JP2005142748A - 周波数選択板の修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製作した周波数選択板の再利用を図ること。
【解決手段】修正対象たる周波数選択板10の夫々の素子パターン11に対して当該素子パターン11と導通する新たな導電部11aの追加工程を設ける,例えばその新たな導電部11aに対応させた孔12aを少なくとも有する修正用マスク12を用意し、この修正用マスク12を周波数選択板10に重ね合わせた後、この修正用マスク12の孔12aを介して導電材料を印刷又は塗布することで新たな導電部11aを追加する工程を設けること。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特定の周波数の電波を反射又は透過する周波数選択板(FSS:Frequency Selective Surface)の修正方法に関する。
近年、例えば防衛関連技術において戦闘機や戦艦等の存在を他から確認されないようにする「ステルス化技術」の必要性が叫ばれており、かかるステルス化技術の一つとして周波数選択板が用いられている。
ここで、この周波数選択板は、ある一定の導体(導体パッチ又は導体スロット)の素子パターンを一定の周期で複数配列したN×M(N,M=1,2,3,…)のセルからなる周期構造膜であり、特定の周波数の電波のみを反射又は透過させる特性(周波数選択性)を備えている。
例えば、導体パッチで構成したパッチ型構造の周波数選択板は、特定の周波数の電波のみを反射するバンドストップフィルタとして作用し、導体スロットで構成したスロット型構造の周波数選択板は特定の周波数の電波のみを透過するバンドパスフィルタとして作用する。
これが為、所望の周波数選択性を備えた周波数選択板が組み込まれることによって、例えば、レドームやレーダー断面積(RCS:Rader Cross Section)低減用電磁窓等の物体(周波数選択板組込物体)のステルス化を有効に達成し得る。
ここで、一般に、周波数選択板は、ダイポール型,クロスダイポール型,トリポール型,円形リング型又は正方形ループ型等のある一定の単純形状からなる導体パッチ又は導体スロットの素子パターンが複数配列された導電パターンを備えている。
例えば、この種の周波数選択板は、特開2000−68675号公報,特開2000−68677号公報や特開2001−53484号公報に開示されている。
特開2000−68675号公報 特開2000−68677号公報 特開2001−53484号公報
一般に、周波数選択板は、その設計段階において、コンピュータ等で行ったシミュレーションや設計者の経験に基づき所望の周波数選択性となるよう導電パターン等を設定し、この設定条件に基づいて製作される。そして、この周波数選択板について、例えば周知のモーメント法(MoM),時間領域差分法(FDTD法)や有限要素法(FEM)等の解析手法を用いて性能解析を行い、所望の周波数選択性が得られているか否かを判断している。
ここで、かかる性能解析によって、製作された周波数選択板が所望の周波数選択性になっていないとの結果がでる場合もある。このように所望の周波数選択性が得られない理由としては、製作された周波数選択板の共振周波数と設計要求における共振周波数との相違が考えられる。
そこで、例えば周波数選択板の共振周波数が設計要求よりも高くなっている場合には、周波数選択板の導電パターンの密度を高めることにより、その共振周波数を低下させればよい。
しかしながら、従来においては、一旦製作した周波数選択板の導電パターン(具体的には個々の素子パターン)の変更や修正は一般に困難であり、これが為、別の導電パターンを有する新たな周波数選択板を製作し、所望の周波数選択性が得られなかった周波数選択板については廃棄処分していた。
また、そのように周波数選択板を廃棄処分にすることは、環境保護の観点からも好ましくなく、更に、廃棄処分対象の周波数選択板が増えるにつれて製品原価の増加をも招来してしまう。
更に、製作した周波数選択板の導電パターン(具体的には素子パターン)に製造装置等の何らかの原因で欠損が生じた場合にも、その周波数選択板は廃棄処分となっていた。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、製作した周波数選択板の再利用を図り得る周波数選択板の修正方法を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、請求項1記載の発明では、修正対象たる周波数選択板の夫々の素子パターンに対して当該素子パターンと導通する新たな導電部の追加工程を設けている。
