JP2005150078A - 白色有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

白色有機エレクトロルミネセンス素子 Download PDF

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Abstract

【課題】 色純度の高い白色の発色光を発する白色有機エレクトロルミネセンス(EL)素子を得る。
【解決手段】 白色有機EL素子20は、基板10上に陽極11および陰極18により挟まれた有機層21を有する。有機層21には、陽極側から第1の青色発光材料層13a、Dye層14、第2の青色発光材料層13b、ホールブロッキング層15、緑色発光材料層16が積層される。Dye層14は、赤色色素および黄色色素が混合されて形成される。電源22から電圧を印加すると、第1の青色発光材料層13aから青色の光が、Dye層および第2の青色発光材料層13bからは赤色の光が緑色発光材料層16からは緑色の光が発する。白色有機EL素子20は、これら3色の光によって、白色の発色光を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、白色光を発する白色有機エレクトロルミネセンス素子に関する。
従来、有機エレクトロルミネセンス素子を用いて、フルカラー表示が可能な表示素子を作成する例として、いわゆる白色法が知られている。白色法は、白色有機エレクトロルミネセンス素子(以下白色有機EL素子という。)から白色光を発光させ、その白色光をカラーフィルタでフィルタリングして、RGBの発光色を実現させる方法である。
白色法で用いられる白色有機EL素子としては、例えば、特許文献1に記載されるように、第1の青色発光層(DPVBi)、黄色から成るδ層、および第2の青色発光層(DPVBi)を積層して発光層を形成し、さらに陰極側に電子輸送層としてAlq3から成る層を積層する白色有機EL素子が知られている。この白色有機EL素子は、電子輸送層が輸送した電子が青色発光層およびδ層において再結合することにより発光し、白色の発色光を実現している。
特開2002−184574号公報
しかし、特許文献1に記載される白色有機EL素子においては、正孔と電子が再結合する領域が青色発光層とδ層に限られ、発光色は2色に限られる。したがって、広範囲にわたる発光波長を有する発色光を得ることは困難であり、色純度の高い白色発光を得ることは困難である。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、色純度の高い白色の発色光を発することができる白色有機EL素子を得ることを目的とする。
本発明に係る白色有機EL素子は、基板上に、陽極および陰極により挟まれた有機層で構成され、略白色の発色光を発する白色有機EL素子であって、有機層には、陽極側から、少なくとも、第1の青色発光材料層と、少なくとも赤色および黄色色素のいずれか一方を材料として形成されるDye層と、第2の青色発光材料層と、緑色発光材料層とが順に積層されることを特徴とする。
前記第2の青色発光材料層と、緑色発光材料層との間には、ホールブロッキング層が積層されるほうが良い。
好ましくは、第1および第2の青色発光材料層の厚さはDye層の厚さより厚く、さらに好ましくはDye層の厚さは、約0.1〜3nmである。
Dye層が、赤色色素および黄色色素を材料として形成される場合、黄色色素の含有量は、赤色色素の含有量より多いことが好ましい。これにより、Dye層といずれか一方の青色発光材料層からより鮮明な赤色の発色光が発せられ、白色有機EL素子からは色純度の高い白色光が発せられる。この場合、黄色色素と赤色色素の重量比が1.8〜2.2:1であることが好ましい(さらに好ましくは、2:1)。
Dye層は、赤色色素および黄色色素とが混合されて形成されることが好ましく、より好ましくはDye層は、赤色色素と黄色色素とが共蒸着されることにより形成される。また、第1の青色発光材料は、正孔輸送材料を材料として形成されることが好ましい。
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子は、基板上に、陽極および陰極により挟まれた有機層で構成され、赤色の発色光を発する有機エレクトロルミネセンス素子であって、有機層には、少なくとも、青色発光材料層と、この青色発光材料層に接する赤色および黄色色素を材料として形成されるDye層とが積層され、青色発光材料層とDye層によって赤色の発色光が発せられることを特徴とする。これにより、有機エレクトロルミネセンス素子は、より鮮明な赤色の発色光を発することができる。
本発明においては、各有機層からの3色の発光色を混合することにより、色純度の高い白光色を発する白色有機EL素子を得ることができる。
