JP2004042027A - 混合用アタッチメント - Google Patents

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Ryoichi Sato
佐藤 良一
Toshio Watanabe
渡辺 敏男
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Kao Corp
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Abstract

【課題】薬剤収容室内のデッドスペースや流れの生じ難い部分にも原水を効果的に行き届かせて、薬剤収容室内の混合用薬剤を効率良く原水に混合しつつ容易に流出させることのできる混合用アタッチメントを提供する。
【解決手段】上流側流路13と下流側流路14との間に介在して設けられ、薬剤収容室15に収容された混合用薬剤を上流側流路13から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路14に流出させる混合用アタッチメント10であって、薬剤収容室15の上流側端部における流入口16と接続して、流出口17に向かう螺旋流を、流入する原水によって薬剤収容室15内に生じさせる螺旋流発生手段18が設けられている。また混合用アタッチメント10は、同心状に配置された内側筒体19と外側筒体20とを有しており、内側筒体19の内側を原水流路21とすると共に、内側筒体と外側筒体との間の中空部を薬剤収容室とする。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤収容室に収容された混合用薬剤を上流側流路から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路に流出させる混合用アタッチメント、及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばシャワー器具等の散布器具において、ホース等の管路を経て供給される原水に入浴剤等の薬剤を混合用薬剤として添加混合し、かかる混合用薬剤とともに原水を散布器具から散布できるようにしたアタッチメントが開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1に記載のアタッチメントは、図10に示すように、外部容器50の内部に薬剤収容室としての内部容器51が設けられた2重構造を備えており、ホース等の管路や、各種の散布器具に取り付けて使用されるものである。そして、内部容器51には混合用薬剤が収容されており、内部容器51の入液口52に設けられたバルブ53を開閉して原水を内部に流入させ、流入した原水により混合用薬剤を溶解又は希釈しつつ常時開放の流出口54を介して原水を流出させて、原水流路55を通過する原水に合流させることにより、混合用薬剤が添加混合された状態で原水を散布器具から散布できるようにするものである。
【0004】
そして、特許文献1に記載のアタッチメントによれば、特に薬剤収容室に液状の混合用薬剤を収容して原水により希釈させる場合には、薬剤収容室に流入する原水の流量が多いと、直ちに混合用薬剤が流出してしまって所望の時間継続して混合用薬剤を混合することができなくなることから、原水に微量単位で混合用薬剤を添加混合する必要があり、したがって薬剤収容室に流入して通過する原水の流量もまた微少量とする必要がある。
【0005】
一方、特許文献2に記載のアタッチメントは、内側筒体と外側筒体からなる二重構造を備え、内側筒体の内側を主通水路とすると共に、内側筒体と外側筒体との間を副通水路(薬剤収容室)として、内部に水によって溶出する固形化された化粧剤を封入してなるものである。そして、特許文献2に記載のアタッチメントによれば、配水板の通水孔を介して副通水路に比較的多量の水を導入し、この多量の水によって固形化された化粧材を溶出させつつ、常時開放の出口から主通水路を流れる水と共に流下させる必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−187454号公報
【特許文献2】
実開平6−81389号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の混合用アタッチメントによれば、薬剤収容室に流入して通過する原水の流量を微少量とすると、微少流量の原水は流速が遅くて層流となりやすいことから、薬剤収容室内における流路のデッドスペースに存在する混合用薬剤や、薬剤収容室の内壁面付近の流れ難い部分に存在する混合用薬剤については、原水に混合しつつ流出させることが困難になる。また特に流出口の開閉機構等が薬剤収容室の内部に配置されて障害物となっている場合には、さらに多くのデッドスペースが形成されて、未放出の混合用薬剤の残留による無駄を生じやすくなる。さらに、原水のみの使用時には、収容した薬剤が流出しないように、出入口開閉機構を設ける必要がある。
