JP2005025360A - 電子装置 - Google Patents

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JP2005025360A
JP2005025360A JP2003188346A JP2003188346A JP2005025360A JP 2005025360 A JP2005025360 A JP 2005025360A JP 2003188346 A JP2003188346 A JP 2003188346A JP 2003188346 A JP2003188346 A JP 2003188346A JP 2005025360 A JP2005025360 A JP 2005025360A
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Hisashi Kuroda
尚志 黒田
Hiroki Tanabe
弘樹 田邊
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Abstract

【課題】外部コネクタに外部機器が接続されていないときに発生した不具合を確実に再現することができる電子装置を提供する。
【解決手段】CPU21は、電圧検出回路26によって検出される外部コネクタ25の所定の端子に生じる電圧に関する情報に基づいて、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されているか否かを判定する。この判定結果に基づいて、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されるときは、切換回路27によって外部コネクタ25をアクティブ状態に切換えられ、制御部24から外部コネクタ25への電子装置20における所定の処理動作の良否の確認結果の伝送を許容するように制御され、外部コネクタ25からデバッグ専用治具が離脱されるときは、切換回路27によって外部コネクタ25を非アクティブ状態に切換えられ、制御部24から外部コネクタ25への前記確認結果の伝送を停止するように制御される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器が着脱可能に接続され、外部機器への情報の送信が可能なアクティブ状態と、外部機器への情報の送信が不可能な非アクティブ状態とに切換え可能な接続手段を備える電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子装置の外部コネクタに外部機器、たとえばデバッグ専用治具を接続して、コンピュータなどの外部制御装置によって電子装置のメモリの故障解析、プログラムの書換えおよびIC(Integrated Circuit)チップの検査方式の一つであるバウンダリスキャンテスト(Boundary Scan Test)の標準方式であるJTAG(Joint Test Action Group)を用いたデバッグが行われている。
【0003】
従来の技術の電子装置では、電子装置の故障時またはメモリに記憶されるプログラムやデータの書換えを行う場合に、外部コネクタに保守用治具を接続して、保守用治具からの入出力信号を、外部コネクタから切替回路を介してデバッグ回路に接続するとともに、CPU(Central Processing Unit)の動作を停止して、メモリのプログラムやデータの書換えまたは制御部の故障解析を行っている(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
また、前述のメモリの故障解析、プログラムの書換えおよびJTAGを用いたデバッグなどの作業以外にも、開発段階の電子装置、たとえば携帯電話機などのソフトウェアの開発作業において、ソフトウェアに不具合が発生した場合に、外部コネクタから携帯電話機のログデータを取出すことによって、ソフトウェアに生じた不具合の解析を行っている。
【0005】
図3は、従来の電子装置10の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。従来の電子装置10は、図3に示すように、CPU11、メモリ12、制御部13、外部コネクタ14およびバス15を含んで構成される。CPU11は、制御部13と接続され、さらにバス15を介してメモリ12と接続されている。CPU11は、後述するメモリ12に記憶されているプログラムに基づいて動作する。メモリ12は、ログデータ抽出機能を備えるデバッグプログラムが内蔵されるメインプログラムを記憶する。制御部13は、CPU11の指示に基づいて、電子装置10を構成する上記のメモリ12、外部コネクタおよびバスを含むハードウェア資源を制御する。外部コネクタ4は、デバッグ専用治具を電子装置に接続する接続部である。外部コネクタ4からは、常時ログデータが送出される。従来の電子装置10では、電子装置10に専用治具を接続してログデータを取出し、コンピュータなどの外部制御装置によって、電子装置10におけるソフトウェアの不具合の解析を行っている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−55963号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の技術では、外部コネクタに外部機器、たとえばデバッグ専用治具を接続して、電子装置におけるCPUの動作を停止させ、コンピュータなどの外部制御装置によって、ユーザが電子装置を使用していない状態で、メモリのプログラムやデータの書換えまたは制御部の故障解析などを行っている。電子装置のソフトウェアが複雑になるにつれて、電子装置におけるソフトウェアの不具合の解析作業では、ユーザが電子装置を使用している状態で不具合が発生したときのログデータを取出し、このログデータに基づいてデバッグを行う必要がある。
【0008】
そのため、最近の電子装置は、メインプログラムにログデータ抽出機能を備えるプログラムを内蔵させ、常時、外部コネクタからログデータの抽出ができる構成になっている。しかし、常に外部コネクタのデバッグインターフェイスを、外部機器への情報の送信が可能なアクティブ状態にすると、外部コネクタから外来ノイズが入り、この外来ノイズによって電子装置が誤動作したり、ユーザによる外部機器の外部コネクタへの接続の誤りによって電子装置が誤動作する場合がある。
