JP2005149585A - 光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動部を支持するための支持ワイヤを、撓むことなく真っ直ぐの状態で可動部に半田付けすることができ、また、容易に支持ワイヤの半田付け作業を行うことができる光ピックアップを提供する。
【解決手段】 光ピックアップ1の可動部3には、支持ワイヤ4の軸線方向に対して若干傾斜している半田面32を有する半田用基板33が設けられている。半田用基板の半田面は、支持ワイヤ4の端部またはその近傍に対して傾斜した状態で接触し半田付けされることにより、支持ワイヤが、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8にそれぞれ電気的に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクの記録面上に対物レンズで光を集光させて情報の記録,再生などを行う光ピックアップに関する。
光ピックアップは、光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置などの光ディスク装置に使用される。光ピックアップは、記録媒体である光ディスクの記録面上に光たとえばレーザー光を集光させて情報の記録,再生などを行う装置である。
光ピックアップは可動部を有しており、この可動部は、複数の支持ワイヤを介して支持台に支持されて移動可能である。可動部は、レーザー光を集光させるための対物レンズと、光ディスクに対する対物レンズの位置を調整するためのフォーカスコイルおよびトラッキングコイルとを有している。
図3は従来の光ピックアップの平面図で、図3(A),(B)は、支持ワイヤを半田付けする前と半田付けした後の状態をそれぞれ示している。
図3に示すように、光ピックアップ101は可動部103を有しており、可動部103は、複数の支持ワイヤ104を介して支持台105に支持されて移動可能である。可動部103は、レーザー光を集光させるための対物レンズ102と、光ディスクに対する対物レンズ102の位置を調整するためのフォーカスコイル107およびトラッキングコイル108とを有している。フォーカスコイル107とトラッキングコイル108には、それぞれ支持ワイヤ104を介して電流が供給される。
可動部103には、支持ワイヤ104を半田付けするための半田用基板など被接触部110が取付けられている。被接触部110には、フォーカスコイル107またはトラッキングコイル108の巻線の端部が接続されている。
被接触部110の半田面111に支持ワイヤ104を半田付けすることにより、支持ワイヤ104は、フォーカスコイル107とトラッキングコイル108にそれぞれ電気的に接続される。
特開2002−298403号公報(特許文献1)にも、連結部材(支持ワイヤ)で可動部を移動可能に支持する光学系支持装置(光ピックアップ)が記載されている。
特開2002−298403号公報
図3に示す従来の光ピックアップ101では、支持ワイヤ104を被接触部110に半田付けする以前は、図3(A)に示すように、支持ワイヤ104と被接触部110の半田面111との間には隙間dがある。
光ピックアップ101の各部品の加工精度には限界があるので、支持ワイヤ104の曲がりをなくすために、半田付け前に隙間dが零になるように管理するのは実際上困難である。また、隙間dがマイナスすなわち支持ワイヤ104が半田面111に乗り上げた状態にすると、支持ワイヤ104自体が撓んで曲がってしまう。
そこで、半田付け前に支持ワイヤ104と半田面111との間に隙間dが形成されるように、各部品が形成されている。
ところが、この隙間dがある状態で、図3(B)に示すように支持ワイヤ104を被接触部110に半田付けする場合、支持ワイヤ104の先端部側は、可動部103側に強制的に押付けられて被接触部110に半田付けされる。
その際、支持ワイヤ104の先端部側は、半田付け時の熱収縮によって撓んだ状態で被接触部110に固定される。その結果、光ピックアップ101は、支持ワイヤ104が曲がった状態で組み立てられることになる。
また、特許文献1に記載の光ピックアップにおいても、支持ワイヤは曲がった状態で取付けられている。
図3や特許文献1に記載の光ピックアップのように、支持ワイヤが曲がっていると、可動部の移動動作に悪影響を与えて、光ピックアップの性能や特性を低下させる恐れがある。
