JP2005150535A - 電子部品 - Google Patents

電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2005150535A
JP2005150535A JP2003388222A JP2003388222A JP2005150535A JP 2005150535 A JP2005150535 A JP 2005150535A JP 2003388222 A JP2003388222 A JP 2003388222A JP 2003388222 A JP2003388222 A JP 2003388222A JP 2005150535 A JP2005150535 A JP 2005150535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
insulating layer
wiring
layer
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003388222A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ogino
雅彦 荻野
Toshiya Sato
俊也 佐藤
Bouro Hojo
房朗 北條
Narihisa Motowaki
成久 元脇
Satoru Amo
天羽  悟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2003388222A priority Critical patent/JP2005150535A/ja
Publication of JP2005150535A publication Critical patent/JP2005150535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】 密集して配置され層数が多い配線パターンであっても、電気めっき用給電膜を確実に形成でき、めっき配線の欠損や不良の無い電子部品を提供する。
【解決手段】 基板1と配線層と絶縁層9,12,15,18と外部接続端子とを含み、基板1上に配線層と絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、絶縁層端部9,12,15,18の一部にのみ電気めっき給電用傾斜構造が少なくとも1個所形成されている電子部品。
配線層および絶縁層の層数を重ね、絶縁層端部が急峻な形状になっても、給電ラインを確保できる。その結果、積層数が増えても、確実に配線層が形成され、配線欠損の無い電子部品を提供できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子部品に係り、特に、受動素子を内蔵した電子部品に関する。
近年、携帯電話などの移動体通信システムの実用化に伴い、受動素子を用いた電子部品および受動素子と能動部品とを用いた電子部品の小型化が進んでいる。
高周波回路に用いる電子部品のうち、RF(radio frequency)モジュールの分野では、セラミックまたは樹脂の多層配線基板上にチップ部品を表面実装したモジュールが知られている。
配線パターンが形成されたセラミックや樹脂の多層配線基板上にチップコンデンサ,チップインダクタ,チップ抵抗などの受動部品をはんだ接続したモジュールが開発されている。また、受動部品に加えて、トランジスタ,ダイオード,ICなどの能動部品をはんだやワイヤボンディングなどで基板上の配線パターンに接続したモジュールも開発されている。
近年、携帯電話などの携帯端末の小型化,高機能化に伴い、搭載される電子部品が小型化され、部品点数が増加してきた。最近では、配線層と絶縁層とを交互に積層する逐次積層薄膜配線プロセスを用い、微細なコンデンサ,インダクタ,抵抗などを内蔵し小型化した電子部品が開発されている。
基板と配線層と絶縁層との剥離を防止するために、積層するごとにポリイミド系絶縁層の断面積を縮小し、周囲全体を階段状にした多層配線構成体も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−244552号公報 (第3〜4頁、図1,図3,図4)
上記逐次積層薄膜配線プロセスを用いて電子部品を作成する場合、1つの基板上に多数の電子部品を一括して形成し、最後に個々のチップ部品に切断すると、電子部品を効率よく作成できる。
このような場合、切断時の応力により基板と絶縁層との界面の密着度が低下しないようにするため、スクライブラインすなわち切断線付近の基板表面には絶縁層が形成されていない。配線層の数が増えるに従い、スクライブラインに沿い非常に急峻な端部を持った電子部品が近接して配列される。
部品製造プロセスにおいて、電気めっきにより配線を形成するために各パターンへの給電膜をスパッタ法により形成した場合、特に絶縁層端部の急峻な側面には給電膜が形成されず、給電膜の断絶が発生する。
その結果、電気めっき時に絶縁層上部の給電膜に電気が流れないためにめっき配線が形成されず、配線の欠損や不良を生ずる問題があった。
一方、上記従来技術のように、積層するごとにポリイミド系絶縁層の断面積を縮小し、周囲全体を階段状にした場合は、階段状の部分に給電膜を形成できる。しかし、チップ部品を実装できる表面積が縮小し、実装効率が低下する欠点があった。
本発明の目的は、密集して配置され層数が多い配線パターンであっても、電気めっき用給電膜を確実に形成できて、めっき配線の欠損や不良の無い電子部品を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、基板上に配線層と絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、絶縁層端部の一部にのみ他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造が、少なくとも1個所形成されている電子部品を提案する。
本発明は、また、基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、基板上に配線層と絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、絶縁層端部の一部にのみ上層ほど狭くなる階段構造が、少なくとも1個所形成されている電子部品を提案する。
本発明は、さらに、基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、基板上に配線層と絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、絶縁層端部の一部にのみ他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造と上層ほど狭くなる階段構造とが、それぞれ少なくとも1個所形成されている電子部品を提案する。
斜面構造または/および階段構造上には、電気めっき給電用導体が形成される。傾斜構造または/および階段構造は、電子部品の絶縁層形成面において対称となる偶数個所に形成される。
本発明によれば、電子部品の絶縁層端部の一部にのみ電気めっき給電用傾斜構造または階段構造を形成したので、配線層および絶縁層の層数を重ね、絶縁層端部が急峻な形状になっても、給電ラインを確保できる。その結果、積層数が増えても、確実に配線層が形成され、配線欠損の無い電子部品を提供できる。
本発明の斜面構造は、絶縁層端部の一部にのみ他の絶縁層端部よりもゆるい角度で形成されており、ほぼ垂直面となる他の絶縁層端部と比較して、電気めっき給電用導体(金属薄膜)を形成しやすい形状となっている。したがって、基板面から絶縁層上部まで確実に給電ラインを形成できる。
さらに、この斜面部分に電気めっき給電用導体を形成していてもよい。
本発明の階段構造は、絶縁層を積層する際に、絶縁層端部の一部を各層ごとに後退させて、最終的な形状として階段状に加工される。この場合、各絶縁層において後退させる大きさは、マスクの位置あわせ精度以上にする必要がある。具体的には、10μm以上後退させることが好ましい。
