JP2005152439A - 振り子玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】静止した状態から振幅が徐々に大きくなるようにぶらんこ部が振動するぶらんこ玩具を提供する。
【解決手段】 ぶらんこ部15内の永久磁石17と台座内の電磁コイル21とが近接した際にリードスイッチ24をオンの状態して電磁コイル21に一定時間電流を供給する。電磁コイル21から発生する磁界と永久磁石17から発生する磁界との間の電磁反発力、およびぶらんこ部15に働く重力の交互作用でぶらんこ部15を振動させる。静止した状態からぶらんこ部15上のぬいぐるみ16がぶらんこを漕いでいるかのようにぶらんこ部15を振動できる。ぶらんこ部15の振幅を自然に大きくできるから、ぶらんこ部15の振動の観察者の娯楽性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振り子を備えた振り子玩具に関する。
従来、この種の振り子装置としては、磁性体にて構成された球状の振り子が吊り線を介して上部の固定部に振動可能に固定されている。そして、この振り子を静止させた状態で、この振り子に対向する固定面上には、電磁石にて構成された加振マグネットが取り付けられている。この加振マグネットは、円筒状のコアの外周部に巻線が巻回されて構成されている。さらに、この加振マグネットのコア内には、振幅制御手段のセンサが設置されている。
このセンサには、加振マグネット駆動用電源と、通電タイミング発生手段とがそれぞれ接続されている。この通電タイミング発生手段は、センサから得られる振り子検出信号に基いて、加振マグネット駆動用電源を所定時間駆動して、加振マグネットに対して周期的に通電する。また、加振マグネット駆動電源は、通電タイミング発生手段からの通電タイミングに基いて加振マグネットに通電して、振り子の振幅を制御する。
そして、振り子を引き寄せて所定の振幅位置から振り子の振幅を開始すると、この振り子が加振マグネットに近接する方向に移動している間に加振マグネットを働かせて、この加振マグネットの吸引力で振り子を加速させて、この振り子が振れている間に、空気抵抗や摩擦などによる振り子の振動の減衰を防止して、この振り子の任意の振幅で安定させて振動させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−86887号公報(第3−5頁、図1−4)
しかしながら、上述の振り子装置では、振り子を振動させる際に生じる、この振り子の振動の減衰を、加振マグネットの吸引力で振り子を加速させている。このため、この振り子装置をぶらんこ玩具として用いた場合、振り子を静止した状態から徐々に振幅が大きくなるように振動させることは容易ではないという問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、静止した状態から振幅が徐々に大きくなるように振り子が振動する振り子玩具を提供することを目的とする。
請求項1記載の振り子玩具は、磁性体を備え振動可能な振り子と、この振り子の振動位置から離間されて設けられた磁界発生手段と、前記振り子の振動による前記磁界発生手段と前記磁性体との近接によって開閉される開閉手段と、この開閉手段の開閉動作にて前記磁界発生手段に生じる磁界の発生を制御して、この発生した磁界による前記磁性体への電磁反発力および前記振り子の重力により前記振り子を振動させる制御手段とを具備したものである。
そして、磁性体を備えた振り子の振動位置から離間させて磁界発生手段を設け、振り子の振動による磁界発生手段と磁性体との近接による開閉手段の開閉動作によって、磁界発生手段に生じる磁界の発生を制御手段で制御して、この発生した磁界による磁性体への電磁反発力と振り子の重力とにて、この振り子を振動させる。この結果、この振り子が静止した状態から、この振り子の振幅が徐々に大きくなるように振動する。
請求項2記載の振り子玩具は、請求項1記載の振り子玩具において、磁性体は、磁界発生手段に対する傾斜角度が調整可能であるものである。
そして、磁界発生手段に対する磁性体の傾斜角度を調整可能としたので、この振り子の傾斜角度を適宜調整することにより、磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力がより滑らかに作用する。よって、静止した状態から振り子の振幅をより滑らかに徐々に大きくなるように振動できる。
