JP2005151661A - 熱電発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 初期値の適切な設定等を通じて、殆ど常に最適な出力電力を得られることの可能な熱電発電装置を提供する。
【解決手段】 高温流体発生源から排出される高温流体を利用して電力を発生する熱電発電装置であって、前記高温流体の熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電素子と、前記高温流体発生源の動作状態に応じて定めた初期電流値で前記熱電素子の出力を制御する制御手段とを備えている。
【選択図】 図4



Description

本発明は、熱電発電装置の技術分野に属する。
従来、自動車のエンジンから排出される高温の排気ガス、あるいは工場廃熱、焼却炉廃熱等を利用することにより、その熱エネルギの一部を電気エネルギに変換して利用することの可能な熱電発電装置が知られている。この熱電発電装置は、例えばP型の半導体素子及びN型の半導体素子等の二つの異種材料からなる素子を接合した構造からなり、これらの一側面を高温に曝し、他の側面を低温に曝すことによって、両温度差に起因した熱起電力が発生する仕組みとなっている。
かかる熱電発電装置は大きな温度依存性を有する。つまり、高温側の温度及び低温側の温度が何度かによって、当該熱電発電装置から取り出し得る出力電力が大きく変化するのである。また、これに伴って当該熱電発電装置の最大出力点も温度に大きく影響を受けることが知られている。しかるに、当該熱電発電装置が自動車等に搭載されている場合においては、当該自動車は高速道路を走行している場合もあれば市街地を走行している場合もあるというように、一般にエンジン等の高温流体発生源から排出される高温流体(エンジンの場合、排気ガス)の温度が時々刻々と変化することから、熱電発電装置の出力電力を最適に維持することには困難が伴っていたのである。
そこで、従来においても、このような問題点に対処するため、例えば特許文献1に開示されているような熱電発電充電装置が提案されている。この特許文献1においては、熱電素子の高温側及び低温側の温度を計測するとともに、計測された温度における当該熱電素子の出力特性から最適な電流値を決定することによって、最大の出力特性を得る技術が開示されている。また、熱電発電装置ではなく太陽電池に関するものではあるが、太陽電池においても日射量や素子温度の影響を受けて出力特性が変化することが知られているため、同様な発想に基づく技術が、例えば特許文献2及び3などに開示されている。
特開平6−22572号公報 特開平6−110571号公報 特開平8−227324号公報
しかしながら、従来における熱電発電装置には次のような問題点がある。すなわち、前記の特許文献1によれば、たしかに時々刻々と変化する温度に対応しつつ当該熱電素子において達成し得る最大出力点を常に好適に維持しえるかにみえる。しかし、熱電発電装置が現実にどのような温度下で運転されているかを知った時点から、それに対応した適切な出力電力を実現し得るまでの間には、所定の制御を要し、これには一般に相応の時間がかかるから、当該制御の内容の如何によっては熱電素子の出力電力を最適にすることができない場合が考えられる。なぜなら、当該時間の経過の間に、高温側温度及び低温側温度は別の値に遷移してしまっている可能性があるからである。これでは、制御を実施した意味がないことになってしまう。このようなことからすると、熱電素子の最大出力点を維持するためには、迅速な応答性が要求されているということができる。
また、迅速な応答性を確保するという観点からすると、熱電素子の動作制御の初期状態をどのように設定するか、すなわち初期値をどのように設定するかが極めて重要である。これは、例えば熱電発電装置の運転始め等において、出力電流値をどこに設定しておくかによって、最適な状態にどれだけ速く到達できるかが影響を受けるからである。この点については従来において等閑視されているきらいがあり、実際上は、初期値はいわば当てずっぽうに定められているに過ぎないようである。前記の各特許文献1乃至3においても、この点についての記述は見当たらない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、初期値の適切な設定等を通じて、殆ど常に最適な出力電力を得られることの可能な熱電発電装置を提供することを課題とする。
〔1〕
