JP2005146986A - アキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】アキュームレータの機能を付加すると共に、熱交換器を一体型に設けた構造のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサを提供する。
【解決手段】外側密閉容器16の内部に内側密閉容器1を設けて二重構造とし、内側密閉容器1内には電動機部2と、この電動機部2により駆動される第1段回転圧縮部3a及び第2段回転圧縮部3bとからなる回転圧縮部3を設ける。外側密閉容器16と内側密閉容器1との間の空間S部内に吸入管13を設けて第1段回転圧縮部3aに接続すると共に、前記第2段回転圧縮部3bには、小形吸入管13aと冷媒ガスを外部に吐出する吐出管を設ける。前記外側密閉容器16の上部に戻し管18を接続し、外周部に熱交換器17を取り付ける。前記戻し管18の端部はエバポレータの出口に接続し、吐出管14の端部はガスクーラの入口に接続し、熱交換器17の入口はガスクーラの出口に接続し、熱交換器17の出口は膨張弁に接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、アキュームレータを内蔵し且つ熱交換器を一体型に設けた構成のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサに関する。
一般に2段圧縮回転式コンプレッサは、密閉容器内にステータとロータとからなる電動機部と、この電動機部のロータに取り付けた回転軸によって駆動される回転圧縮部とが設けられ、回転圧縮部は第1段回転圧縮部と第2段回転圧縮部とから構成され、これらは共にシリンダとこのシリンダ内を偏心回転するローラとを備えており、密閉容器の外部から吸入管を介して第1段回転圧縮部に吸入される冷媒ガスは、中間圧(1段目吐出圧力)まで圧縮された後に密閉容器内に吐出され、この中間圧の冷媒ガスは第2段回転圧縮部に吸入され、高圧(2段目吐出圧力)に圧縮された後に吐出管を介して密閉容器外部に吐出される(例えば、特許文献1)。
上記構成の2段圧縮回転式コンプレッサは、例えば図7に示すように自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込まれて使用される。この冷凍サイクルにおいて、冷媒ガスとしてCOガスが用いられ、2段圧縮回転式コンプレッサCで高圧に圧縮された冷媒ガスは、ガスクーラAで放熱した後に熱交換器Bで冷やされ、次いで膨張弁Dで気液混合状態にされてエバポレータEで蒸発する。この後、冷媒ガスはアキュームレータFで気液分離され、前記熱交換器Bにて温められた後に前記2段圧縮回転式コンプレッサCに戻される。このようなサイクルが繰り返して行われる。
特許第2507047号公報
上記従来の冷凍サイクルでは、比較的形状の大きい熱交換器B及びアキュームレータFはそれぞれ別個独立した機器であって自動車のエンジンルームに配設するのに場所をとり、エンジンルームが狭い場合には設置し難くなり、又は設置できないといった問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされ、2段圧縮回転式コンプレッサにアキュームレータの機能を付加すると共に、熱交換器を一体型に設けた構造のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、外側密閉容器の内部に内側密閉容器を設けて二重構造とし、前記内側密閉容器内には電動機部と、この電動機部により駆動される第1段回転圧縮部及び第2段回転圧縮部とからなる回転圧縮部を設け、前記外側密閉容器にはエバポレータからの冷媒ガスの戻し管を接続すると共に、この外側密閉容器内に吸入管を設けて前記第1段回転圧縮部に接続し、前記第2段回転圧縮部には第1段回転圧縮部で圧縮されて内側密閉容器内に吐出される中間圧の冷媒ガスを吸入する吸入管と、圧縮後の高圧冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管を接続し、更に前記外側密閉容器の外周部にガスクーラからの冷媒ガスを通すと共に膨張弁に接続する熱交換器を設けてなるアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサにおいて、前記熱交換器は、外側密閉容器の外周部に沿って配設した熱伝導率の高い材料からなるチューブで構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1記載のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサにおいて、前記熱交換器は、外側密閉容器の外周部に沿って配設した熱伝導率の高い材料からなる帯状体と、この帯状体の一方の端部に接続した入口側ヘッダ及び他方の端部に接続した出口側ヘッダとから構成され、前記帯状体の内部には前記入口側ヘッダに一端が連通し、前記出口側ヘッダに他端が連通する複数の冷媒ガス流路が並設されてなることを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、外側密閉容器と内側密閉容器との間の空間部によりエバポレータから戻される気液混合状態の冷媒ガス(CO冷媒ガス)の気液分離(アキュームレータの機能)を行うことができ、外側密閉容器の外周部に設けた熱交換器によりガスクーラからの冷媒ガスを冷やすと共に、冷却した冷媒ガスを膨張弁に供給することができる。これにより、2段圧縮回転式コンプレッサに実質的にアキュームレータが内蔵され、且つ熱交換器が一体型となっているためコンパクト化し、狭いエンジンルームであっても設置し易くなる。
請求項2の発明によれば、外側密閉容器の外周部に沿って熱伝導率の高い材料からなるチューブを嵌装することで熱交換器を容易に構成することができる。これにより、小形の熱交換器を2段圧縮回転式コンプレッサに一体化することができる。
請求項3の発明によれば、熱伝導率の高い材料からなる帯状体の内部に冷媒ガスの通る流路を複数並設し、この帯状体を外側密閉容器の外周部に沿って嵌装し、その両端部にヘッダを取り付けることで熱交換器を一体化した2段圧縮回転式コンプレッサを容易に構成することができる。これにより、狭いエンジンルームであっても設置し易くなる。
次に、本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの実施形態を添付図面に基づいて説明する。
添付図面において、図1は本発明に用いる2段圧縮回転式コンプレッサの概略断面図である。図2は本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの実施形態を示す模式的概略図である。図3は本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサを自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んだ例を示す回路図である。
図4は本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの他の実施形態を示す一部破断概略斜視図である。図5は図4におけるアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの概略横断面図である。図6は熱交換器の構成部材を示すもので、(a)はその分解斜視図、(b)は取付前の状態を示す斜視図である。図7は従来のコンプレッサを自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んだ例を示す回路図である。
図1において、1は金属製の内側密閉容器であり、有底円筒状の容器1aとこの容器1aの上端部に溶接された椀状の蓋体1bとから構成されている。容器1a内の上部には電動機部2が設けられ、その下部には回転圧縮部3が配設されている。
上記電動機部2は、容器1aの内壁に固定されたステータ2aと、このステータ2aの中心部に配置されたロータ2bとから構成され、ロータ2bの軸心部には回転軸4が固定されて下方に延設されている。又、上記蓋体1bの上端部にはターミナル5が貫通して固定され、このターミナル5とステータ2aとがリード線5aによって電気的に接続され、ステータ2aに電力を供給してロータ2bを回転できるようにしてある。
