JP2005152265A - 衛生用品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、対象者の自尊心を傷つけることなく、かつ、対象者が寝たままでも排泄の介助を行うことが可能な衛生用品として使用することができる衛生用品を提供する。
【解決手段】対象者の股間に装着される衛生用品において、おむつ20と、剛性を有した素材からなり2つに折り曲げ可能となるよう構成された補助具30と、を備えた。対象者は補助具30の前面支持部32に設けられた把手38を持ち、身体に押し当てて使用することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、成人用の使い捨ておむつ及びこのおむつを保持するための衛生用品に関する。
高齢者、身障者等の要介護者(以下、対象者とする)が排泄を行う際の介助方法には、おむつや尿器等が挙げられこれらは対象者の生活習慣、体調、介護レベルなどに対応して異なる。例えば、おむつや、尿取りパッドを始めとするおむつ補助具は、尿意や便意を感じられない人や、伝えられない人、又は身体を動かすことが極めて困難な状態である人、等に使用され(特許文献1、2参照)、ポータブルトイレは、尿意や便意を感じられる人、伝えられる人、又は身体を動かすことが可能である人に使用される(特許文献3参照)。どちらも対象者がトイレまで歩く必要が無く、自室で排泄することが可能である。
特許文献1に記載のおむつ補助具は、吸水体と吸水体を保持する保持部とからなり、おむつ装着時におむつの内側から対象者の股部にあてがわれ、保持部も尿を吸収することが可能なおむつ補助具である。従って、使用後は洗濯して繰り返し使用することが可能であるため、ゴミの削減につながる。
特許文献2に記載の受尿具は、尿を収容するための収容袋と、これを保持するための保持部とからなり、前記保持部はその一部に排尿口を有し、かつ、股間に沿って変形可能である受尿具である。この受尿具は、使用時のみ用いればよいため、要介護人の心理的負担が少なく、かつ、衛生的である。
また、特許文献3に記載のポータブルトイレは、便座及び便蓋がそれぞれ取り付けられた便器本体及びこの便器本体内に着脱自在に装着される便槽及び、便器本体内に設けられた洗浄ノズルと、を備えたポータブルトイレである。便器本体内に洗浄ノズルが設けられていることによって、お尻の洗浄を行うことが可能となる。
特開2001−187078号公報 特開平11−324665号公報 特開2001−314351号公報
しかしながら、特許文献1に記載のおむつ補助具は、合成樹脂性の防水シートの両面に薄い不織布を2枚づつ重ねた保持部自身が尿を吸収し、使用後は洗濯して繰り返し使用となっているが、保持部に剛性が無いので、吸収材を保持しても安定性がない。また、尿を吸収しているため洗濯の際、衛生面で問題が生じる。また前記おむつ補助具は、おむつと併用して使用することを前提としているが、安易なおむつの使用は対象者の自尊心を傷つけてしまうと同時に、おむつの中で排尿を強要しつづけると尿意が無くなってしまい、排泄に関係する身体機能が低下してしまう場合がある。
特許文献2に記載の受尿具は、保持部の一部にしか排尿口が設けられていないため、保持部が尿道口の周辺に密着しなかった場合、尿は確実に漏れてしまう。また、保持部は背面部に吸収性を有さないため、身体を伝って背中に流れた尿は吸収されずまた、寝た状態でこの受尿具を使用することはできない。更に、特許文献3に記載のポータブルトイレは、特許文献1及び2に記載のおむつ補助具及び受尿具と比べ、衛生的であるが、使用の際には一度自分の布団から離れなければならないため、立ったり座ったりすることが困難な対象者が一人で使用することは難しい。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象者の自尊心を傷つけることなく、かつ、対象者が寝たままでも排泄の介助を行うことが可能な衛生用品を提供することである。
以上のような目的を達成するために、本発明の衛生用品においては、おむつと、排泄時におむつの局部への当接を支持する補助具と、を備えることを特徴とするものである。対象者は、おむつの身体と接する面と反対側の面に取り付けられた補助具を身体に押し当てることによって排泄することが可能となる。
本発明は具体的に以下のようなものを提供する。
(1) 対象者の股間に装着されて使用される衛生用品であって、対象者に装着されるおむつと、このおむつの身体側に対して反対側の面において前記反対側の面に沿って当接し、前記反対側の面から前記おむつの支持をする面支持補助具と、を備え、前記おむつは、着用されたときに着用者の前面側に位置する前部と、着用されたときに着用者の背面側に位置する後部と、に折り曲げ可能とされたものであり、前記補助具は、前記おむつの前部を支持する前支持部と、前記おむつの後部を支持する後支持部と、を有し、着用時には、前記おむつの前部で前記対象者の股間の前方を覆い、前記おむつの後部で前記対象者の股間の背面を覆うことを特徴とする衛生用品。