また、従来の光ピックアップ101では、その支持ワイヤ104を半田付けするには、支持ワイヤ104を半田面111に対して隙間dを変化させることなく半田付けする必要があるので、半田付け作業に手間が掛かり半田付けの自動化も困難であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、可動部を支持するための支持ワイヤを、撓むことなく真っ直ぐの状態で可動部に半田付けすることができ、また、容易に支持ワイヤの半田付け作業を行うことができる光ピックアップを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明にかかる光ピックアップは、光ディスクの記録面上に光を集光させるための対物レンズが設けられ、前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置をフォーカスコイルおよびトラッキングコイルで調整可能な可動部と、この可動部を移動可能に支持する複数の支持ワイヤと、この支持ワイヤを支持する支持台と、この支持台が取付けられ、前記フォーカスコイルおよび前記トラッキングコイルとの間でそれぞれ磁気回路を構成する永久磁石が取付けられたヨーク部とを備えた光ピックアップであって、前記可動部には、前記支持ワイヤの軸線方向に対して若干傾斜している半田面を有する被接触部が設けられ、前記被接触部の前記半田面が前記支持ワイヤの端部またはその近傍に対して傾斜した状態で接触し半田付けされることにより、前記支持ワイヤが前記フォーカスコイルと前記トラッキングコイルにそれぞれ電気的に接続されている。
前記被接触部は前記可動部の本体部に、該本体部の基準面に対する前記半田面の傾斜角度を調節可能に取付けられているのが好ましい。
この場合、前記被接触部は塑性変形可能な支持部を介して前記可動部本体部に取付けられているのが好ましい。
本発明の光ピックアップは、上述のように構成したので、可動部を支持するための支持ワイヤを、撓むことなく真っ直ぐの状態で可動部に半田付けすることができ、また、容易に支持ワイヤの半田付け作業を行うことができる。
支持ワイヤを真っ直ぐの状態で半田付けするという目的を、支持ワイヤの軸線方向に対して若干傾斜している半田面を有する被接触部を可動部に設けるという簡素な構成により実現した。
以下、本発明にかかる一実施例を、図1,図2を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかる光ピックアップの平面図、図2は図1の一部拡大平面図である。
図1,図2において、光ディスク装置(図示せず)に使用される光ピックアップ1は、移動機構(図示せず)により、記録媒体である光ディスクの半径方向に制御されつつ移動可能になっている。
光ディスク装置において、光ディスクを駆動モータで回転駆動するととともに、移動機構で所望の位置に光ピックアップ1を移動させる。そして、光ピックアップ1は、光ディスクの記録面上に対物レンズ2で光(たとえば、レーザー光)を集光させて、光ディスクに対して情報の記録,再生などを行う。
光ディスクとしては、CD,CD−ROM,CD−R,CD−RW,MD,MO,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RWなどがある。
光ピックアップ1は、可動部3,支持ワイヤ4,支持台5およびヨーク部(継鉄部)6などを有している。
可動部3には、フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8と、光ディスクの記録面上にレーザー光などの光を集光させるための対物レンズ2とが設けられている。可動部3のフォーカスコイル7とトラッキングコイル8にそれぞれ電流を流すことにより、光ディスクに対する対物レンズ2の位置を調整可能である。
なお、説明の便宜上、対物レンズ2の光軸Bと平行な方向すなわちフォーカス方向をX方向とし、特に、光ディスク側,反光ディスク側をそれぞれ上方向,下方向とする。
このX方向と直交する方向(光ディスクの半径方向)すなわちトラッキング方向をZ方向とし、X方向およびZ方向と直交する方向をY方向とする。特に、図1の左右方向を光ピックアップ1の左右方向(Z方向)とする。
本実施例では、対物レンズ2が可動部3の中央部より一方側に偏心して配置された「レンズオフセットタイプ」の光ピックアップ1の場合を示している。なお、本発明は、対物レンズが可動部のほぼ中央部に配置された「レンズセンタータイプ」の光ピックアップにも適用可能である。
磁性体からなるヨーク部6には、支持台5が取付けられている。支持台5は複数(ここでは、四本)の支持ワイヤ4を支持しており、この四本の支持ワイヤ4は可動部3を移動可能に支持している。
フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8との間でそれぞれ磁気回路を構成する第1の永久磁石9aと第2の永久磁石9bが、ヨーク部6の所定位置に取付けられている。
可動部3に設けられたフォーカスコイル7に電流を流せば、可動部3をフォーカス方向(対物レンズ2の光軸Bと平行な方向(X方向))に移動させることができる。トラッキングコイル8に電流を流せば、可動部3をトラッキング方向(光ディスクの半径方向(Z方向))に移動させることができる。フォーカスコイル7とトラッキングコイル8には、支持ワイヤ4を介してそれぞれ電流が供給される。