【0008】
本発明は、薬剤収容室内のデッドスペースや流れの生じ難い部分にも原水を効果的に行き届かせて、少ない流量の原水によっても薬剤収容室内の混合用薬剤を効率良く原水に混合しつつ容易に流出させることのできる混合用アタッチメント、及び該混合用アタッチメントを取り付けたシャワー器具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上流側流路と下流側流路との間に介在して設けられ、薬剤収容室に収容された混合用薬剤を上流側流路から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路に流出させる混合用アタッチメントであって、前記薬剤収容室の上流側端部における流入口と接続して、流出口に向かう螺旋流を、流入する原水によって前記薬剤収容室内に生じさせる螺旋流発生手段が設けられている混合用アタッチメント、及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0010】
また、本発明の混合用アタッチメントは、同心状に配置された内側筒体と外側筒体とを有しており、前記内側筒体の内側を原水流路とすると共に、内側筒体と外側筒体との間の環状断面を有する中空部を、両端を上流側閉塞部と下流側閉塞部とで覆って前記薬剤収容室とし、且つ前記上流側閉塞部に前記上流側流路と連通する流入口を、前記下流側閉塞部に前記下流側流路と連通する流出口を各々形成することによって構成されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい第1実施形態に係る混合用アタッチメント10は、図1に示すように、例えば、散布器具であるシャワー器具11と、シャワー水供給ホース12との間に介在して取り付けられ、原水であるシャワー水に浴用薬剤、洗浄用薬剤、香料薬剤、スキンケア用薬剤等の身体用薬剤を混合用薬剤として添加混合しつつ下流側のシャワー器具11に向けて流下させて、これらの混合用薬剤が混合されたシャワー水によってシャワーを行うことを可能にするべく用いられるものである。
【0012】
そして、本第1実施形態の混合用アタッチメント10は、図2(a)及び(b)に示すように、シャワー水供給ホース12内の上流側流路13とシャワー器具11内の下流側流路14との間に介在して設けられ、薬剤収容室15に液状、ゲル状、粒状等の状態で収容された混合用薬剤を上流側流路13から流入した原水に混合しつつ、当該混合用薬剤を希釈又は溶解させた混合液を原水と共に下流側流路14に流出させるアタッチメントであって、薬剤収容室15の上流側端部における流入口16と接続して、流出口17に向かう螺旋流を、流入する原水によって薬剤収容室15内に生じさせる螺旋流発生手段18が設けられている。
【0013】
また、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、同心状に配置された内側円筒体19と外側円筒体20とを有しており、内側円筒体19の内側を原水流路21とすると共に、内側円筒体19と外側円筒体20との間の円環状断面を有する中空部を、両端を上流側閉塞部22と下流側閉塞部23とで覆って薬剤収容室15とし、且つ上流側閉塞部22には上流側流路13と連通する流入口16が、下流側閉塞部23には下流側流路14と連通する流出口17が各々形成されている。
【0014】
さらに、本第1実施形態によれば、上流側閉塞部22及び下流側閉塞部23は、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞部22b,23bとを回転スライド可能に重ね合わせた2重構造を備えている。すなわち、2重構造を構成する上流側外側閉塞部22aと上流側内側閉塞部22bとを相対的にスライド回転させると共に、2重構造を構成する下流側外側閉塞部23aと下流側内側閉塞部23bとを相対的にスライド回転させることにより、上流側外側閉塞部22aに形成された外側流入口16aと、上流側内側閉塞部22bに形成された内側流入口16bとが連通する状態又は連通しない状態を切り替え、且つ下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出口17aと、下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出口17bとが連通する状態又は連通しない状態を切り替えて、薬剤収容室15に収容された混合用薬剤の流出を開閉することができるようになっている。
【0015】
