JP2005152537A - 制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 機器を制御する制御装置を設定値指定手段の設定値信号と睡眠段階推定手段の信号とに基づいて制御する制御システムにおいて、
無拘束型生体センサで測定される生体の心拍変動情報並びに体動情報を入力し睡眠の段階を名義的尺度で推定演算する睡眠段階推定手段と、この睡眠段階推定手段の信号に基づいてこの睡眠段階推定手段に対応した信号を出力する演算デ−タ指定手段と、この演算デ−タ指定手段からの信号と前記設定値指定手段の設定値信号とに基づいて前記制御装置を制御する信号を演算し前記制御装置に出力する演算部とを具備したことを特徴とする制御システムである。
【選択図】 図1
Description
計測自動制御学会論文集VOL.36,No.11,P894−P900「エアマットレス型無拘束生体計測の実用化研究」 計測自動制御学会論文集VOL.37,No.9,P821−P828「無拘束エアマットレス型生体センサによる睡眠段階の推定」
このような無拘束型のセンサ手段とフィルタ手段による信号処理により、無拘束で被験者の生体情報を得ることが可能である。なお、呼吸情報の変動がピ−クを示す位置から寝返り(Turning over)情報も抽出できる。
機器を制御する制御装置を設定値指定手段の設定値信号と睡眠段階推定手段の信号とに基づいて制御する制御システムにおいて、
無拘束型生体センサで測定される生体の心拍変動情報並びに体動情報を入力し睡眠の段階を名義的尺度で推定演算する睡眠段階推定手段と、
この睡眠段階推定手段の信号に基づいてこの睡眠段階推定手段に対応した信号を出力する演算デ−タ指定手段と、
この演算デ−タ指定手段からの信号と前記設定値指定手段の設定値信号とに基づいて前記制御装置を制御する信号を演算し前記制御装置に出力する演算部と
を具備したことを特徴とする制御システム。
前記体動情報は、前記心拍変動情報に基づいて推定する体動推定演算手段からの情報を使用したことを特徴とする。
前記体動情報を心拍変動の所定時間毎の分散から求められる指標値として求める手段と、この指標値に基づいてレム睡眠と途中覚醒情報を名義的尺度で同定する手段とを具備したことを特徴とする。
前記体動情報は、無拘束型体動検出センサ手段より得ることを特徴とする。
前記心拍変動の中周波帯域の動的モデルにより連続的な睡眠段階情報推定する手段と、この連続的な睡眠段階情報より睡眠の各段階における心拍数変動がある分布特性を有することを利用し睡眠の段階を名義的尺度で同定するメンバ−シップ関数手段とを具備したことを特徴とする。
前記生体の呼吸情報及び又はいびき情報を睡眠の段階を名義的尺度で同定するための情報として追加する手段を具備したことを特徴とする。
マット、電気毛布、あんか、こたつ、スト−ブの暖房器具の温度を制御することを特徴とする。
エアコン、ク−ラ−等の温湿度管理機器の温度又は湿度を制御することを特徴とする。
例えば、快適な睡眠を得るために就寝中は暖房又は冷房することが多い。就寝時から起床時まで連続して暖房又は冷房すると睡眠途中で暑くなったり、寒くなったりすることがある。電気毛布で暖めて寝始めるが、睡眠途中でその電気毛布を自分の足で蹴飛ばしてしまうことはしばしばある。
心拍変動情報検出手段とは別に、体動情報検出用ハ−ドウェアを用意する必要がない。そのためにハ−ドウェア構成は単純であり、体動情報検出用ハ−ドウェアの費用を削減でき、安価な制御システムが得られる。
比較的簡単な演算で体動情報を検出できる制御システムが得られる。
心拍変動情報検出手段とは別に、体動情報検出用ハ−ドウェアを用意する必要がない。そのためにハ−ドウェア構成は単純であり、体動情報検出用ハ−ドウェアの費用を削減でき、安価な制御システムが得られる。
比較的簡単な演算で体動情報を検出できる制御システムが得られる。