本発明の熱電発電装置は、上記課題を解決するため、高温流体発生源から排出される高温流体を利用して電力を発生する熱電発電装置であって、前記高温流体の熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電素子と、前記高温流体発生源の動作状態に応じて定めた初期電流値で前記熱電素子の出力を制御する制御手段とを備えている。
本発明の熱電発電装置によれば、高温流体発生源(例えばエンジン)から排出される高温流体(例えば排気ガス)の熱エネルギの一部を電気エネルギとして取り出すことができる。この際、熱電素子の一側面には高温流体が間接的又は直接的に接触し、他の側面にはより低い温度をもつ低温流体(例えば水、空気)等が間接的又は直接的に接触することで、当該熱電素子には温度差がかけられる状態となっており、これが原因となって当該熱電素子から起電力を取り出すことが可能なようになっている。
そして、このような構成及び作用において、例えば高温流体発生源から比較的高い温度の高温流体が排出されているなどという場合(以下、「第1の場合」という。)には、熱電素子には比較的大きな温度差がかけられることになるから、当該熱電素子の出力特性は一般に向上する。具体的には、当該熱電素子から取り出し得る最大出力電力はより大きくなる。反対に、高温流体発生源から比較的低い温度の高温流体が排出されているなどという場合(以下、「第2の場合」という。)には、熱電素子には比較的小さな温度差がかけられることになるから、当該熱電素子の出力特性は一般に低下する。具体的には、当該熱電素子から取り出し得る最大出力電力はより小さくなる。そして、第1の場合では、当該最大出力電力に対応する出力電流値はより大きくなり、第2の場合では出力電流値はより小さくなる。つまり、高温流体発生源の動作状態に応じて、より好ましい熱電素子の動作電流の値は上下するのである。
ここで本発明では、このような変化に応じて、すなわち高温流体発生源の動作状態に応じて初期電流値が定められるようになっているのである。したがって、例えば前記第1の場合では初期電流値をより大きく定め、第2の場合ではより小さく定めるなどとしておけば、熱電素子の運転始め等の初期状態において、最大出力電力を得るための最適な状態をより好適に現出させることができるのである。また、本発明によれば、このような好ましい初期状態が実現されるのであるから、その後に当該熱電素子について所定の出力制御を行う場合であっても、当該熱電素子の最適な動作状態を迅速に実現することができるのである。
なお、本発明にいう「高温流体発生源の動作状態」なる概念には、具体的には例えば、当該高温流体発生源がいわゆるエンジンである場合には当該エンジンの回転数、あるいは当該エンジンから排出される排気ガスの温度、更には当該エンジン及び当該熱電発電装置が四輪自動車等の車両に搭載されているのであれば、当該車両の速度等も含まれる。最後者によれば、当該車両の車速によって前記初期電流値が定められるということになる。
また、本発明の「初期電流値」は、高温流体発生源の当該動作状態における当該温度差に基づく最大出力電力が得られるような電流値又はこれに近い電流値として定められるようにしておくのが好ましい。このようにしておけば、初期状態から既に、熱電素子を最適な状態、あるいはこれに近い状態で動作させることが可能となるからである。
これと同じ効果を得るためには、例えば、本発明にいう「高温流体発生源」がエンジンである場合には、好ましくは、「初期電流値は、当該エンジンの回転数に応じて定められる」ようになっているとしてもよく、更に好ましくは、「初期電流値は、当該エンジンの回転数がより大きい場合にはより大きく、より小さい場合にはより小さく定められる」ようになっていてもよい。さらに、当該エンジンが前記車両に搭載されている場合には、前記で「エンジンの回転数」とあるのを、「車速」と言い換えることも可能である。
〔2〕
本発明の熱電発電装置の一態様では、前記制御手段は、前記熱電素子の出力電流及び出力電圧の少なくとも一方に基づいて、当該熱電素子の出力を制御する。
この態様によれば、熱電素子の出力が、出力電流、出力電圧、あるいはこれらを掛け合わせた出力電力などに基づいて制御されるようになっているから、当該熱電素子から最大出力電力を取り出し得るような制御を好適に実施することが可能になる。特に、本発明では、初期電流値が上述のように高温流体発生源の動作状態に応じて定められる、言い換えれば、はじめから最大出力電力が達成され得る出力電流値近くで熱電素子を動作させておくことができるようになっているから、本態様に係る制御により、熱電素子が最大出力電力に達し得るまでの時間を極めて短縮化することができるのである。したがって、本態様によれば、高温流体発生源の動作状態や高温流体の温度が時々刻々と変化する場合、あるいはこれらが過渡的に変化する場合などにも迅速に対応することができる。