本発明の電気めっき給電用導体は、絶縁層端部側面の一部にのみ絶縁層底部から絶縁層上面にかけて形成され、基板から絶縁層上部までの給電ラインを確保する。
これら斜面構造,階段構造,電気めっき給電用導体は、絶縁層端部の少なくとも1個所形成する。
絶縁層のスクライブラインを挟んで対称の位置に斜面構造や階段構造を形成すると、電子部品を各チップに分ける前の基板上に配列された状態では、各ユニットの絶縁層端部に形成された電気めっき給電用導体同士が隣り合わせの位置に形成される。絶縁層を積層するに従い、絶縁層端部間の距離が離れるため、給電用金属薄膜が形成され易くなる。電気めっき給電用導体は、その他の配線パターンと干渉しない限り、任意に配置できる。
感光性の層間絶縁材料を用い、電気めっき給電用導体の部位を形成するマスクの光透過率を段階的に変化させ、感光性材料の反応を制御すると、傾斜構造を形成できる。給電部位のマスクパターンを各層ごとに後退させると、階段構造を形成できる。
本発明の基板としては、ガラス基板,セラミック基板,有機樹脂基板,シリコン基板などを使用できる。本発明の基板は、これらの材質には限定されない。
基板の上下に配線層が形成されていてもよい。基板は、具体的には、レーザやサンドブラストなどによりビアviaすなわち通路となる孔を開けた後、スパッタやCVDなどによりビア内壁に金属層を形成する。ビア内壁に金属層を形成した後、更にめっきをしてもよい。または、導電性の樹脂などをビア内部に充填し上下の配線層を接続することもできる。
ガラス基板は、絶縁性が高く、基板表面の平坦性が良好であり、電気特性や微細配線のしやすさに関して特に好ましい。
セラミック基板の場合、アルミナやアルミナ−ガラス系セラミック材を使用する。
有機樹脂基板では、スルーホール,レーザ加工,フォトリソグラフィプロセスにより上下配線層間の導通を確保することも可能である。
シリコン基板では、酸化膜やイオンドーピングなどにより基板抵抗を高くすると、基板内部に発生する渦電流を抑制し、ロスが軽減されるため、電気特性を改善できる。
本発明の配線層は、電子部品内に形成された各素子を接続する配線と、コンデンサの下部電極および上部電極となる配線と、インダクタと、外部接続端子とを含み、これらを電気的に接続するために基板上および絶縁層上に形成される。
本発明の配線層は、電気抵抗が小さい膜であれば、特に制限は無い。配線層は、具体的には、金,銅,ニッケル,アルミニウム,プラチナなど電気めっき可能な金属を採用できる。特に、銅はめっき速度が速く、電気抵抗が小さいので好ましい。
本発明の配線層は、複数の層から構成されていてもよい。配線層は、具体的には、絶縁層との接着を促進させるためにクロムが形成され、その上に銅が形成された後、更にその上にバリア層としてクロムやニッケルが形成された3層構造からなる場合もある。
配線層の厚さには、特に限定は無い。微細パターン形成の容易さと電気抵抗とを考慮すると、3μm〜15μm程度が好ましい。
初めにスパッタ法により給電用金属薄膜を形成し、レジストなどによりパターニングマスクを作成し、電気めっきにより配線膜を形成し、レジストおよび給電用金属薄膜を除去し、残った膜を配線層とする。
給電用金属薄膜は、絶縁層との接着性が良く電気抵抗が小さい材料であれば、特に限定は無い。給電用金属薄膜は最後に除去してしまうので、薄い方がよい。0.5μm以下程度であれば、実用上問題ない。
給電用金属薄膜において、クロムやチタンなどの絶縁層との接着性を向上させるため薄膜をスパッタ法により成膜した後、銅などの金属膜を形成した2層構造のものは、絶縁層との接着性が良く電気抵抗が小さいので、特に好ましい。
本発明の絶縁層は、一般に絶縁膜として用いられている絶縁材料であり、特に制限は無い。絶縁層は、具体的には、ポリイミド樹脂,ベンゾシクロブテン樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシイソシアネート樹脂,マレイミド樹脂,マレイミドエポキシ樹脂,シアン酸エステル樹脂,シアン酸エステルエポキシ樹脂,シアン酸エステルマレイミド樹脂,フェノール樹脂,ジアリルフタレート樹脂,ウレタン樹脂,シアナミド樹脂,マレイミドシアナミド樹脂,シリコーン樹脂,カルド樹脂などの各種熱硬化性樹脂、これらの樹脂を2種以上組み合わせた材料、更に無機フィラーなどを配合した材料でもよい。
特に、感光性有機材料は、絶縁性に加え、絶縁層や層間接続のための開口部を形成する上で好ましい。感光性有機材料として、具体的には、耐熱性や耐薬品性に優れたポリイミド樹脂や、誘電正接が低く高周波領域での電気信号のロスが少なくなるベンゾシクロブテン樹脂がある。
図1は、低誘電正接樹脂組成物の化学構造の一例を示す図である。この図において、Rは置換基を有していてもよい炭化水素骨格を示し、Rは水素,メチル,またはエチルを示す。mは1〜4のいずれかであり、nは2以上の正数である。
図1に示すような一般式で示される複数のスチレン基を有する架橋成分を含み、更に重量平均分子量5000以上の高分子量体を含有する低誘電正接樹脂組成物も、伝送ロスが低減されるので、コンデンサを含む高周波部品としては、好ましい。
この樹脂組成物のスチレン基間を結合する骨格には、メチレン,エチレンなどのアルキレン基を含む炭化水素骨格が好ましい。骨格は、具体的には、1,2−ビス(p−ビフェニル)エタン,1,2−ビス(m−ビフェニル)エタン,その類似体,側鎖にビニル基を有するジビニルベンゼンの単独重合体,スチレンなどとの共重合体などのオリゴマーである。
骨格は、これ以外にも、フッ素ゴム,シリコーンゴム,フッ化シリコーンゴム,アクリルゴム,水素化ニトリルゴム,エチレンプロピレンゴム,クロロスルホン化ポリスチレン,エピクロルヒドリンゴム,ブチルゴム,ウレタンゴムや,ポリカーボネート/アクリロニトリルブタジエンスチレンアロイ,ポリシロキサンジメチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート共重合ポリブチレンテレフタレート/ポリカーボネートアロイ,ポリテトラフルオロエチレン,フロリネイテッドエチレンプロピレン,ポリアリレート,ポリアミド/アクリロニトリルブタジエンスチレンアロイ,変性エポキシ,変性ポリオレフィン,シロキサン変性ポリアミドイミドなどの弾性率の低い樹脂でもよい。
これら絶縁層の形成法としては、フォトリソグラフィプロセスにより絶縁膜や層間接続のための開口部を形成する方法の他に、スピンコート法などで絶縁材を塗布した後レーザやドライエッチングなどで絶縁膜や層間接続のための開口部を形成する方法や、それらを組み合わせた方法がある。
絶縁層の1層当たりの厚さは、配線層の層間絶縁を確保するため、配線層よりも厚く形成することが好ましい。
本発明の電子部品内で、受動素子として形成されるインダクタは、誘導性回路要素であれば特に制限は無い。例えば、平面に形成されたスパイラル型構造,スパイラル型のインダクタを複数個重ねた構造,またはソレノイド型構造などが用いられる。さらに、インダクタはコンデンサの下部電極や上部電極と同一の素材であっても異なる素材であってもよく、電気伝導性,周囲の材料との接着性,形成方法などに応じて、適宜選択される。
本発明の電子部品内で、受動素子として形成される抵抗は、配線の一部にのみ抵抗体を挿入した構造であり、抵抗体材料に制限は無い。例えば、CrSi,TaNなどが用いられる。抵抗体は、スパッタ法,プラズマCVD法などで成膜した後、レジストパターンを塗布し、膜をエッチングして形成される。
本発明の電子部品内で、受動素子として形成されるコンデンサは、下部電極,バリア層,誘電体,上部電極からなる。下部電極は、低電気抵抗の導電性材料が好ましい。具体的には、金,銅,ニッケル,アルミニウム,プラチナなどであり、特に、銅は、電気抵抗が小さく、最適である。
下部電極の表面は、平坦でなければならず、表面の凹凸が誘電体厚さの1/25以下であることが好ましい。平坦さは、誘電体の欠陥によるリーク不良を改善する。
下部電極は、導電性材料を所定の膜厚に成膜した後、レジストパターンを形成し、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより形成する。または、レジストパターンを形成し、電解めっきまたは無電解めっきにより形成する。
