JP2005152816A - 混合用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】 上流側流路からの原水の供給圧力が変化した場合でも、原水中の混合用薬剤の濃度にバラツキが生じるのを抑制できると共に、原水中の混合用薬剤の濃度を所定時間維持しつつ混合用薬剤を原水に混合してゆくことのできる混合用アタッチメントを提供する。
【解決手段】 上流側流路13と下流側流路14との間に介在して設けられ、薬剤収容室15に収容された混合用薬剤を上流側流路13から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路14に流出させる混合用アタッチメント10であって、内側筒体19と外側筒体20とを有しており、内側筒体19の内側を原水主流路21とすると共に、内側筒体19と外側筒体20との間の中空部を薬剤収容室15とし、且つ、原水主流路(第1縮径部)21aの内径D1は、薬剤収容室15への原水流入路16の流入口16cが開口している部分(流入口開口部)21bの原水主流路内径D2に対し、小さくなっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、混合用薬剤を原水に混合しつつ、該原水と共に流出させる混合用アタッチメント、及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けた薬剤散布器具に関する。
例えばシャワー器具等の散布器具において、ホース等の管路を経て供給される原水に入浴剤等の薬剤を混合用薬剤として添加混合し、これらの混合用薬剤とともに原水を散布器具から散布できるようにしたアタッチメントが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のアタッチメントは、図9に示すように、内側筒体50と外側筒体51とからなる2重構造を備えており、内側筒体50の内側を原水の主通水路52とすると共に、内側筒体50と外側筒体51との間を副通水路(薬剤収容室)53として、内部に水によって溶出する固形化された化粧剤を封入してなるものである。そして、特許文献1に記載のアタッチメントによれば、薬剤収容室53への原水の流入口に設けられた円板状配水板54に対して、これの上流側に重ねて配置された円板状制御板55を、つまみ56を介して相対的にスライド回転させることにより、通水孔57を開閉操作することができるようになっている。
また特許文献1に記載のアタッチメントによれば、ホースによる上流側流路58から給送される原水は、ホース取付部59を介して当該ホース取付部59よりも内径が大きくなった液分配室60に流入し、この液分配室60から、内側筒体50の内側の主通水路52と、解放時の通水孔57を介して連通する内側筒体50と外側筒体51との間の薬剤収容室53とに、原水を分配して流入させることができるようになっている。
実開平6−81389号公報
しかしながら、上記従来の混合用アタッチメントによれば、通水孔57による薬剤収容室53への流入口は、主通水路52への流入口と同じ面内において当該主通水路52への流入口に隣接して設けられており、上流側流路58からの供給圧力に応じた流量の原水が薬剤収容室53に流入してゆくことになるため、その供給圧力の強弱によって、薬剤収容室53において原水に溶解又は希釈された後の主通水路52の原水中の混合用薬剤の濃度に大きなバラツキが生じやすくなる。また、例えばシャワーを開始してから終了するまでの間に、薬剤収容室に収容された混合用薬剤の量が減少して行くと、特に収容された混合用薬剤が例えば200mPa・sec〜40000mPa・sec程度の粘度を有するものである場合には、原水中の混合用薬剤の濃度を所望の範囲に維持することが困難になる。
本発明は、上流側流路からの原水の供給圧力が変化した場合でも、原水中の混合用薬剤の濃度にバラツキが生じるのを抑制できると共に、原水中の混合用薬剤の濃度を所望の範囲に所定時間維持しつつ混合用薬剤を原水に混合してゆくことのできる混合用アタッチメントを提供することを目的とする。
本発明は、上流側流路と下流側流路との間に介在して設けられ、薬剤収容室に収容された混合用薬剤を上流側流路から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路に流出させる混合用アタッチメントであって、内側筒体と外側筒体とを有しており、前記内側筒体の内側を原水主流路とすると共に、内側筒体と外側筒体との間の中空部を、前記薬剤収容室とし、且つ、前記原水主流路(第1縮径部)内径D1は、前記薬剤収容室への原水流入路の流入口が開口している部分(流入口開口部)の原水主流路内径D2に対し、小さい混合用アタッチメント、及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けた薬剤散布器具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の混合用アタッチメント及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けた薬剤散布器具によれば、上流側流路からの原水の供給圧力が変化した場合でも、原水中の混合用薬剤の濃度にバラツキが生じるのを抑制できると共に、原水中の混合用薬剤の濃度を所望の範囲に所定時間維持しつつ混合用薬剤を原水に混合してゆくことができる。
