JP2005143581A - 高周波切開処置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生体組織の状態に影響されることなく留置チューブの装着孔を生体組織に穿設でき、留置チューブを簡単確実に留置させる高周波切開処置装置が求められている。
【解決手段】 体腔内に挿入設置されたガイドワイヤ22が挿通される管路12aを有し、絶縁部材により形成されたパイプ状のシース部12と、このシース部12の先端外周に設けたリング状の電極部13と、このシース部12の基端に設けられ、高周波電源に接続するための接続端子19とを有する操作部15と、電極部13と接続端子19を電気的に接続する導線18をシース部12の外側に沿って配置する導線管路18aを備え、シース部12の最先端は、電極部13の先端よりも挿入方向に突出されている高周波切開処置装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、体腔内臓器の嚢胞に留置チューブを留置させる際に、臓器の壁面から嚢胞に設ける挿通孔の穿設に用いる高周波切開処置装置に関する。
医療分野において、体腔内の病変部の観察治療に内視鏡が用いられている。この内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部を有し、その挿入部の先端に設けられた対物レンズにより捉えた観察部位像を光学的に接眼部へと伝送して、術者が接眼部にて眼視観察したり、または、対物レンズの焦点位置に固体撮像素子を配置し、その固体撮像素子により撮像生成した撮像信号を用いてモニターに表示した内視鏡画像を術者が観察する。或いは、挿入部先端に超音波振動子を含む超音波送受信部を配置し、生体組織からの反射超音波により生成した超音波断層画像信号を用いてモニターに表示した超音波断層画像を術者が観察する。これら内視鏡は、体腔内の観察と共に、各種処置具を前記挿入部のチャンネルを介して体腔内に挿通させて、病変部の生体組織の採取、及び病変部の治療処置にも使用される。
この病変部の治療処置において、例えば、膵臓内に生じる嚢胞は、時間の経過と共に嚢胞が膨張肥大化して他の臓器に影響したり、または、疼痛の原因となることがある。このような場合、嚢胞を膨張肥大化している内容物を排出することにより、他の臓器への影響と疼痛を解消することができる。このために、内視鏡を用いて嚢胞に穿刺針を穿刺して、嚢胞内容物を排出させている。この嚢胞に穿刺された穿刺針は、そのまま放置させることはできないために、嚢胞が膨張するたびに、前述した穿刺針による内容物の排出治療を施す必要がある。
しかし、近年は、ステントと称される留置チューブを嚢胞に穿刺配置させておくことにより、嚢胞の内容物を常時排出させる治療が用いられるようになっている。この留置チューブは、前記穿刺針により嚢胞に穿設された狭窄な針穴を用いて装着する。この狭窄な針穴に留置チューブを挿入装着させる各種方法が例えば、特許文献1と特許文献2に提案されている。
特許文献1に開示された方法は、まず、高周波電流が通電された状態の穿刺針を生体組織に刺入して、高周波電流により生体組織を焼きながら穿刺針により孔を穿設する。次に、生体組織に目的の孔が穿設されると高周波電流の通電が停止され、続いて、前記穿刺針にガイドワイヤを挿入させ、そのガイドワイヤを前記穿刺針の先端から生体組織の孔内に突出させる。そして、生体組織の孔内にガイドワイヤが突出されると、前記穿刺針のみを生体組織から抜き去り、残されたガイドワイヤにステントである留置チューブを挿通して、ガイドワイヤを案内として留置チューブを前記生体組織に設けられた孔に装着留置する。
又、特許文献2に開示された方法は、まず、スタイレット、このスタイレットを内挿する穿刺針管、この穿刺針管を内挿するステントである留置チューブ、留置チューブを仮固定し、前記穿刺針を内挿するシースからなっている。次に、前記スタイレットと穿刺針の先端は鋭利に形成され、前記留置チューブの先端は生体組織への刺入をスムーズにするためのテーパー部が形成されている。そして、前記スタイレットと穿刺針の先端により生体組織に穿設された針穴に前記留置チューブの先端に設けたテーパー部により拡張しながら刺入させて、留置チューブを生体組織の所定の位置に装着留置する。
特開平11−47151号公報 特開2000−14769号公報