バリア層は、下部電極上に形成される。バリア層は、酸素透過性が小さく誘電体形成時に酸素が下部電極内部に拡散しない材料が好ましい。具体的には、クロム,タングステン,プラチナ,ニッケルなどの金属と、酸化タングステン,酸化ストロンチウム,タングステン/ストロンチウムの酸化物,BaWO,Al,CeO,バリウム/ストロンチウム/タングステンの酸化物などとが挙げられる。これらのバリア層は、スパッタ装置などにより下部電極上に形成される。
誘電体層は、一般にコンデンサ材料として用いられている誘電体材料であり,特に制限は無い。具体的には、Ta,BST,SrTiO,TiO,MnO,Y,SnO,MgTiOなどの酸化物と、バリウムチタン酸化合物やバリウムチタン酸化合物にジルコニウムや錫をドープした化合物と、WO,SrO,混合されたバリウム/ストロンチウムの酸化物と、BaWO,CeOなどとが挙げられる。このなかでも、Taは、絶縁耐圧が高く特に好ましい。
誘電体の形成法も特に制限は無く,スパッタ法,プラズマCVD法などのドライ法,陽極酸化法などのウエット法を用いることもできる。ポリイミドやベンゾシクロブテンなどの有機絶縁層として用いられるポリマー材料も、誘電体として使用できる。誘電正接が小さい材料が好ましい。さらに、無機誘電体を微粒子状にし、有機材料中に分散したハイブリット材料も、誘電体として使用できる。
本発明の外部接続端子は、電子部品を実装基板などに搭載し、電気的に接続するための導電体である。具体的には、最上部の配線の一部が絶縁層から露出し、その表面にニッケルなどのバリアメタルが形成され、その最表面に金めっきされたパッド状端子である。または、錫,亜鉛,鉛を含む半田合金,銀,銅,それらを金で被覆した金属,金などをボール状に成形した端子が用いられる。
次に、図2〜図28を参照して、本発明による電子部品の実施形態およびその製造方法を説明する。
実施形態1
図2は、本発明による電子部品の実施形態1の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図3は、実施形態1の切断面a−bに沿う断面構造を示す図であり、図4は、実施形態1の切断面c−dに沿う断面構造を示す図であり、図5は、切断前の2つの電子部品が並んでいる状態を示す模式図である。
本実施形態1の電子部品2は、切断面a−bに沿う断面構造から明らかなように、基板1の上に、下部電極6および配線を含む第1配線層7と、誘電体8と、第1絶縁層9と、上部電極10と、第2配線層11と、第2絶縁層12と、インダクタ13と、第3配線層14と、第3絶縁層15と、第4配線層16と、外部接続端子17と、表面保護層18とを含んでいる。
第1絶縁層9,第2絶縁層12,第3絶縁層15,表面保護層18の端部の一部にのみ、他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造19が少なくとも1個所形成されている。
斜面構造19は、基板上に複数の電子部品2が規則的に並べて形成されるときに、スクラブライン5を挟んで隣り合うチップ上で対向する位置に配置することが望ましい。このような位置に配置すると、スクラブライン5の両側に斜面構造19が集中して存在するので、斜面に沿って電気めっき給電用導体を形成しやすくなる。
本実施形態1の電子部品2は、0.5mm厚の無アルカリガラス基板1:OA−10(日本電気硝子製)上にスパッタ法でクロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、この膜を銅めっき給電用種膜とする。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークし、露光,現像工程を経て、レジストマスクを形成した。
レジスト開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅種膜を除去した。
更に過マンガン酸系クロムエッチング液を用いてクロム種膜を除去し、コンデンサ用下部電極6および配線を含む第1配線層7を形成した。
コンデンサ用誘電体8の形成時における第1配線層7の酸化防止のためバリア膜としてクロムを50nmスパッタ法により形成した。
バリア層表面に誘電体8としてTaをスパッタ法により500nmの厚さに成膜した。Ta膜上にポジ型液状レジストOFPR800,500cp(東京応化製)を塗布し、乾燥,露光,現像工程を経て、誘電体8のレジストマスクを形成した。
CFガスを用いてドライエッチングし、コンデンサ下部電極上以外の不要部分のTaを除去した後、レジストマスクを除去し、更に不要部分のバリア層を過マンガン酸系クロムエッチング液によりエッチングして誘電体8を形成した。
感光性ポリイミドHD6000(Hitachi Dupont MicrosystemsHDMS製)をスピンコートにより塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、絶縁層の外形,コンデンサ誘電体部分,層間接続のための開口部,電気めっきの際に給電ラインを確保するため、絶縁層端部のコーナーに幅20μmの斜面構造19を形成した。斜面構造19を形成する部分の露光時に使用するマスクは、絶縁層端部ほどi線の透過率が低く、最終的に0%になるように設計したマスクを用いた。
パターニングされたポリイミドを窒素雰囲気中で250℃/2時間硬化させ、厚さ10μmの第1絶縁層9を形成した。
次に、スパッタ法を用いて、基板表面,第1絶縁層9,その他開口部上にクロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、電気めっき用給電膜とした。
電気めっき用給電膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極10や配線形成するためのレジストマスクを塗布した。
レジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で電気めっき用給電膜を除去した。さらに、過マンガン酸系クロムエッチング液を用いて、クロム給電膜を除去し、第2配線層11を作成した。
次に、第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成した。第1絶縁層9の斜面構造19に連続的に連なるように、第2絶縁層12の斜面構造を形成した。
第2配線層12と同様の工程により、第3配線層14を形成した。第3配線層14には、スパイラル状のインダクタ13および配線を形成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。
第1絶縁層9および第2絶縁層12まで連続的に形成した斜面構造19に連なるように、第3絶縁層15にも斜面構造19を形成した。
第3絶縁層15上に、第1配線層9と同様の工程により、第4配線層16を形成した。配線を第4配線層16中に、接続端子17を形成した。
最後に、表面保護層として感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートしプリベークした後、露光,現像し、スクライブライン5および接続端子開口部を形成した後、250℃/1h硬化させ、表面保護層18を形成した。
表面保護層開口部から露出した接続端子17表面にニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、更にこの無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態1の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態2
図6は、本発明による電子部品の実施形態2の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図7は、実施形態2の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態2の電子部品2においては、実施形態1の構造に加えて、電気めっき給電ラインを確保するため斜面構造19に電気めっき給電用導体20を形成した。
本実施形態2の電子部品2は、実施形態1と同様の方法により、基板1上に第1配線層7および第1絶縁層9を形成した。