請求項3記載の振り子玩具は、請求項1または2記載の振り子玩具において、磁界発生手段は、磁性体との相対位置が調整可能であるものである。
そして、磁界発生手段による磁性体との相対位置を調整可能としたので、この磁界発生手段と磁性体との相対位置を適宜調整することにより、この磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力がより滑らかに作用する。よって、静止した状態から振り子の振幅をより滑らかに徐々に大きくなるように振動できる。
請求項4記載の振り子玩具は、請求項1ないし3いずれか記載の振り子玩具において、感知手段と、音源とを具備し、制御手段は、前記感知手段での感知によって前記音源から所定の音を生じさせるものである。
そして、感知手段の感知によって制御手段が音源から所定の音を生じさせることにより、この所定の音による聴覚的な作用と、振り子の振動による視覚的な作用とによって利用者の娯楽性がより向上する。
請求項5記載の振り子玩具は、請求項1ないし4いずれか記載の振り子玩具において、磁性体は、円環状に形成され、一主面側から他主面側に向かう磁場を有しているものである。
そして、一主面側から他主面側に向かう磁場を有する円環状の磁性体とした。この結果、この磁性体に生じる磁場がより大きくなるから、磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力がより確実に作用する。よって、静止した状態から振り子の振幅をより確実に徐々に大きくなるように振動できる。
請求項1記載の振り子玩具によれば、磁性体を備えた振り子の振動による磁界発生手段と磁性体との近接による開閉手段の開閉動作によって、磁界発生手段に生じる磁界の発生を制御手段で制御して、この発生した磁界による磁性体への電磁反発力と振り子の重力とにて、この振り子を振動させることにより、静止した状態から振幅が徐々に大きくなるように振り子を振動できる。
請求項2記載の振り子玩具によれば、振り子の傾斜角度を適宜調整することにより、磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力がより滑らかにできるから、静止した状態から振幅がより滑らかに徐々に大きくなるように振り子を振動できる。
請求項3記載の振り子装置によれば、磁界発生手段と磁性体との相対位置を適宜調整することにより、この磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力をより滑らかにできるから、静止した状態から振幅がより滑らかに徐々に大きくなるように振り子を振動できる。
請求項4記載の振り子玩具によれば、感知手段での感知にて制御手段が音源から所定の音を生じさせるので、この所定の音による聴覚的な作用と、振り子の振動による視覚的な作用とにより利用者の娯楽性をより向上できる。
請求項5記載の振り子玩具によれば、一主面側から他主面側に向かう磁場を有する円環状の磁性体とすることにより、この磁性体に生じる磁場をより大きくできるから、磁界発生手段に生じる磁界による磁性体への電磁反発力をより確実に作用させることができ、静止した状態から振幅がより確実に徐々に大きくなるように振り子を振動できる。
以下、本発明の振り子玩具の一実施の形態の構成を図1ないし図11を参照して説明する。
図1ないし図11において、1は振り子玩具である振り子装置としてのぶらんこ玩具で、このぶらんこ玩具は、平坦な中空円柱状の基台としての支持台である円筒状の台座2を備えている。この台座2は、この台座2の軸方向に沿った一側面である上面部3と、この上面部3に連続して周方向に沿って設けられた周面部4とを備えた台座本体5を有している。この台座本体5の下面には、この台座本体5の下面を閉塞する円形平板状の蓋体としての底板体6が取り付けられている。この底板体6は、台座2の軸方向に沿った他側面である下面部7を備えている。
また、この底板体6の径方向に沿って互いに対向する部分には、この底板体6の径方向に沿って突出する略矩形平板状の連結片部8が一体的に突設されている。これら一対の連結片部8は、底板体6の中心を中間とする位置に設けられている。さらに、これら一対の連結片部8の一主面である上面には、細長棒状の一対の支持部としての支柱11の長手方向に沿った一端である下端が接続されている。