また、薬剤収容室(副通水路)と原水主流路を形成した混合用アタッチメントの場合、原水主流路を流れる原水の流量が多すぎると、薬剤収容室に分配される流量が少なくなり、原水中の混合用薬剤濃度を所望の濃度範囲内に所定時間維持した状態で混合用薬剤を原水に混合してゆくことが困難であった。また薬剤収容室(副通水路)に分配される流量が多すぎると、混合用薬剤をシャワー水と共に流出させたシャワー流量を、所望の流量に確保しつつ混合用薬剤の濃度を所望の範囲にするのが困難であった。
本発明の混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具によれば、副通水路に分配される流量に対して、原水主流路を流れる流量を7〜25倍にすることで、シャワー流量を混合用アタッチメントを用いない一般のシャワー器具の流量(8L/分〜15L/分)に対し85%〜100%にすることができる。これにより、良好なシャワー流量が得られ、且つ原水中の混合用薬剤の濃度を所望の範囲として、所望の濃度を所定時間維持しつつ混合用薬剤を原水に混合してゆくことができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る混合用アタッチメント10は、図1に示すように、例えば、散布器具であるシャワー器具11と、シャワー水供給ホース12との間に介在して取り付けられ、原水であるシャワー水に浴用薬剤、洗浄用薬剤、香料薬剤、スキンケア用薬剤等の薬剤を添加混合しつつ下流側のシャワー器具11に向けて流下させて、これらの混合用薬剤が混合されたシャワー水によってシャワーを行うことを可能にするべく用いられるものである。
そして、本第1実施形態の混合用アタッチメント10は、図2(a),(b)、及び図3に示すように、シャワー水供給ホース12内の上流側流路13とシャワー器具11内の下流側流路14との間に介在して設けられ、薬剤収容室15に液状、ゲル状、粒状等の状態で収容された薬剤を上流側流路13から流入した原水に混合しつつ、当該混合用薬剤を希釈又は溶解させた混合液を原水と共に下流側流路14に流出させるアタッチメントであって、同心状に配置された内側円筒体19と外側円筒体20とを有しており、内側円筒体19の内側は原水主流路21となっていると共に、内側円筒体19と外側円筒体20との間の円環状断面を有する中空部は、両端を上流側閉塞部22と下流側閉塞部23とで覆って薬剤収容室15となっている。また上流側閉塞部22に設けられた薬剤収容室15への原水流入路16の流入口16cが、原水主流路21の内径を絞った部分(以下「第1縮径部」とする。)21aの上流側の部分(以下「流入口開口部」とする。)21bに配置されて原水主流路21の内側面45に開口している。
また、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、原水主流路21は、原水流入路16の流入口16cが開口する部分である流入口開口部21bの上流側の部分(以下「第2縮径部」とする。)21cで内径が一旦絞られた後、当該流入口開口部21bで内径が拡大し、さらにその下流側の第1縮径部21aで内径が絞られている。
流入口16cは、第2縮径部の内径D3よりも内側に設けると、原水主流路21に流動乱れが発生した場合、薬剤収容室に流入する原水の流動状態が直接影響を受けるため、第2縮径部の内径D3よりも外側に開口することが望ましい。
本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、原水流入路16は、原水主流路21の内側面の流入口16cから薬剤収容室15に向かって斜めに延設する部分16aを含んで設けられている。
本第1実施形態によれば、混合用アタッチメント10は、略円柱形状の装置であって、上端部にはシャワー器具11が螺合装着される装着穴24が、周壁33により囲まれて形成されている。またアタッチメント10の下端部には、シャワー水供給ホース12が装着される装着突起25が、張出し基端部30から下方に突出して設けられている。そして、装着穴24と装着突起25との間を貫通するようにして、混合用アタッチメント10を縦断する原水主流路21が、円形断面の混合用アタッチメント10の中央部分に位置して内側円筒体19の内側に形成されている。