第2配線層11を形成するときに、電気めっき給電ラインを確保するため、斜面構造19上にも電気めっき給電用導体20を形成した。
第2配線層11上に第2絶縁層12を形成した。
第3配線層14を形成するときに、第2絶縁層11端部に形成した斜面構造19上にも電気めっき給電用導体20を形成した。
第3配線層14上に第3絶縁層15および第4配線層16,表面保護層18を形成した。
次に、表面保護層18の開口部から露出した接続端子17表面にニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、この無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態2の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態3
図8は、本発明による電子部品の実施形態3の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図9は、実施形態3の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態3の電子部品2においては、第1絶縁層9,第2絶縁層12,第3絶縁層15,表面保護層18の端部の一部にのみ、階段構造21が少なくとも1個所形成されている。
本実施形態3の電子部品2は、実施形態1と同様の方法により、ガラス基板1上に第1配線層7および誘電体8を形成した。
次に、感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートにより塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、絶縁層の外形,コンデンサ誘電体部分,層間接続のための開口部を形成した。
このパターニングされたポリイミドを窒素雰囲気中で250℃/2時間硬化させ、厚さ10μmの第1絶縁層9を形成した。
次に、スパッタ法を用いて、基板表面,第1絶縁層9,その他開口部上にクロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、電気めっき用給電膜とした。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極、配線形成のためのレジストマスクを形成した。
レジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅給電膜を除去した。さらに、過マンガン酸系クロムエッチング液を用い、クロム給電膜を除去し、第2配線層11を作成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成した。その際、電気めっきによる給電ラインを確保するために、第2絶縁層12の端部に幅20μmで第1絶縁層9端部から10μm内側に端部がくるように、階段構造21を形成した。
この上に、第2配線層11と同様の工程により、第3配線層14を形成した。第3配線層14には、スパイラル状のインダクタや配線を形成した。
さらに、第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。この際、第2絶縁層12に形成した階段構造21に連なるように、第3絶縁層15にも第2絶縁層12の端部よりも10μm内側に後退させた階段構造21を形成した。
第3絶縁層15上に、第1配線層7と同様の工程により、第4配線層16を形成した。その際に、接続端子17や配線を第4配線層16中に形成した。
最後に、表面保護層18として感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートし、プリベークした後、露光,現像工程を経て、スクライブライン5および接続端子開口部を形成した後、250℃/1h硬化させ、表面保護層18を形成した。
次に表面保護層開口部から露出した接続端子表面にニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、この無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態3の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態4
図10は、本発明による電子部品の実施形態4の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図11は、実施形態4の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態4の電子部品2においては、実施形態3の構造に加えて、電気めっき給電ラインを確保するため階段構造21に電気めっき給電用導体20を形成した。
本実施形態4の電子部品2は、実施形態3と同様の方法により、基板1上に第1配線層7,誘電体8,第1絶縁層9,第2配線層12を形成した。その際、電気めっき給電ラインを確保するため、階段構造21上にも電気めっき給電用導体20を形成した。
第2配線層12上に、実施形態3と同様の方法により、第3配線層14および絶縁層15を形成した。
第3配線層14形成時に、第2絶縁層12上に形成した階段構造21上にも、電気めっき給電用導体20を形成した。
第3配線層14上に、実施形態2と同様の方法により、第3絶縁層15,第4配線層16,表面保護層18を形成した。
表面保護層18の開口部から露出した接続端子表面に、ニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、この無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態4の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態5
図12は、本発明による電子部品の実施形態5の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図13は、実施形態5の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態5の電子部品2においては、実施形態3および4の構造と比較すると明らかなように、最終段だけを階段構造21とし、電気めっき給電ラインを確保するため、階段構造21に電気めっき給電用導体22を形成した。
本実施形態5の電子部品2は、実施形態3と同様の方法により、ガラス基板1上に第1配線層7,誘電体層8,第1絶縁層9を形成した。
基板表面,第1絶縁層,その他開口部上にスパッタ法を用い、クロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、電気めっき用給電膜22とした。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極,配線,第3配線層14以降の絶縁層側面部における電気めっきの給電ラインを確保するために第1絶縁層9側面部に電気めっき給電用導体22を形成するレジストマスクを形成した。
このレジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅給電膜を除去した。過マンガン酸系クロムエッチング液を用い、クロム給電膜を除去し、第2配線層11および電気めっき給電用導体22を作成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成し、第2配線層11と同様の工程により、その上に第3配線層14を形成した。
第3配線層14には、スパイラル状のインダクタ,配線,第2絶縁層12端部側面に電気めっき給電用導体22を、第1絶縁層9端部側面に形成された電気めっき給電用導体22と接続するよう形成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。
第3絶縁層15上に、第1配線層7と同様の工程により、第4配線層16を形成した。
その際に、接続端子17および配線を第4配線層16中に形成した。
