JP2005152286A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 盤換えによる機種変更を容易に行うことができる遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 パチンコ機1は、木枠2及びベースドア3から構成される本体部4と前扉5とからなり、ベースドア3には、遊技盤6と演出表示部7が取付けられている。遊技盤6は、透明なポリカーボネート樹脂でできた遊技盤ベース6aと、この遊技盤ベース6aに配置された各種入賞口6A〜6D,6F,6G、ゲート6E、ガイドレール6H、役物等の遊技部材とからなる。遊技盤ベース6aの背面側に取り付けられた球通路部材14の遊技盤ベース側ケース体14aには、機種のイメージにあう装飾が施された装飾シート15が貼着されている。機種変更時に、遊技盤ベース6aを、旧機種よりも入賞口の数が少ないものに交換した場合、遊技盤ベース側ケース体14aを、装飾シート15が不要な孔部1Hを塞いでいるものに交換して、不要となった孔部14Hを見えないようにする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
一般に、パチンコ機等の遊技機は、遊技盤ベースとそのベース上に配置された遊技部材からなる遊技盤と、この遊技盤が取り付けられる本体部とから構成されている。
遊技盤には、遊技球が転動する遊技領域があり、遊技者は、主にこの遊技領域を見ながら遊技を行うこととなる。
遊技盤ベースには、遊技部材として、例えば発射装置から発射された遊技球を遊技領域に案内する案内レール、前記遊技領域には案内レールからの遊技球の流路を変更する釘、風車や、普通図柄ゲームや特別図柄ゲームの始動入賞口や、大型可変入賞装置であるアタッカや、一般入賞口などの各種入賞口等が配置されている。
前記遊技領域の略中央には、普通図柄ゲームや特別図柄ゲームにおける図柄の変動や各種リーチ演出の表示を行う液晶表示装置の液晶画面が取り付けられている。
一方、遊技盤ベースの背面側には、前記各種入賞口に入賞した遊技球を誘導する球通路を設けた球通路部材が取り付けられている。
上記のような遊技機において、遊技者に、前記各入賞口から流入した入賞球が前記球通路部材の球通路入口から球通路内を流下する様子を見せることにより、遊技の興趣を高める効果を付与した遊技機を開示した特許文献がある(例えば、特許文献1参照)。
この遊技機では、同文献1の図2に示されているように、透光性を有する遊技盤ベースと、遊技盤ベースの裏面と略同一のサイズで形成され、遊技盤ベース裏面に貼着されたシートを備え、このシートの、球通路と液晶表示装置の液晶画面に該当する部分は、遊技者側から視認可能なように透明になっており、透明な部分以外は、不透明な部分となっている。
前記シートの不透明な部分には、遊技機のイメージを遊技者に伝達するための装飾印刷を施してある。
特開2000−51464号公報(段落0035、同0047、図1、図2、図3)
上記特許文献1に開示された遊技機においては、機種変更(盤換え)をする場合、次のような課題が生じる。
即ち、機種変更する際、入賞口の数が前記遊技機よりも少ない仕様の遊技盤ベースの機種に変更する場合、前記球通路部材をそのまま使用すると、入賞口がなくなったにもかかわらず、遊技者側から前記球通路部材の球通路入口が開口したまま残っている状態が見えてしまい、美的外観を損ねるおそれがあった。
これを避けるためには、球通路部材も別に準備する必要があった。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、美的外観を損なうことなく、低コストで機種変更を行うことができる遊技機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の遊技機は、透光性を有し、かつ複数の入賞口が設けられた遊技盤ベースを備えた遊技盤と、前記遊技盤が取り付けられる本体部と、前記遊技盤ベースの背面側に設けられ、かつ遊技盤ベースの前記入賞口のそれぞれに連通する複数の孔部を有する球通路部材とを備えた遊技機であって、前記球通路部材は、装飾を施した装飾シートが貼着され、前記遊技盤ベースに前記装飾シートが対向するように、配置されており、前記装飾シートは、球通路部材の前記孔部の少なくとも1つを塞いでいることを特徴とする遊技機とした(請求項1に記載の遊技機)。
