JP2005143878A - 吸収性インナー物品のズレ防止構造 - Google Patents

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智昭 石田
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志津子 三浦
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Abstract

【課題】 製品の隅部からのめくれによってズレ止めが剥がれるのを防止して、ズレ止めを確実に固定し、かつ接着剤等が股下で幅方向に付着し合うのを防ぐ。
【解決手段】 アウター物品に対しズレを防止するための接合手段を用いたズレ止め部を有し、前記ズレ止め部が、股間対応区域3を避けて前側対応区域4および後側対応区域5に配置した前側ズレ止め部2aおよび後側ズレ止め部2bに分割した両ズレ止め部として設けられ、該両ズレ止め部2a,2bの間に80mm以上の距離dを置き、該両ズレ止め部2a,2bを合わせた長さa+bがインナー物品本体10の全長cの30%以上である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、吸収性インナー物品のズレ防止構造に関し、おむつ等のアウター物品に対し着脱可能な構造として適するものである。
尿とりパッドのような吸収性インナー物品はズレ防止構造が重要視される。特にパンツ用パッド等比較的動きのある対象者用のパッドには、図3(a)に示すように、物品本体30の裏面側の前後2箇所にズレ止め部32を設けて、2点止めのズレ止め機能を付与したものもあるが、接着部が比較的小さいものが多く、十分なズレ止め効果が得られていない。
そこで、図3(b)に示すように、物品本体30のほぼ全長にわたって連続したズレ止め部32を設け、全長にわたるズレ止め機能を付与して効果を上げようとしても、アウター物品へのパッド装着時に、股間対応区域のホットメルト接着剤等が股下で幅方向に付着し合ってしまうという問題が生じている。また、例えば、特開2001−145662号公報に開示された使い捨ての体液処理用品は、ズレ止めの位置が製品隅部の範囲内に限定されているため、ズレ止めが不十分である。
特開2001−145662号公報
本発明は、製品のめくれによってズレ止めが剥がれるのを防止して、ズレ止めを確実に固定することができ、かつ接着剤等が股下で幅方向に付着し合うことのない吸収性インナー物品のズレ防止構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、アウター物品に対しズレを防止するための接合手段を用いたズレ止め部を有する吸収性インナー物品のズレ防止構造において、前記ズレ止め部が、股間対応区域を避けて前側対応区域および後側対応区域に配置した前側ズレ止め部および後側ズレ止め部に分割した両ズレ止め部として設けられ、該両ズレ止め部の間に80mm以上の距離を置き、該両ズレ止め部を合わせた長さが前記インナー物品本体全長の30%以上であることを特徴とする。
本発明に係る吸収性インナー物品のズレ防止構造は、前記股間対応区域で折り返した状態での中央部に前記両ズレ止め部が位置していることが好ましい。また、例えば、前記インナー物品本体の前後両端にフラップ部を有し、前記ズレ止め部は、前記フラップ部が折り返された状態で接触しない位置にあることが好ましい。
本発明は、製品のめくれによってズレ止め部が剥がれるのを防止することができ、ズレ止め部をアウター物品に対ししっかりと固定することができ、製品使用時に、股間対応区域が狭くなっても、裏面シート側の接着剤同士が接着し合って吸収体がよれるようなことがないという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態につき、以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る吸収性インナー物品の装着前の展開状態を示す表面図、図2はその裏面図である。この吸収性インナー物品1は、図示しないアウター物品に対し位置決めしてズレを防止するための接着剤を用いたズレ止め部(図2において斜線を施して示した範囲)を有し、このズレ止め部が、股間対応区域3を避けて前側対応区域4および後側対応区域5に前側ズレ止め部2aおよび後側ズレ止め部2bに分割配置した両ズレ止め部として設けられている。そして、このインナー物品1は、両ズレ止め部2a,2bにより図示しないブリーフやおむつなどのアウター物品の内面に着脱可能である。
また、このインナー物品1は、股間対応区域3(図1に示す2本の平行な二点鎖線の間の区域)、前側対応区域4および後側対応区域5を備えるパッドと称されており、透液性の表面シート11と、不透液性の裏面シート12と、これらの両シート11,12の間に封入され破線にて示したコア13とを備えている。このコア13が入っている領域が物品本体10であり、この領域が主として尿等の液体を吸収する。また、インナー物品1は、幅を等分する二等分中心線に関して左右対称、かつ長さを等分する二等分中心線CLに関して前後にも対称であって、前後両端のフラップ部16を含め二等分中心線CLにて前後二つに折り返して重ね合わせた状態での中央部に両ズレ止め部2a,2bが位置している。このように、前後にも対称であって、前後二つに折り返して重ね合わせた状態での中央部に両ズレ止め部2a,2bが位置していることにより、前後の位置関係を取り違えて着用しても何ら支障がなく、かつ前側対応区域4および後側対応区域5の中央で固着し、製品の隅部および股下部からのめくれによるズレを確実に防止するという利点がある。
