JP2005142990A - 列車無線システムの非常時通話方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗客からの非常事態発生の通報に乗務員が応答できないときでも、早期に非常事態への対応がとれるようにする。
【解決手段】列車内の緊急通報装置931、932…からの緊急通報を車上局911が受信したのち、所定時間内に乗務員の応答がないと、車上局911はその通報を中央指令所100へ転送するとともに発信元の緊急通報装置と中央指令所100との回線を接続して、通報を発した乗客と中央指令所100の運転指令員が通話できるようにする。これによって中央指令所では乗務員が応答できないときでも非常事態の発生とその内容を迅速に把握できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、列車無線システムの非常時通話方法に関するものである。
列車無線システムには、通常の運転指令や業務連絡に用いられる通話系チャネル、非常時通話や緊急通報に用いられる非常系チャネル、及び軌道等の保守員と指令所、保守員と保守員の間の連絡に用いられる保守系チャネルが設けられている。列車及び保守員は移動体であるから、これらはそれぞれ移動局を有しており、これらは軌道に沿って配置された基地局を介して中央指令所と接続され、また移動局間での通信を行う。
このような列車無線システムにおいて、事故や災害などの非常事態が発生し、列車乗務員から中央指令所へ非常系チャネルを用いて報告が行われると、その報告を受けた中央指令所の指令員から関連する列車の乗務員や保守員、さらに他の指令員等への指令、連絡が出されて非常事態への対応が行われる。しかし、列車からの非常事態の通報を受けるのは通常は1人の指令員であり、通報を受けて事態の詳細が把握できてから他の列車等へ非常事態の詳細が知らされる迄には時間が経過し、対応が遅れてしまう危険性がある。例えば韓国・大邱市の地下鉄火災事故では、駅ホームに停車中の車両が火災を発生し、その状況を正確に把握できていない対向車が同じ駅の隣接ホームへ入って大きな事故を招いてしまった。
上記のような非常事態の通報遅れを回避する技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この公知技術では、いずれかの列車から緊急事態を知らせる連絡が入ると、中央指令所でその緊急事態に対応する必要がある列車等へ自動的に緊急呼び出しをかけてそれらの列車等の乗務員と中央指令所が会議電話形式で通話を行い、中央指令所の指令員と各列車の乗務員が同時に事態を把握し、かつ対処方針を確認できるようにした、経済的に構成可能なシステムを開示している。
特開平11−340893号公報
上記した従来技術では、非常事態発生時には最初に防護信号が基地局経由で中央指令所に送られ、これに応じて経由した基地局対応に予め関連づけられた基地局にいる移動局へ一斉呼び出しがかけられる。そして防護信号の発信は、列車乗務員の操作によるか、又は列車装置の障害が自動検出されて防護信号が自動送出されることによっている。
一方、火災発生などの非常事態を乗客が最初に発見した場合は、通常はこの非常事態発生を乗客が車両に備え付けられた緊急通報スイッチ等の操作により乗務員に通報し、乗務員がこれを中央指令所へ連絡することになる。しかし、乗務員はこの連絡を即時に受けられる状態にあるとは限らない。例えば別の場所の火災発生のための乗客に対する緊急避難誘導に追われている場合である。このような場合には、乗客からの緊急通報は中央指令所に即時に伝えられないから、非常事態の状況を中央指令所側では迅速に把握できず正確な対応が遅れることがある。
本発明の目的は、乗客が非常事態を発見してそれを緊急通報スイッチにより乗務員に通報したとき、これに乗務員が即応しなかった場合でもその通報が直接中央指令所へ迅速に伝えられるようにした列車無線システムの非常時通話方法を提供することにある。
本発明は、中央指令所と、この中央指令所とネットワーク経由で接続されかつ軌道に沿って配置された1又は複数の基地局と、この基地局と無線回線を介して通信可能な列車上の車上局と、この車上局と列車内のLANを介して接続されかつ1又は複数の車両に設置された緊急通報装置とを備えた列車無線システムの非常時通話方法であって、
