JP4054638B2 - 光ピックアップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの記録面上に対物レンズで光を集光させて情報の記録,再生などを行う光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップは、光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置など光ディスク装置に使用される。光ピックアップは、記録媒体である光ディスクの記録面上に光たとえばレーザー光を集光させて、情報の記録,再生などを行うための装置である。
光ピックアップは可動部を有しており、この可動部は、複数の支持ワイヤを介して支持台に支持されて移動可能である。可動部は、レーザ光を集光させるための対物レンズと、光ディスクに対する対物レンズの位置などの状態を微調整するためのフォーカスコイルおよびトラッキングコイルとを有している。フォーカスコイルとトラッキングコイルには、支持ワイヤを介して電流が供給される。
フォーカスコイルとトラッキングコイルに電流を供給すれば、フォーカスコイルとトラッキングコイルによりそれぞれ生じる電磁力により、可動部が基本位置からシフトして、対物レンズの位置や姿勢などの状態を微調整する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光ピックアップでは、対物レンズが設けられた可動部が基本位置からシフトして可動部の中心位置が偏心したとき、可動部とともに対物レンズが傾いてしまうという課題があった。
また、可動部がどの位置に移動しても、トラッキングコイルには永久磁石の磁束が常に鎖交しているので、可動部の姿勢制御を迅速に行うのが困難である。特に、可動部をトラッキング方向に移動させるに際して、トラッキングコイルに大きな制御電流を流さなければならないので、トラッキングコイルの巻数を増やす必要があって小型化に支障を生じ、また応答速度(感度)が悪くなってしまう。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、対物レンズが設けられた可動部が基本位置からシフトしたときに発生する対物レンズの傾きを補正して、この対物レンズを所望の正しい姿勢に制御することが可能な光ピックアップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる光ピックアップは、光ディスクの記録面上に光を集光させるための対物レンズが設けられ、前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置などの状態をフォーカスコイルおよびトラッキングコイルで微調整可能な可動部と、この可動部を支持ワイヤを介して移動可能に支持する支持台と、この支持台が取付けられ、前記フォーカスコイルおよび前記トラッキングコイルとの間でそれぞれ磁気回路を構成するヨークと永久磁石が取付けられたヨーク部とを備え、前記永久磁石とこの永久磁石に対向して配置された前記ヨークとの間に、前記トラッキングコイルを前記永久磁石の磁束が鎖交するように配置した光ピックアップであって、前記永久磁石とこの永久磁石から離隔し且つこの永久磁石に対向して配置された前記ヨークとの間に生じる磁力を中央部分が強く端部付近が弱くなるように、前記永久磁石との間に前記トラッキングコイルを挟んでこのトラッキングコイルに対向して配置された前記ヨークの角部に切り欠き部を形成し、前記可動部が基本位置からシフトしているとき、前記トラッキングコイルの一部分が磁力が弱くなる部分と対向して磁力をほとんど作用させないようにすることにより、前記トラッキングコイルの他の部分と前記永久磁石との間の磁力を利用して、前記可動部を傾けようとする力をほぼ打ち消す電磁力が、前記トラッキングコイルを介して前記可動部に作用する。
一つの実施態様として、前記ヨークの前記角部に形成された前記切り欠き部は、前記ヨークの上部の左右対称位置および/または前記ヨークの下部の左右対称位置に形成されているのが好ましい。また、前記磁力が弱くなる部分は、前記永久磁石にも形成されている場合でもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図6を参照して説明する。