そして、これら支柱11は、台座2の両側部である連結片部8に立設された状態で取り付けられている。また、これら一対の支柱11は、台座2の軸方向に沿った軸方向である長手方向を有しており、この台座2の上面部3よりも、この上面部3側に向けて突出している。言い換えると、これら一対の支柱11は、台座2の両側部から突出して間隙を介して取り付けられている。
さらに、これら一対の支柱11それぞれの長手方向に沿った他端である上端には、円環状の係止環部12がそれぞれ一体的に形成されている。これら係止環部12は、これら係止環部12が互いに同心状に連通するように、一対の支柱11の下端が台座2の連結片部8に接続されている。そして、これら係止環部12のそれぞれには、細長棒状の軸体としての吊棒である振動軸13が取り付けられている。この振動軸13は、この振動軸13の軸方向としての長手方向に沿った両端部分が各係止環部12に振動可能に係合されて架設されている。さらに、この振動軸13は、この振動軸13の周方向に沿って回動するように、各係止環部12に係合されている。また、この振動軸13は、一対の支柱11間の幅寸法よりも大きな長手寸法を有しており、台座2の上面部3の径方向に長手方向が沿うように設置されている。
そして、この振動軸13には、細長棒状の一対の吊り下げ手段としての吊下棒14の軸方向である長手方向に沿った一端側である上端側がそれぞれ連結されている。ここで、これら一対の吊下棒14の上端部は、振動軸13よりも支柱11の上端側に向けて突出している。また、これら一対の吊下棒14は、振動軸13の長手方向おける中心から等間隔離間された位置にそれぞれ接続されている。
さらに、これら一対の吊下棒14の長手方向に沿った他端側である下端側は、台座2の上面部3よりも上側の位置まで突出している。そして、これら一対の吊下棒14の下端側は、自由端とされている。さらに、これら一対の吊下棒14は、これら一対の吊下棒14の長手方向における中間部が台座2の径方向に向けて突出するように湾曲して構成されている。
また、これら一対の吊下棒14のそれぞれの下端部は、細長円柱状の振り子としてのぶらんこ部15の長手方向に沿った両端部にそれぞれ接続されている。このぶらんこ部15は、一対の吊下棒14を介して振動軸13を支点として各支柱11に対して幅方向に向けて振動可能に構成されている。また、このぶらんこ部15は、このぶらんこ部15の下面が台座2の上面部3よりも若干上側に位置するように構成されている。
そして、このぶらんこ部15の上面における一対の吊下棒14間には、複数、例えば3個のおもちゃであるフィギャとしてのぬいぐるみ16が、このぶらんこ部15の長手方向に沿って並べられた状態で取り付けられている。これらぬいぐるみ16は、犬型に形成されており、ぶらんこ部15の幅方向に沿った一側である前側に向けて設置されている。
また、このぶらんこ部15は、複数、例えば2個の磁性体としての永久磁石17を備えている。これら永久磁石17のそれぞれは、ぶらんこ部15内に収容されており、円板状の中央が軸方向に沿って貫通した円環状に形成されている。言い換えると、これら永久磁石17は、中央部に軸方向に沿って貫通した空芯が形成されて、いわゆるドーナツ状に形成されている。
さらに、これら永久磁石17には、これら永久磁石17の軸方向に沿った一側面にS極が形成され、これら永久磁石17の軸方向に沿った他側面にN極が形成されている。したがって、これら永久磁石17には、これら永久磁石17の軸方向に沿った一側面側からこの一側面の反対側である他側面側に向かう磁場が形成されている。
よって、これら永久磁石17には、これら永久磁石17の一側面側から他主面側に向かう磁力を有している。そして、これら永久磁石17は、図10に示すように、ぶらんこ部15の上下方向に軸方向を沿わせた状態で、このぶらんこ部15内における長手方向に沿った中央部に並設されている。
さらに、これら永久磁石17は、これら永久磁石17のぶらんこ部15に対する取り付け位置、すなわち、これら永久磁石17の傾き加減を調整できるように取り付けられている。言い換えると、これら永久磁石17は、これら永久磁石17によるぶらんこ部15内における傾斜角度が調整可能に構成されている。