以下本発明に係る第1の実施形態を図1〜図2を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の白色有機EL素子の一実施形態の模式的な断面図を示す。白色有機EL素子20は、基板10と、基板10上に形成された陽極11と、陽極11上に積層された有機層21と、有機層21の上に形成された電子注入層17と、電子注入層17の上に形成された陰極18を有する。
基板10は、透光性のガラスを材料として形成される。陽極11は、ITO(インジウムとスズの酸化物)を材料として形成される半透明膜であって、その膜厚は100nm程度である。陽極11上に形成された有機層21は、後述するように白色光を発光させ、その白色光は、陽極11および基板10を透過して白色有機EL素子20外部に発せられる。
有機層21は陽極11側(すなわち図1においては下側)から順に、正孔輸送層(ホール輸送層)12、第1の青色発光材料層13a、Dye層14、第2の青色発光材料層13b、ホールブロッキング層15、および緑色発光材料層16が密接積層されて、形成される。
正孔輸送層12は、例えば式[1]の一般式で表される化合物である。
Figure 2005150078
ただし、式[1]中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ独立にアリール基を示す。なお、アリール基は、アルキル基で置換されたアリール基を含むものとする(以下同じ)。また正孔輸送層12は、好ましくは式[2][3]の一般式で表される化合物である。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
式[2][3]中、R1、R2、R3、R4は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1〜3のアルキル基を示す。ただし、R1、R2、R3、R4はそれぞれベンゼン骨格、ナフタレン骨格の任意の位置に置換する。そして、正孔輸送層12は、特に好ましくは式[4]で示されるNPB(N,N’−ジ(ナフタレン−1−イル)―N,N’−ジフェニル−ベンジジン(N,N'-di(naphthalene-1-yl)-N,N'-diphenyl-benzidine))、式[5]で示されるTPD(N,N0-diphenyl-N,N0-bis (3-methylphenyl)-1,10-diphenyl-4, 40-diamine)を材料として形成される。そして、上述した化合物の混合物等を材料として形成されてもよい。正孔輸送層12の厚さは約70nmである。正孔輸送層12は、陽極11から注入された正孔(ホール)を陰極18側に有効に移動させる。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
第1および第2の青色発光材料層13a、13bは、青色発光材料をホスト材料とし、青色ドーパント色素がドープされて形成される。すなわち、青色発光材料層13a、13bは、青色発光材料に青色ドーパント色素が均一に分散されて形成される。第1および第2の青色発光材料層13a、13bの厚さは、それぞれ1nm〜20nm程度であるが、好ましくは10nm程度である。第1および第2の青色発光材料層13a、13bの厚さは、略同一であることが好ましい。
第1および第2の青色発光材料層13a、13bは、青色発光材料をホスト材料とし、青色ドーパント色素14aがドープされて形成される。すなわち、青色発光材料層13は、青色発光材料に青色ドーパント色素が均一に分散されて形成される。
第1および第2の青色発光材料層13a、13bのホスト材料として用いられる青色発光材料は、アントラセン誘導体、スチリル誘導体等である。スチリル誘導体は、好ましくは式[6]の一般式で表される化合物である。
Figure 2005150078
ただし、式[6]中、R1、R2、R3、R4、R5、R6はそれぞれ独立にアリール基(好ましくはフェニル基)、または水素原子を示す。また、R1〜R3のうち、少なくとも1つはアリール基(好ましくはフェニル基)であって、好ましくは2つがアリール基(好ましくはフェニル基)である。さらに、R4〜R6のうち、少なくとも1つはアリール基(好ましくはフェニル基)であって、好ましくは2つがアリール基(好ましくはフェニル基)である。