非常事態を発見した乗客が緊急通報装置に備えられた緊急通報スイッチを操作して車上局へ送った緊急通報に対して、予め定められた時間内に乗務員が当該緊急通報に応答しなかった時は前記緊急通報を中央指令所へ転送して中央指令所の運転指令員を呼び出すとともに、前記緊急通報を送信した緊急通報装置と中央指令所との間を接続して該緊急通報装置を操作した乗客と前記呼び出された運転指令員の通話を可能とし、こうして中央指令所の運転指令員が乗務員の応答がないときでも早期に非常事態の発生とその内容を把握できるようにした列車無線システムの非常時通話方法を開示する。
本発明によれば、乗客が非常事態を発見して緊急通報スイッチ押下により乗務員に通報しようとしたとき、乗務員がすぐに対応できない状況であっても、乗務員と中央指令所との間の回線を自動的に形成して非常事態発生とその内容を直接中央指令所の運転指令員に通報できるので、非常事態の対応をつねに迅速に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明になる非常時通話方法を具備した列車無線システムの例を示すもので、列車の軌道に沿って配置された基地局301、302、…30n及び車庫に設けられた基地局400は光ネットワーク200を介して中央指令所100と接続されている。基地局301、302、…30nの各々は軌道沿いに設置されたLCXケーブル(漏洩同軸ケーブル)801、802、…80nとそれぞれ接続されており、運転中の列車に搭載された車上局910又は保守員の携帯する保守携帯機は近くのLCXケーブルとの間で無線回線を形成することで、基地局801〜80nのいずれかを経由して中央指令所との通信回線が形成される。また、車庫内の列車に搭載された車上局912又は保守携帯機(図示省略)は、車庫内をその通信エリアとする基地局400に設けられたアンテナとの間で無線回線を形成し、基地局400経由で中央指令所100との通信回線が形成される。ここでLCXケーブルを介しての車上局や保守携帯機と基地局との通信回線、及び光ネットワークを介しての基地局と中央指令所との通信回線には、少なくとも通常時の連絡等に用いる通話系チャネルと非常時の通報・会話等に用いる非常系チャネルが設けられている。
中央指令所100には、中央制御装置101を中心として、複数の運転指令操作盤102、102…、保守支援システム、通話記録装置、保守無線連絡用電話機、構内交換機等が設けられ、公衆回線網とも接続されている。
軌道沿いや車庫の施設としては、上記した基地局、LCXケーブルの他に、駅務員室に設けられ、光ネットワーク200経由で列車局や中央指令所と接続されるモニタ501〜50n、信号扱所指令操作盤601〜60n、車庫指令操作盤700等がある。
列車内装置としては、列車の乗務員室に設けられた車上局911、912や操作盤921〜924の他に、各車両に緊急通報装置931〜934、車内放送用スピーカ941〜944等が設けられ、これらは車上局と図示を省略した車内回線で接続されている。緊急通報装置は、非常事態の発生を乗務員に知らせる緊急通報スイッチやマイク、スピーカ等を備えている。また車上局は、上記したLCXケーブルとの間で送受信を行うための送受信装置、車内の放送や緊急通報装置との通信を行う送受信装置、操作盤とのインタフェース等とともに、上記の通信の制御や後述の緊急通報装置からの通報を受けたときの処理等を制御する制御装置が設けられている。
図2は、非常事態発生時の本発明の非常時通話方法の流れを示すフロー図で、同図の車上局における処理は車上局の制御装置により実行される。この図で、まず乗務員が非常事態を発見したとき(ステップ9)を説明すると、非常事態を発見した乗務員は車上局に備えられたマイク/スピーカを用いて中央指令所と連絡を取り、非常事態を中央指令所へ報告する(ステップ10)。中央指令所では、この報告を受けた運転指令員が運転指令操作盤を操作して、非常事態に関連する列車の車上局、駅務員室のモニタ、信号扱所、他の運転指令操作盤、保守員の保守携帯機等に対して緊急呼び出しを行い、これらを非常系チャネルで接続して会話モードとし、非常事態に対する対処を行う(ステップ11)。このように、乗務員が非常事態を発見して自ら中央指令所と連絡を取って対処を開始するのは、前掲した特許文献1等にも示された公知技術である。図示は省略したが、保守員が非常事態を発見して中央指令所と連絡を取る場合も同様である。