図1,図2は、それぞれ光ピックアップの平面図,分解斜視図、図3は、本実施形態の光ピックアップの動作を説明するための図で、図1のD−D線概略矢視図、図4は、本発明の原理を説明するための図で、図1のD−D線概略矢視図である。
【0007】
図1ないし図3において、光ディスク装置(図示せず)に使用される光ピックアップ1は、移動機構(図示せず)により、記録媒体である光ディスクの半径方向に制御されつつ移動可能になっている。
光ディスク装置において、光ディスクが駆動モータにより回転駆動されている状態で、移動機構で所望の位置に光ピックアップ1を移動させる。そして、光ピックアップ1は、光ディスクの記録面上に対物レンズ2で光(たとえば、レーザー光)を集光させて、光ディスクに対して情報の記録,再生などを行う。
光ディスクとしては、CD,CD−ROM,CD−R,CD−RW,MD,MO,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RWなどがある。
【0008】
光ピックアップ1は、可動部3,支持台5およびヨーク部(継鉄部)6などを有している。
可動部3には、光ディスクの記録面上に光を集光させるための対物レンズ2が設けられている。可動部3は、光ディスクに対する対物レンズ2の位置や姿勢などの状態を、フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8に電流を流すことにより微調整可能になっている。
なお、説明の便宜上、対物レンズ2の光軸Bと平行な方向すなわちフォーカス方向をX方向とし、特に、光ディスク側,反光ディスク側をそれぞれ上方向,下方向とする。このX方向と直交する方向(光ディスクの半径方向)すなわちトラッキング方向をZ方向とし、X方向およびZ方向と直交する方向をY方向とする。特に、図1の左右方向を光ピックアップ1の左右方向(Z方向)とする。
本実施形態(各種変形例も同様)では、対物レンズ2が可動部3のほぼ中央部に配置された「レンズセンタータイプ」の光ピックアップ1の場合を示している。なお、本発明は、対物レンズ2が可動部の外側に配置された「レンズオフセットタイプ」の光ピックアップにも適用可能である。
【0009】
磁性体からなるヨーク部6には、支持台5が取付けられている。支持台5は、複数(ここでは、四本)の支持ワイヤ4を支持しており、この四本の支持ワイヤ4を介して可動部3を移動可能に支持している。
フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8との間でそれぞれ磁気回路を構成するヨーク10と永久磁石9が、ヨーク部6の所定位置に取付けられている。
可動部3に設けられたフォーカスコイル7は、可動部3をフォーカス方向(対物レンズ2の光軸Bと平行な方向(X方向))に移動させ、トラッキングコイル8は、可動部3をトラッキング方向(光ディスクの半径方向(Z方向))に移動させることができる。フォーカスコイル7とトラッキングコイル8には、支持ワイヤ4を介して電流が供給される。
可動部3は、平面視でほぼ矩形状の本体部20を有しており、本体部20は、絶縁性を有する樹脂材料などにより一体的に形成されている。対物レンズ2,フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8などは、本体部20の所定位置に設けられている。
本体部20に支持された対物レンズ2は、光ディスクの記録面上にレーザー光などの光を集光させる。一つのフォーカスコイル7は、その巻軸が対物レンズ2の光軸Bと平行(X方向と平行)になるように本体部20の外周面全周に巻回されている。
【0010】
本体部20の一方の側面22aには、二つのトラッキングコイル用支持部21が、外方に若干突出して形成されている。本体部20の一方の側面22aから180度反対方向の他方の側面22bにも、二つのトラッキングコイル用支持部21が、外方に若干突出して形成されている。
各トラッキングコイル用支持部21には、トラッキングコイル8がそれぞれ巻回されている。本体部20の一方の側面22aには、二つのトラッキングコイル8がZ方向に並んで配置され、他方の側面22bにも、二つのトラッキングコイル8がZ方向に並んで配置されている。
すなわち、各トラッキングコイル8は、それぞれの巻軸の方向が光軸B(X方向)と直交するY方向と平行になるようにトラッキングコイル用支持部21に巻回されている。トラッキングコイル8は、縦方向(X方向)を向く左右の縦巻線部8aと、横方向(Z方向)を向く上下の横巻線部8bとを有している。