この発明によれば、遊技盤ベースに設けられる入賞口の数が少ない機種に変更する場合、入賞口がなくなった箇所の孔部、すなわち球通路入口が、装飾シートで隠されることによって遊技者側から見えなくなる。したがって、球通路部材を再利用し、装飾シートを取り換えることにより、美的外観を損なわずに、安価に機種変更を行うことができる。
上記発明において、前記球通路部材は、前記遊技盤ベースの背面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする(請求項2に記載の遊技機)。
この発明によれば、遊技盤ベースの背面に、球通路部材に貼着されている装飾シートを密着させることができるので、本体部側に装飾シートを位置させるよりも、遊技者側からの装飾シートの視認性が向上する。
また、遊技者が遊技中にその視線を遊技盤の斜め方向に向いても、隙間から本体部側が見えるということがないので、装飾性が向上し、遊技者が遊技に集中することができる。
本発明によれば、球通路部材を再利用して機種変更を行う場合、装飾シートを取り換えて、球通路部材の、入賞口がなくなった箇所に該当する孔部、すなわち球通路入口を装飾シートで塞ぐことにより、該球通路入口が遊技者側から見えなくなるので、美的外観を損なわずに、入賞口の数が少ない機種への変更を安価に行うことができるという効果を奏する。
上記各発明の実施の形態に係る構成例を図面に基づいて説明する。
図1は実施形態に係る遊技機の正面図、図2は同遊技機の正面斜視図、図3は同遊技機を構成する遊技盤と演出表示部を示す要部分解斜視図、図4は遊技盤の正面図、図5は遊技盤の分解斜視図、図6は同遊技盤の球通路部材の分解斜視図、図7は球通路部材を構成する遊技盤ベース側ケース体の背面図、図8は球通路部材を構成する背面側ケース体の正面図である。
なお、これらの各図、後述の各図において、同一の構成については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機1は、図1乃至図3に示すように、木枠2及びベースドア3から構成される本体部4と前扉5とからなり、木枠2は遊技場 (ホール)の島設備に取付けられ、この木枠2にベースドア3が、このベースドア3に前扉5がそれぞれ回動可能に支持されている。
ベースドア3には、演出表示部7を取付けた遊技盤6が設けられ、前扉5の上部にステレオ式のスピーカ9,9、下部に上皿ユニット10a,下皿ユニット10b及び発射ハンドル11がそれぞれ取付けられている。
遊技盤6は、図3及び図4に図示したように、ベースドア3に着脱自在に取り付けられており、透光性を有する部材、例えば透明なポリカーボネート樹脂で形成された略平板状の遊技盤ベース6aに、ガイドレールGが取付けられ、このガイドレールG内の遊技領域に、一般入賞口6A〜6D、始動通過ゲート6E、始動入賞口6F、大入賞口6G、風車6Iや障害釘6J等の遊技部材が配置されている。
演出表示部7は、例えば液晶表示装置32(図9参照)で構成され、始動通過ゲート6Eへの遊技球の入賞により開始される普通図柄ゲームの普通図柄、始動入賞口6Fへの遊技球の入賞により開始される特別図柄ゲームの特別図柄などの各種画像が表示される。
このような演出表示は、演出表示部7の前面の透光性を有する遊技盤ベース6aの表示領域6bと、前扉5の中央に配置されたガラスを介して、遊技者に視認可能になっている。
この演出表示部7の下方には、後に詳述するように、装飾シート15が貼着された遊技機部材としての球通路部材14が配置され、その装飾シート15が遊技盤ベース6aの表示領域6cと、上述のガラスを介して、遊技者に視認可能になっている。
そして発射ハンドル11を操作することにより、遊技球がガイドレールGを介して遊技領域6Kに打ち込まれ、始動通過ゲート6Eを通過すると、演出表示部7により普通図柄表示ゲームが行われ、その結果に基づき、始動入賞口6Fが開き入賞が容易な状態になる。また、始動入賞口6Fへの入賞に基づき演出表示部7により特別図柄表示ゲームが行われ、特定の図柄が揃うと「大当たり」となり、大入賞口6Gが開閉され、賞球獲得のチャンスが増大する。
まず、球通路部材14の構成例を図5〜図8に基いて、詳細に説明する。
この球通路部材14は、一般入賞口6A〜6D、始動入賞口6F、大入賞口6G、アウト口6Hを介して、遊技盤ベース6aの背面側に導かれ、流下する遊技球の通路を形成するもので、遊技盤6の遊技領域6Kの略下半部を遊技盤ベース6aの裏側から覆う程度の大きさのものである。
球通路部材14は、遊技盤ベース側ケース体14aと背面側ケース体14bとからなり、遊技盤ベース6aの、一般入賞口6A〜6D、始動入賞口6F、大入賞口6G、アウト口6Hが設けられた領域に対応して取付けられている。
