JP2005151398A - 携帯通信端末の検査システム - Google Patents

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恭一 清水
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登志男 乾
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Abstract

【課題】 携帯通信端末の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができる携帯通信端末の検査システムを提供する。
【解決手段】 携帯電話5の検査システムは、携帯電話5との間で携帯電話5の状態を遷移させるための所定の通信プロトコルで通信を行う擬似基地局1と、携帯電話5の操作ボタンを操作する携帯電話操作治具2と、擬似基地局1と携帯電話5の間で遣り取りされる通信シーケンスを監視し、通信シーケンスの中の任意の処理が実行されたときに発生されるイベントに基づいて携帯電話操作治具2のプランジャスイッチを作動させるPC3とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話、PHS等の携帯通信端末が設計された通りに機能するのかを検査するための携帯通信端末の検査システムに関する。
従来から携帯電話やPHS等の携帯通信端末の検査は、試験者が試験仕様書に書かれた内容を理解してボタン操作を行い、試験仕様書に書かれた出力結果と表示内容を目視して、合否の判定を行うようになっている。また、バグの修正や仕様の変更、バージョンアップによる再テストを実施する場合においても、上述したように人手によって行っている。
ところが、このように携帯通信端末の検査や再テストにあっては、人手による多大な時間と労力が必要になるため、効率や作業性が悪いという不具合が発生してしまう。
このような不具合を解消するものとしては、例えば、特許文献1に示すようなものがある。このものは、検査しようとする携帯電話を所定状態にセットするベースと、携帯電話の表示部を撮像して画像を得る撮像手段と、携帯電話の操作ボタンの何れか1つを押下可能な押下手段を複数有するボタン操作手段と、ボタン操作手段の動作制御および動作制御に対応する表示部の表示内容の可否を判断する制御手段、および撮像手段で得た画像や制御手段からの信号に基づく画像を表示する表示手段とを備え、制御手段が、予め得ておいた携帯電話の全体像を表示手段に表示させるとともにこの表示した全体画像の表示部位置に撮像手段で得た表示部の画像を表示し、全体画像の操作ボタンの画像に対して複数の押下手段の1つを割り当てて、この割り当てた操作ボタンの画像部に対する指示操作によって押下手段を作動させ、この動作によって変化する携帯電話の表示部の表示内容から、携帯電話の操作ボタンの変化と携帯電話の表示との一致性を確認するようにしたものである。
このため、携帯電話の操作ボタンによる種々の設定動作が、設計通りに行われているかどうかを簡単かつ自動的に判定することができる。
特開2001−268202号公報
しかしながら、このような従来の携帯電話の検査システムにあっては、操作ボタンを押下した後、撮像手段によって撮像された携帯電話の表示内容を確認することにより、携帯電話の状態を確認するようにしているので、携帯電話の表示内容からしか携帯電話の状態を確認することができない。
具体的には、例えば、相手側の携帯電話から着呼が正常に行われた否かを検査する場合には、通話ボタンを押下するまで検査用の携帯電話と相手側の携帯電話の間で所定の通信プロトコルにより通信を行うが、従来の検査システムでは、検査用の携帯電話の表示内容からしか携帯電話の状態を確認することができないので、着呼から通話ボタンを押下するまでの携帯電話内部の状態遷移を把握することができない。このため、携帯電話内部の状態が遷移している間にエラーが発生した場合には、どのシーケンスでエラーが発生したのかを把握することができず、細かい状態遷移の検査を行うことができない。また、細かい状態遷移の検査を行うことができないので、操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができない。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、携帯通信端末の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに、操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができる携帯通信端末の検査システムを提供することを目的とする。