【0009】
前述の問題を回避するために、外部コネクタにデバッグ専用治具を接続したときにのみ、電子装置のメモリに記憶されるデバッグプログラムを動作可能なアクティブ状態にすることも可能である。しかし、この場合、外部コネクタにデバッグ専用治具を接続していない状態、つまりデバッグプログラムが動作していない状態と、外部コネクタにデバッグ専用治具を接続した状態、つまりデバッグプログラムが動作している状態とでは、プログラムの動作条件が異なる。したがって、デバッグ専用治具が外部コネクタに接続されていないときに発生した不具合を確実に再現することができないので、デバッグ専用治具が外部コネクタに接続されていないときに発生した不具合の解析を行うことができないという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、外部コネクタに外部機器が接続されていないときに発生した不具合を確実に再現することができる電子装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め定める処理動作を実行する動作手段と、
外部機器が着脱可能に接続される接続手段であって、外部機器への情報の送信が可能なアクティブ状態と、外部機器への情報の送信が不可能な非アクティブ状態とに切換え可能な接続手段と、
動作手段による処理動作の良否を確認するデバッグ処理を実行し、確認結果を接続手段に与えるデバッグ処理手段と、
接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定する判定手段と、
判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるとき、接続手段をアクティブ状態に切換え、接続手段から外部機器が離脱されるとき、接続手段を非アクティブ状態に切換える接続制御手段と、
デバッグ処理手段と接続手段との間に介在され、判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を許容し、接続手段から外部機器が離脱されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を停止する情報出力制御手段とを含むことを特徴とする電子装置である。
【0012】
本発明に従えば、動作手段によって予め定める処理動作が実行される。デバッグ処理手段によって、動作手段による処理動作の良否を確認するデバッグ処理が実行される。デバッグ処理が実行された後に、動作手段による処理動作の良否の確認結果が、接続手段に与えられる。
【0013】
電子装置では、接続手段に外部機器が接続されているか否かが、判定手段によって判定される。判定手段によって接続手段に外部機器が接続されていると判定されると、接続手段は、接続制御手段によって外部機器への情報の送信が可能なアクティブ状態に切換えられる。また、判定手段によって接続手段に外部機器が接続されていないと判定されると、接続手段は、接続制御手段によって外部機器への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換えられる。
【0014】
判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるときは、デバッグ処理手段と接続手段との間に介在される情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送が許容され、接続手段から外部機器が離脱されるときは、前記情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送が停止される。
【0015】
前述のように、デバッグ処理手段によって、動作手段による処理動作の良否を確認するデバッグ処理を実行している状態で、接続手段に外部機器が接続されるときは、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を許容するように制御され、接続手段から外部機器が離脱されるときは、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を停止するように制御される。
【0016】
電子装置では、接続手段に外部機器が接続されているときと接続されていないときのいずれの場合も、デバッグ処理手段によって同様にデバッグ処理が実行される。すなわち、接続手段への外部機器の接続の有無に拘わらず、電子装置におけるデバッグ処理の動作条件が同一である。したがって、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた電子装置の不具合も確実に再現することができる。これによって、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置のソフトウェアの開発効率を向上することができる。
【0017】
また、判定手段によって接続手段に外部機器が接続されていないと判定されるときは、接続制御手段によって、接続手段を、外部機器への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換えるように制御しているので、接続手段から入る外来ノイズによる電子装置の誤動作およびユーザによる外部機器の接続手段への接続の誤りに起因する電子装置の誤動作を防止することができる。
【0018】
さらに、接続手段に外部機器を接続するだけで、接続制御手段によって接続手段をアクティブ状態に切換えることができるので、動作手段による処理動作の良否の確認結果を電子装置から容易に取出すことができ、電子装置の不具合の解析を行うことができる。
【0019】
また本発明は、接続手段を模擬する模擬手段をさらに含み、
情報出力制御手段は、接続手段から外部機器が離脱されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果を模擬手段に伝送することを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるときは、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段に確認結果が伝送され、接続手段から外部機器が離脱されるときは、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果が、接続手段を模擬する模擬手段に伝送される。