表面保護層18として感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートし、プリベークした後、露光,現像工程を経て、スクライブライン5および接続端子開口部を形成し、250℃/1h硬化させ、表面保護層18を形成した。
表面保護層開口部から露出した接続端子17の表面にニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、この無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態5の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態6
図14は、本発明による電子部品の実施形態6の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図15は、実施形態6の切断面a−bに沿う断面構造を示す図であり、図16は、実施形態6の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態6の電子部品2は、基板の上下両面に配線層が形成されており、第1絶縁層9,第2絶縁層12,第3絶縁層15,第2表面保護層26の端部の一部にのみ、他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造19が少なくとも1個所形成されている。
本実施形態6の電子部品2は、0.5mm厚の無アルカリガラス基板1:OA−10(日本電気硝子製)に100μmのサンドブラスト用フィルムレジスト材オーディル(東京応化製)をラミネートし、露光,現像工程を経て、エッチング用レジストを形成した。
マイクロサンドブラスト法により、ガラス基板にビアviaすなわち通路を形成した。
次にレジストフィルムを剥離し、スパッタ法により、ガラス基板表面およびビア内壁に電気めっき用給電膜クロムを50nm成膜し、銅を500nm成膜した。
銅膜上にめっき用フィルムレジストHN920(HDMS製)をラミネートし、露光,現像工程を経て、ビア内壁に導通膜を形成するためのめっきレジストマスクを形成し、銅を電気めっきした。
フィルムレジストを剥離し、再度、配線および接続端子を形成するために、同様の工程により、レジストマスクを作成し、銅を電気めっきした後、給電膜を剥離し、ビア内導通体23,外部端子17,配線層を形成した。
外部端子17および配線が形成された表面に表面保護層として感光性ベンゾシクロブテン樹脂サイクロテン4026(ダウケミカル社製)をスピンコートし、プリベークした後,露光,現像工程を経て、外部端子開口部とスクライブライン5とをパターニングし、窒素雰囲気中で250℃/1h加熱硬化させた後、開口部の残渣除去のためにCF/Oでプラズマアッシングし、第1表面保護層25を形成した。
表面保護層から露出した接続端子17にニッケル/ホウ素系無電解ニッケルめっきを1μm施し、この無電解ニッケルめっき表面に無電解金めっきを0.5μm施し、外部接続端子17を形成した。
外部接続端子17を形成した面の反対側に抵抗体を形成するため、スパッタ法により、TaN膜を500nm成膜した。
この上にポジ型液状レジストOFPR800,100cpをスピンコートし、プリベークした後、露光,現像工程を経て、レジストパターンマスクを形成した。
このマスクを使ってTaN膜をCFドライエッチングした。
レジストを剥離して複数の抵抗体24を形成した。
抵抗体24が形成された面に電気めっき用給電膜クロムを50nm成膜し、銅を500nm成膜した。
銅膜上にネガ型液状レジスト材PMER−N−CA1000(東京応化製)をスピンコートし、プリベークした後、露光,現像工程を経て、抵抗体およびビア内導通体23と接続するための配線,コンデンサ用下部電極6を形成するためのめっきレジストマスクを形成した後、電気めっきにより、10μmの銅めっき膜を形成した。
最後にレジストを剥離し、電気めっき用給電膜を剥離し、抵抗体24およびビア内導通体23と接続した配線,コンデンサ用下部電極6が形成された第1配線層7を形成した。
次に、コンデンサ用誘電体形成時における第1配線層の酸化防止バリア膜として、スパッタ法により、クロムを50nm形成した。
スパッタ法により、バリア層表面に誘電体としてTaを500nmの厚さに成膜した。
Ta上にポジ型液状レジストOFPR800,500cp(東京応化製)を塗布し、乾燥,露光,現像工程を経て、誘電体のレジストマスクを形成した。
CFガスを用いてドライエッチングし、コンデンサ下部電極以外の不要部分のTaを除去した後、レジストマスクを除去し、更に不要部分のバリア層を過マンガン酸系クロムエッチング液によりエッチングし、誘電体8を形成した。
感光性ベンゾシクロブテン樹脂サイクロテン4026(ダウケミカル社製)をスピンコートにより塗布し、ホットプレートでプリベークし、露光,現像工程を経て、絶縁層の外形,コンデンサ誘電体部分,層間接続のための開口部,電気めっき給電ラインを確保するための斜面構造19を形成した。
斜面構造19を形成する部分の露光時に使用するマスクには、絶縁層端部ほどi線の透過率が低く設計されたマスクを用いた。
パターニングされたベンゾシクロブテン樹脂を窒素雰囲気中で250℃/2時間硬化させ、厚さ10μmの第1絶縁層9を形成した。
基板表面,第1絶縁層9,その他開口部上にスパッタ法により、クロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、この銅膜を電気めっき用給電膜とした。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークし、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極,配線形成するためのレジストマスクを形成した。
レジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅給電膜を除去した。過マンガン酸系クロムエッチング液を用いてクロム給電膜を除去し、第2配線層11を作成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成した。
その際、第1絶縁層9に形成した斜面構造19に連続的に傾斜部が連なるように第2絶縁層12にも斜面構造19を形成した。
第2配線層12と同様の工程により、第3配線層14を形成した。
第3配線層14にはスパイラル状のインダクタ13および配線層を形成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。
その際、第1絶縁層9および第2絶縁層12まで連続的に形成した斜面構造19に連なるように第3絶縁層15にも斜面構造19を形成した。
第3絶縁層15上に、第1配線層7と同様の工程により、第4配線層16を形成した。
表面保護層としてベンゾシクロブテン樹脂(ダウケミカル社製)をスピンコートし、プリベークし、露光,現像工程を経て、スクライブライン5を形成した後、250℃/1h硬化させ、第2表面保護層26を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態6の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態7
図17は、本発明による電子部品の実施形態7の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図18は、実施形態7の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態7の電子部品2は、基板の上下両面に配線層が形成されており、実施形態6の構造に加えて、電気めっき給電ラインを確保するため斜面構造19に電気めっき給電用導体20を形成した。
本実施形態7の電子部品2は、実施形態6と同様の方法により、基板にビアおよびビア内導通体23、接続端子、第1表面保護層25を形成した後、第1配線層7,第1絶縁層9を形成した。
さらに、第2配線層11を形成した。その際、電気めっき給電ラインを確保するため斜面構造19に電気めっき給電用導体20を形成した。