〔3〕
本発明の熱電発電装置の他の態様では、前記制御手段は、現時点における前記熱電素子の出力電流に対応する出力電力と当該出力電流に所定の偏差を与えた出力電流に対応する出力電力との間の比較結果に基づいて、当該熱電素子の出力を制御する。
この態様によれば、熱電素子から最大出力電力を取り出し得るような制御が、いわゆる「山登り法」によって実現されることになる。したがって、当該熱電素子の最適な状態を比較的迅速に実現することができる。なお、「偏差を与えた出力電流」は、具体的には例えば、現時点における熱電素子の出力電流を“I”と表現するならば、「I+ΔI」、あるいは「I−ΔI」と表現することが可能である。この場合、ここにいう“ΔI”が、前記にいう「偏差」に該当する。
〔4〕
この態様では、前記偏差は時宜に応じて変化するように構成してもよい。
このような構成によれば、偏差が、時宜に応じて、より好ましくは高温流体発生源の動作状態(その意義は前述のとおりである。)に応じて変化する。このようにすれば、例えば熱電素子が既に最大出力点付近で動作している場合とそうでない場合とで偏差の値が異なるように変化させる、あるいは変化させておくことで、前記山登り法をより好適に実施することができる。
この趣旨をよりよく実現するためには例えば、熱電素子が既に最大出力電力近くの動作点で動作している場合には偏差はより小さく、そうでない場合には偏差はより大きくする、などとしてもよい。このようにすれば、熱電素子が最大出力点から遠いところで動作している場合には、最大出力点への収束をより迅速に実現することができ、かつ、いったん最大出力点に達した後には当該最大出力点における発散ないし揺動を生じ難くすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、初期値の適切な設定等を通じて、熱電素子から殆ど常に最適な出力電力を得ることが可能になる。
本発明のこのような作用及び効果その他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図1乃至図3を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る熱電発電システムの構成を示す概要図であり、図2は、熱電素子の一構成例を示す概要図である。また図3は、当該熱電素子の出力特性を示す図である。
図1において、熱電発電システムは、大きく熱電モジュール1、電力変換器2及びバッテリ3からなる。熱電モジュール1は、熱電素子、電極及び配線(いずれも図1において不図示)等からなり、このうち熱電素子には図に示すエンジン150からの排気ガスが供給される。この排気ガスは熱電素子の一側面に間接的に又は直接的に触れることにより、当該一側面を比較的高温に維持する。一方、熱電素子の他の側面には間接的に又は直接的に例えば水や空気(不図示)等が触れることにより、当該他の側面を比較的低温に維持する。これにより、熱電素子には温度差がかけられることになり、その熱エネルギは該熱電素子内において電気エネルギに変換される(ゼーベック効果)。
この熱電モジュール1を構成する熱電素子は、例えばP型半導体素子とN型半導体素子とからなるものとすることができ、この場合、より具体的には、Bi-Te系、Pb-Te系、Si-Ge系等々の中から適当なものを選択することができる。かかる熱電素子の場合、例えば図2に示すように、P型半導体素子11及びN型半導体層素子12、これらの素子11及び12双方の一側面に接するように配置された共通電極13、同じく他の側面に接するように配置された個別電極14a及び14b、該個別電極14a及び14bに接続された配線15等からなる構造とすることができる。そして、共通電極13の側を高温側とし(符号16参照。)、個別電極14a及び14bの側を低温側とすれば(符号17参照。)、P型半導体素子11及びN型半導体層素子12間に起電力Vが生じ、配線15に電流Iが流れることになる。
このような熱電素子は、図3に示すような出力特性を有する。すなわち、図3は横軸に当該熱電素子の出力電流I、縦軸に出力電力Pをとったグラフであるが、当該熱電素子からの出力電流Iの増加に伴って変化する出力電力Pの各値は、上に凸の曲線に沿って描かれるようになっている。したがって、かかる曲線上には、出力電流の値I1,I2及びI3に対応する最大出力点M1,M2及びM3が存在する。また、図3に示すΔT1,ΔT2及びΔT3は、熱電素子にかけられている温度差を表しており、これらの間にはΔT1<ΔT2<ΔT3なる関係が成立している。つまり、熱電素子に与えられる温度差の相違によって当該熱電素子の出力特性は変化するようになっており、より具体的には該温度差が大きくなるにつれて、最大出力点も大きくなるように変化するのである。