そして、特に好ましくは、青色発光材料は式[7]で示されるDPVBi(1,4−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル(1,4-bis(2,2-diphenylvinyl)biphenyl))、ADS082(4,4−ビス(ジフェニルビニレン)−ビフェニル(4,4’-Bis(diphenylvinylene)-biphenyl))等である。また、アントラセン誘導体としては、式[8]で示されるβ-ADN(9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(9,10-di(2-naphthyl)anthracene))、式[9]で示されるTBADN(2−t−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(2-t-buthyl-9,10-di(2-naphthyl)anthracene))等であっても良い。なお、本実施形態においては、使用される青色発光材料は上述した化合物の混合物等であってよいが、DPVBi、またはADS082等を単独で使用することが好ましい。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
Figure 2005150078
青色ドーパント色素は、例えばペリレン誘導体または式[10]で示されるPe(ペリレン(perylene))である。ペリレン誘導体は、例えば任意の位置に任意の数アルキル基が置換されたペリレンであって、好ましくは式[11]で示されるTBPe(テトラ(t−ブチル)ペリレン)等である。なお、青色ドーパント色素としては、上述した化合物の混合物が用いられても良い。さらに、青色発光材料層13には、青色ドーパント色素がドープされていなくても良い。なお、青色ドーパント色素の含有量は、青色発光材料層13を構成する青色発光材料(ホスト材料)に対して、2〜4wt%であり、特に好ましくは3wt%である。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
青色発光材料層13a、13bに挟まれるDye層14は、黄色色素および赤色色素が混合されて形成される。ここで、黄色色素の含有量は、赤色色素の含有量より多く、黄色色素と赤色色素の重量比は1.8〜2.2:1(好ましくは2:1)である。Dye層14の厚さは、青色発光材料層13a、13bに比べ薄く、約0.05〜3nmであり、好ましくは0.05〜0.2nmである。
Dye層14を構成する黄色色素は、例えばナフタセン骨格を有する化合物であって、ナフタセンにアリール基(好ましくはフェニル基)が任意の位置で任意の数(好ましくは2〜6)、置換された化合物であることが好ましく、例えば式[12]で表されるルブレン(Rubrene)等である。Dye層14を構成する赤色色素は、例えば式[13]の一般式で表される化合物である。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
ただし式[13]中R1、R2、R3、R4、R5はそれぞれ独立に、水素原子、または炭素原子数1〜6のアルキル基を示す。赤色色素は、好ましくは式[14]で示されるDCM2(4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(2−(2,3,6,7−テトラ−ヒドロ−1H,5H−ベンゾ)[ij]キノリジン−8−イル)−4H−ピラン(4-dicyanomethylene-2-methyl-6-(2-(2,3,6,7-tetra-hydro-1H,5H-benzo)[ij]quinolizin-8-yl)-4H-pyran))、式[15]で示されるDCJTB(4−(ジシアノメチレン)−2−t−ブチル−6−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル)−4H−ピラン(4-(dicyanomethylene)-2-t-butyl-6-(1,1,7,7-tetramethyljulolidyl-9-enyl)-4H-pyran))等である。ただし、赤色色素は、式[16]で示されるローダミン6G(rhodamine 6G)、式[17]で示されるDCM(4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン)等でもよい。なお、赤色色素は、上述した化合物の混合物であっても良いが、好ましくはDCJTB、またはDCM2が単独で用いられる。なお、黄色色素および赤色色素のエネルギーバンドギャップ(HOMOのエネルギー準位とLUMOのエネルギー準位の差)は、青色発光材料のエネルギーバンドギャップより小さい。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
Figure 2005150078
Figure 2005150078