上記回転圧縮部3は、第1段回転圧縮部3aとその上に配設されている第2段回転圧縮部3bとを有し、これらの間には仕切板6が介在しており、第1段回転圧縮部3aの下には第1支持部材7が添えられると共に、第2段回転圧縮部3bの上には第2支持部材8が添えられ、これらの構成部材を貫通する通しボルト3cと、この通しボルト3cに螺合するナット3dとで締着することにより一体化されている。そして、前記回転軸4の下部は回転圧縮部3を貫通し、上記第1支持部材7と第2支持部材8とによって軸支持され、且つ第1段回転圧縮部3aと第2段回転圧縮部3bにそれぞれ対応させて円形の第1偏心部4aと第2偏心部4bとが設けられている。この第1偏心部4aと第2偏心部4bとは、回転軸4を中心にして180°位相をずらしてある。
上記第1段回転圧縮部3aは、容器1aの内壁に固定されている第1シリンダ9と、この第1シリンダ9の円形孔9aの内周壁面に沿って偏心回転する環状の第1ローラ10とを備え、この第1ローラ10は前記回転軸4における第1偏心部4aの外周壁面に嵌装されている。又、図示は省略したが、第1ローラ10の外周壁面にはバネで付勢されている第1ベーンが常時当接し、第1シリンダ9の円形孔9a内を低圧室と高圧室とに区分している。
上記第2段回転圧縮部3bは、第1段回転圧縮部3aと同様に、容器1aの内壁に固定されている第2シリンダ11と、この第2シリンダ11の円形孔11aの内周壁面に沿って偏心回転する環状の第2ローラ12とを備え、この第2ローラ12は前記回転軸4における第2偏心部4bの外周壁面に嵌装されている。又、図示は省略したが、第2ローラ12の外周壁面にはバネで付勢されている第2ベーンが常時当接し、第2シリンダ11の円形孔11a内を低圧室と高圧室とに区分している。
13は第1段回転圧縮部3aに冷媒ガス(本実施例ではCO冷媒ガス)を供給するための吸入管であり、下端部が略L形に屈曲されて前記容器1aの側壁に溶接され、前記第1シリンダ9の吸入ポート9bに連通している。この吸入ポート9bは前記円形孔9a内の低圧室入口に連通している。又、図示は省略したが、第1シリンダ9には第1段回転圧縮部3aで圧縮した中間圧の冷媒ガスを内側密閉容器1内に吐出するための吐出ポートが設けられている。
14は第2段回転圧縮部3bで圧縮した高圧の冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管であり、容器1aの側壁を貫通して溶接固定されているスリーブ15に挿着され、前記第2シリンダ11の吐出ポート11cに連通している。この吐出ポート11cは前記円形孔11aの高圧室出口に連通している。又、第2シリンダ11には前記内側密閉容器1内に吐出された中間圧の冷媒ガスを吸入するための小形吸入管13aを設けて吸入ポート11bに接続し、この吸入ポート11bは前記円形孔11aの低圧室入口に連通している。
上記構成の2段圧縮回転式のコンプレッサは、図2に示すように金属製の外側密閉容器16の内部に複数のステー又はリブ等の取付部材(図略)を介して装着される。外側密閉容器16は、有底円筒状の容器16aとこの容器16aの上端部に溶接される蓋体16bとから構成されており、容器16aの側壁上部には戻し管18が接続され、容器の16aの底部にはオイル溜め19Aが設けられている。又、前記吸入管13の下端部にはオイル戻し管20が取り付けられ、その下端部はオイル溜め19Aに開口している。更に、前記回転軸4の下端部に公知のオイル汲み上げ手段21を取り付け、内側密閉容器1の底部のオイル溜め19Bからオイルを汲み上げると共に、回転軸4にオイルを供給できるようにする。尚、前記吐出管14は容器16aの側壁を貫通して外部に突出させ、図示はされていないが前記ターミナル5は蓋体16bを貫通して外部に突出させておく。
上記外側密閉容器16の外周部には、熱交換器17が一体的に設けられている。この熱交換器17は連通するマイクロチューブ17aを外側密閉容器16の容器16aの外周面に嵌装し、その外周部をカバー材16bで覆った構成のものである。マイクロチューブ17aはアルミニウム又は銅等の熱伝導率の高い材料で形成され、その内径は0.7〜1.5mmとし、一端側に入口17c、他端側に出口17dが設けられている。