【0011】
ヨーク部6は、光ディスク装置のケースまたはベース部材(図示せず)などの固定側に固定され、所定形状に形成されている。ヨーク部6は、平面視でほぼ矩形の板状に形成され光ディスク装置の固定側に取付けられた基台25と、基台25にほぼ直角に固定され且つフォーカスコイル7より内方側に配置された複数(ここでは、二つ)のヨーク10と、基台25にほぼ直角に固定され且つ可動部3の外側に配置された二つの磁石支持用ヨーク26とを有している。
ヨーク10と磁石支持用ヨーク26は、ほぼ矩形状を有し基台25に突出して設けられ、互いに平行に且つ所定の位置に配置されている。二つのヨーク10は、フォーカスコイル7の内側に位置し且つ本体部20に貫通形成された二つの中空部28を挿通して配設されている。
一対の永久磁石9は、ヨーク部6に取付けられ、一個のフォーカスコイル7および合計四個のトラッキングコイル8に対応して所定位置に配置されている。二つの永久磁石9は、二つの磁石支持用ヨーク26に(または、直接基台25に)それぞれ接着剤などにより固着されている。永久磁石9は、二つ並んだトラッキングコイル8に対向して配置されている。一方のヨーク10は、一方の永久磁石9に対向して配置され、他方のヨーク10は、他方の永久磁石9に対向して配置されている。
【0012】
フォーカスコイル7と、その内方に配置された一方のヨーク10と、ヨーク10の近傍で且つフォーカスコイル7の外方に配置された一方の永久磁石9との間で磁気回路が構成されている。これと同様に、フォーカスコイル7と他方のヨーク10と他方の永久磁石9との間でも、磁気回路が構成されている。
四つのトラッキングコイル8の巻線は、それぞれ巻線方向がフォーカスコイル7の巻線方向に対して直角になるように巻回されている。
本体部20の一方の側面22aに取付けられた二つのトラッキングコイル8は、一方の永久磁石9と一方のヨーク10とが形成する磁界中に配置されて磁気回路を形成している。一方の永久磁石9と一方のヨーク10との間に、二つのトラッキングコイル8が、一方の永久磁石9の磁束Mが鎖交するように配置されている。
また、本体部20の他方の側面22bに取付けられた二つのトラッキングコイル8は、他方の永久磁石9と他方のヨーク10とが形成する磁界中に配置されて磁気回路を形成している。他方の永久磁石9と他方のヨーク10との間に、二つのトラッキングコイル8が、他方の永久磁石9の磁束Mが鎖交するように配置されている。
【0013】
支持ワイヤ4は、可動部3の両側にY方向とほぼ平行にそれぞれ二本ずつ合計四本設けられている。支持ワイヤ4は、その一端部が可動部3側に固定され、他端部が支持台5側に固定されている。
可動部3は、四本の支持ワイヤ4を介して支持台5とヨーク部6との間の空間に浮いている格好で取付けられるので、移動や揺動などの動作を行なって、可動部3の状態(可動部3の位置,姿勢など)を自在に変化させることができる。
可動部3は、たとえば、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8に電流が供給されていないときの基本位置から、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8の一方または両方に電流を供給することにより、上下方向(X方向)や左右方向(Z方向)にシフト(移動)することができる。
ここで、「可動部3の基本位置」とは、たとえば、可動部3が静止している状態で、トラッキングコイル8がヨーク10や永久磁石9などに対して右側および左側において等距離に位置し、可動部3がヨーク基台25と平行に位置し、可動部3の上下,左右の中心線がともに基準線(図示せず)と一致しているときの、可動部3の位置をいう。
【0014】
支持台5には、支持ワイヤ4が接続されるプリント配線板30が接着剤などで固着されている。プリント配線板30には、支持ワイヤ4を係合させるための複数(ここでは、四つ)の孔32が所定位置に穿設されている。
支持台5には、複数(ここでは、四つ)の貫通孔31が所定位置に穿設されている。支持ワイヤ4は支持台5の貫通孔31を貫通し、支持ワイヤ4の他端部は、プリント配線板30の孔32に係合し、プリント配線板30と電気的に接続されて支持台5に固定されている。