【0021】
電子装置では、接続手段に外部機器が接続されているときと接続されていないときとでは、動作手段による処理動作の良否の確認結果の伝送先が異なるだけで、いずれの場合もデバッグ処理手段によって同様にデバッグ処理が実行される。すなわち、接続手段への外部機器の接続の有無に拘わらず、電子装置におけるデバッグ処理の動作条件が同一である。
【0022】
したがって、接続手段から外部機器が離脱されるときに、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を停止するように制御する場合に比べて、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた電子装置の不具合を、より確実に再現することができる。
【0023】
前述のように、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた電子装置の不具合を確実に再現することができるので、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置のソフトウェアの開発効率を向上することができる。
【0024】
また本発明は、前記判定手段は、ポーリング方式に基づいて、接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定することを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、判定手段は、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを、ポーリング方式に基づいて周期的に確認し、この確認結果に基づいて接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定する。前述のように、判定手段は、ポーリング方式に基づいて、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認するので、この確認結果に基づいて接続手段に外部機器が接続されているか否かを容易かつ即座に判定することができる。
【0026】
また本発明は、前記判定手段は、割込み方式に基づいて、接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定することを特徴とする。
【0027】
本発明に従えば、判定手段は、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを、割込み方式に基づいて非周期的に確認し、この確認結果に基づいて接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定する。前述のように、判定手段は、割込み方式に基づいて、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを非周期的に確認するので、接続手段に外部機器が接続されているか否かを、ユーザが所望するタイミングで判定させることができ、利便性が向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態である電子装置20の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。電子装置20は、たとえば個人用の携帯情報端末であるPDA(Personal Digital Assistance)によって実現される。
【0029】
電子装置20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read
Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、制御部24、外部コネクタ25、電圧検出回路26、切換回路27、温度検出部28、電池電圧検出部29およびバス30を含んで構成される。CPU21は、制御部24および切換回路27と接続され、さらにバス30を介してROM22およびRAM23と接続される。切換回路27は、外部コネクタ25と接続される。電圧検出回路26は、制御部24および外部コネクタ25と接続される。外部コネクタ25は、電圧検出回路26および切換回路27と接続される。
【0030】
CPU21は、後述するROM22に記憶しているプログラムに基づいて動作する。ROM22は、たとえば不揮発性メモリであるフラッシュメモリによって実現される。ROM22は、電子装置20が動作するために必要な動作プログラムおよびログデータ抽出機能を備えるデバッグプログラムが内蔵されるメインプログラムを記憶する。
【0031】
CPU21の指示に基づいて、デバッグプログラムを実行させると、前記動作プログラムに基づく予め定める処理動作の良否を確認する処理が実行される。ログデータは、デバッグプログラムによる前記処理動作の良否の確認結果である。ログデータは、たとえば電子装置20の利用状況およびデータ通信の記録であり、操作およびデータの送受信が行われた日時、行われた操作の内容ならびに送受信されたデータの内容などである。RAM23は、デバッグプログラムによる前記処理動作の良否の確認結果であるログデータを記憶する。
【0032】
制御部24は、CPU21の指示に基づいて、電子装置20を構成する上記のROM22、RAM23、外部コネクタ25、電圧検出回路26、切換回路27、温度検出部28、電池電圧検出部29およびバス30を含むハードウェア資源を制御する。
【0033】
外部コネクタ25は、電子装置20のソフトウェアの開発などにおいて、デバッグを行うときに、たとえばパーソナルコンピュータ(略称:PC)と接続させるためのRS232Cケーブルのコネクタ、PCと接続される電子装置20が送受信できる電圧レベルに変換可能なレベル変換機、電子装置20と接続する接続ケーブルおよび電子装置20に接続を検出させるために必要な電圧を発生させる装置を含んで構成されるデバッグ専用冶具を電子装置20に接続する接続部である。ここで、本実施形態におけるデバッグとは、電子装置20のソフトウェアにおける不具合を、電子装置20からデバッグ専用治具を介してコンピュータなどの外部制御装置へ取出し、その取出した不具合を解析して修正することによって、前記ソフトウェアが正常に動作するようにする作業である。