なお、上述では、半導体素子からなる熱電素子について説明したが、本発明はかかる形態に限定されるものではなく、熱電素子の構成については基本的にどのようなものを採用してもよい。例えば、熱電素子が異種の金属材料、あるいはセラミックス材料からなる構成としてもよいし、更には半導体を用いるとしてもその酸化物を用いる構成等としてもよい。これら各種の材料によって熱電素子を構成すると、その材料の相違によって例えば使用温度域等が異なってくるから、実際に装置を構成する場合には、かかる事情を勘案した上で適宜に好適な材料を選択するようにすればよい。
図1に戻り、電力変換器2は、主回路21及びコントローラ22からなる。主回路21は、熱電モジュール1から出力された電圧を所定の値となるまで昇圧するとともに平滑化する。具体的には、公知のDC−DCコンバータからなる。コントローラ22は、熱電モジュール1から出力電流I及び出力電圧Vの入力を受けるとともに、当該熱電モジュール1に排気ガスを供給するエンジン150から(より正確には、当該エンジン150に取り付けられた図示しない回転数センサ等から)、該エンジン150の回転数Neの入力を受ける。コントローラ22は、これら出力電流I、出力電圧V及びエンジン150の回転数Neに基づいて指令値を定め、これを主回路21に向けて出力する。主回路21では、この指令値に従って熱電モジュール1の出力電流又は出力電圧を変更する。
バッテリ3は、公知の蓄電装置であって、熱電モジュール1から発し主回路21によって昇圧された出力電力を受けて充電される。なお、図1においては図示されないが、本発明においては、このバッテリ3に代えて又は加えて、当該出力電力によって動作することの可能な適当な負荷(例えば、各種のモータ、オイルポンプ、空気調和機を構成するコンプレッサなど)を設けておいてもよい。
このような構成となる熱電発電システムは、例えば図4乃至図6に示すように運用され、その結果、以下に記すような作用効果を得ることができる。ここに図4は、本実施形態の熱電発電システムの運用例、より具体的には熱電モジュール1から最適な出力を得るための処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、図4のステップS11において初期電流値を求める際に利用される回転数−初期電流値間の関係を示すマップの一例であり、図6は、図4のステップS13以下の処理によって実現される熱電素子の動作態様を概念的に示す説明図である。
まず、コントローラ22は、エンジン150の回転数Neを読み込む(図4のステップS10)。これは、前述の通り、エンジン150に設けられている図示しない回転数センサの検出結果として得ることができる。あるいは、その他のパラメータ、例えばエンジン冷却水温度等を検出し、その検出結果から推定して、現状の回転数Neを求めるようにしてもよい。
次に、読み込んだ回転数Neに基づいて熱電モジュール1の出力電流の初期電流値Iinitを求める(図4のステップS11)。この初期電流値Iinitは、例えば図5に示すようなマップに基づいて求めることができる(図中破線矢印参照。)。この図において、初期電流値IIinitは、回転数Neの増加に伴って単調に増加するように定められている。したがって、回転数Neが大きければ大きいほど、より大きな初期電流値Iinitが選択されることになる。電力変換器2は、このようにして求められた初期電流値Iinitでもって動作させられる(図4のステップS12)。
このような処理の結果、次のような効果が得られることになる。すなわち、初期電流値Iinitは回転数Neに基づいて求められるようになっており、具体的には後者が大きければ大きいほど、前者もまたより大きくなる(図5参照)。ところで、このとき一方では、回転数Neが大きければ大きいほど、排気ガスがもつ熱エネルギはより大きく、したがって排気ガスの温度はより高いということができる。そうすると、熱電素子にかかる温度差はより大きくなるから、取り出し得る出力電力はより大きくなると考えることができるのである(図3参照)。であれば、初期電流値Iinitは回転数Neの増大に従って大きく設定されることが望ましい。なぜなら、図3に示したとおり、温度差ΔT1,ΔT2及びΔT3(ΔT1<ΔT2<ΔT3)に対応する最大出力点M1,M2及びM3は、それぞれ、I1<I2<I3を満たすI1,I2及びI3において実現されるからである。つまり、温度差が大きくなるに従って電流値もまた大きくしておけば、当該熱電素子の動作点を最大出力点により近い点に設定することができるのである。