可動部3は、所定形状の本体部20を有しており、本体部20は、絶縁性を有する樹脂材料などにより一体的に形成されている。対物レンズ2,フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8などは、本体部20の所定位置に設けられている。
本体部20は、対物レンズ2が取付けられるレンズ支持部21と、中空で所定形状に形成されたコイル支持部22とを有している。レンズ支持部21の中心軸線が対物レンズ2の光軸Bと一致するように、対物レンズ2はレンズ支持部21に取付けられている。
コイル支持部22はレンズ支持部21と一体的に形成され、コイル支持部22の内壁部23は光軸Bとほぼ平行になるように形成されている。内壁部23で形成される開口部24が、コイル支持部22の内方に位置している。
一つのフォーカスコイル7と二つのトラッキングコイル8により、コイルユニット25が構成され、このコイルユニット25は、内壁部23に支持された状態でコイル支持部22に取付けられている。
フォーカスコイル7は、その巻軸が対物レンズ2の光軸Bと平行(X方向と平行)になるように、内壁部23に支持されている。二つのトラッキングコイル8は、Z方向に並んで配置され、フォーカスコイル7と内壁部23との一方または両方に支持されている。各トラッキングコイル8は、それぞれの巻軸の方向がY方向と平行になっている。
ヨーク部6は、光ディスク装置のケースまたはベース部材(図示せず)などの固定側に固定され、所定形状に形成されている。ヨーク部6は、平面視でほぼ矩形の板状に形成され光ディスク装置の固定側に取付けられた基台30と、基台30にほぼ直角に固定され且つフォーカスコイル7より外方側に配置されたヨーク10と、基台30にほぼ直角に固定され且つフォーカスコイル7より内方側に配置されたヨーク11とを有している。
ヨーク10とヨーク11は、ほぼ矩形状を有し突出して基台30に設けられ、互いに平行に且つ所定位置に配置されている。二つのヨーク10,11は、コイル支持部22の開口部24を挿通して配設されている。
第1の永久磁石9aと第2の永久磁石9bは、ヨーク部6に取付けられ、一個のフォーカスコイル7および合計二個のトラッキングコイル8に対応して所定位置に配置されている。
第1の永久磁石9aは、ヨーク10に(または、直接基台30に)接着剤などで固着されている。第1の永久磁石9aは、二つ並んだトラッキングコイル8に対向して配置されている。
第2の永久磁石9bは、ヨーク11に(または、直接基台30に)接着剤などで固着されている。第2の永久磁石9bは、フォーカスコイル7の内方をX方向に貫通しており、また二つのトラッキングコイル8に対向して配置されている。
フォーカスコイル7と、その内方に配置されたヨーク11および第2の永久磁石9bと、フォーカスコイル7の外方に配置されたヨーク10および第1の永久磁石9aとの間で、磁気回路が構成されている。
二つのトラッキングコイル8の巻線は、それぞれの巻線方向がフォーカスコイル7の巻線方向に対して直角になるように巻回されている。二つのトラッキングコイル8は、第1の永久磁石9aと第2の永久磁石9bとが形成する磁界中に配置されて磁気回路を形成している。
支持ワイヤ4は、可動部3の両側にY方向とほぼ平行にそれぞれ二本ずつ合計四本設けられている。支持ワイヤ4は、その一端部(支持台5から遠い方の端部)が可動部3側に固定され、他端部が支持台5側に固定されている。
可動部3は、四本の支持ワイヤ4を介して、支持台5とヨーク部6との間の空間に浮いている格好で取付けられている。したがって、可動部3は、移動や揺動などの動作を行なって、可動部3の状態(可動部3の位置,姿勢など)を自在に変化させることができる。
可動部3は、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8に電流が供給されていないときの基本位置から、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8の一方または両方に電流を供給することにより、上下方向(X方向)や左右方向(Z方向)にシフト(移動)することができる。
ここで、「可動部3の基本位置」とは、たとえば、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8に電流を供給しないで可動部3が静止している状態で、トラッキングコイル8がヨーク10,11や永久磁石9a,9bなどに対して右側および左側において等距離に位置し、可動部3がヨーク基台30と平行に位置し、可動部3の上下,左右の中心線がともに基準線(図示せず)と一致しているときの、可動部3の位置をいう。
