JP2005152871A

JP2005152871A - 無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋

Info

Publication number: JP2005152871A
Application number: JP2003436064A
Authority: JP
Inventors: Kazuharu Sakai; 一治酒井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-11-26
Filing date: 2003-11-26
Publication date: 2005-06-16

Abstract

【課題】屋根、側部、床等全体を木造作りとした精米所小屋とし、無洗米（無研米とも言う）精米機を設置して、クレーン及びユニック車（トラック）で吊上げて載せ、各地どこにでも運搬し移動して下して設置できる無洗米（無研米）精米所小屋で、水で白米を研がなくてよいので、研汁を出さないでご飯が炊ける無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋を提供する。
【解決手段】全体を木造で作った精米所小屋とし、室内には客室、機械室、糠室を設ける。客室には、玄米投入口と無洗米（無研米）取出し口と操作盤を設ける。機械室には、上方に適度に傾向け研削送り部と摩擦部と、循環タンクを設けた無洗米（無研米）精米装置を設けた無洗米（無研米）精米機を設置し設ける。循環タンクの下方に落下口と開閉板を設ける。又、玄米投入口より張込昇降機、石抜タンク、精米昇降機を設ける。額室には、吸引ブロワとサイクロンを設けて水で白米を研がなくてもよい無洗米（無研米）精米できることを特徴とした無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋。
【選択図】図２

Description

この発明は、無洗米（無研米とも言う）精米機を設置した木造作りの小屋で、クレーン及びユニック付車で吊り上げ載せて各地どこにでも自由に運搬移動し下して設置できる低コストの無洗米（無研米）精米所小屋に関するものである。

従来、客が玄米を持って来て精米機に投入して白米に加工するコイン方式の精米小屋はあった。したがって、ご飯を炊く時は、その前に白米を水で研いで、その研汁は排水口より川等に流していた。
又、木造作りの精米小屋に無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋はなかった。
又、米を水で研がなくとも、米に水を入れて、すぐにご飯が炊ける無洗米（無研米）加工できる無洗米精米機はあったが、どうしても精米機自体が大きくなるので、クレーン及びユニック車（トラック等）で運搬できる小型の精米所小屋に無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋はなかった。
又、玄米を精米から研米まで一貫して連続加工して、水で研がずに水を加えるだけでご飯が炊ける無洗米（無研米）加工できる乾式精米及び研米加工装置がある。（特許文献１）。
特願２００２−第３２８９１３号公報

そのために、次のような問題点があった。
（イ）研汁を川に排水して流すと川が汚れて、川の生物や植物が死に公害と環境破壊の一因となっていた。
（ロ）木造作りと比較すると、新建材で造った精米所小屋では、室内は夏は暑いし、冬は寒い。又、トタンの場合は、錆が発生したり塗装が剥げると表面から腐蝕し、衛生上よくなかった。又、見た目に悪く食品の加工所として適していない。
（ハ）無洗米（無研米）精米機の設置場所が限定されるため、各地に自由に運搬して設置ができない。したがって、誰でも自由に無洗米（無研米）加工はできなかった。
（ニ）精米部分と研米部分が二つの工程に分離されているので、どうしても精米機自体が大きくなる。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。

（イ）屋根、側部、床全体を木造作りの精米所小屋とし、室内には客室、機械室、糠室を設ける。
（ロ）客室には、玄米投入口と無洗米（無研米）取出し口と操作盤を設ける。
（ハ）機械室には、上方に適度に傾向けて研削送り部と摩擦部と、循環タンクを設けた無洗米（無研米）精米装置を設けた無洗米（無研米）精米機を設置し設ける。
（ニ）糠室には、吸引ブロワとサイクロンを設ける。
以上を特徴とする無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋である。