(1)の発明によれば、おむつは補助具を備えることによって、常に装着するのではなく、排泄の際のみに装着すればよいということを対象者に認識させることが可能となる。これによって、対象者は1回毎の尿意に対応することが可能となりおむつの中で排尿するといった望ましくない事態から回避し、対象者の尊厳を保つことができる。更に、おむつが補助具を備えることによって、対象者が使用の際におむつがずれたり変形したりする事態を防止することが可能となる。
補助具は、おむつの身体側に対して反対側の面に沿って当接し、おむつの支持をする前支持部と、おむつの後部に対して反対側の面に沿って当接し、おむつの支持をする後支持部とからなる。補助具は、略中央部で折り曲げ可能とすることによって、対象者の股間に密着させることができる。なお、前支持部と後支持部は、おむつを支持することが可能な大きさであればよく、その形状や素材などは特に問わないが、おむつと同程度の大きさを有することが好ましい。
(2) 前記補助具は、可撓性を有する板材で一体形成され、前記前支持部は、前記後支持部に対して開閉可能であることを特徴とする(1)記載の衛生用品。
(2)の発明によれば、補助具は可撓性を有することによって、対象者の股間により密着させることが容易となる。これによって対象者が寝た状態で排泄を行っても補助具と着用者の間(例えば、背面や側面)から漏れる可能性が低くなる。また、前支持部は、後支持部に対して開閉可能であることによって、2つ折りにすることができ、収納時に場所をとらず、持ち運びが便利である。
(3) 前記おむつは、対象者の股間の前面側から背面側にかけて覆うことが可能である長さを有することを特徴とする(1)または(2)に記載の衛生用品。
(3)の発明によれば、おむつが対象者の股間の前面側から背面側にかけて覆うことが可能である長さを有することによって、仮に使用の際におむつがずれてしまっても尿の漏れを最小限に抑えることが可能となる。おむつの長さは、長手方向は20〜60cm、短手方向は15cm〜30cmであるパッドタイプのおむつであることが好ましく、長手方向が40〜50cm、短手方向が20cm〜30cmであることが更に好ましい。
(4) 前記おむつは、パッド形状のおむつであることを特徴とする(1)から(3)いずれかに記載の衛生用品。
(4)の発明によれば、おむつをパッド形状にすることによって、補助具に取り付け易くなる。また、パンツ形状のおむつとは異なり、対象者に「おむつを装着している」という印象を与え難い。そのため対象者の心理的負担を軽減することが可能となる。また、このおむつの側面には、横漏れを防ぐためのギャザーを備えることがより好ましい。
(5) 前記おむつは、使い捨ておむつであることを特徴とする(1)から(4)いずれかに記載の衛生用品。
(5)の発明によれば、おむつを使い捨ておむつにすることによって、対象者は常に清潔な状態で排泄することが可能となる。
(6) 前記おむつ及び前記補助具の少なくとも1つは、前記おむつを着脱可能に保持するための保持手段を有する(1)から(5)いずれかに記載の衛生用品。
(6)の発明によれば、おむつ及び補助具の少なくとも一つにおむつを着脱可能に保持するための保持手段を備えることによって、使用の際、おむつが補助具及び対象者の股間からずれることを防止することが可能となり、対象者は安心して使用することが可能となる。「保持手段」は、おむつ又は補助具の少なくとも一つに設けられていればよい。
(7) 前記保持手段は、クリップ、カバー、ポケット、ファスナー、両面テープ、ホック、ボタン、リボンからなる群から選ばれる1種を含む(6)に記載の衛生用品。
(7)の発明によれば、これらの保持手段を設けることによって、対象者が衛生用品を使用の際におむつを容易に着脱させることが可能となる。「保持手段」は、補助具又はおむつの少なくとも1箇所以上設けられていることが好ましく、前支持部及び後支持部の先端側にそれぞれ少なくとも1箇所以上設けられていることが更に好ましい。「クリップ」とは、おむつと補助具とを挟んで留めることが可能な金具をいい、その大きさは特に問わない。また「カバー」とは、おむつの吸収体の周囲に備え付けられた伸縮性を有する不織布や布等からなる覆いのことをいう。カバーは、おむつの周縁に設けられ、おむつと一体形成され、補助具が、おむつの身体側に接触する面と反対側の面の全体又は一部を覆うことが可能であることが好ましい。また「ポケット」とは、補助具の両端側に設けられ、おむつの身体側に接触する面の先端側の一部を覆うものをいう。ポケットは、カバーと同様に伸縮性を有する不織布や布等からなることが好ましい。また、この保持手段は、おむつの身体側に接触する面と反対側に設けられていて、そこに補助具を差し込むような形態差込口を設けてもよい。