本第1実施形態によれば、混合用アタッチメント10は、公知の各種のプラスチック成形加工方法によって形成された合成樹脂製の略円柱形状の装置であって、上端部にはシャワー器具11が螺合装着される装着穴24が、周壁33により囲まれて開口形成されている。またアタッチメント10の下端部には、シャワー水供給ホース12が装着される中空の装着突起25が、張出し基端部30から下方に突出して設けられている。そして、装着穴24と中空の装着突起25との間を貫通するようにして、混合用アタッチメント10を縦断する原水流路21が、円形断面の混合用アタッチメント10の中央部分に位置して内側円筒体19の内側に形成されている。なお、本第1実施形態によれば、原水流路21は、薬剤収容室15への流入口16の入り口の直後において、その内径が僅かに絞られており、これによって原水を圧縮させて、流入口16の解放時に当該流入口16に原水を取り込みやすい構成となっている。
【0016】
また、内側円筒体19と同心状に配置される外側円筒体20は、透明な合成樹脂製の部材であって、上下の端部から径方向内方に突出して一体として設けられた上流側内側閉塞部22b及び下流側内側閉塞部23bの内側端面を、内側円筒体19の外周面に各々回転スライド可能に当接させることにより、外側円筒体20と内側円筒体19との間隔を保持して円環状断面の薬剤収容室15を形成している。また外側円筒体20には、これの上端部分に空気孔26が開口形成されていると共に、下端部分に水抜き注入孔27が空気孔26の垂直下方に位置して設けられている。さらに外側円筒体20の外側を覆うようにして、透明な円筒状のカバー体28が装着されており、このカバー体28は、後述するスライド係止機構によって、外側円筒体20に対して上下にスライド移動可能で、且つ外側円筒体20と係止一体化されて外側円筒体20と共に上流側外側閉塞部22a及び下流側外側閉塞部23aに対して回転スライド可能に設けられている。
【0017】
さらに、本第1実施形態によれば、上流側内側閉塞部22bと共に上流側閉塞部22を構成する上流側外側閉塞部22aは、張出し基端部30を挟んで装着突起25と一体成形され、内側円筒体19の外周面に装着固定されると共に、上流側内側閉塞部22bの外側から内側円筒体19と外側円筒体20との間の間隔を塞ぐように取り付けられる部分である。また下流側内側閉塞部23bと共に下流側閉塞部23を構成する下流側外側閉塞部23aは、内側円筒体19の上端から径方向外方に延設されるようにして内側円筒体19と一体成形され、下流側内側閉塞部23bの外側から内側円筒体19と外側円筒体20との間の間隔を塞ぐように設けられる部分である。なお、本第1実施形態によれば、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞22b,23bとの接合箇所やその他の部材同士の接合箇所には、必要に応じて適宜Oリング等が設けられ、これらの接合箇所の止水性を向上させている。
【0018】
本第1実施形態によれば、外側円筒体20の外側に装着されたカバー体28の操作によって、スライド係止機構を介して薬剤収容室15に収容された混合用薬剤の流出の開閉や、薬剤収容室15からの水抜き及び混合用薬剤の注入が可能な状態への切替えを容易に行うことができるようになっている。すなわち、図3に示すように、円筒状のカバー体28の上半部分には、当該カバー体28のスライド移動を容易に行わせるための滑り止め用の凸状37が複数設けられており、またカバー体28の下端縁には、スライド係止機構として切り欠き凹部29が設けられ、この切り欠き凹部29は、装着突起25の張出し基端部30から上方に突出して設けられた基端係止突起31と係止されるようになっている。また、カバー体28の上端には、カバー体突起32が上方に突出して設けられ、このカバー体突起32は、装着穴24の周壁33の下端縁に沿って周方向に延設形成された切欠き凹溝34にスライド可能に遊嵌係止されるようになっている。さらに、カバー体28には、その上端部にカバー体空気孔35が、その下端部にカバー体水抜き注入孔36が各々開口形成されており(図2(a)参照)、これらのカバー体空気孔35及びカバー体水抜き注入孔36は、外側縁筒体20の空気孔26及び水抜き注入孔27と同時に合致できるように、これらの間隔と等しい間隔で、且つカバー体水抜き注入孔36をカバー体空気孔35の垂直下方に位置させた状態で設けられている。
【0019】