背面側ケース体14bの背面側には、後述の遊技制御基板12A(図11等参照)を取り付けるためのケース体14cが設けられており、これらケース体14a,14b,14cは、例えば図示しないねじ部材によって互いに合体されている。
遊技盤ベース側ケース体14aは、背面側ケース体14bのねじ部材による遊技盤ベース6aへの取付部141を除いて、背面側ケース体14bを略塞ぐ大きさ及び形状の略板状の部材である。
この遊技盤ベース側ケース体14aには、図7等に図示したように、遊技盤ベース6aの一般入賞口6A〜6D、始動入賞口6F、大入賞口6G及びアウト口6Hにそれぞれ対応する球通路入口となる孔部14A〜14D,14F,14G,14Iが設けられている。
これらの孔部に加え、前記孔部14Fの上方には、孔部14Hが設けられているが、この孔部14Hに対応する入賞口は、前記遊技盤ベース6aに形成されておらず、装飾シート15によって塞がれている。
孔部14A〜14D,14F,14G、14Hの周囲には、図7に図示したように、例えば3条の線状凸部からなる入賞球通路蓋部144が形成されている。
一方、背面側ケース体14bには、図5等に図示したように、孔部14A〜14D、14Hに対応すると共に、前記一般入賞口6A〜6D、14Hを構成する部材の後端(図示せず)を受け入れる受入部140A〜140D、140Hが形成されている(図8参照)。
また、背面側ケース体14bには、孔部14F,14Gに対応すると共に、始動入賞口6Fおよび大入賞口6Gを構成する役物の後端(図示せず)を受け入れる受入部140Fと140Gがそれぞれ形成され、孔部14Iに対応するアウト球受入部140Iが形成されている(図8参照)。
さらに、受入部140A〜140D,140Hの下部には、図8に図示したように、遊技盤ベース側ケース体14aの入賞球通路蓋部144に略一致する位置に、断面形状がほぼU字状の入賞球通路溝部143が形成され、それぞれの入賞球通路溝部143は、排出口142に収束するようになっている。
このように形成された遊技盤ベース側ケース体14aと背面側ケース体14bとを組み合わせると、入賞球通路蓋部144が入賞球通路溝部143の開放端を塞ぐことにより管状の入賞球通路が形成され、その下方に遊技球の排出口142が開口される。よって、内部に遊技盤ベース側ケース体14aの前記孔部14A〜14D,14F,14G,14Hと排出口142とを連通接続する蛇行した形状の入賞球通路となる。
遊技盤ベース6aの一般入賞口6A〜6D、始動入賞口6Fまたは大入賞口6Gから孔部14A〜14D,14F,14Gを介して球通路部材14内に入った入賞球は、この入賞球通路内を通って球通路部材14の排出口142まで流下し、球通路部材14の外へ排出される。
入賞球通路蓋部144が3条の線状凸部でできており、隣り合う線状凸部間が溝になっているため、入賞球と入賞球通路内面との接触面積が減り、入賞球通路内を入賞球が流下する際に、摩擦抵抗が軽減されるので、入賞球がスムーズに流下する。
なお、図示は省略するが、各入賞口6A〜6Dへの遊技球の入賞を検出する一般入賞センサ106,108が、入賞球通路の途中に取付けられていると共に、始動入賞口6Fには、その入賞を検出する始動入賞球センサ116、大入賞口6G内には、V入賞領域と一般領域とがあり、V入賞領域への遊技球の通過を検出するV・カウントセンサ102、一般領域への遊技球の通過を検出するカウントセンサ104が取付けられている。
遊技盤ベース側ケース体14a、または遊技盤ベース側ケース体14aと背面側ケース体14bは、透光性を有する部材、例えば透明なポリカーボネート樹脂でできており、遊技盤ベース側ケース体14aの正面側、すなわち遊技盤ベース6a側の面は、遊技盤ベース6aの背面に対向する平面部145となっている。この平面部145には、装飾シート15が接着剤により貼着されている。
装飾シート15は、例えば200μm程度の厚みを有するフィルムを、遊技盤ベース側ケース体14aの平面部145を略覆う大きさ及び形状に裁断し、遊技機のイメージにあう絵柄を不透明インクによりグラビア印刷したものである。したがって、遊技者が前扉5および遊技盤ベース6aを介して装飾シート15の絵柄を視認することとなり、遊技盤6の装飾性が高まるとともに、装飾シート15により球通路部材14が隠蔽される。
装飾シート15の全面を絵柄により不透明にする場合には、装飾シート15は、印刷用インクの塗着が容易なフィルムであれば、その材質を問わないし、遊技盤ベース側ケース体14aに装飾シート15を接着する接着剤は、平滑性を有しているものであれば、どのようなものでもよい。