上記の保持手段は、おむつまたは補助具のいずれか片方に設ければよいが、次に示すようにおむつと補助具の両方に設けるものも含む。
「ファスナー」とは、左右一列におむつと補助具と、に留めつけた金属あるいはプラスチックの歯をいい、この場合、食品を保存する袋に取り付けられたチャックを含む。「両面テープ」とは、接着剤が両面についた粘着テープをいい、この場合、マジックテープ(登録商標)を含む。「ホック」とは、鉤と受け金が一組みになったものをいい、鉤ホックを含む。その他ボタン、リボンなども含み、これらを組み合わせて使用してもよい。
(8) 前記おむつは、引張部を有し、前記対象者が前記おむつの引張部を持って引っ張ることにより、前記おむつを前記補助具から取り外すことが可能となる(1)から(7)いずれかに記載の衛生用品。
(8)の発明によれば、おむつに引張部を設けることによって、使用後におむつを補助具から引き離しやすくなるため、手を汚すことがなく衛生的である。また、引張部は、おむつの任意の箇所に設けられており、おむつの略先端側に2箇所以上設けられていることが好ましい。なお、引張部の素材は特に問わないが、おむつと同様の素材(不織布、布等)からなることが好ましい。
(9) 対象者の股間に装着されたおむつを支持して排泄を補助するための補助具であって、前記補助具は、前記おむつの前部を支持する前支持部と、前記おむつの後部を支持する後支持部とを備えることを特徴とする補助具。
(9)の発明によれば、補助具本体がおむつの前部を支持する前支持部と、後部を支持する後支持部とを備えることによって、おむつを包み込むようにして支持することが可能となる。その結果、使用の際におむつが安定化し、対象者の股間に密着させることができ、漏れを防ぐことができる。
補助具は、前支持部と後支持部とを備えているものであればその形状は特に限定されることはなく、それぞれ大きさが異なるものであってもよい。また、使用の際対象者の股間に容易に密着させることが可能となるように、股下にあたる部分に向かって細くなるようなくびれや、対象者が持ちやすいような把手が設けられていてもよい。なお、補助具はどちらが前面であるかを示すためのイラストや文字などの表示部を設けてもよい。
(10) 対象者の股間に装着されるとともに補助具に支持されて排泄を補助するおむつであって、前記おむつは、対象者の股間の前方を覆う前部と、前記対象者の股間の背面を覆う後部と、を備えることを特徴とするおむつ。
(10)の発明によれば、おむつは、補助具と併用して使用することによって、対象者が排泄時以外においてもおむつを装着したままでいる状態を回避することが可能となる。従って、対象者がおむつを装着することによる精神的苦痛を軽減することができる。また、使用毎におむつを交換するため衛生的である。
以上説明したように本発明は、対象者の股間に装着されて使用される衛生用品であって、対象者に装着されるおむつと、このおむつを支持する補助具と、を備え、前記おむつは、着用されたときに前面側に位置する前部と、背面側に位置する後部と、に折り曲げ可能とされたものであり、前記補助具は、前記おむつの前部を支持する前支持部と、前記おむつ後部を支持する後支持部と、を有し、着用時には、前記おむつの前部で前記対象者の股間の前方を覆い、前記おむつの後部で前記対象者の股間の背面を覆うことを特徴とする衛生用品である。その結果、対象者が排泄時以外においてもおむつを装着したままでいる状態を回避することが可能となり、対象者がおむつを装着することによる精神的苦痛を軽減することが可能となる。
以下、本発明をより詳しく説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略若しくは簡略化する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態における衛生用品は、図1に示すように、おむつ20と、おむつ20を支持する補助具30と、を備えたものをいう。このおむつ20はパッドタイプのものである。具体的には、液透過性のトップシート22と、液体を吸収し保持するための吸収体24と、液不透過性のバックシート26と、を備えている。また、おむつ20の短手方向端部(脚回りに相当する箇所)には、伸縮部材28が設けられており、おむつ20の長手方向端部には引張部27が設けられている。このおむつ20は、市販の尿取りパッドで代用してもよい。なお、おむつ20全体の長手方向は40cmであり、短手方向は20cmである。なお、おむつ20の裏面側、略中央部には保持手段(本実施例ではマジックテープ(登録商標))29が設けられている。
補助具30は、略四角形の形状を有し、おむつ20の身体側に対して反対側の面に沿って当接し、支持をする前支持部32と、おむつ20の後部に対して反対側の面に沿って当接し、支持をする後支持部34とからなる。補助具30は、略中央部で折り曲げ可能となるような接合部36が設けられており、これによって、対象者の股間に密着させることが可能となる。また、補助具30の前支持部32の一部に把手38が設けられている。なお、このくり抜き部の寸法は、片手を差し込むことが可能な程度の大きさを有している。さらに、補助具30の前支持部32及び後支持部34は、おむつ20の保持手段29と対応する位置に保持手段37が設けられている(本実施例ではマジックテープ(登録商標))。