可動部3の本体部20には、複数(ここでは、四個)の突起部33が突出形成され、支持ワイヤ4の一端部は、半田で突起部33に接続固定されている。突起部33には、フォーカスコイル7またはトラッキングコイル8の巻線の端部が巻き付けられている。
支持ワイヤ4の先端が、突起部33に半田付けされることにより、支持ワイヤ4と、フォーカスコイル7またはトラッキングコイル8とが、電気的に接続されている。
本体部20には、支持ワイヤ4と係合する複数(ここでは、四つ)の支持部34が突出形成され、支持部34には貫通孔35が穿設されている。貫通孔35に支持ワイヤ4が挿通されることにより、可動部3が、支持部34を介して支持ワイヤ4に支持されている。
フォーカスコイル7の巻線および四つのトラッキングコイル8の各巻線は、支持ワイヤ4と、支持ワイヤ4が電気的に接続されたプリント配線板30とによって、制御回路(図示せず)に電気的に接続されている。
【0015】
光ピックアップ1は、図示しない光学系を有している。この光学系は、レーザー光を発生する半導体レーザーなど光源,光検出器,反射ミラー,レンズおよび回折格子などを有している。対物レンズ2も、この光学系に含まれる。
光検出器は、光ディスクの記録面で反射したレーザー光を受光し、再生信号を検出するとともに、光ディスクの記録面の傾きを検出し、フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号なども検出する。
【0016】
次に、光ピックアップ1の動作について説明する。
まず、光ディスク装置において、光ディスクが駆動モータにより回転駆動されている状態で、移動機構により光ピックアップ1を所望の位置に移動させる。そして、光学系で発生したレーザー光を対物レンズ2で記録面上に集光させて、光ディスクに対して情報の記録,再生などを行う。
光ピックアップ1の状態(可動部3の位置,姿勢など)を制御する場合には、光検出器で検出された光ディスクの記録面の傾きに関する検出結果を、変換部で電気信号に変換して、制御部に電気信号として出力する。制御部では、変換部から出力された電気信号に基づいて、フォーカスコイル7とトラッキングコイル8に流す電流を制御する。
【0017】
対物レンズ2を、フォーカス方向(X方向)に移動させる場合には、制御部は、移動すべき方向および移動量に応じた制御電流を、支持ワイヤ4を介してフォーカスコイル7に供給する。
すると、フォーカスコイル7により生じる電磁力により、可動部3が光ディスクに対してフォーカス方向(X方向)に移動(シフト)して、対物レンズ2の位置を微調整する。
同様に、支持ワイヤ4を介して四つのトラッキングコイル8に供給する電流を制御すれば、トラッキングコイル8により生じる電磁力により、可動部3が光ディスクのトラッキング方向(Z方向)に移動(シフト)して、対物レンズ2の位置を微調整する。
このようにして、可動部3は、フォーカス方向,トラッキング方向にそれぞれ移動するようにその位置が制御される。
【0018】
本発明の光ピックアップ1では、永久磁石9とこの永久磁石9に対向して配置されたヨーク10との間に生じる磁力が弱くなる部分を、ヨーク10(および/または、永久磁石9)の少なくとも一つの角部,その近傍または縁部に形成している。
本実施形態では、ヨーク10の上部の左右対称位置の角部と下部の左右対称位置の角部に、切り欠き部11がそれぞれ形成されている。切り欠き部11は、矩形状のヨーク10の四つの角部にそれぞれL字状に形成されている。この四個所の切り欠き部11により、永久磁石9とヨーク10との間に生じる磁力が弱くなる部分を構成している。
これにより、可動部3がシフトしているときの可動部3を傾けようとする力Eをほぼ打ち消す(キャンセルする)電磁力Fが、トラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。
その結果、対物レンズ2が設けられた可動部3が基本位置からシフトしたときに発生する対物レンズ2の傾きを補正して、対物レンズ2を所望の正しい姿勢に制御することが可能になる。
【0019】
次に、対物レンズ2の傾きを補正する動作について図1ないし図4を参照して説明する。
フォーカスコイル7とトラッキングコイル8に電流が供給されていないとき、可動部3は、図1に示すように、傾きのない基本位置に位置して対物レンズ2は所望の正しい姿勢(たとえば、水平の姿勢)を維持している。