【0034】
電圧検出回路26は、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されたときに、外部コネクタ25の複数の端子のうち所定の端子に生じた電圧の変化を検出する。本実施形態において、前記電圧の変化は、たとえばポーリング方式に基づいて検出する。ポーリング方式は、外部コネクタ24の複数の端子のうち所定の端子に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認することによって、所定の端子に生じる電圧の変化を検出する方式である。
【0035】
前述のように、電圧検出回路26は、ポーリング方式に基づいて、たとえば外部コネクタ25に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認するので、この確認結果に基づいて外部コネクタ25に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されているか否かを容易かつ即座に判定することができる。
【0036】
また、前記電圧の変化は、前述のポーリング方式以外に、たとえば割込み方式に基づいて検出してもよい。割込み方式は、ポーリング方式とは異なり、非周期的に外部コネクタ24の複数の端子のうち所定の端子に電圧の変化が生じたか否かを確認することによって、所定の端子に生じる電圧の変化を検出する方式である。
【0037】
前述のように、電圧検出回路26は、割込み方式に基づいて、たとえば外部コネクタ25に電圧の変化が生じたか否かを非周期的に確認するので、外部コネクタ25に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されているか否かを、ユーザが所望するタイミングで判定させることができ、利便性が向上する。
【0038】
切換回路27は、電圧検出回路26の検出結果に基づいて、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されるとき、外部コネクタ25のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が可能なアクティブ状態に切換え、外部コネクタ25からデバッグ専用治具が離脱されるとき、外部コネクタ25のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換える。
【0039】
温度検出部28は、デバッグプログラムが実行されたときに、電子装置20における電池、図示しない撮像部および表示部の周辺の温度を検出する。電池電圧検出部29は、デバッグプログラムが実行されたときに、電子装置20に内蔵される電池の電圧を検出する。
【0040】
本実施形態において、CPU21、ROM22、RAM23および制御部24は、動作手段である。外部コネクタ25は、接続手段であり、制御部24はデバッグ処理手段である。CPU21および電圧検出回路26は、判定手段である。切換回路27は、接続制御手段および情報出力制御手段である。
【0041】
電子装置20において、メモリ22に記憶されているメインプログラムに内蔵されるデバッグプログラムは、外部コネクタ25へのデバッグ専用治具の接続の有無に拘わらず、常時CPU21の指示に基づいて動作する。電子装置20の電池電圧や電池、撮像部および表示部の周辺の温度ならびにCPU21の動作状況、たとえば特定レジスタの設定値、所定の動作を行った回数およびネットワークから受信して解読したデータなどのログデータは、随時更新され、RAM23に格納される。また、電圧検出回路26によって電圧の変化が検出されて、CPU21によって外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されたと判定されない限り、前記ログデータは外部コネクタ25から外部へ出力されないように構成される。
【0042】
また、電子装置20の動作に不具合が生じて、この不具合を解析するためには、不具合が生じたときのログデータを電子装置20から取出す必要がある。このような場合には、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続される。外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されると、電圧検出回路26によって、外部コネクタ25の所定の端子に生じる電圧の変化が、前述のポーリング方式または割込み方式に基づいて検出される。
【0043】
電圧検出回路26において、ポーリング方式または割込み方式に基づいて検出された電圧に関する情報は、電圧検出回路26から制御部24へ送信される。制御部24は、電圧検出回路26から送信された前記電圧に関する情報を受信するとともに、CPU21へ送信する。CPU21は、制御部24から送信された前記電圧に関する情報を受信し、この受信した電圧に関する情報に基づいて、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されているか否かを判定する。
【0044】
CPU21によって、外部コネクタ25に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されていると判定されると、この判定結果に基づいて、切換回路27によって外部コネクタ25のデバッグインターフェイスがアクティブ状態に切換えられ、制御部24から外部コネクタ25へのデバッグプログラムによる処理動作の良否の確認結果の伝送を許容するように制御される。これによって、RAM23に格納されているログデータを外部コネクタ25から出力することが可能になる。また、CPU21によって、外部コネクタ25に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されていないと判定されると、この判定結果に基づいて、切換回路27によって外部コネクタ25のデバッグインターフェイスが非アクティブ状態に切換えられ、制御部24から外部コネクタ25への前記確認結果の伝送を停止するように制御される。