本発明の携帯通信端末の検査システムは、携帯通信端末との間で該携帯通信端末の状態を遷移させるための所定の通信プロトコルで通信を行う擬似基地局と、前記携帯通信端末の操作ボタンを操作する操作手段と、前記擬似基地局と前記携帯通信端末との間で遣り取りされる通信シーケンスの中の任意の処理を検出し、それに対応するイベントを発生し、前記操作手段を作動させる制御手段とを備えたものから構成される。
この構成により、擬似基地局と携帯通信端末の間で遣り取りされる通信シーケンスの中の任意の処理を検出し、それに対応するイベントを発生させて操作手段により携帯通信端末の操作ボタンを操作することにより、携帯通信端末の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに、操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができる。
また、本発明の携帯通信端末の検査システムは、前記制御手段は、前記擬似基地局と前記携帯通信端末との間で前記所定の通信プロトコルによって遣り取りされる通信シーケンスを記述したシナリオを設定されており、前記シナリオは、前記通信シーケンスの中の任意の処理に対応して前記イベントが記述されるものから構成される。
この構成により、通信プロトコルに基づいた通信シーケンスのシナリオの内容が変更可能な擬似基地局を備えた検査システムでは、擬似基地局と携帯通信端末との間で遣り取りされる通信シーケンスのシナリオを自由に設定することができるので、通信シーケンスの中の任意の処理にイベントを記述して携帯通信端末を操作するタイミングを通知することができる。
この結果、操作ボタンの操作タイミングを自由に設定することができるとともに、携帯通信端末のバグの修正、仕様の変更あるいはバージョンアップによる再テストを容易に実施することができる。また、シナリオが設定された通信シーケンスで擬似基地局との間で通信を行い、携帯電話からシナリオと異なる応答信号を受信したり、命令に対する応答がない場合に通信シーケンスのどの状態(携帯通信端末のどの遷移状態)でエラーが発生したのかを容易に知ることができる。
また、本発明の携帯通信端末の検査システムは、前記制御手段は、前記擬似基地局と前記携帯通信端末との間で前記所定の通信プロトコルによって遣り取りされる前記通信シーケンスを示すログ情報を解析し、前記ログ情報の中から予め設定された処理が検出されたときに前記イベントを発生させるものから構成される。
この構成により、通信プロトコルに基づいた通信シーケンスのシナリオの内容が変更できない擬似基地局を備えた検査システムでは、擬似基地局と携帯通信端末との間で遣り取りされる通信シーケンスを示すログ情報を解析し、このログ情報の中から予め設定された処理が検出されたときにイベントを発生させ、携帯通信端末を操作するタイミングを通知することができるので、携帯通信端末の操作ボタンの操作タイミングを自由に設定することができる。
また、擬似基地局と携帯通信端末との間で遣り取りされる通信シーケンスのログ情報を解析し、この解析結果からエラーと判断した場合に通信シーケンスのどの状態(携帯通信端末のどの遷移状態)でエラーが発生したのかを容易に知ることができる。
また、本発明の携帯通信端末の検査システムは、前記イベントを発生させるために任意の処理に対応させて前記シナリオ内に前記イベントを入力可能とする入力部を備えたものから構成される。
この構成により、イベントの入力タイミングの自由度を確保することができるとともに、携帯通信端末の操作ボタンの操作タイミングを自由に設定することができる。
本発明は、携帯通信端末の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに、操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができる携帯通信端末の検査システムおよび携帯通信端末の検査方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1、図2は本発明に係る携帯通信端末の検査システムの第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、本実施の形態の通信端末の検査システムは、擬似基地局1、携帯電話操作治具2、PC(パーソナルコンピュータ)3および出力装置4から構築される。
本実施の形態の擬似基地局1は、例えば、通信事業者が提供するW−CDMAのような通信プロトコルに基づいた通信シーケンスをシナリオに任意に記述し、実行可能になっており、携帯通信端末としての携帯電話5との間で携帯電話5の状態を遷移させるための通信シーケンスで通信を行うようになっている。なお、携帯通信端末としては携帯電話5に限らず、PHS、通信モデム等のように携帯可能な通信端末であれば如何なるものを用いても良い。