フォーカスコイル7およびトラッキングコイル8に電流を供給すると、可動部3は、フォーカス方向,トラッキング方向に移動するが、たとえば、第1のポジション〜第4ポジションのいずれかの位置にもシフトすることができる。なお、符号eは、トラッキングコイル8の巻線を流れる電流の方向を示している。
【0020】
図3(A),図4(A)〜(C)は、永久磁石9およびヨーク10に対して、可動部3が上方に移動し(フォーカス方向が+)、且つ右方に移動(トラック方向が+)した状態(第1のポジションにシフトした状態)を示している。
図4(B)に示す動作は、図3(A)に示す動作と同じ内容であるが、図4(C)は、図4(A)に示す動作と図4(B)に示す動作とを合成した結果を示している。
まず、図4(A)に示すように、第1のポジションに可動部3がシフトすると、可動部3には、フォーカスコイル7を介して矢印Eに示すような時計回り方向の力が作用する。もし仮に、ヨーク10に切り欠き部11が形成されていないと、可動部3は、力Eの作用によって、本来なら左側が上がって右側が下がるようにして右側に傾いてしまう。
これに対して、ヨーク10に切り欠き部11を形成した本実施形態では、可動部3が第1のポジションにシフトしているときは、図3(A),図4(B)に示すように、右側のトラッキングコイル8の大部分(特に、上下の横巻線部8b)はヨーク10から外れており、永久磁石9とヨーク10との間に生じる磁力は右側のトラッキングコイル8にはほとんど作用しないので、この右側のトラッキングコイル8には上下方向の電磁力はほとんど作用しない。
【0021】
一方、左側のトラッキングコイル8において、その上側の横巻線部8bはヨーク10の上部左側の切り欠き部11に対向し、下側の横巻線部8bはヨーク10の本体部に対向している。
上側の横巻線部8bに流れる電流の方向(矢印e)と、下側の横巻線部8bに流れる電流の方向(矢印e)は逆方向なので、上側の横巻線部8bには上方に引っ張る電磁力が作用し、下側の横巻線部8bには下方に引っ張る電磁力が作用する。
ところが、上側の横巻線部8bの大部分は、ヨーク10の上部左側の切り欠き部11に対向してヨーク10から外れているので、この上側の横巻線部8bと鎖交する磁束の量は少ない。
その結果、上側の横巻線部8bを上方に引っ張る電磁力より、下側の横巻線部8bを下方に引っ張る電磁力の方が大きくなるので、左側のトラッキングコイル8は電磁力Fで下方に引っ張られる。
こうして、ヨーク10に切り欠き部11を設けたことによる電磁力Fが、左側のトラッキングコイル8を介して、可動部3の左側を下げてこの可動部3を左側に傾けるように作用する。これにより、電磁力Fは、本来なら可動部3を右側に傾けるであろう力E(図4(A))をほぼ打ち消す。
図4(C)に示すように、可動部3を右側に傾けようとする力Eと、この力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが可動部3に作用するので、可動部3は右側に傾くことなくほぼ水平になる。その結果、対物レンズ2の傾きを補正して、この対物レンズ2を所望の正しい姿勢(ここでは、水平の姿勢)に制御することができる。
【0022】
図3(B)は、可動部3が上方に移動し(フォーカス方向が+)、且つ左方に移動(トラック方向が−)した状態(第2のポジションにシフトした状態)を示している。
第2のポジションに可動部3がシフトすると、可動部3には、フォーカスコイル7を介して矢印Eに示すような反時計回り方向の力が作用する。もし仮に、ヨーク10に切り欠き部11が形成されていないと、可動部3は、力Eの作用によって、本来なら左側が下がって右側が上がるようにして左側に傾いてしまう。
これに対して、ヨーク10に切り欠き部11を形成した本実施形態では、可動部3が第2のポジションにシフトしているときは、可動部3の右側のトラッキングコイル8において、その上側の横巻線部8bはヨーク10の上部右側の切り欠き部11に対向し、下側の横巻線部8bはヨーク10の本体に対向している。
したがって、可動部3を左側に傾けようとする力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが、右側のトラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。なお、左側のトラッキングコイル8の大部分(特に、上下の横巻線部8b)はヨーク10から外れているので、この左側のトラッキングコイル8には上下方向の電磁力はほとんど作用しない。