また、内側円筒体19と同心状に配置される外側円筒体20は、透明な合成樹脂製の部材であって、上下の端部から径方向内方に突出して一体として設けられた上流側内側閉塞部22b及び下流側内側閉塞部23bと、内側円筒体19の外周面とで囲まれた空間が円環状断面の薬剤収容室15を形成している。また外側円筒体20には、これの上端部分に空気孔26が開口形成されていると共に、下端部分に水抜き注入孔27(水抜き及び薬剤の注入を行うための孔)が空気孔26の垂直下方に位置して設けられている。さらに外側円筒体20の外側を覆うようにして、透明な円筒状のカバー体28が装着されており、このカバー体28は、外側円筒体20に対して上下にスライド移動可能で、且つ外側円筒体20と係止一体化されて外側円筒体20と共に上流側外側閉塞部22a及び下流側外側閉塞部23aに対して回転スライド可能に設けられている。
さらに、本第1実施形態によれば、上流側内側閉塞部22bと共に上流側閉塞部22を構成する上流側外側閉塞部22aは、張出し基端部30を挟んで装着突起25と一体成形され、内側円筒体19の外周面を覆うようにして装着固定されると共に、上流側内側閉塞部22bの外側から内側円筒体19と外側円筒体20との間の間隔を塞ぐように取り付けられる部分である。また下流側内側閉塞部23bと共に下流側閉塞部23を構成する下流側外側閉塞部23aは、内側円筒体19の上端から径方向外方に延設されるようにして内側円筒体19と一体成形され、下流側内側閉塞部23bの外側から内側円筒体19と外側円筒体20との間の間隔を塞ぐように設けられる部分である。なお、本第1実施形態によれば、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞22b,23bとの接合箇所やその他の部材同士の接合箇所には、必要に応じて適宜Oリング等が設けられ、これらの接合箇所の止水性を向上させている。
原水流入路16aの内径を大きくした場合、薬剤収容室に流入した原水が逆流する可能性があり、原水流入路16aの内径を小さくする必要がある。しかし、原水流入路16aの内径を小さくした場合は、原水の供給圧力が変動した場合に安定的に原水を薬剤収容室15に流入させることが困難であった。原水主流路21に内径を絞った部分を設けることによって、原水流入路16aの内径が小さくても薬剤収容室15に安定的に原水を流入させることができるようになった。
そして、本第1実施形態によれば、図3に示すように、原水流入路16の流入口16cが開口する原水主流路21の流入口開口部21bの下流側において、内径が絞られる部分である第1縮径部21aは、原水主流路21の軸方向と直角な面に沿った円環状の段差面42を流入口開口部21bとの間に介在させることにより、その直径D1が、流入口開口部21bの直径D2の30〜90%の割合となるように縮径している。これにより原水を圧縮させて、流入口16cの解放時に当該流入口16cに原水を取り込みやすいという利点が得られることになる。
また、本第1実施形態によれば、原水流入路16の流入口16cは、流入口開口部21bの内側面45において開口しており、原水流入路16の上流側外側閉塞部22aに形成される外側原水流入路16aは、例えばシャワー器具においては、0.3〜6mm程度の内径を備えると共に、流入口16cから薬剤収容室15に向かって、原水主流路21の軸方向に対して例えば5〜80度程度の角度で斜めに延設して設けられている。
さらに、本第1実施形態によれば、原水流入路16の流入口16cが開口する流入口開口部21bの上流側において、原水主流路21は、第2縮径部21cとしてその内径が一旦絞られている。すなわち、第2縮径部21cは、原水主流路21の軸方向と直角な面に沿った円環状の段差面43を流入口開口部21bとの間に介在させることにより、その内径D3が、流入口開口部21bの内径D2の30〜90%の割合となるように縮径している。これにより第2縮径部21cを通過した原水は、流入口開口部21bで原水主流路21の軸方向に対し斜め方向への流動が発生し、当該流入口16cに原水を取り込みやすいという利点が得られることになる。また、本第1実施形態によれば、第2縮径部21cの内径D3は、第1縮径部21aの内径D1より大きくなっている。それにより更に当該流入口16cに原水を取り込みやすいという利点が得られることになる。