支持ワイヤ4が接続されるプリント配線板31が、支持台5に接着剤などで固着されている。プリント配線板31には、支持ワイヤ4を係合させるための複数(ここでは、四つ)の孔が所定位置に穿設されている。
支持台5には、支持ワイヤ4を貫通させるための複数(ここでは、四つ)の貫通孔が所定位置に穿設されている。支持ワイヤ4の他端部は、プリント配線板31の孔を通してプリント配線板31に電気的に接続されるとともに、支持台5側に固定されている。
可動部3には、被接触部としての半田用基板33が複数(ここでは、四つ)設けられている。半田用基板33は、支持ワイヤ4の軸線方向(Y方向)に対して若干傾斜している半田面32を有している。
半田用基板33の半田面32が、支持ワイヤ4の端部34またはその近傍に対して傾斜した状態で接触し半田付けされることにより、支持ワイヤ4は、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8にそれぞれ電気的に接続される。これにより、可動部3を支持するための支持ワイヤ4を、撓むことなく真っ直ぐの状態で可動部3に半田付けすることができる。
半田用基板33は、可動部本体部20の基準面26に対する半田面32の傾斜角度θを調節可能に、可動部本体部20に取付けられている。可動部本体部20の基準面26は、支持ワイヤ4の軸線方向と平行な面(ここでは、X,Y平面と平行な面)である。
支持ワイヤ4を真っ直ぐな状態に保つために、支持ワイヤ4と半田用基板33の根元部35との間には隙間dができるように、光ピックアップ1の各部品が構成されている。この隙間dは、各部品の製造誤差などにより、個々の光ピックアップごとに大きくなったり小さくなったりする。
可動部本体部20の基準面26に対する半田面32の傾斜角度が調節可能なので、支持ワイヤ4に応力をかけることなく、自然な状態で支持ワイヤ4の端部34またはその近傍を半田面32に接触させることができる。
このとき、半田面32は、支持ワイヤ4の端部34またはその近傍に対して傾斜した状態で接触しているので、隙間dが大きいときは半田面32の傾斜角度θを大きくする調整を行い、隙間dが小さいときは傾斜角度θを小さくする調整を行えばよい。
四つの半田用基板33は、塑性変形可能な支持部36を介して可動部本体部20に取付けられ、四つの支持ワイヤ4にそれぞれ対応する位置に配置されている。本実施例では、可動部本体部20に一体的に形成された支持部36と、傾斜角度θを調節可能に支持部36に取付けられた半田用基板33とにより可動取付け部37が構成され、この可動取付け部37が可動部3に設けられている。
隙間dに対応する所望の傾斜角度θになるように、半田用基板33を可動部本体部20の基準面26から離れる方向に引き起こす。すると、支持部36が塑性変形して、基準面26に対する半田面32の傾斜角度θが所望の角度になるように、半田用基板33が位置決め保持される。
その結果、支持ワイヤ4は、応力を殆ど受けることなくその端部34またはその近傍が半田面32に自然な状態で接触することになる。なお、支持ワイヤ4の端部34が半田用基板33の先端部38を超えて長く延びているときには、半田面32が、支持ワイヤ4の端部34の近傍に対して傾斜した状態で接触することになる。
こうして、支持ワイヤ4は、撓むことなく真っ直ぐの状態で半田面32に半田付け可能になる。半田用基板33には、フォーカスコイル7またはトラッキングコイル8の巻線の端部が接続されている。
支持ワイヤ4の端部34またはその近傍が、半田用基板33に半田付けされることにより、支持ワイヤ4は、フォーカスコイル7またはトラッキングコイル8に電気的に接続されている。
フォーカスコイル7の巻線および二つのトラッキングコイル8の各巻線は、半田用基板33と、支持ワイヤ4と、この支持ワイヤ4が電気的に接続されたプリント配線板31とによって、制御回路(図示せず)に電気的に接続されている。
光ピックアップ1は、図示しない光学系を有している。この光学系は、レーザー光を発生する半導体レーザーなど光源,光検出器,反射ミラー,レンズおよび回折格子などを有している。対物レンズ2もこの光学系に含まれる。
光検出器は、光ディスクの記録面で反射したレーザー光を受光し、再生信号を検出するとともに、光ディスクの記録面の高さ位置や傾きを検出し、フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号なども検出する。
次に、光ピックアップ1の動作について説明する。
まず、光ディスク装置において、光ディスクが駆動モータにより回転駆動されている状態で、移動機構により光ピックアップ1を所望の位置に移動させる。そして、光学系で発生したレーザー光を対物レンズ2で記録面上に集光させて、光ディスクに対して情報の記録,再生などを行う。