本発明に係るおむつをより詳しく説明する。図2はおむつ20を示したものである。おむつ20は、バックシート26の上に、吸収体24が配置され、それを包み込むようにしてトップシート22が配置されている。吸収体24の寸法は、トップシート22及びバックシート26よりも小さく、長手方向が30cmであり、短手方向が15cmである。おむつ20の外縁部はホットメルト、接着剤等で接着され、長手方向の略中心部には伸縮性を有する伸縮部材(例えばギャザー)28が設けられている。また、おむつ20の身体と接触する面と反対側の面の少なくとも一部には保持手段29が設けられている。この保持手段29は、補助具に設けられた保持手段と対応する位置に設けられている。更に、おむつ20の長手方向の略端部側の少なくとも一部には、引張部27が設けられている。
本発明に係る補助具をより詳しく説明する。図3は補助具30を示したものである。補助具30は、前支持部32と、後支持部34と、接合部36と、からなる。なお、補助具30の長手方向は50cmであり、短手方向は前支持部32の最大幅W1及び後支持部は20cmであり、前支持部32の最小幅W2は6cmである。接合部36(本実施例では蝶番)は、補助具30のおむつ20に当接する面と反対側の面から取り付けられており開閉可能、即ち、2つに折り畳み可能となっている。また、前支持部32の略先端側には、くり抜き部が設けられた把手38が設けられている。この把手の寸法は、補助具30の長手方向と平行な方向であるHは5cm、短手方向と平行なW3は15cmである。
また、補助具は繰り返し使用することが可能な素材で構成されている。具体的には、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、エラストマー、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリカーボネート等を用いたインジェクション成形又は、金属に可撓性を有するプラスチックをコーティングしたもので一体形成されている。この素材を使用した場合、対象者は好きな所で補助具を容易に変形させることが可能となり、股間への密着度も高くなる。また補助具の一部は、前支持部と後支持部とが接合部材で接合されていてもよい。接合部材は、蝶番、テープ、リング等特に限定されない。
図4に示すように、まず、おむつ20は、対象者の股間に接する面と反対側の面にある保持手段29を補助具30の保持手段37の上に貼り付けることによって取り付けられる。このときおむつ20の中心が補助具30の接合部36の上に位置するように取り付けられることが好ましい。
次に、図5に示すように、対象者は、仰向け、或いは上半身を起こした状態で補助具30の後支持部34を臀部に敷き込み、接合部36が股間の真下に位置するように前支持部32を前にして股間に挟み、身体に密着させた後に把手38を持ち、身体に押し付けて排泄を行う。最後に、使用後は、おむつ20と補助具30を対象者の股間から外し、対象者の臀部を清拭した後に、おむつ20を補助具30から取り外す。
[第2実施形態]
本実施形態においては、保持手段としてカバーを用いた点が、第1実施形態と異なる。図6は、第2実施形態に係る衛生用品において、衛生用品の身体に接しない面を示した図である。この第2実施形態においてはおむつ20の縁部には、伸縮性を有した素材が貼り付けられたカバー21が設けられており、補助具30を包むようにして取り付ける。なお、補助具30には、把手が設けられていないため、対象者は前支持部32の先端側を持って身体に押し当てて使用する。
[第3実施形態]
本実施形態においては、保持手段としてポケットを用いた点が、第1実施形態と異なる。図7は、第3実施形態に係る衛生用品において、衛生用品の身体に接する面を示した図である。補助具30の長手方向端部には伸縮性を有した素材からなるポケット31が設けられており、おむつ20の長手方向端部を収納する。なお、おむつ20及び補助具30には、把手が設けられていないため、対象者は補助具30の先端側を持って身体に押し当てて使用する。
[第4実施形態]
本実施形態においては、補助具を蛇腹形状にした点が、第1実施形態と異なる。図8は、第4実施形態に係る衛生用品において、図3の補助具30の前支持部32及び後支持部34が蛇腹状になり一体形成された図を示す。この場合、補助具30は長手方向に沿って変形自在となるため、対象者の身体への密着度が増す。
[第5実施形態]