【0045】
前述のような処理を行った後に、解析したい不具合現象を再現させ、そのときのログデータを電子装置20のRAM23から抽出して、電子装置20におけるソフトウェアの不具合の解析、つまりデバッグを行うことができる。
【0046】
前述のように、電子装置20では、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されているときおよび接続されていないときのいずれの場合も、CPU21の指示に基づいてデバッグプログラムが実行される。すなわち、外部コネクタ25へのデバッグ専用治具の接続の有無に拘わらず、電子装置20におけるデバッグプログラムの動作条件が同一である。
【0047】
したがって、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されていないときに生じた電子装置20の不具合を確実に再現することができる。これによって、外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置20のソフトウェアの開発効率を向上することができる。
【0048】
また、CPU21によって外部コネクタ25にデバッグ専用治具が接続されていないと判定されるときは、切換回路27によって、外部コネクタ25のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換えるように制御しているので、外部コネクタ25から外来ノイズが入ることを防ぎ、電子装置20の誤動作を防止することができるとともに、ユーザによるデバッグ専用治具の外部コネクタ25への接続の誤りに起因する電子装置20の誤動作を防止することができる。
【0049】
さらに、外部コネクタ25にデバッグ専用治具を接続するだけで、切換回路27によって外部コネクタ25のデバッグインターフェイスをアクティブ状態に切換えることができるので、デバッグプログラムによる電子装置20の処理動作の良否の確認結果を、電子装置20から容易に取出すことができ、電子装置20の不具合の解析を行うことができる。
【0050】
図2は、本発明の第2の実施形態である電子装置40の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。電子装置40は、たとえば携帯電話機によって実現される。
【0051】
電子装置40は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read
Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、制御部44、外部コネクタ45、電圧検出回路46、切換回路47、内部デバッグインターフェイス部48、無線部49、アンテナ50、操作部51、表示部52、音声部53、スピーカ54、マイクロフォン55、温度検出部56、電池電圧検出部57およびバス58を含んで構成される。
【0052】
CPU41は、制御部44および切換回路47と接続され、さらにバス58を介してROM42、RAM43および表示部52と接続される。制御部44は、CPU41、電圧検出回路46、無線部49、操作部51および音声部53と接続される。また、制御部44は、バス58を介してROM42、RAM43および表示部52と接続される。切換回路47は、外部コネクタ45および内部デバッグインターフェイス部48と接続される。電圧検出回路46は、制御部44および外部コネクタ45と接続される。外部コネクタ45は、電圧検出回路46および切換回路47と接続される。
【0053】
CPU41は、後述するROM42に記憶しているプログラムに基づいて動作する。ROM42は、たとえば不揮発性メモリであるフラッシュメモリによって実現される。ROM42は、電子装置40が動作するために必要な動作プログラムおよびログデータ抽出機能を備えるデバッグプログラムが内蔵されるメインプログラムを記憶する。
【0054】
CPU41の指示に基づいて、デバッグプログラムを実行させると、前記動作プログラムに基づく予め定める処理動作の良否を確認する処理が実行される。ログデータは、デバッグプログラムによる前記処理動作の良否の確認結果である。ログデータは、たとえば電子装置40の利用状況およびデータ通信の記録であり、操作およびデータの送受信が行われた日時、行われた操作の内容ならびに送受信されたデータの内容などである。RAM43は、デバッグプログラムによる前記処理動作の良否の確認結果であるログデータを記憶する。
【0055】
制御部44は、CPU41の指示に基づいて、電子装置40を構成する上記のROM42、RAM43、外部コネクタ45、電圧検出回路46、切換回路47、内部デバッグインターフェイス部48、無線部49、操作部51、表示部52、音声部53、温度検出部56、電池電圧検出部57およびバス58を含むハードウェア資源を制御する。
【0056】
外部コネクタ45は、電子装置40のソフトウェアの開発などで、デバッグを行うときに、たとえばパーソナルコンピュータ(略称:PC)と接続させるためのRS232Cケーブルのコネクタ、PCと接続される電子装置20が送受信できる電圧レベルに変換可能なレベル変換機、電子装置20と接続する接続ケーブルおよび電子装置20に接続を検出させるために必要な電圧を発生させる装置を含んで構成されるデバッグ専用冶具を電子装置40に接続する接続部である。ここで、本実施形態におけるデバッグとは、電子装置40のソフトウェアにおける不具合を、電子装置40からデバッグ専用治具を介してコンピュータなどの外部制御装置へ取出し、その取出した不具合を解析して修正することによって、前記ソフトウェアが正常に動作するようにする作業である。
【0057】
電圧検出回路46は、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されたときに、外部コネクタ45の複数の端子のうち所定の端子に生じた電圧の変化を検出する。本実施形態において、前記電圧の変化は、たとえばポーリング方式に基づいて検出する。
【0058】