赤外線カメラや焦電センサはプライバシ−を侵害するという理由で使用を拒否されることが多い。それに対して、心拍変動情報から体動情報を得る方法は、赤外線カメラや焦電センサを使用しなくともよいので、プライバシ−の侵害という点に関してはほとんど問題が発生しない制御システムが得られる。
心拍変動情報検出手段から得られる体動情報と比較して、体動に関してより多くの情報を得ることが可能である。右側に又は左側に寝返りを打った、手足を伸ばした、咳払いをした、立ち上がった等の情報まで入手できる制御システムが得られる。
心拍変動情報検出手段から得られる体動情報では、それらの情報を入手することは不可能である。
静的なモデルによる従来の睡眠段階の推定より精度が高い制御システムが得られる。
呼吸情報、いびき情報を利用することにより、睡眠段階推定精度を高めることのできる制御システムが得られる。
呼吸情報を監視することにより、睡眠障害になる睡眠時無呼吸症候群の検出が可能となり、睡眠段階推定精度を高めることができる制御システムが得られる。
国際的基準である6段階に名義的尺度で同定できると、医療関係者の尺度と同じくなり、医療関係者と同一基準で話し合うことができ、医療関係者のこれまでの多くの治験を活用できる制御システムが得られる。
医療関係者と共同で、睡眠時無呼吸症候群治療、不眠症治療等に本発明を応用し易くなる制御システムが得られる。
快適な睡眠を得ることが可能な制御システムが得られる。
就寝時から連続して暖房すると睡眠途中で暑くなることがある。電気毛布で暖めて寝始めるが、睡眠途中でその電気毛布を自分の足で蹴飛ばしてしまうことはしばしばある。従って就寝している人にとっては、最適な温度環境になっているとは言えない。
省エネの実現が可能な制御システムが得られる。
本発明では、一定温度で暖房せずに、眠りが深い時には自動的に弱めの暖房にするので、弱めの暖房にした分だけ省エネが可能な制御システムが得られる。
快適な睡眠を得ることが可能である制御システムが得られる。
快適な睡眠を得るために就寝中は暖房又は冷房することが多い。就寝時から起床時まで連続して暖房又は冷房すると睡眠途中で暑くなったり、寒くなったりすることがある。
本発明では、一定温度で暖房せずに、眠りが深い時には自動的に弱めの暖房にするので、弱めの暖房にした分だけ省エネが可能である制御システムが得られる。
図1は本発明の推定方法を適用した睡眠段階推定装置の一例を示す機能ブロック図であり、図7の従来装置で説明した要素と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
以下、図7と相違部分のみ説明する。
(a1)ヒトは、就寝して起床するまでに覚醒,レム睡眠,ノンレム睡眠段階1,2,3,4の全てを経験する。
(a2)各睡眠における心拍数はある分布(例えば正規分布)に従う。
6(覚醒W),5(レム睡眠R),4(ノンレム睡眠1),3(ノンレム睡眠2),2(ノンレム睡眠3),1(ノンレム睡眠4)に対して(5)式の値をとるものとする。添字の数は上の数(睡眠段階)に対応する。
yi(i=1,2,3,4,5,6)は、0〜1の値を持ち、確率変数として取り扱うことができる。
本発明では、同定の精度をより高めるために、睡眠段階同定手段14に体動情報を導入し、比較的区別が難しいとされる途中覚醒とレム睡眠の同定精度を向上せしめている点を特徴としている。
Iwr(t)=M´(t)/M0 (9)
途中覚醒時:Iwr=1.1(±0.23)
レム睡眠時:Iwr=0.53(±0.19)
であり、明らかな差がある。
Iwr(t)>0.87のとき途中覚醒
Iwr(t)≦0.87のときレム睡眠
と判別することが可能となる。
18は記憶・保持手段であり、睡眠段階推定演算部9の出力情報(Sc,Sa,Ib,Im,Is,Ir)を収集してリアルタイム情報を出力すると共に、所定期間(1日間などの短期)のデ−タを蓄積し、所定期間経過後は最新デ−タで更新することにより所定期間の情報の変化傾向(トレンド)を把握できる機能を有する。