その結果、可動部3の傾きはほぼ打ち消され、対物レンズ2の傾きを補正して、対物レンズ2を所望の正しい姿勢に制御することができる。
【0023】
図3(C)は、可動部3が下方に移動し(フォーカス方向が−)、且つ右方に移動(トラック方向が+)した状態(第3のポジションにシフトした状態)を示している。
第3のポジションに可動部3がシフトすると、可動部3には、フォーカスコイル7を介して矢印Eに示すような反時計回り方向の力が作用する。もし仮に、ヨーク10に切り欠き部11が形成されていないと、可動部3は、力Eの作用によって、本来なら左側が下がって右側が上がるようにして左側に傾いてしまう。
これに対して、ヨーク10に切り欠き部11を形成した本実施形態では、可動部3が第3のポジションにシフトしているときは、可動部3の左側のトラッキングコイル8において、その下側の横巻線部8bはヨーク10の下部左側の切り欠き部11に対向し、上側の横巻線部8bはヨーク10の本体に対向している。
したがって、可動部3を左側に傾けようとする力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが、左側のトラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。なお、右側のトラッキングコイル8の大部分(特に、上下の横巻線部8b)はヨーク10から外れているので、この右側のトラッキングコイル8には上下方向の電磁力はほとんど作用しない。
その結果、可動部3の傾きはほぼ打ち消され、対物レンズ2の傾きを補正して、対物レンズ2を所望の正しい姿勢に制御することができる。
【0024】
図3(D)は、可動部3が下方に移動し(フォーカス方向が−)、且つ左方に移動(トラック方向が−)した状態(第4のポジションにシフトした状態)を示している。
この第4のポジションに可動部3がシフトすると、可動部3には、フォーカスコイル7を介して矢印Eに示すような時計回り方向の力が作用する。もし仮に、ヨーク10に切り欠き部11が形成されていないと、可動部3は、力Eの作用によって、本来なら左側が上がって右側が下がるようにして右側に傾いてしまう。これに対して、ヨーク10に切り欠き部11を形成した本実施形態では、可動部3が第4のポジションにシフトしているときは、可動部3の右側のトラッキングコイル8において、その下側の横巻線部8bはヨーク10の下部右側の切り欠き部11に対向し、上側の横巻線部8bはヨーク10の本体に対向している。
したがって、可動部3を右側に傾けようとする力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが、右側のトラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。なお、左側のトラッキングコイル8の大部分(特に、上下の横巻線部8b)はヨーク10から外れているので、この左側のトラッキングコイル8には上下方向の電磁力はほとんど作用しない。
その結果、可動部3の傾きはほぼ打ち消され、対物レンズ2の傾きを補正して、対物レンズ2を所望の正しい姿勢にすることができる。
このように、可動部3がフォーカス方向の両方向(上下方向)およびトラッキング方向の両方向(左右方向)にシフトしたときに、可動部3を傾けようとする力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが、トラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。
【0025】
図5は、本発明のヨーク10の各種変形例を示す部分斜視図、図6は、本発明のヨーク10と永久磁石9の他の各種変形例を示す部分斜視図である。
図5,図6には、永久磁石9とヨーク10との間に生じる磁力が弱くなる部分を、ヨーク(および/または永久磁石)の少なくとも一つの角部,その近傍または縁部に形成した場合を示している。
図5(A)〜(D)に示すヨーク10には、前記磁力が弱くなる部分が、ヨーク10の上部の左右対称位置と、ヨーク10の下部の左右対称位置に、それぞれ形成されている。これにより、可動部3が第1〜第4のいずれかのポジションにシフトしたとき、可動部3をほぼ水平にして対物レンズ2の傾きを補正することができる。