携帯電話操作治具2は携帯電話5を搭載する図示しないベースと、携帯電話5の操作ボタンを押下する複数のプランジャスイッチを含んで構成されている。なお、本実施の形態では、携帯電話操作治具2が操作手段を構成している。
PC3は、入力部11、制御部12、シナリオ実行部13、出力部14から構成されている。入力部11はキーボードやDVDドライブ、CDドライブ等の入力手段から構成されており、キーボードから手動操作でPC3を操作するための各種入力を行ったり、DVDドライブやCDドライブからDVDまたはCDに記憶された各種情報を入力するようになっている。
シナリオ実行部13は擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる携帯電話5の検査用の通信シーケンスを実行するものであり、このシナリオ実行部13には入力部11からテストシーケンスとなる通信シーケンスが入力、編集されて、この通信シーケンスがシナリオとして記憶されている。また、この通信シーケンスの中の任意の処理に相当するシナリオ位置にはイベントが記述されており、このイベントは制御部12に出力され、制御部12はイベントに応じて携帯電話操作治具2により携帯電話5の操作ボタンを操作するための命令を出力する。
制御部12はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに格納されたPC制御用のプログラムをCPUによって実行することによりPC3の全体を制御するようになっている。
また、本実施の形態では、RAMに携帯電話テストシステムソフトウェアが格納されており、CPUはこの携帯電話テストシステムソフトウェアに基づいてシナリオ実行部13にシナリオの実行を命令するとともに、擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスを監視し、通信シーケンスの中の任意の処理が実行されたときに発生されるイベントに基づいて携帯電話操作治具2のプランジャスイッチを作動させて携帯電話5の操作ボタンを操作するようになっている。本実施の形態では制御部12が制御手段を構成している。
特に、本実施の形態の擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスのシナリオは、擬似基地局1から携帯電話5の状態を遷移させるための命令と、この命令に対する携帯電話5からの応答の監視をするための命令とを繰り返すように構成される。
また、出力部14はPC3の実行結果や携帯電話5の検査結果を出力装置4に出力するようになっている。出力装置4は液晶表示ディスプレイやプリンター等のアウトプット装置から構成されており、出力部14から出力された前記実行結果や携帯電話5の検査結果を表示する。
次に、図2のタイミングチャートに基づいて携帯電話5の検査方法を説明する。
ここでは、シナリオとして擬似基地局1から携帯電話5に発呼して着呼状態に遷移したときに携帯電話5の通話ボタンを押下して通話状態が正常に遷移するか否かを検査する例を示している。なお、シナリオはこれに限らず、メール受信、発呼、電話帳登録等、携帯電話5が保有する機能全体を網羅する検査に関する通信シーケンスであることは言うまでもない。
図2において、制御部12はRAMに格納された携帯電話テストシステムソフトウェアをCPUが実行することにより、シナリオ実行部13にシナリオの開始を命令(要求)する。シナリオ実行部13はこの命令により、擬似基地局1に対して移動局呼び出し要求を行う。擬似基地局1は移動局呼び出し要求をトリガとして着呼処理を開始する。この着呼処理が行われると、擬似基地局1はシナリオ実行部13に着呼処理を行ったことを通知(応答)する。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1に接続要求があったか否かの確認の要求を行う。携帯電話5は擬似基地局1から移動局呼び出し信号を受信すると、擬似基地局1に接続要求を行う。次いで、擬似基地局1はこの接続要求を受信するとシナリオ実行部13に接続要求信号を受信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は擬似基地局1から携帯電話5に接続初期設定信号を送信するように命令する。擬似基地局1は携帯電話5に接続初期設定信号を送信するとともにシナリオ実行部13に接続初期設定信号を送信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1に接続初期設定応答があったか否かの確認の要求を行う。携帯電話5は擬似基地局1から接続初期設定応答信号を受信すると、擬似基地局1に接続初期設定応答信号を送信する。