以上の構成によって、アキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサC1が形成される。このアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサC1は、前記ターミナル5を介して電動機部2のステータ2aに通電するとロータ2bが回転し、この回転により回転軸4と一体に設けた第1偏心部4aに嵌装された第1ローラ10及び第2偏心部4bに嵌装された第2ローラ12が、第1シリンダ9と第2シリンダ11内をそれぞれ偏心回転することでガス圧縮が行われる。
上記アキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサC1は、図3に示すように自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んで使用される。前記吐出管14の端部はガスクーラAの入口に接続され、戻し管18の端部はエバポレータEの出口に接続され、熱交換器17の入口(マイクロチューブ17aの入口17c)は連結管22を介してガスクーラAの出口に接続されると共に、出口(マイクロチューブ17aの出口17d)は連結管23を介して膨張弁Dの入口に接続される。
前記内側密閉容器1内の回転圧縮部3にて2段圧縮された冷媒ガスは、吐出管14を通ってガスクーラAに流入し、ここで放熱して空気温度近くまで冷却される。ガスクーラAで冷却された冷媒ガスは、連結管22を通って前記熱交換器17のマイクロチューブ17a内に流入し、後記するエバポレータEから戻される冷媒ガスとの間で熱交換して空気温度から−10℃近くまで冷やされる。熱交換器17で冷却された冷媒ガスは、連結管23を通って膨張弁Dに流入し、ここで冷やされて気液混合状態にされた後、エバポレータEで蒸発する。エバポレータEで蒸発した冷媒ガスは、戻し管18を通って内側密閉容器1と外側密閉容器16との間の空間S部に戻される(図2)。
この空間S部に戻された冷媒ガスは約5℃になっており、ここで気液分離され戻り冷媒ガス中に含まれているオイルは液化して液化冷媒と共に前記オイル溜め19Aに落下し、冷媒ガスはオイル溜め19より上方の領域に溜まる。即ち、空間S部はアキュームレータF1の機能を果たすことになる。更に、この空間S部内の戻り冷媒ガスは、外側密閉容器16の容器16aの側壁を挟んで前記熱交換器17と接しているため、前記のようにマイクロチューブ17aを通過する冷媒ガスとの間で熱交換が行われる。その結果、マイクロチューブ17aを通過する冷媒ガスは冷やされ、空間S部の戻り冷媒ガスは約15℃に温められる。このようにして、戻り冷媒ガスを温めるのは、冷媒ガス中に僅かに残存する液分を乾燥させるためであり、マイクロガスチューブ17aを通過する冷媒ガスを冷やすのは冷媒ガス(CO冷媒ガス)の臨界温度約31℃に近付けて性能を高めるためである。
熱交換器17により温められた冷媒ガスは、前記吸入管13により吸入されて第1段回転圧縮部3aに供給される。上記オイル溜め19Aには液化冷媒と液化オイルが溜まるが、比重の差によってオイルは冷媒の下方に集約される。オイルの一部は吸入管13より吸入されて冷媒ガスと共に第1段回転圧縮部3aに送られる。
第1段回転圧縮部3aに供給された冷媒ガスは、前記第1シリンダ9の吸入ポート9bから円形孔9aの低圧室に吸入され、この円形孔9a内を偏心回転する第1ローラ10により圧縮され、高圧室から吐出ポートを経て内側密閉容器1内に吐出される。この第1段回転圧縮部3aで圧縮された冷媒ガスは、中間圧(3〜9MPa)まで昇圧される。
内側密閉容器1内に吐出された中間圧の冷媒ガスは、前記小形吸入管13aから吸入されて第2段回転圧縮部3bに供給される。小形吸入管13aから吸入された中間圧の冷媒ガスは、前記第2シリンダ11の吸入ポート11bから円形孔11aの低圧室に吸入され、この円形孔11a内を偏心回転する第2ローラ12により圧縮されて高圧室から吐出ポート11cに吐出される。この第2段回転圧縮部3bで圧縮された冷媒ガスは、高圧(9〜15MPa)まで昇圧される。そして、吐出ポート11cに吐出された高圧の冷媒ガスは、前記吐出管14内に流入して外部に吐出されガスクーラAに供給される。
前記回転圧縮部3での冷媒ガスの圧縮中に、前記オイル汲み上げ手段21によりオイル溜め19Bからオイルが汲み上げられて回転軸4に供給される。この回転軸4にはオイル通路(図略)が設けられていて遠心力によってオイルを上昇させ、回転軸4の軸受け部である前記第1支持部材7と第2支持部材8、及び回転圧縮部3の回転部にオイルを供給して潤滑する。潤滑後のオイルは、回転圧縮部3から排出されてオイル溜め19Bに落下する。