図5(A)に示すヨーク10では、その四つの角部に、弧状(たとえば、円形状,楕円形状)の切り欠き部11をそれぞれ形成している。図5(B)に示すヨーク10では、その四つの角部に、この角部を斜めに直線状に切り落とした切り欠き部11をそれぞれ形成している。
図5(C)に示すヨーク10では、その四つの角部の近傍に、磁力が弱くなる部分としての貫通孔11a(または、有底凹部)をそれぞれ形成している。図5(D)に示すヨーク10では、その四つの角部に、L字状(または、弧状)の凹欠部11bをそれぞれ形成している。
【0026】
図5(E)〜(G)に示すヨーク10において、ヨーク10の上部縁部全体および下部縁部全体を、この両方の縁部以外の部分の厚みより薄くすることによって、前記磁力が弱くなる部分を形成している。なお、前記磁力が弱くなる部分は、ヨーク10の上部縁部と下部縁部のうち一方の縁部全体を、この縁部以外の部分の厚みより薄くする場合でもよい。
図5(E)に示すヨーク10では、ヨーク10の上部縁部全体および下部縁部全体に、断面L字状の溝(磁力が弱くなる部分)11cをそれぞれ形成している。図5(F)に示すヨーク10では、ヨーク10の上部縁部全体および下部縁部全体に、この縁部全体を斜めに切り落としたテーパ部(磁力が弱くなる部分)11dを形成している。
図5(G)に示すヨーク10は、ヨーク10の上部縁部全体から下部縁部全体までの間で次第に中央部が膨らむ部分弧状の表面を有している。この表面のうち両方の縁部の近傍が、磁力が弱くなる部分11eになっている。
図5(E)〜(G)のヨーク10の場合にも、可動部3が第1〜第4のいずれかのポジションにシフトしたとき、可動部3をほぼ水平にして対物レンズ2の傾きを補正することができる。
【0027】
図6(A)に示すヨーク10では、ヨーク10の上部の左右対称位置のみに切り欠き部11を形成している。この二つの切り欠き部11はヨークの左右の角部にそれぞれ形成されている。この場合には、可動部3が第1,第2の各ポジションにシフトしたときに、可動部3をほぼ水平にして対物レンズ2の傾きを補正することができる。
図6(B)に示すヨーク10では、ヨーク10の上部の一方の角部のみに切り欠き部11を形成している。この場合には、可動部3が第2のポジションにシフトしたときに、可動部3をほぼ水平にして対物レンズ2の傾きを補正することができる。
図6(A),図6(B)に示すヨーク10は、形状が簡素なので製造が容易である。
【0028】
別の例として、前記磁力が弱くなる部分は、ヨーク10に形成するのに代えて(または、ヨーク10に形成するとともに)、永久磁石9に形成されていてもよい。
たとえば、図6(C)では、前記磁力が弱くなる部分を、ヨーク10ではなく永久磁石9に形成した場合を示している。この永久磁石9の上部の左右対称位置および下部の左右対称位置における角部に、凹欠部11bをそれぞれ形成している。なお、永久磁石9に対して、図5および図6(A),(B)に示すヨークの加工形状をそのまま適用してもよい。
図6(D)には、永久磁石9の四つの角部に凹欠部11bを形成し、一方、ヨーク10も本実施形態(または、各種変形例)と同じ形状に構成した場合を示している。このように、ヨーク10と永久磁石9の両方に、前記磁力が弱くなる部分を形成してもよい。
図6(C),(D)に示すヨーク10,永久磁石9の場合には、可動部3が第1〜第4のいずれかのポジションにシフトしたときに、可動部3をほぼ水平にして対物レンズ2の傾きを補正することができる。
このようにすれば、永久磁石9の加工が必要になるが、永久磁石9とヨーク10との間に生じる強い磁力と弱い磁力との差が大きくなるので、可動部3を傾けようとする力Eをほぼ打ち消す電磁力Fが相対的に大きくなり、この電磁力Fがトラッキングコイル8を介して可動部3に作用する。
【0029】
本発明では、永久磁石9と永久磁石9から離隔し且つ永久磁石9に対向して配置されたヨーク10との間に生じる磁力を中央部分が強く端部付近が弱くなるように、永久磁石9との間にトラッキングコイル8を挟んでこのトラッキングコイル8に対向して配置されたヨーク10の角部に切り欠き部11を形成している。したがって、このヨーク10の切り欠き部11が、トラッキングコイル8に対する磁力を弱める効果を大いに発揮することになり、可動部3の移動や姿勢制御に際して、トラッキングコイル8が永久磁石9の磁束の影響を受けるのを少なくして応答速度(感度)を向上させ、可動部3が迅速に正確な位置に移動し、所望の姿勢を保つようにすることができる。また、トラッキングコイル8に大きな制御電流を流さなくてもよいので、トラッキングコイル8の巻数が少なくなって小型化できる。