一方、本第1実施形態によれば、外側円筒体20の外側に装着されたカバー体28の操作によって、スライド係止機構を介して薬剤収容室15に収容された混合用薬剤の流入路16及び流出路17の開閉や、薬剤収容室15からの水抜き及び薬剤収容室15への混合用薬剤の注入が可能な状態への切替えを、容易に行うことができるようになっている。すなわち、図4に示すように、円筒状のカバー体28の上半部分には、当該カバー体28のスライド移動を容易に行わせるための滑り止め用の凸状37が複数設けられており、またカバー体28の下端縁部には、スライド係止機構として切り欠き凹部29が設けられ、この切り欠き凹部29は、装着突起25の張出し基端部30から上方に突出して設けられた基端係止突起31と係止されるようになっている。また、カバー体28の上端には、カバー体突起32が上方に突出して設けられ、このカバー体突起32は、装着穴24の周壁33の下端縁に沿って周方向に延設形成された切欠き凹溝34にスライド可能に遊嵌係止されるようになっている。さらに、カバー体28には、その上端部にカバー体空気孔35が、その下端部にカバー体水抜き注入孔36が各々開口形成されており(図2(a)参照)、これらのカバー体空気孔35及びカバー体水抜き注入孔36は、外側円筒体20の空気孔26及び水抜き注入孔27と同時に合致できるように、これらの間隔と等しい間隔で、且つカバー体水抜き注入孔36をカバー体空気孔35の垂直下方に位置させた状態で設けられている。
そして、カバー体28を外側円筒体20に対して下方にスライド移動させて切り欠き凹部29を基端係止突起31に係止させれば、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36とが同時に合致することになると共に(図5(a),(b)参照)、上流側外側閉塞部22aに形成された外側原水流入口16aと上流側内側閉塞部22bに形成された内側原水流入口16b、及び下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出口17aと、下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出口17bが連通しない状態となる。この状態(図3参照)から、カバー体28を外側円筒体20に対して上方にスライド移動させれば、切り欠き凹部29の基端係止突起31への係止状態が開放されると共に、カバー体28の上端のカバー体突起32が切欠き凹溝34の左端に配置され、またカバー体28の内側面に形成された一体化係止溝38が、外側円筒体20の外周面に形成された一体化係止凸条39に係止されて、カバー対28と外側円筒体20とが一体として回転できる状態となる。なお、カバー体28を外側円筒体20に対して上方にスライド移動させることにより、合致していた空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36が上下にずれてこれらが閉塞されることになる(図2(a)参照)。
カバー体28を上方にスライド移動させてカバー体28と外側円筒体20とが一体として回転可能な状態から、さらに、カバー体突起32を切欠き凹溝34に沿って右側に回転移動させつつ、カバー体突起32が切欠き凹溝34の右端に当接するまでこれらをスライド回転させれば、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞部22b,23bとが相対的にスライド回転して、上流側外側閉塞部22aに形成された外側原水流入路16aと上流側内側閉塞部22bに形成された内側原水流入路16b、及び下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出路17aと下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出路17bとが連通した状態となり(図2(b)参照)、原水流入路16及び流出路17が同時に形成されて、薬剤収容室15に原水を流入させると共に混合用薬剤を流出させることが可能になる。
一方、原水流入路16及び流出路17が同時に開放されて混合用薬剤の流出が可能となった状態から、カバー体28と外側円筒体20とを一体として逆方向にスライド回転させれば、原水流入路16及び流出路17が同時に閉塞して、混合用薬剤の流出及び原水の薬剤収容室15への流入が遮断された状態に容易に復帰することになる。さらにカバー体28を外側筒体20に対して下方にスライド移動させれば、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36が合致した状態に再び復帰することになり、薬剤収納室15に残存する流体を排出することが可能になる。
なお、本第1実施形態によれば、薬剤収容室15の上流側端部における原水流入路16の出口と接続して、流出路17に向かう螺旋流を薬剤収容室15内に生じさせる螺旋流発生手段18が設けられている。すなわち、本第1実施形態によれば、螺旋流発生手段18は、例えば図6にも示すように、内側原水流入路16bと連通して上流側内側閉塞部22bの上方に突出して設けられると共に、円環状断面を有する薬剤収容室15の下端部分に周方向に180度の間隔をおいて配置された、放流口41を有する上端が閉塞された一対の中空円筒突起40からなるものである。またこれらの中空円筒突起40は、放流口41を、各々円環状断面の薬剤収容室15の周方向に沿った同じ回転方向に向けて横向きに開口させていることより、原水流入路16から流入する原水を円環状断面の周方向に向けて放流口41から放流させ、これによって薬剤収容室15内に、流出路17に向かう螺旋流を発生させるようになっている。