実施形態6と同様の方法により、第2配線層11上に第3配線層14,第3絶縁層15を形成した。第3配線層14を形成するときに、第2絶縁層12上に形成した斜面構造19上にも電気めっき給電用導体20を形成した。
実施形態6と同様の方法により、第3配線層上に第3絶縁層15,第4配線層16,第2表面保護層26を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態7の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態8
図19は、本発明による電子部品の実施形態8の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図20は、実施形態8の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態8の電子部品2は、基板の上下両面に配線層が形成されており、第1絶縁層9,第2絶縁層12,第3絶縁層15,表面保護層18の端部の一部にのみ、階段構造21が少なくとも1個所形成されている。
本実施形態8の電子部品2は、実施形態6と同様の方法により、ガラス基板にビアおよびビア内導通体23を形成し、基板の一方の面に接続端子および第1表面保護層25を形成し、もう1方の面に抵抗体、第1配線層7,誘電体8を形成した。
次に、感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートにより、塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、絶縁層の外形およびコンデンサ誘電体部分や層間接続のための開口部を形成した。
パターニングされたポリイミドを窒素雰囲気中で250℃/2時間硬化させ、厚さ10μmの第1絶縁層9を形成した。
次に、基板表面、第1絶縁層9およびその他開口部上にスパッタ法を用いクロムを50nm成膜し、更に銅を500nm成膜し、これを電気めっき用給電膜とした。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極、配線形成するためのレジストマスクを形成した。
レジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅給電膜を除去した。さらに、過マンガン酸系クロムエッチング液を用いてクロム給電膜を除去し、第2配線層11を形成した。
次に第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成した。
その際、電気めっき給電ラインを確保するために第2絶縁層12端部に第1絶縁層端部から10μm内側に後退した部分を形成し、階段状となるようにした。
この上に、第2配線層11と同様の工程により、第3配線層14を形成した。第3配線層14にはスパイラル状のインダクタ,配線を形成した。
さらに、第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。その際、第2絶縁層12に形成した階段構造21に連なるように第3絶縁層15にも第2絶縁層12端部よりも10μm後退した部分を形成した。
第1配線層9と同様の工程により、第3絶縁層15上に第4配線層16を形成した。最後に、第2表面保護層26として感光性ベンゾシクロブテン樹脂サイクロテン4026(ダウケミカル社製)をスピンコートし、プリベークした後、露光,現像工程を経て、スクライブライン5を形成した後、250℃/1h硬化させ、第2表面保護層26を形成した。
本実施形態8の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態9
図21は、本発明による電子部品の実施形態9の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図22は、実施形態9の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態9の電子部品2は、基板の上下両面に配線層が形成されており、実施形態8の構造に加えて、電気めっき給電ラインを確保するため、階段構造21に電気めっき給電用導体20を形成した。
本実施形態9の電子部品2は、実施形態8と同様の方法により、ガラス基板にビアおよびビア内導通体23を形成し、基板の一方の面に接続端子および第1表面保護層25を形成し、もう1方の面に抵抗体,第1配線層7,誘電体8,第1絶縁層9,更に第2配線層11を形成した。その際、電気めっき給電ラインを確保するため、階段構造21に電気めっき給電用導体20を形成した。実施形態9と同様の方法により、第2配線層11上に第2絶縁層12,第3配線層14を形成した。第3配線層14形成時に第2絶縁層12上に形成した階段構造21にも電気めっき給電用導体を形成した。実施形態6と同様の方法により、第3配線層14上に第3絶縁層15および第4配線層16,第2表面保護層26を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2に分けた。
本実施形態9の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態10
図23は、本発明による電子部品の実施形態10の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図24は、実施形態10の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。
本実施形態7の電子部品2は、基板の上下両面に配線層が形成されており、実施形態7および実施形態8の構造と比較すると明らかなように、最終段だけを階段構造21とし、電気めっき給電ラインを確保するため、階段構造21に電気めっき給電用導体22を形成した。
本実施形態10の電子部品2は、実施形態8と同様の方法により、ガラス基板にビアおよびビア内導通体23を形成し、基板の一方の面に接続端子および第1表面保護層25を形成し、もう1方の面に抵抗体,第1配線層7,誘電体8,第1絶縁層9を形成した。
次に、スパッタ法により、基板表面,第1絶縁層9,その他開口部上にクロムを50nm成膜し、銅を500nm成膜し、これを電気めっき用給電膜とした。
銅膜上にネガ型液状レジストPMER−N−CA1000(東京応化製)をスピン塗布し、ホットプレートでプリベークした後、露光,現像工程を経て、コンデンサ上部電極,配線,第3配線層14以降の電気めっき給電ラインを確保するための第2絶縁層12端部側面に形成された電気めっき電気めっき給電用導体22などを形成するためのレジストマスクを形成した。
レジストマスク開口部に1A/dmの電流密度で銅を10μmの厚さにめっきした。レジストマスクを除去し、銅エッチング液コブラエッチ(荏原電産製)で銅給電膜を除去した。過マンガン酸系クロムエッチング液を用いてクロム給電膜を除去し、第2配線層11および第2絶縁層12端部側面の一部にのみ電気めっき給電用導体22を形成した。
第1絶縁層9と同様の工程により、第2絶縁層12を形成し、第2配線層12と同様の工程により、その上に第3配線層14を形成した。第3配線層14にはスパイラル状のインダクタ,配線層を形成した。第1絶縁層9端部側面に形成された電気めっき給電用導体22と接続するように、第2絶縁層12端部側面に電気めっき給電用導体22を形成した。
さらに、第1絶縁層9と同様の工程により、第3絶縁層15を形成した。第1配線層7と同様の工程により、第3絶縁層15上に第4配線層16を形成した。
表面保護層として感光性ポリイミドHD6000(HDMS製)をスピンコートしプリベークした後、露光,現像工程を経て、スクライブライン5を形成し、250℃/1h硬化させ、第2表面保護層26を形成した。
最後に、ダイサーを用いて、露出したガラス基板をスクライブライン5に沿って切断し、各電子部品2を分けた。
本実施形態10の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率は0%であった。
実施形態11
これまでの実施形態では、傾斜構造だけを採用した電子部品と階段構造だけを採用した電子部品を説明したが、1つの電子部品に傾斜構造と階段構造とを混合して配置することもできる。