設定値入力演算部20は、マニュアル設定器等からの設定値指定情報Csを格納する設定値指定手段21、設定値入力を調整するための演算デ−タを指定する演算デ−タ指定手段22、及びそれらの両手段からの出力デ−タを用いて演算する演算部23で構成される。
制御装置26には演算部23の出力信号f(S,R)が設定値入力として与えられる。
設定値指定手段21では、設定値指定情報Csに基づいた設定値Sを出力する。
ここでは、説明の便宜上、離床時の演算デ−タは省略する。現実には、6睡眠段階以外に、就寝していない離床時の演算デ−タも指定しなければならない場合がある。
演算デ−タ指定情報取込格納部24には、演算デ−タ指定手段22に取り付けられたスイッチのON/OFF接点信号、外部からの接点信号や有線又は無線によるデ−タ通信手段によって、演算デ−タ指定情報Crが制御実行前又は実行中に与えられる。
ここで、
Rw:覚醒用演算デ−タ
Rr:レム睡眠用演算デ−タ
R1:ノンレム睡眠1用演算デ−タ
R2:ノンレム睡眠2用演算デ−タ
R3:ノンレム睡眠3用演算デ−タ
R4:ノンレム睡眠4用演算デ−タ
である。
セレクタ25は、選択指定信号である6段階睡眠情報Saによって睡眠段階に対応する演算デ−タを上記6種類の演算デ−タから選択して出力する。
演算デ−タ指定情報取込格納部24では、演算デ−タ指定情報Crを取り込んで格納し、演算デ−タRw、Rr、R1、R2、R3、R4を出力する。この例では、演算デ−タ指定情報Crとして、Rw=1、Rr=0.9、R1=0.8、R2=0.7、R3=0.6、R4=0.5が与えられている。演算部23の演算としては乗算の例である。
それ以降は、R=R2→R3→R4→R2 ・・・・・・・ となる。
例えば、快適な睡眠を得るために就寝中は暖房又は冷房することが多い。就寝時から起床時まで連続して暖房又は冷房すると睡眠途中で暑くなったり、寒くなったりすることがある。電気毛布で暖めて寝始めるが、睡眠途中でその電気毛布を自分の足で蹴飛ばしてしまうことはしばしばある。
従って就寝している人にとっては、最適な温度環境になっているとは言えない。
比較的簡単な演算で体動情報を検出できる制御システムが得られる。
体動情報を導入することにより、比較的区別が難しいとされる途中覚醒とレム睡眠の同定精度を向上できる制御システムが得られる。
心拍変動情報検出手段から得られる体動情報では、それらの情報を入手することは不可能である。
呼吸情報を監視することにより、睡眠障害になる睡眠時無呼吸症候群の検出が可能となり、睡眠段階推定精度を高めることができる制御システムが得られる。
医療関係者と共同で、睡眠時無呼吸症候群治療、不眠症治療等に本発明を応用し易くなる制御システムが得られる。
45は電気毛布であり、AC電源で駆動されるヒ−タ46、温度センサ48を有する。
50は設定値入力演算部であり、マニュアル設定器44からの設定値指定情報Cs、演算デ−タ指定情報Crに基づいて、時々刻々変化する6段階睡眠情報Saに対応したf(S,R)を出力する。
47は温度制御部であり、設定値入力演算部50の出力f(S,R)を電気毛布への設定値入力(=目標温度設定値)として電気毛布45の温度を制御する。温度制御部47は、指定された設定温度となるように温度センサ48の計測値を監視しながら、ヒ−タ46の加熱量を制御する。
マット、電気毛布、あんか、こたつ、スト−ブの暖房器具の温度を制御したので、快適な睡眠を得ることが可能な制御システムが得られる。
就寝時から連続して暖房すると睡眠途中で暑くなることがある。電気毛布で暖めて寝始めるが、睡眠途中でその電気毛布を自分の足で蹴飛ばしてしまうことはしばしばある。従って就寝している人にとっては、最適な温度環境になっているとは言えない。
本発明では、一定温度で暖房せずに、眠りが深い時には自動的に弱めの暖房にするので、弱めの暖房にした分だけ省エネが可能な制御システムが得られる。