擬似基地局1はこの接続初期設定応答信号を受信するとシナリオ実行部13に接続初期設定応答信号を受信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1にサービスリクエスト信号を受信するように命令する。携帯電話5は接続初期設定応答信号を送信した後に擬似基地局1にサービスリクエスト信号を送信するので、擬似基地局1はこのサービスリクエスト信号を受信すると、シナリオ実行部13にサービスリクエスト信号を受信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は擬似基地局1から携帯電話5にサービスリクエスト応答信号を送信するように命令する。このとき、擬似基地局1は携帯電話5にサービスリクエスト応答信号を送信するとともに、シナリオ実行部13にサービスリクエスト応答信号を送信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は擬似基地局1から携帯電話5に呼の確立信号を受信するように命令する。携帯電話5はサービスリクエスト応答信号を受信すると、呼の確立信号を擬似基地局1に送信するので、擬似基地局1は呼の確立信号を受信すると、シナリオ実行部13に呼の確立信号を受信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は擬似基地局1から携帯電話5にベアラ設定を行うように命令する。このとき、擬似基地局1は携帯電話5にベアラ設定信号を送信するとともに、シナリオ実行部13にベアラ設定信号を送信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1にベアラ設定応答信号を受信するように命令する。携帯電話5はベアラ設定信号を受信すると、ベアラ設定応答信号を擬似基地局1に送信するので、擬似基地局1はベアラ設定応答信号を受信すると、シナリオ実行部13にベアラ設定応答信号を受信したことを通知する。また、携帯電話5はベアラ設定応答信号を受信した後にベルを鳴らし始める。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1に呼び出し開始信号を受信するように命令する。携帯電話5はベアラ設定応答信号を受信すると、呼び出し開始信号を擬似基地局1に送信するので、擬似基地局1は呼び出し開始信号を受信すると、シナリオ実行部13に呼び出し開始信号を受信したことを通知する。
この通信シーケンスの「呼び出し開始」の処理に着呼動作指示のためのイベントが記述されており、シナリオ実行部13は擬似基地局1から呼び出し開始信号の受信の通知があると、制御部12にイベントを通知する。
制御部12はこのイベントを受け取ると、携帯電話操作治具2に通話ボタンの押下指示のための信号を送信する。このとき、携帯電話操作治具2はプランジャスイッチを作動させて携帯電話5の通話ボタンを押下する。
次いで、シナリオ実行部13は携帯電話5から擬似基地局1に接続信号を受信するように命令する。携帯電話5は通話ボタンが押下されると、接続信号を擬似基地局1に送信するので、擬似基地局1は接続信号を受信すると、シナリオ実行部13に接続信号を受信したことを通知する。
次いで、シナリオ実行部13は擬似基地局1から携帯電話5に接続確認信号を送信するように命令する。擬似基地局1は接続信号を受信すると、携帯電話5に接続確認信号を送信するので、携帯電話5に接続確認信号を送信すると、シナリオ実行部13に接続確認信号を送信したことを通知する。この結果、着呼処理のシナリオが終了し、携帯電話5は通話状態に遷移する。
また、シナリオ実行部13は擬似基地局1に各種要求を行ったときに、一定時間経過しても応答がない場合に、制御部12にエラー信号を送信する。制御部12はエラー信号を受信すると、その要求に対して携帯電話5の状態遷移が正常に行われなかったものと判断する。
このように本実施の形態では、擬似基地局1と携帯電話5の間で遣り取りされる携帯電話5の状態を遷移させるための通信シーケンスを監視し、通信シーケンスの中の任意の処理が実行されたときにイベントを発生させ、このイベントに基づいて携帯電話操作治具2を作動してプランジャスイッチによって携帯電話5の通話ボタンを押下することにより、着呼処理に関する携帯電話5の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができる。
また、本実施の形態では、通信シーケンスを記述したシナリオの内容が変更可能な擬似基地局1を備え、擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスのシナリオを自由に設定することができるので、通信シーケンスの中の任意の処理にイベントを記述して携帯電話5を操作するタイミングを通知することができる。このため、携帯電話5のバグの修正、仕様の変更あるいはバージョンアップによる再テストを容易に実施することができる。