従来、嚢胞の膨張肥大を解消するために、嚢胞の内容物を排出するためのステントである留置チューブを装着留置させることが行われている。この嚢胞に前記留置チューブを装着留置させる前記特許文献1に提案されている方法は、高周波電流を通電させた穿刺針により生体組織を焼きながら孔を穿設している。この高周波電流により焼き取られた生体組織は、穿刺針の管内に残留固化する。このため穿刺針の高周波電流が印加される電極部分の管内が詰まることがある。これにより、穿刺針の生体組織の深部への刺入ができなかったり、又、生体組織への刺入後に、ガイドワイヤを挿通した際に、穿刺針の管内に詰まっている生体組織によりガイドワイヤを嚢胞内へ挿通突出ができなかったり、或いは、ガイドワイヤにより詰まっていた生体組織を嚢胞内に放出させてしまう等の不具合が生じている。
又、前記特許文献2に提案されている方法は、スタイレットと穿刺針により穿設された狭窄な針穴を留置チューブの先端側のテーパー部により拡大させながら挿入留置させている。しかし、嚢胞の状態が進行して、嚢胞壁が繊維化して硬くなると、その繊維化されて硬い嚢胞壁に穿設された狭窄な針穴を前記留置チューブの先端部のテーパー部による拡張が困難となり、留置チューブの装着留置が困難となる不具合が生じている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、生体組織の状態に影響されることなく留置チューブの装着孔を生体組織に穿設し、かつ、留置チューブを簡単確実に装着留置させる高周波切開処置装置を提供することを目的としている。
本発明の高周波切開処置装置は、体腔内に挿入設置されたガイドワイヤ20が全長に亘り挿通される管路12aを有し、絶縁部材により形成されたパイプ状のシース部12と、このシース部12の先端の外周に設けられたリング状の電極部13と、前記シース部12の基端に設けられ、前記シース部12の把持機能と高周波電源に接続するための接続端子17とを有する操作部15と、前記電極部13から延出され、前記操作部15の接続端子17に電気的に接続する導線18を前記シース部12の外側に沿って配置する導線管路18aと、を具備することを特徴としている。
本発明の高周波切開処置装置の前記シース部12の最先端は、前記電極部13の先端よりも挿入方向に突出されていることを特徴としている。
本発明の高周波切開処置装置の前記導線管路18aは、前記ガイドワイヤ22を挿通する管路12aと平行して、前記シース部12の内部に設けられたことを特徴としている。
本発明の高周波切開処置装置により、留置チューブの装着孔を簡素な操作により、確実に穿設でき、留置チューブの装着も簡単確実に行えるようになった。
本発明の高周波切開処置装置は、高周波電流の供給用の導線が配置される導線管路、電極部、及びガイドワイヤの間の電気的絶縁が確実に確保できると共に、ガイドワイヤの案内により留置チューブの装着孔の穿設と、留置チューブの装着も簡単確実に行え、留置チューブの装着効率が向上する効果を有している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。本発明に係る高周波切開処置装置の第1の実施形態について図1乃至4と図7を用いて説明する。図1は本発明に係る高周波切開処置装置の一実施形態の構成を示す断面図、図2は本発明に係る高周波切開処置装置による生体組織の切開開始操作状態を説明する説明図、図3は本発明に係る高周波切開処置装置による生体組織の切開操作状態を説明する説明図、図4は本発明に係る高周波切開処置装置により穿設された留置チューブ装着孔への留置チューブの装着操作を説明する説明図、図7は内視鏡装置の穿刺針の穿刺操作とガイドワイヤの装着操作を説明する説明図である。
本発明の高周波切開処置装置の一実施形態の構成について図1を用いて説明する。高周波切開処置装置11は、図示していない内視鏡の処置鉗子チャンネルに挿通される外径と、全長に亘り後述する穿刺針とガイドワイヤが挿通される管路12aとを有し、絶縁部材により形成された長尺なパイプ状のシース部12と、このシース部12の基端側に設けられた操作部15とからなっている。
前記シース部12の先端の外周には、単一電極型のリング状に形成された電極部13が設けられている。この電極部13は、前記シース部12の最先端から基端側の距離lの位置に設けられている。前記電極部13からは、導線18が延出されている。この導線18は、前記シース部12の外側に沿って配置されて、後述する接続端子19に接続されている。