ホールブロッキング層15は、陽極から送られてきた正孔を陰極側に移動させないようにするための層である。ホールブロッキング層15は、例えば式[18]で示されるTPBi(2,2’,2”−(1,3,5−ベンゼントリイル)トリス(1−フェニル−1H−ベンズイミダゾール)(2,2',2"-(1,3,5-benzenetriyl)tris(1-phenyl-1H-benzimidazole)))を材料として形成され、その厚さは約20〜40nmであり、好ましくは30nmである。
Figure 2005150078
緑色発光材料層16は、その厚さは好ましくは約10nm〜約30nmであり、好ましくは厚さ20nm程度の層であり、緑色発光材料を材料として形成される。緑色発光材料はアルキレート化合物である式[19]で示されるAlq3(トリキノリノレートアルミニウム)を材料として形成される。なお、緑色発光材料層16は他の有機材料で形成されても良く、さらに緑色発光材料層16はAlq3等の有機材料に緑色ドーパント色素がドープされて形成されても良い。緑色ドーパント色素は、クマリン6(coumarin 6)、式[20]で示されるC545T(10−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1,1,7,7−テトラメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H,5H,11H−ピラノ[2,3−f]ピリド[3,2,1−ij]キノリン−11−オン(10-(1,3-benzothiazol-2-yl)-1,1,7,7-tetramethyl-2,3,6,7-tetrahydro-1H,5H,11H-pyrano[2,3-f]pyrido[3,2,1-ij]quinolin-11-one))等である。
Figure 2005150078
Figure 2005150078
有機層21を挟み込む陽極11と陰極18は、電源22に接続され、電源22から電圧が印加されると、陽極11から正孔が、陰極18から電子が有機層21に注入される。陰極18は例えばアルミニウムを材料として形成される。陰極18と有機層21の間には電子注入層17が形成される。電子注入層17は陰極18から電子を有機層21に容易に注入させやすくするための層であって、例えばLiFを材料として形成され、その厚さは約0.7nmである。
有機層21の各層、電子注入層17および陰極18は、陽極11上に順次蒸着されることにより、形成される。なお、Dye層14は、赤色色素および黄色色素が同時に蒸着されることにより形成される。これにより、Dye層14は、赤色色素および黄色色素が略均一に混合されて形成される。また、青色発光材料層13a、13bについても、青色ドーパント色素と青色発光材料が同時に蒸着されることにより形成される。
図2は白色有機EL素子20の有機層21の各層のエネルギー準位を模式的に示した図である。図2を参照して白色有機EL素子20の発光原理について詳細に説明する。なお、以下有機層21に、陽極側から順に、NPB(正孔輸送層12)、DPVBi(第1の青色発光材料層13a)、DCM2およびRubrene(Dye層14)、DPVBi(第2の青色発光材料層13b)、TPBi(ホールブロッキング層15)、Alq3(緑色発光材料層16)を材料として形成された層が積層される場合について説明する。
図2に示すように、それぞれの層における最低空準位(LUMO)および最高被占準位(HOMO)のエネルギー準位は、それぞれの層を形成する物質に基づき、正孔輸送層12が−2.1,−5.2eV、青色発光材料層13a、13bが−2.8,−5.9eV、Dye層14が−3.15,−5.15eVおよび−2.9,−5.2eV、ホールブロッキング層15が−2.7,−6.2eV、緑色発光材料層16が−3.1,−5.7eVである。
緑色発光材料層16、ホールブロッキング層15、第2の青色発光材料層13b、および第1の青色発光材料層13aは、それぞれ、電子輸送性に優れ、電子を隣接する各層に移動させるための電子輸送層としての役割を果たす。したがって、陰極から注入された電子は、緑色発光材料層16、ホールブロッキング層15、第2の青色発光材料層13b、Dye層14を通って、第1の青色発光材料層13aまで送られる。ここで、ホールブロッキング層15のLUMOのエネルギー準位は、緑色発光材料層16のLUMOのエネルギー準位より高いので、電子は層15と層16の界面に集約される。一方、第1および第2の青色発光材料層13a、13b、およびホールブロッキング層15のLUMOのエネルギー準位はほぼ同等であり、電子は、第1の青色発光材料層13aおよびDye層14にそれぞれ集約される。