なお、このようなことから、初期電流値Iinitは、そもそも図3に示すI1,I2又はI3として、あるいはこれらに近い値として選択されるようにしておくのが好ましい。つまり、図5のようなマップは、初期電流値Iinitがそのように選択されるよう予め定められているのが好ましい。このようにしておけば、初期状態から既に、当該熱電素子における最適な状態での動作(最大出力点、での動作)、あるいはこれに近い点での動作が実現されることになるからである。
ただし、排気ガスがもつ熱エネルギは、エンジン150にかかっている負荷の相違によっても変化する。つまり、エンジン150がある回転数で回転しているとしても、当該エンジン150にかかっている負荷が異なれば排気ガスの熱エネルギも異なり、よって熱電素子にかかる温度差も異なってくる。したがって、初期電流値Iinitが図3に示すI1,I2又はI3として選択されるような図5様のマップ、言い換えると熱電素子が最初から最大出力点で動作するような図5様のマップ(いわば“完璧”なマップ)を用意しておくことは一般に困難である。そこで、図5様のマップを用いて初期電流値Iinitを定める以上、熱電素子は初期状態において最大出力点から一定程度の“ずれ”をもったポイントで動作することが一般的に見込まれることになる。が、しかし、このような“ずれ”は、以下に述べるステップS13以下の処理によって有効に解消されることになるのである。
さて、以上のように初期電流値Iinitが定まったら次に、コントローラ22に供給されてくる熱電モジュール1からの出力電流I及び出力電圧Vの値から、出力電力P1(=I×V)を求める(図4のステップS13)。なお、ここで得られる出力電流Iを、以下においては説明の便宜上、“Iorigin”と呼ぶ場合がある。
次に、動作電流を変更する(図4のステップS14)。具体的には、前記のステップS13で得られた電流値Ioriginに所定の値をとるΔIを加える。すなわち、新たな電流値Iは、
I=Iorigin+ΔI … (1)
となる。
続けて、前述のΔIが加算されたところの出力電流I及び出力電圧Vの値から、出力電力P2(=I×V=(Iorigin+ΔI)×V)を求める(図4のステップS15)。
次に、再び動作電流を変更する(図4のステップS16)。ここでは、前記のステップS14とは異なり、現状の電流値から2ΔIを差し引く。つまり、前記のIoriginを基準とすると、新たな電流値Iは、
I=Iorigin+ΔI−2ΔI=Iorigin−ΔI … (2)
ということになり、もともとの電流値Ioriginからみると、動作電流としては該IoriginからΔIだけ減少した値が採られることになる。続けて、前述の2ΔIが差し引かれたところの出力電流I及び出力電圧Nの値から、出力電力P3(=I×V=(Iorigin−ΔI)×V)を求める(図4のステップS17)。
このようにして出力電力P3が得られたら次に、前記のP1が、先に求めたP2に比べて大きく、かつ、P3に比べても大きいかどうかが判断される(図4のステップS19)。ここでP1が、P2及びP3の双方いずれからも大きいと判断される場合には、動作電流につき、I=I+ΔIなる変更を行う(図4のステップS19;YESからステップS21へ)。これによると、現状の出力電流が、先のステップS16の処理によって、もともとの出力電流IoriginからΔI分だけ差し引かれた値をとっていることから((2)式参照。)、このステップS21において求められる新たな動作電流は、そのもともとの出力電流Ioriginそのままの値と同値ということになる。すなわち、
I=(Iorigin−ΔI)+ΔI=Iorigin … (3)
一方、P1>P2かつP1>P3を充たさないと判断される場合には、続いてP3がP1よりも大きいかどうかが判断される(図4のステップS19;NOからステップS20へ)。ここで、P3>P1が充たされない場合、すなわちP3≦P1が充たされる場合には、動作電流につき、I=I+2ΔIなる変更を行う(図4のステップS20;NOからステップS22へ)。これによると、現状の出力電流が、先のステップS16の処理によって、もともとの出力電流IoriginからΔI分だけ差し引かれた値をとっていることから((2)式参照。)、このステップS22において求められる新たな出力電流Iは、もともとの出力電流IoriginにΔIを加えた値をとることになる。すなわち、