また、装飾シート15は、その全面を絵柄により不透明にする必要はなく、入賞球通路部分などの所望の領域を、印刷をしない透明な領域としてもよい。その場合には、装飾シート15は、CAB(セルロースアセトブチレート)などのように、透明性が高く、印刷用インクの塗着が容易なものであればよいし、接着剤としては、平滑性および透明性に富むものを用いればよい。
また、装飾シート15に絵柄を印刷する手法としては、グラビア印刷以外の手法を用いることもできる。
装飾シート15には、遊技盤ベース側ケース体14aに開けられている孔部14A〜14D,14F,14Gに対応する箇所に、孔部15A〜15D,15F,15Gが開けられている。
一方、孔部14Hに対応する位置の装飾シート15には孔部は形成されておらず、孔部14Hは装飾シート15によって塞がれている。
上記のように構成された球通路部材14が遊技盤6の裏面側にねじ部材等により着脱可能に取り付けられると、装飾シート15は、遊技盤ベース6aの背面に隙間なく密着するので、本体部4側に装飾シートを設けるよりも、遊技者側からの装飾シートの視認性が向上する。また、遊技者が遊技中にその視線を遊技盤6の斜め方向に向けても、隙間から木枠2等の本体部4側が見えるということがないので、装飾性が向上し、遊技者が遊技に集中することができる。
また、背面側ケース体14bは、その取付部において遊技盤ベース6aにねじ部材により取り付けられ、遊技盤ベース側ケース体14aは、遊技盤6と、背面側ケース体14bとの間で挟持されているので、遊技盤ベース6aから背面側ケース体14bを取り外すことで、遊技盤ベース側ケース体14aを取り外すことができる。
そして、絵柄の異なる装飾シート15が貼着された遊技盤ベース側ケース体14aを背面側ケース体14bに嵌め込み、背面側ケース体14bを遊技盤ベース6aにねじ止めすることにより、交換可能となっており、遊技盤6の装飾を変更することができる。つまり、遊技盤ベース6aをそのまま用いて、遊技盤ベース側ケース体14aを交換するだけで、新機種に容易に変更することができる。
また、図9に示したように、演出表示部7としての液晶表示装置32の下方の球通路部材14は、液晶表示装置の下辺のフレームを隠すように配置されているので、その装飾シート15と液晶表示装置の液晶画面とが合体し、恰も連続しているように、新機種のイメージを遊技者に十分に伝達することができる。
また、機種変更の際に、絵柄の異なる装飾シート15が貼着された遊技盤ベース側ケース体14aに交換する代わりに、装飾シート15が貼着されていない遊技盤ベース側ケース体14aに交換することにより、遊技者に球通路部材14を見せる機種に容易に変更することができる。その逆に、装飾シート15が貼着されていない遊技盤ベース側ケース体14aが取り付けられていることにより、球通路部材14が遊技者から見えるようになっている機種において、遊技盤ベース側ケース体14aを、不透明な絵柄を有する装飾シート15が貼着されたものに交換することによって、球通路部材14を見せる機種から見せない機種に変更することも容易である。
また、遊技盤ベース側ケース体14aとして、半透明、不透明等の透光具合が異なる複数の遊技盤ベース側ケース体を用意し、新機種に合わせて、そのうちから任意に選択するようにしても、同様の作用効果を奏する。
また、この実施形態では、上述のように、遊技盤ベース側ケース体14aの孔部14Hに対応する入賞口は、前記遊技盤ベース6aに形成されておらず、孔部14Hは装飾シート15によって塞がれているが、これは次の理由による。
機種変更の際に、旧機種よりも入賞口の数が少ない機種に変更する場合には、遊技盤ベース6aを、入賞口の数が少ないものに交換する必要があるが、この場合、旧機種には設けられていたが、新機種ではなくなってしまう入賞口がある。このように入賞口がなくなっても、遊技盤ベース側ケース体14aには、なくなった入賞口に対応する孔部14Hが、球通路入口として残ることになる。この孔部14Hを塞がないと、遊技盤ベース6aが透光性部材でできているため、入賞口がないにもかかわらず、不要となった孔部14Hが開いているのが見えてしまい、美的外観が損なわれてしまう。
そこで、このような場合には、図10に示すように、遊技盤ベース側ケース体14aを、不要となった孔部14Hに対応する部分に不透明な絵柄が印刷された装飾シート15を貼着したものに交換し、装飾シート15により、不要となった孔部14Hを塞いで、遊技者から孔部14Hが見えないようにする。