一方、台座2は、各永久磁石17に対して電磁反発力を作用させる平坦な円環状の磁界発生手段としての電磁コイル21を備えている。この電磁コイル21は、永久磁石17との電磁反発力を利用した励振ユニットとしての自己励振手段である自己励振装置で、台座2の内部に収容されて配設されている。すなわち、この電磁コイル21は、ぶらんこ部15の振動位置から離間された位置に設けられている。また、この電磁コイル21は、図示しない円筒状のコア26の両端に設けられた一対のヨーク22間に巻線23が複数巻回されて構成されている。
ここで、この電磁コイル21は、この電磁コイル21の巻線23が円環状となるように構成されている。したがって、この電磁コイル21には、この電磁コイル21の巻線23に電流を流すことによって、この電磁コイル21の軸方向に沿った一側面にN極が形成され、この電磁コイル21の軸方向に沿った他側面にS極が形成されている。したがって、この電磁コイル21には、この電磁コイル21の軸方向に沿った一側面側からこの一側面の反対側である他側面側に向かう磁場が形成される。よって、この電磁コイル21には、この電磁コイル21の一側面側から他主面側に向かう磁力を有している。
さらに、この電磁コイル21は、この電磁コイル21のS極およびN極のいずれか一方の極を各永久磁石17のN極およびS極のいずれか他方の極、すなわちこれら各永久磁石17と同じ極を対向させた状態で、この電磁コイル21の一方のヨーク22を台座2の上面部3の内側に当接させて、この台座2内に収容されている。
具体的に、これら各永久磁石17は、これら各永久磁石17のS極を上側に向けた状態で、ぶらんこ部15内に収容されている。さらに、電磁コイル21は、この電磁コイル21に電流を流した際にN極となる側を上側に向けた状態で、台座2内に収容されている。したがって、これら永久磁石17および電磁コイル21は、この電磁コイル21に電流を流すことにより、この電磁コイル21と各永久磁石17との間に電磁反発力が作用するように構成されている。
また、この電磁コイル21は、台座2内における取付位置、すなわちこの電磁コイル21の傾きや前後方向および上下方向における取付位置が調整できるように取り付けられている。言い換えると、この電磁コイル21は、台座2内において傾斜角度、前後位置および上下位置のそれぞれである永久磁石17との相対位置が調整可能となるように構成されている。
さらに、この電磁コイル21の巻線23の両端間には、開閉手段としてのリードスイッチ24が電磁的に接続された状態で取り付けられている。このリードスイッチ24は、ぶらんこ部15の振動による電磁コイル21と永久磁石17との近接によって閉成、すなわちオンし、これら電磁コイル21と永久磁石17との離反によって開成、すなわちオフするように構成されている。
また、この電磁コイル21は、制御手段としての制御基盤25に電磁的に接続されている。この制御基盤25は、台座2内における電磁コイル21の下側に収容されている。そして、この制御基盤25は、リートスイッチ24の永久磁石17の接近による閉動作と永久磁石17の離反による開動作とで電磁コイル21に対する励磁電流を制御して、この制御基盤25による電磁コイル21の励磁によって生じる磁界の発生を制御して、この発生した磁界による永久磁石17に対する電磁反発力とぶらんこ部15の重力との交互作用によって、このぶらんこ部15を振動させる。
すなわち、この制御基盤25は、リードスイッチ24の開閉動作であるオンオフ動作にて電磁コイル21に生じる励磁電流の発生を制御して、この発生した励磁電流による永久磁石17への電磁反発力とぶらんこ部15自体の重力との交代的な作用によって、このぶらんこ部15を静止した状態から徐々に振幅が大きくなるように振動させる。言い換えると、この制御基盤25は、静止した状態からぶらんこ部15上の各ぬいぐるみ16が、あたかもぶらんこを漕いで振動させているかのように、静止したぶらんこ部15を振動させて、このぶらんこ部15の振幅を自然に大きくさせる。
さらに、この制御基盤25には、音源となる音声発生手段としての音源であるスピーカ31が電気的に接続された状態で取り付けられている。このスピーカ31には、このスピーカ31からの音の発生を停止させる開閉手段としての音源スイッチ32が取り付けられている。この音源スイッチ32は、台座2内に収容されており、この台座2の周面部4から操作部としてのスイッチ部33を操作可能に突出させた状態で取り付けられている。そして、このスピーカ31は、制御基盤25に設けられた図示しないメロディ音源回路からの音声信号に基いて、予め設定した所定の音楽やメロディなどの所定の音をスピーカ31から生じさせて発生させる。