そして、カバー体28を外側円筒体20に対して下方にスライド移動させて切り欠き凹部29を基端係止突起31に係止させれば、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36とが同時に合致することになると共に(図7(a),(b)参照)、上流側外側閉塞部22aに形成された外側流入口16aと上流側内側閉塞部22bに形成された内側流入口16b、及び下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出口17aと、下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出口17bが連通しない状態となる。この状態(図3参照)から、カバー体28を外側円筒体20に対して上方にスライド移動させれば、切り欠き凹部29の基端係止突起31への係止状態が開放されると共に、カバー体28の上端のカバー体突起32が切欠き凹溝34の左端に配置され、またカバー体28の内側面に形成された一体化係止溝38が、外側円筒体20の外周面に形成された一体化係止凸条39に係止されて、カバー対28と外側円筒体20とが一体として回転できる状態となる。なお、カバー体28を外側円筒体20に対して上方にスライド移動させることにより、合致していた空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36が上下にずれてこれらが閉塞されることになる(図2(a)参照)。
【0020】
カバー体28を上方にスライド移動させてカバー体28と外側円筒体20とが一体として回転可能な状態から、さらに、カバー体突起32を切欠き凹溝34に沿って右側に回転移動させつつ、カバー体突起32が切欠き凹溝34の右端に当接するまでこれらをスライド回転させれば、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞22a,22bとが相対的にスライド回転して、上流側外側閉塞部22aに形成された外側流入口16aと上流側内側閉塞部22bに形成された内側流入口16b、及び下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出口17aと下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出口17bとが連通した状態となり(図2(b)参照)、これによって薬剤収容室15に原水を流入させて混合用薬剤を流出させることが可能になる。
【0021】
一方、混合用薬剤の流出が可能となった状態から、カバー体28と外側円筒体20とを一体として逆方向にスライド回転させれば、混合用薬剤の流出が閉塞された状態に容易に復帰することになると共に、原水の薬剤収容室15への流入を止めることになる。さらにカバー体28を外側筒体20に対して下方にスライド移動させれば、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36が合致した状態に再び復帰することになり、薬剤収納室15に残存する流体を排出することが可能になる。
【0022】
また、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、薬剤収容室15の上流側端部における流入口16と接続して、流出口17に向かう螺旋流を薬剤収容室15内に生じさせる螺旋流発生手段18が設けられている。すなわち、本第1実施形態によれば、螺旋流発生手段18は、図4にも示すように、内側流入口16bと連通して上流側内側閉塞部22bの上方に突出して設けられると共に、円環状断面を有する薬剤収容室15の下端部分に周方向に180度の間隔をおいて配置された、放流口41を有する上端が閉塞された一対の中空円筒突起40からなるものである。またこれらの中空円筒突起40は、放流口41を各々円環状断面の周方向に沿って同じ回転方向に向けて横向きに開口させていることより、流入口16から流入する原水を環状断面の周方向に向けて放流口41から放流させる周方向放流手段を構成している。
【0023】
なお、流出口17に向かう螺旋流を薬剤収容室15内に生じさせる周方向放流手段としては、例えば図5に示すように、流入口16から流入する原水を円環状断面の薬剤収容室15の周方向に向けて斜めに流れるように誘導する羽根車を備える螺旋流発生部材42や、同様に原水を周方向に向けて斜めに流れるように誘導する誘導溝を備える螺旋流発生部材43を、流入口16と接続して上流側内側閉塞部22bの上面に重ねて装着することによって構成することもできる。
【0024】
また、周方向放流手段として、図6(a)に示すように、周方向を向いた切欠き面61に放流口62を開口形成した4体の放流羽63を、周方向に連接配置してなる螺旋流発生部材60を用いることもでき、図6(b)に示すように、周方向を向いた切欠き面64に放流口65を開口形成した2体の放流羽66を連接配置すると共に、各切欠き面64から周方向に90度ずれた2箇所に、流入口16と接続する一対の軸方向放流口67を、放流羽66の外側周面に近接して、軸方向放流手段として基板部68に開口形成してなる螺旋流発生部材69を用いることもできる。
【0025】