【0030】
以上、本発明の実施形態(各種変形例を含む)を説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、対物レンズが設けられた可動部が基本位置からシフトしたときに発生する対物レンズの傾きを補正して、この対物レンズを所望の正しい姿勢に制御することができ、また、永久磁石との間にトラッキングコイルを挟んでこのトラッキングコイルに対向して配置されたヨークの角部に切り欠き部を形成したので、このヨークの切り欠き部が、トラッキングコイルに対する磁力を弱める効果を大いに発揮することになり、可動部の移動や姿勢制御に際して、トラッキングコイルが永久磁石の磁束の影響を受けるのを少なくして応答速度(感度)を向上させ、可動部が迅速に正確な位置に移動し、所望の姿勢を保つようにすることができ、さらに、トラッキングコイルに大きな制御電流を流さなくてもよいので、トラッキングコイルの巻数が少なくなって小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1ないし図6は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1は光ピックアップの平面図である。
【図2】 前記光ピックアップの分解斜視図である。
【図3】 本実施形態の光ピックアップの動作を説明するための図で、図1のD−D線概略矢視図である。
【図4】 本発明の原理を説明するための図で、図1のD−D線概略矢視図である。
【図5】 本発明のヨークの各種変形例を示す部分斜視図である。
【図6】 本発明のヨークと永久磁石の他の各種変形例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ
2 対物レンズ
3 可動部
4 支持ワイヤ
5 支持台
6 ヨーク部
7 フォーカスコイル
8 トラッキングコイル
9 永久磁石
10 ヨーク
11 切り欠き部
11b 凹欠部(磁力が弱くなる部分)
E 可動部を傾けようとする力
F 電磁力
Claims (3)
- 光ディスクの記録面上に光を集光させるための対物レンズが設けられ、前記光ディスクに対する前記対物レンズの位置などの状態をフォーカスコイルおよびトラッキングコイルで微調整可能な可動部と、
この可動部を支持ワイヤを介して移動可能に支持する支持台と、
この支持台が取付けられ、前記フォーカスコイルおよび前記トラッキングコイルとの間でそれぞれ磁気回路を構成するヨークと永久磁石が取付けられたヨーク部とを備え、
前記永久磁石とこの永久磁石に対向して配置された前記ヨークとの間に、前記トラッキングコイルを前記永久磁石の磁束が鎖交するように配置した光ピックアップであって、
前記永久磁石とこの永久磁石から離隔し且つこの永久磁石に対向して配置された前記ヨークとの間に生じる磁力を中央部分が強く端部付近が弱くなるように、前記永久磁石との間に前記トラッキングコイルを挟んでこのトラッキングコイルに対向して配置された前記ヨークの角部に切り欠き部を形成し、
前記可動部が基本位置からシフトしているとき、前記トラッキングコイルの一部分が磁力が弱くなる部分と対向して磁力をほとんど作用させないようにすることにより、前記トラッキングコイルの他の部分と前記永久磁石との間の磁力を利用して、前記可動部を傾けようとする力をほぼ打ち消す電磁力が、前記トラッキングコイルを介して前記可動部に作用するようにしたことを特徴とする光ピックアップ。 - 前記ヨークの前記角部に形成された前記切り欠き部は、前記ヨークの上部の左右対称位置および/または前記ヨークの下部の左右対称位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
- 前記磁力が弱くなる部分は、前記永久磁石にも形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ピックアップ。
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