また、この制御基盤25には、図示しないセンサ対応回路が設けられている。このセンサ対応回路には、光センサや音センサなどの感知手段としてのセンサ34が電気的に接続されている。このセンサ34は、ぶらんこ部15の振幅運動あるいがスピーカ31からの音声出力を自動起動させる光や音を感知する。そして、このセンサ34は、台座2内に収容されており、このセンサ34による光や音の感知によって信号がセンサ対応回路へと入力され、このセンサ対応回路がメロディ音源回路をオンさせて、このメロディ音源回路からスピーカ31へと音声信号を出力させる。
さらに、制御基盤25には、電源となる電池41が着脱可能に電気的に接続されている。この電池41は、台座2の底板体6の下面部7に設けられた凹状の電池収容部42に取り外し可能に収容されている。この電池収容部42には、この電池収容部42内に電池41を収容させた状態で、この電池41を電磁収容部42内に保持させる平板状のキャップ体としての蓋体43が取り外し可能にねじ止めされている。
そして、この電池収容部42に収容された電池41は、例えば3Vの電池電圧を制御基盤25に印加させるように構成されている。そして、この電池41と制御基盤25との間には、この電池41から制御基盤25への電池電圧の印加をオンオフさせる開閉手段としてのメインスイッチ44が電気的に接続された状態で取り付けられている。すなわち、このメインスイッチ44は、制御基盤25の電源をオンオフするものである。さらに、このメインスイッチ44は、台座2内に収容されており、音源スイッチ32とともに、この台座2の周面部4から操作部としてのスイッチ部45を操作可能に外側に向けて突出させた状態で取り付けられている。
次に、上記一実施の形態の振り子装置の作用について説明する。
まず、図1に示すように、ぶらんこ装置1のぶらんこ部15が初期位置で静止した状態で、このぶらんこ玩具1のメインスイッチ44のスイッチ部45を操作して、このメインスイッチ45をオンの状態にすると、電池41からの電池電圧によって制御基盤25が動作準備状態となり、リードスイッチ24がオンの状態となる。
この後、センサ34が光あるいは音を感知すると、このセンサ34からの感知信号が制御基盤25のセンサ対応回路へと入力して、この制御基盤25によって電磁コイル21に一定時間電流が供給される。
このとき、リードスイッチ24がオンの状態となっているので、電磁コイル21に一定時間電流が供給されて、この電磁コイル21に所定の磁界が発生する。
そして、この電磁コイル21に発生した磁界と、ぶらんこ部15内の永久磁石17が形成する磁界とが電磁的に反発して、このぶらんこ部15が初期位置からいずれか一方の方向であるA方向に向けて揺動する。
この後、図2に示すように、電磁コイル21と永久磁石17との間の電磁的な反発作用によって、この電磁コイル21から永久磁石17が離反すると、リードスイッチ24がオフの状態となり、電磁コイル21による磁界の発生が停止される。
このとき、図3に示すように、この電磁コイル21による磁界の発生が停止されたことにより、ぶらんこ部15の自重による重力によって、このぶらんこ部15が初期位置へと戻ろうとする方向であるB方向に向けて揺動して、このぶらんこ部15が初期位置である電磁コイル21上を通過する。
そして、図4に示すように、このぶらんこ部15の揺動によって、このぶらんこ部15内の永久磁石17が電磁コイル21に近接すると、リードスイッチ24が再度オンの状態となり、制御基盤25から電磁コイル21に一定時間電流が流れて、この電磁コイル21に磁界が発生する。
この結果、このぶらんこ部15内の永久磁石17と電磁コイル21との間の電磁的な反発作用によって、このぶらんこ部15が初期位置からいずれか他方の方向であるB方向に向けてより大きく揺動する。
さらに、図5に示すように、このぶらんこ部15内の永久磁石17が電磁コイル21から再度離れると、リードスイッチ24がオフの状態となり、電磁コイル21による磁界の発生が停止される。