光ピックアップ1の状態(可動部3の位置,姿勢など)を制御する場合には、光検出器で検出された光ディスクの記録面の高さ位置や傾きなどに関する検出結果を、変換部で電気信号に変換して、制御部に電気信号として出力する。制御部では、変換部から出力された電気信号に基づいて、フォーカスコイル7に流す電流とトラッキングコイル8に流す電流をそれぞれ制御する。
対物レンズ2をフォーカス方向(X方向)に移動させる場合には、制御部は、移動すべき方向および移動量に応じた制御電流を、支持ワイヤ4を介してフォーカスコイル7に供給する。すると、フォーカスコイル7により生じる電磁力により、可動部3が光ディスクに対してフォーカス方向(X方向)に移動(シフト)して、対物レンズ2の位置を調整する。
同様に、支持ワイヤ4を介して二つのトラッキングコイル8に供給する電流を制御すれば、トラッキングコイル8により生じる電磁力により、可動部3が光ディスクのトラッキング方向(Z方向)に移動(シフト)して、対物レンズ2の位置を調整する。
このようにして、可動部3は、フォーカス方向,トラッキング方向にそれぞれ移動するようにその位置が制御される。
光ピックアップ1を組み立てるのに支持ワイヤ4を組み込む際には、支持台5やヨーク部6に対して可動部3を所定位置に位置決めする。そして、支持ワイヤ4を、プリント配線板31の孔と支持台5の貫通孔を貫通させ、矢印Eに示すようにY方向に移動させれば、半田面32が、支持ワイヤ4の端部34またはその近傍に対して傾斜した状態で一点で接触する。
半田用基板33の半田面32が、支持ワイヤ4の軸線方向に対して若干傾斜しているので、支持ワイヤ4の端部34またはその近傍は、半田面32に自然な状態で接触する。その結果、支持ワイヤ4は、撓むことがなくなるので、曲がりがなく真っ直ぐの状態で容易に半田面32に半田付けされる。
すなわち、支持ワイヤ4の端部34またはその近傍が半田面32に接触する際、半田面32は、支持ワイヤ4の軸線方向に対して傾斜した状態で接触するので、支持ワイヤ4と半田用基板33との間には隙間がなく点接触することになり、支持ワイヤ4の撓みが発生しなくなる。また、半田付け作業に手間が掛からず、半田付けの自動化も可能である。
支持ワイヤ4の撓みの発生を防止できるので、支持ワイヤ4が、可動部3のシフト動作や傾き動作などの特性に対して悪影響を及ぼす恐れがない。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
本発明は、DVD,CDなどの記録面上に対物レンズでレーザー光などを集光させて情報の記録,再生などを行う光ディスク装置に取付けられる光ピックアップに適用される。
本発明の一実施例にかかる光ピックアップの平面図である。 図1の一部拡大平面図である。 図3は従来の光ピックアップの平面図であり、図3(A),(B)は、支持ワイヤを半田付けする前と半田付けした後の状態をそれぞれ示している。
符号の説明
1 光ピックアップ
2 対物レンズ
3 可動部
4 支持ワイヤ
5 支持台
6 ヨーク部
7 フォーカスコイル
8 トラッキングコイル
9a,9b 永久磁石
20 可動部の本体部
26 基準面
32 半田面
33 半田用基板(被接触部)
34 端部
36 支持部
θ 傾斜角度

Claims (3)

  1. 光ディスクの記録面上に光を集光させるための対物レンズが設けられ、前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置をフォーカスコイルおよびトラッキングコイルで調整可能な可動部と、
    この可動部を移動可能に支持する複数の支持ワイヤと、
    この支持ワイヤを支持する支持台と、
    この支持台が取付けられ、前記フォーカスコイルおよび前記トラッキングコイルとの間でそれぞれ磁気回路を構成する永久磁石が取付けられたヨーク部とを備えた光ピックアップであって、
    前記可動部には、前記支持ワイヤの軸線方向に対して若干傾斜している半田面を有する被接触部が設けられ、
    前記被接触部の前記半田面が前記支持ワイヤの端部またはその近傍に対して傾斜した状態で接触し半田付けされることにより、前記支持ワイヤが前記フォーカスコイルと前記トラッキングコイルにそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記被接触部は前記可動部の本体部に、該本体部の基準面に対する前記半田面の傾斜角度を調節可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記被接触部は塑性変形可能な支持部を介して前記可動部本体部に取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
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