本発明は、次のような効果がある。
（イ）木造作りであるので、外気を遮断する作用があると共に、米の精米所として最適である。
（ロ）クレーン及びユニック車（トラック等）で各地どこにでも自由に運搬し設置できるので、低コストの無洗米（無研米）精米所小屋となる。
（ハ）適度に傾向けて精米加工を循環してできるようにしたので、米の種類に合わせて精米状態が選択できる。又、移動設置できる木造作り精米所小屋に無洗米（無研米）精米機を設置したので各地の客が誰でも自由に精米できる。
（ニ）無洗米（無研米）精米機が小型化が可能となる。
（ホ）水で米を研がなくとも、ご飯が炊けるので、米の研汁で川等が汚染されることが無くなる。又、忙がしい家庭の主婦にとって大変時間の節約になり助かる。
（ヘ）無洗米（無研米）精米の他に、従来の白米精米もできる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）屋根（１）、側部（２）、床（３）等全体を木造作りとした精米所小屋（４）とし、室内には、客室（５）、機械室（６）、額室（７）を設ける。
（ロ）客室（５）には、玄米投入口（８）と、無洗米（無研米）等加工処理た白米の取出し口（９）と、操作盤（１０）を設ける。
（ハ）機械室（６）には、張込昇降機（１１）と、石抜タンク（１２）と、精米昇降機（１３）を設ける。
次に、上方に向けて、約４５度ぐらい傾向けて研削送り部（１４）と、摩擦部（１５）を設け、押圧蓋（１６）より米が研削送り部（１４）に循環できるように循環タンク（１７）を設け、その循環タンク（１７）の下方に落下口（１８）を設け、開閉する開閉板（１９）を設ける。
以上のように構成された無洗米（無研米）精米機（２０）を設置する。
（ニ）額室（５）には、糠を吸引するブロワ（２１）と、サイクロン（２２）を設ける。
（ホ）精米所小屋（４）の大きさは、トラックで運搬できる大きさとするために小屋の幅（２３）約２１０ｃｍ、小屋の奥行（２４）約３７０ｃｍ、小屋の高さ（２５）約３００ｃｍ、屋根の幅（２６）約３００ｃｍ、屋根の奥行（２７）約４７ｃｍする。この寸法は多少変更してもかまわない。又、床下には吊上用の引掛部（２８）を数個設ける。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、運搬移動するときは引掛部にフックを引掛けロープを掛けてクレーンで吊上けてトラックに載せてそのまま運搬し、現地に下して設置すれば簡単に無洗米（無研米）精米所小屋が運搬、移動、設置できる。
又、客が持込んだ玄米は、玄米投入口に投入し、コインを入れて操作盤のスイッチを入れると、後は自動的に無洗米（無研米）の白米に精米される。米は循環タンクをくり返し循環し米の表面に付着している糠を落し、設定された精米になると自動的に開閉板が開いて白米の取出口送られて袋詰される。糠はブロワで吸引されてサイクロンで分離し糠容器（３５）に収納される。
糠は、客の誰でも自由に持帰りができるようになっている。

本発明の無洗米（無研米）精米所小屋の全体斜面図本発明の室内に設置される機械等の全体側面図本発明の室内の平面図本発明の無洗米（無研米）の精米加工をする部分の拡大断面図

符号の説明

１屋根
２側部
３床
４精米所小屋
５客室
６機械室
７糠室
８玄米投入口
９白米の取出し口
１０操作盤
１１張込昇降機
１２石抜タンク
１３精米昇降機
１４研削送り部
１５摩擦部
１６押圧蓋
１７循環タンク
１８落下口
１９開閉板
２０無洗米（無研米）精米機
２１ブロワ
２２サイクロン
２３小屋の幅
２４小屋の奥行
２５小屋の高さ
２６屋屋の幅
２７屋根の奥行
２８引掛部
２９客の出入口
３０機械室の出入口
３１糠室の出入口
３２換気扇
３３引戸
３４開き戸
３５糠容器
３６モータ

Claims

（イ）全体を木造で作った精米所小屋とし、室内には客室、機械室、糠室を設ける。
（ロ）客室には、玄米投入口と無洗米（無研米）取出し口と操作盤を設ける。
（ハ）機械室には、上方に適度に傾向けて研削送り部と摩擦部と、循環タンクを設けた無洗米（無研米）精米装置を設けた無洗米（無研米）精米機を設置し設ける。又、循環タンクの下方に落下口と開閉板を設ける。
又、玄米投入口より張込昇降機、石抜タンク、精米昇降機を設ける。
（ニ）糠室には、吸引ブロワとサイクロンを設ける。
以上のように構成したことを特徴とした無洗米（無研米）精米機を設置した精米所小屋。