薬剤収容室15に螺旋流を生じさせる周方向放流手段に加えて、薬剤収容室15の軸方向に向けて原水を放流させる図6(b)に示すような軸方向放流手段を備えることにより、特に薬剤収容室15に収容される混合用薬剤が、例えば粘度10000〜20000mPa・s程度のゲル状のものや、粒状のものである場合に、内側円筒体19の軸方向に沿った流れを生じさせることにより、螺旋流と相俟って、内側円筒体19に近接する位置において混合用薬剤が付着等によって残置されるのを効果的に回避することが可能になり、これによって収容された混合用薬剤をさらに効率良く使用することが可能になる。
【0026】
そして、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、上述のスライド係止機構を介した簡単な操作によって、薬剤収容室15に収容された混合用薬剤の流出の開閉を容易に行うことができる。すなわち、図2(a)に示す流入口16及び流出口17が閉塞していて、上流側流路13から下流側流路14に向かう原水が原水流路21のみを通過している状態から、カバー体28と共に外側円筒体20を回転させれば、外側流入口16aと内側流入口16b、及び外側流出口17aと内側流出口17bとが連通することになり(図2(b)参照)、これによって薬剤収容室15に原水を引き込むことが可能になると共に、引き込んだ原水に混合用薬剤を混合させて、この混合液を流出口17を介して原水流路21を通過する原水と共に下流側流路14に容易に流出させることが可能になる。なお、本第1実施形態によれば、原水流路21と接続する外側流入口16aと外側流出口17aが、原水流路21に対して流下方向に斜めに延設されているので、原水流路21から原水をさらにスムーズに取り込むことが可能になり、また薬剤収容室15内で原水により混合用薬剤が希釈(溶解)されることによって得られた混合液を、原水流路21を通過する原水にさらにスムーズに混合してゆくことが可能になる。なお、混合を開始した初期の段階では、必ずしも混合液ではなく、混合用薬剤の原液が原水流路21に流出されて原水と直接混合されることになる。すなわち、外側流入口16aと内側流入口16b、及び外側流出口17aと内側流出口17bとを連通させた直後は、薬剤収容室15から希釈されない少量の混合用薬剤が原水流路21へ流出される場合もあるが、原水流路21を通過する間に原水により混合されて、充分に希釈されることになる。
【0027】
また、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、薬剤収容室15内のデッドスペースや流れの生じ難い部分にも原水を効果的に行き届かせて、少ない流量の原水によっても薬剤収容室15内の混合用薬剤を効率良く原水に混合しつつ無駄を生じることなく容易に流出させることができる。すなわち、本実施形態によれば、薬剤収容室15の上流側端部における流入口16と接続して螺旋流発生手段18が設けられているので、流入口16から流入する原水によって円環状断面を有する薬剤収容室15内には、旋回しながら流出口17に向かって流れる螺旋流が生じることになり、この螺旋流によって少ない流量の原水を薬剤収容室15の隅々までゆきわたらせて、デッドスペースや流れの生じ難い部分に存する混合用薬剤をも原水に容易に混合してゆくことが可能になる。
【0028】
特に、本第1実施形態によれば、薬剤収容室15は、内側円筒体19と外側円筒体20との間の円環状断面を有する中空部の両端を上流側閉塞部22と下流側閉塞部23とで覆って形成されおり、また混合用薬剤の流出を開閉させる開閉機構が薬剤収容室15内に全く設けられていないため、デットスペースが生じ難く、また原水による螺旋流が淀み難いため、混合用薬剤を原水にさらに効率良く混合してゆくことが可能になる。
【0029】
さらに、本第1実施形態の混合用アタッチメント10によれば、薬剤収容室15内に混合用薬剤を補充する作業を容易に行うことができる。すなわち、本実施形態によれば、流入口16及び流出口17を開放状態として、混合用薬剤を原水に混合しつつ所定時間シャワーを行うと、薬剤収容室15内の混合用薬剤が略完全に希釈(溶解)されて無くなり、原水のみが薬剤収容室15内に存在する状態となる。混合用薬剤が無くなったら、カバー体28と共に外側円筒体20を逆方向に回転させて、流入口16及び流出口17を閉塞状態とすると共に、カバー体28を外側円筒体20に対して下方にスライド移動させれば、図7(a)に示すように、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36とが合致した状態となり、合致した空気孔26,35から空気を供給しつつ、合致した水抜き注入孔27,36から薬剤収容室15内の原水をその自重によって速やかに排除することが可能になる。
【0030】