このようにすれば、遊技盤ベース側ケース体14aを、多種の遊技盤ベース6aに使用することができるので、遊技盤ベース側ケース体14aの汎用性が高くなる。
なお、この実施形態では、装飾シート15により孔部14Hを塞いでいるが、塞がれる孔部は、新機種の遊技盤ベース6aの遊技部材の構成に左右されるもので、孔部14Hに限定されるものでもないし、その数も1つに限定されるものでもなく、複数の孔部でもよい。
上記のように構成された遊技盤6の背面側には、図11に示したように、遊技状態を制御する各種制御装置12、遊技球の貯留及び流下ユニット13等が配置されている。
前記制御装置12は、遊技の主制御を行う遊技制御基板12A、前記各種入賞口に遊技球が入賞したときに遊技制御基板12Aからの制御信号に基づいて賞球の払出し制御をおこなう賞球払出制御基板12B、賞球払出制御基板12Bの制御により賞球を払い出す賞球払出ユニット12C、遊技制御基板12Aからの制御信号に基づいて音声制御を行う音声制御基板12D、遊技制御基板12Aからの制御信号に基づいて演出表示部7、遊技盤6上の装飾ランプ等の各種表示器の表示制御を行う表示制御基板12Eなどから構成されている。
遊技機は、上記制御装置12により、遊技が制御されるが、この制御装置12の構成例を図12の制御ブロック図に基づき説明する。
制御装置を構成する主制御回路60は、メインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えており、メインROM68に記憶されたプログラムに従って、メインCPU66が各種遊技の処理を実行するようになっている。
また、メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として、種々のフラグや変数の値が記憶され、また遊技状態に応じて生成される各種データが記憶される。
この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対しコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えており、それぞれメインCPU66に接続されている。
また、主制御回路60には、V・カウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞センサ106,108、通過球センサ114、始動入賞球センサ116、始動入賞口6Fの開閉を行う普通電動役物ソレノイド118、大入賞口6Gの開閉を行う大入賞口ソレノイド120、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアするバックアップクリアスイッチ124が、それぞれ接続されている。
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続され、この払出・発射制御回路126には遊技球の払出を行う払出装置128、遊技者が操作を行う発射ハンドル11、カードユニット150が接続されている。
シリアル通信用IC72に接続されている副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種コマンドに応じて、液晶表示装置32に対する表示制御、スピーカ9から発生される効果音に関する制御、ランプ132の制御等を行う。
副制御回路200は、サブCPU206、プログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行う表示制御回路250、スピーカ9を制御する音声制御回路230、ランプ132を制御するランプ制御回路240から構成されている。
サブCPU206は、プログラムROM208、ワークRAM210が接続されており、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに基き、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、副制御回路200の制御を行う。
表示制御回路250は、画像データプロセッサ212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅させる増幅器236から構成される。
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、増幅器236と接続され、スピーカ9から発生させる効果音の制御を行う。
サブCPU206は、演出パターンを選択し、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。