インナー物品1は、破線で示したコア13が封入されている物品本体10と、コア13が封入されていないフラップ部16とを有する。そして、両ズレ止め部2a,2bは、前後両端のフラップ部16が折り返された状態で接触しない位置にある。すなわち、物品本体10の長手方向端縁からズレ止め部2a,2bまでの寸法fは、物品本体10の長手方向におけるフラップ部16の寸法eよりも大きく設定され、フラップ部16が折り返されて物品本体10に重ね合わされた状態で、該フラップ部16の先端がズレ止め部2a,2bまで達しないように寸法設定されている。これにより、フラップ部16がインナー物品本体10に折り重ねられた状態になっても、フラップ部16がズレ止め部2a,2bにくっついてしまってこの部分から尿漏れが生じ易くなるようなことがなく、このくっつきを剥がそうとして裏面シート12を損傷するようなことがなく、かついという利点がある。
表面シート11は、織布または不織布などの透液性材料からなっていて、コア13よりも大きなほぼ長方形をなしている。裏面シート12は、不織布または合成樹脂フィルムなどの不透液性であって表面シート11とほぼ同一形状の材料からなっている。そして、表面シート11および裏面シート12は、コア13が入っていない四方の端部をホットメルト接着剤などのシート接合手段により相互に接合して、コア13を囲む四方の端部を閉じることで、間に挟んだ状態にて該コア13が封入されている。
また、表面シート11および裏面シート12は、相互に接合し左右方向すなわち物品本体10の幅方向に沿って続く前後両端部がフラップ部16を形成し、前後方向すなわち物品本体10の長手方向に沿って続く両端部がそれぞれの側端シート21によって覆われている。この側端シート21は、長方形の不透液性材料からなり、表面側部分が漏れ止め部22を形成している。
この漏れ止め部22は、長手方向の両端がフラップ部16とこれに続く物品本体10の隅部、および物品本体10の側縁の表面シート11に重ね合わされ接合されており、長手方向に沿って続く端縁近傍部分に弾性部材を有し、この部分が長手方向に伸縮可能である。また、側端シート21は、裏面シート12に全長にわたってほぼ全面的に接合されている裏面部分23を有している。
コア13は、吸液性材料からなり、前側対応区域4および後側対応区域5の幅および全長が物品本体10の幅および全長よりも若干小さく設定されており、かつ股間対応区域3の幅が縮小されて縊れた形状を有している。
前後の両ズレ止め部2a,2bは、図示しないアウアー物品に対面する裏面シート12上に物品の接合手段としてホットメルト接着剤を用い、図2において斜線を施して示した長方形の範囲に形成し、該両ズレ止め部2a,2bの間の距離dが80mm以上であって、該両ズレ止め部2a,2bを合わせた長さl=a+bがインナー物品本体10の全長cの30%以上、つまり{(a+b)/c}×100=30以上であり、両フラップ部16を含めて前後二つに折り返して重ね合わせた状態での中央部に配置してある。即ち、図2において、距離d/2=e+fが成立する。
両ズレ止め部2a,2bは、股間対応区域3を避けて前側対応区域4および後側対応区域5に配置した前側ズレ止め部2aおよび後側ズレ止め部2bに分割して設けられているので、表面シート11側の接着剤同士が接着し合って吸収体がよれるようなことがない。なお、両ズレ止め部2a,2bは、インナー物品使用前には、二点鎖線で示したズレ止めテープ25で覆って保護してある。
この実施例に係るズレ止めテープ25の貼付は、従来の製法を製品に等間隔にてズレ止めテープ25を貼り付ける方法として使うことで、1つのズレ止め貼付ラインで行うことができるという利点がある。このような方法で製造した本発明の実施例に係るインナー物品1は、両フラップ部16を含めた製品長さが420mm、インナー物品本体10の全長cが370mmに対して、ズレ止め部2a,2b全体の長さl=a+bが100mm×2枚=200mm、両ズレ止め部2a,2b間の距離または間隔dが110mm、前後の端縁から該端縁に最も近いズレ止め部の縁位置までの距離e+fが55mm×2個所である。フラップ部16の寸法eが25mm×2個所である。
本発明は、アウター物品として、ブリーフ、おむつカバー、ショーツその他の下着類、テープタイプのおむつもしくはそのカバー、またはパンツタイプのおむつもしくはそのカバーのいずれにも適用することができる。本発明に係るインナー物品は前後に非対称であってもよく、物品の接合手段には、接着剤のみならず、粘着剤も含まれる。接着剤としてはホットメルト以外に、澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルローズ)などの水溶性の糊または流動性の高い接着剤が使用可能であり、シート接合手段にはこれら以外に超音波による溶着がある。インナー物品の形状は、長方形に限らず、四隅部を傾斜線に沿ってカットした八角形でもよい。
本発明の実施の形態に係る吸収性インナー物品の表面図である。 本発明の実施の形態に係る吸収性インナー物品の裏面図である。 従来例の概略裏面図である。
符号の説明
1:インナー物品、2:ズレ止め部、3:股間対応区域、4:前側対応区域、5:後側対応区域、10:物品本体、11:表面シート、12:裏面シート、13:コア、16:フラップ部、21:側端シート、22:漏れ止め部、23:裏面部分、25:ズレ止めテープ。

Claims (3)

  1. アウター物品に対しズレを防止するための接合手段を用いたズレ止め部を有する吸収性インナー物品のズレ防止構造において、前記ズレ止め部が、股間対応区域を避けて前側対応区域および後側対応区域に配置した前側ズレ止め部および後側ズレ止め部に分割した両ズレ止め部として設けられ、該両ズレ止め部の間に80mm以上の距離を置き、該両ズレ止め部を合わせた長さが前記インナー物品本体全長の30%以上であることを特徴とする吸収性インナー物品のズレ防止構造。
  2. 前記股間対応区域で折り返した状態での中央部に前記両ズレ止め部が位置していることを特徴とする請求項1に記載の吸収性インナー物品のズレ防止構造。
  3. 前記インナー物品本体の前後両端にフラップ部を有し、前記ズレ止め部は、前記フラップ部が折り返された状態で該フラップ部に接触しない位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性インナー物品のズレ防止構造。
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