前記操作部15は、略Y字状に形成されて、前記シース部12の管路12aと同一径の管路16aを有して前記シース部12の基端外周に嵌合固定される把持部16と、この把持部16から分岐延出された端子部17とからなる。この端子部17には、前記シース部12の基端外側に対して導線管路17aが設けられている。この端子部18の基端には、接続端子19が配置されている。前記端子部17の導線管路17aには、前記シース部12の外側に沿って配置された導線18の基端側が挿通されて前記接続端子19に電気的に接続されている。この接続端子19には、図示していない高周波電源装置に接続されたコネクタが装着されるようになっている。つまり、高周波電源装置から接続端子19、導線18を介して、前記電極部13に高周波電流が供給され、この高周波電流により電極部13により生体組織の切開処置が行われる。
前記シース部12の外周には、絶縁部材により形成された保護被覆14が設けられている。この保護被覆14は、前記電極部13の基端外側から前記把持部16の先端外側までの間を被覆している。この保護被覆14により、前記シース部12の外側に沿って配置されている導線18が挿通される導線管路18aが設けられている。
この高周波切断処置装置11を用いた体腔内の胃壁面から膵臓内の嚢胞への生体組織の高周波切断処置動作について説明する。この高周波切断処置操作の説明の前に、図7を用いて超音波内視鏡による胃壁面から膵臓内の嚢胞への穿刺針の穿刺操作について説明する。図示していない超音波内視鏡の挿入部が胃内に挿入されて、挿入部先端に設けられている超音波送受信部から胃壁を介して膵臓に対して超音波が送信され、かつ、膵臓から反射された超音波を受信し、その反射超音波から膵臓の超音波断層画像を生成する。この超音波断層画像から術者は、膵臓内の嚢胞の位置を確認しながら、超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに穿刺針鉗子21を挿通させる。この穿刺針鉗子21は、軸方向に中空部を有するパイプ状に形成され、先端は鋭利に成型されている。この穿刺針鉗子21の先端は、前記超音波断層画像による観察の下において、内視鏡挿入部の先端から突出させて、図7(a)に示すように、胃壁23から膵臓24の嚢胞25へと穿刺する。
このように、嚢胞25に穿刺針鉗子21の先端が穿刺されると前記穿刺針鉗子21の中空部にガイドワイヤ22を挿通して、図7(b)に示すように、このガイドワイヤ22の先端を穿刺針鉗子21の先端から嚢胞25の内部へと刺し入れる。このガイドワイヤ22の先端が前記嚢胞25に刺し入れると、このガイドワイヤ22の嚢胞25への刺し入れ状態を維持しながら、前記穿刺針鉗子21のみを嚢胞25、膵臓24、胃壁23から引き抜き、かつ超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルから引き抜く。これにより、図7(c)に示すように、ガイドワイヤ22が嚢胞25に刺入状態となる。なお、前記ガイドワイヤ22の先端が嚢胞25に刺し入れた際に、図示していないが、ガイドワイヤ22の先端側の所定の長さ部分が、嚢胞25内において渦巻き状に変形させると、穿刺針鉗子21の引き抜きの際のガイドワイヤ22の状態保持が容易となる。このガイドワイヤ22の先端側の渦巻き状変形は、例えば先端側を形状記憶合金により形成し、この形状記憶合金への供給電流によって変形させる。
このようにして、超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに挿通されて嚢胞25に刺し入れた状態のガイドワイヤ22を用いて、本発明の高周波切開処置装置11による胃壁23と膵臓24の嚢胞25との間に装着する留置チューブ31の留置チューブ孔の穿設動作について図2乃至図4を用いて説明する。なお、図2と図3は、高周波切開処置具装置11の操作部15を省略して示している。
図2に示すように、前記嚢胞25に刺し入れ維持されているガイドワイヤ22の基端から前記高周波切開処置装置11のシース部12の管路12aを挿入する。前記高周波切開処置装置11は、前記ガイドワイヤ22と図示していない超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに案内されて、胃壁23へと案内挿入される。図示していない超音波内視鏡の挿入部先端から突出した前記高周波切開処置装置11のシース部12の最先端は、前記ガイドワイヤ22に案内されて胃壁23へと当接される。このシース部12の最先端の胃壁23への当接を超音波断層画像から確認されると、術者は、前記超音波切開処置装置11の接続端子19に接続された高周波電源装置から高周波電流の供給操作を行う。