その後、サブCPU206は選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号を増幅器236に供給すると、音声信号が増幅され、スピーカ9から音声が出力される。
ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数のランプ装飾パターンなどが記憶されている装飾データROM244から構成されている
なお、図13に示すように、遊技盤ベース6aが木材等の不透明部材61と透明なポリカーボネート樹脂等からなる透光性部材62とでできており、それら不透明部材61と透光性部材62とを一体化させた構成としてもよい。
また、図14に示すように、遊技盤ベース6aとして、遊技領域6Kに略対応する部分が透明なポリカーボネート樹脂等からなる透光性部材63でできており、遊技領域6Kの略外側に対応する部分が木材等の不透明部材64でできており、不透明部材64に透光性部材63を嵌め込んで一体化させた構成としてもよい。
さらに、図15に示すように、透明なポリカーボネート樹脂等からなる遊技盤ベース6aの、遊技領域6Kに略対応する部分を透明領域65とし、その外側に対応する部分を、塗装を施した不透明領域66としてもよい。
本発明は、パチンコ機に限られることなく、アレンジボールや、雀球等へも広く適用可能である。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の正面図である。 同パチンコ機の正面斜視図である。 同パチンコ機の要部分解斜視図である。 同パチンコ機を構成する遊技盤の正面図である。 同パチンコ機の遊技盤の分解斜視図である。 同パチンコ機の球通路部材の分解斜視図である。 同パチンコ機を構成する球通路部材の遊技盤ベース側ケース体の背面図である。 同パチンコ機を構成する球通路部材の背面側ケース体の正面図である。 同パチンコ機を構成する液晶表示装置と球通路部材の配置図である。 同パチンコ機の要部断面図である。 同パチンコ機の背面斜視図である。 同パチンコ機の制御装置の構成ブロック図である。 同パチンコ機を構成する遊技盤ベースの変形例の斜視図である。 同パチンコ機を構成する遊技盤ベースの変形例の分解斜視図である。 同パチンコ機を構成する遊技盤ベースの変形例の斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機 2 木枠
3 ベースドア 4 本体部
5 前扉 7 演出表示部
6 遊技盤 9 スピーカ
10a 上皿ユニット 10b 下皿ユニット

11 発射ハンドル
6a 遊技盤ベース G ガイドレール
6A〜6D 一般入賞口 6E 始動通過ゲート
6F 始動入賞口 6G 大入賞口
6I 風車 6J 障害釘
15 装飾シート 14 球通路部材
6c 表示領域 6K 遊技領域
7 演出表示部 14a 遊技盤ベース側ケース体
14b 背面側ケース体 12A 遊技制御基板
14c ケース体 141 取付部
14A〜14D,14F,14G、14H、14I 孔部
144 入賞球通路蓋部 140A〜140D、140H 受入部
140I アウト球受入部
140F 140G 受入部 143 入賞球通路溝部
142 排出口 116 始動入賞球センサ
102 V・カウントセンサ 104 カウントセンサ
106,108 一般入賞センサ 145 平面部
13 遊技球の貯留及び流下ユニット 12A 遊技制御基板
12B 賞球払出制御基板 12C 賞球払出ユニット
12D 音声制御基板 12E 表示制御基板

Claims (2)

  1. 透光性を有し、かつ複数の入賞口が設けられた遊技盤ベースを備えた遊技盤と、
    前記遊技盤が取り付けられる本体部と、
    前記遊技盤ベースの背面側に設けられ、かつ遊技盤ベースの前記入賞口のそれぞれに連通する複数の孔部を有する球通路部材とを備えた遊技機であって、
    前記球通路部材は、装飾を施した装飾シートが貼着され、前記遊技盤ベースに前記装飾シートが対向するように、配置されており、
    前記装飾シートは、前記球通路部材の前記孔部の少なくとも1つを塞いでいることを特徴とする遊技機。
  2. 前記球通路部材は、前記遊技盤ベースの背面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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