッド70に対するこれらの部位は、例えば、図2の紙面に垂直な方向に配列して、配置される。
ただし、本発明はこのようなラインヘッドを用いるものに限定はされず、記録媒体Pを断続的に搬送しつつ、この搬送に同期して、記録ヘッドを搬送方向と直交する方向に走査する、いわゆるシャトルタイプの記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置であってもよい。
本実施形態に係るインクジェット記録装置における画像記録手段16は、インクジェットを吐出する吐出ヘッド70,この吐出ヘッド70のインクの供給および回収を行うインク循環手段18およびインク補充手段24,図示されていないコンピュータ,RIP(Raster Image Processor)等の外部機器からの出力画像信号により吐出ヘッド70を駆動するヘッドドライバ62,記録媒体Pにおける画像(形成)記録位置を決定するために記録媒体Pを検出する記録媒体位置検出手段64により構成される。
また、吐出ヘッド70としてシャトルタイプのヘッドを用いる場合には、搬送ベルト38に記録媒体Pを保持させた状態で搬送ベルト38を回転させるとともに、吐出ヘッド70を、搬送ベルト38の幅方向に移動させて副走査を行う。なお、この場合の吐出ヘッド70の副走査方法は、吐出ヘッド70のノズル密度と描画解像力の関係,インターレースの方法等によって選択すればよい。
また、前述のインク循環手段18およびインク補充手段24は、吐出ヘッド70の各色の吐出ヘッドのインク流路にインク吐出に十分な量のインクを流すためのものであり、4色(C,M,Y,K)の各色のインクタンク(メインタンク),ポンプおよび補給用タンク等を有するものである。以下、これについて、図1をも用いて説明する。
なお、上述のような、希釈液またはコンクインクの補充を行う際の実施のタイミングあるいはその際の補充量の決定については、例えば、特開2002−120362号公報,同2002−331680号公報に開示されている技術が利用可能である。
なお、このようなキャリア液の固有電気抵抗の上限値は1016Ωcm程度であるのが望ましく、比誘電率の下限値は1.9程度であるのが望ましい。キャリア液の電気抵抗が上記範囲であるのが望ましい理由は、電気抵抗が低くなると、低電界下でのインクの吐出が悪くなるからであり、比誘電率が上記範囲であるのが望ましい理由は、誘電率が高くなると溶媒の分極により電界が緩和され、これにより形成されたドットの色が薄くなったり、滲みを生じたりするからである。
色材として用いる顔料としては、無機顔料、有機顔料を問わず、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用することができる。具体的には、例えば、カーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジアン、コバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ぺリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料、等の従来公知の顔料を特に限定なく用いることができる。
色材として用いる染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、アニリン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ペンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料、等の油溶性染料が好ましく例示される。
これらのうち、粒子形成の容易さの観点から、重量平均分子量が2,000〜1000,000の範囲内であり、かつ多分散度(重量平均分子量/数平均分子量)が、1.0〜5.0の範囲内であるポリマーが好ましい。さらに、前記定着の容易さの観点から、軟化点、ガラス転移点または、融点のいずれか1つが40℃〜120℃の範囲内にあるポリマーが好ましい。
荷電制御剤は、一例として、電子写真液体現像剤に用いられている各種のものが利用可能である。また、「最近の電子写真現像システムとトナー材料の開発・実用化」139〜148頁、電子写真学会編「電子写真技術の基礎と応用」497〜505頁(コロナ社、1988年刊)、原崎勇次「電子写真」16(No.2)、44頁(1977年)等に記載の各種の荷電制御剤も利用可能である。
また、色材粒子の荷電量は、好ましくは5〜200μC/g、より好ましくは10〜150μC/g、さらに好ましくは15〜100μC/gの範囲である。
P=100×(σ1−σ2)/σ1
ここで、σ1は、インクQの電気伝導度、σ2は、インクQを遠心分離器にかけた上澄みの電気伝導度である。電気伝導度は、LCRメーター(安藤電気(株)社製AG−4311)および液体用電極(川口電機製作所(株)社製LP−05型)を使用し、印加電圧5V、周波数1kHzの条件で測定を行った値である。また遠心分離は、小型高速冷却遠心機(トミー精工(株)社製SRX−201)を使用し、回転速度14500rpm、温度23℃の条件で30分間行った。
以上のようなインクQを用いることによって、荷電粒子の泳動が起こりやすくなり、濃縮しやすくなる。
また、インクQの表面張力は、15〜50mN/mの範囲が好ましく、より好ましくは15.5〜45mN/mさらに好ましくは16〜40mN/mの範囲である。表面張力をこの範囲とすることによって、吐出電極に印加する電圧が極端に高くならず、ヘッド周りにインクが漏れ広がり汚染することがない。
さらに、インクQの粘度は0.5〜5mPa・secが好ましく、より好ましくは0.6〜3.0mPa・sec、さらに好ましくは0.7〜2.0mPa・secである。
(1)色材あるいはさらに分散樹脂粒子をあらかじめ混合(混練)した後、必要に応じて分散剤を用いてキャリア液に分散し、荷電調整剤を加える方法。
(2)色材、あるいはさらに分散樹脂粒子および分散剤を、キャリア液に同時に添加して、分散し、荷電調整剤を加える方法。
(3)色材および荷電調整剤、あるいはさらに分散樹脂粒子および分散剤を、同時にキャリア液に添加して、分散する方法。
以下、それらの幾つかを説明する。
12 保持手段
14 搬送手段
16 画像記録手段
18 インク循環手段
20 溶媒回収手段
24 インク補充手段
26 筐体
30 給紙トレイ
32 フィードローラ
34 排出トレイ
36 搬送ローラ対
38 搬送ベルト
40(40a,40b,40c) ベルトローラ
42 導電性プラテン
44 帯電装置
46 除電装置
48 分離爪
50 ガイド
52 定着ローラ対
60 ヘッドユニット
62 ヘッドドライバ
64 一検出手段
70 記録ヘッド
80 メインタンク
82 インク供給路
84 インク回収路
86 希釈液タンク
88 コンクインクタンク
90 コンクインクタンク攪拌機構
92 補充量決定部
P 記録媒体
Claims (4)
- インク吐出ヘッドと、このインク吐出ヘッドにインクを供給するためのインク供給機構と、少なくとも、インク(コンクインク)補充機構とを備えた静電濃縮型インクジェット記録装置において、
前記インク補充機構内に貯溜される補充用コンクインクの攪拌機構を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記インク(コンクインク)補充機構に加えて、希釈液の補充機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記コンクインク補充機構もしくは希釈液補充機構からのコンクインクもしくは希釈液の補充量は、前記インク吐出ヘッドから吐出されたインクにより記録された記録画像形成に用いられたインク粒子の量に応じて決定されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク吐出ヘッドから吐出されたインクにより記録された記録画像形成に用いられたインク粒子の量は、画像記録のためのデータに基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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