陽極から注入された正孔は、ホール輸送層12、第1の青色発光材料層13a、Dye層14、第2の青色発光材料層13b、ホールブロッキング層15を通って、緑色発光材料層16まで送られる。ここで、ホールブロッキング層15は、陽極側から送られてきた正孔を陰極側に移動させないようにするための層であり、ホールブロッキング層15のHOMOのエネルギー準位は、青色発光材料層13a、13bおよび緑色発光材料層16のHOMOのエネルギー準位より低い。したがって、正孔は層13bと層15の界面に比較的多く集約される。また、正孔はDye層14にも比較的多く集約される。一方、ホールブロッキング層15の層の厚さは例えば30nmと比較的薄いので、正孔は一部緑色発光材料層16にも送られる。
上述した電子および正孔の挙動により、緑色発光材料層16とホールブロッキング層15の界面、およびホールブロッキング層15と第2の青色発光材料層13bの界面において、正孔と電子によって励起子が大量に形成される。層16と層15の界面における励起子の形成は、再結合を生じさせ、緑色発光材料層16から緑色の発色光が発する。
層15と層13bの界面において形成された励起子は、第1および第2の青色発光材料層13a、13bおよびDye層14に拡散される。ここで、第2の青色発光材料層13bに拡散された励起子のエネルギーは、励起状態のエネルギー準位が第2の青色発光材料層13bより低いDye層14の黄色色素に移動する。黄色色素に移動させられたエネルギーは、励起状態のエネルギー準位がさらに低い赤色色素にさらに移動する。これにより、Dye層14と第2の青色発光材料層13bからは、純度の高い赤色の光が発する。また、拡散された励起子により、第1の青色発光材料層13aから青色の光が発する。
以上により、緑色発光材料層16からは緑色の発色光が、Dye層14および第2の青色発光材料層13bからは赤色の発色光が、第1の青色発光材料層13aからは青色の発色光が発するので、これらの発色光が混合されることにより、白色有機EL素子20は、白色の発色光を発する。
上述したように、本実施形態においては、青色発光材料層と緑色発光材料層の間にホールブロッキング層を設けることにより、3色の発光色から成る色純度の高い白色発光を得ることができる。また、それぞれの発光材料層およびDye層を形成する材料を変更することにより、それぞれの層の発する光の発光波長を変更することができ、また、各層の膜厚を調整することにより各発光色の強度が任意に調整することができるので、容易に純度の高い白色発光を得ることができる。
さらに、本実施形態においては、Dye層14は、赤色色素に黄色色素が混合されて形成されているが、これは青色発光材料層13bのエネルギーが、黄色色素を介することによって、赤色色素に移動しやすくなるためである。したがって、Dye層14は、黄色色素が含有されず、赤色色素のみが材料として形成されてもよい。しかし、この場合、第2の青色発光材料層13bと赤色色素との励起状態のエネルギー差は大きいので、第2の青色発光材料層13bから赤色色素にはエネルギー移動が起こりにくく、Dye層14および第2の青色発光材料層13bからは鮮明な赤色の発色光は発せられずに、ピンク色の発色光が発せられる。また、Dye層14は赤色色素が含有されず、黄色色素のみが材料として形成されてもよい。この場合、Dye層14および第2の青色発光材料層13bによって発せられる光は、赤〜黄色の発色光である。
すなわち、Dye層を形成する色素として赤または黄色の色素の一方の色素のみしか用いない場合、Dye層14および第2の青色発光材料層13bによって発せられる光は鮮明な赤色光ではない。したがって、この場合、Dye層が黄色および赤色色素が混合されて形成される場合に比べ、白色有機EL素子から発せられる白色の色純度は低くなる。
また、本実施形態において、第1および第2の青色発光材料層13aをDye層14の厚さより薄くすると、第1の青色発光材料層13aからも、赤色の発光色が発せられるので、第1の青色発光材料層13aは、Dye層14より厚くなければならない。さらに、Dye層14の厚さを第2の青色発光材料層13bより極端に薄くすると、第1および第2の青色発光材料層13bから青色の発色を呈するようになるので、Dye層は0.05nm〜3nm程度の範囲であることが好ましく、上述したように第1および第2の青色発光材料層は、Dye層より厚く、1nm〜20nm程度の範囲であることが好ましい。
さらに、本実施形態においては、Dye層14および第2の青色発光材料層13bから赤色の発光色が、第1の青色発光材料層13aから青色の発光色が発光するが、このDye層14と第1および第2の青色発光材料層13a、13bの厚さを調整することにより、第2の青色発光材料層13bからは青色が第1の青色発光材料層13aおよびDye層14からは赤色の発光色が発光するようにするようにしてもよい。