51はエアコン本体であり、冷暖房器52、除湿・加湿器53、温度センサ54、湿度センサ55を有する。
エアコン、ク−ラ−等の温湿度管理機器の温度又は湿度を制御したので、快適な睡眠を得ることが可能である制御システムが得られる。
快適な睡眠を得るために就寝中は暖房又は冷房することが多い。就寝時から起床時まで連続して暖房又は冷房すると睡眠途中で暑くなったり、寒くなったりすることがある。
本発明では、一定温度で暖房せずに、眠りが深い時には自動的に弱めの暖房にするので、弱めの暖房にした分だけ省エネが可能である制御システムが得られる。
2 蒲団
3 被験者
4 無拘束型センサ手段
5 フィルタ手段
9 睡眠段階推定演算部
10 赤外線カメラ
11 画像処理手段
12 動的モデル
13 メンバ−シップ関数手段
14 睡眠段階同定手段
15 体動推定演算手段
16 個人生体情報デ−タベ−ス
17 個人生体情報蓄積デ−タベ−ス手段
18 記憶保持手段
19 睡眠段階推定手段
20 設定値入力演算部
21 設定値指定手段
22 演算デ−タ指定手段
23 演算部
24 演算デ−タ指定情報取込格納部
25 セレクタ
26 制御装置
27 機器
Claims (9)
- 機器を制御する制御装置を設定値指定手段の設定値信号と睡眠段階推定手段の信号とに基づいて制御する制御システムにおいて、
無拘束型生体センサで測定される生体の心拍変動情報並びに体動情報を入力し睡眠の段階を名義的尺度で推定演算する睡眠段階推定手段と、
この睡眠段階推定手段の信号に基づいてこの睡眠段階推定手段に対応した信号を出力する演算デ−タ指定手段と、
この演算デ−タ指定手段からの信号と前記設定値指定手段の設定値信号とに基づいて前記制御装置を制御する信号を演算し前記制御装置に出力する演算部と
を具備したことを特徴とする制御システム。。 - 前記体動情報は、前記心拍変動情報に基づいて推定する体動推定演算手段からの情報を使用したこと
を特徴とする請求項1記載の制御システム。 - 前記体動情報を心拍変動の所定時間毎の分散から求められる指標値として求める手段と、
この指標値に基づいてレム睡眠と途中覚醒情報を名義的尺度で同定する手段と
を具備したことを特徴とする請求項2記載の制御システム。 - 前記体動情報は、無拘束型体動検出センサ手段より得ること
を特徴とする請求項1記載の制御システム。 - 前記心拍変動の中周波帯域の動的モデルにより連続的な睡眠段階情報推定する手段と、
この連続的な睡眠段階情報より睡眠の各段階における心拍数変動がある分布特性を有することを利用し睡眠の段階を名義的尺度で同定するメンバ−シップ関数手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の制御システム。 - 前記生体の呼吸情報及び又はいびき情報を睡眠の段階を名義的尺度で同定するための情報として追加する手段
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の制御システム。 - 前記睡眠の段階を国際的基準である6段階に名義的尺度で同定すること
を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の制御システム。 - マット、電気毛布、あんか、こたつ、スト−ブの暖房器具の温度を制御すること
を特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の制御システム。 - エアコン、ク−ラ−等の温湿度管理機器の温度又は湿度を制御すること
を特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の制御システム。
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