前述のように、電圧検出回路46は、ポーリング方式に基づいて、たとえば外部コネクタ45に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認するので、この確認結果に基づいて外部コネクタ45に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されているか否かを容易かつ即座に判定することができる。
【0059】
また、前記電圧の変化は、前記ポーリング方式以外に、割込み方式に基づいて検出することができる。電圧検出回路46は、割込み方式に基づいて、たとえば外部コネクタ45に電圧の変化が生じたか否かを非周期的に確認するので、外部コネクタ45に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されているか否かを、ユーザが所望するタイミングで判定させることができ、利便性が向上する。
【0060】
切換回路47は、電圧検出回路46の検出結果に基づいて、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されるとき、外部コネクタ45のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が可能なアクティブ状態に切換え、外部コネクタ45からデバッグ専用治具が離脱されるとき、外部コネクタ45のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換える。
【0061】
内部デバッグインターフェイス部48は、たとえばテストランド、テストピンおよびテスト用コネクタなどによって実現される。
【0062】
アンテナ50は、無線電波を介して基地局と無線通信を行うときに、信号の送受信を行う。無線部49は、アンテナ50を介して受信した基地局からの信号を復調し、受信信号に変換して制御部44に伝送する。また無線部49は、制御部44から送られてくる音声信号および画像信号などを変調および増幅することによって送信信号に変換し、アンテナ50を介して基地局に送信する。
【0063】
操作部51は、たとえばダイヤル発信、電子メールの送受信、インターネット接続などの種々の設定を行うための入力キーを備えて構成される。ユーザによって操作部51の所定の入力キーが押下されると、押下された入力キーに基づく操作信号が制御部44へ伝送される。
【0064】
表示部52は、たとえば液晶ディスプレイおよびエレクトロルミネッセンスディスプレイなどによって実現され、制御部44から送られてくる文字、静止画像および動画像などの画像をそれぞれ表示する。
【0065】
音声部53は、無線部49から制御部44を介して伝送されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ54などを介して外部に出力する。また、音声部53は、マイクロフォン55から出力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、制御部44を介して無線部49へ伝送する。スピーカ54は、音声部53からのアナログ音声信号を受取り、音響化して音声を出力する。マイクロフォン55は、外部から入力される音声をアナログ音声信号に変換して音声部53に出力する。
【0066】
電子装置40で通話を行うときに、ユーザが、電子装置40の操作部51の所定の入力キー、たとえば通話キーを押下すると、ユーザによって押下された通話キーに基づく操作信号が制御部44を介してCPU41へ伝送される。CPU41は、操作部51から伝送されてきた操作信号を受信して、ユーザによって通話キーが押下され、発信動作が指示されたことを認識する。そして、CPU41は、ROM42に記憶している動作プログラムに従って、所定の発信処理を行うとともに、たとえば「発信動作中です」などの発信動作中であることを示すメッセージを表示部52に表示させる。
【0067】
またCPU41は、制御部44を介して、無線部49を動作させて、アンテナ50を介して無線電波の送受信を行い、基地局と電子装置40との間で発信に必要な処理を行う。これによって基地局と電子装置40との通話経路が確立すると、音声部53ではマイクロフォン55から出力されるアナログ音声信号を符号化してデジタル音声信号に変換し、このデジタル音声信号を、制御部44を介して無線部49へ伝送する。無線部49では、音声部53から伝送されてきたデジタル音声信号を変調および増幅することによって送信信号に変換し、アンテナ50を介して基地局に送信する。
【0068】
また無線部49は、アンテナ50を介して受信した基地局からの信号を復調し、受信信号に変換する。無線部49は、この受信信号をデジタル音声信号として、制御部33を介して音声部42へ伝送する。音声部53では、無線部49から伝送されてきたデジタル音声信号を複合化してアナログ音声信号に変換し、このアナログ音声信号をスピーカ54に伝送する。スピーカ54は、アナログ音声信号を音響化して音声を出力する。
【0069】
温度検出部56は、デバッグプログラムが実行されたときに、電子装置40における電池、表示部52および図示しない撮像部の周辺の温度を検出する。電池電圧検出部57は、デバッグプログラムが実行されたときに、電子装置40に内蔵される電池の電圧を検出する。
【0070】
本実施形態において、CPU41、ROM42、RAM43、制御部44、無線部49、操作部51、表示部52、音声部53、温度検出部56および電池電圧検出部57は、動作手段である。外部コネクタ45は、接続手段であり、制御部44はデバッグ処理手段である。CPU41および電圧検出回路46は、判定手段である。切換回路47は、接続制御手段および情報出力制御手段である。内部デバッグインターフェイス部48は、模擬手段である。
【0071】
前述の電子装置40の発振動作を行うための処理と並行して、ROM42に記憶しているメインプログラムに内蔵されるデバッグプログラムは、外部コネクタ45へのデバッグ専用治具の接続の有無に拘わらず、常時CPU41の指示に基づいて動作する。電子装置40の電池電圧や電池、表示部52および図示しない撮像部などの周辺の温度、CPU41の動作状況、たとえば特定レジスタの設定値、所定の動作を行った回数およびネットワークから受信して解読したデータならびに基地局と電子装置40との通信状態および通信情報などのログデータは、随時更新され、RAM43に格納される。
【0072】