本発明の第2の実施形態について、図3〜図4を用いて説明する。図3は、本発明の白色有機EL素子の第2の実施形態の模式的な断面図を示す。白色有機EL素子20は、基板10と、基板10上に形成された陽極11と、陽極11上に形成された正孔注入層19と、正孔注入層19上に積層された有機層21と、有機層21の上に形成された電子注入層17と、電子注入層17の上に形成された陰極18を有する。
基板10は、透光性のガラスを材料として形成される。陽極11は、ITO(インジウムとスズの酸化物)を材料として形成される半透明膜であって、その膜厚は100nm程度である。正孔注入層19は、式[21]で表されるMTDATA(4,4’,4”−トリス(3−メチル−フェニル−フェニル−アミノ)トリフェニルアミン(4,4',4"-tris(3-methyl-phenyl-phenyl-amino)triphenylamine))、AlF3、CuPc、HfO3、またはTa2O5を材料として形成され、その厚さは5nmである。陽極11上に形成された有機層21は、後述するように白色光を発光させ、その白色光は、陽極11および基板10を透過して白色有機EL素子20外部に発せられる。
Figure 2005150078
有機層21は陽極11側(すなわち図3においては下側)から順に、第1の青色発光材料層13a、Dye層14、第2の青色発光材料層13b、および緑色発光材料層16が積層されて、形成される。
第1の青色発光材料層13aは、正孔輸送性材料であって、かつ青色発光材料である化合物を材料として形成される。正孔輸送性材料は例えば上述した式[1]の一般式で表される化合物であり、好ましくは式[2][3]の一般式で表される化合物である。正孔輸送性材料は、特に好ましくは式[4]で示されるNPB、式[5]で示されるTPDである。またこれらの混合物等を材料として形成されても良いが、NPB、TPDが単独であることが好ましい。第1の青色発光材料層13aを形成する正孔輸送材料は、そのPLスペクトラム(PL spectrum)のピーク波長が青色の波長域(400〜500nm)に属する青色発光材料である。なお、第1の青色発光材料層13aには、青色ドーパント色素がドープされないが、第2の青色発光材料層13bと同様に、後述の青色ドーパント色素がドープされていても良い。第1の青色発光材料層13aの層の厚さは、20〜60nm、好ましくは40nmである。
第2の青色発光材料層13bは、青色発光材料をホスト材料に青色ドーパント色素がドープされて形成される。ホスト材料として用いられる青色発光材料は、第1の実施形態で用いられた青色発光材料と同様である。したがって例えば青色発光材料は、アントラセン誘導体、または式[6]で示されるスチリル誘導体であって、好ましくは式[7]で示されるDPVBi、ADS082(4,4−ビス(ジフェニルビニレン)−ビフェニル(4,4’-Bis(diphenylvinylene)-biphenyl))、式[8]で示されるβ-ADN、式[9]で示されるTBADNであって、これらの混合物であっても良いが、DPVBi単独であることさらに好ましい。
青色ドーパント色素は、第1の実施形態と同様に、式[11]で示されるTBPe等のペリレン誘導体または式[10]で示されるPe(ペリレン(perylene))であって、これらの混合物であっても良い。青色発光材料層13の厚さは、20〜60nmであり、好ましくは40nmである。また青色ドーパント色素14aの含有量は、青色発光材料層13を構成する青色発光材料(ホスト材料)に対して、2〜4wt%であり、特に好ましくは3wt%である。なお、青色ドーパント色素14aは、青色発光材料層13にドープされてなくても良い。
第1および第2の青色発光材料層13a、13bに挟まれるDye層14は、第1の実施形態と同様に、黄色色素および赤色色素が混合されて形成される。ここで、黄色色素の含有量は、赤色色素の含有量より多く、含有量の重量比は約1.8〜2.2:1(さらに好ましくは2:1)であることが好ましい。Dye層14の厚さは、青色発光材料層13a、13bに比べ薄く、約0.01〜3nmであり、好ましくは0.05〜0.2nmである。
ここで、黄色色素は、第1の実施形態と同様に、例えばナフタセン誘導体であって、アリール基(好ましくはフェニル基)が任意の位置で任意の数(例えば2〜6)置換されたナフタセンが好ましく、例えば式[12]で表されるルブレン等である。また、赤色色素は、例えば上述した式[13]の一般式で表される化合物であって、好ましくは式[15]で示されるDCJTB、式[14]で示されるDCM2であるが、式[16]で示されるローダミン6G、式[17]で示されるDCM等でも良い。ただし、赤色色素は、上述した化合物の混合物であっても良いが、DCM2、またはDCJTB単独で使用されることが好ましい。