また、本実施の形態では、イベントを発生させるために任意の処理に対応させてシナリオ内にイベントを入力可能とする入力部11を有するので、イベントの入力タイミングの自由度を確保することができるとともに、このイベントに基づいて携帯電話5の操作ボタンの操作タイミングを自由に設定することができる。
また、シナリオ実行開始からイベント発生までの時間を一定の時間、例えば、5秒に設定することにより、携帯電話5のボタン押下を確実に行うことができるとともに、ソフトウェア上で通信シーケンスが終了しないような事態が発生するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、イベントが発生すると、携帯電話操作治具2のプランジャスイッチを操作するようにしているが、これに限らず、ATコマンドにより携帯電話5の操作ボタンを間接的に操作する処理を行うようにしても良い。
図3、図4は本発明に係る携帯通信端末の検査システムの第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、図3に示すように、通信プロトコルに基づいた通信シーケンスを任意に設定できない擬似基地局1を備えているとともに、通信シーケンスの内容を解析するプロトコルアナライザ21を設けた点に特徴がある。
また、プロトコルアナライザ21は、擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスを解析し、通信シーケンスの中の予め設定されたログ情報が検出されたときにイベントを発生させるようになっており、制御部12はプロトコルアナライザ21からのイベント発生信号に基づいて携帯電話操作治具2に作動信号を送信するようになっている。なお、本実施の形態では、制御部12およびプロトコルアナライザ21が制御手段を構成している。
次に、図4のタイミングチャートに基づいて携帯電話5の検査方法を説明する。
本実施の形態にあっても、テストシーケンスとして擬似基地局1から携帯電話5に発呼して着呼状態に遷移したときに携帯電話5の通話ボタンを押下して通話状態が正常に遷移するか否かを検査する方法を説明する。
図4において、制御部12はRAMに格納された携帯電話テストシステムソフトウェアをCPUが実行することにより、制御部12からプロトコルアナライザ21にプロトコル制御の開始を指示する。
なお、擬似基地局1にはメール受信、発呼、電話帳登録等、携帯電話5が保有する機能全体を網羅する検査に関する複数のシナリオが設定されており、入力部11の入力操作によって予め用意された複数のシナリオの中から検査を行いたいシナリオを指定し、入力部11からシナリオを指定するための入力操作が行われると、制御部12からプロトコルアナライザ21を通じて擬似基地局1に対してプロトコル制御の開始の指示が行われる。本実施の形態では、着呼状態を検査するシナリオを指定する。
プロトコルアナライザ21に制御部12からプロトコル制御の開始の指示が行われると、プロトコルアナライザ21は擬似基地局1にプロトコル制御開始信号を送信する。また、制御部12はプロトコルアナライザ21に開始指示信号を送信した後、一定時間経過後に「呼び出し」送信後にイベントを通知するようにプロトコルアナライザ21を設定する。
なお、「呼び出し」送信後にイベントを通知するようにプロトコルアナライザ21に設定するタイミングは、制御部12が開始指示をプロトコルアナライザ21に送信する前でも良い。
擬似基地局1はプロトコル制御開始信号を受信すると、このプロトコル制御開始信号にはシナリオの種類を指定する着呼状態検査信号が含まれているので、擬似基地局1は着呼状態を検査するシナリオを選択し、携帯電話5に移動局呼び出し信号を送信するとともに、プロトコルアナライザ21に移動局呼び出し信号のログ情報を送信する。
携帯電話5は移動局呼び出し信号を受信すると移動局呼び出し応答信号を擬似基地局1に送信する。擬似基地局1は移動局呼び出し応答信号を受信すると、プロトコルアナライザ21に移動局呼び出し応答信号のログ情報を送信するとともに携帯電話5にチャネルの決定信号を送信した後、プロトコルアナライザ21にチャネルの決定信号のログ情報を送信する。
次いで、携帯電話5はチャネルの決定信号を受信すると、応答信号を擬似基地局1に送信する。擬似基地局1は応答信号を受信するとプロトコルアナライザ21に応答信号を送信するとともに携帯電話5に通話オプション指示信号を送信した後、プロトコルアナライザ21に通話オプション指示信号のログ情報を送信する。携帯電話5は通話オプション指示信号を受信すると、擬似基地局1に呼び出し信号を送信するのと同時にベルを鳴らす。