比較例1
図25は、比較例1の電子部品の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図26は、比較例1の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。
本比較例1の電子部品2は、実施形態1と同様の方法により、作成した。ただし、各層には電気めっき給電のための傾斜構造や階段構造を形成していない。配線層と絶縁層とを交互に積層した後、スクライブライン5に沿って基板を切断し、各チップに分け、電子部品2を作成した。
本比較例1の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率はおよそ40%であった。
比較例2
図27は、比較例2の電子部品2の配線形成面側から見た構造を示す平面図であり、図28は、比較例2の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。
本比較例2の電子部品2は、実施形態6と同様の方法により、作成した。ただし、各層には電気めっき給電のための傾斜構造や階段構造を形成していない。配線層と絶縁層とを交互に積層した後、スクライブライン5に沿って基板を切断し、各チップに分け、電子部品2を作成した。
本比較例2の電子部品2について、第4配線層16形成後に検査すると、めっき不良による配線欠損の発生比率はおよそ40%であった。
低誘電正接樹脂組成物の化学構造の一例を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態1の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態1の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。 実施形態1の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 切断前の2つの電子部品が並んでいる状態を示す模式図である。 本発明による電子部品の実施形態2の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態2の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態3の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態3の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態4の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態4の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態5の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態5の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態6の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態6の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。 実施形態6の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態7の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態7の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態8の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態8の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態9の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態9の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 本発明による電子部品の実施形態10の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 実施形態10の切断面c−dに沿う断面構造を示す図である。 比較例1の電子部品の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 比較例1の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。 比較例2の電子部品の配線形成面側から見た構造を示す平面図である。 比較例2の切断面a−bに沿う断面構造を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 電子部品
3 層間絶縁層
4 配線層
5 スクライブライン
6 下部電極
7 第1配線層
8 誘電体
9 第1絶縁層
10 上部電極
11 第2配線層
12 第2絶縁層
13 インダクタ
14 第3配線層
15 第3絶縁層
16 第4配線層
17 外部接続端子
18 表面保護層
19 斜面構造
20 電気めっき給電用導体
21 階段構造
22 電気めっき給電用導体
23 ビア内導通体
24 抵抗体
25 第1表面保護層
26 第2表面保護層

Claims (16)

  1. 基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、前記基板上に前記配線層と前記絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、
    前記絶縁層端部の一部にのみ他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造が、少なくとも1個所形成されていることを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品において、
    前記斜面構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  3. 請求項1に記載の電子部品において、
    前記傾斜構造が、前記電子部品の絶縁層形成面において対称となる偶数個所に形成されていることを特徴とする電子部品。
  4. 請求項3に記載の電子部品において、
    前記斜面構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  5. 基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、前記基板上に前記配線層と前記絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、
    前記絶縁層端部の一部にのみ上層ほど狭くなる階段構造が、少なくとも1個所形成されていることを特徴とする電子部品。
  6. 請求項5に記載の電子部品において、
    前記階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  7. 請求項5に記載の電子部品において、
    前記階段構造が、前記電子部品の絶縁層形成面において対称となる偶数個所に形成されていることを特徴とする電子部品。
  8. 請求項7に記載の電子部品において、
    前記階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  9. 請求項5に記載の電子部品において、
    前記階段構造が、最終絶縁層端部の一部にのみ形成されていることを特徴とする電子部品。
  10. 請求項9に記載の電子部品において、
    前記階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  11. 請求項9に記載の電子部品において、