本実施形態においては、補助具を構成している素材が異なる点が、第1実施形態と異なる。図9に示す補助具50は、第5実施形態に係る衛生用品において、手の力や身体の力によって容易に折り曲げることが可能となるように薄い金属に可撓性プラスチックをコーティングした補助具50である。この場合、図10及び11に示すように補助具50は、おむつ20の身体と接触する面の反対側、長手方向に設けられている保持手段29(この場合差込み口)に差し込んで使用する。この保持手段29は、その位置が対象者にわかるようにおむつ20とは別の色が塗られている。また、この補助具50は第4実施形態の補助具30と同様、おむつ20の長手方向に沿って変形自在となるため、対象者の身体への密着度が増す。
本発明は、対象者の自尊心を傷つけることなく、かつ、対象者が寝たままでも排泄の介助を行うことが可能な衛生用品として使用することができる。
本発明の第1実施形態の衛生用品を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態のおむつを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の補助具を示した正面図である。 本発明の第1実施形態のおむつと補助具の取り付け工程を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態の衛生用品の装着例を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態の衛生用品を示した正面図である。 本発明の第3実施形態の衛生用品を示した斜視図である。 本発明の第4実施形態の補助具を示した斜視図である。 本発明の第5実施形態の補助具を示した斜視図である。 本発明の第5実施形態のおむつと補助具の取り付け工程を示した正面図である。 本発明の第5実施形態のおむつと補助具の取り付け工程を示した正面図である。
符号の説明
20 おむつ
21 カバー
22 トップシート
24 吸収体
26 バックシート
27 引張部
28 伸縮部材
29、37 保持手段
30、50 補助具
31 ポケット
32 前支持部
34 後支持部
36 接合部
38 把手

Claims (10)

  1. 対象者の股間に装着されて使用される衛生用品であって、
    対象者に装着されるおむつと、このおむつの身体側に対して反対側の面において前記反対側の面に沿って当接し、前記反対側の面から前記おむつの支持をする面支持補助具と、を備え、
    前記おむつは、着用されたときに着用者の前面側に位置する前部と、着用されたときに着用者の背面側に位置する後部と、に折り曲げ可能とされたものであり、
    前記補助具は、前記おむつの前部を支持する前支持部と、前記おむつの後部を支持する後支持部と、を有し、
    着用時には、前記おむつの前部で前記対象者の股間の前方を覆い、前記おむつの後部で前記対象者の股間の背面を覆うことを特徴とする衛生用品。
  2. 前記補助具は、可撓性を有する板材で一体形成され、
    前記前支持部は、前記後支持部に対して開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  3. 前記おむつは、対象者の股間の前面側から背面側にかけて覆うことが可能である長さを有することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生用品。
  4. 前記おむつは、パッド形状のおむつであることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の衛生用品。
  5. 前記おむつは、使い捨ておむつであることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の衛生用品。
  6. 前記おむつ及び前記補助具の少なくとも1つは、前記おむつを着脱可能に保持するための保持手段を有する請求項1から5いずれかに記載の衛生用品。
  7. 前記保持手段は、クリップ、カバー、ポケット、ファスナー、両面テープ、ホック、ボタン、リボンからなる群から選ばれる1種を含む請求項6に記載の衛生用品。
  8. 前記おむつは、引張部を有し、
    前記対象者が前記おむつの引張部を持って引っ張ることにより、前記おむつを前記補助具から取り外すことが可能となる請求項1から7いずれかに記載の衛生用品。
  9. 対象者の股間に装着されたおむつを支持して排泄を補助するための補助具であって、
    前記補助具は、前記おむつの前部を支持する前支持部と、前記おむつの後部を支持する後支持部とを備えることを特徴とする補助具。
  10. 対象者の股間に装着されるとともに補助具に支持されて排泄を補助するおむつであって、
    前記おむつは、対象者の股間の前方を覆う前部と、前記対象者の股間の背面を覆う後部と、を備えることを特徴とするおむつ。
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