I=(Iorigin−ΔI)+2ΔI=Iorigin+ΔI … (4)
他方、ステップS20において、P3>P1が充たされる場合には、前述の各場合とは異なり、動作電流につき特に変更を加えない。つまり、この場合には、ステップS16の処理によって、もともとの出力電流IoriginからΔI分だけ差し引かれた値がそのまま維持されることになる。すなわち、
I=Iorigin−ΔI … (5)
以上の各処理を終えたら、前記のステップS13に戻り、出力電力P1の値の演算以降の処理を改めて開始する。後は、これらの処理が繰り返し実行されることになる。
以上のような処理によって、熱電素子を最大出力点で動作させることが可能となる。以下、これを図6を参照しながら説明する。図6は、横軸に出力電流、縦軸に出力電力をとった当該熱電素子の出力特性を表すグラフであって、その趣旨は図3と全く同様である(図6は、図3のように温度差ΔT1,ΔT2及びΔT3の相違による影響が示されていないだけである。)。
図6において、まず、前記のステップS13において得られる電流値Ioriginが、例えば図中符号B1で示す楕円形内に含まれる点P1に対応する電流値に一致する場合(以下、「ケースI」ということがある。)であったとすると、ステップS14で実現される動作電流Iorigin+ΔI((1)式)は、当該点P1の右隣に位置する点P2に対応する電流値に一致し、ステップS16で実現される動作電流Iorigin−ΔI((2)式)は、当該点P1の左隣に位置する点P3に対応する電流値に一致する。そして、この場合、P1は、P2及びP3の双方いずれからも大きいと判断されるから、図4においては、ステップS19;YESからステップ21へと進み、結果的に、動作電流はIoriginということになる((3)式)。したがって、熱電素子においては、最大出力点がとられることになるのである。
また、電流値Ioriginが図中符号B2で示す楕円形内に含まれる点P1に対応する電流値に一致する場合(以下、「ケースII」ということがある。)であったとすると、点P1、点P2及び点P3の配置関係(図中左から順に点P3、点P1及び点P2が並ぶ。)は前記と変わらないが、P1は、P3より大きいものの(P1>P3)P2よりは小さい(P1<P2)点が前記とは異なる。したがって、図4においては、ステップS19;NOからステップS20へと進み、更に該ステップS20;NOからステップS22へと進むことになり、結果的に、動作電流はIorigin+ΔIということになる((4)式)。したがって、熱電素子においては、これら三点の中では最も出力電力の高い値(点P2)がとられることになる。他方、電流値Ioriginが図中符号B3で示す楕円形内に含まれる点P1に対応する電流値に一致する場合(以下、「ケースIII」ということがある。)には、P1は、P3より小さく(P1<P3)P2より大きい(P1>P2)ということになり、図4においては、ステップS19;NOからステップS20へと進み、更にステップS20;YESと進むことになり、結果的に、動作電流はIorigin−ΔIということになる((5)式)。したがって、この場合においても、熱電素子においては、これら三点の中では最も出力電力の高い値(点P3)がとられることになる。
そして、これらケースII及びIIIにおいては、ステップS13以下の処理が繰り返し実施されると、熱電素子の出力電力が最大出力点に近づいていくことになる。例えば、ケースIIにおいて、前述した処理に続いて改めてステップS13以下の処理が実施されると、前記の点P2が新たな点P1であるとみなされることになり、当該処理では、この新しい点P1を中心に、図6の楕円B2内に示すのと同様、図中下から順にP3、P1及びP2と並ぶことになる。したがって、このときもやはり、P1>P3かつP1<P2が成立するから、最も出力電力の高い値(新しい点P2)がとられることになるのである。以下、同様の処理を繰り返せば、やがて最大出力点に至ることが明白である(このように動作点がグラフの傾きに沿って次第に上昇していくことから、当該方法を「山登り法」と呼ぶことができる。)。
このようなことは、ケースIIIでも、三点の進む向きが逆(即ち、図中左上に向かって三点が進んでいくような形になる。)となるだけで、基本的には全く同じに生じる。
以上により、ケースII及びIIIにおいては、近い将来に、当該熱電素子において達成し得る最大出力点を達成することができるのである。なお、ケースIにおいては、そもそものはじめにおいて、現状の出力電流を維持すれば最大出力点が達成されているために、点P1が選択されるようになっているのである。