図4は、本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの他の実施形態を示すものであり、前記実施形態と同じ構成部材は同一符号を付けてそれらの詳しい説明は省略する。本実施形態では、外側密閉容器16の外周部に嵌装する熱交換器24に特徴を有するものである。
この熱交換器24は、図6(a)に示すようにアルミニウム等の熱伝導率の高い材料からなる帯状体25と、この帯状体25の端部に取り付けられる入口側ヘッダ26と、出口側ヘッダ27とから構成され、帯状体25の内部には複数の冷媒ガス流路25aが長さ方向に沿って貫通して並設されている。この冷媒ガス流路25aは、冷媒ガスの流速を速めるために内径を小さく(例えば、0.7〜1.5mm)形成してある。
上記入口側ヘッダ26及び出口側ヘッダ27は、いずれも一端が閉塞された円筒状を呈しており、前記帯状体25の冷媒ガス流路25aに対応する複数の小孔26a、27aが側部にそれぞれ設けられている。この入口側ヘッダ26及び出口側ヘッダ27は、複数の小孔26a、27aがそれぞれ帯状体25の冷媒ガス流路25aの開口端部に合致するようにして帯状体25の端部にそれぞれ溶接等により固定される。これにより、入口側ヘッダ26の開口端部26bに冷媒ガスを供給すると、各小孔26aから冷媒ガス流路25a内にそれぞれ流入し、この冷媒ガス流路25aを通過した後、前記各小孔27aから出口側ヘッダ27内に流れ込み、この出口側ヘッド27の開口端部27bから外部に排出される。
このように形成された熱交換器24は、前記外側密閉容器16の外周面に合わせて図6(b)のように湾曲状に加工され、容器16aの側壁に密着させて固定する。図5に示す概略横断面図では、熱交換器24の帯状体25が外側密閉容器16の外周面から離れているが実際は密着させる。図4及び図5において、28は内側密閉容器1を外側密閉容器16内に固定するための複数のリブである。又、外側密閉容器16の上部には接続口16cが設けられ、この接続口16cに戻し管18を接続する。
以上の構成によって、アキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサC2が形成される。このアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサC2は、前記と同様に自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んで使用される。冷凍サイクルの回路構成は前記実施形態の場合(図3)と同じであるからその詳しい説明は省略する。
前記回転圧縮部3にて2段圧縮された冷媒ガスは、吐出管14から吐出されてガスクーラAに流入し、このガスクーラAから熱交換器24、膨張弁D、エバポレータEを経て戻し管18から内側密閉容器1と外側密閉容器16との間の空間S部に戻される。そして、ガスクーラAからの冷媒ガスは、熱交換器24の入口側ヘッダ26内に流入し、帯状体25の冷媒ガス流路25aを流れる際に、エバポレータEからの戻り冷媒ガスとの間で熱交換して冷却される。冷却された冷媒ガスは、出口側ヘッダ27内に流入し、この出口側ヘッダ27から吐出されて膨張弁Dに供給される。
又、エバポレータEからの戻り冷媒ガスは、前記と同様に内側密閉容器1と外側密閉容器16との間の空間S部で気液分離され、液化オイルと液化冷媒液はオイル溜め19Aに落下し、冷媒ガスはオイル溜め19Aより上方の領域に溜まる。即ち、空間S部はアキュームレータF1の機能を果たすことになる。更に、この空間S部の戻り冷媒ガスは、外側密閉容器16の容器16aの側壁を挟んで前記熱交換器24と接しているため、前記のように熱交換器24を通過する冷媒ガスとの間で熱交換が行われる。その結果、前記と同様に熱交換器24を通過する冷媒ガスは約35℃に冷やされ、空間S部の戻り冷媒ガスは約15℃に温められる。
温められた戻り冷媒ガスは、前記吸入管13により吸入されて第1段回転圧縮部3aに供給される。
第1段回転圧縮部3aに供給された冷媒ガスは、前記第1シリンダ9の吸入ポート9bから円形孔9aの低圧室に吸入され、この円形孔9a内を偏心回転する第1ローラ10により圧縮され、高圧室から吐出ポートを経て内側密閉容器1内に吐出される。この第1段回転圧縮部3aで圧縮された冷媒ガスは、中間圧(3〜9MPa)まで昇圧される。