この高周波電源装置からの高周波電流の供給により電極部13は、胃壁23の高周波切開を開始する。この電極部13に高周波電流を供給しながらシース部12をガイドワイヤ22の案内の下で膵臓24と嚢胞25へと進行させると、図3に示すように、電極部13により胃壁23、膵臓24、嚢胞25に電極部13の外径と略同等の留置チューブ孔26を生成する。すなわち、穿刺針鉗子20により穿設された狭窄な孔に比して大きく、前記高周波切開処置装置11の電極部13の外径と略同等の内径の留置チューブ孔26が形成できる。
この高周波切開処置装置11による胃壁23、膵臓24、嚢胞25への留置チューブ孔26の穿設が前記超音波断層画像により確認されると、術者は、前記超音波切開処置装置11をガイドワイヤ22に案内されて生体組織と超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルから引き抜く。なお、このとき、ガイドワイヤ22は、嚢胞25に刺し入れられた状態である。
次に、図4に示すように、前記ガイドワイヤ22の基端から留置チューブ31と、この留置チューブ31を押通させる押通用チューブ32とを挿入し、図示していない超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルへと挿入する。前記押通用チューブ32により押通され、前記処置鉗子チャンネルとガイドワイヤ22により案内された留置チューブ31は、超音波内視鏡の挿入部先端からガイドワイヤ22に案内されて、胃壁23、膵臓24、嚢胞25に形成されたいる留置チューブ孔26へと挿入される。この留置チューブ31の留置チューブ孔26への挿入が超音波断層画像により確認されると、前記ガイドワイヤ22を嚢胞25、膵臓24、胃壁22から引き抜き、かつ、押通用チューブ32と共に、超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルから引き抜く。前記ガイドワイヤ22が引き抜かれた留置チューブ31は、前記留置チューブ孔26に留置される。この留置チューブ31は、軸方向の一部外側には、互いに対向する方向に切り起こされた一対のフラップ31a,31bが設けられ、このフラップ31a,31bが胃壁23と嚢胞25などに係合されて、前記留置チューブ孔26に留置できる。
すなわち、ガイドワイヤ22に案内されて、先端部にリング状の電極部13を有するシース部12を生体組織に押圧当接させ、前記電極部13に供給した高周波電流により生体組織を切開するために、電極部13の外径に略等しい孔を穿設でき、かつ、生体組織の資質が変化していても切開穿設が可能となる。又、嚢胞25に刺し入れたガイドワイヤ22に、高周波切開処置装置11と留置チューブ31との挿通入れ換えを行うのみの簡単作業により留置チューブ31の留置処置が可能となる。
又、前記高周波切開処置装置11は、シース部12の最先端を電極部13から挿入方向に突出させ、かつ、電極部13から延出して前記接続端子19に接続された導線18は、シース部12の外側と、その外側を被覆する保護被覆14とにより形成した導線管路18aに配置したことにより、ガイドワイヤ22との間の高周波電流の漏電も生じることはない。
次に、本発明に係る高周波切開処置装置11による超音波断層画像の下での高周波切開処置動作の変形例について、図5を用いて説明する。なお、図1及び図7との同一部分は、同一符号を付して詳細説明は省略する。前述では、超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに穿刺針鉗子21を挿通させ、その穿刺針鉗子21の先端を生体組織に穿刺後、ガイドワイヤ22を穿刺針鉗子21に挿通させて先端を生体組織に刺し入れる。このガイドワイヤ22を残して、穿刺針鉗子21を引き抜いた後、ガイドワイヤ22に案内されて、前記高周波切開処置装置11が挿入していた。
これに対して、この変形例は、前記高周波切開処置装置11の把持部16の管路16aから、ガイドワイヤ22が挿通された穿刺針鉗子21を挿入した状態において、超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに挿入し、前記留置チューブ孔26を形成する方法である。 すなわち、前記ガイドワイヤ22が挿入された穿刺針鉗子21を前記高周波切開処置装置11の把持部16の管路16aからシース部12の管路12aへと挿入する。なお、前記穿刺針鉗子21の先端からガイドワイヤ22は突出させてなく、かつ、穿刺針鉗子21の針先は、シース部12の先端から突出させてない状態とする。