そして、薬剤収容室15の内部が空になったら、図7(b)に示すように、混合用薬剤が例えば液状のものである場合には、合致した水抜き注入孔27,36に薬剤補充容器のノズル部44を挿入し、合致した空気孔26,35から空気を排除しつつ下方から混合用薬剤を充填してゆくことにより、混合用薬剤が薬剤収容室15に迅速かつ容易に補充されることになる。薬剤収容室15に混合用薬剤が補充されたら、カバー体28を外側円筒体20に対して上方にスライド移動させて空気孔26,35及び水抜き注入孔27,36を閉塞すれば、混合用薬剤を原水に混合可能な状態に速やかに復帰することになる。
【0031】
図8(a)〜(c)は、本発明の第2実施形態に係る混合用アタッチメント45を示すものである。本第2実施形態の混合用アタッチメント45は、上記第1実施形態の混合用アタッチメントと同様の内部構成を備える一方で、そのスライド係止機構が上記第1実施形態のスライド係止機構とは異る構成を備えている。すなわち、本第2実施形態によれば、スライド係止機構は、外側円筒体46の外側に回転スライド可能に装着されたカバー体47の上端縁部に、周方向に延設された切り欠き案内溝48を設け、この切り欠き案内溝48に、外側円筒体46の上端部外周面から径方向外方に突出する係止突起49をスライド可能に遊嵌係止することによって構成されている。
【0032】
そして、係止突起49を切り欠き案内溝48の回転方向Xにおける先端側端部(図8(a)のA−A断面図では右側端部)に当接させて、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36とを合致させている状態(図8(a)参照)から、カバー体47を外側円筒体46に対して回転方向Xに回転させ、係止突起49を切り欠き案内溝48の回転方向Xにおける後端側端部に当接させれば(図8(b)参照)、カバー体47と共に外側円筒体46を一体として回転方向Xに回転させることができる状態になると共に、空気孔26とカバー体空気孔35、及び水抜き注入孔27とカバー体水抜き注入孔36とが互いにがずれて、これらが閉塞することになる。さらに、カバー体47と共に外側円筒体46を一体として回転方向Xに回転させることにより、外側閉塞部22a,23aと内側閉塞22a,22bとが相対的にスライド回転して、上流側外側閉塞部22aに形成された外側流入口16aと上流側内側閉塞部22bに形成された内側流入口16b、及び下流側外側閉塞部23aに形成された外側流出口17aと下流側内側閉塞部23bに形成された内側流出口17bとが連通した状態となり、これによって薬剤収容室15に原水を流入させて混合用薬剤を流出させることが可能になる。
【0033】
したがって、本第2実施形態の混合用アタッチメント45によれば、カバー体47による回転操作のみによって、薬剤収容室15に収容された混合用薬剤の流出の開閉や、薬剤収容室15からの水抜き及び混合用薬剤の注入が可能な状態への切替えを容易に行うことが可能になると共に、上記第1実施形態の混合用アタッチメント10と同様の作用効果を奏することになる。
【0034】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の混合用アタッチメントは、シャワー水に浴用薬剤やスキンケア用薬剤等の身体用薬剤を混合して送り出すものに限定されることなく、シャワー器具以外のその他の散布器具に取り付けて、各種の液状、ゲル状、粒状、固形状等の家庭用消費薬剤や混合用薬剤を原水に混合するべく採用することもできる。また、薬剤収容室は、同心状に配置された内側円筒体と外側円筒体との間の円環状断面を有する中空部からなるものである必要は必ずしもなく、矩形環状等その他の環状断面のものや、環状断面ではない中空柱状の薬剤収容室とすることもできる。さらに、螺旋流発生手段は、流入口から流入する原水を環状断面の周方向に向けて放流させる周方向放流手段とする必要は必ずしもなく、また薬剤収容室に収容された混合用薬剤の流出を開閉する手段や、水抜き及び注入が可能な状態へ切り替える手段として、上述のカバー体によるスライド係止機構を採用する必要は必ずしもない。
【0035】
そして、本発明によれば、例えば上述の構成を有する混合用アタッチメント10,45を、シャワー器具とシャワー水供給ホースとの間に介在させて使用する以外に、図9に示すように、これらの混合用アタッチメント10,45をシャワー器具70に一体として取り付けて、混合用薬剤をシャワー水と共に流出させる状態と、シャワー水のみを流出させる状態とを切り替え可能な機能を備えるシャワー器具70として用いることもできる。すなわち、混合用アタッチメント10,45は、公知の各種の取付け手段を介して、例えば脱塩素フィルターを備える浄水部71と共に、シャワー器具70に一体として取り付けて用いることができる。