内側密閉容器1内に吐出された中間圧の冷媒ガスは、前記小形吸入管13aから吸入されて第2段回転圧縮部3bに供給される。小形吸入管13aから吸入された中間圧の冷媒ガスは、前記第2シリンダ11の吸入ポート11bから円形孔11aの低圧室に吸入され、この円形孔11a内を偏心回転する第2ローラ12により圧縮されて高圧室から吐出ポート11cに吐出される。この第2段回転圧縮部3bで圧縮された冷媒ガスは、高圧(9〜15MPa)まで昇圧される。そして、吐出ポート11cに吐出された高圧の冷媒ガスは、前記吐出管14内に流入し外部に吐出されてガスクーラAに供給される。
本発明によるアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサは、特に自動車用
空調機に適したものであるが、これに限定されずに一般の空調機、冷凍・冷蔵装置の冷凍
サイクル用コンプレッサとして適用できるものである。
本発明に用いる2段圧縮回転式コンプレッサの概略断面図である。 本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの実施形態を示す模式的概略図である。 本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサを自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んだ例を示す回路図である。 本発明に係るアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサの他の実施形態を示す一部破断概略斜視図である。 図4における概略横断面図である。 熱交換器の構成部材を示すもので、(a)はその分解斜視図、(b)は取付前の状態を示す斜視図である。 従来のコンプレッサを自動車用空調機の冷凍サイクルに組み込んだ例を示す回路図である。
符号の説明
1 内側密閉容器
2 電動機部
3 回転圧縮部
3a 第1段回転圧縮部
3b 第2段回転圧縮部
4 回転軸
5 ターミナル
9 第1シリンダ
10 第1ローラ
11 第2シリンダ
12 第2ローラ
13 吸入管
14 吐出管
16 外側密閉容器
17 熱交換器
17a マイクロチューブ
18 戻し管
19A、19B オイル溜め
20 オイル戻し管
24 熱交換器
25 帯状体
25a 冷媒ガス流路
26 入口側ヘッダ
27 出口側ヘッダ

Claims (3)

  1. 外側密閉容器の内部に内側密閉容器を設けて二重構造とし、前記内側密閉容器内には電動機部と、この電動機部により駆動される第1段回転圧縮部及び第2段回転圧縮部とからなる回転圧縮部を設け、前記外側密閉容器にはエバポレータからの冷媒ガスの戻し管を接続すると共に、この外側密閉容器内に吸入管を設けて前記第1段回転圧縮部に接続し、前記第2段回転圧縮部には第1段回転圧縮部で圧縮されて内側密閉容器内に吐出される中間圧の冷媒ガスを吸入する吸入管と、圧縮後の高圧冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管を接続し、更に前記外側密閉容器の外周部にガスクーラからの冷媒ガスを通すと共に膨張弁に接続する熱交換器を設けてなることを特徴とするアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサ。
  2. 前記熱交換器は、外側密閉容器の外周部に沿って配設した熱伝導率の高い材料からなるチューブで構成されていることを特徴とする請求項1記載のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサ。
  3. 前記熱交換器は、外側密閉容器の外周部に沿って配設した熱伝導率の高い材料からなる帯状体と、この帯状体の一方の端部に接続した入口側ヘッダ及び他方の端部に接続した出口側ヘッダとから構成され、前記帯状体の内部には前記入口側ヘッダに一端が連通し、前記出口側ヘッダに他端が連通する複数の冷媒ガス流路が並設されてなることを特徴とする請求項1記載のアキュームレータ内蔵及び熱交換器一体型コンプレッサ。
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