このように、前記穿刺針鉗子21とガイドワイヤ22が挿入された高周波切開処置装置11を図示していない超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに挿入し、超音波断層画像の下で、内視鏡挿入部を体腔内の観察患部である胃壁23へと導く。目的の胃壁23へと超音波内視鏡の挿入部先端が挿入位置決めされると、前記穿刺針鉗子21を内視鏡挿入部先端と、高周波切開処置装置11のシース部12の先端から突出させて胃壁23、膵臓24、嚢胞25へと穿刺し、かつ、ガイドワイヤ22を嚢胞25内に刺し入れる。その後、穿刺針鉗子21を引き抜き、前記高周波切開処置装置11をガイドワイヤ22に案内されて胃壁23へと突出させ、かつ、電極部13に高周波電流を供給しながらガイドワイヤ22の案内の下で、留置チューブ孔26を穿設する。この留置チューブ26の穿設後、ガイドワイヤ22を残して高周波切開処置装置11が引き抜かれる。この穿設された留置チューブ孔26へのガイドワイヤ22に案内されて留置チューブ31を装着する方法は、前述した方法と同じである。
次に、本発明に係る超音波切開処置装置の他の実施形態について、図6を用いて説明する。図6は本発明に係る超音波切開処置装置の他の実施形態の構成を示し、図6(a)は側面から見た断面図、図6(b)は図6(a)の図中Y方向から先端正面図、図6(c)は図6(a)の図中X−X切断線から切断した断面図である。
この他の実施形態の高周波切開処置装置11’は、図示していない超音波内視鏡の処置鉗子チャンネルに挿通される外径と、全長に亘り穿刺針鉗子21とガイドワイヤ22が挿通される管路12’aと、電極部13’から延出された導線18’が挿通される導線管路18’aとを有する絶縁部材により形成された長尺なシース部12’と、このシース部12’の基端側に設けられた操作部15’とからなっている。前記管路12’aと導線管路18’aは、シース部12’の軸方向に並行して設けられている。
前記シース部12’の先端側の外周には、単一電極型のリング状に形成された電極部13’を設ける為の先端段部12’bが設けられている。この電極部13’は、前記シース部12’の先端段部12’bの最先端から基端側の距離lの位置に設けられている。前記電極部13’から延出された導線18’は、前記導線管路18’aに挿通されて、後述する接続端子19’に接続されている。前記シース部12’の基端の外周には、後述する操作部15’が嵌合固定される操作部固定段部12’cが設けられている。
前記操作部15’は、略Y字状に形成されて、前記シース部12’の管路12’aと同一径の管路16’aを有し、前記シース部12’の基端外周に設けられた操作部固定段部12’cに嵌合固定される把持部16’と、この把持部16’から分岐延出された端子部17’とからなる。この端子部17’には、前記シース部12’の導線管路18’aに連通する導線管路17’aが設けられている。この端子部17’の基端には、接続端子19’が配置されている。前記端子部17’の導線管路17’aには、前記シース部12’の導線管路18’aに挿通された導線18’の基端側が挿通されて前記接続端子19’に電気的に接続されている。この接続端子19’には、図示していない高周波電源装置に接続されたコネクタが装着されるようになっている。つまり、高周波電源装置から接続端子19’、導線18’を介して、前記電極部13’に高周波電流が供給され、この高周波電流により電極部13’により生体組織の切開処置が行われる。
前記操作部15’の把持部16’の先端の内周には、前記シース部12’の基端の操作部固定段部12’cに嵌合させる凹部16’bが形成されている。この凹部16’bと前記操作部固定段部12’cとの嵌合接着により前記シース部12’と操作部15’との接続固定が行われる。