図7(a)及び(b)は、本発明の第2実施形態に係る混合用アタッチメント80を示すものである。本第2実施形態の混合用アタッチメント80は、上記第1実施形態の混合用アタッチメント10と略同様の構成を備える一方で、内側円筒体19に対する外側円筒体20の回転操作によって上流側閉塞部81に形成された原水流入路83及び下流側閉塞部82に形成された流出路84の開閉を行う機構が、上記第1実施形態の開閉機構とは相違している。また本第2実施形態によれば、上流側閉塞部81に設けられた薬剤収容室15への原水流入路83の流入口83cが、原水主流路21の内径を絞った部分21aの上流側の部分21bにおいて、当該原水主流路21の内径が絞られる部分21aの直前に配置されて原水流入路21の内側面に開口している。さらに、原水流入路83は、流入口83cから薬剤収容室15に向かって斜めに延設する部分を含むことなく、その開始部分において流入口83cから原水主流路21の軸方向と垂直な方向に延設して設けられている。
また、本第2実施形態によれば、内側円筒体19には、周面が上流側閉塞部81及び下流側閉塞部82によって覆われる部分に、上流側連通孔85及び下流側連通孔86が、当該内側円筒体19の周壁を横方向に貫通するようにして、周方向の同じ位置に上下に配置されて各々開口形成されている。また上流側閉塞部81及び下流側閉塞部82の内部に各々形成された流入路83及び流出路84は、円環状部分である当該上流側閉塞部81及び下流側閉塞部82の周方向に沿って、これらの中央部分を同心状かつ円環状に貫通するようにして各々設けられている。
さらに、本実施形態によれば、上流側閉塞部81の内部に形成された原水流入路83は、周方向の特定の位置において、内側円筒体19の外周面を覆う部分の上流側閉塞部81を貫通して形成された流入口87(図7(b)参照)を有していると共に、流入路83の天面壁を貫通して周方向に複数箇所開口形成された収容室側連通孔88を有しており、これらの収容室側連通孔88を介して、流入路83から薬剤収容室15に原水を供給することができるようになっている。また下流側閉塞部82の内部に形成された流出路84は、流入口87と同じ方向を向いた周方向の特定の位置において、内側円筒体19の外周面を覆う部分の下流側閉塞部82を貫通して形成された流出口89(図7(b)参照)を有していると共に、流出路84の下面壁を貫通して周方向に複数箇所開口形成された収容室側連通孔90を有しており、これらの収容室側連通孔90を介して、混合用薬剤を混入した原水を薬剤収容室15から流出路84に排出することができるようになっている。
そして、本第2実施形態の混合用アタッチメント80によれば、上記第1実施形態の混合用アタッチメント10と同様の、内側円筒体19に対し、上流側閉塞部81及び下流側閉塞部82に係止一体化された外側円筒体20の回転操作によって、図7(a)に示すような、上流側連通孔85及び下流側連通孔86と、流入路83の流入口87及び流出路84の流出口89とが互いにずれた状態と、図7(b)に示すような、上流側連通孔85及び下流側連通孔86と、流入路83の流入口87及び流出路84の流出口89とが同時に合致する状態とを容易に切り替えることができると共に、上流側閉塞部81に設けられた薬剤収容室15への原水流入路83の流入口83cが、原水主流路21の内径を絞った部分21aの上流側の部分21bに配置されて原水流入路21の内側面に開口しているので、上記第1実施形態の混合用アタッチメント10と同様の作用効果を奏することになる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の混合用アタッチメントは、シャワー水に浴用薬剤やスキンケア用薬剤等の身体用薬剤を混合して送り出すものに限定されることなく、シャワー器具以外のその他の散布器具に取り付けて、各種の液状、ゲル状、粒状、固形状等の家庭用消費薬剤や農業用薬剤等の薬剤を原水に混合するべく採用することもできる。また、薬剤収容室の内部に螺旋流を生じさせる螺旋流発生手段を設ける必要は必ずしもなく、原水流入路の流入口が開口する部分の上流側において原水流入路の内径を一旦絞る必要は必ずしもない。