上記目的を達成する為、請求項2記載の発明では、修正対象たる周波数選択板に、この周波数選択板の夫々の素子パターンと導通する追加対象の新たな導電部に対応させた孔を少なくとも有する修正用マスクを重ね合わせる工程と、その修正用マスクを介して導電材料を印刷又は塗布し、前記新たな導電部を追加する工程とを設けている。
上記目的を達成する為、請求項3記載の発明では、修正対象たる周波数選択板に、この周波数選択板の夫々の素子パターンと導通する追加対象の新たな導電部が設けられた修正用周波数選択板を重ね合わせる工程を有している。
本発明に係る周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板の導電パターンの構成要素たる素子パターンに新たな導電部を追加することができるので、追加前の素子パターンの高密度化を図り、周波数選択板の共振周波数を低下させることができる。即ち、この周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板の性能(周波数選択性)の容易な修正を可能にする。また、この周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板の素子パターンに欠損が生じていたとしても、その欠損部分に対応する新たな導電部を追加することができる。即ち、この周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板の補修を容易にする。
このように、本発明に係る周波数選択板の修正方法によれば、一旦製作した周波数選択板を廃棄処分せずに再利用することができる、という効果を奏する。
本発明に係る周波数選択板の修正方法は、製作された周波数選択板の夫々の素子パターンに対して当該素子パターンと導通する新たな導電部を追加するものである。そして、これにより、夫々の素子パターンを高密度な素子パターンへと修正して共振周波数の低下を図ったり、欠損した素子パターンの補修を行うものである。ここで、共振周波数を低下させる場合の新たな導電部とは、これを追加することにより、修正後の各素子パターンが夫々同一のパターン形状になるような形状のものであってもよく、その修正後の各素子パターンの内の少なくとも一つが異なるパターン形状になるような形状のものであってもよい。
本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例1を図1〜図8に基づいて説明する。
本実施例1においては、格子状に設けられたクロスダイポール型の複数の素子パターン11からなる導電パターンを有する図1に示す周波数選択板10を製作したが、この周波数選択板10は所望の周波数選択性になっていなかった,即ちその周波数選択板10の共振周波数が設計要求よりも高かったとする。
かかる場合、本実施例1にあっては、その周波数選択板10の性能(周波数選択性)を所望のものに修正する(即ち周波数選択板10の夫々のセルにおける素子パターン11の密度を高める)為に、夫々のセルのクロスダイポール型の素子パターン11に対して、この素子パターン11と導通するように新たな導電部を設ける。ここでは、その新たな導電部として、図2に示す如く、直線状の導電材料11aを素子パターン11の四本の枝の中間部分に追加して、新たな素子パターン11Aを形成する。
例えば、このような新たな素子パターン11Aを形成する為の導電材料11aとしては導電インクや半田等が考えられ、本実施例1にあっては、図3に示す如き周波数選択板10と略同等の大きさの修正用マスク12を使用して導電材料11aの追加を行う。ここで、この修正用マスク12には、導電材料11aを印刷又は塗布する為の孔12aが形成されている。以下においては、この修正用マスク12を用いた性能修正方法について例示する。
先ず、図4−1に示す如く修正対象の周波数選択板10を載置台100に載置する。ここで、この載置台100には周波数選択板10を位置決めする為の位置決め部100aが設けられているので、載置する際にはこの位置決め部100aにより周波数選択板10の位置決めを行う。尚、この図4−1においては、説明の便宜上、周波数選択板10の三つの辺を固定するが如く位置決め部100aを記載しているが、必ずしもこれに限定するものではない。
そして、図4−2〜図4−3に示す如く修正用マスク12を周波数選択板10に重ね合わせる。ここで、図5には、周波数選択板10に修正用マスク12を重ね合わせた図4−3の状態を上から見た図を示している。かかる状態において、導電インクや半田等の導電材料11aを修正用マスク12の上から印刷又は塗布することにより、修正用マスク12の孔12aの部分のみに導電材料11aが残存し、図6に示す新たな素子パターン11Aを有する周波数選択板10Aが出来上がる。