以上のような処理がなされることにより、本実施形態の熱電発電システムによれば、以下のような効果が得られる。すなわち、まず、図4のステップS13以下の処理が実施されることにより、本実施形態の熱電発電システムを構成する熱電モジュール1は、ほとんど常に最適な効率で動作させられることになり、その結果、最適な出力電力を得られる。したがって、バッテリ3における充電は効率よく行われる。このような効果は、熱電発電モジュール1に供給される排気ガスの温度が時々刻々変化するような場合、あるいは過渡的に変化するような場合に特に効果的に享受される。
また、本実施形態においては特に、エンジン回転数Neに基づいて初期電流値Iinitが定められるようになっている(図4のステップS11及びステップS12参照)ことから、前記の効果は更に促進される。というのも、既に述べたように初期電流値Iinitは、回転数Neが大きくなるに従い、換言すれば熱電素子にかけられる温度差が大きくなるに従い、より大きく設定されるようになっているから、当該熱電素子の初期状態における動作点を最大出力点、あるいはこれに近い点に設定することができるのである。そして、このような良好な初期状態が実現された後、前記の図4のステップS13以下の処理が実施されることから、本実施形態では、当該熱電素子が最適な動作点に達するまでの時間を極めて短縮化することができるのである。
なお、上記実施形態においては、初期電流値Iinitを定めるにあたって、回転数Neのみが参照されるようになっていたが、本発明はこのような形態に限定されない。例えば、図1に示すエンジン150が四輪自動車等の車両に搭載される場合においては、前記の回転数Neに加えて又は代えて、当該車両の運行速度、即ち車速を用いることができる。この車速も、前記の回転数Neと同様、その増大が排気エネルギの増大化を含意し、これはまた排気ガスのより高温化を含意し、更にこれは熱電素子にかかる温度差ΔTの増大を含意し得るから、前記と同様の効果が得られることに変わりはない。また、前記回転数Ne、あるいは前記車速に加えて又は代えて、エンジン150から排出される排気ガスの温度を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、図4に示すような処理が行われるのみで熱電素子を効率よく動作させることができるから、当該熱電素子にかけられている温度差ΔTが、現実にどの程度であるかを予め知っておく必要は必ずしもない。つまり、図4の処理自体は温度に依然して性質を変えるようなものではないから、かかる温度差ΔTを知っておく必要は特にないのである。したがって、当該温度差ΔTを知るための特別な装置(例えば、温度センサ)を設ける必要等がなくなる。ただし、熱電素子にかけられている現実の温度差ΔTを知っておけば、本実施形態に示す処理をより有益に実施し得る可能性はある。したがって、本発明は、当該温度差ΔTを知ること、ないしはそのための装置を設ける形態を積極的に排除する意図を有するものではない。
さらに、上記実施形態においては、ステップS13以下の処理で用いられるΔIについて、これを一定とする暗黙の前提を置いていたが(図6参照)、本発明はこのような形態にも限定されない。例えば、当該ステップS13以下の処理で用いられるΔIについては、これを時宜に応じて変化させるような構成ないしは処理を採用することもできる。より具体的には例えば、図7及び図8を用いて次のようにΔIを変化させることができる。ここに図7は、図1に示すエンジン150が四輪自動車等の車両に搭載されている場合における当該車両の速度(車速)と、該車速に対応した最大出力電力との関係を表すマップである。また、図8は、現状の出力電力及び最大出力点間の差とΔIとの関係を表すマップである。
まず、図4のステップS10において、図1に示すエンジン150が四輪自動車等の車両の車速Vを知った後(あるいは、図4に示す通り、回転数Neを知るのでも勿論よい。)、図7のマップを用いて当該車速Vに対応する最大出力電力Pmaxを求める(図中破線参照。)。図7では、横軸に車速V、縦軸に最大出力電力Pmaxがとられ、前者の増大に伴い後者が比例的に増加するようになっている。なお、図7のマップに代えて、図5に類似する図面(横軸を車速、縦軸を最大出力電力及びそれに近い電力が得られる電流値とする図面)及び図3から、最大出力電力Pmaxを求めることもできる。また、車速Vに代えて、回転数Neを用いる場合には、例えば図7に代えて、回転数−最大出力電力間のマップを用意しておけばよい。