そして、本発明によれば、例えば上述の構成を有する混合用アタッチメント10,80を、シャワー器具とシャワー水供給ホースとの間に介在させて使用する以外に、図8に示すように、これらの混合用アタッチメント10,80をシャワー器具70に一体として取り付けて、混合用薬剤をシャワー水と共に流出させる状態と、シャワー水のみを流出させる状態とを切り替え可能な機能を備えるシャワー器具70として用いることもできる。すなわち、混合用アタッチメント10,80は、公知の各種の取付け手段を介して、例えば脱塩素フィルターを備える浄水部71と共に、シャワー器具70に一体として取り付けて用いることができる。また、混合用アタッチメント10,80は、シャワー器具70の外部から見えないように当該シャワー器具70に内蔵させて取り付けることもできる。
本発明に係る混合用アタッチメントをシャワー器具に取り付けて使用する状況を説明する側面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントにより混合用薬剤を原水に混合する状況を説明する断面図である。 薬剤収容室への原水流入路の流入口を、原水主流路の内径を絞った部分の上流側の部分に配置する構成を説明する要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントにおけるスライド係止機構を説明する正面図ある。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントに混合用薬剤を補充する状況を説明する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントに設けられた螺旋流発生手段を説明する略示斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2実施形態に係る混合用アタッチメントにより混合用薬剤を原水に混合する状況を説明する断面図である。 本発明に係る混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具を例示する断面図である。 従来の混合用アタッチメントを説明する部分破断側面図である。
符号の説明
10,80 混合用アタッチメント
11,70 シャワー器具
12 シャワー水供給ホース
13 上流側流路
14 下流側流路
15 薬剤収容室
16,83 原水流入路
16a 外側原水流入路
16b 内側原水流入路
16c,83c 原水流入路の流入口
17,84 流出路
17a 外側流出路
17b 内側流出路
19 内側円筒体(内側筒体)
20 外側円筒体(外側筒体)
21 原水主流路
21a 第1縮径部(原水主流路の内径を絞った部分)
21b 流入口開口部(原水主流路の内径を絞った部分の上流側の部分)
21c 第2縮径部(原水流入路の流入口が開口する部分の上流側の内径が一旦絞られた部分)
22,81 上流側閉塞部
23,82 下流側閉塞部
28 カバー体
42,43 段差面
45 原水主流路(流入口開口部)の内側面
85 上流側連通孔
86 下流側連通孔
87 流入口
88,90 収容室側連通孔
89 流出口

Claims (7)

  1. 上流側流路と下流側流路との間に介在して設けられ、薬剤収容室に収容された混合用薬剤を上流側流路から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路に流出させる混合用アタッチメントであって、
    内側筒体と外側筒体とを有しており、前記内側筒体の内側を原水主流路とすると共に、内側筒体と外側筒体との間の中空部を、前記薬剤収容室とし、
    且つ、前記原水主流路(第1縮径部)内径D1は、前記薬剤収容室への原水流入路の流入口が開口している部分(流入口開口部)の原水主流路内径D2に対し、小さい混合用アタッチメント。
  2. 前記流入口が開口する部分の上流側直後の原水主流路(第2縮径部)内径D3は、前記内径D2より小さいか、もしくは等しく、
    且つ、前記内径D1より大きい請求項1記載の混合用アタッチメント。
  3. 前記流入口は、前記第2縮径部の内径D3よりも外側に開口している請求項2記載の混合用アタッチメント
  4. 前記流入口は、流入口開口部の内側面に開口している請求項1記載の混合用アタッチメント
  5. 前記原水流入路は、前記原水主流路の内側面の前記流入口から前記薬剤収容室に向かって斜めに延設する部分を含んで設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の混合用アタッチメント。
  6. 薬剤散布器具に取り付けて使用される、請求項1〜5のいずれかに記載の混合用アタッチメント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の混合用アタッチメントを一体として取り付けた薬剤散布器具。

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