また、混合用アタッチメント10,45は、シャワー器具70の外部から見えないように当該シャワー器具70に内蔵させて取り付けることもできる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の混合用アタッチメント及び該混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具によれば、薬剤収容室内のデッドスペースや流れの生じ難い部分にも原水を効果的に行き届かせて、少ない流量の原水によっても薬剤収容室内の混合用薬剤を効率良く原水に混合しつつ容易に流出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントをシャワー器具に取り付けて使用する状況を説明する側面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントにより混合用薬剤を原水に混合する状況を説明する断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントにおけるスライド係止機構を説明する正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントにおける螺旋流発生手段を説明する略示斜視図である。
【図5】他の螺旋流発生手段を例示して説明する部分断面図及び斜視図である。
【図6】(a),(b)は、さらに他の螺旋流発生手段を例示して説明する斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る混合用アタッチメントに混合用薬剤を補充する状況を説明する断面図である。
【図8】(a)〜(c)は、本発明の第2実施形態に係る混合用アタッチメントにおけるスライド係止機構を説明する正面図、及び各正面図のA−Aに沿った断面図である。
【図9】本発明に係る混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具を例示する断面図である。
【図10】従来の混合用アタッチメントを説明する部分破断側面図である。
【符号の説明】
10,45 混合用アタッチメント
11,70 シャワー器具
12 シャワー水供給ホース
13 上流側流路
14 下流側流路
15 薬剤収容室
16 流入口
16a 外側流入口
16b 内側流入口
17 流出口
17a 外側流出口
17b 内側流出口
18 螺旋流発生手段
19 内側円筒体(内側筒体)
20,46 外側円筒体(外側筒体)
21 原水流路
22 上流側閉塞部
22a 上流側外側閉塞部
22b 上流側内側閉塞部
23 下流側閉塞部
23a 下流側外側閉塞部
23b 下流側内側閉塞部
26 空気孔
27 水抜き注入孔
28,47 カバー体
35 カバー体空気孔
36 カバー体水抜き注入孔
40 中空円筒突起(螺旋流発生手段)
41 放流口
42,43,60,69 螺旋流発生部材
67 軸方向放流口(軸方向放流手段)

Claims (7)

  1. 上流側流路と下流側流路との間に介在して設けられ、薬剤収容室に収容された混合用薬剤を上流側流路から流入した原水に混合しつつ、該原水と共に下流側流路に流出させる混合用アタッチメントであって、
    前記薬剤収容室の上流側端部における流入口と接続して、流出口に向かう螺旋流を、流入する原水によって前記薬剤収容室内に生じさせる螺旋流発生手段が設けられている混合用アタッチメント。
  2. 同心状に配置された内側筒体と外側筒体とを有しており、前記内側筒体の内側を原水流路とすると共に、内側筒体と外側筒体との間の環状断面を有する中空部を、両端を上流側閉塞部と下流側閉塞部とで覆って前記薬剤収容室とし、且つ前記上流側閉塞部に前記上流側流路と連通する流入口を、前記下流側閉塞部に前記下流側流路と連通する流出口を各々形成した請求項1記載の混合用アタッチメント。
  3. 前記螺旋流発生手段が、流入口から流入する原水を前記環状断面の周方向に向けて放流させる周方向放流手段である請求項2記載の混合用アタッチメント。
  4. 流入口から流入する原水を前記薬剤収容室の軸方向に向けて放流させる軸方向放流手段を備える請求項2又は3に記載の混合用アタッチメント。
  5. 前記上流側閉塞部及び前記下流側閉塞部が、外側閉塞部と内側閉塞部とを回転スライド可能に重ね合わせた2重構造を備え、外側閉塞部と内側閉塞部とを相対的にスライド回転させることにより、外側閉塞部に形成された外側流入口或いは外側流出口と、内側閉塞部に形成された内側流入口或いは内側流出口とが連通する状態又は連通しない状態を切り替えて、前記薬剤収容室に収容された混合用薬剤の流出を開閉する請求項2〜4のいずれかに記載の混合用アタッチメント。
  6. シャワー器具に取り付けて使用され、前記薬剤収容室に収容された混合用薬剤が身体用薬剤である請求項1〜5のいずれかに記載の混合用アタッチメント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の混合用アタッチメントを一体として取り付けたシャワー器具。
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