ここで、以上示した本実施例1においては、図2に示す新たな素子パターン11Aを形成する為に、素子パターン11の枝の中間部分に直線状の導電材料11aを追加しているが、この追加する導電材料については、その形状,位置共に図2に示す態様に限定するものではない。
例えば、図7に示す如く、素子パターン11の四本の枝の端部に導電材料11bを追加した新たな素子パターン11Bを形成してもよい。尚、かかる場合には、その導電材料11bの追加位置に対応させて修正用マスクの孔を形成する。
ここで、修正前の素子パターン11,修正後の素子パターン11A,11Bについて夫々モーメント法を用いて性能解析を行ったので、その結果を図8に示す。この図8において、実線で示したものは修正前の素子パターン11についての解析結果を、破線で示したものは修正後の素子パターン11Aについての解析結果を、一点鎖線で示したものは修正後の素子パターン11Bについての解析結果を示す。尚、ここでの修正前の素子パターン11は、共振周波数が10GHzのものである。
この解析結果によれば、素子パターン11に導電材料11a又は導電材料11bを追加した修正後の素子パターン11A又は修正後の素子パターン11Bは、共振周波数が8GHzに低下していることが判る。即ち、上述したが如く周波数選択板10の素子パターン11に導電材料11a又は導電材料11bを追加することによって、共振周波数を20%低下させた周波数選択板を得ることができる。
以上示した如く、本実施例1に係る周波数選択板の修正方法は、製作された周波数選択板10の各素子パターン11に対して様々な形状の導電材料11a,11bを容易に追加することができる。そして、その導電材料11a,11bが各素子パターン11に追加されることによって高密度な素子パターン11A,11Bからなる高密度な導電パターンを得ることが可能になり、これにより既存の周波数選択板10についての共振周波数を容易に低下させることができる。
このように、本実施例1に係る周波数選択板の修正方法によれば、一旦製作された周波数選択板10の性能(周波数選択性)を容易に修正することができるので、この修正方法を用いて周波数選択板10の性能修正を行うことで、従来は不良品として廃棄処分していた周波数選択板10の再利用が可能になり、環境保護の観点からも有用である。また、周波数選択板を再利用することができるので、設計段階における周波数選択板の開発費用を低減することができ、ひいては製品原価の低減にも寄与することが可能となる。
尚、本実施例1においては性能修正を一回しか行っていないが、所望の共振周波数になるまで何度でも上記の如き性能修正を行ってもよい。また、修正対象の周波数選択板10が有する全ての素子パターン11を同一パターン形状の素子パターン11A又は素子パターン11Bへと修正しているが、各素子パターン11の内の少なくとも一つを異なるパターン形状のものに修正してもよい。例えば、一枚の周波数選択板に素子パターン11A又は素子パターン11Bが混在していてもよい。
次に、本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例2を図9〜図11に基づいて説明する。
本実施例2は、前述した実施例1における複数のクロスダイポール型の素子パターン11からなる導電パターンに替えて、図9に示す正方形ループ型の素子パターン21が格子状に複数設けられた導電パターンを有する周波数選択板の性能修正に関するものである。
本実施例2にあっては、その正方形ループ型の素子パターン21の密度を高める為に、図9に示す如く、その素子パターン21に対して、この素子パターン21と導通するように導電インクや半田等の導電材料(新たな導電部)21aを追加する。ここでは、直線状の導電材料21aを素子パターン21の四つの辺の中間部分に追加して、新たな素子パターン21Aを形成している。
尚、本実施例2にあっても、前述した実施例1の場合と同様に、その導電材料21aに対応する位置に孔が形成された修正用マスクで導電材料21aの追加を行う。
ここで、その正方形ループ型の素子パターン21に追加する導電材料は、その形状,位置共に図9に示す態様に限定するものではない。
例えば、素子パターン21の四つの辺に矩形(ここでは正方形)の導体パッチ型の導電材料21bを追加して図10−1に示す新たな素子パターン21Bを形成してもよく、矩形(ここでは正方形)のループ型の導電材料21cを追加して図10−2に示す新たな素子パターン21Cを形成してもよい。