このような構成の高周波切開処置装置11’は、図2乃至図4を用いて前述した第1の実施形態と同様に、図示していない超音波内視鏡の監視下において、穿刺針鉗子21を挿通させて生体組織の目的部位に穿刺し、その穿刺針鉗子21の中空部にガイドワイヤ22を挿通して目的部位に刺し入れる。この目的部位に刺し入れたガイドワイヤ22の基端から高周波切開処置装置11’のシース部12’の管路12’aを挿入する。この高周波切開処置装置11’は、前記ガイドワイヤ22に案内されて生体組織の目的部位へと挿入される。この高周波切開処置装置11’のシース部12’の最先端を前記ガイドワイヤ22に案内されて生体組織の目的部位に当接させ、電極部13’に高周波電流を供給しながらシース部12’を進行させて生体組織の目的部位に前記留置チューブ孔26を穿設する。この留置チューブ孔26が穿設後、前記ガイドワイヤ22を残して、前記高周波切開処置装置11’を引き抜き、前記ガイドワイヤ22に案内されて留置チューブ31を前記留置チューブ孔26へと挿入される。
前記高周波切開処置装置11’は、シース部12’の先端段部12’bの最先端を電極部13’から挿入方向に突出させ、かつ、電極部13’から延出して前記接続端子19’に接続された導線18’は、シース部12’に管腔12’aと絶縁隔離して並行に形成した導線管路18’aに配置したことにより、ガイドワイヤ22との間の高周波電流の漏電も生じることはない。
以上の説明において、本発明に係る超音波切開処置装置による留置チューブ孔の穿設操作は、超音波内視鏡の超音波断層画像による監視下における例を用いたが、超音波内視鏡以外の、例えば、X線、MRI等の観察診断装置による監視下においても用いることができる。
[付記]
以上詳述した本発明の実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
(付記1) 体腔内に挿入設置されたガイドワイヤが全長に亘り挿通される管路を有し、絶縁部材により形成されたパイプ状のシース部と、
このシース部の先端の外周に設けられたリング状の電極部と、
前記シース部の基端に設けられ、前記シース部の把持機能と高周波電源に接続するための接続端子とを有する操作部と、
前記電極部から延出され、前記操作部の接続端子に電気的に接続する導線を前記シース部の外側に沿って配置する導線管路と、
を具備することを特徴とした高周波切開処置装置。
(付記2) 前記シース部の最先端は、前記電極部の先端よりも挿入方向に突出されていることを特徴とした付記1記載の高周波切開処置装置。
(付記3) 前記導線管路は、前記ガイドワイヤを挿通する管路と平行して、前記シース部の内部に設けられたことを特徴とした付記1記載の高周波切開処置装置。
本発明に係る高周波切開処置装置の一実施形態の構成を示す断面図。 本発明に係る高周波切開処置装置による生体組織の切開開始操作状態を説明する説明図。 本発明に係る高周波切開処置装置による生体組織の切開操作状態を説明する説明図。 本発明に係る高周波切開処置装置による生体組織への留置チューブの装着操作を説明する説明図。 本発明に係る高周波切開処置装置による超音波断層画像下の高周波切開処置動作の変形例を説明する説明図。 本発明に係る高周波切開処置装置の他の実施形態の構成を示す断面図。 本発明に係る内視鏡装置の穿刺針の穿刺操作とガイドワイヤの装着操作を説明する説明図。
符号の説明
11 高周波切開処置装置
12 シース部
13 電極部
14 保護被覆
15 操作部
16 把持部
17 端子部
18 導線
19 接続端子
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (3)

  1. 体腔内に挿入設置されたガイドワイヤが全長に亘り挿通される管路を有し、絶縁部材により形成されたパイプ状のシース部と、
    このシース部の先端の外周に設けられたリング状の電極部と、
    前記シース部の基端に設けられ、前記シース部の把持機能と高周波電源に接続するための接続端子とを有する操作部と、
    前記電極部から延出され、前記操作部の接続端子に電気的に接続する導線を前記シース部の外側に沿って配置する導線管路と、
    を具備することを特徴とした高周波切開処置装置。
  2. 前記シース部の最先端は、前記電極部の先端よりも挿入方向に突出されていることを特徴とした請求項1記載の高周波切開処置装置。
  3. 前記導線管路は、前記ガイドワイヤを挿通する管路と平行して、前記シース部の内部に設けられたことを特徴とした請求項1記載の高周波切開処置装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109715097A (zh) * 2016-07-29 2019-05-03 库克医学技术有限责任公司 具有用于进入解剖学结构的单个导电管状元件的电外科设备

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