    前記階段構造が、前記電子部品の絶縁層形成面において対称となる偶数個所に形成されていることを特徴とする電子部品。
  12. 請求項11に記載の電子部品において、
    前記階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  13. 基板と配線層と絶縁層と外部接続端子とを含み、前記基板上に前記配線層と前記絶縁層とが交互に形成された積層構造の電子部品において、
    前記絶縁層端部の一部にのみ他の絶縁層端部よりもゆるい傾斜角度の斜面構造と上層ほど狭くなる階段構造とが、それぞれ少なくとも1個所形成されていることを特徴とする電子部品。
  14. 請求項13に記載の電子部品において、
    前記斜面構造および階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
  15. 請求項13に記載の電子部品において、
    前記傾斜構造および階段構造が、前記電子部品の絶縁層形成面において対称となる偶数個所に形成されていることを特徴とする電子部品。
  16. 請求項15に記載の電子部品において、
    前記斜面構造および階段構造上に電気めっき給電用導体が形成されていることを特徴とする電子部品。
JP2003388222A 2003-11-18 2003-11-18 電子部品 Pending JP2005150535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003388222A JP2005150535A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003388222A JP2005150535A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005150535A true JP2005150535A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34695361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003388222A Pending JP2005150535A (ja) 2003-11-18 2003-11-18 電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005150535A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133886A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 日本電気株式会社 多層配線基板、及びその製造方法
JP2018116963A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 凸版印刷株式会社 パッケージ用基板、およびその製造方法
JP2020069713A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 Agc株式会社 積層体、導通チェック方法、および、電子デバイスの製造方法
CN113276504A (zh) * 2020-01-31 2021-08-20 Agc株式会社 层叠基板、层叠体制造方法、层叠体、带有电子器件用构件的层叠体、电子器件制造方法
TWI841614B (zh) 2018-10-31 2024-05-11 日商Agc股份有限公司 積層體、導通檢查方法、及電子裝置之製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133886A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 日本電気株式会社 多層配線基板、及びその製造方法
JP2018116963A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 凸版印刷株式会社 パッケージ用基板、およびその製造方法
JP7066970B2 (ja) 2017-01-16 2022-05-16 凸版印刷株式会社 パッケージ用基板、およびその製造方法
JP2022078155A (ja) * 2017-01-16 2022-05-24 凸版印刷株式会社 パッケージ用基板
JP2020069713A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 Agc株式会社 積層体、導通チェック方法、および、電子デバイスの製造方法
CN111114058A (zh) * 2018-10-31 2020-05-08 Agc株式会社 层叠体、导通检查方法、以及电子器件的制造方法
JP7103163B2 (ja) 2018-10-31 2022-07-20 Agc株式会社 積層体、導通チェック方法、および、電子デバイスの製造方法
CN111114058B (zh) * 2018-10-31 2023-06-02 Agc株式会社 层叠体、导通检查方法、以及电子器件的制造方法
TWI841614B (zh) 2018-10-31 2024-05-11 日商Agc股份有限公司 積層體、導通檢查方法、及電子裝置之製造方法
CN113276504A (zh) * 2020-01-31 2021-08-20 Agc株式会社 层叠基板、层叠体制造方法、层叠体、带有电子器件用构件的层叠体、电子器件制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7091589B2 (en) Multilayer wiring board and manufacture method thereof
US7586755B2 (en) Electronic circuit component
US8779299B2 (en) Electronic component-embeded board and method for manufacturing the same
US6933601B2 (en) Semiconductor connection substrate
TWI667674B (zh) 嵌入在聚合物電介質中的薄膜電容器及其製造方法
JP4708407B2 (ja) キャパシタ内蔵型印刷回路基板及びその製造方法
EP1936682A1 (en) Printed wiring board
US7294905B2 (en) Thin film capacitor and electronic circuit component
KR20060061374A (ko) 다층 프린트 배선판
JP5017872B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
CN115720677A (zh) 薄膜电容器及具备其的电子电路基板
JP2022159478A (ja) キャパシタ内蔵ガラス回路基板及びキャパシタ内蔵ガラス回路基板の製造方法
JP2005150535A (ja) 電子部品
JP4063240B2 (ja) 半導体装置搭載基板とその製造方法、並びに半導体パッケージ
JP2003069185A (ja) キャパシタを内蔵した回路基板
TWI782247B (zh) 多層基板及其製造方法
WO2023162406A1 (ja) 薄膜キャパシタ及びこれを備える電子回路基板
WO2023157426A1 (ja) 薄膜キャパシタ及びその製造方法、並びに、薄膜キャパシタを備える電子回路基板
WO2023157427A1 (ja) 薄膜キャパシタ及びこれを備える電子回路基板
TWI397362B (zh) Multilayer printed wiring board
JP4504774B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP2003031757A (ja) ハイブリッドモジュール
JPH0621651A (ja) 多層配線回路板及びその製造方法
JP2003031756A (ja) ハイブリッドモジュール