緑色発光材料層16は、緑色発光材料であって、アルキレート化合物である式[19]で示されるAlq3(トリキノリノレートアルミニウム)を材料として形成され、その厚さは約10〜30nmであり、さらに好ましくは約20nm程度である。緑色発光材料層16はAlq3等の有機材料に緑色ドーパント色素がドープされて形成されても良い。ここで、緑色ドーパント色素は、例えばクマリン6(coumarin 6)、式[20]で示されるC545T等である。
図4は白色有機EL素子20の有機層21の各層のエネルギー準位を模式的に示した図である。図4を参照して白色有機EL素子20の発光原理について詳細に説明する。なお、以下有機層21に、陽極側から順に、NPB(第1の青色発光材料層13a)、DCM2およびRubrene(Dye層14)、DPVBi(第2の青色発光材料層13b)、Alq3(緑色発光材料層16)を材料として形成された層が積層される場合について説明する。
図4に示すように、それぞれの層における最低空準位(LUMO)および最高被占準位(HOMO)のエネルギー準位は、それぞれの層を形成する物質に基づき、第1の青色発光材料層13aが−2.1,−5.2eV、Dye層14が−3.15,−5.15eV、−2.9,−5.2eV、第2の青色発光材料層13bが−2.8,−5.9eV、緑色発光材料層16が−3.1,−5.7eVである。
緑色発光材料層16、第2の青色発光材料層13bは、それぞれ、電子輸送性に優れ、電子を隣接する各層に移動させるための電子輸送層としての役割を果たす。したがって、陰極から注入された電子は、緑色発光材料層16、第2の青色発光材料層13bの各層に電子が集約されながら、Dye層14および第1の青色発光材料層13aまで送られる。ここで、Dye層14のLUMOのエネルギー準位は、第1および第2の青色発光材料層13a、13bより低く、電子はDye層14に多く集約される。
陽極から注入された正孔は、第1の青色発光材料層13a、Dye層14、第2の青色発光材料層13bの各層に集約されながら、緑色発光材料層16まで送られる。ここで、Dye層14のHOMOのエネルギー準位は、第1および第2の青色発光材料層13a、13bのHOMOのエネルギー準位より高い。したがって、正孔はDye層14に比較的多く集約される。また正孔は青色発光材料層13aにも比較的多く集約される。
上述した電子および正孔の挙動により、緑色発光材料層16、第2の青色発光材料層13bにおいて、電子と正孔が再結合され、緑色発光材料層16から緑色の光が、第2の青色発光材料層13bからは青色の光が発せられる。また、Dye層14と第1および第2の青色発光材料層13a、13bとの界面でも電子と正孔が再結合され、励起子が形成される。
層14と層13a、13bの界面において形成された励起子のエネルギーは、励起状態のエネルギー準位が第2の青色発光材料層13bより低いDye層14の黄色色素に移動する。黄色色素に移動させられたエネルギーは、励起状態のエネルギー準位がさらに低い赤色色素にさらに移動する。これにより、Dye層14と第1および第2の青色発光材料層13a、13bからは、純度の高い赤色の光が発する。
以上により、緑色発光材料層16からは緑色の発色光が、Dye層14および青色発光材料層13a、13bからは赤色の発色光が、第2の青色発光材料層13bからは青色の発色光が発するので、これらの発色光が混合されることにより、白色有機EL素子20は、白色の発色光を発する。
なお、第2の実施形態におけるDye層14は、第1の実施形態と同様に、黄色色素および赤色色素のいずれか一方のみを材料として形成されても良い。
第2の実施形態の効果を示すため、以下実施例を用いてさらに説明する。本実施例は、第2の実施形態と同様の構成を有する白色有機EL素子20であって、Dye層14は黄色色素のみを材料として形成された。
[実施例1]
透過性を有するガラスによって形成される基板10上に、ITOが蒸着され、厚さ100nmの陽極11が形成された。陽極11の上には、式[21]で表されるMTDATAが蒸着され、厚さ30nmの正孔注入層19が形成された。正孔注入層19の上には式[4]で示されるNPBが蒸着され、厚さ40nmの第1の青色発光材料層13aが形成された。第1の青色発光材料層13aの上には、黄色色素である式[12]で示されるルブレンが蒸着され、厚さ0.05nmのDye層14が形成された。Dye層14の上には、青色ドーパント色素である式[11]のTBPeと青色発光材料である式[7]のDPVBiが同時に蒸着され、厚さ40nm第2の青色発光材料層13bが形成された。第2の青色発光材料層13bの上には、式[19]で示されるAlq3が蒸着され、厚さ20nmの緑色発光材料層16が形成された。緑色発光材料層16の上には、LiFが蒸着され、厚さ0.7nmの電子注入層17が形成された。電子注入層17の上には、アルミニウムが蒸着され、陰極18が形成され、これにより、実施例1の白色有機EL素子20が得られた。ここで、TBPeの含有量は、第2の青色発光材料層13bを構成する青色発光材料(DPVBi)に対して、3wt%であった。