そして、図6に示すように、この電磁コイル21による磁界の発生の停止により、ぶらんこ部15に作用する重力によって、このぶらんこ部15がA方向に向けて揺動して、このぶらんこ部15が初期位置である電磁コイル21上を通過する。
さらに、図7に示すように、このぶらんこ部15内の永久磁石17が電磁コイル21に近接すると、リードスイッチ24が再度オンの状態となり、制御基盤25から電磁コイル21に一定時間電流が流れて、この電磁コイル21に磁界が発生して、このぶらんこ部15がA方向に向けてより大きく揺動する。
この結果、このぶらんこ部15が電磁コイル21上を繰り返して通過する度に、このぶらんこ部15の振動における振幅が徐々に大きくなり、このぶらんこ部15上のぬいぐるみ16が、あたかもぶらんこ部15を漕いで振動させているかのように、このぶらんこ部15が振動する。
この後、メインスイッチ44のスイッチ部45を操作して、このメインスイッチ44をオフの状態にすると、ぶらんこ部15が電磁コイル21上を通過しても、この電磁コイル21に一定時間電流が流れなくなるから、この電磁コイル21と永久磁石17との間の電磁的な反発作用が生じない。
このため、このぶらんこ部15が振動することにより生じる空気抵抗や摩擦によって、このぶらんこ部15の振動の振幅が徐々に減衰していき、このぶらんこ部15が最終的に初期位置で静止する。
同時に、図1に示すように、音源スイッチ32のスイッチ部33を操作して、この音源スイッチ32をオンにした状態で、センサ34が光あるいは音を感知した場合には、ぶらんこ部15が上述のように振動するとともに、このセンサ34からの感知信号がセンサ対応回路に入力されて、制御基盤25のメロディ音源回路によって音声信号がスピーカ31へと出力されて、このスピーカ31から所定のメロディが出力される。
上述したように、上記一実施の形態によれば、ぶらんこ部15内の永久磁石17と台座2内の電磁コイル21とが近接した際にのみリードスイッチ24をオンの状態にして、電磁コイル21に一定時間電流を供給して、この電磁コイル21から発生する磁界と永久磁石17から発生する磁界との間に作用する電磁反発力、およびぶらんこ部15に働く重力の交互作用を用いて、このぶらんこ部15を振動させた。
この結果、静止した状態からぶらんこ部15上の各ぬいぐるみ16が、あたかもぶらんこを漕いで振動させているかのように、静止したぶらんこ部15を振動させて、このぶらんこ部15の振幅を自然に大きくさせることができるから、このぶらんこ部15の振動を観察している者の娯楽性を向上できる。
また、各永久磁石17のぶらんこ部15内における傾斜角度を調整できるようにしたので、これら永久磁石17の傾斜角度を適宜調整することによって、電磁コイル21に生じる励磁電流による各永久磁石17への電磁反発力をより滑らかかつ容易に作用させることができる。このため、静止した状態からぶらんこ部15の振幅がより滑らかに徐々に大きくなるように、このぶらんこ部15を振動させることができる。
同様に、電磁コイル21の台座2内における傾斜角度、前後位置および上下位置のそれぞれを調整できるように構成した。このため、この電磁コイル21の傾斜角度、前後位置および上下位置のそれぞれを適宜調整することによって、この電磁コイル21に生じる励磁電流による各永久磁石17への電磁反発力をより滑らかかつ容易に作用させることができる。よって、静止した状態からぶらんこ部15の振幅がより滑らかに徐々に大きくなるように、このぶらんこ部15を振動させることができる。
さらに、センサ34での感知によって制御基盤25のセンサ対応回路およびメロディ音源回路でスピーカ31から所定のメロディを出力させる構成とした。このため、このスピーカ31からの所定のメロディによる聴覚的な作用と、ぶらんこ部15の振動による視覚的な作用とのそれぞれによって、ぶらんこ玩具1を利用する者の娯楽性をより向上できる。
また、永久磁石17および電磁コイル21のそれぞれを円環状に構成して、これら永久磁石17および電磁コイル21それぞれの一側面側から他側面側に向かう磁場が形成されるように、これら永久磁石17および電磁コイル21のそれぞれを形成した。この結果、これら永久磁石17および電磁コイル21のそれぞれを平坦な円柱状に構成する場合に比べ、各永久磁石17に生じる磁力、および電磁コイル21に生じる電磁力のそれぞれをより大きくできる。したがって、この電磁コイル21に生じる励磁電流による各永久磁石17への電磁反発力をより確実かつ滑らかに作用させることができるので、静止した状態からぶらんこ部15をより確実に徐々に大きくなるように振動させることができる。