電子装置40では、外部コネクタ45に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されているときは、切換回路47によって制御部44から外部コネクタ45に、デバッグプログラムに基づく処理動作の良否の確認結果が伝送され、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されていないときは、切換回路47によって制御部44から外部コネクタ45への前記確認結果が、外部コネクタ45を模擬する内部デバッグインターフェイス部48に伝送される。
【0073】
電子装置40の動作に不具合が生じて、この不具合を解析するためには、不具合が生じたときのログデータを電子装置40から取出す必要がある。このような場合には、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続される。外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されると、電圧検出回路46によって、外部コネクタ45の所定の端子に生じる電圧の変化が、たとえばポーリング方式または割込み方式に基づいて検出される。
【0074】
電圧検出回路46において、ポーリング方式または割込み方式に基づいて検出された電圧に関する情報は、電圧検出回路46から制御部44へ伝送される。制御部44は、電圧検出回路46から伝送された前記電圧に関する情報を受信するとともに、CPU41へ伝送する。CPU41は、制御部44から伝送された前記電圧に関する情報を受信し、この受信した電圧に関する情報に基づいて、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されているか否かを判定する。
【0075】
CPU41によって、外部コネクタ45に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されていると判定されると、この判定結果に基づいて、切換回路47によって外部コネクタ45のデバッグインターフェイスがアクティブ状態に切換えられ、制御部44から外部コネクタ45へのデバッグプログラムによる処理動作の良否の確認結果の伝送を許容するように制御される。これによって、ログデータを外部コネクタ45から出力することが可能になる。また、CPU41によって、外部コネクタ45に外部機器、たとえばデバッグ専用治具が接続されていないと判定されると、この判定結果に基づいて、切換回路47によって外部コネクタ45のデバッグインターフェイスが非アクティブ状態に切換えられ、制御部44から外部コネクタ45への前記確認結果の伝送を停止するように制御される。
【0076】
前述のような処理を行った後に、解析したい不具合現象を再現させ、そのときのログデータを電子装置40のRAM43から抽出することによって、電子装置40におけるソフトウェアの不具合の解析、つまりデバッグを行うことができる。
【0077】
前述のように、外部コネクタ45からデバッグ専用治具が離脱されるときは、切換回路47によって制御部44から外部コネクタ45への動作プログラムによる処理動作の良否の確認結果が、外部コネクタ45を模擬する内部デバッグインターフェイス48に伝送される。
【0078】
したがって、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されているときおよび接続されていないときでは、前記動作プログラムによる処理動作の良否の確認結果の伝送先が異なるだけで、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されているときおよび接続されていないときのいずれの場合も、CPU41の指示に基づいてデバッグプログラムが動作し、電子装置40の動作プログラムに基づく予め定める処理動作の良否を確認する処理が同様に実行される。すなわち、外部コネクタ45へのデバッグ専用治具の接続の有無に拘わらず、電子装置40におけるデバッグプログラムの動作条件が同一である。
【0079】
したがって、外部コネクタ45からデバッグ専用治具が離脱されるときに、第1の実施形態のような切換回路27によって制御部24から外部コネクタ25への前記確認結果の伝送を停止するように制御する場合に比べて、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されていないときに生じた電子装置40の不具合を、より確実に再現することができる。
【0080】
前述のように、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されていないときに生じた電子装置40の不具合を、より確実に再現することができるので、外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置40のソフトウェアの開発効率を向上することができる。
【0081】
また、CPU41によって外部コネクタ45にデバッグ専用治具が接続されていないと判定されるときは、切換回路47によって、外部コネクタ45のデバッグインターフェイスを、デバッグ専用治具への情報の送信が不可能な非アクティブ状態に切換えるように制御しているので、外部コネクタ45から外来ノイズが入ることを防ぎ、電子装置40の誤動作を防止することができるとともに、ユーザによるデバッグ専用治具の外部コネクタ45への接続の誤りに起因する電子装置40の誤動作を防止することができる。
【0082】
さらに、外部コネクタ45にデバッグ専用治具を接続するだけで、切換回路47によって外部コネクタ45のデバッグインターフェイスを、外部コネクタ45への情報の送信が可能なアクティブ状態に切換えることができるので、デバッグプログラムによる電子装置40の処理動作の良否の確認結果を、電子装置40から容易に取出すことができ、電子装置40の不具合の解析を行うことができる。
【0083】
また、電子装置40では、外部コネクタ45にデバッグ専用治具を接続しなくても、電子装置40の内部デバッグインターフェイス48からログデータを取出すことができる。したがって、外部コネクタ45にパーソナルコンピュータとの通信用ケーブル、プリンタ、ハンズフリーキットおよび充電器などが接続された状態であっても、容易に電子装置40からログデータを抽出することができる。