ここで、本実施例2にあっても、前述した実施例1の場合と同様に、修正前の素子パターン21,修正後の素子パターン21A,21B,21Cについて夫々モーメント法を用いて性能解析を行った。そこで、その結果を図11に示す。この図11において、実線で示したものは修正前の素子パターン21についての解析結果を、破線で示したものは修正後の素子パターン21Aについての解析結果を、一点鎖線で示したものは修正後の素子パターン21Bについての解析結果を、二点鎖線で示したものは修正後の素子パターン21Cについての解析結果を示す。尚、この図11においては、夫々の修正後の素子パターン21A,21B,21Cは略同等の波形になっている。また、ここでの修正前の素子パターン21も共振周波数が10GHzのものとする。
この解析結果によれば、素子パターン21に導電材料21a又は導電材料21b又は導電材料21cを追加した修正後の素子パターン21A又は修正後の素子パターン21B又は修正後の素子パターン21Cは、夫々共振周波数が9GHzに低下していることが判る。即ち、上述したが如く周波数選択板の素子パターン21に導電材料21a又は導電材料21b又は導電材料21cを追加することによって、共振周波数を10%低下させた周波数選択板を得ることができる。
以上のことから、本実施例2の正方形ループ型の素子パターン21にあっても、導電材料21a,21b,21cを追加することによって、前述した実施例1と同様の効果を奏することができる。
尚、本実施例2にあっても、前述した実施例1の場合と同様に、修正対象の周波数選択板が有する全ての素子パターン21の内の少なくとも一つを異なるパターン形状のものに修正してもよい。
次に、本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例3を図1,図6,図12,図13に基づいて説明する。
本実施例3は、前述した各実施例1,2の如く性能修正対象の周波数選択板の素子パターンに新たな導電部(導電材料)を直接追加するのではなく、修正用の新たな導電部が設けられた修正用周波数選択板を性能修正対象の周波数選択板に重ね合わせることにより、共振周波数の低下を図るものである。ここでは、図1に示す周波数選択板10を用いて、本実施例3の性能修正方法を例示する。
先ず、本実施例3の性能修正方法にあっては、例えば夫々のセルに新たな導電部31を有する図12に示す如き性能修正用の周波数選択板30の形成を行う。ここで、この周波数選択板30の新たな導電部31は、前述した実施例1の周波数選択板10の一つのセルにおいて追加される四つの導電材料11aと同等の位置,形状を有するものである。
そして、図13に示す如く性能修正対象の周波数選択板10の素子パターン11を有する面10aと修正用周波数選択板30の新たな導電部31を有する面30aとを重ね合わせて、図6に示す新たな素子パターン11Aを有する新たな周波数選択板10Aの形成を行う。
このようにして形成された新たな周波数選択板10Aは、前述した実施例1の場合と同様に、修正前の周波数選択板10に対して共振周波数が20%低下する。
このことから、本実施例3に係る周波数選択板の修正方法によれば、一旦製作された周波数選択板10の性能(周波数選択性)を修正用周波数選択板30との重ね合わせによって容易に修正することができる。そして、これが為、本実施例3に係る周波数選択板の修正方法は、従来は不良品として廃棄処分していた周波数選択板10の再利用を可能にし、環境保護にも寄与することができる。また、周波数選択板を再利用することで、設計段階における周波数選択板の開発費用を低減させ、ひいては製品原価の低減をも図れる。
尚、本実施例3にあっても、前述した実施例1,2の場合と同様に、修正対象の周波数選択板10が有する全ての素子パターン11の内の少なくとも一つを異なるパターン形状のものに修正してもよい。
次に、本発明に係る周波数選択板の修正方法は、仮に何らかの原因で周波数選択板の導電パターン(具体的には素子パターン)に欠損が生じた場合に、その欠損部分の修正(補修)を行う為に使用してもよい。以下に、かかる場合の周波数選択板の修正方法の実施例4について図1,図14,図15を用いて説明する。
例えば、図14に示す如く、製作された周波数選択板40の複数の素子パターン41の中に欠損41aのある素子パターン41Aが見つかったとする。かかる場合、本実施例4にあっては、その周波数選択板40の各素子パターン41に対応する孔42aが形成された図15に示す修正用マスク42を用意し、この修正用マスク42を用いて欠損41aの箇所の補修を行う。即ち、その修正用マスク42を周波数選択板40に重ね合わせ、導電インクや半田等の導電材料の印刷又は塗布を行う。これにより、図1に示す補修された素子パターン41Aを有する周波数選択板40Aが出来る。