なお、上一各実施の形態では、永久磁石17および電磁コイル21のそれぞれを円環状に形成したが、これら永久磁石17および電磁コイル21のそれぞれを平坦な円柱状に形成しても対応させて用いることができる。すなわち、これら永久磁石17および電磁コイル21は、電磁反発力と重力との交互作用によってぶらんこ部15を振動させることができれば、どのような形状であっても対応させて用いることができる。
さらに、ぶらんこ部15を細長棒状の吊下棒14を介して振動軸13に吊り下げ支持させたが、これら吊下棒14を可撓性を有する紐体などとしてもよい。
また、永久磁石17の電磁コイル21に対する傾斜角度を調整可能とするとともに、この電磁コイル21の永久磁石17との相対位置を調整可能としたが、これら永久磁石17と電磁コイル21との反発作用の良いコンディションである相対的な位置関係を見つけ出して、これら永久磁石17および電磁コイル21それぞれの取付位置を固定させてもよい。
さらに、ぶらんこ部15内に2個の永久磁石17をそれぞれ取り付けたが、この永久磁石17をぶらんこ部15内に1個あるいは複数個取り付けてもよい。
また、センサ34での感知によって制御基盤25のセンサ対応回路およびメロディ音源回路でスピーカ31から所定のメロディを出力させる構成としたが、玩具の種類に応じて、これらセンサ34やセンサ対応回路、メロディ音源回路およびスピーカ31を設けずに、所定のメロディが出力されない構成としてもよい。
さらに、3個の犬型のぬいぐるみ16をぶらんこ部15に取り付けたが、これらぬいぐるみ16に代えて犬型以外の動物や人、各種キャラクタ、ロボットなどの形状をし、プラスチック製などの様々な材質で形成されたフィギャなどをぶらんこ部15に取り付けてもよい。
本発明の一実施の形態の振り子玩具を示す説明図である。 同上振り子玩具の開閉手段が開成した状態を示す説明図である。 同上振り子玩具の振り子が振動する状態を示す説明図である。 同上振り子玩具の開閉手段が閉成した状態を示す説明図である。 同上振り子玩具の開閉手段が開成した状態を示す説明図である。 同上振り子玩具の振り子が振動する状態を示す説明図である。 同上振り子玩具の開閉手段が閉成した状態を示す説明図である。 同上振り子玩具を示す分解図である。 同上振り子玩具の電池収容部を開いた状態を示す底面図である。 同上振り子玩具の振り子を示す分解斜視図である。 同上振り子玩具を示す正面図である。
符号の説明
1 振り子玩具としてのぶらんこ玩具
15 振り子としてのぶらんこ部
17 磁性体としての永久磁石
21 磁界発生手段としての電磁コイル
24 開閉手段としてのリードスイッチ
25 制御手段としての制御基盤
31 音源としてのスピーカ
34 感知手段としてのセンサ

Claims (5)

  1. 磁性体を備え振動可能な振り子と、
    この振り子の振動位置から離間されて設けられた磁界発生手段と、
    前記振り子の振動による前記磁界発生手段と前記磁性体との近接によって開閉される開閉手段と、
    この開閉手段の開閉動作にて前記磁界発生手段に生じる磁界の発生を制御して、この発生した磁界による前記磁性体への電磁反発力および前記振り子の重力により前記振り子を振動させる制御手段と
    を具備したことを特徴とした振り子玩具。
  2. 磁性体は、磁界発生手段に対する傾斜角度が調整可能である
    ことを特徴とした請求項1記載の振り子玩具。
  3. 磁界発生手段は、磁性体との相対位置が調整可能である
    ことを特徴とした請求項1または2記載の振り子玩具。
  4. 感知手段と、
    音源とを具備し、
    制御手段は、前記感知手段での感知によって前記音源から所定の音を生じさせる
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか記載の振り子玩具。
  5. 磁性体は、円環状に形成され、一主面側から他主面側に向かう磁場を有している
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載の振り子玩具。
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