次に、乗客が非常事態を発見して車両設置の緊急通報スイッチを押下したときは(ステップ1)、この通報は車上局で受信される(ステップ2)。そうするとタイマーが起動され(ステップ3)、乗務員の応答を待つ(ステップ4、5)。タイマーがタイムアップする前に乗務員の応答があれば、応答した乗務員と非常事態を通報した乗客との間で会話が行われて乗務員が非常事態の内容を把握し(ステップ6)、その後、当該乗務員が中央指令所と連絡を取って非常事態の内容を中央指令所の運転指令員に伝え(ステップ10)、中央指令所、車上局を含む会話による対処が行われる(ステップ11)。この場合の非常事態対処のための通話方法も公知のものである。
乗客が非常事態を発見して緊急通報スイッチを押下したが、車上局で乗務員の応答がないままタイマーがタイムアップしたときは(ステップ5でYes)、車上局が緊急通報を送ってきた緊急通報装置と中央指令所とを非常系チャネルで接続して緊急通報を中央指令所へ転送する(ステップ7)。これによって緊急通報が中央指令所の運転指令員に伝えられ、非常事態を発見した乗客と中央指令所の運転指令員との通話が可能となる。従ってタイマーの設定時間経過後には非常事態の発生とその内容を運転指令員は乗客から直接聞くことができる(ステップ8)。そこで運転指令員は関係各所を緊急呼び出しして非常事態への対処を行ことができる(ステップ11)。
以上の図2のステップ11では、乗務員又は乗客からの緊急通報を運転指令員が受けて緊急事態に対処するが、緊急通報が中央司令所へ送られてきたときはすべての運転指令操作盤をこの緊急通報を伝えるための非常系チャネルに強制切り替えするものとする。これによって1人の運転指令員が最初に応答すると、他の運転指令員はその応答をモニターし、事態の把握後に分担して対応に当たるようにすることで、緊急事態への対応をより確実で迅速なものとすることが出来る。
なお、以上に説明した図1のシステムでは中央指令所と各基地局との間は光ネットワークとし、各基地局と車上局との間はLCXケーブルを用いた回線としたが、これらは別の伝送媒体を用いた通信回線でも本発明が構成可能なことは云うまでもない。
本発明の非常時通話方法は、複数の車両を連結した鉄道が主な利用分野であるが、他の分野でも利用可能である。例えばビル毎に警備員が警備室に配置され、それら警備室と警備センターが無線などの回線で接続されているビル管理システムで、ビルの住人又は利用者が火災・盗難などを発見し、当該ビルの警備室に非常ベルでそれを知らせることがある。このときたまたま警備員が警備室にいないと、火災・盗難などの通報が遅れてしまう。この場合、非常ベルに通話装置を付設しておき、警備員がいなくて暫く応答がないとき、自動的に警備センターへ接続して通話が行えるようにすることで、火災・盗難などの通報を迅速に行うことが出来る。
本発明の非常時通話方法を具備した列車無線システムの構成例を示すブロック図である。 非常事態発生時の、本発明の非常時通話方法の流れを示すフロー図である。
符号の説明
100 中央指令所
102 運転指令操作盤
301〜30n 基地局
901、902 列車
911、912 車上局
931〜934 緊急通報装置

Claims (1)

  1. 中央指令所と、この中央指令所とネットワーク経由で接続されかつ軌道に沿って配置された1又は複数の基地局と、この基地局と無線回線を介して通信可能な列車上の車上局と、この車上局と列車内のLANを介して接続されかつ1又は複数の車両に設置された緊急通報装置とを備えた列車無線システムの非常時通話方法であって、
    非常事態を発見した乗客が緊急通報装置に備えられた緊急通報スイッチを操作して車上局へ送った緊急通報に対して、予め定められた時間内に乗務員が当該緊急通報に応答しなかった時は前記緊急通報を中央指令所へ転送して中央指令所の運転指令員を呼び出すとともに、前記緊急通報を送信した緊急通報装置と中央指令所との間を接続して該緊急通報装置を操作した乗客と前記呼び出された運転指令員の通話を可能とし、こうして中央指令所の運転指令員が乗務員の応答がないときでも早期に非常事態の発生とその内容を把握できるようにしたことを特徴とする列車無線システムの非常時通話方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7351727B2 (ja) 2019-11-20 2023-09-27 東日本旅客鉄道株式会社 列車用通話システム

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