【0084】
前述の実施形態では、PDAおよび携帯電話機に適用した電子装置の構成について述べたが、本発明の他の実施形態では、前述のPDAおよび携帯電話機に限らず、たとえばノートパソコンなどのコンピュータに対しても好適に実施することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、接続手段への外部機器の接続の有無に拘わらず、電子装置におけるデバッグ処理の動作条件が同一である。したがって、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた電子装置の不具合も確実に再現することができる。これによって、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置のソフトウェアの開発効率を向上することができる。また、接続手段から入る外来ノイズによる電子装置の誤動作を防止することができるとともに、ユーザによる外部機器の接続手段への接続の誤りに起因する誤動作を防止することができる。さらに、動作手段による処理動作の良否の確認結果を電子装置から容易に取出すことができ、電子装置の不具合の解析を行うことができる。
【0086】
また本発明によれば、接続手段への外部機器の接続の有無に拘わらず、電子装置におけるデバッグ処理の動作条件が同一である。したがって、接続手段から外部機器が離脱されるときに、情報出力制御手段によってデバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を停止するように制御する場合に比べて、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた電子装置の不具合を、より確実に再現することができる。これによって、接続手段に外部機器が接続されていないときに生じた不具合の解析を行うことができ、電子装置のソフトウェアの開発効率を向上することができる。
【0087】
また本発明によれば、判定手段は、ポーリング方式に基づいて、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを周期的に確認するので、この確認結果に基づいて接続手段に外部機器が接続されているか否かを容易かつ即座に判定することができる。
【0088】
また本発明によれば、判定手段は、割込み方式に基づいて、たとえば接続手段に電圧の変化が生じたか否かを非周期的に確認するので、接続手段に外部機器が接続されているか否かを、ユーザが所望するタイミングで判定させることができ、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である電子装置20の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態である電子装置40の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。
【図3】従来の電子装置10の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。
【符号の説明】
20,40 電子装置
21,41 CPU(Central Processing Unit)
22,42 ROM(Read Only Memory)
23,43 RAM(Random Access Memory)
24,44 制御部
25,45 外部コネクタ
26,46 電圧検出回路
27,47 切換回路
28,56 温度検出部
29,57 電池電圧検出部
30,58 バス
48 内部デバッグインターフェイス部
49 無線部
50 アンテナ
51 操作部
52 表示部
53 音声部
54 スピーカ
55 マイクロフォン

Claims (4)

  1. 予め定める処理動作を実行する動作手段と、
    外部機器が着脱可能に接続される接続手段であって、外部機器への情報の送信が可能なアクティブ状態と、外部機器への情報の送信が不可能な非アクティブ状態とに切換え可能な接続手段と、
    動作手段による処理動作の良否を確認するデバッグ処理を実行し、確認結果を接続手段に与えるデバッグ処理手段と、
    接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定する判定手段と、
    判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるとき、接続手段をアクティブ状態に切換え、接続手段から外部機器が離脱されるとき、接続手段を非アクティブ状態に切換える接続制御手段と、
    デバッグ処理手段と接続手段との間に介在され、判定手段の判定結果に基づいて、接続手段に外部機器が接続されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を許容し、接続手段から外部機器が離脱されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果の伝送を停止する情報出力制御手段とを含むことを特徴とする電子装置。
  2. 接続手段を模擬する模擬手段をさらに含み、
    情報出力制御手段は、接続手段から外部機器が離脱されるとき、デバッグ処理手段から接続手段への確認結果を模擬手段に伝送することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記判定手段は、ポーリング方式に基づいて、接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  4. 前記判定手段は、割込み方式に基づいて、接続手段に外部機器が接続されているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
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JP2007066213A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Yokogawa Electric Corp 組み込み装置

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