このように、本発明に係る周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板40の素子パターン41に欠損41aが生じたとしても、その補修を容易に行うことができる。そして、これにより周波数選択板の歩留りを向上させることができるので、製造費用の低減が可能となる。
尚、本実施例4の修正用マスクとしては、欠損41aの箇所に対応する孔が形成されたものを使用してもよい。ここで、この修正用マスクの孔は、欠損している素子パターン41Aと追加(補修)される導電材料とが導通するだけの大きさ(即ち、ここではその素子パターン41と導電材料とが重なり合うだけの長さ)に形成する。
以上のように、本発明に係る周波数選択板の修正方法は、一旦製作された周波数選択板の再利用に有用であり、特に、その周波数選択板の性能修正に適している。
本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例1における修正対象の周波数選択板,及び実施例4における修正後の周波数選択板を示す平面図である。 実施例1における修正対象の周波数選択板の素子パターンと当該素子パターンに導電材料を追加した新たな素子パターンを示す図である。 実施例1で使用する修正用マスクの一例を示す平面図である。 実施例1の修正工程を説明する説明図であって、修正対象の周波数選択板を載置台に載置した状態を示す図である。 実施例1の修正工程を説明する説明図であって、図4−1に示す修正対象の周波数選択板に修正用マスクを重ねる工程を示す図である。 実施例1の修正工程を説明する説明図であって、図4−1に示す修正対象の周波数選択板に修正用マスクを重ね合わせた状態を示す図である。 図4−3に示す修正対象の周波数選択板と修正用マスクとの重ね合わせ状態を示す平面図である。 実施例1で修正した周波数選択板を示す平面図である。 実施例1における修正対象の周波数選択板の素子パターンに導電材料を追加した新たな素子パターンの他の例を示す図である。 実施例1における修正前後の素子パターンについての性能解析結果を示す図である。 本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例2における修正対象の周波数選択板の素子パターンと当該素子パターンに導電材料を追加した新たな素子パターンを示す図である。 実施例2における修正対象の周波数選択板の素子パターンに導電材料を追加した新たな素子パターンの他の例を示す図である。 実施例2における修正対象の周波数選択板の素子パターンに導電材料を追加した新たな素子パターンの更に他の例を示す図である。 実施例2における修正前後の素子パターンについての性能解析結果を示す図である。 本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例3における修正用周波数選択板を示す平面図である。 実施例3の修正工程を説明する図であって、修正対象の周波数選択板と修正用周波数選択板を重ねる工程を示す斜視図である。 本発明に係る周波数選択板の修正方法の実施例4における素子パターンの一部が欠損している修正対象の周波数選択板を示す平面図である。 実施例4で使用する修正用マスクの一例を示す平面図である。
符号の説明
10,40 修正対象の周波数選択板
10A,40A 修正後の周波数選択板
11,21,41 修正前の素子パターン
11a,11b,21a,21b,21c 追加する新たな導電部(導電材料)
11A,11B,21A,21B,21C,41A 修正後の素子パターン
12,42 修正用マスク
12a,42a 孔
30 修正用周波数選択板
41a 欠損

Claims (3)

  1. 修正対象たる周波数選択板の夫々の素子パターンに対して当該素子パターンと導通する新たな導電部の追加工程を設けたことを特徴とする周波数選択板の修正方法。
  2. 修正対象たる周波数選択板に、該周波数選択板の夫々の素子パターンと導通する追加対象の新たな導電部に対応させた孔を少なくとも有する修正用マスクを重ね合わせる工程と、
    前記修正用マスクを介して導電材料を印刷又は塗布し、前記新たな導電部を追加する工程と、
    を設けたことを特徴とする周波数選択板の修正方法。
  3. 修正対象たる周波数選択板に、該周波数選択板の夫々の素子パターンと導通する追加対象の新たな導電部が設けられた修正用周波数選択板を重ね合わせる工程を設けたことを特徴とする周波数選択板の修正方法。
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