一方、擬似基地局1は呼び出し信号を送信すると、この呼び出し信号のログ情報を解析する。このログ情報にはイベントが含まれているので、プロトコルアナライザ21は制御部12にイベントを通知する。
制御部12はこのイベントを受け取ると、携帯電話操作治具2に通話ボタンの押下指示のための信号を送信する。このとき、携帯電話操作治具2はプランジャスイッチを作動させて携帯電話5の通話ボタンを押下する。
このとき、携帯電話5は擬似基地局1に接続信号を送信する。擬似基地局1は接続信号を受信すると、プロトコルアナライザ21にログ情報を送信する。この結果、着呼処理のシナリオが終了し、携帯電話5は通話状態に遷移する。
このように本実施の形態では、通信シーケンスを記述したシナリオの内容が変更できない擬似基地局1を備え、擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスのログ情報を解析し、通信シーケンスの中の「呼び出し」のログ情報が検出されたときにイベントを発生させ、携帯電話5を操作するタイミングを通知することができるので、携帯電話5の状態遷移をリアルタイムでより細かく検査することができることに加えて、携帯電話5の操作ボタンの操作タイミングを自由に設定することができる。
また、擬似基地局1と携帯電話5との間で遣り取りされる通信シーケンスのログ情報を解析し、この解析結果からエラーと判断した場合に通信シーケンスのどの状態(携帯電話5のどの遷移状態)でエラーが発生したのかを容易に知ることができる。
また、本実施の形態では、イベントの通知の設定からイベント発生までの時間を一定の時間、例えば、5秒に設定することにより、携帯電話5のボタン押下を確実に行うことができるとともに、ソフトウェア上で通信シーケンスが終了しないような事態が発生するのを防止することができる。
なお、本実施の形態にあっても、イベントが発生すると、携帯電話操作治具2のプランジャスイッチを操作するようにしているが、これに限らず、ATコマンドにより携帯電話5の操作ボタンを間接的に操作する処理を行うようにしても良い。
以上のように、本発明に係る携帯通信端末の検査システムは、携帯通信端末の状態遷移をリアルタイムで細かく検査することができるとともに操作ボタンの最適な操作タイミングを設定することができるという効果を有し、携帯電話やPHS等のような移動通信端末を検査する装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯通信端末の検査システムを示す図であり、その検査システムの構成図 第1の実施の形態の検査方法のタイミングチャート 本発明の第2の実施の形態に係る携帯通信端末の検査システムを示す図であり、その検査システムの構成図 第2の実施の形態の検査方法のタイミングチャート
符号の説明
1 擬似基地局
2 携帯電話操作治具(操作手段)
3 PC
12 制御部(制御手段)
13 シナリオ実行部(制御手段)
21 プロトコルアナライザ(制御手段)

Claims (4)

  1. 携帯通信端末(5)との間で該携帯通信端末(5)の状態を遷移させるための所定の通信プロトコルで通信を行う擬似基地局(1)と、
    前記携帯通信端末(5)の操作ボタンを操作する操作手段(2)と、
    前記擬似基地局(1)と前記携帯通信端末(5)との間で遣り取りされる通信シーケンスの中の任意の処理を検出し、それに対応するイベントを発生し、前記操作手段(2)を作動させる制御手段(12、13、21)とを備えたことを特徴とする携帯通信端末の検査システム。
  2. 前記制御手段(12、13)は、前記擬似基地局(1)と前記携帯通信端末(5)との間で前記所定の通信プロトコルによって遣り取りされる通信シーケンスを記述したシナリオを設定されており、前記シナリオは、前記通信シーケンスの中の任意の処理に対応して前記イベントが記述されることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末の検査システム。
  3. 前記制御手段(12、21)、は、前記擬似基地局(1)と前記携帯通信端末(5)との間で前記所定の通信プロトコルによって遣り取りされる前記通信シーケンスを示すログ情報を解析し、前記ログ情報の中から予め設定された処理が検出されたときに前記イベントを発生させることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末の検査システム。
  4. 前記イベントを発生させるために任意の処理に対応させて前記シナリオ内に前記イベントを入力可能とする入力部(11)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末の検査システム。
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