次に、このようにして求められた最大出力電力Pmaxと、図4のステップS13で得られる現状の出力電力P1とを用いて、両者の差ΔPを求める(ΔP=Pmax−P1)。なお、現状の出力電力P1は一般に最大出力電力Pmaxには至っていないと考えられるから、ΔPは通常正数となる(至っている場合には当然“0”になる。)。
そして次に、このΔPと図8のマップと用いて、当該時点において使用すべきΔIを取得する(図中破線参照。)。図8では、横軸にΔP、縦軸にΔIがとられ、前者の増大に伴い後者が単調に増加するようになっている。このようにして得られるΔIは、ΔPが大きい場合にはより大きくΔPが小さい場合にはより小さく採られることになる。言い換えると、現状の出力電力P1が、好ましい最大出力電力Pmaxからより離れているときには、ΔIはより大きくなり、より近いときにはΔIはより小さくなるのである。したがって、現状の出力電力P1が、図6に示す楕円B1内にあるようなとき、つまりΔPが小さいときには、ΔIは小さく採られることになるから、当該点P1を中心とした揺動(P1からP2へ、更にP3へという動き。図中矢印参照)はより小さくなる。一方、現状の出力電力P1が、図に示す楕円B2及びB3内にあるようなとき、つまりΔPが大きいときには、ΔIは大きく採られることになるから、当該点P1の動きはより大きくなって最大出力点への到達がより迅速に達成されることになるのである。
以上のように、ΔIを時宜に応じて変更する形態(より具体的には、「ΔIを高温流体発生源の動作状態に応じて変更する形態」)とすれば、最大出力点への収束をより迅速に実現することができ、かつ、いったん最大出力点に達した後には当該点における発散ないし揺動を生じ難くすることができるのである。なお、このような処理は、図4においては例えば、ステップS13及びステップS14間に挿入して実施されるようにしておけばよい。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う熱電発電装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態に係る熱電発電システムの構成を示す概要図である。 熱電素子の一構成例を示す概要図である。 当該熱電素子の出力特性を示す図である。 本実施形態の熱電発電システムの運用例、より具体的には熱電モジュールから最適な出力を得るための処理の流れを示すフローチャートである。 図4のステップS12において初期電流値を求める際に利用される回転数−初期電流値間の関係を示すマップの一例である。 図4のステップS13以下の処理によって実現される熱電素子の動作態様を概念的に示す説明図である。 図1に示すエンジン150が四輪自動車等の車両に搭載されている場合における当該車両の速度(車速)と、該車速に対応した最大出力電力との関係を表すマップである。 現状の出力電力及び最大出力点間の差とΔIとの関係を表すマップである。
符号の説明
1…熱電発電モジュール
11…P型半導体素子
12…N型半導体素子
13…共通電極
14a、14b…個別電極
15…配線
2…電力変換器
21…主回路
22…コントローラ
3…バッテリ
150…エンジン
M1,M2,M3…最大出力点
Iinit…初期電流値

Claims (4)

  1. 高温流体発生源から排出される高温流体を利用して電力を発生する熱電発電装置であって、
    前記高温流体の熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電素子と、
    前記高温流体発生源の動作状態に応じて定めた初期電流値で前記熱電素子の出力を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする熱電発電装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記熱電素子の出力電流及び出力電圧の少なくとも一方に基づいて、当該熱電素子の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の熱電発電装置。
  3. 前記制御手段は、
    現時点における前記熱電素子の出力電流に対応する出力電力と当該出力電流に所定の偏差を与えた出力電流に対応する出力電力との間の比較結果に基づいて、当該熱電素子の出力を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電発電装置。
  4. 前記偏差は時宜に応じて変化することを特徴とする請求項3に記載の熱電発電装置。
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