[実施例2〜4]
実施例2ないし4の白色有機EL素子は、Dye層の厚さのみを変更した実施例である。ここで、実施例2、3および4のDye層14の厚さは、それぞれ0.1nm、0.15nm、および0.2nmであった。
上記各実施例の発光スペクトルを図5に示す。なお、図5に示す発光スペクトルは、各実施例のスペクトルの低波長側の高さが一致するように正規化(Normalized)されたスペクトルである。図5に示すように、本実施例1〜4においては、Dye層14の層の厚さが厚くなる毎に、550nmのピークの強度が段階的に強くなった。すなわち、第2の実施形態においては、0.05〜0.2nmの間でDye層14の厚さを厚くすると、徐々に黄色〜赤色発光の強度を強くすることができた。
本発明の白色有機EL素子の第1の実施形態の模式的な断面図を示す。 本発明の第1の実施形態に係る白色有機EL素子が有する有機層の各層のエネルギー準位を模式的に示す。 本発明の白色有機EL素子の第2の実施形態の模式的な断面図を示す。 本発明の第2の実施形態に係る白色有機EL素子が有する有機層の各層のエネルギー準位を模式的に示す。 実施例1〜4における発光スペクトルを示す。
符号の説明
10 基板
11 陽極
12 正孔輸送層
13a、13b 青色発光材料層
14 Dye層
15 ホールブロッキング層
16 緑色発光材料層
18 陰極
20 白色有機エレクトロルミネセンス素子(白色有機EL素子)
21 有機層

Claims (10)

  1. 基板上に、陽極および陰極により挟まれた有機層で構成され、略白色の発色光を発する白色有機エレクトロルミネセンス素子であって、
    前記有機層には、陽極側から、少なくとも、第1の青色発光材料層と、少なくとも赤色および黄色色素のいずれか一方を材料として形成されるDye層と、第2の青色発光材料層と、緑色発光材料層とが順に積層されることを特徴とする白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  2. 前記第2の青色発光材料層と、緑色発光材料層の間にホールブロッキング層が積層されることを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  3. 前記第1および第2の青色発光材料層の厚さは前記Dye層の厚さより厚いことを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  4. 前記Dye層の厚さは、0.05〜3nmであることを特徴とする請求項3に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  5. 前記Dye層は、赤色色素および黄色色素を材料として形成され、前記黄色色素の含有量は、前記赤色色素の含有量より多いことを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  6. 前記黄色色素と赤色色素の重量比が1.8〜2.2:1であることを特徴とする請求項5に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  7. 前記Dye層は、赤色色素および黄色色素とが混合されて形成されることを特徴とする請求項5に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  8. 前記Dye層は、前記赤色色素と前記黄色色素とが共蒸着されることにより形成されることを特徴とする請求項7に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  9. 前記第1の青色発光材料層は、正孔輸送性材料を材料として形成されることを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  10. 基板上に、陽極および陰極により挟まれた有機層で構成され、赤色の発色光を発する有機エレクトロルミネセンス素子であって、
    前記有機層には、少なくとも、青色発光材料層と、この青色発光材料層に接する赤色および黄色色素を材料として形成されるDye層とが積層され、
    前記青色発光材料層と前記Dye層によって赤色の発色光が発せられることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。
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